JP5639723B1 - 携帯用電子機器用保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯用電子機器の画面の表示内容の確認や入力を必要とする作業において、作業性を良好にすることが可能な携帯用電子機器用保持具を提供する。【解決手段】保持具10は、画面21を有する携帯用電子機器20を保持する保持具本体1と、この保持具本体1から延出する延出体2と、使用者の首に掛けて保持具本体1を吊持可能なベルト状の懸吊体3とを備えている。保持具本体1は、全体が略長方形板状の部材を成し、例えば略四角板状の電子機器20の対角線上に位置する2つの角部領域を保持する。なお、ここでいう角部領域とは、電子機器20の四隅のそれぞれの角Kと、この角Kを挟んだ互いに直角な方向に延びる2つの側辺を含む領域である。電子機器20は、その裏面側(画面21が形成された面の反対面側)が保持具本体1の一面1aに載置されるように保持される。【選択図】図1

Description

本発明は、タブレット端末などの携帯用電子機器を保持する携帯用電子機器用保持具に関する。
例えば、高密度に配列された端子群を有する電気通信設備(例えば端子盤)等における、ジャンパ線等の切り替え作業、修理作業、保守作業などでは、作業対象を誤りなく選択するのは容易ではない。
そこで、例えば特許文献1に示すような携帯用電子機器を用い、作業に関連する情報、例えば配線に応じた端子位置変換情報などを表示させ、表示された情報に基づいて配線切り替え作業等の作業が行われることがある。
電子機器としては、タブレット端末に代表される大画面の携帯用電子機器を用いることができる。タブレット端末は、スマートフォンよりも大画面で、かつ無線通信によってデータの送受信が可能な薄板状の筐体を持つコンピュータであり、IPad(登録商標)、GALAXY Tab(登録商標)、Nexus(登録商標)などが広く知られている。
従来、作業等に用いるために、携帯用電子機器を保持する手段として、例えば、特許文献2に示すような、携行型端末首掛け固定用アームが知られていた。こうした携行型端末首掛け固定用アームを用いて使用者の首に携帯用電子機器を吊下させることによって、使用者は、両手が自由な状態で作業を行うことができる。
特開2011−209797号公報 特開2011−244410号公報
しかしながら、特許文献2に開示されたような携行型端末首掛け固定用アームでは、端末画面の視認性が悪く、また、タブレット端末など画面が大きな携帯用電子機器に適用すると、使用者の作業性が低下するという課題もあった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、携帯用電子機器の画面の表示内容の確認や入力を必要とする作業において、作業性を良好にすることが可能な携帯用電子機器用保持具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のいくつかの態様は、次のような携帯用電子機器用保持具を提供した。
すなわち、本発明の携帯用電子機器用保持具は、画面を有する略四角板状の携帯用電子機器を保持する長方形板状の保持具本体と、該保持具本体の長手方向の一辺から、該保持具本体の一面に沿って略垂直方向に延出する延出体と、使用者の首に掛けられて前記保持具本体を吊持可能な懸吊体と、を備え、前記保持具本体は、前記携帯用電子機器の対角線上にある2つの角のうち一方の角とその周縁を含む領域と係合する係合部と、他方の角とその周縁を含む領域と係合し、前記係合部に向けて前記携帯用電子機器を付勢する付勢部と、を有し、使用者が前記携帯用電子機器を操作ないし前記画面を視認する使用時においては、前記懸吊体で吊下され、かつ前記保持具本体の長手方向の一辺に沿った2つの角部のうちの一方の角と、前記延出体の延出側とを支点にして前記使用者に当接するか、または保持具本体の他方の角と、前記延出体の延出側とを支点にして前記使用者に当接し、前記使用者の身長方向に対して略直角方向に保持されることを特徴とする。
前記保持具本体の長手方向の一辺に沿った2つの角部のうちの一方の角の近傍に、前記延出体と離間して配され、保持具本体の一面に沿って略垂直方向に突出する突出部を備えていることを特徴とする。
前記係合部は、前記保持具本体の一面の2か所以上の部位に付け替え可能であることを特徴とする。
前記係合部および前記付勢部の少なくとも一方には、前記保持具本体の一面に対して垂直方向に立ち上がる2つの係合突起が形成され、2つの前記係合突起は、前記携帯用電子機器の角を挟んだ互いに直角な方向に延びる両側辺にそれぞれ当接することを特徴とする。
前記係合突起は、その突出方向に向かって直径が漸増する円錐形状を成すことを特徴とする。
前記懸吊体には、前記携帯用電子機器に接続されるケーブルを係止するケーブル係止具が設けられていることを特徴とする。
前記保持具本体、および前記延出体の少なくともいずれか一方には、携帯用電子機器用保持具を支持するための支持脚をネジ止めするネジ穴が形成されていることを特徴とする。
前記延出体の中央部分には開口が形成されていることを特徴とする請求項1ないし8いずれか一項に記載の携帯用電子機器用保持具。
前記保持具本体、前記延出体、および前記突出部は、一体の部材で形成されていることを特徴とする。
前記保持具本体、前記延出体、および前記突出部は、難燃性材料で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、タブレット端末などの携帯用電子機器を用いて、画面の表示内容を確認しながら行うべき作業を、両手が使用可能な状態で行うことができる。
従って、画面の表示内容の確認が必要な作業を容易にし、画面から得られる情報に即した信頼性の高い作業を可能とするとともに、その作業効率を高めることができる。
また、保持具本体を使用者の身体に沿わせた状態にすることができるため、使用者が移動する際などに保持具本体が障害になることがなく、作業効率を高める上で有利である。
第一実施形態の携帯用電子機器用保持具を示す斜視図である。 第一実施形態の携帯用電子機器用保持具を示す上面平面図である。 第一実施形態の携帯用電子機器用保持具を示す側面平面図である。 係合部の様子を示した平面図である。 付勢部の様子を示した斜視図である。 保持具に電子機器を取り付ける手順を示す説明図である。 保持具に電子機器を取り付ける手順を示す説明図である。 保持具の使用状態を示す説明図である。 保持具の使用状態を示す説明図である。 保持具の携行状態を示す説明図である。 第二実施形態の携帯用電子機器用保持具を示す上面平面図である。 第三実施形態の携帯用電子機器用保持具を示す上面平面図である。 係止部材を示す要部拡大斜視図である。 第四実施形態の携帯用電子機器用保持具を示す上面平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の携帯用電子機器用保持具について説明する。なお、以下に示す各実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第一実施形態)
本発明に係る携帯用電子機器用保持具の実施形態について、以下に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である携帯用電子機器用保持具10(以下、単に保持具と称する場合がある)を示す斜視図である。図2は、保持具を上面側から見た時の平面図である。図3は、保持具を厚み方向に沿った側面から見た時の平面図である。
本発明の保持具10に保持させる携帯用電子機器20(以下、単に電子機器と称する場合がある)としては、タブレット端末、タブレット型パソコン、タブレット型情報端末、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(personal digital assistant)、電子書籍用表示装置など、スマートフォンよりも大きな表示画面(概ね7〜12インチ程度)をもつ電子機器を想定している。こうした電子機器20は、全体が略四角板状の外形形状をもつ。電子機器20は、少なくとも一方の面側に画面21を有する。画面21には、液晶表示装置や有機EL表示装置等を使用できる。
画面21には、作業に関連する情報、例えば配線に応じた端子位置変換情報などを表示することができる。
保持具10は、画面21を有する携帯用電子機器20を保持する保持具本体1と、この保持具本体1から延出する延出体2と、使用者の首に掛けて保持具本体1を吊持可能なベルト状の懸吊体3とを備えている。
保持具本体1は、全体が略長方形板状の部材を成し、例えば略四角板状の電子機器20の対角線上に位置する2つの角部領域を保持する。なお、ここでいう角部領域とは、電子機器20の四隅のそれぞれの角Kと、この角Kを挟んだ互いに直角な方向に延びる2つの側辺を含む領域である。電子機器20は、その裏面側(画面21が形成された面の反対面側)が保持具本体1の一面1aに載置されるように保持される。
保持具本体1の長手方向に沿った一方の端側には、係合部11が形成されている。本実施形態においては、係合部11は、2つの係合突起11a,11bからなる。図4に示すように、係合突起11a,11bは、保持具本体1の一面1aに対して垂直な方向に突出している。電子機器20は、こうした係合突起11aと係合突起11bとの間に角Kが位置し、この角Kから互いに直角な方向に延びる2つの側辺S1,S2に対して、それぞれ係合突起11a,11bが当接する。係合突起11a,11bは、保持具本体1の一面1aに固着される軸11p1,11p2と、これらをそれぞれ取り巻く弾性部材11g1,11g2とからなる。
軸11p1,11p2は、例えば、ボルトネジから構成されていればよい。弾性部材11g1,11g2は、例えば、ゴムやウレタンなどの弾性材料からなり、突出方向に向かって直径が漸増する円錐形状を成している。これによって、係合突起11a,11bに電子機器20の角部領域が押し付けられた際に、電子機器20が保持具本体1の一面1aに向けて押し付けられるように作用する。これによって、衝撃が加えられても電子機器20が外れにくくなる。
また、保持具本体1の長手方向に沿った一方の端側には、懸吊体3の一端側の係着具3aを係止するための開口25aと、保持具本体1を手で保持する際に一方の側の手指を挿入する把持穴26a,26bが形成されている。係着具3aは、開口25bに対して着脱可能に形成されている。
保持具本体1の長手方向に沿った他方の端側には、付勢部12が形成されている。図5に示すように、付勢部12は、2つの係合突起12a,12bを備えたスライド板13と、保持具本体1に形成され、スライド板13を保持具本体1の一面1aに沿って摺動可能にさせるスライド溝14と、スライド板13をスライド溝14に摺動可能に保持させる押え板15と、スライド板13をスライド溝14の長手方向に沿って付勢する付勢部材16と、を備えている。
スライド板13には、使用者がこのスライド板13を摺動操作するための指掛かりとなる開口13aが形成されている。押え板15は、例えば、ネジ17によって保持具本体1に螺合されればよい。付勢部材16は、例えば、板バネやコイルバネなどから構成されていればよく、本実施形態ではコイルバネを採用している。
なお、係合突起12a,12bは、図4に示す係合突起11a,11bと同じように、スライド板13に固着される軸12p1,12p2と、これらをそれぞれ取り巻く弾性部材12g1,12g2とからなる。
こうした付勢部12は、付勢部材16によって、スライド板13が持具本体1の長手方向に沿った一方の端側に向けて付勢されている(図2の矢印Fの方向)。これによって、スライド板13に固着された係合突起12a,12bも同じ方向に付勢される。
電子機器20は、こうした係合部11と付勢部12との間で挟持される。即ち、図1、図2に示すように、四角板状の電子機器20の一方の角部領域と、対角線上の他方の角部領域が、それぞれ係合部11の係合突起11a,11bと、付勢部12の係合突起12a,12bにそれぞれ当接する。付勢部12は、付勢部材16によって電子機器20を係合部11に向けて押し付ける。これにより、電子機器20は、係合部11と付勢部12との間で対角線上の2つの角部領域で挟持され、電子機器20の裏面側は保持具本体1の一面1aに支持される。
保持具本体1の長手方向に沿った他方の端側には、懸吊体3の他端側の係着具3bを係止するための開口25bと、保持具本体1を手で保持する際に一方の側の手指を挿入する把持穴26c,26dが形成されている。係着具3bは、開口25bに対して着脱可能に形成されている。
保持具本体1の中央付近には、保持具本体1の厚み方向に沿って貫通するネジ穴53が形成されている。このネジ穴53は、保持具10全体を支持するための支持脚55の雲台に形成されたネジ56(図3参照)が挿入されるものであり、三脚など床面に設置して対象物を支持する支持脚55に、保持具10を取り付けることができる構造となっている。
こうした三脚などの支持脚55に保持具10を支持させることによって、電子機器20を保持した保持具10を使用者が吊下しなくても、作業場所に載置して電子機器20を自在に操作することもできる。そして、必要に応じて支持脚55から保持具10を取り外し、懸吊体3で吊下させて電子機器20を視認、操作することができる。
保持具本体1の長手方向に沿った一辺(一側辺)1cにおける付勢部12寄りには、保持具本体1の一面1aに沿って略垂直方向に延出する延出部2が一体に形成されている。また、保持具本体1の長手方向に沿った一辺(一側辺)1cにおける係合部11寄りには、延出体2と離間して配され、保持具本体1の一面1aに沿って略垂直方向に突出する突出部4が一体に形成されている。
延出体2は、例えば、中央部分に開口19が形成された略台形の板状部材である。また、突出部4は、例えば、半円形の板状部材である。これら延出体2や突出部4は、保持具本体1と一体に形成されていればよいが、別体として形成して保持具本体1に係着する構成であってもよい。
こうした保持具本体1と延出体2によって、上面から見た時に、保持具10は、略T字形状を成す。これら保持具本体1、延出体2、および突出部4は、合成樹脂によって一体に形成されていればよい。合成樹脂としては、例えば、難燃性樹脂を用いることが好ましく、MCナイロン、ポリカーボネート等が好ましく挙げられる。
図2に示すように、延出体2の延出側の内の一方の角部2aと突出部4の周面とを結ぶ線L1は、保持具10に電子機器20を保持させた際の側面20L1と略平行になるように、延出体2が形成されている。
また、延出体2の延出側の内の他方の角部2bと保持具本体1の付勢部12寄りの角部1rとを結ぶ線L2は、保持具10に電子機器20を保持させた際の側面20L1に直角な側面20L2と略平行になるように、延出体2が形成されている。
懸吊体3は、合成繊維、天然繊維などからなるリボン状の線材であって、保持具本体1を吊持できる程度の強度を有する。懸吊体3は例えば断面平板状としてよい。リボン状の懸吊体2は、軽量であり、使用者の首への装着操作が容易であるという利点がある。
懸吊体3には、その長さを調節するストッパ3sが取り付けられている。ストッパ3sは懸吊体3の長さ方向の任意の位置に取り付けることができる。ストッパ3sの位置調整によって、電子機器20の位置を使用者の身長などに応じて自在に調整し、視認位置を最適にすることができる。
以上のような構成の携帯用電子機器用保持具10の使用方法と、その作用を説明する。
まず、タブレット端末などの電子機器20を保持具10に保持させる。図6に示すように、最初に、スライド板13の開口13aに指を掛けて、付勢部材16(図2参照)の付勢方向に抗するようにスライド板13を手前に摺動させる。これによって、スライド板13に形成された係合突起12a,12bと、係合部11の係合突起11a,11bとの間の間隔が広げられる。
そして、スライド板13を手前に引き寄せた状態で、電子機器20を保持具本体1の一面に載置する。この時、電子機器20の一方の角を係合部11の係合突起11aと係合突起11bとの間に差し入れるようにする。次いで、電子機器20の対角線上の他方の角を、スライド板13の係合突起12aと係合突起12bとの間に差し入れるようにする。
そして、図7に示すように、スライド板13が付勢方向に戻るように開口13aから指を離すと、付勢部材16の付勢力によって、係合部11の係合突起11a,11bとスライド板13の係合突起12a,12bとの間で、電子機器が挟持される。
電子機器20は、その一方の角を含む角部領域と、この一方の角部領域の対角線上に位置する他方の角部領域との間で、長方形板状の保持具本体1の長手方向に対して傾いた状態で保持される。
以上の手順で保持具10に電子機器20を保持させた後、例えば、電子機器20に表示させた情報に基づいて配線切り替え作業等の作業が行う場合、図8に示すように、使用者(作業者)Pは、保持具10の懸吊体3を肩からたすき掛けにして保持具10を吊下させる。
そして、電子機器20の画面を視認、操作を行う使用時においては、保持具本体1の長手方向の一辺に沿った2つの角部のうちの一方の角と、延出体2の延出側とを支点にして使用者Pの腹部に当接させる。本実施形態では、図2に示す延出体2の延出側の内の一方の角部2aと、保持具本体1の一方の角から延びる突出部4の周面とを使用者Pの腹部に当接させ、使用者Pの身長方向に対して略直角な方向、即ち、保持具本体1の一面1aが略水平方向に沿うように吊下させる。
このような使用状態においては、使用者Pが正面で見下ろした位置に、電子機器20の画面がほぼ傾きなく正対する。図8では、長方形の画面が横長に観察できる位置に電子機器20が保持されている。これによって、使用者Pは、起立した姿勢(図8(a)参照)や、膝を立てた姿勢(図8(a)参照)で、電子機器20の画面を見下ろし位置で容易に観察しつつ、両手を自由に使って修理作業や保守作業などを効率よく行うことが可能になる。また、電子機器20の画面を片手で操作しつつ、もう一方の手で作業を行うこともできる。
なお、図9に示すように、保持具本体1の長手方向の一辺に沿った2つの角部のうちの他方の角と、延出体2の延出側とを支点にして使用者Pの腹部に当接させることもできる。即ち、使用者が懸吊体3のたすき掛け方向を変えることで、図2に示す延出体2の延出側の内の他方の角部2bと、保持具本体1の付勢部12寄りの角部1rとを使用者Pの腹部に当接させる。この場合、長方形の画面が縦長に観察できる位置に電子機器20が保持される。こうした状態でも、電子機器20の画面を見下ろし位置で容易に観察しつつ、両手を自由に使って修理作業や保守作業などを効率よく行うことが可能になる。
このように、使用者Pは、表示する映像のアスペクト比などに応じて、保持具本体1と延出体2を腹部に当接させる位置を変更することで、長方形の画面を横長に観察できる位置と縦長に観察できる位置とを自在に切り替えつつ、作業を行うことができる。
使用者Pは、1つの作業が完了して別な作業位置に移動する際には、図10に示すように、懸吊体3を肩からたすき掛けにしたまま、電子機器20を保持させた保持具10を背中側に回すことで、歩行の妨げになることなく保持具10を持ち運ぶことができる。この時、電子機器20の画面を使用者Pの身体側に向けた状態でも、あるいは、画面を外側に向けた状態でも持ち運ぶことができる。
なお、保持具本体1に、外部機器を収容する収容部を設けた構成とすることも好ましい。外部機器としては、例えば、予備のバッテリーや各種入力デバイスなどが挙げられる。
以下、本発明の携帯用電子機器用保持具の別な実施形態について、いくつか例示し、その構成を説明する。なお、以下の各実施形態については、上述した第一実施形態と同様の構成には同一の番号を付し、その説明を省略する。
(第二実施形態)
図11は、第二実施形態の携帯用電子機器用保持具を示す平面図である。この実施形態の保持具50は、互いに一体に形成された保持具本体51と延出体52との接続部分である2か所の内角部分が外側に膨らむように形成され、ここにネジ穴53a,53bがそれぞれ形成されている。このネジ穴53a,53bは、保持具50を支持するための支持脚55の雲台に形成されたネジ56が挿入されるものであり、三脚など床面に設置して対象物を支持する支持脚55に、保持具50を取り付けることができる構造となっている。
また同様に、保持具本体51の中央付近にも、保持具本体1の厚み方向に沿って貫通するネジ穴53cが形成されており、支持脚55の雲台に形成されたネジ56を挿入することができる。
こうした三脚などの支持脚55に保持具50を支持させることによって、電子機器20を保持した保持具50を使用者が吊下しなくても、作業場所に載置して電子機器20を自在に操作することもできる。そして、必要に応じて支持脚55から保持具50を取り外し、懸吊体3で吊下させて電子機器20を視認、操作することができる。
なお、ネジ穴53aに支持脚55を取り付けて保持具50を自立させれば、長方形の画面が横長に観察できる位置に電子機器20を保持することができる。また、ネジ穴53bに支持脚55を取り付けて保持具50を自立させれば、長方形の画面が縦長に観察できる位置に電子機器20を保持することができる。また、ネジ穴53cに支持脚55を取り付けて保持具50を自立させれば、画面を水平に観察できる位置に電子機器20を保持することができる。
(第三実施形態)
図12は、第三実施形態の携帯用電子機器用保持具を示す平面図である。この実施形態の保持具70は、保持具本体71に対して係合部72の位置が変えられる構成となっている。係合部72は、係合部材73と、保持具本体71に形成され係合部材73を着脱可能な係着部74a,74bとから構成される。
図13に示すように、係合部材73は、係合突起73a,73bと、係着部74a,74bに形成される突条(図示略)と嵌合する溝73cを備え、係合突起73a,73bに対して電子機器の一方の角部領域が当接される。
再び図12を参照して、係着部74a,74bは、係合部材73を挿入して図中の矢印方向にスライドさせることによって、板バネ状のストッパ75で係止される。
係合部材73は、保持させる電子機器20のサイズに応じて、係着部74aか、または係着部74bのどちらか一方に係着させる。例えば、図13に示すように、係合部材73を係着部74aに係着させることで、係着部74aに係着された係合部材73と、付勢部12の係合突起12a,12bとの間で、大きいサイズの電子機器20(20L)を挟持することができる。
一方、係合部材73を係着部74bに係着させることで、係着部74bに係着された係合部材73と、付勢部12の係合突起12a,12bとの間で、小さいサイズの電子機器20(20S)を挟持することができる。
このように、係合部72を構成する係合部材73の取付位置を変えられる構成によって、例えば、7インチ程度の比較的小さいサイズの画面を持つタブレット端末と、10インチ程度の比較的大きいサイズの画面を持つタブレット端末のいずれも、保持具70によって保持することが可能になる。
また、この実施形態では、懸吊体3の一部に、ケーブル78を係止するためのケーブル係止具79が形成されている。ケーブル78は、例えば、電子機器20に対して電力を供給する給電ケーブルや、外部とのデータ送受信を行うリンクケーブルなどが挙げられる。
こうしたケーブル78は、保持具70を自在に移動させるために、全長が長めになっている場合が多く、そのままでは絡まったり、移動の支障となる懸念がある。このため、余分な長さのケーブル78を束ねてケーブル係止具79で係止しておくことにより、保持具70の取り回しがしやすくなる。
なお、こうしたケーブル係止具79は、懸吊体3に巻き付けた帯状部材などから構成されていればよい。
また、保持具本体71の中央付近には、保持具本体71の厚み方向に沿って貫通するネジ穴53が形成されており、三脚などの支持脚の雲台に形成されたネジを挿入することができる。
更に、この実施形態では、保持具本体71の一部に開口77を形成することによって、延出体75に形成された開口75aとともに、保持具70全体の重量を軽量化することができる。これによって、保持具70の吊下による使用者の疲労を軽減することができる。
(第四実施形態)
図14は、第四実施形態の携帯用電子機器用保持具を示す平面図である。この実施形態の保持具80は、保持具本体81に対して係合部82の位置が変えられる構成となっている。係合部82は、係合部材83と、保持具本体81に形成され係合部材83を着脱可能な係着部84a,84bとから構成される。係合部材83は、電子機器20の角の直近位置を保持する近接した係合突起83a,83bを備えている
また、この実施形態では、付勢部85においても、係合部82の係合部材83と同様に、電子機器20の角の直近位置を保持する近接した係合突起85a,85bを備えている。 本実施形態のように、電子機器20を対角線上の角部の近傍で保持することによって、保持具80の小型化を図ることができる。
また、保持具本体81の中央付近には、保持具本体81の厚み方向に沿って貫通するネジ穴53が形成されており、三脚などの支持脚の雲台に形成されたネジを挿入することができる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明の携帯用電子機器用保持具に電子機器の一例であるテレビゲームやDVDプレーヤーを保持させることによって、長時間の使用による身体の疲労が軽減される。
また、本発明の携帯用電子機器用保持具に撮影機能を持った電子機器を保持させ、撮影機能を利用して撮影を行うと、手ブレを軽減して一定の角度を保った撮影をおこなうことができる。
また、本発明の携帯用電子機器用保持具に通信機能を備えた電子機器を保持させて、音声通信や映像通信を行うことによって、長時間の通信による身体の疲労が軽減される。
また、本発明の携帯用電子機器用保持具にナビゲーション機能を備えた電子機器を保持させて、歩行など移動を行うと、身体の疲労が軽減される。さらに、こうした歩行時に、万歩計(登録商標)や健康計測器の保持に用いると、身体の疲労が軽減される。
1 保持具本体
2 延出体
3 懸吊体
10 携帯用電子機器用保持具
11 係合部
12 付勢部
20 電子機器

Claims (10)

  1. 画面を有する略四角板状の携帯用電子機器を保持する長方形板状の保持具本体と、該保持具本体の長手方向の一辺から、該保持具本体の一面に沿って略垂直方向に延出する延出体と、使用者の首に掛けられて前記保持具本体を吊持可能な懸吊体と、を備え、
    前記保持具本体は、前記携帯用電子機器の対角線上にある2つの角のうち一方の角とその周縁を含む領域と係合する係合部と、他方の角とその周縁を含む領域と係合し、前記係合部に向けて前記携帯用電子機器を付勢する付勢部と、を有し、
    使用者が前記携帯用電子機器を操作ないし前記画面を視認する使用時においては、前記懸吊体で吊下され、かつ前記保持具本体の長手方向の一辺に沿った2つの角部のうちの一方の角と、前記延出体の延出側とを支点にして前記使用者に当接するか、または保持具本体の他方の角と、前記延出体の延出側とを支点にして前記使用者に当接し、前記使用者の身長方向に対して略直角方向に保持されることを特徴とする携帯用電子機器用保持具。
  2. 前記保持具本体の長手方向の一辺に沿った2つの角部のうちの一方の角の近傍に、前記延出体と離間して配され、保持具本体の一面に沿って略垂直方向に突出する突出部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の携帯用電子機器用保持具。
  3. 前記係合部は、前記保持具本体の一面の2か所以上の部位に付け替え可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯用電子機器用保持具。
  4. 前記係合部および前記付勢部の少なくとも一方には、前記保持具本体の一面に対して垂直方向に立ち上がる2つの係合突起が形成され、2つの前記係合突起は、前記携帯用電子機器の角を挟んだ互いに直角な方向に延びる両側辺にそれぞれ当接することを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載の携帯用電子機器用保持具。
  5. 前記係合突起は、その突出方向に向かって直径が漸増する円錐形状を成すことを特徴とする請求項4に記載の携帯用電子機器用保持具。
  6. 前記懸吊体には、前記携帯用電子機器に接続されるケーブルを係止するケーブル係止具が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5いずれか一項に記載の携帯用電子機器用保持具。
  7. 前記保持具本体、および前記延出体の少なくともいずれか一方には、携帯用電子機器用保持具を支持するための支持脚をネジ止めするネジ穴が形成されていることを特徴とする請求項2ないし6いずれか一項に記載の携帯用電子機器用保持具。
  8. 前記延出体の中央部分には開口が形成されていることを特徴とする請求項1ないし7いずれか一項に記載の携帯用電子機器用保持具。
  9. 前記保持具本体、前記延出体、および前記突出部は、一体の部材で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯用電子機器用保持具。
  10. 前記保持具本体、前記延出体、および前記突出部は、難燃性材料で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯用電子機器用保持具。
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