JP5641577B2 - 負圧破壊装置付止水栓 - Google Patents
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Description
特に、後者の逆止弁付止水栓44は、開閉弁と逆止弁とが一体になっているので、給水管42への取り付けを簡単に行えるうえ、接続個所も開閉弁と逆止弁とを給水管42に別々に取り付けた場合に比べて少なくなり、漏水発生の可能性が低下すると云う利点がある。そのため、逆止弁付止水栓44は、近年、給水管路に於いて広く利用されている。
仮に、止水栓44の逆流防止機能に異常があったとしても、定期点検等で逆止弁体52を交換するまでは異常を発見することができず、水質汚染事故(給水管42内の負圧による逆流で不衛生な水道水が水道本管内に取り込まれる事故)を発生させる恐れがある。
また、本発明の負圧破壊装置付止水栓は、逆止弁の逆流防止機能をチェックし得る開閉可能な点検孔を備えているため、逆止弁の逆流防止機能のチェックが誰にでも簡単にできる簡易な作業となり、こまめに定期点検を行える。
更に、本発明の負圧破壊装置付止水栓は、逆止弁が正常に機能しているときには作動せず、また、逆止弁が正常に機能せず且つ逆止弁の一次側が負圧になったときには、逆止弁の二次側の圧力を感知して作動し、逆止弁の一次側に大気中の空気を吸入して本体胴の流入口に接続した一次側の給水管内の負圧を解消する負圧破壊装置を備えているため、逆止弁が正常に機能せず且つ水道本管の損傷事故等により逆止弁の一次側が負圧になった場合でも、逆止弁の一次側の負圧を迅速に解消して水道本管への水道水の逆流を防止することができる。
その結果、本発明の負圧破壊装置付止水栓を用いれば、逆止弁の逆流防止機能が働かなくなるタイミングと、点検孔により点検・メンテナンスを実施するタイミングにズレが発生し、このタイムラグの間に負圧が発生してしまった場合でも、水道本管への水道水の逆流を確実に防止することができ、水質汚染事故を未然に防止するための有効な維持管理を行えるようになる。
図1〜図5は本発明の実施の形態に係る負圧破壊装置付止水栓を示し、当該負圧破壊装置付止水栓は、水道本管からの水道水を戸建住宅や集合住宅等の各家庭に導くための直結給水方式の給水管路(給水管の途中や水道メータの一次側等)に設置されており、水道メータの取り替えや一次止水栓等の給水器具の修理等、水道水を止めなければならないときに使用するものであり、止水機能の他に、逆流防止機能、逆止チェック機能、流量調整機能、空気抜き機能及び負圧破壊機能を有する。
また、止水栓室1bの下方開口部分には、止水栓室1bの下方開口を閉塞する蓋状のボール押え7が、また、逆止弁室1dの上方開口部分には、逆止弁室1dの上方開口を閉塞する下方が開放された蓋状のパッキン箱8がそれぞれOリング9を介して着脱自在に螺着されている。
このボール2は、後述するボール開閉操作機構3により90°回転操作されて開閉状態が切り替るようになっており、ボール2が開放位置(図3に示す位置)にあるときには、ボール2の通水孔2aが流入口1a及び通水口1e室に連通し、流入口1aから入った水道水が通水孔2a及び通水口1eを通って逆止弁室1dに流入し、また、ボール2が閉鎖位置(図示省略)にあるときには、通水口1eの上流側開口を閉鎖し、通水を遮断するようになっている。
また、レバーハンドル19は、副栓棒17に設けたピン17aと、本体胴1に形成されてピン17aが嵌合される切欠(図示省略)とにより回動角度が90°になるように規制されている。
尚、レバーハンドル19は、取り外しておくことにより盗難を防止できる。このとき、副栓棒押え18にダストキャップ(図示省略)を被せ、ダストが副栓棒17側へ入らないようにしておく。
この逆止弁4は、後述する開度調整機構5によりその開度(開口量)を調整できて流量調整を行えるようになっている。
従って、この開度調整機構5は、弁体押え26の上下位置を調整することによって、開放位置にある逆止弁体21の位置が変わり、逆止弁4の開度(開口量)を調整できて流量調整を行えることになる。
また、弁体押え26のフランジ部の下面には、逆止弁体21衝突時の衝撃を吸収する合成樹脂製の緩衝材27が取り付けられている。
更に、栓棒24は、その中心部に貫通状の空気抜き孔24aが形成されており、逆止弁室1d内の空気を外部へ排出できるようになっいる。この空気抜き孔24aは、丸ハンドル25のハンドル止めビス28により閉鎖されている。
従って、ハンドル止めビス28を取り外すことによって、逆止弁室1d内の空気を外部へ排出することができる。この空気抜き孔24aは、配管工事の施工後等に給水管内等に残っている空気を外部へ排出するのに利用されたり、或はここに圧力計を取り付けて管路内の水圧を計るのにも利用される。
この点検孔1gは、点検孔1gの開口に着脱自在に螺着した点検孔ビス29により密閉状に閉鎖されており、逆止弁4の一次側にあるボール2を閉鎖位置にして一次側を止水すると共に、この状態で点検孔ビス29を点検孔1gから取り外し、開放された点検孔1gから逆止弁4の二次側からの戻り水が溢れ出てくるかどうかを確認することによって、逆止弁4の逆流防止機能をチェックすることができる。
また、環状の円板部30aには、背圧室1jを大気に連通させる複数の大気ポート30eが形成されている。
更に、吸引筒部30cは、先端部(図の右側部分)が小径に形成された段付きの筒状に形成されており、吸引筒部30c内の空間が吸入口30dとなっている。
尚、ステム32の一端部と本体胴1との間は、本体胴1に設けたOリング9によりシールされて常時気密状態に保たれている。
尚、ステム32の小径部32cと吸引筒部30cの小径部分との間は、ステム32の小径部32cに嵌合したOリング9によりシールされて気密状態に保たれているが、ステム32が圧力室1i側へ移動して小径部32cに嵌合したOリング9が吸引筒部30cの小径部分の位置から大径部分の位置に変位したときに、ステム32の小径部32c外周面と吸引筒部30cの小径部分内周面との間に隙間が形成されて吸入口30dが開放されるようになっている(図5に示す状態)。また、ステム32の大径部32dと吸引筒部30cの大径部分との間は、ステム32の大径部32dに嵌合したOリング9によりシールされて常時気密状態に保たれている。
尚、ステム32は、閉鎖位置になったときには、フランジ部32aが蓋部材30に当接してその移動が規制され、また、開放位置になったときには、圧力室1iに形成したストッパー37にダイヤフラム押え34が当接してその移動が規制され、ステム32の一端(図5の左端)がボール2に干渉しないようになっている。
尚、逆流を確認したら、逆止弁体21や弁体パッキン22を取り替えたり、逆止弁室1d内等を清掃したりして逆止弁4の逆流防止機能の維持に努める。
また、この負圧破壊装置付止水栓は、逆止弁4の逆流防止機能をチェックし得る点検孔1gを備えているため、逆止弁4の逆流防止機能のチェックが誰にでも簡単にできる簡易な作業となり、こまめに定期点検を行える。
その結果、前記負圧破壊装置付止水栓を用いれば、汚染水や有害物質が水道本管内へ混入することが無くなり、安全で衛生的な水道水を供給することができる。
その結果、大気中の空気の吸入も無く、通常通りの使用が可能となる。
Claims (1)
- 流入口(1a)に連通する止水栓室(1b)、流出口(1c)に連通する逆止弁室(1d)、止水栓室(1b)及び逆止弁室(1d)を連通状態にする通水口(1e)をそれぞれ形成した本体胴(1)と、止水栓室(1b)に回転操作自在に収容され、流入口(1a)及び通水口(1e)を連通状態又は非連通状態にする通水孔(2a)を形成したボール(2)と、逆止弁室(1d)に通水口(1e)を開閉すべく設けられ、通水口(1e)から逆止弁室(1d)への水道水の流れを許容し、逆止弁室(1d)から通水口(1e)への水道水の流れを阻止する逆止弁(4)と、少なくとも本体胴(1)に形成され、逆止弁室(1d)から通水口(1e)に逆流した水道水を本体胴(1)外へ排出し得る逆止弁(4)の逆流防止機能をチェックする開閉可能な点検孔(1g)と、本体胴(1)に設けられ、逆止弁(4)の二次側の圧力を感知して作動し、大気中の空気を逆止弁(4)の一次側に吸入し得る負圧破壊装置(6)とを備えており、前記負圧破壊装置(6)は、本体胴(1)に横向き姿勢で連設され、先端部が開放された筒状の圧力胴(1′)と、圧力胴(1′)の先端部に圧力胴(1′)の開口を覆うように固着され、大気中の空気を吸入し得る吸入口(30d)を形成した蓋部材(30)と、圧力胴(1′)と蓋部材(30)との間に気密状に挾持され、圧力胴(1′)と蓋部材(30)との間の空間を圧力室(1i)及び背圧室(1j)に区画形成するダイヤフラム(31)と、本体胴(1)及び圧力胴(1′)に形成され、逆止弁室(1d)を圧力室(1i)に連通させる圧力感知孔(1k)と、蓋部材(30)に形成され、背圧室(1j)を大気に連通させる大気ポート(30e)と、ダイヤフラム(31)の中央部に気密状に挿通支持されてダイヤフラム(31)と一緒に変位し、一端部が本体胴(1)に気密状態で移動自在に挿通支持されていると共に、他端部が蓋部材(30)の吸入口(30d)に気密状態で移動自在に挿入支持されて吸入口(30d)を開閉し得るステム(32)と、ステム(32)に形成され、蓋部材(30)の吸入口(30d)の開放時に止水栓室(1b)を大気に連通させる空気吸入孔(32a)とから成り、前記ステム(32)は、逆止弁(4)が正常に機能せず且つ逆止弁(4)の一次側が負圧になったときに、圧力感知孔(1k)を介して負圧になった圧力室(1i)と大気に連通する背圧室(1j)との圧力差により圧力室(1i)側へ変位して蓋部材(30)の吸入口(30d)を開放し、大気中の空気を吸入口(30d)から空気吸入孔(32a)を通して逆止弁(4)の一次側に吸入する構成としたことを特徴とする負圧破壊装置付止水栓。
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