JP5643044B2 - 岸壁クレーン - Google Patents

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本発明は、港湾や内陸地のコンテナターミナルなどでコンテナの荷役に使用するクレーン等に、地震対策を施した岸壁クレーンに関するものである。
港湾や内陸地等のコンテナターミナルでは、岸壁クレーン、門型クレーン、コンテナトレーラによって、船舶及びトレーラ間のコンテナの荷役を行っている。このコンテナターミナルにおける地震対策として、岸壁クレーンに免震構造を備えたクレーンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図5に、免震装置を設置した従来型の岸壁クレーンの1例を示す。岸壁クレーン1Xは、陸側走行装置3Xに油圧シリンダ等の減衰機構を有する免震装置を有している。この免震装置3Xは矢印で示す様に垂直方向に伸縮する。
また、岸壁クレーン1Xは脚構造物4を有している。この脚構造物4は、海側脚6及び陸側脚7と、この脚を連結する水平材であるポータルタイビーム41と、海側脚6の上方に延伸したマスト37を有している。更に、脚構造物4は、上方にブーム34及びガーダ35を有している。更に、この脚構造物4は、岸壁40に平行な方向(図5の紙面手前から奥の方向)に、海側シルビーム32、陸側シルビーム33を有している。上記のブーム34及びガーダ35に沿って、荷役装置(トロリ)36が走行し、コンテナ39の荷役を行うように構成している。なお、5は走行装置、30は走行装置に設置した車輪、31は岸壁40に敷設したレール、38はコンテナ船を示している。
図6乃至8に、岸壁クレーン1Xの免震構造のモデルを示す。図6に、コンテナの荷役作業等を行う通常時における岸壁クレーン1Xの振動解析用モデルを示す。このモデルは、地表面(岸壁)40上に、免震装置3X(陸側脚に設置した免震装置)を介して、岸壁クレーン1Xの重心である質点mを支持している状態を示している。なお、走行装置5と地表面40は、鉄製の車輪30とレール31で接触しているため、モデルでは紙面に垂直方向の軸を持つピン支持と見なすことができる。また、免震装置3Xは、ダンパー機構16とバネ機構17の組合せで示している。
図7に、岸壁クレーン1Xのモデルに地震動として、海側走行装置と陸側走行装置を交互に浮き上がらせる(上下移動させる)ような縦ねじれ振動S(ロッキングともいう)を加え、質点mが振動している様子を示す。このとき、免震装置3Xには、荷重Fxが生じている。この縦ねじれ振動S0に対して、免震装置3Xが垂直方向に振動を減衰しながら伸縮する。この構造により、質点mの縦ねじれ振動S0を抑制することができる。
しかしながら、平成18年の港湾法改正以降、想定される地震波が大きくなり、現行の免震装置のままでは、図8に示すように、縦ねじれ振動S1により車輪30がレール31から浮き上がる現象が発生する。この車輪30の浮き上がりが発生すると脱輪や着地時の衝撃による破損が問題となる。前述の免震装置では、この走行装置等の破損に対する修理や、交換等に多大な時間とコストがかかるという問題を有している。また、大規模地震に対応するように、免震装置3Xを大型化する等の改造を行うことは、コスト、設置スペース及び重量増加の観点から現実的ではない。
特開2007−284230号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、鉛直方向に伸縮する免震装置を有した岸壁クレーンにおいて、地震発生時に、走行装置の車輪の浮き上がりを防止することができる岸壁クレーンを提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る岸壁クレーンは、免震装置を有する岸壁クレーンにおいて、前記免震装置を、バネ機構と、流体を充填したシリンダ型のダンパー機構を有して鉛直方向に伸縮するように構成すると共に、前記免震装置を、前記岸壁クレーンの走行装置に、又は、該走行装置と脚構造物の間に設置して、2つの前記免震装置で免震ユニットを形成し、該免震ユニットの2つの前記免震装置の前記ダンパー機構のシリンダを流体を充填した連結管で連通し、且つ、該連結管の開閉を行うバルブを有して構成し、地震発生時に、前記バルブを開放して前記連結管を開として、この2つの前記免震装置の前記シリンダ間で流体が移動できるようにして、一方の前記シリンダが鉛直方向に伸長したときに他方の前記シリンダが鉛直方向に収縮し、一方の前記シリンダが鉛直方向に収縮したときに他方の前記シリンダが鉛直方向に伸長するようにしたことを特徴とする。
この構成により、走行装置の車輪がレールから浮き上がることを防止することができる。つまり、荷重を受けて収縮した免震装置のシリンダから、対応する他の免震装置に流体が移動し、この免震装置を伸張することができるためである。
上記の岸壁クレーンにおいて、前記免震ユニットを、一方の前記免震装置を海側に配置した海側免震装置と、他方の前記免震装置を陸側に配置した陸側免震装置とを前記連結管で連結して構成すると共に、前記免震ユニットを2組を有し、地震発生時に、2組の前記免震ユニットがそれぞれ有する前記バルブをそれぞれ開放して前記連結管をそれぞれ開として、前記海側免震装置と前記陸側免震装置の前記シリンダ間でそれぞれ流体が移動できるように構成したことを特徴とする。この構成により、岸壁クレーンに横方向(海陸方向)の縦ねじれ振動が生じた場合に、走行装置の車輪がレールから浮き上がることを防止することができる。
上記の岸壁クレーンにおいて、2組の前記免震ユニットの前記海側免震装置同士と、前記陸側免震装置同士の少なくとも1方前記連結管とは異なる免震ユニット間用の連結管で連結し、該免震ユニット間用の連結管に免震ユニット間用のバルブを設け、地震発生時に、前記免震ユニット間用のバルブをそれぞれ開放して前記免震ユニット用の連結管をそれぞれ開とし、2組の前記免震ユニットにおいて、前記海側免震装置同士の前記シリンダ間、又は、前記陸側免震装置同士の前記シリンダ間で流体が移動できるように構成したことを特徴とする。この構成により、免震ユニット間でも流体が移動するため、複数の免震装置間での流体の移動を実現することができる。つまり、岸壁クレーンに横行方向及び走行方向(岸壁に沿った方向)の縦ねじれ振動が発生した場合であっても、走行装置の車輪がレールから浮き上がることを防止することができる。
上記の岸壁クレーンにおいて、少なくとも1つの前記連結管の途中に、前記流体を充填したタンクを設置したことを特徴とする。この構成により、免震装置間における圧力の伝達速度を向上することができる。これにより、周期の短い地震が発生した場合に、走行装置の車輪がレールから浮き上がることを防止することができる。
本発明に係る岸壁クレーンによれば、鉛直方向に伸縮する免震装置を有した岸壁クレーンにおいて、地震発生時に、走行装置の車輪の浮き上がりを防止することができる岸壁クレーンを提供することができる。
本発明に係る実施の形態の岸壁クレーンを示した概略図である。 本発明に係る実施の形態の岸壁クレーンを示した側面図である。 本発明に係る実施の形態の岸壁クレーンを示した正面図である。 本発明に係る異なる実施の形態の岸壁クレーンを示した概略図である。 従来の岸壁クレーンを示した概略図である。 従来の岸壁クレーンを示した概略図である。 従来想定規模の地震動を受ける、従来の岸壁クレーンを示した概略図である。 大規模の地震動を受ける、従来の岸壁クレーンを示した概略図である。
以下、本発明に係る実施の形態の岸壁クレーンについて、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明に係る実施の形態の岸壁クレーン1の概略図を示す。岸壁クレーン1は、脚構造物4にそれぞれ連結した走行装置5自体、又は脚構造物4とそれぞれの走行装置5の間に2組の免震ユニット8、9を有している。この第1免震ユニット8は、海側免震装置2aと、陸側免震装置3aと、この2つの免震装置2a、3aのシリンダを連通し且つ流体を充填した第1連結管11と、第1連結管の開閉を行う第1バルブ21を有している。同様に第2免震ユニット9は、海側免震装置2bと、陸側免震装置3bと、第2連結管12と、第2バルブ22を有している。
また、第1免震ユニット8と第2免震ユニット9を、第3バルブ23を有する第3連結管13、及び第4バルブ24を有する第4連結管14で連結している。つまり、免震装置2、3に設置したシリンダの流体が、バルブ21、22、23、24(総称してバルブ20という)を有する連結管11、12、13、14(総称して連結管10という)を介して、互いに移動可能に構成している。
ここで、この免震装置2、3は、簡単のためバネ機構を省略し、ダンパー機構(油圧シリンダ等)のみで示している。また、免震装置2、3のダンパー機構は、油圧を利用した機構に限定されない。例えばエアダンパー等、他の流体を使用するダンパー機構(シリンダ)で構成してもよい。
更に、第1免震ユニット8と第2免震ユニット9を、2つの連結管13、14で連結しているが、これは1つで連結してもよい。加えて、海側免震装置2a、2bを第3連結管13で連結したものを、免震ユニットとして構成することもできる。同様に陸側免震装置3a、3bを第4連結管14で連結したものを、免震ユニットとして構成することもできる。加えて、海側免震装置2aと陸側免震装置3bを連結して免震ユニットとして構成することもできる。
なお、4は脚構造物、5は走行装置、6は海側脚、7は陸側脚、34はブーム、35はガーダ、31はレールを示している。また、走行装置5は、車輪30を有している。更に、xはクレーンの横行方向、yはクレーンの走行方向、zは鉛直方向を示している。
図2Aに、通常時の岸壁クレーン1の側面を示す。このとき、第1バルブ21(第2バルブ22)は閉止されており、海側免震装置2a(2b)と陸側免震装置3a(3b)の間に、流体の移動はない。図2Bに、地震発生時のクレーン1の側面を示す。このとき、第1バルブ21(第2バルブ22)は開放されており、海側免震装置2a(2b)と陸側免震装置3a(3b)の間で、流体が自由に移動するように構成している。
次に、免震装置2、3の動作について説明する。なお、側面視で奥に位置する免震装置等(図番でbを付与)も手前側と同様に動作しているものとして説明する。岸壁クレーン1は、地震の発生を、緊急地震速報又は地震計等で検知し、第1バルブ21を開放する。地震動によりクレーン1に生じた荷重F1が、陸側免震装置3aを収縮させる。この陸側免震装置3aの収縮に伴い、内部の流体は、第1連結管11を介して海側免震装置2aに
移動する。この流体の移動により、海側免震装置2aは、強制的に伸張される。従来レール31から浮き上がっていた海側免震装置2a側の走行装置5は、この海側免震装置2aの伸張によりレール31に押し付けられる。つまり、走行装置5の車輪30とレール31の接触は常に維持される。
なお、地震動により、海側免震装置2a及び陸側免震装置3aは、交互に収縮と伸張を繰り返す。また、岸壁クレーン1は、自重が800〜1300t程度であり、1コーナ(1台の免震装置)あたりの最大荷重は400〜600t程度となる。つまり、荷重F1の最大値は、600t程度となる。
上記の構成により、以下の作用効果を得ることができる。第1に、従来浮き上がっていた走行装置側の免震装置2、3が、強制的に伸張され、車輪30がレール31に押し付けられるため、この車輪30がレール31から浮き上がることを防止することができる。従って、走行装置5の脱輪及び損傷を防止することができる。
第2に、免震装置2、3にかかる荷重のバランスに応じて、免震装置2、3の伸縮量が自ずときまるため、クレーン1は、全ての車輪30がレール上から浮き上がらないように構成することができる。
図3Aに、通常時の岸壁クレーン1の正面を示す。このとき、第3バルブ23(第4バルブ24)は閉止されており、海側免震装置2a、2b同士(陸側免震装置3a、3b同士)の間に、流体の移動はない。図3Bに、地震発生時のクレーン1の正面モデルを示す。このとき、第3バルブ23(第4バルブ24)は開放されており、海側免震装置2a、2b同士(陸側免震装置3a、3b同士)の間で、流体が自由に移動するように構成している。
次に、免震装置2の動作について説明する。なお、正面視で奥に位置する陸側免震装置3等も手前側と同様に動作しているものとして説明する。岸壁クレーン1は、地震の発生を、緊急地震速報又は地震計等で検知し、第3バルブ23を開放する。地震動によりクレーン1に生じた荷重F2が、海側免震装置2aを収縮させる。この海側免震装置2aの収縮に伴い、内部の流体は、第3連結管13を介して他方の海側免震装置2bに移動する。この流体の移動により、海側免震装置2bは、強制的に伸張される。従来レール31から浮き上がっていた海側免震装置2b側の走行装置5は、この海側免震装置2bの伸張によりレール31に押し付けられる。つまり、走行装置5の車輪30とレール31の接触は常に維持される。なお、地震動により、海側免震装置2a、2bは、交互に収縮と伸張を繰り返す。上記の構成により、図2で説明したものと同様の作用効果を得ることができる。
前述のように図2及び3を参照して、免震装置2、3の働きについて説明した。実際に地震が発生した場合は、図2に示した横行方向xの振動と、図3に示した走行方向yの振動が複合的に発生する。そのため、流体は、4箇所の免震装置2a、2b、3a、3bの間を移動する。
図4に本発明の異なる実施の形態の岸壁クレーン1Bを示す。クレーン1Bは、海側免震装置2aと陸側免震装置3aの間にタンク18aを有している。同様に海側免震装置2bと陸側免震装置3bの間にタンク18bを有している。また、海側免震装置2a、2b同士、及び陸側免震装置3a、3b同士をそれぞれ連結管10で連結している。更に、連結管10は、バルブ20を有している。
次に、地震発生時の免震装置2、3の働きについて説明する。地震発生に伴い、例えば海側免震装置2aが収縮した場合、海側免震装置2a内の流体は、タンク18aに移動す
る。その後、タンク18a内で圧力が伝達され、他端側の流体が陸側免震装置3aに移動する。
この構成により、免震装置2、3の間での圧力の伝達速度を向上することができる。そのため、地震動に対する免震装置2、3の応答速度を向上することができる。なお、クレーン1Bは海側免震装置2a(2b)と陸側免震装置3a(3b)の間にタンク18a(18b)を有しているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、海側免震装置2a、2bの間にタンク18を設置し、陸側免震装置3a、3bの間に他のタンク18を設置する構成としてもよい。また、クレーン1に1つのタンク18を設置し、このタンク18に免震装置2、3をそれぞれ連結するように構成してもよい。ここで、タンク18は、平板状、又は中心部に空間を有する枠状等に形成することができる。
上記の構成により、免震装置2、3の地震動に対する応答速度を向上することができる。これは、それぞれの免震装置2、3がタンク18との間でそれぞれ流体の移動を行うためである。このとき、タンク18内の流体は、最も圧力の低い免震装置(つまり、最も走行装置の浮き上がりが発生しそうな免震装置)に流れる。
以上より、地震発生時の車輪の脱輪発生を抑制した岸壁クレーン1、1Bを提供することができる。なお、岸壁クレーン1は、海側免震装置2aと陸側免震装置3aを連結する第1連結管11、及び海側免震装置2bと陸側免震装置3bを連結する第2連結管12のみを有するように構成してもよい。この構成により、クレーン1の横行方向xに発生する縦ねじれ振動を抑制し、車輪30の脱輪を防止することができる。
同様に、岸壁クレーン1は、海側免震装置2a、2b同士を連結する第3連結管13と、陸側免震装置3a、3b同士を連結する第4連結管14のみを有するように構成してもよい。この構成により、クレーン1の走行方向yに発生する縦ねじれ振動を抑制し、車輪30の脱輪を防止することができる。
また、連結管10(11、12、13、14)又はタンク18を、クレーン1の脚構造物内に敷設することができる。具体的には、海側シルビーム32、陸側シルビーム33及びポータルタイビーム41内に敷設することができる。この構成により、断面積の大きい連結管10を使用することができる。これは、クレーン1の外形に影響がないためである。この連結管10の断面積を大きくすると、流体の移動速度が上昇するため、地震発生時の荷重F1、F2に対する免震装置2、3の応答速度を向上することができる。
更に、バルブ20(21、22、23、24)を、予め定めた閾値以上の圧力がかかった際に、自動的に開放されるように構成してもよい。また、バルブ20にソレノイドバルブ等を使用する場合は、電源がオフとなった場合に、バルブが開となるように構成することが望ましい。これは、地震発生と同時に、停電となる場合があるためである。
1 岸壁クレーン、クレーン
2、2a、2b 海側免震装置
3、3a、3b 陸側免震装置
4 脚構造物
5 走行装置
8 第1免震ユニット
9 第2免震ユニット
10 連結管
11 第1連結管
12 第2連結管
13 第3連結管
14 第4連結管
16 ダンパー機構
18 タンク
20 バルブ
21 第1バルブ
22 第2バルブ
23 第3バルブ
24 第4バルブ

Claims (4)

  1. 免震装置を有する岸壁クレーンにおいて、
    前記免震装置を、バネ機構と、流体を充填したシリンダ型のダンパー機構を有して鉛直方向に伸縮するように構成すると共に、
    前記免震装置を、前記岸壁クレーンの走行装置に、又は、該走行装置と脚構造物の間に設置して、2つの前記免震装置で免震ユニットを形成し、
    該免震ユニットの2つの前記免震装置の前記ダンパー機構のシリンダを流体を充填した連結管で連通し、且つ、該連結管の開閉を行うバルブを有して構成し、
    地震発生時に、前記バルブを開放して前記連結管を開として、この2つの前記免震装置の前記シリンダ間で流体が移動できるようにして、一方の前記シリンダが鉛直方向に伸長したときに他方の前記シリンダが鉛直方向に収縮し、一方の前記シリンダが鉛直方向に収縮したときに他方の前記シリンダが鉛直方向に伸長するようにしたことを特徴とする岸壁クレーン。
  2. 前記免震ユニットを、一方の前記免震装置を海側に配置した海側免震装置と、他方の前記免震装置を陸側に配置した陸側免震装置とを前記連結管で連結して構成すると共に、
    前記免震ユニットを2組を有し、
    地震発生時に、2組の前記免震ユニットがそれぞれ有する前記バルブをそれぞれ開放して前記連結管をそれぞれ開として、前記海側免震装置と前記陸側免震装置の前記シリンダ間でそれぞれ流体が移動できるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の岸壁クレーン。
  3. 2組の前記免震ユニットの前記海側免震装置同士と、前記陸側免震装置同士の少なくとも1方前記連結管とは異なる免震ユニット間用の連結管で連結し、該免震ユニット間用の連結管に免震ユニット間用のバルブを設け、
    地震発生時に、
    前記免震ユニット間用のバルブをそれぞれ開放して前記免震ユニット用の連結管をそれぞれ開とし、2組の前記免震ユニットにおいて、前記海側免震装置同士の前記シリンダ間、又は、前記陸側免震装置同士の前記シリンダ間で流体が移動できるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の岸壁クレーン。
  4. 少なくとも1つの前記連結管の途中に、前記流体を充填したタンクを設置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の岸壁クレーン。
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