JP5642735B2 - 工事作業支援システム及びその動作方法 - Google Patents

工事作業支援システム及びその動作方法 Download PDF

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Description

本発明は、建設・土木工事の進捗管理、又は、工事の計画立案を支援する作業支援システムに関する。
従来は、有形(紙ベース)の工事作業指示書に基づいて、工事作業者が現場作業を実施し、その日の作業終了時に作業完了項目を工事監督者に報告する。このため、現場作業の進捗状況は、工事作業者の主観で判断されることとなり、実態を把握するには、工事監督者が現地に行き、進捗状況を別途確認する必要がある。また、この結果を本社の工事管理者に報告するには、電話、ファクシミリ、電子メールによる文書で報告する必要があり、管理者の日々の管理作業が煩雑になり、作業負担が大きい。一方、報告を受けた工事管理者側では、現地の進捗を文書情報で把握することとなり、現場の状況確認が容易でない。この結果、工事進捗管理が曖昧になり、綿密な計画とその進捗のフォロー、作業指示ができなくなって、その結果から工事の遅れが発生する要因になる。
工事進捗状況を管理する上で生じる以上のような問題を解消するために、IT(Information Technology)を利用することが行なわれている(特許文献1〜特許文献3)。
例えば、特許文献1に記載された工事進捗状況管理システムによると、サーバに格納保存された工事進捗状況がネットワークを介して伝送されて遠隔地に於いても可視情報としてリアルタイムで把握可能であるばかりでなく、更に印刷された媒体を介して確認可能であることから、所要資材の発注・督促、現工程から次工程へ移行する際に必要になる人員手配、関連企業に対する連絡・指示等の工事管理を適切に実施するための資料が随時確認可能であり、最適の工事進捗に資することが期待できる、とされている。
特開2006−338561号公報 特開2004−84511号公報 特開2003−323497号公報 特許第4870546号公報
工事の進捗状況を管理する上で、画像情報は極めて重要である。現場に出向かなくても、進捗状況を客観的に把握できるからである。そこで、都度デジタル・カメラにより必要な工事箇所を撮影し、この画像により工事の進捗状況を把握することが考えられる。上述した特許文献1においても、撮影した画像情報を工事の進捗情報として取り扱っている。また、特許文献4には、画像情報、特に地理的な画像情報にコメントタグを配置する技術が開示されている。
しかし、撮影箇所が現場の工事作業者に委ねられると、工事監督者あるいは工事管理者が必要とする画像が得られないこともある。例えば、特定部分の周囲についても画像情報が必要であるにもかかわらず、当該周囲を含んだ撮影が行なわれないこともある。また、工場建屋の特定部分を撮影する場合に、撮影する角度によっては、陰に隠れた部分が画像に現れなくなることがある。この周囲又は陰に隠れた部分が存在すると、工事の進捗状況をより正確にかつ多面的に評価することが難しくなる。
一方で、進捗状況を把握するために画像情報は効果的であるものの、画像情報を視認しただけでは、工事がどの工程まで進んだのかを直感的に把握することが容易ではない。これに対しては、別途作成されている文書情報と画像情報とを照らし合わせればよい。しかし、これでは、画像情報を効果的に利用していることにはならない。
そこで本発明は、画像情報を視認しただけでも工事の進捗状況を明確かつ多面的に評価できる作業支援システムを提供することを目的とする。
かかる目的のもとなされた本発明の作業支援システムは、記憶部と処理部を備えている。
記憶部は、第1画像と、第2画像と、第1特徴点と、第2特徴点と、コメントタグ情報を記憶する。この第1画像は、任意の工事領域を第1撮影位置から撮影して得られたものであり、第2画像は、第1撮影位置とは異なる第2の撮影位置から工事領域を撮影して得られたものである。また、第1特徴点は、第1画像において、工事現場における第1絶対値座標位置で特定され、第2特徴点は、第2画像において、工事現場における第1絶対値座標位置で特定される。そして、コメントタグ情報は、第1画像の中で選択された第1特徴点に対応付けて配置されるものである。
処理部は、記憶部に記憶された第1画像及び第2画像の一方又は双方を、要求に応じてモニタ画面に表示するように処理する。
この処理部は、第1画像を表示するよう要求されると、記憶部からコメントタグ情報を読み出し、かつ、第1特徴点にコメントタグ情報を配置してモニタ画面に表示させる。また、第2画像を表示するよう要求されると、記憶部からコメントタグ情報を読み出し、かつ、第1特徴点に対応する第2特徴点に、コメントタグ情報を配置してモニタ画面に表示させる。
本発明の作業支援システムによると、撮影した画像の所定位置にコメントタグを配置して表示するので、画像を視認するだけで工事の進捗を明確に確認することができる。しかも、第1画像及び第2画像というように、当該工事領域について複数の画像が用意されるとともに、第2画像にもコメントタグを配置して表示させるので、進捗状況を多面的に把握することができる。
なお、本発明において、第1画像及び第2画像を規定しているが、2つの画像に限るものではなく、第3画像、第4画像というように、2以上の任意の数の画像を撮影、表示の対象とすることを許容する。つまり、第1画像及び第2画像は、本発明において最小限の画像の数を規定しているのに過ぎない。
本発明において、記憶部は、第1画像及び第2画像における複数の特徴点に対応する位置座標情報を記憶し、処理部は、要求に応じて、位置座標情報をモニタ画面に表示するように処理することができる。そうすることにより絶対位置座標から長さ、面積といったものの量を把握することができ、定量的な検討が可能となることで、工事に関する現地調査、現地計測作業の効率化に資する。
本発明において、記憶部は、第1画像及び第2画像が撮影された日時よりも後に撮影された更新第1画像及び更新第2画像により、各々、第1画像及び前記第2画像を更新して記憶し、かつ、処理部は、要求に応じて、更新第1画像を表示させる際には、コメントタグ情報を、第1特徴点に対応する更新第1画像の位置に配置し、要求に応じて、更新第2画像を表示させる際には、コメントタグ情報を、第2特徴点に対応する前記更新第2画像の位置に配置することができる。
以上のように、画像を新しく更新しても、コメントタグを、更新された画像上に表示すれば、工事の進捗状況を継続して画像によって確認できる。
本発明において、記憶部は、当該工事に関するコメントタグ情報と、当該工事の進捗に関する進捗情報と、機器類が設けられる位置を特定する位置情報と、を対応付けて記憶し、かつ、処理部は、要求に応じて、領域情報と、コメントタグ情報と、進捗情報と、位置情報とをリスト化して出力することができる。
そうすれば、コメントタグ情報がある場所が特定できるため、位置座標から逆にその場所の画像を検索して、確認できるため、現場状況の把握が容易になる。また、工事進捗をリストで一元管理できるとともに、画像とリンクしており、工事の進捗把握が容易になる。
本発明によれば、画像情報を視認しただけでも工事の進捗状況を明確かつ多面的に評価できる作業支援システムが提供される。
本実施形態における作業支援システムの構成を示す図である。 本実施形態における工事進捗管理手順を示す図である。 本実施形態における工事現場の撮影手順を説明する平面図である。 本実施形態における表示画面の一例を示す図である。 本実施形態における画像処理によるカメラ座標、姿勢の計算手順を示す図である。 (a)は抽出された特徴点を含む画像表示画面を示し、(b)は特徴点をトラッキングする様子を示している。 本実施形態において、任意点の座標を計算により求める手順を示す図である。 本実施形態において、任意点の座標の求め方を説明する図である。本実施形態における異なる画像間の座標変換方法を示す図である。 本実施形態における工事コメントリストの参照、出力手順を示す図である。 工事コメントリストの一例を示す図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態における作業支援システム1は、サーバ10と複数のクライアント20から構成されており、工事現場で撮影された画像上の指定された点(位置)にコメントタグを配置して、クライアント20に表示させるシステムである。サーバ10とクライアント20は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などの任意のネットワークにより、工事現場のみならず、本社の工事管理者からも工事現場の状況を相互に参照でき、情報の授受、工事の指示ができるように接続されている。なお、図1、図2において、クライアント20の中の一台は工事管理者が使用するものとして示している。
サーバ10は、クライアント20を含め、工事の進捗状況の全体を管理するもので、工事管理者により管理、運用される。サーバ10は、処理部11と記憶部15を備えている。
処理部11は、後述する種々の処理をソフトウェアの制御によって行うものであり、CPU(Central Processing Unit)を中核機器として備えている。
記憶部15は、工事情報を記憶する工事DB16と画像情報を記憶する画像DB17を備えている。記憶部15の具体的な構成は限定されるものでなく、RAM、ROMなどの主記憶装置、ハードディスクドライブ、リムーバブルディスクなどの補助記憶装置を適宜組み合わせて用いることができる。
工事DB16は、後述する工事コメントリスト(図10)を構成するコメントID、工事エリア名、進捗度合いなどの工事の進捗状況を特定するテキスト(text)情報を記憶する。この工事情報には、処理部11の付与に基づいて記憶されるものと、クライアント20からの入力に基づいて記憶されるものとがある。また、工事DB16は、すでに作成されている工事計画に関する情報も記憶している。
画像DB17は、工事現場でカメラ102により撮影された工事現場の画像を記憶する。この画像情報も工事の進捗状況を特定する情報であるが、前述のテキスト情報との区別をするために、画像DB17を工事DB16とは別に設けている。記憶部15は、工事DB16、画像DB17の他にも処理部11の動作を制御するソフトウェアを記憶する領域をも備えているが、図1への記載を省略している。また、ここでいうカメラ102は、静止画を撮影するデジタル・スチル・カメラ、動画を撮影するデジタル・ビデオ・カメラの何れを用いてもよい。
各々のクライアント20は、工事監督者又は工事作業者(以下、工事作業者と総称する)、若しくは、工事管理者が、工事情報、あるいは、画像情報を入力する。ここで入力された情報は、サーバ10の工事DB16、画像DB17に送信される。クライアント20からは、工事計画に関する情報も入力される。また、工事作業者は、工事DB16、画像DB17に記憶されている工事情報、画像情報を、モニタ画面21を通じて確認することができる。
クライアント20は、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)から構成されており、入力手段としてのキーボード、マウスを、また、出力手段としてのモニタ画面21、プリンタ22(図2)、その他の周辺機器を備えるとともに、電子メールを含むデータ授受手段を備える。もちろん、ここで明記しない機器、機能をクライアント20が備えることができることは言うまでもない。
さて、作業支援システム1における工程進捗管理の基本的な操作・処理手順を、図2を参照して説明する。なお、工事計画がすでに作成され工事DB16に記憶されているものとする。
工事を行なうに当たって、クライアント20からサーバ10に対して工事の指示を要求する(図2 S101)。そうすると、サーバ10は工事DB16に記憶されている工事計画に従った作業指示情報を読み出し、クライアント20に対して送信する。クライアント20は、受信した作業指示情報に基づいて作業指示書をプリンタ22にて印刷する。
管理者が、工事の進捗を参照する場合には(図2 S103)、クライアント20からサーバ10に対して工事進捗情報の送信を要求する。そうすると、サーバ10は、工事DB16と画像DB17から必要な情報を読み出した後に、クライアント20の画面に表示させる工事進捗情報を生成し、クライアント20に送信する。管理者は、送信された工事進捗情報をクライアント20のモニタ画面21により確認することができる。図4に表示画像の一例を示すが、画像上の特定機器(特徴点)を示す位置にコメントタグ104が配置され、このコメントタグ104には当該機器に関する進捗状況などの工事情報をコメントとして記述される。
工事の進捗状況情報は、それぞれの工程の工事作業者がクライアント20から入力する。進捗状況情報は、工事現場でカメラ102により撮影された画像情報(図2 S105)と、作業報告書によるテキスト情報(図2 S107)を含む。詳しくは後述するが、テキスト情報は、画像情報のタグに対して入力される。入力された画像情報、テキスト情報は、各々、クライアント20からサーバ10を介して工事DB16、画像DB17に送信、記憶される。工事DB16においては、記憶された工事進捗情報は、後述する工事コメントリストが生成される。また、画像DB17においては、工事コメントリスト中のコメントIDと対応付けて、画像情報が記憶される。この画像情報の記憶の具体的な処理手順は後述する。したがって、クライアント20から、例えば工事コメントリスト中の要素をキーにすることで、確認したい進捗情報を画像に表示させるとともに、タグに書き込まれたテキスト情報を確認することができる。
一方で、作業指示書を受領した工事作業者は、その内容を確認(図2 S201)の上、現場に出向いて作業指示書に従って作業を行なう(図2 S203)。
一通りの作業が終了すると、工事作業者はカメラ102により当該作業領域を撮影して画像情報を取得する(図2 S205)。本実施形態においては、全周囲カメラにより画像情報を取得する。ここで全周囲カメラは、カメラの360度の全周囲の画像を同時に撮影することができる。また、本実施形態では、全周囲カメラを移動させながら、所定の間隔で撮影を行なう。例えば、図3に示すように、通路101に沿って工事領域100が設けられている場合に、カメラ102を通路101に沿って移動させながら、複数の撮影位置A,B,Cにおいて撮影する。この場合、同じ工事領域100について、撮影位置A,B,Cに対応する3つの異なる画像情報を取得することになる。このことを工事領域100内の任意の位置Dについてみると、3つの異なる向きから撮影された画像情報が得られたことを意味する。取得した画像情報は、前述したように、クライアント20から入力する(図2 S105)ことで、サーバ10を介して画像DB17に記憶される。
工事作業者は、当該作業領域を撮影した後に、作業報告書を作成し(図2 S207)、この作業報告書に基づいて、テキスト情報が、クライアント20からサーバ10を介して工事DB16記憶される(図2 S107)。
次に、画像情報を画像DB17に記憶、登録する具体的な処理手順を、図5を参照して説明する。
現場にて撮影され画像情報は、クライアント20を介してサーバ10の画像DB17に入力(記憶)されている(図5 S301(S105))。図5では、図4に対応して3つの画像情報103A,103B,103Cを示している。ただし、これはあくまで例示であり、画像情報の数は2以上の任意である。また、画像情報を103A,103B,103Cと区別する必要がない場合には、単に画像情報103と総称する。
処理部11は、まず、各画像情報103A,103B,103Cから、十分な数の特徴点Sを自動的に抽出する(図5 S303,図6(a))。自動抽出の具体的な手法を問うものではなく、公知の手法を採用できるし、工事作業者の操作に基づいて抽出することもできる。
次に、処理部11は、画像情報103A,103B,103Cの各特徴点Sを自動的に追跡することで、その対応関係を規定するトラッキング(図5 S305)を行なう。例えば、図6(b)に示す例では、画像情報103Aの中の特徴点Sと、画像情報103Bの中の特徴点Sと、画像情報103Cの中の特徴点Sとが対応、つまり同じ位置を示していることを捉えている。
次に、処理部11は、例えば画像情報103Aにおける特徴点Sの相対的な位置(相対座標)を求める(図5 S307)。同時に、画像情報103を撮影したカメラ102の相対的な位置(相対座標)と姿勢を求める(図5 S307)。相対座標の計算には、バンドル・アジャストメント(Bundle Adjustment)手法を用いるのがよい。この手法は、当業者間でよく知られているように、画像から、その背後にある幾何学的なモデルのパラメータを推定するための方法であり、高い推定精度の達成を目指して、非線形最適化を数値的に実行する方法である。
なお、各画像情報103A,103B,103Cにおける各特徴点Sはトラッキングにより対応関係が明らかになっているので、一つの画像情報103Aについて以上のようにして相対座標を求めれば、他の二つの画像情報103B、103Cにおける各特徴点Sの相対座標を特定することができる。もちろん、画像情報103A,103B,103Cの各々について、バンドル・アジャストメント手法により各特徴点の相対座標を求めてもよい。なお、相対座標を計算により求める手順は後述する。
相対座標が得られたならば、次に、処理部11は実座標を計算により求める(図5 S309)。
実座標は、少なくとも3つの特徴点Sに実座標を与えることで、他の特徴点Sの実座標を計算により求めることができる。カメラ102の相対座標についても実座標が求められる。実座標は、北緯(N)、東経(E)及び高さ(H,地上からの高さ)により示される。
以上のようにして求められた特徴点S及びカメラ102の実座標と姿勢は、画像情報103とともに画像DB17に記憶、登録される(図5 S311)。記憶されている実座標は位置情報として、コメントタグ104に表示させることもできるし、後述する工事コメントリストの構成要素としてモニタ画面21に表示させることもできる。
任意の点の実座標を計算により求める手順を、図7及び図8を参照して説明する。この手順は、三角測量の原理に基づいている。
例えば、画像情報103A上の複数の特徴点から任意の点を指定する(図7 S401)。この任意点Sの画像情報103A上の位置を(u,v)とする。別の画像情報103B上において任意点Sに対応する任意点S'を指定する(図7) S403)。この任意点S'の画像情報103B上の位置を(u',v')とする。
ここで、画像情報103Aを撮影したときのカメラ102の実座標位置を、絶対座標系(X,Y,Z)の原点(0,0,0)とする。画像情報103Aを撮影したときのカメラ102の位置は既知であり、画像情報103Aを撮影したときのカメラ102の位置との間隔をb、カメラ102の焦点距離をfとする。そうすると、図8に示すように、任意点Sの座標が求められる(図7 S405)。なお、図8は2次元座標(X,Z)、つまり実座標のうちで北緯(N)、東経(E)のみを示しているが、高さ(H)についても同様に求めることができる。
求められた任意点Sの位置座標の計算結果は工事DB16に登録されるとともに、工事作業者、その他の者がクライアント20から表示の要求をすると、クライアント20のモニタ画面21に表示される。
本実施形態では、3つの異なる画像情報103A,103B,103Cを画像DB17が記憶しており、クライアント20を介してサーバ10にいずれかの画像情報をモニタ画面に表示するよう要求することができる。この場合、いずれの画像情報が表示されたとしても、対応する同じ特徴点に同じコメントタグ104を配置させることが必要である。例えば、図6を例にすると、画像情報103Aを表示させたときに特徴点Sに配置したのと同じコメントタグ104を、画像情報103Bを表示させたときに特徴点Sに配置し、画像情報103Cを表示させたときに特徴点Sに配置する。そうすることで、工事の進捗を正確かつ多面的に確認することができる。
本実施形態では、以下説明する座標変換を用いることで、対応する特徴点、例えば、特徴点S,S,Sに同じコメントタグ104を異なる画像情報の上に配置させる。
コメントタグ104が設けられている位置の絶対座標系における実座標xを以下の式(I)とする。
また、絶対座標系に対する、カメラ102の傾き、カメラ102の位置座標を、座標変換行列(マトリックス)を以下の式(II)、式(III)とする。
また、スケーリングパラメータをs(スカラ量)とすると、カメラ座標系でのコメントタグ104の位置xは、以下の式(IV)となる。
さらに、カメラ座標系(x, y, z)から2次元画像(u, v)への変換は、カメラの外部パラメータ行列をCとすると、以下の式(V)、式(VI)となる。
このように、カメラ位置での座標変換行列R、T、C及びスケーリングパラメータsから、実座標Xが各画像内のどの位置に相当するかを計算により求めることができる。そうすることで、例えば、画像情報103Aを表示させたときに特徴点Sに配置したのと同じコメントタグ104を、画像情報103Bを表示させたときに特徴点Sに配置し、画像情報103Cを表示させたときに特徴点Sに配置する。
ここで、R及びTは、画像処理によって計算されるパラメータ、s及びCはカメラ固有のパラメータである。
次に、本実施形態においては、コメントタグ104に進捗情報を含めることで、画像情報103だけで工事の進捗状況を確認でききる利点があるが、さらに工事コメントリストを出力することができる。そうすれば、コメントタグ104が配置される場所が特定できるため、位置座標から逆にその場所の画像を検索して、確認できるため、現場状況の把握が容易になる。また、工事進捗をリストで一元管理できるとともに、画像とリンクしており、工事の進捗把握が容易になる。
以下、図9及び図10に基づいて工事コメントリストについて説明する。
工事コメントリストは、位置座標とともに工事DB16において登録、管理されている。クライアント20から要求することにより、クライアント20のモニタ画面21に出力できるし、プリンタ22にて印刷することもできる(図9 S104)。図9に示すように、工事コメントリストの参照、出力は、クライアント20における工事進捗参照(図9(図2) S103)に付随して行なわれる。
工事コメントリストには、図10に示すように、工事コメントID、工事エリア名、機器・配管番号、P&ID(配管系統図)、工事に関するコメント、進捗(S:開始、P:工事作業中、F:終了)及び場所(位置座標(N:北緯、E:東経、H:高さ))に関する情報が含まれている。この中で、コメントは、コメントタグ104にも表示される。なお、工事コメントリストに含まれるコメント、進捗は、工事作業者がクライアント20から入力することで、工事DB16に記憶、登録される(図2 S107)。
位置座標が含まれているので、工事コメントリストを参照すれば、当該工事対象物の位置を認識できる。この場合、クライアント20から位置座標をキーにして検索することで、処理部11は、対応する画像情報103を画像DB17から、また、コメントを工事DB16から各々読み出して、モニタ画面21に表示させることができる。画像情報103が例えば3つの異なる画像情報103A,103B,103Cからなる場合には、クライアント20からの要求に応じて画像情報103A,103B,103Cを順次表示させる。そうすれば、現場の進捗状況を明確かつ多面的に確認できる。
一方で、工事コメントリストを作成することで、工事進捗をリストで一元管理できるとともに、画像とリンクしており、工事の進捗を把握するのが容易になる。
ところで、工事が進捗するのに応じて、当該工事領域をカメラ102により撮影することで、新たな画像情報(更新画像情報)103'を得る。更新画像情報103'は、画像情報103が撮影された日時よりも後に撮影されたものであり、クライアント20から入力することで、画像DB17に記憶させる。このとき、処理部11は、従前の画像情報103を更新画像情報103'に更新する。そして、処理部11は、要求に応じて、更新画像情報103'を表示させる際には、コメントタグ104を、画像情報103においてコメントタグ104が配置されていた特徴点に対応する更新画像情報103'上の位置に配置する。更新画像情報103'が、例えば異なる3つの更新画像情報103'A、103'B、103'Cからなる場合には、各々の更新画像情報103'A、103'B、103'Cの対応位置にコメントタグ104を配置することができる。
このように画像を新しく更新しても、コメントタグ104を、更新された画像上に表示すれば、工事の進捗状況を継続して確認できる。
以上、本発明を工事の進捗を管理する実施形態について説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
工事の進捗に限らず、例えば工事の計画を作成する場合にも、本発明を利用することができる。つまり、本発明におけるコメントタグに記述するのは工事の進捗に限るものでなく、現場の状況、その他のコメントを記述するようにすれば、管理者側は工事計画を正確に立案することができる。
1 作業支援システム
10 サーバ
11 処理部
15 記憶部
16 工事DB
17 画像DB
20 クライアント
21 モニタ画面
22 プリンタ
100 工事領域
101 通路
102 カメラ
103,103A,103B,103C 画像情報
103',103'A,103'B,103'C 更新画像情報
104 コメントタグ

Claims (8)

  1. 任意の工事領域を第1撮影位置から撮影して得られた第1画像と、前記第1撮影位置とは異なる第2の撮影位置から前記工事領域を撮影して得られた第2画像と、前記第1画像において、工事現場における第1絶対値座標位置で特定される第1特徴点と、前記第2画像において、前記工事現場における前記第1絶対値座標位置で特定される第2特徴点と、前記第1特徴点に対応付けて配置されるコメントタグ情報と、を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記第1画像及び前記第2画像の一方又は双方を、要求に応じてモニタ画面に表示するように処理する処理部と、を備え、
    前記処理部は、
    前記第1画像を表示するよう要求されると、前記記憶部から前記コメントタグ情報を読み出し、かつ、前記第1特徴点に前記コメントタグ情報を配置してモニタ画面に表示させ、
    前記第2画像を表示するよう要求されると、前記記憶部から前記コメントタグ情報を読み出し、かつ、前記第1特徴点に対応前記第2特徴点に、前記コメントタグ情報を配置して前記モニタ画面に表示させる、
    ことを特徴とする工事作業支援システム。
  2. 前記記憶部は、
    前記第1画像及び前記第2画像における複数の特徴点に対応する位置座標情報を記憶し、
    前記処理部は、
    要求に応じて、前記位置座標情報を前記モニタ画面に表示するように処理する、
    請求項1に記載の工事作業支援システム。
  3. 前記記憶部は、
    前記第1画像及び前記第2画像が撮影された日時よりも後に撮影された更新第1画像及び更新第2画像により、各々、前記第1画像及び前記第2画像を更新して記憶し、
    前記処理部は、
    要求に応じて、前記更新第1画像を表示させる際には、前記コメントタグ情報を、前記第1特徴点に対応する前記更新第1画像の位置に配置し、
    要求に応じて、前記更新第2画像を表示させる際には、前記コメントタグ情報を、前記第2特徴点に対応する前記更新第2画像の位置に配置する、
    請求項1または請求項2に記載の工事作業支援システム。
  4. 前記記憶部は、
    当該工事に関するコメントタグ情報と、当該工事の進捗に関する進捗情報と、前記コメントタグ情報が配置される位置情報と、を対応付けて記憶し、
    前記処理部は、
    要求に応じて、前記コメントタグ情報、前記進捗情報と、前記位置情報とをリスト化して出力する、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の工事作業支援システム。
  5. 任意の工事領域を第1撮影位置から撮影して得られた第1画像と、前記第1撮影位置とは異なる第2の撮影位置から前記工事領域を撮影して得られた第2画像と、前記第1画像において、工事現場における第1絶対値座標位置で特定される第1特徴点と、前記第2画像において、前記工事現場における前記第1絶対値座標位置で特定される第2特徴点と、前記第1特徴点に対応付けて配置されるコメントタグ情報と、を記憶する記憶と、
    前記記憶部に記憶された前記第1画像及び前記第2画像の一方又は双方を、要求に応じてモニタ画面に表示するように処理する処理を備えた工事作業支援システムの動作方法であって、
    前記処理部が
    前記第1画像を表示するよう要求されると、前記記憶部から前記コメントタグ情報を読み出し、かつ、前記第1特徴点に前記コメントタグ情報を配置してモニタ画面に表示させ、
    前記第2画像を表示するよう要求されると、前記記憶部から前記コメントタグ情報を読み出し、かつ、前記第1特徴点に対応前記第2特徴点に、前記コメントタグ情報を配置して前記モニタ画面に表示させる、
    ことを特徴とする工事作業支援システムの動作方法。
  6. 前記記憶において、
    前記第1画像及び前記第2画像における複数の特徴点に対応する位置座標情報を記憶し、
    前記処理において、
    要求に応じて、前記位置座標情報を前記モニタ画面に表示するように処理する、
    請求項5に記載の工事作業支援システムの動作方法。
  7. 前記記憶において、
    前記第1画像及び前記第2画像が撮影された日時よりも後に撮影された更新第1画像及び更新第2画像により、各々、前記第1画像及び前記第2画像を更新して記憶し、
    前記処理においては、
    要求に応じて、前記更新第1画像を表示させる際には、前記コメントタグ情報を、前記第1特徴点に対応する前記更新第1画像の位置に配置し、
    要求に応じて、前記更新第2画像を表示させる際には、前記コメントタグ情報を、前記第2特徴点に対応する前記更新第2画像の位置に配置する、
    請求項5または請求項6に記載の工事作業支援システムの動作方法。
  8. 前記記憶において、
    当該工事に関するコメントタグ情報と、当該工事の進捗に関する進捗情報と、前記コメントタグ情報が配置される位置情報と、を対応付けて記憶し、
    前記処理において、
    要求に応じて、前記コメントタグ情報、前記進捗情報と、前記位置情報とをリスト化して出力する、
    請求項5〜請求項7のいずれか一項に記載の工事作業支援システムの動作方法。
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