JP5634116B2 - 太陽光発電システムの電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、太陽光発電システムの電力変換装置において、電力消費の無い冷却方式を採用することにより、システム全体の電力効率の向上を図るものである。
太陽光発電システムをはじめ、種々の電源装置等に用いられる電力変換装置は、電力変換動作を行う半導体素子が電気的損失によって発熱し、半導体素子が過熱状態になると破損するので、所定の方法によってこれを冷却し、過熱状態を解消する必要がある。
前記電力変換装置の冷却方法としては、従来から種々の方法が存在するが、その一例として、下記特許文献1記載の技術が知られている。以下、その方法について説明する。
特許第4063716号
前記特許文献1記載の電力変換装置(屋外設置用パワーコンディショナー装置)は、その筐体としての外箱内部に配置された電力変換装置のパワー素子を空冷するためのファンを備え、前記外箱底面には吸気口を、また、外箱の背面上部に排気口を形成し、当該吸気口と排気口およびファンとの間に電力変換装置を配置し、かつ、外箱の背面に設けられたヒートシンクの表面に前記パワー素子が接するように配置されている。
そして、前記電力変換装置を構成するパワー素子を空冷する場合は、外箱内上部に設置したファンを駆動させることによって、外箱外部の冷たい空気が外箱底面に形成した吸気口から外箱内部に取り入れられる。
取り入れられた空気は、ヒートシンク内の空間を通過するが、ヒートシンクの表面に接するパワー素子の発熱は当該ヒートシンクに伝導しているので、取入れられた空気によってヒートシンクが冷却されることにより、これに接するパワー素子、および、これを構成する電力変換装置を冷却することができる。
なお、前記ヒートシンク内の空間を通過した空気は、外箱背面の上部に形成した排気口から外箱外部に排出される。
然るに、上記特許文献1記載の屋外設置用パワーコンディショナー装置の冷却方法は、前述の如く、電力変換装置を構成するパワー素子を空冷するファン、および、パワー素子と接するヒートシンクを筐体としての外箱内部に備えて構成しなければならず、電力変換装置の構造が複雑化し、かつ大型化するといった問題があった。
また、空冷用のファンが電力変換装置を冷却するために電力を消費するので、当該電力変換装置を太陽光発電システムに用いる場合には、太陽光発電システム全体の電力効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、上記の問題を解消するために、太陽光発電システムに用いられる屋外設置形の電力変換装置において、太陽光発電システム全体の電力効率を低下させない冷却構造を備えた電力変換装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、電力変換装置を収容する屋外盤と、当該屋外盤の側面に形成した孔部を利用して前記電力変換装置の半導体素子と接触する受熱板と、該受熱板に基端部を接続して前記屋外盤の外方へ向けて延出する直管部を備えた略コ字形のヒートパイプと、該ヒートパイプの直管部に取り付けた放熱フィンを備え、かつ、前記ヒートパイプの基端部は前記受熱板内に樹脂材を利用して埋め込まれていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記屋外盤が密閉型であることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、電力変換装置の構造を複雑化することなく、効果的に冷却することができる。また、電力変換装置の冷却を電力消費することなく実現することが可能となるので、太陽光発電システム全体の電力効率の向上を図ることができる。
また、ヒートパイプという簡易な冷却機構によって電力変換装置の発熱を外部に放出することができ、電力変換装置に用いられる半導体素子が過熱によって損傷することを確実に防止することができる。さらに、受熱板へのヒートパイプの埋込部位は、樹脂材によって雨水等の付着および侵入を阻止できるので、受熱板やヒートパイプの電食を防止できる。
請求項2記載の発明によれば、屋外盤を密閉型とすることにより、塩害性に優れた電力変換装置を提供することが可能となる。
本発明の太陽光発電システムの構成を示す概念図である。 本発明に係る電力変換装置の正面図である。 本発明のヒートパイプと受熱板との接続状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図1乃至図3を用いて説明する。図1は本発明に係る太陽光発電システムの全体構成の一例を示す概念図であり、図1において、1は商用電力系統(一般配電線)であり、2は太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する太陽電池である。
3は太陽電池で発電される直流電力を交流電力に変換して、一般配電線に連系して負荷に電力を供給する電力変換装置(以下、パワーコンディショナーという)を示している。
パワーコンディショナー3は、その筐体(屋外盤)4内に、太陽電池2から供給される直流電力を交流電力に変換し、一般交流負荷または既存の商用電力系統に供給する電力変換器(図示せず)を収納しており、当該電力変換器は構成要素として半導体素子5を備えている。
屋外盤4の外側面には、半導体素子5と機械的および熱的に接触する冷却器6が屋外盤4の外方へ突出して設けられている。前記冷却器6は、屋外盤4の外壁に固定されるアルミニウム等の伝熱性に優れた材料で形成される受熱板7と、当該受熱板7に基端部を支持する複数本のヒートパイプ8、および、ヒートパイプ8の直管部8aに取り付けた放熱フィン9から概略構成されている。
次に、前記冷却器6の屋外盤4への取付け構造について図3を用いて説明する。前記ヒートパイプ8は略コ字形に形成されており、垂直方向に配置される基端部8bと略水平方向に配置される直管部8aから構成されている。
そして、前記基端部8bは、受熱板7に埋め込まれる形でこれに支持・固定されており、受熱板7が屋外盤4の外側(外壁)に固定手段(固定ボルト)10によって止着されることによって、ヒートパイプ8は屋外盤4の外側に脱落不能に取り付けられる。
また、受熱板7を取り付けた屋外盤4の側壁には、これを貫通する孔部11が形成されており、当該孔部11を利用して、前記電力変換器の半導体素子5を受熱板7と接触させて取り付けている。なお、当該半導体素子5と受熱板7は、固定手段(埋込ボルト)12によって固定されている。
前記ヒートパイプ8は伝熱性および加工性に優れた材料(例えば、銅等)で形成されており、その内部には沸騰冷媒として水が封入されている。また、低い温度で沸騰を容易にし、かつ、非凝縮性のガスが混入することを防止するために、当該ヒートパイプ8内は負圧に調整されている。
また、前記ヒートパイプ8の基端部8bは後述する蒸発部として機能し、直管部8aは後述する凝縮部として機能する。直管部8aは水平面に対して若干上向きの角度で受熱板7に取り付けられる。
受熱板7へのヒートパイプ8の埋込部位は、雨水等の付着および浸入を阻止する樹脂(例えば、エポキシ樹脂接着剤等)13によって被覆されており、受熱板7やヒートパイプ8が電食することを防止している。
以上のように構成されたパワーコンディショナー3は、図示しない電力変換器を密閉型の屋外盤4内に収容することにより、これを屋外に設置する場合において、耐候性の向上、特に塩害対策(潮風害対策)として有効となる。
つづいて、前記パワーコンディショナー3の冷却動作について説明する。パワーコンディショナー3は、電力変換器(図示せず)を屋外盤4内に収容し、これを構成する半導体素子5は、オン/オフ動作時の損失およびオン時の損失により発熱する。
半導体素子5で発生した熱は、これと当接して屋外盤4の外壁面に固定された受熱板7に伝熱される。このとき、受熱板7はアルミニウム等、伝熱性に優れた材料で形成されているので、半導体素子5の熱は効率よく受熱板7側へ伝熱される。
これにより受熱板7の温度は上昇し、当該受熱板7に基端部8bが支持されたヒートパイプ8では、その内部に封入された水が沸騰して基端部8bから蒸発する。つまり、基端部8bは蒸発部として機能する。
前記基端部8bからヒートパイプ8内に封入した水が蒸発することにより、その蒸発熱によって受熱板7は冷却される。そして、ヒートパイプ8内の蒸発した水は、凝縮部として機能する直管部8aに導かれ、直管部8aに取り付けられた放熱フィン9(図2参照)を介して、外気との間で熱交換して凝縮する。
凝縮した水は、ヒートパイプ8の内壁を伝わって蒸発部として機能する基端部8bに還流し、以降、前述した冷却動作を繰り返し行う。なお、前記凝縮水の還流は、ヒートパイプ8の内壁に形成された複数の溝(図示せず)に沿って実現されるものである。
この冷却動作の繰り返しによって、パワーコンディショナー3の半導体素子5は冷却されるので、過熱によって半導体素子5が破損することを確実に防止することができる。
以上説明したように、本発明の冷却構造を用いた電力変換装置によれば、上記特許文献1記載の技術のように、その筐体(外箱)内部に配置された半導体素子(パワー素子)を空冷するためのファンや、半導体素子(パワー素子)と接触するヒートシンクを筐体(外箱)内部に備えて構成する必要は一切なく、パワーコンディショナー3の構造を簡素化し、かつ、小型化することが可能となる。
また、半導体素子5の冷却をヒートパイプ8によって行うことにより、冷却に際しての電力消費は一切なく、太陽光発電システム全体の電力効率を向上させることができる。
さらに、パワーコンディショナー3は、密閉型の屋外盤4に電力変換器を収納することにより、これを屋外に設置する場合において、耐候性に優れ、沿岸部においては塩害対策上、非常に有効である。
太陽光発電システムに用いられる電力変換装置の冷却に利用可能である。
1 商用電力系統(一般配電線)
2 太陽電池
3 電力変換装置(パワーコンディショナー)
4 屋外盤
5 半導体素子
6 冷却器
7 受熱板
8 ヒートパイプ
8a 直管部
8b 基端部
9 放熱フィン
10 固定ボルト
11 孔部
12 埋込ボルト
13 樹脂

Claims (2)

  1. 電力変換装置を収容する屋外盤と、当該屋外盤の側面に形成した孔部を利用して前記電力変換装置の半導体素子と接触する受熱板と、該受熱板に基端部を接続して前記屋外盤の外方へ向けて延出する直管部を備えた略コ字形のヒートパイプと、該ヒートパイプの直管部に取り付けた放熱フィンを備え、かつ、前記ヒートパイプの基端部は前記受熱板内に樹脂材を利用して埋め込まれていることを特徴とする太陽光発電システムの電力変換装置。
  2. 前記屋外盤は密閉型であることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電システムの電力変換装置。
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