JP5637366B2 - 放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置 - Google Patents
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炉中に入れた放射性廃棄物を熱源により溶融させて処理する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置であって、
処理対象である前記放射性廃棄物により前記炉内の特定の位置から放射される放射線のうちその水平方向成分を検出して前記放射線の強度を表す放射線強度信号を送出する放射線検出センサと、
前記放射線強度信号が表す放射線強度の経時的変化に基づき前記特定位置における前記放射性廃棄物の移動状況を把握して前記特定位置における前記放射性廃棄物の溶融状況を検出する演算処理手段とを有することを特徴とする放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記演算処理手段は、前記放射線強度信号の周波数分析を行うことにより直流成分を抽出し、該直流成分のレベルとその初期値とを比較し、前記直流成分が前記初期値に対して所定値以下になった場合に溶融完了と判断して溶融完了信号を送出するように構成したものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
さらに、本態様によれば、放射線強度信号の直流成分に基づき、この直流成分の初期値に対する測定値の割合が所定値以下になったことを以て、溶融の進行に伴う対流の発達により直流成分が漸減したものとして溶融完了の状況を特定することができる。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記演算処理手段は、前記放射線強度信号の周波数分析を行うことにより直流成分を抽出し、前記直流成分が漸減し、さらに前記直流成分のレベルの変動幅が所定範囲内に収まった場合に溶融完了と判断して溶融完了信号を送出するように構成したものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記演算処理手段は、前記放射線強度信号の周波数分析を行うことにより高周波成分を抽出し、前記高周波成分の振幅が漸増し、さらに前記高周波成分の振幅の変動幅が所定範囲内に収まった場合に溶融完了と判断して溶融完了信号を送出するように構成したものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記演算処理手段は、放射線強度信号の周波数分析を行うことにより直流成分と高周波成分とをそれぞれ抽出し、前記直流成分が漸減するとともに前記高周波成分の振幅が漸増し、さらに前記直流成分のレベルの変動幅と交流成分の振幅の変動幅とがそれぞれ所定範囲内に収まった場合に溶融完了と判断して溶融完了信号を送出するように構成したものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記演算処理手段は、放射線強度信号の周波数分析を行うことにより直流成分と高周波成分とをそれぞれ抽出し、前記直流成分のレベルと高周波成分のレベルとを比較することにより前記直流成分が漸減するとともに前記高周波成分の振幅が漸増することによる両者の比が所定値以下になった場合に溶融完了と判断して溶融完了信号を送出するように構成したものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1ないし第5の態様の何れか一つに記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記放射線検出センサは、少なくとも前記炉の下部と上部との各特定位置から放射される放射線の水平成分をそれぞれ検出するとともに、
前記演算処理手段は、各特定位置から放射される放射線をそれぞれ処理するものであることを特徴とする放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記放射線検出センサは、前記炉の下部における前記特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記第1の核種による放射線強度信号のレベルが前記第2の核種による放射線強度信号のレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記放射線検出センサは、前記炉の上部における前記特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記第2の核種による放射線強度信号のレベルが前記第1の核種による放射線強度信号のレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記放射線検出センサは、前記炉の下部および上部における各特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記各特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記下部の特定位置における前記第1の核種による放射線強度信号のレベルが前記第2の核種による放射線強度信号のレベルに較べ、所定値以上となり、且つ前記上部の特定位置における前記第2の核種による放射線強度信号のレベルが前記第1の核種による放射線強度信号のレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記放射線検出センサは、前記炉の下部における前記特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記第1の核種による放射線強度信号のレベルがその初期値におけるレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記放射線検出センサは、前記炉の上部における前記特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記第2の核種による放射線強度信号のレベルがその初期値におけるレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記放射線検出センサは、前記炉の下部および上部における各特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記各特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記下部の特定位置における前記第1の核種による放射線強度信号のレベルがその初期値におけるレベルに較べ、所定値以上となり、且つ前記上部の特定位置における前記第2の核種による放射線強度信号のレベルがその初期値におけるレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
第1の態様に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記放射線検出センサは、前記炉内の特定の領域から放射される特定核種の放射線の強度を表す放射線強度信号を送出し、
前記演算処理手段は、前記放射線強度信号に基づき前記炉の側面から見た放射線強度の2次元分布を算出するとともに、放射線の動きの流速分布を検出することにより前記炉の下部の特定位置における流速ベクトルを算出し、さらに前記流速ベクトルの変化が所定の時間に所定範囲に収まった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置にある。
図1は本形態に係る溶融状況の検出装置の原理を説明するための説明図である。同図に示すように、アーク炉Aを形成する坩堝1内には処理対象である放射性廃棄物2が入れてある。放射性廃棄物2はトーチ3で形成される高温のプラズマ4により徐々に溶融されて比重が大きい最下層の金属溶融層5と比重が小さいスラグ層6とに分離される。また、溶融処理の程度によっては金属溶融層5中に未溶融廃棄物7が残存している場合があるが、溶融完了後出湯し、鋳型で成型するためには、かかる未溶融廃棄物7が金属溶融層5およびスラグ層6中に存在しないような溶融状況であることを保証する必要がある。
図5は本形態に係る溶融状況の検出装置の原理を説明するための説明図である。放射性廃棄物2(図1参照;以下同じ)の溶融が完了した状態では、図5に示すように、坩堝1の底部に金属溶融層5が形成され、その上に浮遊した状態でスラグ層6が形成される。ここで、前述の如く、Csはスラグ層6に多く含まれ、Coは金属溶融層5に多く含まれる傾向があることが知られている。したがって、放射線検出センサD3,D4で検出する特定核種をそれぞれCs、Coとすることでスラグ層6および金属溶融層5に含まれるCs,Coの割合に基づき溶融の状況を判断し得ると考えられる。
坩堝1を側面から見た放射線強度の2次元分布の測定を行い、その時間変化のデータを適切に処理することによって、放射線の動きの流速分布を得ることができる。すなわち、放射性核種の流速分布を得ることができ、これは放射性核種を内包している溶湯の動きを反映したものになる。したがって、溶湯の動きの有無によって、その観測場所の対象が溶融しているのか、否かを判断することができると考えられる。
C,F,H 放射線検出センサ
D,G,I 演算処理装置
1 坩堝
2 放射性廃棄物
5 金属溶融層
6 スラグ層
Claims (13)
- 炉中に入れた放射性廃棄物を熱源により溶融させて処理する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置であって、
処理対象である前記放射性廃棄物により前記炉内の特定の位置から放射される放射線のうちその水平方向成分を検出して前記放射線の強度を表す放射線強度信号を送出する放射線検出センサと、
前記放射線強度信号が表す放射線強度の経時的変化に基づき前記特定位置における前記放射性廃棄物の移動状況を把握して前記特定位置における前記放射性廃棄物の溶融状況を検出する演算処理手段とを有することを特徴とする放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記演算処理手段は、前記放射線強度信号の周波数分析を行うことにより直流成分を抽出し、該直流成分のレベルとその初期値とを比較し、前記直流成分が前記初期値に対して所定値以下になった場合に溶融完了と判断して溶融完了信号を送出するように構成したものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。 - 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記演算処理手段は、前記放射線強度信号の周波数分析を行うことにより直流成分を抽出し、前記直流成分が漸減し、さらに前記直流成分のレベルの変動幅が所定範囲内に収まった場合に溶融完了と判断して溶融完了信号を送出するように構成したものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。
- 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記演算処理手段は、前記放射線強度信号の周波数分析を行うことにより高周波成分を抽出し、前記高周波成分の振幅が漸増し、さらに前記高周波成分の振幅の変動幅が所定範囲内に収まった場合に溶融完了と判断して溶融完了信号を送出するように構成したものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。
- 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記演算処理手段は、放射線強度信号の周波数分析を行うことにより直流成分と高周波成分とをそれぞれ抽出し、前記直流成分が漸減するとともに前記高周波成分の振幅が漸増し、さらに前記直流成分のレベルの変動幅と交流成分の振幅の変動幅とがそれぞれ所定範囲内に収まった場合に溶融完了と判断して溶融完了信号を送出するように構成したものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。
- 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記演算処理手段は、放射線強度信号の周波数分析を行うことにより直流成分と高周波成分とをそれぞれ抽出し、前記直流成分のレベルと高周波成分のレベルとを比較することにより前記直流成分が漸減するとともに前記高周波成分の振幅が漸増することによる両者の比が所定値以下になった場合に溶融完了と判断して溶融完了信号を送出するように構成したものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。
- 請求項1ないし請求項5の何れか一つに記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、
前記放射線検出センサは、少なくとも前記炉の下部と上部との各特定位置から放射される放射線の水平成分をそれぞれ検出するとともに、
前記演算処理手段は、各特定位置から放射される放射線をそれぞれ処理するものであることを特徴とする放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。 - 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記放射線検出センサは、前記炉の下部における前記特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記第1の核種による放射線強度信号のレベルが前記第2の核種による放射線強度信号のレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。 - 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記放射線検出センサは、前記炉の上部における前記特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記第2の核種による放射線強度信号のレベルが前記第1の核種による放射線強度信号のレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。 - 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記放射線検出センサは、前記炉の下部および上部における各特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記各特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記下部の特定位置における前記第1の核種による放射線強度信号のレベルが前記第2の核種による放射線強度信号のレベルに較べ、所定値以上となり、且つ前記上部の特定位置における前記第2の核種による放射線強度信号のレベルが前記第1の核種による放射線強度信号のレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。 - 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記放射線検出センサは、前記炉の下部における前記特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記第1の核種による放射線強度信号のレベルがその初期値におけるレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。 - 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記放射線検出センサは、前記炉の上部における前記特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記第2の核種による放射線強度信号のレベルがその初期値におけるレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。 - 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記放射線検出センサは、前記炉の下部および上部における各特定位置から放射される放射線の水平成分を検出するとともに、前記各特定位置から放射される金属層に多く含まれる第1の核種からの放射線と前記放射性廃棄物のうちスラグ層に多く含まれる第2の核種からの放射線とをそれぞれ検出してそれぞれの強度を表す放射線強度信号を送出するとともに、
前記演算処理手段は、前記下部の特定位置における前記第1の核種による放射線強度信号のレベルがその初期値におけるレベルに較べ、所定値以上となり、且つ前記上部の特定位置における前記第2の核種による放射線強度信号のレベルがその初期値におけるレベルに較べ、所定値以上となった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。 - 請求項1に記載する放射性廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置において、 前記放射線検出センサは、前記炉内の特定の領域から放射される特定核種の放射線の強度を表す放射線強度信号を送出し、
前記演算処理手段は、前記放射線強度信号に基づき前記炉の側面から見た放射線強度の2次元分布を算出するとともに、放射線の動きの流速分布を検出することにより前記炉の下部の特定位置における流速ベクトルを算出し、さらに前記流速ベクトルの変化が所定の時間に所定範囲に収まった場合に前記放射性廃棄物の溶融が完了したものと判断して溶融完了を表す完了信号を送出するものであることを特徴とする放射線廃棄物の溶融処理時における溶融状況の検出装置。
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