JP5634171B2 - 油煙フィルター及び油煙排気装置 - Google Patents
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Description
図1は本実施形態の油煙フィルターの正面を示す。図2は本実施形態の油煙フィルターの背面を示す。図5は図1のA−A矢視断面を示す。
枠体3は夫々1対の横枠4と縦枠5により矩形状に組み立てられている。横枠4と縦枠5の枠材はSUS製の板金加工材からなる。横枠4と縦枠5の長さは夫々、50、40cmである。横枠4は、角枠の上面の一部を水平側縁に沿って切り欠いた、全体として略コ字状の断面形状を有する。即ち、横枠4は、コ字状に折曲した水平片4a及び2枚の垂直片4bと、一つの垂直片4bを更に水平状に折曲した幅狭の水平片4cからなり、両端は垂直に内曲げして、略箱体形状を有する。水平片4cの側縁は他方の垂直片4bの縁に対し間隙4eが形成され、水平片4aの幅より短く形成されている。間隙4eは板状フィルター1の上下端部が挿入可能な幅に形成されている。水平片4cの両端は切除されて縦枠5の端部が嵌入可能になっている。
中枠6は一対のL字形の中枠片6aからなる。中枠片6aは正面片6bと、仕切片6cからなり、SUS製の板金加工材により形成されている。中枠片6aの長さは縦枠5の全長より僅かに短い。正面片6bの両端側には横枠4に取着するためのビス孔15が穿設されている。油煙フィルター全体の取付けや取外しの際の取り扱いに用いる取っ手7のヒンジ部材14を取着するためのビス孔16が正面片6bの中央に穿設されている。取っ手7はC字形の軸材からなる。ヒンジ部材14は板金加工により、平坦部17の中央に軸挿入用湾曲部18を屈曲形成したヒンジ形状を有する。平坦部17には正面片6bに取着するためのビス孔19が穿設されている。
レンジフード24は厨房の壁面23に沿って、調理台21の上方に配設されている。レンジフード24には、調理台21に対向し、調理台21上での調理により発生する油煙を取り込むために、斜め45°に傾斜形成された開口部34が形成されている。開口部34には、油煙フィルターFの上部及び下部を支持する支持部が設けられている。上部の支持部は、上側の横枠4周辺が挿入されるコ字形の間隙を形成する前側部材28と後側部材29からなる。下部の支持部は、下側の横枠4周辺が載置されるコ字形に配置された載置部材30と31からなる。開口部34の縦幅は前側部材28と載置部材30の各端部により規制され、油煙フィルターFが抜け落ちないように縦枠5より短く設定されている。下部の支持部の下方には、廃油用受部の廃油容器32が載置される水平棚部33が設けられている。廃油容器32は下側の横枠4に沿って配置され、横枠4の両角部に設けた切欠き8から垂れ落ちる廃油を受け入れる樋状の容器からなる。
なお、下側の載置部材30と、上側の載置部材31との接合部分には空隙が形成されており、横枠4の切欠き8から流出する廃油が前記空隙を介して廃油容器32側に滴下可能にしている。
横枠4の場合、水平片4cを幅狭に裁断して、板状フィルター1の挿入用の間隙4eを形成しているが、(9A)の横枠32に示すように、水平片4fの端部を間隙4eの幅だけ内曲げして、板状フィルター1を垂設するガイド片33を形成するようにしてもよい。ガイド片33に沿って挿入することにより、板状フィルター1を安定に保持することができる。また、横枠4の場合、ガラス繊維フィルター2の端部を水平片4c上に載置するが、(9B)の横枠34に示すように、水平片4gの端部に内向きの段差部35を形成して、段差部35と板状フィルター1の隙間にガラス繊維フィルター2の端部を挿入して安定支持するようにしてもよい。
図7は、ガラス繊維フィルター2の油除去率と、板状フィルター1の圧損変化と、板状フィルター1及びガラス繊維フィルター2の使用可能期間(週)及び板状フィルター1及びガラス繊維フィルター2からなる油煙フィルター全体の2週間経過時の圧損(Pa)との相関関係を示す表(7A)、要求品質の評価表(7B)及び油捕集性能の仮説値と実測値の比較表(7C)である。
図8は、ガラス繊維フィルター2の各油除去率に対する板状フィルター1及びガラス繊維フィルター2の各使用可能期間(週)との相関関係を示すグラフである。
ガラス繊維フィルター2は、油煙吸引の1次側、つまり、油煙流入側に配置するため、後方の板状フィルター1に比べて圧損の上昇が早く進み、2週に達するまでに前記圧損範囲の上限を超えてしまうため、ガラス繊維フィルター2の取替頻度が多くなり、使い捨てのフィルターコストが増して利用経費が高くなる。そこで、ガラス繊維フィルター2の理想的な要求品質は、その油除去率が20、40、60、70、80、90%であるフィルター材のいずれかを使用しても、少なくとも2週間継続使用したとき圧損変化が前記圧損範囲を維持できることである。ガラス繊維フィルター2の取替期間としては、現状の取替費用を考慮すれば、少なくとも1.5週を必要とし、好ましくは2週間以上である。
2 ガラス繊維フィルター
3 枠体
4 横枠
4a 水平片
4b 垂直片
4c 水平片
4d 切欠き
4e 間隙
5 縦枠
5a 垂直片
5b 垂直片
5c 垂直片
5d 端片
5e 垂直片
5f 間隙
6 中枠
6a 中枠片
6b 正面片
6c 仕切片
7 取っ手
7a 開放軸端
7b 開放軸端
8 切欠き
9 ビス孔
10 ビス孔
11 貫通穴
12 ビス孔
13 ビス
14 ヒンジ部材
15 ビス孔
16 ビス孔
17 平坦部
18 軸挿入用湾曲部
19 ビス孔
20 ビス
21 調理台
22 押え軸材
23 壁面
24 レンジフード
25 排気ダクト
26 換気扇
27 モータ
28 前側部材
29 後側部材
30 載置部材
31 載置部材
32 廃油容器
33 水平棚部
34 開口部
F 油煙フィルター
Claims (6)
- 油煙排気装置の油煙吸引口に装着又はその近傍に配置される油煙フィルターにおいて、金属又はセラミックから形成された板状フィルターと、前記板状フィルターの前面に対向配置されたガラス繊維フィルターとを少なくとも積層したフィルター積層体からなり、前記ガラス繊維フィルターを油煙の流入側に配置し、前記板状フィルター及び前記ガラス繊維フィルターを積層状に収容し、前後面が開口された枠体を備え、前記板状フィルターを前記枠体の後側開口面に露出するように前記枠体に固定配置し、前記ガラス繊維フィルターを前記板状フィルターの前面に積層して前記枠体の前側開口面に露出するように積層配置し、前記板状フィルターより小さい前記ガラス繊維フィルターが配置され、前記ガラス繊維フィルターの前面側中央領域を仮止めする仮止具を前記枠体に係脱自在に取り付け、前記仮止具の係着により、前記ガラス繊維フィルターを前記板状フィルターと前記仮止具の間に保持し、前記仮止具が可撓性を有した細材からなり、前記前側開口面の周辺の枠片に前記細材の両端部を係止させる係止部を対向して配置し、前記細材の両端部を前記係止部に挿着して前記ガラス繊維フィルターの前面側中央領域を仮止めし、前記細材の両端部の挿着を解除して前記ガラス繊維フィルターの取り外しを行うことを特徴とする油煙フィルター。
- 前記板状フィルターは発泡金属又は発泡セラミックから構成された請求項1に記載の油煙フィルター。
- 前記枠体は前記板状フィルターの下端部を支持する下端支持部材を備え、前記下端支持部材は、角枠の上面の一部を側縁に沿って切り欠いた下端挿入部を備えた、略コ字状の断面形状を有し、前記板状フィルターの下端部を前記下端挿入部に挿着して固定、支持する請求項1又は2に記載の油煙フィルター。
- 前記下端支持部材の下部に、前記板状フィルターから廃液成分を滲みださせて外部に流出させる切欠きを形成し、前記下端支持部材の下方に、前記切欠きより流出した廃液を回収する受部を配置した請求項3に記載の油煙フィルター。
- 前記板状フィルター及び前記ガラス繊維フィルターの厚さが夫々、2〜30mmである請求項1〜4のいずれかに記載の油煙フィルター。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の油煙フィルターが油煙吸引口に配設され、吸引ファンの吸引力により油煙を前記油煙フィルターを通過させて排気することを特徴とする油煙排気装置。
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