JP5634907B2 - 圧縮機の制御装置及び制御方法 - Google Patents
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Description
なお、サージとは圧縮機内における圧力変動や逆流を伴った振動現象である。
なお、圧縮機におけるサージ領域やサージコントロールラインについては後記する。
特許文献2には、起動時に圧縮機のインレットガイドベーンの開度を制御し、立ち上げ用制御ラインに沿って圧縮機の運転点を移行させていくことを特徴とするモータ駆動式圧縮機の運転方法について記載されている。
なお、前記の立ち上げ用制御ラインは、圧縮機の性能曲線におけるサージラインと平行で、かつサージコントロールラインより安定領域側に設定されている。
特許文献2に記載のモータ駆動式圧縮機の運転方法についても前記と同様であり、圧縮機システムが最適な条件の下で設計されたという仮定に基づいている。したがって、特許文献2に記載の発明においても、圧縮機のPIDパラメータの調整は作業員が試行錯誤的に行うこととなる。
なお、アンチサージ制御のPIDパラメータの調整は、圧縮機の起動工程において大きな割合を占めている。
本実施形態に係る制御装置1は、図1に示すように、上位モジュール10のシミュレーション部102が、プラントモデルに基づいて圧縮機システム2における圧縮機201の運転状態をシミュレーションし、PIDパラメータ調整部103がそのシミュレーションの結果に基づいて、バルブ制御パラメータを調整することを特徴とする。
なお、プラントモデルとは、現実の圧縮機システム2の各構成要素及びその関係に対応するモデルを表しており、その説明は後記する。
まず、本発明の各実施形態に係る制御装置1と、その制御対象となるアンチサージバルブ206とを含む圧縮機システム2の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る圧縮機の制御装置を含む圧縮機システムの構成図である。
1軸多段型の遠心圧縮機(以下、圧縮機201と称する。)は、変速機203を介して駆動モータ202に接続されている。圧縮機201の吸込口及び吐出口にはそれぞれ吸込側配管208及び吐出側配管209が接続されている。吸込側配管208には吸込絞り弁205が取り付けられており、その開度を調整することによって、圧縮機201の吸込流量を調節する。また、吸込絞り弁205より上流側には、ガスから液体を分離させるためのサクションドラム204が設置され、配管214を介して吸込絞り弁205に接続されている。
なお、駆動モータ202の回転速度は、配管209よりも下流側の被供給側プラントからの負荷側要求に従い、統括コントローラ3によって制御される。また、図1においては配管213と戻り配管212とが合流している箇所よりも上流側、及び、吐出側配管209から戻り配管210が分岐している箇所よりも下流側については、その記載を省略している。
図2は、圧縮機吸込流量とポリトロープヘッドとの関係であるHQマップである。バルブ制御部11は、圧縮機システム2に設置された各検出器(FT1,PT1,PT2,TT1,TT2)からの出力信号であるプロセス信号(吸込流量Qs、吸込圧力Ps、吸込温度Ts、吐出圧力Pd、及び吐出温度Td)を用いてHQマップ上の運転点(Qs,hpol)を算出する。図2では、運転点の履歴が太い実線で示されている。
なお、HQマップとは、圧縮機201の吸込流量Qsとポリトロープヘッドhpolとの関係を示すものである。また、図2における圧縮機吸込流量Qsは、圧縮機201の仕様点における吸込流量を1.0として無次元化されている。同様に、図2におけるポリトロープヘッドhpolは、圧縮機201の前記仕様点におけるポリトロープヘッドを1.0として無次元化されている。サージラインとは、圧縮機201のサージ限界を示すラインである。HQマップ上の圧縮機201の運転点が、破線で示したサージラインより左側の領域であるサージ領域内に入った場合に、サージが生じるとされている。
なお、前記のPID制御に関しては、公知の技術を用いればよいので、その説明を省略する。
図1に戻って、制御装置1の構成について説明する。
制御装置1は、バルブ制御部11、入力部12、表示部13、及び上位モジュール10を備える。
バルブ制御部11は圧縮機201の運転中、常時プロセス信号を取り込んで運転点(圧縮機201の吸込流量Qsに対するポリトロープヘッドhpolの値)を算出している(図2参照)。サージになりそうな場合、又はサージが生じてしまった場合、バルブ制御部11はPID制御に基づいてバルブ制御信号を変換器FYに対して出力する。変換器FYは当該バルブ制御信号に応じてアンチサージバルブ206を開動作させ、圧縮機201からのガスを吐出側配管209から吸込側配管208に戻す。このようにバルブ制御部11は、アンチサージバルブ206の開度を制御することによって圧縮機201の吸込流量Qsを確保し、圧縮機201がHQマップにおいてサージコントロールラインより右側の領域である安定領域で運転できるようにしている。
一方、例えば、制御装置1の据え付け時や、圧縮機システム2の改修後に圧縮機201を始動させる際には、バルブ制御部11のPIDパラメータをチューニングすることが必要となる。このような場合に制御装置1は、上位モジュール10が有するプラントモデルでシミュレーションを行い、そのシミュレーションの結果に基づいて調整したPIDパラメータをバルブ制御部11の新たなPIDパラメータとして設定する。
なお、PIDパラメータのチューニングを行うか否かは、制御装置1のユーザが入力部12を操作することによって、適宜選択することができる。
入力部12(図1参照)は、具体的には、キーボードやマウス等であり、制御装置1のユーザによって入力データが入力される。入力部12を介して上位モジュール10のデータ保存部101に対し、プラントモデルの各設定値や初期値等の入力データが入力される。入力データは、例えば、圧縮機システム2を構成する要素(機器)の機器仕様データ、圧縮機システム2の内部を流れるガスの物性データ、圧縮機システム2のシミュレーションを実行する際のプロセス条件データ、プラントモデルに関するデータ等である。
表示部13(図1参照)は、例えばモニタであり、シミュレーション部102で演算された結果をグラフ化して表示する。表示部13は、例えば、パラメータの設定画面表示、シミュレーション部102のシミュレーション結果、計測したプラントモデルの時刻暦データ(トレンドグラフ)、HQマップの運転点、PIDパラメータのチューニング結果等の表示を行う。
上位モジュール10は、データ保存部101、シミュレーション部102、PIDパラメータ調整部103、及びPIDパラメータ設定部104を備える。
データ保存部101は、圧縮機システム2を構成する要素(機器)の機器仕様データ、圧縮機システム2の内部を流れるガスの物性データ、プラントモデルを用いてシミュレーションを実行する際のプロセス条件データ等を記憶する。また、前記の機器仕様データ、ガスの物性データ、及びプロセス条件データ等は、入力部12を介して制御装置1に予め入力されている。さらに、データ保存部101は、PIDパラメータ調整部103が制御パラメータを調整するたびに、そのシミュレーション結果及び調整されたパラメータの値を保存する。
なお、プロセス条件データをデータ保存部101から表示部13に表示させ、入力部12を操作してプロセス条件データを調整して、その調整された結果をデータ保存部101に格納させることもできる。
サクションドラム204の仕様データは、サクションドラム204の容積や設計出口温度等である。
配管(吸込側配管208、吐出側配管209、戻り配管210等)の仕様データは、配管径や配管の長さ等である。
駆動モータ202の仕様データは、駆動モータ202の回転速度とトルクの関係で示されるトルク特性、定格回転速度、動力を圧縮機201に伝達する伝達機構を構成する変速機203、カップリング(図示せず)、シャフト(図示せず)等の回転部分の慣性モーメント、変速機203の減速比又は増速比である。さらに駆動モータ202の仕様データとして、駆動モータ202の時間に対する回転速度変化を表したタイムチャートを含んでもよい。
圧縮機201の動作シミュレーションを行う際のプロセス条件データとして、配管のアレンジ(配管の分岐や合流の位置など、圧縮機201の吸込・吐出しガスの経路を表す配管構成)や、アンチサージバルブ206の配置(圧縮機201の吸込口又は吐出口からアンチサージバルブ206までの配管の経路長等)が含まれる。さらに、プロセス条件データとして、圧縮機201の構成(例えば、単一の圧縮段数か、直列接続システムか、並列接続システムか)が含まれる。
図3は、制御装置で用いられるプラントモデルの構成を模式的に表したブロック図である。シミュレーション部102(図1参照)は、圧縮機システム2の各構成要素に対応したユニットモデルを演算プログラムとして記述している。
なお、図3において実線は、例えば、ガスの温度などの状態量を伝達することを示し、破線は制御信号等の電気的信号を伝達することを示している。
なお、図1に示すサクションドラム204に対応するサクションドラムユニットモデル204mについても、式(6)及び式(7)で表される。
また、プラントモデルには、バルブ制御部11との間で信号のやり取りを行うインタフェースが含まれる。当該インタフェースには、シミュレーション部102で計算されたプロセス信号をバルブ制御部11に出力する出力インタフェースOmと、バルブ制御部11からの制御信号をアンチサージバルブユニットモデル206mに入力する入力インタフェースImとを備える。
なお、当該各プロセス信号は、前記式(1)〜式(10)及びプラントモデルのシミュレーション条件に従って計算される。また、前記のプロセス信号の記載において、例えば圧縮機ユニットモデル201mの吸込流量を「Qs’」と表し、現実の圧縮機システム2における圧縮機201(図1参照)の吸込流量を「Qs」と表して、両者を区別している。当該区別は以下の記載でも同様であり、また、他のプロセス信号についても同様である。
シミュレーション部102は、圧縮機システム2を構成する各機器の物理システム及び制御システムをモデル化し、圧縮機システム2の挙動をシミュレーションする。
PIDパラメータ調整部103(図1参照)は、シミュレーション部102におけるシミュレーション結果に基づいて、バルブ制御部11のPIDパラメータを調整する。PIDパラメータの調整方法は、例えば限界感度法や過渡応答法等によるが、これに限らない。
なお、PIDパラメータの調整方法の詳細については後記する。また、本実施形態においてPIDパラメータのオートチューニングを行っている間は、制御装置1(図1参照)からのバルブ制御信号は上位モジュール10に対して出力されており、現実の圧縮機システム2は稼動していない状態とする。
PIDパラメータ設定部104(図1参照)は、PIDパラメータの調整が終了した場合、最終的に調整された当該PIDパラメータを通信手段を介して現実の圧縮機システム2のバルブ制御部11に転送し、バルブ制御部11が用いる新たなPIDパラメータとして設定する。
なお、バルブ制御部11へのPIDパラメータの設定は、表示部13に表示されたシミュレーション結果及びPIDパラメータを確認したユーザが、入力部12を介して行う所定の操作をトリガとしてもよい。
また、ユーザが表示部13に表示されたシミュレーション結果に基づいて、入力部12を介してPIDパラメータを適宜調整してもよい。この場合、PIDパラメータ設定部104は当該調整後のPIDパラメータを通信手段を介してバルブ制御部11に転送する。
さらに前記PIDパラメータの調整が終了した場合には、ユーザが入力部12を介して、バルブ制御部11の制御対象をプラントモデル(図3参照)から現実の圧縮機システム2に切り替えることができる。
つまり、バルブ制御部11は、その制御対象を切り替えるための切り替え手段を備えている。
図4は、制御装置におけるPIDパラメータのチューニングの流れを示すフローチャートである。以下では、圧縮機ユニットモデル201mの始動時におけるシミュレーションを用いて、バルブ制御部11のPIDパラメータの事前チューニングを行う場合について説明する。
なお、通常の場合、圧縮機システム2のシミュレーション部102において用いられるプラントモデルは、制御装置1の製造段階で予め設定されている。すなわち、プラントモデルは、制御装置1の製造段階において制御対象となる圧縮機システム2の構成に対応させて、シミュレーション部102が用いる演算プログラムとして記述されている。
ただし、圧縮機システム2の構成や運転条件の変更があった場合には、ユーザが入力部12を介して圧縮機システム2のシミュレーション部102の演算プログラムやデータ保存部101に記憶された設計データ等を変更することができる。
具体的には、シミュレーション部102は、図3に示す機器等の関係に従って前記式(1)〜式(10)により各々の物理量を計算する。また、バルブ制御部11は、プラントモデルから出力されたプロセス信号(Qs’,Ps’,Ts’,Pd’,Td’)に基づいてPID制御演算を行い、バルブ制御信号を入力インタフェースImを介してアンチサージバルブユニットモデル206mに出力する。シミュレーション部102は、バルブ制御部11から出力されたバルブ制御信号に従って、アンチサージバルブユニットモデル206mの開度を調整する。
なお、吸込流量Qs’は、オリフィス又はベンチュリ管に対応するユニットモデル(図示せず)で計測された差圧ΔP’から算出される。
さらに、バルブ制御部11は、PID制御による演算結果であるバルブ制御信号を生成し、当該バルブ制御信号に基づいて当該アンチサージバルブユニットモデル206m(図3参照)の開度が調整される。
結果的に、各配管ユニットモデル(208m、209m、210m等)で計算される流量、圧力、温度が変化し、同時に圧縮機ユニットモデル201mで計算されるHQマップ等の運転点も変化する。
また、表示部13に表示させるデータは、入力部12を介してユーザが選択することができる。例えば、ユーザは入力部12を介して圧縮機HQマップの運転点履歴、圧縮機吸込流量の時間変化、及びアンチサージバルユニットモデル206mのバルブ開度の時間変化を表示部13に表示させるように選択することができる。
初めに、バルブ制御部11による制御をP制御とする。すなわち、PIDパラメータの初期値として、GP=1,GI=0,GD=0を設定する。
なお、当該PIDパラメータの初期値は、ステップS101のシミュレーション条件の設定においてユーザにより入力される。この場合にシミュレーション部102でシミュレーションを行った結果が図6である。
なお、図7及び図8についての説明は、図6と同じであるので省略する。
図7は、アンチサージバルブユニットモデル206mの開度応答が振動的になった場合の諸特性を表す。この場合には、アンチサージバルブユニットモデル206mの開度応答が振動的になっているのに応じて(図7(c)参照)、圧縮機ユニットモデル201mの吸込流量Qs’も振動的になっている(図7(b)参照)。
なお、PI制御を行う場合には、表1に基づいてGP=9.0、GI=1.66とし、P制御を行う場合には、表1に基づいてGP=10.0とすればよい。
図8(a)を参照すると、圧縮機ユニットモデル201mのHQ特性において、運転点がサージコントロールラインより右側の安定領域内に収まっていることがわかる。また、図8(b)を参照すると、圧縮機ユニットモデル206mの吸込流量はサージ流量より上方にあることがわかる。つまり、十分な吸込流量が確保されているといえる。
したがって、バルブ制御部11が、図8のような諸特性を与えるパラメータ(GP=11.8、GI=1.0、GD=0.25)を用いて現実に存在する圧縮機システム2に対しPID制御を行った場合、圧縮機201がサージを起こすことなく安定した制御を行うことができる可能性が高いことが予想される。
また、本実施形態では、バルブ制御部11が、プラントモデルから出力されたプロセス信号に基づいてPID制御を行い、バルブ制御信号をプラントモデルのアンチサージバルブユニットモデル206mに対して出力する構成としたが、次のような構成としてもよい。すなわち、シミュレーション部102のプラントモデルが、さらにバルブ制御部11に対応するバルブ制御部ユニットモデルを備え、当該バルブ制御部ユニットモデルでPID制御演算を行う構成としてもよい。この場合には、PIDパラメータ設定部104が、PIDパラメータ調整部103で最終的に調整されたPIDパラメータを通信手段を介してバルブ制御部11に転送する。
次に、本発明の第2実施形態に係る圧縮機の制御装置1Aについて説明する。
本実施形態に係る制御装置1Aは、バルブ制御部11から出力されるバルブ制御信号に基づいて上位モジュール10Aで算出される運転点(Qs’,hpol’)が、現実の圧縮機システム2の運転点(Qs,hpol)に、より近づくようにモデルチューニングすることを特徴とする。
図9は、本発明の第2実施形態に係る圧縮機の制御装置を含む圧縮機システムの構成図である。本実施形態に係る制御装置1Aを第1実施形態の場合と比較した場合、上位モジュール10Aにモデルパラメータ調整部105が追加されている。また、シミュレーション部102Aは、開ループモデルRmを備えている。
なお、その他の構成については、第1実施形態の場合と同様であるため、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、重複する部分については説明を省略する。
モデルチューニングを行うか否かは、入力部12を介してユーザが選択することができる。
そして、モデルチューニングを行う場合には、バルブ制御部11からアンチサージバルブ206に対して出力される前記バルブ制御信号が、上位モジュール10Aの開ループモデルRmに対しても出力される。また、バルブ制御部11は、前記バルブ制御信号に対応して検出される前記プロセス信号から算出される運転点(Qs,hpol)をモデルパラメータ調整部105に対して出力している。
モデルパラメータ調整部105は、バルブ制御部11から出力された運転点(Qs,hpol)に対して、前記開ループモデルを用いて算出した運転点(Qs’,hpol’)の偏差の絶対値が所定の閾値以下になるように、開ループモデルRmのモデルパラメータを調整し、更新する。
このようにしてモデルパラメータを逐次更新し、前記した偏差の絶対値が所定の閾値以下となった場合、当該モデルパラメータを適用した開ループモデルRmは、現実の圧縮機システム2の挙動をより良く再現することができるといえる。
ステップS201で、モデルパラメータ調整部105は、バルブ制御部11からバルブ制御信号が入力された場合のシミュレーション部102Aの演算により、吸込流量Qs’を出力とする開ループモデルRmを推定する。前記開ループモデルRmは、例えばARXモデルがあるが、これに限らない。また、開ループモデルRmは、プラントモデルを構成する各要素(図3参照)を表す式(1)〜(10)から直接求めてもよいし、過渡応答法や周波数応答法などを使ってシミュレーション実験から求めてもよい。以下の説明においては、ARXモデルを用いる場合について説明する。
なお、本実施形態では、入力データであるu(k)は、バルブ制御部11から出力されるバルブ制御信号である。また、出力データであるy(k)は、圧縮機ユニットモデル201mの吸込流量Qs’とする。また、kはサンプル周期に基づいて入出力サンプルデータを取得する際に付される番号である。
なお、このようにして設定されたサンプリング周期は、通信手段を介してバルブ制御部11に対して出力される。
なお、モデルパラメータ調整部105は、ステップS204の前処理として、バルブ制御部11から取得した入出力データに対してフィルタリング等の処理を行ってもよい。この場合、モデルパラメータ調整部105は、バルブ制御部11から取得した入出力データの有効範囲を指定したり、トレンドやDC成分、異常データの除去等の処理を行う。
ステップS206で、モデルパラメータ調整部105は、バルブ制御部11から取得した運転点(Qs,hpol)に対する、開ループモデルRmを用いて算出された運転点(Qs’,hpol’)の偏差の絶対値を算出し、当該偏差の絶対値が所定の閾値以下であるか否か判定する。
本実施形態に係る制御装置1Aは、シミュレーション部102Aのプラントモデルに対応する開ループモデルRmを推定し、バルブ制御部11から取得したバルブ制御信号を入力データu(k)として運転点(Qs’,hpol’)を算出し、モデルパラメータ調整部105に対して出力する。
モデルパラメータ調整部105は、圧縮機システム2から取得した運転点(Qs,hpol)と、前記開ループモデルを用いて算出した運転点(Qs’,hpol’)との偏差の絶対値が所定の閾値以下になるまで、開ループモデルRmを更新する。
本実施形態に係る制御装置1Aは、シミュレーション部102Aのプラントモデル(開ループモデルRm)の挙動を現実の圧縮機システム2の挙動に、より近づくようにモデルパラメータを調整することができる。バルブ制御部11のPIDパラメータをオートチューニングする場合、前記したモデルチューニングを行った後のプラントモデルを用いてシミュレーションを行えば、バルブ制御部11のPIDパラメータの調整をより適切に行うことが可能になる。
さらに本実施形態に係る制御装置1Aは、モデルパラメータの調整を自動で行うので、調整の手間を省くことができる。
例えば、前記各実施形態では圧縮機201として遠心圧縮機を使用する場合について説明したが、圧縮機201として軸流圧縮機を使用した場合でも、同様の制御装置1を適用することができる。
また、圧縮機201は単段の他、複数段としてもよい。例えば圧縮機201が2段である場合には、圧縮機(例えば圧縮機201a、201b:図示せず)ごとにアンチサージバルブ(例えばアンチサージバルブ206a、206b:図示せず)を備えることとなる。したがって、当該構成に対応したシミュレーション部102又は102Aを構成し、そのシミュレーション結果に基づいてバルブ制御部11のPIDパラメータをチューニングすればよい。
また、前記各実施形態では、バルブ制御部11において圧縮機吸込流量Qsに対するポリトロープヘッドhpolの関係を示すHQマップを用いたが、前記HQマップの代わりに、圧縮機吸込流量Qsに対する圧力比(pd/ps)の関係を示す圧力比−Qマップを用いてもよい。
2 圧縮機システム(プラント)
3 統括コントローラ
10,10A 上位モジュール
11 バルブ制御部
12 入力部
13 表示部
101 データ保存部
102,102A シミュレーション部
103 PIDパラメータ調整部(制御パラメータ調整部)
104 PIDパラメータ設定部(制御パラメータ設定部)
105 モデルパラメータ調整部
201 圧縮機
202 駆動モータ
203 変速機
204 サクションドラム
205 吸込絞り弁
206 アンチサージバルブ
207 熱交換器
208 吸込側配管
209 吐出側配管
210,211,212 戻り配管
213,214 配管
201m 圧縮機ユニットモデル(プラントモデル)
202m 駆動モータユニットモデル(プラントモデル)
204m サクションドラムユニットモデル(プラントモデル)
205m 吸込絞り弁ユニットモデル(プラントモデル)
206m アンチサージバルブユニットモデル(プラントモデル)
207m 熱交換器ユニットモデル(プラントモデル)
208m,209m,210m,211m,212m,213m,214m, 配管ユニットモデル(プラントモデル)
215m 吸込側仕切弁ユニットモデル(プラントモデル)
216m 吐出側仕切弁ユニットモデル(プラントモデル)
FT1 流量検出器
PT1、PT2 圧力検出器
TT1、TT2 温度検出器
Claims (6)
- 圧縮機の吐出側の流体を吸込側に戻すアンチサージバルブを、PI制御又はPID制御のゲインである制御パラメータに基づいて制御するバルブ制御部と、
前記圧縮機が設置されるプラントのプラントモデル及び前記制御パラメータに基づいて前記圧縮機の前記プラントでの運転状態をシミュレーションするシミュレーション部と、
前記シミュレーションの結果に基づいて、前記制御パラメータを調整する制御パラメータ調整部と、を備え、
前記シミュレーション部は、前記プラントの停止中に前記シミュレーションを繰り返し実行して、前記プラントモデルのプロセス信号を前記バルブ制御部に出力し、
前記バルブ制御部は、前記プロセス信号に応じて、前記プラントモデルのうち前記アンチサージバルブに対応するアンチサージバルブユニットモデルに制御信号を出力し、
前記制御パラメータ調整部は、繰り返される前記シミュレーションに関して、前記プロセス信号に関する所定の終了条件が満たされるまで前記制御パラメータを調整し、
前記バルブ制御部は、前記シミュレーションの終了後における前記プラントの稼働中、前記制御パラメータ調整部によって調整された前記制御パラメータに基づいて、前記アンチサージバルブを制御すること
を特徴とする圧縮機の制御装置。 - 前記制御パラメータ調整部によって調整された制御パラメータを前記バルブ制御部が用いる制御パラメータとして設定する制御パラメータ設定部を備えること
を特徴とする請求項1に記載の圧縮機の制御装置。 - 前記制御パラメータ調整部によって調整された制御パラメータを表示部に表示させ、入力部を介してユーザにより入力された制御パラメータを、前記バルブ制御部が用いる制御パラメータとして設定する制御パラメータ設定部を備えること
を特徴とする請求項1に記載の圧縮機の制御装置。 - 前記バルブ制御部が前記アンチサージバルブに対して出力するバルブ制御信号を入力データとして取得した前記シミュレーション部から、シミュレーション結果として第1の運転データを取得し、前記バルブ制御信号に基づいた前記圧縮機の第2の運転データを前記バルブ制御部から取得し、前記第1の運転データと前記第2の運転データとの偏差の絶対値が所定値以下となるように、前記プラントモデルのモデルパラメータを調整するモデルパラメータ調整部を備えること
を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の圧縮機の制御装置。 - 圧縮機の吐出側の流体を吸込側に戻すアンチサージバルブを、PI制御又はPID制御のゲインである制御パラメータに基づいて制御するバルブ制御部と、
前記圧縮機が設置されるプラントのプラントモデル及び前記制御パラメータに基づいて前記圧縮機の前記プラントでの運転状態をシミュレーションするシミュレーション部と、
前記シミュレーションの結果に基づいて、前記制御パラメータを調整する制御パラメータ調整部と、を備える制御装置が実行する圧縮機の制御方法であって、
前記シミュレーション部は、前記プラントの停止中に前記シミュレーションを繰り返し実行して、前記プラントモデルのプロセス信号を前記バルブ制御部に出力し、
前記バルブ制御部は、前記プロセス信号に応じて、前記プラントモデルのうち前記アンチサージバルブに対応するアンチサージバルブユニットモデルに制御信号を出力し、
前記制御パラメータ調整部は、繰り返される前記シミュレーションに関して、前記プロセス信号に関する所定の終了条件が満たされるまで前記制御パラメータを調整し、
前記バルブ制御部は、前記シミュレーションの終了後における前記プラントの稼働中、前記制御パラメータ調整部によって調整された前記制御パラメータに基づいて、前記アンチサージバルブを制御すること
を特徴とする圧縮機の制御方法。 - 前記制御装置は、さらにモデルパラメータ調整部を備え、
当該モデルパラメータ調整部は、前記バルブ制御部が前記アンチサージバルブに対して出力するバルブ制御信号を入力データとして取得した前記シミュレーション部から、シミュレーション結果として第1の運転データを取得し、当該バルブ制御信号に基づいた前記圧縮機の第2の運転データを前記バルブ制御部から取得し、前記第1の運転データと前記第2の運転データとの偏差の絶対値が所定値以下となるように、前記プラントモデルのモデルパラメータを調整すること
を特徴とする請求項5に記載の圧縮機の制御方法。
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