JP5636062B2 - 消色装置 - Google Patents

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Description

この明細書に記載の実施形態は、加熱処理により消色可能な色材でシート上に印字した画像を消色する消色処理技術に関する。
従来、消色可能な色材による画像が印字されたシートを消色温度まで加熱して、消色する消色部を有する消色装置がある。この消色装置の中には、画像読取部で画像中に含まれるシートに印字された消色処理禁止の情報を読取った場合に、消色部の加熱を停止し、消色部に通紙されるシートに印字された画像を消色しないものがある。
特開平6−95494号公報
しかしながら、この消色装置では、消色処理禁止の情報を含む画像が印字されたシートを消色部に通紙する場合には、消色部を通紙するシートに印字された画像が消色しないようにするために、消色部の加熱を停止させ、消色部の温度を急激に低下させる。このため、この消色装置においては、再度消色部でシートに印字された画像を消色するためには、消色部の温度を低い状態から消色温度まで到達させる必要があり、その間消色部へのシートの通紙を停止させるため、消色処理に関するパフォーマンスが低下する問題があった。
本明細書に記載の実施形態に係る消色装置は、シートに印字された画像を読取る画像読取部と、画像読取部で読取ったシートを搬送する搬送部と、搬送部により搬送されたシートを、消色可能色材により印字された画像を消色する第1の加熱温度または第1の加熱温度とは異なる第2の加熱温度で加熱する加熱消色部と、画像読取部で読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれる場合には、加熱消色部の温度を第2の加熱温度に設定し、画像読取部で読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれない場合には、加熱消色部の温度を第1の加熱温度に設定する制御部とを有する。
実施形態に係る消色装置の概略構成を示す図。 図1に示す加熱消色部を拡大した図。 図1に示す消色装置のハードウェア構成を示すブロック図。 図1の消色装置による消色処理を示す制御フローチャート。 図4の加熱消色処理を示す制御フローチャート。 変形例における消色装置1の加熱消色処理を示す制御フローチャート。
以下、実施形態の消色装置1を図面に基づいて説明する。図1は実施形態に係る消色装置1の概略構成を示す図であり、図2は図1に示す加熱消色部2を拡大した図である。なお、消色装置1の幅方向をx軸、奥行き方向をy軸、高さ方向をz軸とする。
消色装置1は、図1に示すように、消色処理を行う複数枚のシートを給紙する給紙部11、搬送部12、搬送部12により搬送されたシートを排紙する排紙部13、消色搬送部14、画像読取部15、加熱消色部2、再利用回数印字部16、記憶部3、制御部4および操作パネル17を備える。排紙部13は、再利用可能なシートを排紙する再利用可排紙トレイ131と再利用不可能なシートを排紙する再利用不可排紙トレイ132とを有する。
給紙部11は、消色温度に達すると消色する消色可能トナーや消色可能インク等の消色可能色材による画像が印字されたシートを積載するスタッカトレイ111、ピックアップローラ112、および給紙ローラ113を有する。スタッカトレイ111には、例えばA4、A5、Letterサイズ等の種々のサイズの消色装置1内に給紙可能なシートを積載する。スタッカトレイ111に積載されたシートは、ピックアップローラ112により一枚ずつ取り出され、給紙ローラ113により搬送部12へ供給される。なお、スタッカトレイ111内には、消色消色可能色材による画像が印字されたシート以外を積載しても良い。
搬送部12は、第1搬送路121、第2搬送路122、第3搬送路123、第1搬送路121と第2搬送路122へのシート搬送を切替える第1フラッパ124、スイッチバックしたシートを第3搬送路123へ導く第2フラッパ125、および第1、第2、第3搬送路121、122、123内のシートを搬送する搬送ローラ126を有する。図1に示すように、第1搬送路121は、給紙部11から画像読取部15を通り、再利用可排紙トレイ131へシートを搬送する搬送路である。第2搬送路122は、第1搬送路121における画像読取部15のシート搬送方向下流から分岐し、加熱消色部2を通り、画像読取部15のシート搬送方向上流で合流する搬送路である。第1フラッパ124は、第1搬送路121から第2搬送路122に分岐する第1分岐点127に位置する。第3搬送路123は、第1搬送路121における第1分岐点127のシート搬送方向下流から分岐し、第1搬送路121内を搬送されるシートを再利用不可排紙トレイ132へ搬送する搬送路である。第2フラッパ125は、この第1搬送路121から第3搬送路123に分岐する第2分岐点128に位置する。
消色搬送部14は、図1に示すように、第2搬送路122における加熱消色部2のシート搬送方向の上流および下流に位置する。消色搬送部14は、画像読取部15で読取られたシートを加熱消色部2へ導くとともに、第2搬送路122内のシートを第1搬送路121へ戻す。この消色搬送部14の駆動速度を変更することにより、加熱消色部2を通紙するシートの速度を任意に変更することができる。
画像読取部15は、例えばスキャナ等であり、読取位置153においてシートに印字された画像を読取り、図1に示すように、シートの一方の面に印字された画像を読取る第1画像読取部151と、シートの他方の面に印字された画像を読取る第2画像読取部152を有する。画像読取部15は、シートに印字された画像を読取ることで、読取った画像中に含まれる消色処理禁止に関する情報(機密文章に関する識別情報や再利用回数が再利用可能上限回数に達する情報など)を取得する。
加熱消色部2は、図2に示すように、搬送部12により搬送されたシートを加熱するものであり、第1加熱消色部21および第2加熱消色部22を有する。第1加熱消色部21は、第2搬送路122を挟みように位置する第1加圧部211および第1熱源メインランプ212aを有する第1加熱部212と第1加熱部212の温度を検出する第1温度検出部213とを有する。第2加熱消色部22は、第1加熱消色部21のシート搬送方向の下流側であり、第1加熱部212と同じ側に位置する第2加圧部221と、第2加圧部221に対向して位置し、第2熱源メインランプ222aおよび第2熱源サブランプ222bを備える第2加熱部222と、第2加熱部222の温度を検出する第2温度検出部223とを有する。
加熱消色部2は、第1温度検出部213および第2温度検出部223の検出結果に基づき、第1熱源メインランプ212a、第2熱源メインランプ222aおよび第2熱源サブランプ222bを点灯させて、第1加熱消色部21の温度および第2加熱消色部22の温度(以下、加熱消色部2の温度という)を所望の加熱温度に設定する。加熱消色部2が設定する所望の加熱温度としては、消色可能色材により印字された画像が消色する第1の加熱温度や、第1の加熱温度より低い第2の加熱温度などである。なお、第1の加熱温度および第2の加熱温度のそれぞれは、一定の温度としても良く、あるいは、所定の幅を持った温度領域としても良い。
ここで、第2加熱部222が備える第2熱源メインランプ222aおよび第2熱源サブランプ222bの総和の熱量は、第1加熱部212が備える第1熱源メインランプ212aの熱量よりも小さく設定すると良い。例えば、第1加熱部212が備える第1熱源メインランプ212aの熱量を700Wとし、第2加熱部222が備える第2熱源メインランプ222aおよび第2熱源サブランプ222bの総和の熱量を650Wとする。これは、第2加熱部222が第1加熱部212のシート搬送方向下流側に位置しており、第2加熱部222を通過するシートがある程度加熱された状態であるため、シートを加熱する際に第2加熱部222において奪われる熱量が第1加熱部212において奪われる熱量に比べて少ないためである。
再利用回数印字部16は、第1搬送路121における画像読取部15のシート搬送方向下流に位置し、画像読取部15で読取った画像中に含まれる再利用回数に応じて、シートに再利用回数を印字する。
記憶部3は、アプリケーションプログラムおよびOSを記憶する。アプリケーションプログラムは、画像読取部15による読取機能、加熱消色部2の加熱消色機能といった消色装置1が有する機能を実行するプログラム、Webクライアント用のアプリケーション(Webブラウザ)またはその他のアプリケーションを含む。また、記憶部3には、予め機密文章に関する各種識別情報および再利用上限回数などが記憶している。
制御部4は、消色装置1全体を制御し、各種処理を実行する。例えば、制御部4は、画像読取部15で読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれるか否かを判断し、この判断結果に基づいて、加熱消色部2の温度を第1の加熱温度または第2の加熱温度に設定する。この制御部4により画像中に消色処理禁止の情報が含まれると判断する場合としては、例えば、記憶部3内に記憶されている機密文章に関する識別情報と一致すると判断する場合、または記憶部3内に記憶されている再利用上限回数と再利用回数印字部16により印字された回数が一致すると判断する場合などである。
また、制御部4が画像読取部15で読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれると判断した場合には、制御部4は、加熱消色部2の温度を第2の加熱温度に設定する。一方、制御部4が画像読取部15で読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれないと判断した場合には、制御部4は、加熱消色部2の温度を第1の加熱温度に設定する。
操作パネル17は、タッチパネル式の表示部171と、テンキー、ストップキー、スタートキー等の操作部172とを備える。使用者は、操作部172の操作または表示部171のタッチ操作により、消色処理開始の入力や消色装置1に関する各種設定を行う。
次に本実施形態の消色装置1におけるハードウェア構成について説明する。図3は、図1の消色装置1におけるハードウェア構成を示すブロック図である。
消色装置1は、図3に示すように、制御部4、記憶部3、給紙部11、排紙部13、画像読取部15、搬送部12、操作パネル17、再利用回数印字部16、加熱消色部2および消色搬送部14を有する。これらは、バス5を介してそれぞれ接続されている。
制御部4は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ41およびメモリ42を有する。プロセッサ41は、消色装置1における各種処理を行う役割を有しており、メモリ42内で格納している種々の機能に関するプログラムを実行する。メモリ42は、例えば、半導体メモリであり、各種制御プログラムを格納するROM421(Read Only Memory)と、プロセッサ41に一時的な作業領域を提供するRAM422(Random Access Memory)と、を有する。
記憶部3は、例えば、ハードディスクドライブやその他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリ等の半導体記憶装置またはこれらの任意の組合せでなどにより構成されるものである。
次に、本実施形態の消色装置1における消色処理について説明する。図4は図1の消色装置1による消色処理を示す制御フローチャートであり、図5は図4の加熱消色処理を示す制御フローチャートである。
初期状態としては、給紙部11内に消色可能色材で画像が印字されたシートを複数枚収容し、記憶部3には機密文章に関する識別情報および再利用可能上限枚数が記憶されているものとする。
図4を参照して、使用者が操作パネル17を操作して、消色処理開始の入力を行うと、操作部172は、消色処理開始に関する信号を制御部4へ送信する(ACT101)。制御部4は、給紙部11を動作させて、給紙部11内に収容したシートを第1搬送路121へ給紙する(ACT102)。制御部4は、搬送ローラ126を動作させて、第1搬送路121へ給紙されたシートを画像読取部15へ搬送する(ACT103)。制御部4は、画像読取部15を動作させて、読取位置153にて第1搬送路121内を搬送されるシートに印字された画像を読取り、読取った画像を制御部4へ送信する(ACT104)。制御部4は、第1フラッパ124を第2搬送路122に導く位置に動作させるとともに、搬送ローラ126を動作させて、画像読取部15で読取ったシートを第2搬送路122へ搬送する(ACT105)。
制御部4は、読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれるか否かを判断し、この判断結果に基づいて、加熱消色部2の温度を第1の加熱温度または第2の加熱温度に設定する。制御部4は、加熱消色部2の温度が第1の加熱温度または第2の加熱温度に達したと判断すると、消色搬送部14を動作させて、加熱消色部2へ通紙して、シートに加熱消色処理を行う(ACT106)。この加熱消色処理を行う場合における加熱消色部2の設定温度に関する処理に関しては後述する。
制御部4は、消色搬送部14および搬送ローラ126を動作させて、消色処理されたシートを再度第1搬送路121へ戻し、第1搬送路121のシート搬送方向下流へ搬送する(ACT107)。制御部4が、読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれないと判断していた場合には、第1フラッパ124を第1搬送路121へ導く方向に設定するとともに、第2フラッパ125を第1搬送路121におけるシート搬送方向の下流端部へ導く方向に設定して、第1搬送路121内を搬送されるシートを再利用可排紙トレイ131へ排紙する(ACT108)。
一方、制御部4が読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれると判断した場合には、上記のように第2フラッパ125により第1搬送路121におけるシート搬送方向の下流端部へシートが導かれたことを制御部4が判断すると、制御部4は、第1搬送路121におけるシート搬送方向の下流端部に設けられた搬送ローラ126を逆回転させて、第2フラッパ125を第3搬送路123へ導く方向に動作させる。これにより、第1搬送路121におけるシート搬送方向の下流端部に搬送されたシートは、スイッチバックして、第3搬送路123内を搬送して、再利用不可排紙トレイ132内へ排紙する(ACT108)。
そして、制御部4は、給紙部11内に収容されたシートが全て再利用可排紙トレイ131または再利用不可排紙トレイ132に排紙されるまで、上記処理を繰り返す(ACT109)。
本実施形態の消色装置1は、シートに印字された画像を消色するかの有無に関わらず、画像読取部15で読取られたシートを全て第2搬送路122へ搬送して第1搬送路121へ戻す構成とするため、画像読取部15の読取位置153と第1分岐点127(第1搬送路121における画像読取部15のシート搬送方向下流側で第2搬送路122に分岐する点)までの距離を短くすることができる。具体的には、第1搬送路121における読取位置153から第1分岐点127までの距離を消色装置1に通紙可能な最大シートにおける長手方向の長さよりも短くしても、シートを第2搬送路122へ一旦搬送することで、最大シートにおける長手方向の長さを確保することができるため、画像読取部15の読取結果に応じた消色処理および再利用可排紙トレイ131または再利用不可排紙トレイ132への排紙を行うことができる。この第1搬送路121における読取位置153から第1分岐点127までの距離は、より好ましくは消色装置1に通紙可能な最少シートにおける長手方向の長さよりも短く設定すると良い。この構成により、本実施形態の消色装置1は、消色装置1全体の大きさをコンパクトにすることができる。さらに、消色装置1全体の大きさをコンパクトにすることにより、画像読取部15から加熱消色部2までのシートの搬送距離を短くすることができるため、本実施形態の消色装置1は消色処理に関するパフォーマンス性能を向上させることができる。
次に、本実施形態における消色装置1における加熱消色部2の加熱消色処理に関する温度設定処理について説明する。
図5を参照して、第2搬送路122内へシートが搬送されると(図4のACT105)、制御部4は、搬送されたシートに印字された画像中に消色処理禁止の情報が含まれるか否かを判断する(ACT201、202)。制御部4が、読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれており、消色処理を行わないと判断した場合には(ACT202NO)、加熱消色部2の温度を第2の加熱温度に設定する(ACT206)。制御部4は、第2温度検出部223の検知温度と設定温度(第2の加熱温度)とを比較して、加熱消色部2の温度が第2の加熱温度に到達するまで、加熱消色部2へのシートを搬送することを停止する(ACT207NO)。制御部4が、第2温度検出部223の検知温度が設定温度に達したと判断すると、消色搬送部14を動作させて、第2搬送路122内にシートを搬送して、第1搬送路121へ戻す(ACT208、209)。
一方、制御部4が、読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれておらず、消色処理を行うと判断すると(ACT202YES)、加熱消色部2の温度を第1の加熱温度に設定する(ACT203)。制御部4は、第1温度検出部213の検知温度と設定温度(第1の加熱温度)とを比較して、加熱消色部2の温度が第1の加熱温度に到達するまで、加熱消色部2へシートを搬送することを停止する(ACT204NO)。制御部4が、第1温度検出部213の検知温度が設定温度に達したと判断すると(ACT204YES)、消色搬送部14を動作させて、第2搬送路122内にシートを搬送し、加熱消色部2へ搬送する(ACT205)。加熱消色部2へ搬送されたシートは、第1の加熱温度(消色温度)で加熱され、シートに印字された画像は消色される。そして、制御部4は、消色搬送部14を動作させて、加熱消色部2で消色されたシートを第1搬送路121へ戻す(ACT209)。
このように、制御部4は、消色処理を行う場合には加熱消色部2の設定温度を第1の加熱温度に設定し、消色処理を行わない場合には加熱消色部2の設定温度を第2の加熱温度に設定することで、消色処理の実行の有無に関わらず、常に加熱消色部2の温度を高い状態に保つことができる。すなわち、本実施形態の消色装置1において、印字された画像を消色しないシートを通紙した後に印字された画像を消色するシートを通紙する場合においては、制御部4は、単に加熱消色部2の温度を第2の加熱温度から第1の加熱温度に上昇させるだけで済むため、加熱消色部2が第1の加熱温度に到達するまでにかかる時間を短くすることができる。
このようにして、本実施形態の消色装置1は、印字された画像を消色しないシートを通紙した後に印字された画像を消色するシートを加熱消色部2に通紙するまでにかかる時間(加熱消色部2の加熱温度を第2の加熱温度から第1の加熱温度に上昇させた後に、シートを加熱消色部2へ搬送するまでに必要な時間)を短くすることで、従来の消色装置(印字された画像を消色しないシートが通紙する場合には加熱消色部2の加熱を停止する装置)に比べて、消色処理におけるパフォーマンスを向上することができる。
また、本実施形態の消色装置1は、印字された画像を消色しないシート(画像中に消色処理禁止の情報が含まれるシート)を加熱消色部2へ通紙する際には、加熱消色部2の温度を第1の加熱温度(消色温度)より低い第2の加熱温度に設定することで、シートに印字された画像が消色されることを防ぐ。これにより、本実施形態の消色装置1は、画像中に消色処理禁止の情報が含まれるシートが、使用者により再度使用されることを防ぐ。
具体的には、例えば、制御部4で判断した消色処理禁止の情報が機密文章の識別情報である場合には、シートに印字された画像を消色せずに再利用不可排紙トレイ132に排出することで、使用者が誤って機密文章が印字されていたシートを再度利用することを防ぎ、シートに印字されていた画像の内容が他の者へ読まれることを防ぐことができる。
上記実施形態において、画像中に消色処理禁止の情報が含まれるシートの処理を、画像中に消色処理禁止の情報が含まれないシートの処理に比べて、加熱消色部2の設定温度のみを変更する構成(第1の加熱温度から第2の加熱温度に変更する構成)として説明したが、この加熱消色部2の設定温度の変更の他に加熱消色部2へ通紙するシートの搬送速度を変更する構成としても良い。この変形例の消色装置1に関しては、図6を用いて具体的に説明する。図6は、変形例における消色装置1の加熱消色処理を示す制御フローチャートである。なお、この変形例については、制御部4がシートに関して消色処理が不可能と判定した場合のみの処理が異なるため、この処理について説明する。
制御部4が画像読取部15で読取ったシートに関して消色処理が不可能と判断した場合には(ACT202NO)、制御部4は、加熱消色部2の設定温度を第2の加熱温度に設定する(ACT206)。制御部4が加熱消色部2の設定温度を第2の加熱温度に達したと判定すると(ACT207YES)、制御部4は、消色搬送部14の駆動速度を消色するシートにおける駆動速度よりも早く設定し(ACT210)、加熱消色部へシートを搬送する(ACT208)。このような構成により、消色しないシートに関する加熱消色部2の通紙時間を、消色するシートに関する加熱消色部2の通紙時間よりも短くすることで、シートの温度が消色温度に達し難くし、よりシートに印字された画像が消色しないようにすることができる。
また、上記実施形態において、第2の加熱温度を第1の加熱温度よりも低い温度として説明したが、特にこれに限られるものではなく、加熱消色部2を通る際にシートが消色温度に達しないような速度で搬送部12の駆動速度を設定する構成とした場合には、第1の加熱温度より第2の加熱温度を高く設定しても良い。すなわち、第2の加熱温度を第1の加熱温度(消色温度)よりも高い温度としても、消色搬送部14の駆動速度を速く設定し、加熱消色部2の通紙時間が短くすることで、加熱消色部2を通紙するシートが消色温度まで達することを防ぎ、シートに印字された画像が消色しないようにする。
また、上記実施形態において、第2の加熱温度を第1の加熱温度よりも低い温度に設定するものとして説明したが、第2の加熱温度を100度未満の温度としても良い。第2の加熱温度を100度未満に設定して加熱消色部2にシートを通過させることにより、シート中に含まれる水分が蒸発してシートがカールすることを防止することができる。
上記実施形態において、第2加熱部222が第2熱源メインランプ222aおよび第2熱源サブランプ222bを備えるものとして説明したが、特にこれに限られるものではなく、第2加熱部222が第2熱源メインランプ222aのみを備えた構成としても良い。また、第1加熱部212に関しても、第1熱源メインランプ212aの他に第1熱源サブランプを備える構成としても良い。
以上に詳説したように、この明細書に記載の技術によれば、消色装置1における消色処理に関するパフォーマンスを向上することができる。
1 消色装置
11 給紙部 111 スタッカトレイ 112 ピックアップローラ 113 給紙ローラ 12 搬送部 121 第1搬送路 122 第2搬送路 123 第3搬送路 124 第1フラッパ 125 第2フラッパ 126 搬送ローラ 127 第1分岐点 128 第2分岐点 13 排紙部 131 再利用可排紙トレイ 132 再利用不可排紙トレイ 14 消色搬送部 15 画像読取部 151 第1画像読取部 152 第2画像読取部 153 読取位置 16 再利用回数印字部 17 操作パネル 171 表示部 172 操作部
2 加熱消色部
21 第1加熱消色部 211 第1加圧部 212 第1加熱部 212a 第1熱源メインランプ 213 第1温度検出部 22 第2加熱消色部 221 第2加圧部 222 第2加熱部 222a 第2熱源メインランプ 222b 第2熱源サブランプ 223 第2温度検出部
3 記憶部
4 制御部
41 プロセッサ 42 メモリ 421 ROM 422 RAM
5 バス

Claims (4)

  1. シートに印字された画像を読取る画像読取部と、
    前記画像読取部で読取ったシートを搬送する搬送部と、
    加熱消色部であり、前記搬送部により搬送されたシートを、消色可能色材により印字された画像を消色する第1の加熱温度、または前記第1の加熱温度よりも低く、前記加熱消色部の加熱を停止させた場合の該加熱消色部の温度よりも高い第2の加熱温度で加熱する加熱消色部と、
    前記画像読取部で読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれる場合には、前記加熱消色部の温度を前記第2の加熱温度に設定し、
    前記画像読取部で読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれない場合には、前記加熱消色部の温度を前記第1の加熱温度に設定し、
    消色処理禁止の情報が含まれる場合は、前記加熱消色部での通紙時間を、消色処理禁止の情報が含まれない場合の前記加熱消色部での通紙時間よりも短くする制御部と
    を有する消色装置。
  2. 請求項1に記載された装置であって、
    前記搬送部は、
    前記画像読取部が位置する第1の搬送路と、
    前記第1の搬送路における前記画像読取部のシート搬送方向下流から分岐し、前記加熱消色部を通り、前記画像読取部のシート搬送方向上流で合流する第2の搬送路を有するものであり、
    前記第1の搬送路における前記画像読取部の位置から前記第1の搬送路における分岐点までの距離が、通紙可能な最大シートにおける長手方向の長さよりも短い消色装置。
  3. 請求項2に記載された装置であって、
    前記搬送部は、
    前記第2の搬送路に位置し、前記画像読取部で読取られたシートを前記加熱消色部へ導くとともに、前記第1の搬送路へ搬送する消色搬送部を有するものであり、
    前記制御部は、前記画像読取部で読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれる場合には、前記消色搬送部の駆動速度を、前記画像読取部で読取った画像中に消色処理禁止の情報が含まれない場合における前記消色搬送部の駆動速度よりも速くなるように設定する消色装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載された装置であって、
    前記加熱消色部における前記第2の加熱温度は、100℃未満である消色装置。
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