JP5645206B2 - 進歩した燃料crudサンプリングツール方法 - Google Patents

進歩した燃料crudサンプリングツール方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5645206B2
JP5645206B2 JP2012521790A JP2012521790A JP5645206B2 JP 5645206 B2 JP5645206 B2 JP 5645206B2 JP 2012521790 A JP2012521790 A JP 2012521790A JP 2012521790 A JP2012521790 A JP 2012521790A JP 5645206 B2 JP5645206 B2 JP 5645206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crud
layer
scraping
fuel rod
brushing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012521790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013500472A (ja
Inventor
ジー.エム. ポップ ミハイ
ジー.エム. ポップ ミハイ
エイ. ピュー アンソニー
エイ. ピュー アンソニー
エス. ラマンナ ローレンス
エス. ラマンナ ローレンス
ティー. ウィルス ジョン
ティー. ウィルス ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Framatome Inc
Original Assignee
Areva Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Areva Inc filed Critical Areva Inc
Publication of JP2013500472A publication Critical patent/JP2013500472A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5645206B2 publication Critical patent/JP5645206B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/017Inspection or maintenance of pipe-lines or tubes in nuclear installations
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/04Devices for withdrawing samples in the solid state, e.g. by cutting
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/22Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by measuring secondary emission from the material
    • G01N23/225Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by measuring secondary emission from the material using electron or ion
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/06Devices or arrangements for monitoring or testing fuel or fuel elements outside the reactor core, e.g. for burn-up, for contamination
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C19/00Arrangements for treating, for handling, or for facilitating the handling of, fuel or other materials which are used within the reactor, e.g. within its pressure vessel
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N2001/028Sampling from a surface, swabbing, vaporising
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2223/00Investigating materials by wave or particle radiation
    • G01N2223/60Specific applications or type of materials
    • G01N2223/625Specific applications or type of materials nuclear fuels, laser imploded targets
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

本発明は、原子炉、特に炉心に格納された核燃料集合体内の核燃料棒のためのCRUD分析法及びツールに関する。
背景
水冷却原子炉において、活性化した腐食生成物及び摩耗生成物が水中に溶解させられる。これらの生成物の溶解度は、原子炉条件、すなわち、主として、温度、与えられた溶解されたH2濃度におけるpH、及び一次冷却材の化学的性質に応じて変化し、これらの全ての条件は、冷却回路に沿って、また燃料サイクルの間に、変化する場合がある。これらの変化は、一次冷却回路の1つの箇所における金属材料溶解と、別の箇所における回路表面への堆積を生じる。堆積物は、一般的に、析出反応によって生ぜしめられ、通常、下側に位置する基板に強固に付着することができる凝集した固体粒子から形成されている。チョークリバー未確認物質(Chalk River Unidentified Deposits)の頭字語であるCRUDは、これらの堆積物を特徴付けるために一般的に使用されている。CRUD堆積は温度に依存し、最も高い温度の表面においてより急速に堆積する傾向があり、これは、状況をさらに悪化させる。原子炉回路において、最も高い温度の表面は核燃料棒被覆管である。熱的及び液圧的条件は堆積において主要な役割を果たすので、炉心内において堆積物はサブクール核沸騰領域において予測されることができ、このメカニズムは、より高い温度表面位置、低乱流領域、及び一次冷却材における高不純物濃度において、不純物濃度及び溶解度の低減を助ける。時間が経過すると、材料は、濃縮二酸化ウラン、又は二酸化ウラン及び二酸化プルトニウムから形成された混合酸化物等の核分裂性材料を含有する核燃料棒のジルコニウム基合金被覆管の外側酸化面に集積する恐れがある。燃料棒被覆管におけるCRUD堆積は燃料棒表面から一次冷却材への熱伝達係数を減じ、これは、より高い燃料棒温度を生じ、ひいては、ジルコニウム被覆管の増大した酸化を生じる。より厚い局所CRUDは、ホウ素等の正規析出(specie precipitation)を許容し、これは、燃料棒の単位面積当たりの与えられた量を超えると、局所的な原子力シフトにつながる恐れがある。
燃料集合体に堆積したCRUDの分析を行うために、試料は、燃料棒の外側を機械的にブラッシング又は掻き取りすることによって採取されなければならない。この機械的なブラッシングを行うために使用されるシステムは、一方の端部において、与えられた構成の回転するブラシと、剛毛材料とを有する機械的なアームから成る。機械的なブラシは、CRUDの表面をブラシ掛けし、アームに加えられる圧力と剛毛材料の選択とに応じて、CRUD堆積物の一部又は全部を収集する。機械的な掻取りを行うためのシステムは、燃料棒が押し付けられるための剛性の部材を有しており、これにより、剛性の部材が燃料棒上を移動させられた時に緩いCRUDを燃料棒の残りからせん断する。CRUD堆積物を収集するために使用される別の方法は、回転ホイール掻き取り法であり、この場合、高い研磨性の材料が回転中に燃料棒の表面に押し付けられる。全ての前記メカニズムは、手動の装置又は機械的な装置において実施される。
より具体的には、CRUDは、不均一な材料であり、空隙率は、堆積物の厚さにおいて変化している。通常、厚さの小さな堆積物と、より厚い堆積物の外側とは、70%〜80%のオーダ以上の比較的高い空隙率を特徴とし、綿毛状(fluffy)の脆い様相を有している。厚い堆積の場合、堆積物厚さの60%までは、50%未満の空隙率を有する固着性(tenacious)であってよい。CRUD組成は、熱絶縁物として作用することによって又は腐食プロセスを化学的に助けることによって、燃料棒被覆管腐食に局所的に極めて影響する恐れがある。CRUDの横断面の様々な位置における元素分布(Fe,Cr,Ni,Co,Si,Zn等)、個々の結晶化学的性質、結晶の寸法及び形態を知ることは、適切な監視計画を規定するために基礎的な重要性がある。したがって、堆積物の空隙率及び密度によりよく応答し、どれだけの量及びどのようなタイプのCRUD材料を始動の間又はシーケンス交換の間に飛沫同伴することができるか(綿毛状CRUD)、及びどれだけの量及びどのようなタイプのCRUDが運転条件にかかわらずピン表面に付着したままであるかについてのよりよい回答を提供する、CRUDの異なる収集を許容する方法が必要とされている。
既存の装置は、CRUD分析の有効性を制限する主要な欠点を有する。つまり、綿毛状CRUDと固着性CRUDとが一緒に収集されるので、試料の混合につながり、原子炉のさらなる運転のための最良の監視計画及び関連する動作プランを規定するために必要とされる重要な情報を損失するということである。
引用したことにより本明細書に記載されたものとする米国特許第7132651号明細書は、CRUD薄片の収集及び分析のための方法を開示している。
発明の概要
核燃料棒の外部における綿毛状CRUDと脆い固着性CRUDとの別々の収集及び分離を許容するCRUD除去方法を提供する必要である。
核燃料棒の外側の同じ幾何学的表面における綿毛状CRUD及び固着性CRUDの別々の収集を許容するCRUD除去方法を提供することも必要である。
本発明の目的は、綿毛状CRUDと固着性CRUDとの収集及び分析の分離を許容する、核燃料棒の外側に堆積したCRUDの物理的特性を決定するための、核燃料棒のためのブラッシング及び掻き取りを組み合わせるCRUD分析の方法を提供することである。
本発明は、核燃料棒に、燃料棒の外側においてCRUDの第1の層及び第2の層を提供し、CRUDの第1の層を燃料棒からCRUDツールを用いて、選択された領域においてブラッシングし、この場合、ツールはブラッシング装置を有しており、燃料棒におけるブラッシング装置に加えられる力は、CRUDの第1の層の除去を許容するように規定され、ブラッシング装置からCRUDの第1の層を収集し、ツールを用いて燃料棒の選択された領域からCRUDの第2の層を掻き取り、この場合、ツールは掻き取り装置を有しており、燃料棒上の掻き取り装置に加えられる力は、CRUDの第2の層の除去を許容するように規定され、掻き取り装置からCRUDの第2の層を収集し、CRUDの第1の層及び第2の層を走査型電子顕微鏡を用いて分析することを含む、核燃料棒における2つのタイプのCRUDの分析を行うための方法を提供する。
発明の好適な実施の形態が図面に関連して説明される。
本発明の第1の実施の形態と一致するブラシ/掻き取りツールを示す図である。 本発明の第2の実施の形態による燃料棒に適用されたツールのブラッシング装置を示す図である。 第2の実施の形態による燃料棒に作用するツールの掻き取り装置を示す図である。 本発明による別個の綿毛状のCRUD及び固着性のCRUDを備えた、BWRにおける燃料棒領域によるCRUD分布を示す図である。
図面の詳細な説明
図1は、二段階プロセスを介して燃料CRUDサンプリングを行うように設計されたCRUDブラッシング及び掻き取りツール2の第1の実施の形態を示している。ツール2は、ブラッシング装置4及び掻き取り装置8を収容したツールヘッド3を有している。掻き取り装置8はブレード18を有する。ブラッシング装置4は、二段階ブラッシング及び掻き取り方法を行うことができるように、ブレード18の面19よりも延出したプラスチックの剛毛6を有している。例示した実施の形態において、掻き取り装置8及びブラッシング装置4は互いに対して固定されている。ツールヘッド3は、研磨材料ホイール等の他のツールを収容するための能力を有する。
図2は、綿毛状CRUDの第1の層10と固着性CRUDの第2の層12とによって被覆された燃料棒14の表面を示している。ブラッシング装置4は、綿毛状CRUDを払い落とすことによって燃料棒14の選択された表面20から綿毛状CRUDの第1の層10を除去するために使用され、掻き取り装置8は引っ込められている。ブラッシング装置4は、矢印Aによって示したように前後に移動し、燃料棒14の選択された表面20において剛毛6を前後に移動させ、これによって、初期試料を獲得し、ブレードが接触することなく綿毛状CRUDの緩い第1の層10を除去する。ブラッシング装置4の剛毛6を選択された表面20に係合させるためにツール20に所定の力F1が加えられる。加えられる圧力の大きさは、ブレード18が第1の層10と接触することなく綿毛状堆積物の除去の適時の成功を許容するように規定される。F1は2〜60psiであってよい。剛毛6は、燃料棒14の選択された表面2から綿毛状CRUDの第1の層10を除去する。ブラッシング装置4の剛毛6は好適にはナイロンであるが、様々なプラスチック材料又は柔軟な材料がこの用途に適している。プラスチック剛毛又はその他の選択されたブラッシング材料を備えた回転ディスク等の他のブラッシングツール構成が使用されてもよい。燃料棒14から除去されると、綿毛状CRUDの第1の層10は、プロセスの第2段階、つまり掻取りの前後又はそれと並行して分析されてよい。綿毛状CRUDの第1の層10は個々に分析される。
図3は、燃料棒14の同じ、前に選択された表面20に適用されたツール2の掻き取り装置8を示しており、ブラッシング装置4は引っ込められている。発明の第1の実施の形態において、接触圧を高めることによって、選択された表面20にブレード18が当て付けられる。例示した第2の実施の形態において、ブラッシング装置4と掻き取り装置8とは、互いに対して方向Dに可動であり、その代わりに、互いに対して方向A又はその他のあらゆる方向に可動であることができる。第1の実施の形態、第2の実施の形態、及び択一的な実施の形態において、ツール2は、ブラッシング段階と掻き取り段階との間に再位置決めされる必要はない。綿毛状CRUDの第1の層10は、ブラッシング装置4を介して既に除去されている。燃料棒14の選択された表面20においてブラッシングが行われた後、掻き取りブレード18が当て付けられる。ブレード18は、図3に矢印Aによって示したような方向に前後に移動する。前後の移動Aは、同じ選択された領域20において行われる。最も高いツール圧力設定、すなわち所定の力F2は、第2のサンプルを得るために、ブレード18のブレード表面19が燃料棒14の選択された表面20と完全に接触することを保証するように、ツール2に加えられる。前記第2のサンプルは、固着性CRUDの第2の層12であり、場合によっては、酸化ジルコニウム層16である。F2はF1〜60psi、好適には15〜60psiであってよい。ブレード18は好適には、潜在的な腐食を防止するように選択された剛性の材料、例えば、ステンレス鋼、又は好適にはジルコニウム合金から形成されている。次いで、固着性CRUDの第2の層12の収集物は個々に分析される。
燃料棒14のブラッシング及び掻取りの後、選択された表面20は、水中ビデオカメラを利用して視覚的に検査される。視覚的検査は記録され、次いで、当業者によって読み取られる。固着性CRUDの実質的な第2の層12が残っているならば、ツールヘッド3は、固着性CRUD材料の第2の層12の全てを除去するために、最も高い圧力セッティングF2で係合させられる研磨材料ホイール等の研磨ストーンを備えるように構成される。ストーン装置は、ブラッシング装置と掻き取り装置とが作業したのと同じ位置に再位置決めされる。ストーン装置は、全ての固着性CRUDの第2の層12及び全ての酸化ジルコニウム層16が燃料棒14の表面から除去されて燃料棒14の表面のクリーンなベース金属が見えるようになるまで使用される。ツール2のオートメーションにおけるシーケンスは、燃料棒14の同じ幾何学的な選択された表面20において、ブラッシング装置4の第1の配備と、掻き取り装置8の第2の配備とを、2つの異なるサンプル、つまり綿毛状CRUDの第1の層10と固着性CRUDの第2の層12とを収集するフィルタ媒体の交換を許容するための十分な時間を空けて、許容し、場合によっては、研磨ストーン装置によって、ブレード掻取りの後に、同じ表面における最終的なパスを許容する。綿毛状CRUDの第1の層10及び固着性CRUDの第2の層12の量及び質に関する別々の情報を得ることは、CRUD搬送現象及び、発電所の運転及び原子力発電所の様々な構成部材の作動レベルへのその効果のよりよい理解を提供する。
ブラッシング装置4によって綿毛状CRUDの第1の層10をブラッシングし、その後、掻き取り装置8によって掻き取り移動を行うことは、同じ選択された表面20からの、綿毛状CRUDの第1の層10と、固着性CRUDの第2の層12との収集の分離を提供し、これにより、CRUD層堆積に関する貴重な情報を得ることができる。ブラッシングの後に掻取りを行うこのような方法は、堆積物の大部分が綿毛状CRUDの第1の層10であるようなプラントにおいて極めて貴重である。これは、同じ運転条件の間の化学種の搬送に対する、綿毛状CRUDの第1の層10における化学種の寄与を決定する場合に重要である。
綿毛状CRUDの第1の層10及び固着性CRUDの第2の層12の収集された薄片は、粒子分級に個々に分類され、走査型電子顕微鏡(SEM)を含む多くの分析ツールを用いて分析され、ツール2は、CRUDのタイプに対応する弾性を備える剛毛を有するブラッシング装置4と、予想されるCRUD堆積物のせん断強さに適合する剛性を備えるブレード18とを有する。CRUD分析の方法は、引用により本明細書に記載されたものとする米国特許第7132651号明細書に記載されたものと同じである。このような方法は、以下では簡単に説明するが、米国特許第7132651号明細書にさらに開示されている。前記特許に開示された方法は、綿毛状CRUDの第1の層10と、固着性CRUDの第2の層12とのそれぞれに適用される。
本発明のための1つのこのような分析方法は、走査型電子顕微鏡(SEM)に取り付けられた電子後方散乱回折(EBSD)を提供し、そうでなければ、結晶系、単位格子の格子定数、及び薄片の元の部分に属するグループ結晶のポイントを決定するためにSEM装置を作動させることを含む。本発明は、核燃料棒におけるCRUD薄片断面の分析のための方法も提供する。本発明は、薄片の結晶の形態を決定し、薄片の結晶の寸法を決定し、薄片の様々な位置における元素分布を相関させ、その場合、この分布は、取り付けられたエネルギ分散型分光計を備えたSEMによって得られ、元素分布によって、結晶中の鉄濃縮及び銅、亜鉛及びケイ素等の他の種の濃縮の除去を決定し、鉄濃縮及び銅、亜鉛及びケイ素等の他の種の濃縮の除去を、結晶の寸法及び形態と相関させるステップを提供する。
SEMは、米国特許第7132651号明細書にさらに詳しく説明されているように、顕微鏡エネルギ分散型分光計(SEM/EDS)において使用されてよい。SEMは、CRUDからのデータの集合における局所的なCRUD特性の決定的な情報を外挿及び積分するために、従来利用可能なバルク技術(ICP、XRD及びガンマ線分光)と関連して使用される。薄片空隙率は薄片のSEM画像に基づいて推定されてよい。CRUDは、核燃料棒の欠陥のない領域よりも欠陥のある領域において著しく高密度になってよい。
本発明の二段階方法は、第1の照射された燃料棒と第2の照射された燃料棒との間の、綿毛状CRUDの含有量と量との微分を許容し、元から第1の燃料棒に堆積した綿毛状CRUDの、第2の燃料棒における飛沫同伴のレベルの評価を許容する。本発明の二段階方法は、第1及び第2の照射された燃料棒から、第3の照射された燃料棒における綿毛状CRUDの搬送及び飛沫同伴を理解するために使用することもできる。図4は、本発明の新たなサンプリング及び分析方法を使用することが、どのCRUDが飛沫同伴のために利用可能であり、どのCRUDが燃料棒に密着性であり、綿毛状CRUD及び固着性CRUDの軸方向分布がどのようになっているかに対する量的回答を提供することを示している。ブラッシング装置4の後に掻き取り装置8を使用することは、典型的に、ほぼ100%の燃料棒堆積物を除去し、この堆積物は被覆管の近くの酸化ジルコニウムを含む。図4において、Bは、ブラシ掛けされた綿毛状CRUD収集物に対応し、Sは掻き取られた固着性CRUDに対応し、Tは両者の合計を表している。収集は、スパン中央(MS)における、2つの隣接するスペーサ格子の間の照射された燃料棒において行われる。例示した実施の形態において、エレベーション1は燃料棒の底部から第1及び第2のスペーサ格子の間であり(MS 1−B)、エレベーション7は燃料集合体の底部から7番目と8番目のスペーサ格子の間(MS 7−B)である。分析は、綿毛状CRUD及び固着性CRUDの両方のために利用可能なタイプのCRUDによる合計量の分離をも許容する。本発明によるブラッシング装置4の後に掻き取り装置8を使用することは、綿毛状CRUDの割合を知り、これを、次の照射サイクルの開始時にCRUD再分布の範囲に相関させることにおいて極めて有効であることが証明された。さらなるCRUD再分布は、潜在的に、新規の燃料集合体におけるより重い負荷を生じる恐れがある。
前記明細書において、発明は、その特定の典型的な実施の形態及び実施例に関連して説明された。しかしながら、以下の請求項に示されたような発明のより広い精神及び範囲から逸脱することなく、前記実施の形態及び実施例に対して様々な変更を加えてもよいことは明らかになるだろう。したがって、明細書及び図面は、限定的な意味ではなく、例示として見なされるべきである。

Claims (19)

  1. 核燃料棒における2つのタイプのCRUDの分析を行うための方法において、
    燃料棒に、該燃料棒の外側においてCRUDの第1の層及び第2の層を提供し、該第2の層は前記第1の層の下側にあり、
    選択された領域において、CRUDツールを用いて、燃料棒からCRUDの第1の層をブラッシングし、この場合、ツールはブラッシング装置を有しており、CRUDの第1の層を除去するために、燃料棒上のブラッシング装置に第1の力が加えられ、該第1の力は、このような除去を行うために十分であり、
    ブラッシング装置からCRUDの第1の層を収集し、
    ツールを用いて、選択された領域において、燃料棒からCRUDの第2の層を掻き取り、この場合、ツールは掻き取り装置を有しており、掻取りのためにツールに第2の力が加えられ、
    掻き取り装置からCRUDの第2の層を収集し、
    走査型電子顕微鏡を用いて、CRUDの第1の層と第2の層とを別々に分析することを特徴とする、核燃料棒における2つのタイプのCRUDの分析を行うための方法。
  2. 掻き取り装置がブレードである、請求項1記載の方法。
  3. ブラッシング装置が剛毛である、請求項1又は2記載の方法。
  4. 掻き取り装置及びブラッシング装置が互いに対して固定されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 掻き取り装置及びブラッシング装置が互いに対して可動であり、ブラッシング装置及び掻き取り装置が、他方が使用中には引っ込められている、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 第2の層の掻取りの間に加えられる前記第2の力が、第1の層のブラッシングの間に加えられる前記第1の力よりも高い、請求項1記載の方法。
  7. 第1の層及び第2の層のCRUDを粒子分級に分類することを含む、請求項1記載の方法。
  8. ブラッシング装置に加えられる前記第1の力が、2〜60psiである、請求項6記載の方法。
  9. 掻き取り装置に加えられる第2の力が、15〜60psiである、請求項6記載の方法。
  10. 残りのCRUDのために選択された領域を視覚的に検査することを含む、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. CRUD材料の第2の層が少しでも選択された領域において燃料棒に残留しているならば、掻き取り装置の後にストーン装置を係合させることを含み、掻取りの第2の力がストーン装置に加えられる、請求項10記載の方法。
  12. ストーン装置がホイールである、請求項11記載の方法。
  13. ホイールが研磨材料から形成されている、請求項12記載の方法。
  14. ブレードがステンレス鋼である、請求項2記載の方法。
  15. ブレードがジルコニウム合金から形成されている、請求項2記載の方法。
  16. 剛毛が、柔軟な材料又はプラスチック材料である、請求項3記載の方法。
  17. 剛毛がナイロンである、請求項16記載の方法。
  18. CRUDの第2の層はCRUDの第1の層よりも小さな空隙率を有する、請求項1記載の方法。
  19. CRUDの第1の層は綿毛状であり、CRUDの第2の層は固着性である、請求項18記載の方法。
JP2012521790A 2009-07-23 2010-07-22 進歩した燃料crudサンプリングツール方法 Expired - Fee Related JP5645206B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US27159809P 2009-07-23 2009-07-23
US61/271,598 2009-07-23
PCT/US2010/042932 WO2011011622A1 (en) 2009-07-23 2010-07-22 Advanced fuel crud sampling tool method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013500472A JP2013500472A (ja) 2013-01-07
JP5645206B2 true JP5645206B2 (ja) 2014-12-24

Family

ID=43497329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012521790A Expired - Fee Related JP5645206B2 (ja) 2009-07-23 2010-07-22 進歩した燃料crudサンプリングツール方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9530527B2 (ja)
EP (1) EP2457235B1 (ja)
JP (1) JP5645206B2 (ja)
ES (1) ES2594481T3 (ja)
WO (1) WO2011011622A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101410757B1 (ko) 2012-11-02 2014-07-02 한국원자력연구원 사용후핵연료 피복관 크러드채취장치
US9478319B2 (en) * 2013-01-28 2016-10-25 Areva Inc. Method of operating a power generator based on noble metal induced oxidation of a heat transfer surface
US11573156B2 (en) * 2019-01-15 2023-02-07 Westinghouse Electric Company Llc Minimally invasive microsampler for intact removal of surface deposits and substrates

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3806979A (en) * 1973-01-12 1974-04-30 Swift & Co Rail cleaning system
US3871139A (en) * 1974-05-10 1975-03-18 Rands Steve Albert Multiple-compliant-bristle, self-centering self-sizing rotary abrasive hone
US4063962A (en) * 1976-04-07 1977-12-20 General Atomic Company Method and apparatus for cleaning nuclear fuel elements
US4286416A (en) * 1978-08-01 1981-09-01 Westinghouse Electric Corp. Segmented flexible hone
JPS55101033A (en) * 1979-01-26 1980-08-01 Toshiba Corp Sample collector for sticking depost to pipe surface
SE421993B (sv) * 1980-07-08 1982-02-15 Stenkvist Bjoern G Anordning for provtagning av celler fran cervix
FR2504307A1 (fr) 1981-04-17 1982-10-22 Framatome Sa Procede et appareillage de prelevement de depots sur des elements combustibles irradies
US4683109A (en) * 1985-02-19 1987-07-28 Westinghouse Electric Corp. Debris removal system for a nuclear fuel assembly
CA1274322C (en) * 1987-11-23 1990-09-18 Walter E Muth SAMPLING ON A PRESSURE TUBE OF A REACTOR
CA1284307C (en) * 1988-03-03 1991-05-21 Normand Morin Conveyer belt scraper
JP2738732B2 (ja) * 1988-09-16 1998-04-08 株式会社日立製作所 劣化度予測装置および方法
JP2735307B2 (ja) * 1989-08-25 1998-04-02 株式会社日立製作所 狭あい部検査装置
US5838752A (en) * 1996-02-20 1998-11-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus and method for carrying out workings at reactor bottom
JPH11142577A (ja) * 1997-11-07 1999-05-28 Hitachi Ltd 酸化膜厚測定システム
JPH11344315A (ja) * 1998-06-02 1999-12-14 Hitachi Ltd 遠隔式付着物厚さ測定方法
JP3709515B2 (ja) * 2000-02-28 2005-10-26 株式会社日立製作所 原子炉構造物の腐食抑制のモニタリング方法
JP2001281386A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Toshiba Corp 原子炉内機器に対する作業方法
US6466637B2 (en) * 2000-05-31 2002-10-15 Framatome Anp Inc. CRUD collection system
US6809283B2 (en) * 2002-08-19 2004-10-26 General Electric Company Noble metal in-situ sampling method and apparatus
US6662399B1 (en) * 2003-02-28 2003-12-16 Christopher M. Vairo Ice scraper
US7132651B2 (en) * 2004-04-23 2006-11-07 Framatome Anp, Inc. In-situ BWR and PWR CRUD flake analysis method and tool
KR100776991B1 (ko) 2006-03-22 2007-11-21 한전원자력연료 주식회사 크러드 샘플 채취장비
US8804897B2 (en) * 2006-07-21 2014-08-12 Areva Inc. Integrated method to analyze crystals in deposits
DE102007041408A1 (de) * 2007-08-31 2009-03-05 Westinghouse Electric Germany Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Behandlung und/oder Dekontamination von Oberflächen
US7997118B2 (en) * 2007-09-26 2011-08-16 Dow Global Technologies Llc Scrub testing devices and methods

Also Published As

Publication number Publication date
ES2594481T3 (es) 2016-12-20
EP2457235B1 (en) 2016-07-06
JP2013500472A (ja) 2013-01-07
US9530527B2 (en) 2016-12-27
EP2457235A4 (en) 2014-03-12
EP2457235A1 (en) 2012-05-30
US20110019790A1 (en) 2011-01-27
WO2011011622A1 (en) 2011-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1745490B1 (en) In-situ bwr and pwr crud flake analysis method and tool
EP2044596B1 (en) Integrated method to analyze crystals in deposits
JP5645206B2 (ja) 進歩した燃料crudサンプリングツール方法
Huang et al. The corrosion of aluminium alloy and release of intermetallic particles in nuclear reactor emergency core coolant: Implications for clogging of sump strainers
Olszta et al. High-resolution crack imaging reveals degradation processes in nuclear reactor structural materials
Honda et al. Radiation buildup on stainless steel in a boiling water reactor environment
Jung et al. A Study on the Crystalline Boron Analysis in CRUD in Spent Fuel Cladding Using EPMA X-ray Images
US20150364295A1 (en) Identification of Trace Constituent Phases in Nuclear Power Plant Deposits Using Electron Backscatter Diffraction (EBSD)
Pop et al. PWR Fuel Deposit Analysis at a B&W Plant with a 24 Month Fuel Cycle
Wright et al. Electron probe microanalysis of irradiated and 1600° C safety-tested AGR-1 TRISO fuel particles with low and high retained 110mAg
Jung et al. Comparison of Analysis Results on Three Methods for Sampling Crud, a Radioactive Corrosion Product with Zinc-Injected Spent PWR Nuclear Fuel Rods
Chen Structural investigation of the spinel phase formed in fuel CRUD before and after zinc injection
Smith et al. Evaluation of Aluminum-clad Spent Nuclear Fuel during Drying and Dry Storage
Alage et al. Airborne particle characterization during mechanical cutting operations of prototypic fuel debris simulants
Stempien Irradiated AGR 5/6/7 Compact 5-6-2 Examination Plan
Jung et al. Sampling and Analysis of PWR Primary Cooling System Corrosion Products Using an EPMA
KR100992696B1 (ko) 보론 합금강의 보론 분포도 분석 방법
Bruemmer et al. High-resolution Analytical Electron Microscopy Characterization of Stress Corrosion Crack Tips
Wilson et al. Potential impacts of crud deposits on fuel rod behaviour on high powered PWR fuel rods
Lach et al. In-service Oxidation and IASCC in High Fluence Baffle-Former Bolts Retrieved from a Westinghouse PWR
Stempien et al. AGR-3/4 Compact 1-4 Examination Plan
Jung et al. Analytical Techniques of CRUD by EPMA
Van Rooyen et al. Electron Microscopic Examination of Irradiated TRISO Coated Particles of Compact 6-3-2 of AGR-1 Experiment
Shigenaka et al. Radiation induced segregation at grain boundary in an austenitic stainless steel under ion irradiation
Kima et al. In situ Investigation of Oxide Films on Zirconium Alloy in PWR Primary Water Chemistry

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130826

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131126

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131226

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140109

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140127

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5645206

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees