JP5633580B2 - ストレージ装置,制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本件は、ストレージ装置,制御装置および制御方法に関する。
RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)装置などのストレージ装置において、ストレージ装置への電力供給停止時(停電時)に、コンデンサから供給される電力を用いて揮発メモリに記録されたデータを不揮発メモリに退避させることが知られている。
また、電気二重層コンデンサ等のコンデンサは、経年によって容量は減少し直流抵抗は増加するため、経年によって電気二重層コンデンサが供給可能な電力が低下することが知られている。
国際公開第2009/098776号 特開2005−39873号公報
ここで、一般的に、電気二重層コンデンサをそなえるSCU(System Capacitor Unit)は、製造から数年後(例えば5年後)の製品寿命時にキャッシュメモリ等の揮発メモリに記録されたデータを不揮発メモリに退避するのに必要な電力を保持するように設計されている。すなわち、製造後初期におけるSCUは、経年による電気二重層コンデンサが供給可能な電力の低下を想定した電力を保持しているため、キャッシュメモリに記録されたデータを不揮発メモリに退避させるのに必要な電力を超える、余剰な電力を保持している。
したがって、ストレージ装置の起動時にSCUがそなえる電気二重層コンデンサを充電する際に、余剰電力に対しても充電時間がかかるため、結果としてストレージ装置の起動に時間がかかる。
本件の目的は、このような課題に鑑み創案されたもので、ストレージ装置の起動時間を短縮することを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の1つとして位置付けることができる。
本ストレージ装置は、データを記憶する記憶部と前記記憶部に対するデータ記憶制御を行なう制御部とをそなえたストレージ装置において、経年によって供給可能な電力が低下するキャパシタを有し、前記ストレージ装置に対する外部からの電力供給停止時に前記制御部に電力を供給する電力供給部と、前記記憶部に記憶されるデータを保持するキャッシュメモリと、前記電力供給停止時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータが退避される不揮発メモリと、前記電力供給部が供給する電力であって、前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を超える分の電力である余剰電力を決定する余剰電力決定部と、前記余剰電力決定部によって決定された余剰電力に基づいて、前記電力供給部が前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を供給可能となる電圧であって前記電力供給部に対する充電処理時に目標とする第1の目標電圧を決定する目標電圧決定部と、前記電力供給部に充電された電圧が前記第1の目標電圧に達するまでは、第1の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行ない、前記電力供給部に充電された電圧が、前記第1の目標電圧から前記第1の目標電圧よりも大きい第2の目標電圧に達するまでは、前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行なう充電処理部と、をそなえる。
また、本制御装置は、データを記憶する記憶部に対するデータ記憶制御を行なう制御装置であって、経年によって供給可能な電力が低下するキャパシタを有し、前記記憶部に対する外部からの電力供給停止時に当該制御装置に電力を供給する電力供給部と、前記記憶部に記憶されるデータを保持するキャッシュメモリと、前記電力供給停止時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータが退避される不揮発メモリと、前記電力供給部が供給する電力であって、前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を超える分の電力である余剰電力を決定する余剰電力決定部と、前記余剰電力決定部によって決定された余剰電力に基づいて、前記電力供給部が前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を供給可能となる電圧であって前記電力供給部に対する充電処理時に目標とする第1の目標電圧を決定する目標電圧決定部と、前記電力供給部に充電された電圧が前記第1の目標電圧に達するまでは、第1の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行ない、前記電力供給部に充電された電圧が、前記第1の目標電圧から前記第1の目標電圧よりも大きい第2の目標電圧に達するまでは、前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行なう充電処理部と、をそなえる。
本制御方法は、データを記憶する記憶部と、前記記憶部に対するデータ記憶制御を行なう制御部と、経年によって供給可能な電力が低下するキャパシタを有し、外部からの電力供給停止時に前記制御部に電力を供給する電力供給部と、前記記憶部に記憶されるデータを保持するキャッシュメモリと、前記電力供給停止時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータが退避される不揮発メモリと、をそなえたストレージ装置の制御方法であって、前記電力供給部が供給する電力であって、前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を超える分の電力である余剰電力を決定し、決定された余剰電力に基づいて、前記電力供給部が前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を供給可能となる電圧であって前記電力供給部に対する充電処理時に目標とする第1の目標電圧を決定し、前記電力供給部に充電された電圧が前記第1の目標電圧に達するまでは、第1の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行ない、前記電力供給部に充電された電圧が、前記第1の目標電圧から前記第1の目標電圧よりも大きい第2の目標電圧に達するまでは、前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行なう。
開示のストレージ装置,制御装置および制御方法によれば、停電時に必要な電力を確保した上でストレージ装置の起動時間を短縮することができる。
実施形態の一例としてのストレージ装置の構成を模式的に示す図である。 実施形態の一例としてのSCUの充電経路を模式的に示す図である。 実施形態の一例としてのコントローラモジュールの機能構成を模式的に示す図である。 実施形態の一例としてのテスト放電時の電圧および電流の変化を模式的に示す図である。 実施形態の一例としての放電可能時間を求めるための回路を模式的に示す図である。 実施形態の一例としての充電モードを示す図である。 実施形態の一例としての各充電モードにおける電圧の変化を示す図である。 実施形態の一例としてのストレージ装置の動作を説明するためのフローチャートである。 電流を変化させずに充電を行なった場合の例を示す図である。 実施形態の一例としての停電時のストレージ装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としての放電可能時間を求めるための回路を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本ストレージ装置,制御装置および制御方法に係る実施形態の一例を説明する。
図1は、実施形態の一例としてのストレージ装置の構成を示す図である。図2は、実施形態の一例としてのSCUの充電経路を模式的に示す図である。また、図3は、実施形態の一例としてのコントローラモジュールの機能構成を模式的に示す図である。
本実施形態の一例としてのストレージ装置1は、図1に示すように、コントローラモジュール10−1,10−2,PSU(Power Supply Unit)20,ミッドプレーン30およびHDD(Hard Disk Drive)40をそなえている。このストレージ装置1は、LAN(Local Area Network)やFC(Fibre Channele)等の通信回線を介してホスト50に接続されている。コントローラモジュール10−1,10−2,PSU20およびHDD40は、ミッドプレーン30を介して相互に接続されている。
以下、コントローラモジュールを示す符号としては、複数のコントローラモジュールのうち1つを特定する必要があるときには符号10−1,10−2を用いるが、任意のコントローラモジュールを指すときには符号10を用いる。
PSU20は、例えば、ストレージ装置1の外部から供給されるAC(Alternative Current)電力をDC(Direct Current)電力に変換し、ミッドプレーン30を介して、コントローラモジュール10およびHDD40に対して電力を供給する。
ミッドプレーン30は、例えば、コントローラモジュール10,PSU20およびHDD40を相互に接続する基板であり、PSU20から入力された電力をコントローラモジュール10に供給する。
HDD40は、例えば、ホスト50からの要求に応じて各種のデータを記憶する。すなわち、HDD40は、データを記憶する記憶部の一例である。
ホスト50は、例えば、ストレージ装置1に対して、データの書き込みおよび読み出しを要求する上位装置である。
コントローラモジュール10は、例えば、ホスト50からの要求に応じて、HDD40に対するデータの書き込みおよび読み出しを制御する。すなわち、コントローラモジュール10は、記憶部に対するデータ記憶制御を行なう制御部の一例である。
コントローラモジュール10は、例えば、SCU21,オア回路22,データ処理部23をそなえる。
SCU21は、例えば、停電時に、コントローラモジュール10に対して電力を供給する。具体的には、例えば、停電時に、SCU21は、オア回路22を介してデータ処理部23の各構成要素に電力を供給する。すなわち、SCU21は、ストレージ装置に対する外部からの電力供給停止時に制御部に電力を供給する電力供給部の一例である。
より具体的には、SCU21は、例えば、電力供給部211,不揮発メモリ212および処理部213をそなえる。
また、例えば、電力供給部211に対する充電が後述する第1モードまたは第2モードによって行なわれた場合には、SCU21は、キャッシュメモリ26からフラッシュメモリ28へのデータの退避後、ミッドプレーン30に対して電力を供給する。すなわち、SCU21は、ミッドプレーン30に対して電力を供給することで、ミッドプレーン30を介して、このミッドプレーン30に接続されたコントローラモジュール10に対して電力を供給する。
電力供給部211は、例えば、電気二重層コンデンサ(キャパシタ)であって、コントローラモジュール10に対して電力を供給する。また、電力供給部211は、例えば、PSU20から出力される電流によって充電される。例えば、図2に示すように、SCU21(電力供給部211)には、PSU20からミッドプレーン30を介して、第1の電流(例えば、15Aの電流)および第1の電流よりも小さい第2の電流(例えば、3Aの電流)のいずれかが入力される。また、後述する充電制御部245が、これらの電流をスイッチ等により切り替えることにより、第1の電流値および第2の電流値のいずれかの電流値によって電力供給部211が充電される。
不揮発メモリ212は、例えば、SCU21が製造された時を示す製造時情報と、後述するFPGA(Field Programmable Gate Array)24によって決定された、電力供給部211である電気二重層コンデンサの容量および直流抵抗値とを保持する。ここで、例えば、製造時情報は、SCU21が製造された製造日時(例えば、年月日時分秒)を含む情報である。すなわち、不揮発メモリ212は、キャパシタの容量,抵抗および、電力供給部の製造日時を保持する保持部の一例である。
処理部213は、種々の機能を実現する処理装置であって、例えば、図3に示すように、充電停止部214および電圧差決定部215として機能する。
充電停止部214は、例えば、電力供給部211が最終電圧まで充電された後、電力供給部211への充電を停止する。例えば、充電停止部214は、電力供給部211への充電経路を遮断することで充電を停止する。
電圧差決定部215は、充電停止後の電力供給部211の直流抵抗に起因する電圧降下(後述する図4中、Vdcr)を決定する。すなわち、電圧差決定部215は、例えば、充電停止前の電力供給部211の電圧と充電停止後の電力供給部211の電圧とを監視することで、充電停止前の電力供給部211の電圧と充電停止後の電力供給部211の電圧との電圧差を決定する。
オア回路22は、例えば、ミッドプレーン30からの出力(図1中、Vbp)およびSCU21からの出力(図1中、Vbat)が入力され、これらの出力のうち電圧の高い出力をVinとしてデータ処理部23に供給する回路である。
データ処理部23は、例えば、HDD40に対するデータの書き込みおよび読み出しを制御する。データ処理部23は、例えば、FPGA24,CPU(Central Processing Unit)25,キャッシュメモリ26,リアルタイムクロック27およびフラッシュメモリ28をそなえる。FPGA24は、SCU21,CPU25,リアルタイムクロック27およびフラッシュメモリ28と通信可能に接続され、CPU25はキャッシュメモリ26と通信可能に接続されている。
キャッシュメモリ26は、例えば、HDD40に記憶されるデータを保持する。すなわち、キャッシュメモリ26は、記憶部に記憶されるデータを保持するキャッシュメモリの一例である。
リアルタイムクロック27は、例えば、現在の日時等を示す情報を生成し出力する回路である。リアルタイムクロック27が生成する情報には、例えば、現在の年月日時分秒が含まれる。
フラッシュメモリ28は、例えば、PSU20からの電力供給が停止した場合に、キャッシュメモリ26に保持されていたデータが退避される不揮発メモリである。すなわち、フラッシュメモリ28は、停電時に、キャッシュメモリに保持されているデータが退避される不揮発メモリの一例である。
FPGA24は、プログラムに応じて種々機能を実現する処理装置である。また、FPGA24は、SCU21とI2C(Inter Integrated Circuit)等によって接続されており、FPGA24は、このI2Cを介してSCU21内部の電圧等を監視することができる。
FPGA24は、例えば、図3に示すように、容量・抵抗決定部241,余剰電力決定部242,経年決定部243,充電モード決定部244,充電制御部245,供給電力制御部246および退避制御部247として機能する。
容量・抵抗決定部241は、電力供給部211である電気二重層コンデンサの容量および直流抵抗を決定する。すなわち、容量・抵抗決定部241は、キャパシタの容量および抵抗を決定する決定部の一例である。
図4は、電力供給部211の容量および抵抗を決定するためのテスト放電を説明するための図である。図4に示すように、充電停止部214による充電停止とともに、容量・抵抗決定部241は、SCU21がそなえる図示しない診断回路への定電流Itによる放電を開始させる。ここで、容量・抵抗決定部241は、電圧差決定部215によって決定された電圧差Vdcr(=V1−V2)および定電流Itに基づいて、電力供給部211の直流抵抗を決定する。そして、容量・抵抗決定部241は、例えば、所定の診断時間T1経過後の電力供給部211の電圧(図4中、V3)を取得してFPGA24がそなえる図示しない内部メモリに記憶する。そして、充電停止後の電力供給部211の電圧V2と所定の診断時間T1経過後の電力供給部211の電圧V3との差(図4中、Vcap)および定電流Itに基づいて電力供給部211の容量を決定する。
なお、容量・抵抗決定部241は、決定された電力供給部211の容量および直流抵抗を不揮発メモリ212に記録する。また、容量・抵抗決定部241の上述の如き処理は、ストレージ装置1の起動後、例えば、電力供給部211が最終電圧となり電圧差決定部215によって電圧差Vdcrが決定された後に、所定のタイミングで実施される。
余剰電力決定部242は、例えば、不揮発性メモリ212に保持された電力供給部211の容量および直流抵抗値に基づいて、放電可能時間を決定し、決定した放電可能時間に基づいて、余剰電力を決定する。ここで、余剰電力とは、例えば、製品寿命時におけるSCU21の放電可能時間を超える放電可能時間を、製品寿命時におけるSCU21の放電可能時間に対する百分率で表したものである。すなわち、余剰電力とは、例えば、製品寿命時におけるSCU21の放電可能時間と不揮発性メモリ212に保持された電力供給部211の容量および直流抵抗値に基づいて決定されたSCU21の放電可能時間との差を、製品寿命時におけるSCU21の放電可能時間に対する百分率で表したものである。
余剰電力決定部242は、例えば、電気二重層コンデンサである電力供給部211の接続負荷が、定電力負荷の場合における放電可能時間を決定する。図5は、データ処理部23と電力供給部211とを等価的に示す図である。図5中、定電力負荷Wは、データ処理部23の電力負荷であり、直流抵抗Rおよび容量Cは、それぞれ電力供給部211の直流抵抗および容量である。ここで放電開始時の容量Cにかかる電圧VC(0)=VSとし、放電終了時Tの容量Cおよび直流抵抗Rにかかる電圧V(T)=VEとする。ここで、放電終了時Tは、SCU21から供給される電圧が、SCU21とデータ処理部23との間に設けられた図示しないDC/DCコンバータによってデータ処理部23の各構成要素に供給する適切な電圧に変換できなくなるほど低下した時である。
放電開始時の容量Cおよび直流抵抗Rにかかる電圧V(0)は、例えば、下記式(1)によって表される。
Figure 0005633580
余剰電力決定部242は、式(1)により決定された電圧V(0)と容量・抵抗決定部241により決定された容量および抵抗の値とを、例えば、下記式(2)に代入することで、SCU21の放電可能時間Tを決定する。なお、WおよびVEは設計値である。
Figure 0005633580
余剰電力決定部242は、SCU21の製造から数年後(例えば5年後)の製品寿命時におけるSCU21の放電可能時間Tminと、式(2)により決定された放電可能時間Tとの比から、余剰電力を算出する。ここで、SCU21の製造から数年後(例えば5年後)におけるSCU21の放電可能時間Tminは、例えば、電力供給部211の容量が製造時と比較して70%の値、電力供給部211の直流抵抗が製造時と比較して130%の値となっているものと想定し上記式(1)および式(2)に基づいて決定される。例えば、SCU21の製造から数年後(例えば5年後)におけるSCU21の放電可能時間Tminが30秒、式(2)により決定された放電可能時間Tが60秒であれば、余剰電力は100%となる。また、例えば、後述する各モードにおける目標電圧(第1の目標電圧)までSCU21(電力供給部211)が充電されている場合には、SCU21の放電可能時間は、製品寿命時におけるSCU21の放電可能時間と同様または略同様となるため、余剰電力は0%となる。すなわち、余剰電力決定部242は、電力供給部が供給する電力であって、不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を超える分の電力である余剰電力を決定する余剰電力決定部の一例である。なお、不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力は、例えば、不揮発メモリの容量等コントローラモジュール10の構成に基づいて設計段階で予め決定される。また、不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力は、製品寿命時の電力供給部211の容量および直流抵抗等に基づいて求めることができる。
経年決定部243は、例えば、SCU21の製造後経過時間を決定する。具体的には、経年決定部243は、リアルタイムクロック27から得た現在の日時等を示す情報と、不揮発メモリ212に保持されたSCU21の製造時情報との差に基づいて、SCU21の製造後経過時間を決定する。
充電モード決定部244は、例えば、余剰電力決定部242によって決定された余剰電力および経年決定部243によって決定されたSCU21の製造後経過時間に基づいて、電力供給部211の充電モードを決定する。より具体的には、充電モード決定部244は、例えば、図6に示す条件に従って、充電モードを決定する。充電モード決定部244は、例えば、製造後経過時間が60ヶ月以下であり、かつ、余剰電力が30%以上の場合、充電モードを第1モード(Very Fast)と決定する。また、充電モード決定部244は、製造後経過時間が製品寿命(例えば、60ヶ月)以下であり、かつ、余剰電力が20%以上30%未満の場合、充電モードを第2モード(Fast)と決定する。さらに、充電モード決定部244は、製造後経過時間が60ヶ月より長く、かつ、余剰電力が10%以上の場合、および、製造後経過時間が60ヶ月以下であり、かつ、余剰電力が20%未満の場合、充電モードを第3モード(Normal)と決定する。また、充電モード決定部244は、製造後経過時間が60ヶ月より長く、かつ、余剰電力が10%未満の場合、充電モードを第4モード(Slow)と決定する。なお、充電モードを決定する条件に用いられる各数値は、上記の60ヶ月等の数値に限定されるものではなく、種々の値とすることができる。
ここで、各充電モードを、図7を用いて説明する。
まず、第1モードは、例えば、第1モードにおける目標電圧Vvfまで第1の電流値(例えば、15A)の電流により電力供給部211の充電を行ない、目標電圧Vvfに到達すると、最終電圧Vfinまで第2の電流値(例えば、3Aの電流)により電力供給部211の充電を行なうモードである。また、第2モードは、例えば、第2モードにおける目標電圧Vまで第1の電流値(例えば、15Aの電流)により電力供給部211の充電を行ない、目標電圧に到達すると、最終電圧Vfinまで第2の電流値(例えば、3Aの電流)により電力供給部211の充電を行なうモードである。さらに、第3モードは、例えば、第3モードにおける目標電圧Vまで第1の電流値(例えば、15Aの電流)により電力供給部211の充電を行ない、目標電圧Vに到達すると、最終電圧Vfinまで第2の電流値(例えば、3Aの電流)により電力供給部211の充電を行なうモードである。また、第4モードは、例えば、第4モードにおける目標電圧Vまで第1の電流値(例えば、15A)の電流により電力供給部211の充電を行ない目標電圧Vに到達すると、最終電圧Vfinまで第2の電流値(例えば、3Aの電流)により電力供給部211の充電を行なうモードである。すなわち、各モードにおける目標電圧は、電力供給部に対する充電処理時に目標とする第1の目標電圧の一例である。また、最終電圧Vfinは、第2の目標電圧の一例である。
なお、Vvf<V<V<V<Vfinである。また、ここで、各充電モードにおける目標電圧とは、例えば、キャッシュメモリ26からフラッシュメモリ28へのデータの退避にかかる電力を電力供給部211が供給可能となる電圧である。
充電制御部245は、例えば、充電モード決定部244によって決定された充電モードに応じて、電力供給部211への充電を制御する。具体的には、例えば、充電制御部245は、充電モード決定部244によって決定された充電モードに応じた目標電圧までは、15Aの電流を用いて電力供給部211への充電を行ない。さらに、充電制御部245は、目標電圧を越した場合には、3Aの電流を用いて最終電圧まで電力供給部211への充電を行なう。つまり、充電制御部245は、15Aでの充電から3Aでの充電へ切り替え制御を行なう。すなわち、充電制御部245は、電力供給部211に充電された電圧が第1の目標電圧に達するまでは、第1の電流値で電力供給部211に対する充電処理を行ない、電力供給部211に充電された電圧が、第1の目標電圧から第1の目標電圧よりも大きい第2の目標電圧に達するまでは、第1の電流値よりも小さい第2の電流値で電力供給部211に対する充電処理を行なう充電処理部の一例である。
15Aの充電から3Aの充電への切り替えは、例えば、充電制御部245が、SCU21に入力される15Aの電流と3Aの電流とをスイッチ等により選択的に切り替えることにより実現される。
供給電力制御部246は、例えば、SCU21が供給する電力を制御する。具体的には、供給電力制御部246は、キャッシュメモリ26からフラッシュメモリ28へのデータの退避が完了すると、オア回路22に対する電力供給を停止するとともに、ミッドプレーン30に対する電力供給(図1中、電圧Vsub)を開始させる。この、コントローラモジュール10−1,10−2のそれぞれから出力された電圧Vsubは、ミッドプレーン30を介して、電圧Vbpとしてデータ処理部23に印加される。ここで、供給電力制御部246は、CPU25,リアルタイムクロック27およびフラッシュメモリ28への電力供給を停止させる。一方、供給電力制御部246は、キャッシュメモリ26に対し、ミッドプレーン30を介した電力供給を継続することでバックアップを行なう。すなわち、電圧Vsubは、ミッドプレーン30を介して、電圧Vbpとしてキャッシュメモリ26に印加される。
退避制御部247は、キャッシュメモリ26からフラッシュメモリ28へのデータの退避を行なう。なお、例えば、退避制御部247は、FPGA24がそなえるDMA(Direct Memory Access)回路によって実現される。
CPU25は、例えば、図示しない記憶部に記憶された各種アプリケーションプログラムを実行することにより種々の演算や制御を行ない、これにより、各種機能を実現する処理装置である。例えば、CPU25は、HDD40に対するデータの書き込みおよび読み出しを行なう。
例えば、CPU25は、アプリケーションプログラムを実行することにより、図3に示すように、起動指示部251,データ受信許可部252およびデータ制御部253として機能する。
起動指示部251は、電力供給部211が目標電圧まで充電されると、HDD40に対してスピンアップを行なわせる。すなわち、起動指示部251は、電力供給部211が第1の目標電圧まで充電されると、記憶部に対して起動処理を行なう起動処理部の一例である。
データ受信許可部252は、例えば、HDD40のスピンアップが完了すると、ホスト50に対してデータ受信を許可する旨の通知を行なう。すなわち、データ受信許可部252は、記憶部が起動すると、ストレージ装置に接続された上位装置からのデータ受信を許可するデータ受信許可部の一例である。
データ制御部253は、例えば、HDD40に対するデータの書き込みおよび読み出し等のデータ制御を行なう。より具体的には、停電後、退避制御部247によるフラッシュメモリ28へのデータの退避後、供給電力制御部246によるキャッシュメモリ26のバックアップ中に、PSU20からの電力供給が再開した場合、データ制御部253は、キャッシュメモリ26に保持されているデータを用いてデータ制御を行なう。
また、停電後、かつ、キャッシュメモリ26に対する電力供給終了後に、PSU20からの電力供給が再開した場合、不揮発メモリ28に保持されたデータを用いてデータ制御を行なう。
上述の如く構成された、実施形態の一例としてのストレージ装置1の動作を、図8に示すフローチャート(ステップA1−A21)を参照しながら説明する。
まず、AC電源が投入されると(ステップA1)、経年決定部243は、リアルタイムクロック27から現在の日時等を示す情報を取得し(ステップA2)、さらに、経年決定部243は、不揮発メモリ212に保持されたSCU21の製造時情報を取得する(ステップA3)。そして、経年決定部243は、ステップA2およびステップA3にて取得した情報に基づいて、SCU21の製造後経過時間を決定する。
そして、充電モード決定部244は、製造後経過時間が、例えば60ヶ月以下か否かを判定する(ステップA4)。製造後経過時間が、60ヶ月以下であれば(ステップA4のYesルート参照)、余剰電力決定部242は、不揮発メモリ212から容量及び抵抗値を取得し(ステップA5)、例えば、上記式(1)および式(2)を用いて余剰電力を決定する(ステップA6)。
余剰電力が決定されると、充電モード決定部244は、決定された余剰電力が30%以上か否かを判定する(ステップA7)。余剰電力が30%以上であれば(ステップA7のYesルート参照)、充電モード決定部244は、充電モードを第1モードに決定する(ステップA8)。一方、余剰電力が30%未満であれば(ステップA7のNoルート参照)、充電モード決定部244は、次に、余剰電力が20%以上か否かを判定する(ステップA9)。余剰電力が20%以上であれば(ステップA9のYesルート参照)、充電モード決定部244は、充電モードを第2モードに決定する(ステップA10)。一方、余剰電力が20%未満であれば(ステップA9のNoルート参照)、充電モード決定部244は、充電モードを第3モードに決定する(ステップA11)。
なお、製造後経過時間が、60ヶ月より長い場合(ステップA4のNoルート参照)、ステップA5およびステップA6と同様に、余剰電力決定部242は、不揮発メモリ212から容量及び抵抗値を取得し(ステップA12)、例えば、上記式(1)および式(2)を用いて余剰電力を決定する(ステップA13)。そして、充電モード決定部244は、決定された余剰電力が10%以上か否かを判定する(ステップA14)。余剰電力が10%以上であれば(ステップA14のYesルート参照)、充電モード決定部244は、充電モードを第3モードに決定する(ステップA11)。一方、余剰電力が10%未満であれば(ステップA14のNoルート参照)、充電モード決定部244は、充電モードを第4モードに決定する(ステップA15)。
充電モードが決定された状態で、DCオンすると(ステップA16)、充電制御部245は、PSU20から供給される15Aの電流を用いて電力供給部211への充電を行なう(ステップA17)。充電制御部245は、充電モード決定部244によって決定された充電モードに応じた目標電圧まで、充電されているか否かを判断する(ステップA18)。目標電圧まで充電されていない場合(ステップA18のNoルート参照)、ステップA18の動作が繰り返される。一方、目標電圧まで充電されている場合(ステップA18のYesルート参照)、充電制御部245は、PSU20から供給される3Aの電流を用いて電力供給部211への充電を行なう。すなわち、充電制御部245は、15Aから3Aによる充電への切り替えを行なう(ステップA19)。充電制御部245による15Aから3Aによる充電への切り替えとともに、起動指示部251は、HDD40に対してスピンアップを行なうよう指示することで、HDD40にスピンアップを行なわせる(ステップA20)。そして、スピンアップが完了すると、ストレージ装置1の起動が完了する(ステップA21)。
次に、本実施形態の一例におけるストレージ装置1の起動時間について以下に図7を参照しながら説明する。
例えば、PSU20の定格電流が30A、1個のHDD40のスピンアップに必要な電流が3Aであり、スピンアップ完了まで15秒要し、かつ、ストレージ装置1は24個のHDD40をそなえる場合を考える。
まず、充電モードが第1モードである場合、コントローラモジュール10−1および10−2がそなえる電気二重層コンデンサである電力供給部211が、目標電圧Vvfまで、15Aの電流で充電される。すなわち、合計30Aの電流が2つの電力供給部211の充電に用いられる。そして、電力供給部211が、目標電圧Vvfまで充電されると、コントローラモジュール10−1および10−2がそなえる電気二重層コンデンサである電力供給部211が、3Aの電流で充電される。さらに、8個ずつHDD40のスピンアップを3回に分けて行なう。すなわち、合計6Aの電流が2つの電力供給部211の充電に用いられ、残りの24Aは、8個のHDD40のスピンアップに用いられる。
従って、第1モードの場合、電力供給部211の充電開始(DCオン)から、目標電圧Vvf到達後24個のHDD40のスピンアップ完了まで、すなわち、ストレージ装置1の起動まで図7に示すように65秒を要する。
次に、充電モードが第2モードである場合、コントローラモジュール10−1および10−2がそなえる電気二重層コンデンサである電力供給部211が、目標電圧Vfまで、15Aの電流で充電される。すなわち、合計30Aの電流が2つの電力供給部211の充電に用いられる。そして、電力供給部211が、目標電圧Vfまで充電されると、コントローラモジュール10−1および10−2がそなえる電気二重層コンデンサである電力供給部211が、3Aの電流で充電される。さらに、8個ずつHDD40のスピンアップを3回に分けて行なう。すなわち、合計6Aの電流が2つの電力供給部211の充電に用いられ、残りの24Aは、8個のHDD40のスピンアップに用いられる。
従って、第2モードの場合、電力供給部211の充電開始(DCオン)から、目標電圧Vf到達後24個のHDD40のスピンアップ完了まで、すなわち、ストレージ装置1の起動まで図7に示すように85秒を要する。
また、充電モードが第3モードである場合、コントローラモジュール10−1および10−2がそなえる電気二重層コンデンサである電力供給部211が、目標電圧Vまで、15Aの電流で充電される。すなわち、合計30Aの電流が2つの電力供給部211の充電に用いられる。そして、電力供給部211が、目標電圧Vまで充電されると、コントローラモジュール10−1および10−2がそなえる電気二重層コンデンサである電力供給部211が、3Aの電流で充電される。さらに、8個ずつHDD40のスピンアップを3回に分けて行なう。すなわち、合計6Aの電流が2つの電力供給部211の充電に用いられ、残りの24Aは、8個のHDD40のスピンアップに用いられる。
従って、第3モードの場合、電力供給部211の充電開始(DCオン)から、目標電圧V到達後24個のHDD40のスピンアップ完了まで、すなわち、ストレージ装置1の起動まで図7に示すように105秒を要する。
さらに、充電モードが第4モードである場合、コントローラモジュール10−1および10−2がそなえる電気二重層コンデンサである電力供給部211が、目標電圧V s まで、15Aの電流で充電される。すなわち、合計30Aの電流が2つの電力供給部211の充電に用いられる。そして、電力供給部211が、目標電圧Vまで充電されると、コントローラモジュール10−1および10−2がそなえる電気二重層コンデンサである電力供給部211が、3Aの電流で充電される。さらに、8個ずつHDD40のスピンアップを3回に分けて行なう。すなわち、合計6Aの電流が2つの電力供給部211の充電に用いられ、残りの24Aは、8個のHDD40のスピンアップに用いられる。
従って、第4モードの場合、電力供給部211の充電開始(DCオン)から、目標電圧V到達後24個のHDD40のスピンアップ完了まで、すなわち、ストレージ装置1の起動まで図7に示すように125秒を要する。
ここで、本実施形態の一例におけるストレージ装置1の起動時間と対比するために、本実施形態の一例のように電流値を変化させずに15Aのまま最終電圧まで電力供給部211の充電を行ない、その後HDD40のスピンアップを行なう場合を考える。この場合、図9に示すように、コントローラモジュール10−1および10−2がそなえる電気二重層コンデンサである電力供給部211が、最終電圧まで15Aの電流を用いて充電されるため、HDD40のスピンアップを行なうことができない。従って、電力供給部211が最終電圧まで充電された後に、HDD40のスピンアップが3回に分けて行なわれる。
従って、この場合、24個のHDD40のスピンアップが完了し、ストレージ装置1が起動するまで図9に示すように145秒を要する。
すなわち、本実施形態の一例によれば、充電モードを第4モードとした場合でも、本実施形態の一例のように電流値を変化させずに充電を行なった場合と比較して20秒早くストレージ装置1を起動することができる。さらには、充電モードを第1モードとした場合には、本実施形態の一例のように電流値を変化させずに充電を行なった場合と比較して80秒早くストレージ装置1を起動することができる。
次に、例えば、第1モードあるいは第2モードでストレージ装置1が起動した後に停電が起こった場合のストレージ装置1の処理について図10を用いて説明する。図10は、実施形態の一例としての停電時のストレージ装置の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、停電が起こると、退避制御部247は、キャッシュメモリ26からフラッシュメモリ28へのデータの退避を行なう(ステップB1)。キャッシュメモリ26からフラッシュメモリ28へのデータの退避完了後、供給電力制御部246は、SCU21によるオア回路22に対する電力供給(図1中、電圧Vbat)を停止し、ミッドプレーン30に対する電力供給(図1中、電圧Vsub)を開始させる(ステップB2)。さらに、供給電力制御部246は、SCU21による、CPU25,リアルタイムクロック27およびフラッシュメモリ28への電力供給を停止する(ステップB3)。一方、PSU2から出力された電圧Vsubがミッドプレーン30を介してVbpとしてキャッシュメモリ26に供給される。すなわち、キャッシュメモリ26には、電力供給が継続される(ステップB4)。
このように、本実施形態の一例によれば、停電時に必要な電力を確保した上で、ストレージ装置の起動時間を短縮することができる。
また、本実施形態の一例によれば、SCU21の経年による容量や直流抵抗の劣化を考慮して、すなわちSCU21の使用状況を考慮して、最適な充電方法を選択することで、ストレージ装置の起動時間を短縮することができる。
さらに、本実施形態の一例によれば、停電時に、キャッシュメモリ26からフラッシュメモリ28へのデータの退避に加え、SCU21の余剰電力を用いてキャッシュメモリ26のバックアップを行なうため、ストレージ装置1の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態の一例によれば、SCU21の余剰電力を用いたキャッシュメモリ26のバックアップ中に、停電が復旧した場合には、フラッシュメモリ28からキャッシュメモリ26への書き戻しは不要となる。したがって、本実施形態の一例によれば、停電以前の状態に即時に回復することができる。
さらに、本実施形態の一例では、第1モードまたは第2モードで充電することが決定された場合、すなわち、SCU21が保持する電力に余裕がある場合、フラッシュメモリ28へのデータの退避だけではなく、キャッシュメモリ26のバックアップを行なう。したがって、本実施形態の一例によれば、SCU21が保持する電力をフラッシュメモリ28へのデータの退避のみに用いる場合に比べ、SCU21が保持する電力の消費効率を向上させることができる。
また、本実施形態の一例によれば、SCU21の制御をFPGA24が行なっているため、CPU25を用いてSCU21の制御を行なう場合と比較した場合、ファームウェアの起動を待つことなく、SCU21の制御を行なうことができる。
さらに、本実施形態の一例によれば、リアルタイムクロック27の監視をFPGA24が行なっているため、CPU25を用いてリアルタイムクロック27の監視を行なう場合と比較した場合、ファームウェアの起動を待つことなく、リアルタイムクロック27の監視を行なうことができる。 なお、開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、本実施形態の一例では、SCU21に対して15Aおよび3Aの電流で充電を行なっているが、これに限定されるものではなく、他の電流値を用いて充電を行なってもよい。
また、本実施形態の一例では、SCU21は、充電停止部214および電圧差決定部215をそなえているが、これに限定されるものではない。例えば、充電停止部214および電圧差決定部215の機能をFPGA24がそなえることとしてもよい。
さらに、本実施形態の一例では、製品寿命時におけるSCU21の放電可能時間Tminを電力供給部211の容量が製造時と比較して70%の値、直流抵抗が製造時と比較して130%の値となっているものとして決定したが、これに限定されるものではない。例えば、製品寿命時におけるSCU21の放電可能時間Tminを、電力供給部211の容量が製造時と比較して70%以外の値、直流抵抗が製造時と比較して130%以外の値となっているものとして決定してもよい。
また、本実施形態の一例では、充電モードを4つのモードに分けているが、これに限定されるものではない。例えば、より細かい条件を設定し、充電モードを5以上のモードに分けてもよいし、より大まかな条件を設定し、充電モードを3以下のモードに分けてもよい。
さらに、本実施形態の一例では、製造後経過時間および余剰電力に基づいて、充電モードを決定しているがこれに限定されるものではない。例えば、余剰電力のみに基づいて充電モードを決定してもよいし、製造後経過時間のみに基づいて余剰電力を決定してもよい。
また、本実施形態の一例では、余剰電力決定部242は、例えば、電力供給部211の接続負荷が、定電力負荷の場合における放電可能時間を決定するものとして、式(1)および式(2)に基づいて、放電可能時間を決定したが、これに限定されるものではない。例えば、余剰電力決定部242は、電力供給部211の接続負荷が、定電流負荷の場合における放電可能時間を決定することとしてもよい。図11は、データ処理部23と電力供給部211とを等価的に示す図である。図11中、定電流源Iは、データ処理部23消費する電流であり、直流抵抗Rおよび容量Cは、それぞれ電力供給部211の直流抵抗および容量である。ここで放電開始時の容量Cにかかる電圧VC(0)=VSとし、放電終了時Tの容量Cおよび直流抵抗Rにかかる電圧V(T)=VEとする。放電可能時間Tは、下記式(3)で表される。
Figure 0005633580
余剰電力決定部242は、式(3)を用いて、放電可能時間Tを決定することとしてもよい。
また、上述した開示により本実施形態を当業者によって実施・製造することが可能である。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
データを記憶する記憶部と前記記憶部に対するデータ記憶制御を行なう制御部とをそなえたストレージ装置において、
前記ストレージ装置に対する外部からの電力供給停止時(以下、停電時という)に前記制御部に電力を供給する電力供給部と、
前記記憶部に記憶されるデータを保持するキャッシュメモリと、
停電時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータが退避される不揮発メモリと、
前記電力供給部が供給する電力であって、前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を超える分の電力である余剰電力を決定する余剰電力決定部と、
前記余剰電力決定部によって決定された余剰電力に基づいて、前記電力供給部に対する充電処理時に目標とする第1の目標電圧を決定する目標電圧決定部と、
前記電力供給部に充電された電圧が前記第1の目標電圧に達するまでは、第1の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行ない、前記電力供給部に充電された電圧が、前記第1の目標電圧から前記第1の目標電圧よりも大きい第2の目標電圧に達するまでは、前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行なう充電処理部と、をそなえた
ことを特徴とするストレージ装置。
(付記2)
前記第1の目標電圧は、前記電力供給部が前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を供給可能となる電圧である
ことを特徴とする付記1に記載のストレージ装置。
(付記3)
前記電力供給部が前記第1の目標電圧まで充電されると、前記記憶部に対して起動処理を行なう起動処理部を更にそなえた
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載のストレージ装置。
(付記4)
前記目標電圧決定部は、前記余剰電力と前記電力供給部の製造後経過時間とに基づいて、前記第1の目標電圧を決定する
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載のストレージ装置。
(付記5)
前記電力供給部は、前記充電処理部によって充電されるキャパシタをそなえ、
前記ストレージ装置は、
前記キャパシタの容量および抵抗を決定する決定部と、
前記決定部によって決定された前記キャパシタの容量,抵抗および、前記電力供給部の製造日時を保持する保持部と、を更にそなえ、
前記余剰電力決定部は、前記保持部に保持された前記キャパシタの容量および抵抗に基づいて、前記余剰電力を決定し、
前記目標電圧決定部は、前記保持部に保持された前記製造日時に基づいて、前記電力供給部の製造後経過時間を決定する
ことを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載のストレージ装置。
(付記6)
前記記憶部が起動すると、前記ストレージ装置に接続された上位装置からのデータ受信を許可するデータ受信許可部を更にそなえた
ことを特徴とする付記3に記載のストレージ装置。
(付記7)
停電時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータを、前記不揮発メモリに退避させる退避制御部、を更にそなえ、
前記退避制御部による退避が完了した後も、前記電力供給部は前記キャッシュメモリに対して電力を供給する
ことを特徴とする付記1〜6のいずれか1項に記載のストレージ装置。
(付記8)
データを記憶する記憶部に対するデータ記憶制御を行なう制御装置であって、
前記記憶部に対する外部からの電力供給停止時(以下、停電時という)に当該制御装置に電力を供給する電力供給部と、
前記記憶部に記憶されるデータを保持するキャッシュメモリと、
停電時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータが退避される不揮発メモリと、
前記電力供給部が供給する電力であって、前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を超える分の電力である余剰電力を決定する余剰電力決定部と、
前記余剰電力決定部によって決定された余剰電力に基づいて、前記電力供給部に対する充電処理時に目標とする第1の目標電圧を決定する目標電圧決定部と、
前記電力供給部に充電された電圧が前記第1の目標電圧に達するまでは、第1の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行ない、前記電力供給部に充電された電圧が、前記第1の目標電圧から前記第1の目標電圧よりも大きい第2の目標電圧に達するまでは、前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行なう充電処理部と、をそなえた
ことを特徴とする制御装置。
(付記9)
前記第1の目標電圧は、前記電力供給部が前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を供給可能となる電圧である
ことを特徴とする付記8に記載の制御装置。
(付記10)
前記電力供給部が前記第1の目標電圧まで充電されると、前記記憶部に対して起動処理を行なう起動処理部を更にそなえた
ことを特徴とする付記8又は付記9に記載の制御装置。
(付記11)
前記目標電圧決定部は、前記余剰電力と前記電力供給部の製造後経過時間とに基づいて、前記第1の目標電圧を決定する
ことを特徴とする付記8〜10のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記12)
前記電力供給部は、前記充電処理部によって充電されるキャパシタをそなえ、
前記制御装置は、
前記キャパシタの容量および抵抗を決定する決定部と、
前記決定部によって決定された前記キャパシタの容量,抵抗および、前記電力供給部の製造日時を保持する保持部と、を更にそなえ、
前記余剰電力決定部は、前記保持部に保持された前記キャパシタの容量および抵抗に基づいて、前記余剰電力を決定し、
前記目標電圧決定部は、前記保持部に保持された前記製造日時に基づいて、前記電力供給部の製造後経過時間を決定する
ことを特徴とする付記8〜11のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記13)
前記記憶部が起動すると、前記ストレージ装置に接続された上位装置からのデータ受信を許可するデータ受信許可部を更にそなえた
ことを特徴とする付記10に記載の制御装置。
(付記14)
停電時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータを、前記不揮発メモリに退避させる退避制御部、を更にそなえ、
前記退避制御部による退避が完了した後も、前記電力供給部は前記キャッシュメモリに対して電力を供給する
ことを特徴とする付記8〜13のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記15)
データを記憶する記憶部と、
前記記憶部に対するデータ記憶制御を行なう制御部と、
外部からの電力供給停止時(以下、停電時という)に前記制御部に電力を供給する電力供給部と、
前記記憶部に記憶されるデータを保持するキャッシュメモリと、
停電時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータが退避される不揮発メモリと、をそなえたストレージ装置の制御方法であって、
前記電力供給部が供給する電力であって、前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を超える分の電力である余剰電力を決定し、
決定された余剰電力に基づいて、前記電力供給部に対する充電処理時に目標とする第1の目標電圧を決定し、
前記電力供給部に充電された電圧が前記第1の目標電圧に達するまでは、第1の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行ない、前記電力供給部に充電された電圧が、前記第1の目標電圧から前記第1の目標電圧よりも大きい第2の目標電圧に達するまでは、前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行なう
ことを特徴とする制御方法。
(付記16)
前記第1の目標電圧は、前記電力供給部が前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を供給可能となる電圧である
ことを特徴とする付記15に記載の制御方法。
(付記17)
前記電力供給部が前記第1の目標電圧まで充電されると、前記記憶部に対して起動処理を行なう
ことを特徴とする付記15又は付記16に記載の制御方法。
(付記18)
前記余剰電力と前記電力供給部の製造後経過時間とに基づいて、前記第1の目標電圧を決定する
ことを特徴とする付記15〜17のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記19)
前記電力供給部は、前記充電処理によって充電されるキャパシタをそなえるとともに、
前記ストレージ装置は、前記キャパシタの容量,抵抗および前記電力供給部の製造日時を保持する保持部を更にそなえ、
前記保持部に保持された前記キャパシタの容量および抵抗に基づいて、前記余剰電力を決定し、
前記保持部に保持された前記製造日時に基づいて、前記電力供給部の製造後経過時間を決定する
ことを特徴とする付記15〜18のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記20)
停電時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータを、前記不揮発メモリに退避し、
前記退避が完了した後も、前記電力供給部は前記キャッシュメモリに対して電力を供給する
ことを特徴とする付記15〜19のいずれか1項に記載の制御方法。
1 ストレージ装置
10−1,10−2 コントローラモジュール
20 PSU
21 SCU
22 オア回路
23 データ処理部
24 FPGA
25 CPU
26 キャッシュメモリ
27 リアルタイムクロック
28 フラッシュメモリ
30 ミッドプレーン
40 HDD
50 ホスト
211 電力供給部
212 不揮発メモリ
213 処理部
214 充電停止部
215 電圧差決定部
241 容量・抵抗決定部
242 余剰電力決定部
243 経年決定部
244 充電モード決定部
245 充電制御部
246 供給電力制御部
247 退避制御部
251 起動指示部
252 データ受信許可部
253 データ制御部

Claims (6)

  1. データを記憶する記憶部と前記記憶部に対するデータ記憶制御を行なう制御部とをそなえたストレージ装置において、
    経年によって供給可能な電力が低下するキャパシタを有し、前記ストレージ装置に対する外部からの電力供給停止時に前記制御部に電力を供給する電力供給部と、
    前記記憶部に記憶されるデータを保持するキャッシュメモリと、
    前記電力供給停止時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータが退避される不揮発メモリと、
    前記電力供給部が供給する電力であって、前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を超える分の電力である余剰電力を決定する余剰電力決定部と、
    前記余剰電力決定部によって決定された余剰電力に基づいて、前記電力供給部が前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を供給可能となる電圧であって前記電力供給部に対する充電処理時に目標とする第1の目標電圧を決定する目標電圧決定部と、
    前記電力供給部に充電された電圧が前記第1の目標電圧に達するまでは、第1の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行ない、前記電力供給部に充電された電圧が、前記第1の目標電圧から前記第1の目標電圧よりも大きい第2の目標電圧に達するまでは、前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行なう充電処理部と、をそなえた
    ことを特徴とするストレージ装置
  2. 前記電力供給部が前記第1の目標電圧まで充電されると、前記記憶部に対して起動処理を行なう起動処理部を更にそなえた
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  3. 前記目標電圧決定部は、前記余剰電力と前記電力供給部の製造後経過時間とに基づいて、前記第1の目標電圧を決定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のストレージ装置。
  4. 前記キャパシタは、前記充電処理部によって充電され、
    前記ストレージ装置は、
    前記キャパシタの容量および抵抗を決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記キャパシタの容量,抵抗および、前記電力供給部の製造日時を保持する保持部と、を更にそなえ、
    前記余剰電力決定部は、前記保持部に保持された前記キャパシタの容量および抵抗に基づいて、前記余剰電力を決定し、
    前記目標電圧決定部は、前記保持部に保持された前記製造日時に基づいて、前記電力供給部の製造後経過時間を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のストレージ装置。
  5. データを記憶する記憶部に対するデータ記憶制御を行なう制御装置であって、
    経年によって供給可能な電力が低下するキャパシタを有し、前記記憶部に対する外部からの電力供給停止時に当該制御装置に電力を供給する電力供給部と、
    前記記憶部に記憶されるデータを保持するキャッシュメモリと、
    前記電力供給停止時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータが退避される不揮発メモリと、
    前記電力供給部が供給する電力であって、前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を超える分の電力である余剰電力を決定する余剰電力決定部と、
    前記余剰電力決定部によって決定された余剰電力に基づいて、前記電力供給部が前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を供給可能となる電圧であって前記電力供給部に対する充電処理時に目標とする第1の目標電圧を決定する目標電圧決定部と、
    前記電力供給部に充電された電圧が前記第1の目標電圧に達するまでは、第1の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行ない、前記電力供給部に充電された電圧が、前記第1の目標電圧から前記第1の目標電圧よりも大きい第2の目標電圧に達するまでは、前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行なう充電処理部と、をそなえた
    ことを特徴とする制御装置。
  6. データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に対するデータ記憶制御を行なう制御部と、
    経年によって供給可能な電力が低下するキャパシタを有し、外部からの電力供給停止時に前記制御部に電力を供給する電力供給部と、
    前記記憶部に記憶されるデータを保持するキャッシュメモリと、
    前記電力供給停止時に、前記キャッシュメモリに保持されているデータが退避される不揮発メモリと、をそなえたストレージ装置の制御方法であって、
    前記電力供給部が供給する電力であって、前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を超える分の電力である余剰電力を決定し、
    決定された余剰電力に基づいて、前記電力供給部が前記不揮発メモリへのデータの退避にかかる電力を供給可能となる電圧であって前記電力供給部に対する充電処理時に目標とする第1の目標電圧を決定し、
    前記電力供給部に充電された電圧が前記第1の目標電圧に達するまでは、第1の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行ない、前記電力供給部に充電された電圧が、前記第1の目標電圧から前記第1の目標電圧よりも大きい第2の目標電圧に達するまでは、前記第1の電流値よりも小さい第2の電流値で前記電力供給部に対する充電処理を行なう
    ことを特徴とする制御方法。
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