JP5635710B2 - マンモグラフィ装置及びそれを用いた撮影システム - Google Patents

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Description

本発明は、乳房を透過した放射線を検出して放射線画像情報を取得するマンモグラフィ装置及びそれを用いた撮影システムに関する。
マンモグラフィ装置は、乳房に放射線を照射して放射線画像情報を取得し、乳房の腫瘤や石灰化の有無を検出するための装置であり、特に乳癌を発見する装置として極めて有力なものである。
マンモグラフィ装置は、乳房を透過した放射線を検出する放射線検出器が収納された撮影台と、撮影台に対向して配置され、乳房を撮影台に対して圧迫する圧迫板とを備え、放射線源から出力された放射線を前記圧迫板を介して乳房に照射し、乳房を透過した放射線を前記放射線検出器によって検出することで、乳房の放射線画像情報を取得する。
この場合、乳房を圧迫板で圧迫するのは、乳房の厚さを均一にすることで放射線の透過量を位置によらず略一定にするとともに、腫瘤等が生じやすい乳腺近傍の組織を分散させることにより、読影に適した画像を取得するためである。
ところで、乳房撮影では、同一の被写体における左右両方の乳房の放射線画像情報を取得し、それらを比較する、いわゆる、ミラー読影が行われる。この場合、取得した画像は、読影診断の精度向上のため、左右対称であることが望ましい。また、同一の被写体の同一の乳房の過去画像と今回の画像とを比較する場合には、過去画像のポジショニングと、これから撮影を行う画像のポジショニングとが同じである必要がある。このようなポジショニングを実現するためには、熟練した高度な技術が要求される。
そこで、例えば、特許文献1は、過去画像を読み出して透明な圧迫板上に投影させ、この過去画像を基準として、圧迫板を介して視認される現在の乳房のポジショニングを行うようにした従来技術を開示している。また、特許文献1は、撮影台に対する乳房の接触領域をセンサで検出し、その接触領域と過去画像とをモニタ上で重ねて表示するようにした従来技術を開示している。
しかしながら、この従来技術では、形状を確認してポジショニングを行うことができるだけであり、圧迫圧力まで考慮したポジショニングを行うことができるものではない。そのため、過去画像と現在画像とで圧迫状態の異なる場合があり、画像を高精度に一致させることができない事態を惹起するおそれがある。
一方、特許文献2は、圧迫板による乳房に対する圧迫圧力を略均一にするため、圧迫板を乳房の外形形状に合わせて傾動自在に構成した従来技術を開示している。
しかしながら、この従来技術の場合も、過去画像と現在画像とで圧迫圧力が一致している補償がなく、画像同士を比較して高精度な読影診断を行うことができないおそれがある。
特開2007−236805号公報 米国特許第5506877号明細書
本発明は、前記の不具合に鑑みてなされたものであり、圧迫圧力分布を含む乳房の位置決め状態を容易且つ高精度に把握することのできるマンモグラフィ装置及びそれを用いた撮影システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、過去に撮影した乳房の画像と、これから撮影しようとする乳房の画像とを、圧迫圧力分布を含む位置決め状態が高精度に一致した状態で取得することのできるマンモグラフィ装置及びそれを用いた撮影システムを提供することを目的とする。
本発明は、乳房を透過した放射線を検出して、前記乳房の放射線画像情報を取得する放射線検出器と、前記放射線検出器を収納し、前記乳房を保持する撮影台と、前記撮影台に指向して変位可能に構成され、前記乳房を圧迫する圧迫板と、前記圧迫板を介して前記乳房に照射される前記放射線を出力する放射線源と、前記圧迫板による前記乳房の前記撮影台に対する圧迫圧力分布を検出する圧迫圧力分布検出手段と、を備えるマンモグラフィ装置に関する。そして、本発明において、前記圧迫圧力分布検出手段は、前記圧迫板又は前記撮影台を両側部からそれぞれ支持する一対の支持部材に1次元配列される複数の圧力センサにより構成され、前記各圧力センサにより検出された圧迫圧力を補間処理することで前記圧迫圧力分布を検出し、検出した前記圧迫圧力分布に基づいて前記乳房の位置決め状態を把握する
また、本発明は、乳房を透過した放射線を検出して、前記乳房の放射線画像情報を取得する放射線検出器と、前記放射線検出器を収納し、前記乳房を保持する撮影台と、前記撮影台に指向して変位可能に構成され、前記乳房を圧迫する圧迫板と、前記圧迫板を介して前記乳房に照射される前記放射線を出力する放射線源と、前記圧迫板による前記乳房の前記撮影台に対する圧迫圧力分布を検出する圧迫圧力分布検出手段とを有するマンモグラフィ装置と、検出した前記圧迫圧力分布を表示する表示装置と、を備える撮影システムに関する。そして、本発明において、前記圧迫圧力分布検出手段は、前記圧迫板又は前記撮影台を両側部からそれぞれ支持する一対の支持部材に1次元配列される複数の圧力センサにより構成され、前記各圧力センサにより検出された圧迫圧力を補間処理することで前記圧迫圧力分布を検出し、検出した前記圧迫圧力分布に基づいて前記乳房の位置決め状態を把握する
本発明のマンモグラフィ装置及びそれを用いた撮影システムでは、撮影台と圧迫板との間に位置決めした乳房の位置決め状態を容易且つ高精度に把握することできる。これにより、取得した放射線画像情報の読影診断の信頼性を向上させることが可能となる。
また、過去に撮影した乳房の画像と、これから撮影しようとする乳房の画像とを、圧迫圧力分布を含む位置決め状態が高精度に一致した状態で取得することができるため、画像同士を比較して行う読影診断の信頼性が向上する。
本実施形態の撮影システムの構成ブロック図である。 マンモグラフィ装置の構成図である。 放射線検出器の回路構成図である。 コンソール及びマンモグラフィ装置の制御ブロック図である。 2次元配列からなる圧力センサを撮影台に配設した実施形態の説明図である。 圧迫圧力分布表示の説明図である。 圧迫板に圧迫圧力分布の画像を映写する実施形態の構成ブロック図である。 2次元配列からなる圧力センサを圧迫板に配設するとともに、映写機を用いて圧迫板に圧迫圧力分布の画像を映写する実施形態の説明図である。 圧迫板上に映写した圧迫圧力分布表示の説明図である。 1次元配列からなる圧力センサを圧迫板を支持するブラケットに配設した実施形態の説明図である。 傾動可能に構成した圧迫板の説明図である。 図11に示す構成からなる圧迫板を駆動制御する構成ブロック図である。 他の構成からなる放射線検出器の構成図説明図である。 蓄積性蛍光体パネルを用いた撮影システムの構成図である。 図14に示す撮影システムを構成する読取装置の構成図である。 撮影台の内部に配設されるバーコードリーダの配置説明図である。 撮影台の内部に配設されるバーコードリーダの他の構成の説明図である。 撮影台の内部に配設されるバーコードリーダの他の構成の説明図である。 撮影台の内部に配設されるバーコードリーダのさらに他の構成の説明図である。
図1は、本実施形態の撮影システム10の構成ブロック図である。撮影システム10は、病院内の医療事務処理を管理する医事情報システム12(HIS:Hospital Information System)と、HIS12の管理下において、放射線科での放射線画像の撮影処理を管理する放射線科情報システム14(RIS:Radiology Information System)と、医師による読影診断を行うためのビューア16と、放射線科の撮影室に隣接する処理室に設置され、撮影装置を管理制御するコンソール18と、コンソール18により制御されるマンモグラフィ装置20と、マンモグラフィ装置20により撮影された放射線画像情報を蓄積する蓄積装置22とを備え、これらが院内ネットワーク24によって相互に接続されている。院内ネットワーク24には、必要に応じてさらに他のコンソール、撮影装置等を接続することができる。
図2は、マンモグラフィ装置20の構成図である。マンモグラフィ装置20は、被写体25の乳房(後述)の放射線画像情報を撮影する装置であり、立設状態に設置される基台26と、基台26の略中央部に配設される旋回軸28に固定されるアーム部材30と、被写体25の乳房に放射線を照射する放射線源(後述)を収納し、アーム部材30の一端部に固定される放射線源収納部34と、乳房を透過した放射線を検出して放射線画像情報を取得する放射線検出器(後述)を収納し、アーム部材30の他端部に固定される撮影台36と、撮影台36に指向して変位することで、乳房を圧迫する圧迫板38とを備える。
放射線源収納部34及び撮影台36が固定されたアーム部材30は、旋回軸28を中心として矢印A方向に旋回することで、被写体25の乳房に対する撮影方向が調整可能に構成される。圧迫板38は、アーム部材30に連結された状態で放射線源収納部34及び撮影台36間に配設されており、矢印B方向に変位可能に構成される。
また、基台26には、マンモグラフィ装置20によって検出された被写体25の撮像部位、撮影方向等の撮影情報、被写体25のID情報等を表示するとともに、マンモグラフィ装置20に対する乳房の位置決め状態を把握するための情報を表示する表示部40が配設される。
図3は、マンモグラフィ装置20の撮影台36に収納される放射線検出器50の回路構成図である。
放射線検出器50は、放射線を感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層52を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)54のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量56に蓄積した後、各行毎にTFT54を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図3では、光電変換層52及び蓄積容量56からなる1つの画素58と1つのTFT54との接続関係のみを示し、その他の画素58の構成については省略している。なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。従って、撮影台36内に放射線検出器50を冷却する手段を配設することが好ましい。
各画素58に接続されるTFT54には、行方向と平行に延びるゲート線60と、列方向と平行に延びる信号線62とが接続される。各ゲート線60は、ライン走査駆動部64に接続され、各信号線62は、読取回路を構成するマルチプレクサ66に接続される。
ゲート線60には、行方向に配列されたTFT54をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部64から供給される。この場合、ライン走査駆動部64は、ゲート線60を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ68とを備える。アドレスデコーダ68には、検出器制御部80からアドレス信号が供給される。
また、信号線62には、列方向に配列されたTFT54を介して各画素58の蓄積容量56に保持されている電荷が流出する。この電荷は、増幅器72によって増幅される。増幅器72には、サンプルホールド回路74を介してマルチプレクサ66が接続される。マルチプレクサ66は、信号線62を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ76を備える。アドレスデコーダ76には、検出器制御部80からアドレス信号が供給される。マルチプレクサ66には、A/D変換器78が接続され、A/D変換器78によってデジタル信号に変換された放射線画像情報が検出器制御部80に供給される。検出器制御部80は、取得した放射線画像情報を院内ネットワーク24を介してコンソール18に供給する。
図4は、コンソール18及びマンモグラフィ装置20の制御ブロック図である。
マンモグラフィ装置20は、放射線源収納部34に収納される放射線源82と、放射線源82を制御する放射線源制御部84と、圧迫板38を矢印B方向に変位させる圧迫板駆動制御部86と、撮影台36の撮影面に沿って2次元状に配列され(図5)、圧迫板38によって撮影台36に圧迫される乳房88による圧迫圧力を検出する多数の圧力センサ90と、圧力センサ90を制御するとともに、圧力センサ90によって検出された圧迫圧力を処理してコンソール18及び表示部40に送信する圧力センサ制御部92と、放射線検出器50と、放射線検出器50を制御するとともに、放射線検出器50によって検出された放射線画像情報をコンソール18及び表示部40に送信する検出器制御部80とを備える。
なお、圧力センサ90は、放射線を完全に透過する材料によって形成することが望ましいが、放射線の一部を吸収する材料から形成される場合には、以下に説明するように、コンソール18において、取得した放射線画像情報を圧力センサ90の放射線透過率に従って補正するものとする。
コンソール18は、技師によって必要な操作を行うための操作部94と、コンソール18及びマンモグラフィ装置20を制御する制御部96と、RIS14を用いて医師により設定され、あるいは、必要に応じて技師により設定された撮影条件を記憶する撮影条件メモリ98と、マンモグラフィ装置20及び蓄積装置22から取得した放射線画像情報を記憶する画像メモリ100と、マンモグラフィ装置20及び蓄積装置22から取得した圧迫圧力分布情報を記憶する圧迫圧力メモリ102と、マンモグラフィ装置20の圧力センサ90の放射線透過率に応じた補正データを記憶する補正データメモリ104と、圧迫圧力分布情報を処理するとともに、前記補正データを用いて放射線画像情報を処理する情報処理部106と、処理された圧迫圧力分布情報及び放射線画像情報を表示する表示部108とを備える。
なお、撮影条件とは、乳房88に照射する放射線の線量を規定する管電圧、管電流、照射時間等の条件であり、これらの撮影条件がマンモグラフィ装置20の放射線源制御部84に設定される。
本実施形態の撮影システム10及びマンモグラフィ装置20は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作について説明する。
先ず、医師は、RIS14を用いて、被写体25のID情報、乳房88に対する撮影方法及び撮影条件の設定を行う。なお、ID情報とは、被写体25の氏名、年齢等、被写体25を特定するための情報である。撮影方法には、乳房88の上部から放射線を照射して撮影を行う頭尾方向(CC)撮影、側面から放射線を照射して撮影を行う側面方向(ML)撮影、斜め方向から放射線を照射して撮影を行う内外側斜位(MLO)撮影があり、医師は、これらの撮影方法を指定する。撮影条件とは、放射線源82に設定する管電圧、管電流、放射線の照射時間等であり、この撮影条件によって乳房88に対する放射線の照射線量が決まる。
設定されたID情報、撮影方法及び撮影条件は、院内ネットワーク24を介してコンソール18に送信される。コンソール18の制御部96は、送信されたこれらの情報を表示部108に表示させるとともに、撮影条件を撮影条件メモリ98に一旦記憶させる。また、マンモグラフィ装置20を操作する技師は、表示部108に表示された情報を確認し、必要に応じて、操作部94を用いて情報の追加、変更等を行うことができる。決定された撮影条件は、院内ネットワーク24を介してコンソール18からマンモグラフィ装置20に送信され、放射線源制御部84に設定される。
撮影条件が設定された後、マンモグラフィ装置20を用いた撮影を開始する。そこで、技師は、指定された撮影方法に従い、マンモグラフィ装置20のアーム部材30を旋回軸28を中心に旋回させ、所望の撮影状態に設定する。図1は、頭尾方向(CC)撮影を行う場合を示す。なお、撮影方法に係る情報をコンソール18からマンモグラフィ装置20の表示部40に送信して表示させることにより、表示内容を確認しながらマンモグラフィ装置20の調整を行うことができる。
次に、マンモグラフィ装置20に対して被写体25の乳房88のポジショニングを行う。すなわち、乳房88を撮影台36に載置した後、圧迫板38を撮影台36に指向して徐々に近接させることにより、撮影台36及び圧迫板38間の所定位置に乳房88を位置決め保持させる。
ここで、撮影台36の撮影面には、図5に示すように、複数の圧力センサ90が2次元状に配列されており、圧迫板38により乳房88が圧迫されて撮影台36に押圧された際、各圧力センサ90がその圧迫圧力を検出する。圧力センサ制御部92は、検出した圧迫圧力のデータを処理し、マンモグラフィ装置20の表示部40に対して、例えば、図6に実線で示すように、撮影台36上での圧迫圧力分布を表示させる。
なお、現在の圧迫圧力分布は、図6に示すように、同じ圧力を線で結んだ等圧線110として表示し、且つ、その圧力値を、P1、P2、P3のように表示することができる。また、圧力値に応じて、分布の範囲を色の濃淡、彩度、色合い別として表示してもよい。
技師は、表示部40に表示された等圧線110による圧迫圧力分布を確認しながら、撮影台36と圧迫板38との間の乳房88のポジショニングを行う。適切なポジショニングとなったときの圧迫圧力分布に係るデータは、院内ネットワーク24を介してコンソール18に送信され、情報処理部106を介して圧迫圧力メモリ102に記憶される。なお、圧迫圧力分布は、コンソール18の表示部108に表示して確認するようにしてもよい。
また、過去のポジショニング時に取得した圧迫圧力分布を圧迫圧力メモリ102から読み出し、現在の圧迫圧力分布に重ねて表示させることにより、不慣れな技師であっても、同じポジショニング状態を容易に実現することができる。
図6に示す等圧線112は、圧迫圧力メモリ102に記憶させた過去の圧迫圧力分布に係るデータに基づいて表示したものであり、技師は、これらの等圧線110、112が一致するように、乳房88の位置を調整することにより、例えば、左右の乳房88の撮影を行う際に、左右で同じ圧迫圧力分布となる乳房88のポジショニングを容易に実現することができる。なお、重ねて表示する圧迫圧力分布は、同一の乳房88に対する過去及び現在の圧迫圧力分布であってもよい。
また、図6に示す表示部40又は108の画像では、過去の撮影で取得した乳房88の放射線画像情報を画像メモリ100から取得し、その外郭形状114を等圧線110、112とともに表示させることにより、ポジショニング状態を一層容易に把握することができる。
また、図7及び図8に示すように、圧力センサ90を圧迫板38の圧迫面に2次元配列して圧迫圧力分布を求める構成としてもよい。なお、図7及び図8に示す構成からなるマンモグラフィ装置20では、放射線源82を収納する放射線源収納部34に映写機制御部116によって制御される映写機118を配設している。図9に示すように、現在のポジショニングにおいて検出した圧迫圧力分布を表す等圧線110の画像を圧迫板38上に映写するとともに、過去のポジショニングの際に取得した乳房88の圧迫圧力分布を表す等圧線112及び乳房88の外郭形状114の画像を圧迫板38上に重ねて映写し、乳房88のポジショニング状態を把握することもできる。なお、圧迫板38を半透明体とすれば、圧迫板38を介して現在の乳房88の外郭形状120を同時に確認することができる。
以上のようにして、乳房88が所望の状態にポジショニングされた後、放射線画像の撮影を開始する。
そこで、放射線源制御部84は、コンソール18から供給された撮影条件である管電圧、管電流、照射時間に従って放射線源82を制御し、放射線を圧迫板38を介して乳房88に照射する。乳房88を透過した放射線は、放射線検出器50に照射され、放射線画像情報が検出される。
放射線検出器50(図3)を構成する各画素58の光電変換層52は、入射した放射線を電気信号に変換し、その電気信号が蓄積容量56に電荷として保持される。次いで、各蓄積容量56に保持された乳房88の放射線画像情報である電荷情報は、検出器制御部80からライン走査駆動部64及びマルチプレクサ66に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部64のアドレスデコーダ68は、検出器制御部80から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線60に接続されたTFT54のゲートに制御信号Vonを供給する。一方、マルチプレクサ66のアドレスデコーダ76は、制御部80から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部64によって選択されたゲート線60に接続された各画素58の蓄積容量56に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線62を介して順次読み出す。
選択されたゲート線60に接続された各画素58の蓄積容量56から読み出された放射線画像情報は、各増幅器72によって増幅された後、各サンプルホールド回路74によってサンプリングされ、マルチプレクサ66を介してA/D変換器78に供給され、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された放射線画像情報は、検出器制御部80により院内ネットワーク24を介してコンソール18に送信される。
同様にして、ライン走査駆動部64のアドレスデコーダ68は、検出器制御部80から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線60に接続されている各画素58の蓄積容量56に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線62を介して読み出し、マルチプレクサ66、A/D変換器78及び検出器制御部80を介してコンソール18に送信される。
コンソール18の情報処理部106は、受信した放射線画像情報に対して、補正データメモリ104に記憶されている補正データに基づいて補正処理を施す。すなわち、補正データメモリ104には、撮影台36又は圧迫板38に配設した圧力センサ90の放射線透過率に応じた補正データが記憶されており、この補正データを用いて放射線画像情報を補正することにより、圧力センサ90の陰影を除去した放射線画像情報を得ることができる。補正された放射線画像情報は、表示部108に表示される。技師は、表示された画像を確認し、適切な撮影が行われたものと判断されると、その画像に係る放射線画像情報が院内ネットワーク24を介してビューア16に送信される。医師は、ビューア16に送信された放射線画像情報に基づき、必要な読影診断を行う。
図10は、圧迫圧力を検出する圧力センサの他の配置の説明図である。圧迫板38は、その両側部がブラケット122a、122bを介してアーム部材30に支持され、ブラケット122a、122bの長手方向に沿って複数の圧力センサ124a、124bが所定間隔で配設される。
この場合、圧力センサ124aによって検出された圧迫圧力と、圧力センサ124bによって検出された圧迫圧力とを補間処理することにより、取得した放射線画像情報から圧力センサ124a、124bの放射線透過率の分を補正することなく、圧迫板38の圧迫面に沿った圧迫圧力の2次元的な分布を求めることができる。
図11は、マンモグラフィ装置20のアーム部材30に対して、第1傾動モータ126及びブラケット128を介して矢印C方向に傾動可能に支持するとともに、第2傾動モータ130によりブラケット128を介して矢印D方向に傾動可能に支持して構成した圧迫板38を示す。図12は、圧力センサを図5、図8又は図10に示すように配設した構成における圧迫板38の駆動回路の説明図である。
この場合、乳房88の位置を調整するとともに、第1傾動モータ126及び第2傾動モータ130を駆動して圧迫板38を矢印C方向又はD方向に傾動させることにより、圧力センサ90によって検出された圧迫圧力の分布が、過去に検出された圧迫圧力の分布に近づくように調整することができる。
上述したマンモグラフィ装置20では、照射された放射線を、直接電気信号としての放射線画像情報に変換して取得する放射線検出器50を用いる場合について説明したが、図13に示す構成からなる放射線検出器140を用いることもできる。
放射線検出器140は、直接変換方式且つ光読出方式の固体検出器であって、乳房88を透過した放射線に基づく放射線画像情報を静電潜像として蓄積し、読取光源部142からのオンオフ制御された読取光Lにより走査されることで、静電潜像に応じた電荷情報を電流として発生する。
放射線検出器140は、放射線が照射される側から順に、乳房88を透過した放射線に対して透過性を有する第1電極層144と、放射線が照射されることで導電性を呈する記録用光導電層146と、潜像電荷に対しては略絶縁体として作用する一方、潜像電荷と逆極性の輸送電荷に対して略導電体として作用する電荷輸送層148と、読取光源部142から読取光Lが照射されることで導電性を呈する読取用光導電層150と、読取光Lに対して透過性を有する第2電極層152とが配設されて構成される。
記録用光導電層146と電荷輸送層148との界面には、記録用光導電層146で発生した電荷を潜像電荷として蓄積する蓄電部154が形成される。第2電極層152は、読取光源部142が延在する方向と直交する方向に延在する多数の線状電極156を有する。
このように構成される放射線検出器140では、乳房88を透過した放射線が第1電極層144を介して記録用光導電層146に照射されると、記録用光導電層146が導電性を呈して電荷対が生成される。生成された電荷対のうち、正電荷は、第1電極層144に供給される負電荷と結合して消滅する。一方、記録用光導電層146で生成された負電荷は、電荷輸送層148に向かって移動する。電荷輸送層148は、負電荷に対して略絶縁体として作用するため、記録用光導電層146と電荷輸送層148との界面である蓄電部154に静電潜像として負電荷が蓄積される。
以上のようにして放射線検出器140に静電潜像が記録された後、放射線画像情報の読み出しを行う。そこで、読取光源部142を矢印E方向に移動させながら、オンオフ制御される読取光Lを読取用光導電層150に照射させ、静電潜像に係る電荷情報である放射線画像情報の読み出しを行う。
読取用光導電層150は、読取光Lが照射されることで導電性を呈し、電荷対が生成される。生成された電荷対のうち、正電荷は、正電荷に対して略導電体として作用する電荷輸送層148を介して蓄電部154に到達し、蓄電部154に蓄積されている静電潜像を構成する負電荷と結合して消滅する。一方、読取用光導電層150の負電荷は、第2電極層152を構成する線状電極156の正電荷と再結合して消滅する。このとき、電荷の消滅に伴って線状電極156に電流が発生し、この電流が放射線画像情報に係る電荷情報として読み出される。読取光源部142を矢印E方向に移動させながら、以上の動作を繰り返すことにより、放射線検出器140に蓄積記録された放射線画像情報が2次元的に読み出される。
図14は、蓄積性蛍光体パネルを用いたマンモグラフィ装置160を含む撮影システム162の構成図である。なお、コンソール18及びマンモグラフィ装置20と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
マンモグラフィ装置160は、圧迫板38に対向する撮影台164に、蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ166が装填されるスロット168を有する。圧迫板38又は撮影台164には、乳房88に対する圧迫圧力を圧迫圧力分布として検出するための圧力センサが配設される。なお、蓄積性蛍光体パネルPは、照射された放射線のエネルギを蓄積する蓄積性蛍光体層を支持体上に形成したもので、励起光を照射することにより蓄積されたエネルギに応じた輝尽発光光を出力する一方、所定光量の消去光を照射することにより残存するエネルギを除去して再使用できるものである。
カセッテ166は、蓄積性蛍光体パネルPを蓋部材170を介して収脱可能に収納するもので、その外面部には、内部に収納されている蓄積性蛍光体パネルPを個別に識別するための固有番号、サイズ、感度等の識別情報が記録されたバーコード172が装着される。バーコード172は、コンソール18に接続されたバーコードリーダ174によって読み取られる。
蓄積性蛍光体パネルPに記録された放射線画像情報は、図15に示すように構成される読取装置176によって読み取られる。なお、読取装置176は、コンソール18により制御される。
読取装置176は、ケーシング178の上部にカセッテ装填部180を備え、このカセッテ装填部180に形成された装填口182に対して、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ166が装填される。装填口182に近接して、カセッテ166に配設されたバーコード172の識別情報を読み取るバーコードリーダ184と、カセッテ166の蓋部材170のロックを解除するロック解除機構186と、蓋部材170が開蓋されたカセッテ166から蓄積性蛍光体パネルPを吸着して取り出す吸着盤188と、吸着盤188によって取り出された蓄積性蛍光体パネルPを挟持搬送するニップローラ190とが配設される。
ニップローラ190に連設して、複数の搬送ローラ192a〜192g及び複数のガイド板194a〜194fが配設され、これらにより湾曲搬送路196が構成される。湾曲搬送路196は、カセッテ装填部180から下方向に延在した後、最下部において略水平状態となり、次いで、略鉛直上方向に延在する。これにより、読取装置176の小型化が達成される。
ニップローラ190と搬送ローラ192aとの間には、読取処理が終了した蓄積性蛍光体パネルPに残存する放射線画像情報を消去するための消去部198が配設される。消去部198は、消去光を出力する冷陰極管等の消去光源200を有する。
湾曲搬送路196の最下部に配設される搬送ローラ192d、192e間には、プラテンローラ202が配設される。そして、プラテンローラ202の上部には、蓄積性蛍光体パネルPに蓄積記録された放射線画像情報を読み取る走査ユニット204が配設される。
走査ユニット204は、励起光であるレーザビームを導出して蓄積性蛍光体パネルPを走査する励起部206と、レーザビームによって励起されて出力される放射線画像情報に係る輝尽発光光を読み取る読取部208とを備える。
読取部208は、一端部がプラテンローラ202上の蓄積性蛍光体パネルPに近接して配置される集光ガイド210と、集光ガイド210の他端部に連結され、蓄積性蛍光体パネルPから得られた輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライヤ212とを備える。
以上のように構成される撮影システム162では、コンソール18に接続されたバーコードリーダ174によってカセッテ166のバーコード172を読み取ることにより、蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ166が特定され、そのカセッテ166がマンモグラフィ装置160の撮影台164のスロット168に装填される。
次いで、放射線源収納部34に収納された放射線源82が駆動されて放射線が乳房88に照射され、乳房88を透過した放射線に係る放射線画像情報がカセッテ166に収納されている蓄積性蛍光体パネルPに蓄積記録される。
放射線画像情報が記録されたカセッテ166は、撮影台164から抜き取られた後、読取装置176の装填口182に装填される。カセッテ166が装填されると、カセッテ装填部180に配設されているバーコードリーダ184がカセッテ166に装着されたバーコード172を読み取り、蓄積性蛍光体パネルPの固有番号、サイズ、感度等の識別情報を取得する。取得した識別情報は、コンソール18に接続されたバーコードリーダ174によって取得した識別情報と照合されることで、被写体25と放射線画像情報との対応関係が確認される。
識別情報が読み取られると、ロック解除機構186が駆動され、蓋部材170のロック状態が解除されて開蓋される。次いで、吸着盤188が蓄積性蛍光体パネルPを吸着し、カセッテ166から蓄積性蛍光体パネルPを取り出してニップローラ190間に供給する。ニップローラ190により挟持された蓄積性蛍光体パネルPは、搬送ローラ192a〜192g及びガイド板194a〜194fからなる湾曲搬送路196を介して、走査ユニット204の下部に搬送される。
蓄積性蛍光体パネルPは、搬送ローラ192d及び192eにより略水平方向に副走査搬送される。一方、励起部206から出力されたレーザビームは、プラテンローラ202により支持された蓄積性蛍光体パネルPに導かれ、蓄積性蛍光体パネルPを主走査する。
蓄積性蛍光体パネルPは、レーザビームが照射されることで励起され、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた輝尽発光光を出力する。この輝尽発光光は、蓄積性蛍光体パネルPの主走査方向に沿って近接配置された集光ガイド210の下端部に入射する。集光ガイド210に入射した輝尽発光光は、内部で反射を繰り返し、上端部のフォトマルチプライヤ212に導かれる。フォトマルチプライヤ212は、入射した輝尽発光光を電気信号に変換し、これによって、蓄積性蛍光体パネルPに蓄積記録されている放射線画像情報が読み取られる。読み取られた放射線画像情報は、院内ネットワーク24を介してコンソール18に送信される。
ここで、カセッテ166をマンモグラフィ装置160に装填する際、カセッテ166と被写体25との対応関係が一致していないと、所望の放射線画像情報を得ることができなくなるおそれがある。そこで、マンモグラフィ装置160の撮影台164にカセッテ166のバーコード172を読み取るバーコードリーダを配設し、このバーコードリーダで読み取った蓄積性蛍光体パネルPの固有番号に対応した被写体25のID情報に基づき、被写体25を確認するとともに、当該被写体25に対する撮影条件をマンモグラフィ装置160に設定して撮影を行うことにより、適切な放射線画像情報を取得することができる。
ところで、マンモグラフィ装置160に装填されるカセッテ166には、一般的に種々のサイズがあり、そのサイズによってバーコード172の位置が異なる場合がある。また、カセッテ166に配設されるバーコード172の位置が、カセッテ166を提供するメーカによって異なる場合もある。
このような事態に対処するため、例えば、図16に示すように、撮影台164の内部の異なる複数の部位にバーコードリーダ214a〜214dを配設することにより、サイズやバーコード172の位置の異なるカセッテ166又は166aが装填された場合であっても、バーコード172を確実に読み取ることが可能となる。
また、図17に示すように、撮影台164に1つのバーコードリーダ216を配設し、装填されるカセッテ166のサイズやバーコード172の位置に応じて、バーコードリーダ216を矢印方向に移動させるように構成してもよい。
さらに、図18に示すように、撮影台164の全面でバーコード172を読取可能な構成とし、装填されるカセッテ166のバーコード172の位置に応じた範囲218を特定してバーコード172を読み取るように構成してもよい。
さらにまた、図19に示すように、矢印方向に移動可能なラインセンサ220を撮影台164に配設し、ラインセンサ220によってバーコード172を読み取るように構成してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10、162…撮影システム
18…コンソール
20、160…マンモグラフィ装置
36…撮影台
38…圧迫板
40、108…表示部
50、140…放射線検出器
90、124a、124b…圧力センサ
100…画像メモリ
102…圧迫圧力メモリ
104…補正データメモリ
110、112…等圧線
114、120…外郭形状
118…映写機
126…第1傾動モータ
130…第2傾動モータ
166、166a…カセッテ
176…読取装置

Claims (9)

  1. 房を透過した放射線を検出して、前記乳房の放射線画像情報を取得する放射線検出器と、
    前記放射線検出器を収納し、前記乳房を保持する撮影台と、
    前記撮影台に指向して変位可能に構成され、前記乳房を圧迫する圧迫板と、
    前記圧迫板を介して前記乳房に照射される前記放射線を出力する放射線源と、
    前記圧迫板による前記乳房の前記撮影台に対する圧迫圧力分布を検出する圧迫圧力分布検出手段と
    備え、
    前記圧迫圧力分布検出手段は、前記圧迫板又は前記撮影台を両側部からそれぞれ支持する一対の支持部材に1次元配列される複数の圧力センサにより構成され、前記圧力センサにより検出された圧迫圧力を補間処理することで前記圧迫圧力分布を検出し、
    検出した前記圧迫圧力分布に基づいて前記乳房の位置決め状態を把握することを特徴とするマンモグラフィ装置。
  2. 請求項記載の装置において、
    前記圧迫板は、前記圧迫圧力分布を調整すべく、前記撮影台に対して所望の方向に傾動可能に構成されることを特徴とするマンモグラフィ装置。
  3. 請求項記載の装置において、
    前記圧迫圧力分布検出手段により検出した前記圧迫圧力分布を所望の圧迫圧力分布に調整すべく、前記圧迫板を傾動させる圧迫板傾動手段を備えることを特徴とするマンモグラフィ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置において、
    前記放射線画像情報及び前記圧迫圧力分布を示す画像を前記放射線源側から前記圧迫板上に映写する映写機をさらに備え、
    前記映写機は、前記乳房の現在のポジショニングにおいて前記圧迫圧力分布検出手段が検出した圧迫圧力分布を表す等圧線の画像と、同一の被写体における同一の前記乳房の過去のポジショニングにおいて前記圧迫圧力分布検出手段が検出した圧迫圧力分布を表す等圧線の画像と、前記過去のポジショニングの際に取得した放射線画像情報に応じた前記同一の乳房の外郭形状の画像とを、前記圧迫板上に重ねて映写し、
    前記現在のポジショニングにおける前記乳房の位置決め状態を把握することを特徴とするマンモグラフィ装置。
  5. 請求項記載の装置において、
    前記圧迫板は、半透明体であることを特徴とするマンモグラフィ装置。
  6. 房を透過した放射線を検出して、前記乳房の放射線画像情報を取得する放射線検出器と、前記放射線検出器を収納し、前記乳房を保持する撮影台と、前記撮影台に指向して変位可能に構成され、前記乳房を圧迫する圧迫板と、前記圧迫板を介して前記乳房に照射される前記放射線を出力する放射線源と、前記圧迫板による前記乳房の前記撮影台に対する圧迫圧力分布を検出する圧迫圧力分布検出手段とを有するマンモグラフィ装置と、
    検出した前記圧迫圧力分布を表示する表示装置と、
    を備え、
    前記圧迫圧力分布検出手段は、前記圧迫板又は前記撮影台を両側部からそれぞれ支持する一対の支持部材に1次元配列される複数の圧力センサにより構成され、前記圧力センサにより検出された圧迫圧力を補間処理することで前記圧迫圧力分布を検出し、
    検出した前記圧迫圧力分布に基づいて前記乳房の位置決め状態を把握することを特徴とする撮影システム。
  7. 請求項記載のシステムにおいて、
    検出した前記圧迫圧力分布を記憶する記憶装置を備え、
    前記表示装置は、前記記憶装置に記憶されている過去に取得した前記圧迫圧力分布と、今回の撮影時に取得した前記圧迫圧力分布とを表示することを特徴とする撮影システム。
  8. 請求項記載のシステムにおいて、
    検出した前記圧迫圧力分布と、取得した前記放射線画像情報とを記憶する記憶装置を備え、
    前記表示装置は、前記記憶装置に記憶されている過去に取得した前記圧迫圧力分布及び前記放射線画像情報と、今回の撮影時に取得した前記圧迫圧力分布とを表示することを特徴とする撮影システム。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記マンモグラフィ装置は、前記放射線画像情報及び前記圧迫圧力分布の画像を前記放射線源側から前記圧迫板上に映写する映写機をさらに有し、
    前記映写機は、前記乳房の現在のポジショニングにおいて前記圧迫圧力分布検出手段が検出した圧迫圧力分布を表す等圧線の画像と、同一の被写体における同一の前記乳房の過去のポジショニングにおいて前記圧迫圧力分布検出手段が検出した圧迫圧力分布を表す等圧線の画像と、前記過去のポジショニングの際に取得した放射線画像情報に応じた前記同一の乳房の外郭形状の画像とを、前記圧迫板上に重ねて映写し、
    前記現在のポジショニングにおける前記乳房の位置決め状態を把握することを特徴とする撮影システム。
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