JP5643874B2 - 鉄道車両用汚物または汚水タンク - Google Patents

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Description

本発明は鉄道車両用汚物または汚水タンクに関するものである。
従来、鉄道車両に搭載される汚物タンクや汚水タンクなどのタンクは、FRP樹脂製又はステンレス製で作られていた。
しかしながら、FRP樹脂製のタンクは、耐腐食性には優れているが、作製する形状に制約があるため、少量多品種の鉄道車両を設計する場合、適さない場合がある。
そのため、ステンレス製のタンクは、作製する形状に自由度があるので、好ましいが、ステンレス製のタンクは、汚物又は汚水中の微生物等により内表面から腐食してしまう問題があった。しかも、従来の汚物タンク等には、腐食を処理するための開口部がないので、タンクの外面からしか処置ができず、内部の腐食を有効に処置する方法がなく、タンク内表面が腐食してしまった場合には、タンクを新生しなければならなかった。
本発明は上記の欠点を無くしたものである。
本発明の鉄道車両用汚物または汚水タンクは、鉄道車両に搭載したステンレス製のタンク本体と、このタンク本体の内表面に設けたコーティング材とよりなり、上記タンク本体は、複数の板材を溶接により接合して形成され、上記いずれかの板材に、手を挿入できる大きさに形成された、上記内表面をコーティングするための開口部と、この開口部を塞ぐフタ部とを設け、上記開口部を有する板材は、溶接時の溶接熱による歪みが出ないように、上記開口部を有する板材の溶接される端部の少なくとも一部に折り曲げ部を形成する共に、この板材に溶接される他の板材の端部にも折り曲げ部を形成し、これら板材の折り曲げ部を重ねわせて、その折り曲げ部の端部間において溶接されることを特徴とする。
また、上記タンク本体の内表面は荒地仕上げがなされ、この上に上記コーティング材が設けられ、上記コーティング材がエポキシ樹脂であることを特徴とする。
本発明の鉄道車両用汚物または汚水タンクによれば、タンク内表面にコーティングを施したのでタンク内の腐食を防ぐことができる。
また、タンク内表面を荒地処理し、その上にコーティングを施したので、鉄道車両の運転時の振動等によっても、コーティング材の剥がれを防止することができる。
また、開口部を設けたので、タンク内表面のコーティングや、点検、修理が容易になる。そして、継続的なメンテナンスにより、腐食を防ぎ、車両の寿命まで、タンクを使用できるようになる。
また、タンク本体を、複数の板材を溶接により接合して形成するものであるので、少量多品種の鉄道車両に適した形状のタンクを作製することができる。
また、折り曲げ部を設けて板材間を溶接するので、溶接熱による歪みを防ぐことができる。
また、コーティング材としてエポキシ樹脂を用いたので、ステンレスとの密着性を高めることができる。
本発明の鉄道車両用汚物または汚水タンクを一部分解した説明用斜視図である。 本発明の鉄道車両用汚物または汚水タンクの一部の説明用縦断側面図である。 従来の板材の溶接の説明図である。 本発明の鉄道車両用汚物または汚水タンクの一部の説明用斜視図である。 本発明の鉄道車両用汚物または汚水タンクの板材の溶接の説明図である。
以下、図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明の鉄道車両用汚物または汚水タンクは、図1及び図2に示すように、鉄道車両の床下などに搭載される、汚物や汚水を貯蔵せしめるステンレス製のタンク本体1と、このタンク本体1に設けた1又は複数の開口部2と、この各開口部2をそれぞれ塞ぐフタ部3と、上記タンク本体1の内表面1aに設けたエポキシ系の樹脂の塗料などのコーティング材4とよりなる。
また、上記タンク本体1は、例えば、SUS304又はSUS316などのステンレス製であって、複数の平板状の板材5又は、折り曲げられた板材5を互いに溶接により接合して形成されている。
また、上記各開口部2は、それぞれ上記いずれかの板材5に設けられ、そして、この開口部2を通じて、上記タンク本体1の内表面1aがコーティングされ、あるいは、タンク内が点検されたりできるように、手を挿入できる程度の大きさに形成されている。
なお、大きい開口部2を有する板材5aは、溶接時に、溶接熱により、図3に示すように、歪み6が大きく出てしまい、タンクの強度が低下したり、タンクに外部配管等を接続できなくなるおそれがある。なお、7は、板材間を溶接する溶接部を示す。
そこで、板材にその歪み6が出ないように、図4及び図5に示すように、大きい開口部2を有する板材5aの溶接される端部の少なくとも一部を直角方向に折り曲げて、折り曲げ部8を形成すると共に、この板材5aに溶接される他の板材の端部5bも同様に直角方向に折り曲げて、折り曲げ部9を形成し、これら折り曲げ部8、9を重ね合わせ、その折り曲げ部の端部間において溶接するようにする。
なお、開口部2を有しない板材5や、大きな開口部2を有しない板材5の溶接においては、溶接熱の歪みの影響が殆どないので、図3に示す溶接方法と同じように、板材5の端部を折り曲げることなく、溶接するようにする。
また、上記ステンレス製タンク本体2の内表面には、ショットブラスト加工などをして、内表面を荒地仕上げし、上記コーティング材4との密着性を良くする。
また、上記フタ部3の裏面にはガスケットなどのシール部材10を設け、気密性、液密性を確保している。
なお、上記板材5とフタ部3とは、ボルトとナット等による連結手段により結合される。
本発明によれば、ステンレス製のタンク本体1の内表面にコーティング材4が設けられているので、タンク本体1内表面が腐食しずらい。
また、タンク内表面にコーティングをした場合、鉄道車両の運転時の振動等によって、コーティング材が剥がれてしまうおそれがあるが、タンク本体1の内表面がサンドブラスト加工などにより荒地仕上げられて、その上にコーティングがされているので、タンク内表面とコーティング材との密着性が良くなり、鉄道車両の運転時の振動等によっても、コーティング材がはがれることを防ぐことができる。
また、上記コーティング材4が、特に、エポキシ系の樹脂の塗料であれば、耐腐食性に優れ、かつ、ステンレス製との密着性が良く、コーティング材がはがれにくくなる。
また、タンクに開口部2を設けたので、タンク内のコーティングが容易になると共に、点検用としても利用でき、さらに、コーティング材のはがれた部分の補修も容易となる。そして、継続的なメンテナンスにより、腐食を防ぎ、車両の寿命まで、タンクを使用できるようになる。
また、タンク本体を、複数の板材を溶接により接合して形成するものであるので、少量多品種の鉄道車両に適した形状のタンクを作製することができる。
また、大きな開口部2を有する板材5を溶接した場合、溶接熱で板材5に歪みが出てしまい、タンクの強度が低下したり、タンクに外部配管等を接続できなくなるおそれがあるが、折り曲げ部を介して溶接するので、板材に歪みが出るのを防止できるようになる。
1 タンク本体
1a 内表面
2 開口部
3 フタ部
4 コーティング材
5 板材
5a 板材
5b 板材
6 歪み
7 溶接部
8 折り曲げ部
9 折り曲げ部
10 シール部材

Claims (2)

  1. 鉄道車両に搭載したステンレス製のタンク本体と、このタンク本体の内表面に設けたコーティング材とよりなり、
    上記タンク本体は、複数の板材を溶接により接合して形成され、
    上記いずれかの板材に、手を挿入できる大きさに形成された、上記内表面をコーティングするための開口部と、この開口部を塞ぐフタ部とを設け、
    上記開口部を有する板材は、溶接時の溶接熱による歪みが出ないように、上記開口部を有する板材の溶接される端部の少なくとも一部に折り曲げ部を形成する共に、この板材に溶接される他の板材の端部にも折り曲げ部を形成し、これら板材の折り曲げ部を重ねわせて、その折り曲げ部の端部間において溶接されることを特徴とする鉄道車両用汚物または汚水タンク。
  2. 上記タンク本体の内表面は荒地仕上げがなされ、この上に上記コーティング材が設けられ
    上記コーティング材がエポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用汚物または汚水タンク。
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