JP5632060B1 - ハイパースペクトルカメラおよびハイパースペクトルカメラ用プログラム - Google Patents

ハイパースペクトルカメラおよびハイパースペクトルカメラ用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5632060B1
JP5632060B1 JP2013210093A JP2013210093A JP5632060B1 JP 5632060 B1 JP5632060 B1 JP 5632060B1 JP 2013210093 A JP2013210093 A JP 2013210093A JP 2013210093 A JP2013210093 A JP 2013210093A JP 5632060 B1 JP5632060 B1 JP 5632060B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
scanning mechanism
subject
spectroscope
hyperspectral camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013210093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015075352A (ja
Inventor
新 佐鳥
新 佐鳥
賢英 青柳
賢英 青柳
那知 伊藤
那知 伊藤
善弘 上山
善弘 上山
佑介 竹内
佑介 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013210093A priority Critical patent/JP5632060B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5632060B1 publication Critical patent/JP5632060B1/ja
Publication of JP2015075352A publication Critical patent/JP2015075352A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】 複雑な演算処理を必要とせずにスキャン速度を高速化することができるハイパースペクトルカメラを提供する。【解決手段】 被写体からの光を分光器6によって複数の波長領域に分光し、各波長領域ごとの光を撮像素子7に受光させることにより、被写体の2次元画像を構成する各ピクセルごとにスペクトル情報を対応付けてなるハイパースペクトルデータを取得するハイパースペクトルカメラ1であって、被写体からの光を反射させるとともに、当該反射された光を所定の方向に沿って走査させるスキャン機構3と、スキャン機構3と分光器6との間に設けられ、スキャン機構3によって走査された光の焦点位置を調整する補正レンズ4と、補正レンズ4の焦点位置に配置されて分光器6に光を入射させるとともに、スキャン機構3の走査方向と略垂直な方向に沿って長手方向が形成されているスリット5とを有している。【選択図】 図1

Description

本発明は、被写体のハイパースペクトルデータを取得するハイパースペクトルカメラに関するものである。
従来、図10に示すような、被写体の2次元画像を構成する各ピクセルごとにスペクトル情報を対応付けてなるハイパースペクトルデータを取得するものとして、例えば、特開2011−89895号公報に記載のハイパースペクトル撮像装置が知られている(特許文献1)。また、特許文献1の従来技術として、スキャン機構によって、回折格子やCCD等を搭載したステージを移動させるステージスキャン方式が開示されている(特許文献1の段落[0058],特許文献1の図12)。
特開2011−89895号公報
しかしながら、従来のステージスキャン方式では、回折格子やCCD等を搭載したステージ全体を移動させている。このため、スキャン速度の高速化には限界があり、ハイパースペクトルデータを取得するのに時間がかかるという問題がある。
また、特許文献1に記載された発明においては、スリットを上下動させてスキャニングするため、当該スリットの移動に伴って分光スペクトルの結像位置も移動する。このため、イメージセンサ上のy座標と、投影される波長との対応関係を示す波長テーブルをスリットの移動位置ごとに多数用意する必要がある。しかも、スリットを移動させる度に、波長テーブルを用いてy座標を波長に換算しなければならず、複雑なデータ処理を必要とする。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、複雑な演算処理を必要とせずにスキャン速度を高速化することができるハイパースペクトルカメラを提供することを目的としている。
本発明に係るハイパースペクトルカメラは、被写体からの光を分光器によって複数の波長領域に分光し、各波長領域ごとの光を撮像素子に受光させることにより、前記被写体の2次元画像を構成する各ピクセルごとにスペクトル情報を対応付けてなるハイパースペクトルデータを取得するハイパースペクトルカメラであって、前記被写体からの光を反射させるとともに、当該反射された光を所定の方向に沿って走査させるスキャン機構と、前記スキャン機構と前記分光器との間に設けられているとともに、前記スキャン機構によって走査された光の焦点位置を調整する補正レンズと、前記補正レンズの焦点位置に配置されて前記分光器に前記光を入射させるとともに、前記スキャン機構の走査方向と略垂直な方向に沿って長手方向が形成されているスリットとを有している。
また、本発明の一態様として、前記スキャン機構は、前記光を反射させる反射ミラーと、この反射ミラーを前記スリットの長手方向と略平行な回転軸周りに駆動する回転駆動手段とを有していてもよい。
さらに、本発明の一態様として、前記スキャン機構は、前記被写体の光が最初に入射する対物レンズの焦点位置に設けられたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーであってもよい。
また、本発明の一態様として、前記スキャン機構が前記スリットの幅に相当する距離を走査するごとに、外乱光の影響を除去するための外乱光除去用光源を照射する光源制御部と、前記外乱光除去用光源の分光スペクトルを用いて前記スペクトル情報を補正するスペクトル情報補正部とを有していてもよい。
さらに、本発明の一態様として、前記撮像素子で得られた前記2次元画像において、前記被写体のエッジ部分を検出するエッジ部分検出部と、前記エッジ部分における光強度の一次微分関数の半値幅を算出する半値幅算出部と、前記半値幅が最小となるように対物レンズを駆動するレンズ駆動部とを有していてもよい。
本発明によれば、複雑な演算処理を必要とせずにスキャン速度を高速化することができるハイパースペクトルカメラを実現することができる。
本発明に係るハイパースペクトルカメラの一実施形態を示す図である。 本発明に係るハイパースペクトルカメラの他の実施形態を示す図である。 本実施形態の記憶手段及び演算処理手段を示すブロック図である。 本実施形態において、光強度の一次微分関数の半値幅を示す図である。 本実施形態のハイパースペクトルカメラの動作を示すフローチャート図である。 本実施例1における撮影画像を示す写真である。 本実施例1における反射率の変化を示すグラフである。 本実施例1における正規化植生指数を示すグラフである。 本実施例2におけるハイパースペクトルカメラの使用例を示す図である。 ハイパースペクトルデータの一例を示す図である。
以下、本発明に係るハイパースペクトルカメラの一実施形態について図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態のハイパースペクトルカメラ1は、主として、被写体からの光を受光する対物レンズ2と、この対物レンズ2からの光を所定の方向に沿って走査させるスキャン機構3と、光の焦点位置を調節する補正レンズ4と、スキャンされた光を直線状に絞るスリット5と、このスリット5を透過した光を複数の波長領域に分光する分光器6と、各波長領域ごとの光を受光する撮像素子7と、外乱光の影響を除去する外乱光除去用光源8と、各種のデータ等を記憶する記憶手段9と、各種の演算処理を行う演算処理手段10とから構成されている。以下、各構成について詳細に説明する。
対物レンズ2は、被写体からの光を受光し、当該光をスキャン機構3に向けて照射するものである。対物レンズ2は、後述するレンズ駆動部19によって制御されるアクチュエータ(図示せず)によって光軸方向に駆動され、自動的に被写体像を撮像素子7上に合焦させるようになっている。
スキャン機構3は、被写体からの光を反射させるとともに、当該反射された光を所定の方向に沿って走査させるものである。本実施形態において、スキャン機構3は、図1に示すように、対物レンズ2からの光を反射させる反射ミラー31と、この反射ミラー31をスリット5の長手方向と略平行な回転軸周りに駆動する回転駆動手段32とを有している。この回転駆動手段32は、後述する走査制御部11によって制御され、反射ミラー31を回転駆動するようになっている。
なお、反射ミラー31および回転駆動手段32は適宜、選択することができる。例えば、反射ミラー31として片面のみに鏡面を有する平面ミラーを選択した場合、回転駆動手段32としてリニアモータや超音波モータ等を採用し、当該平面ミラーを回転軸周りに回転駆動してもよい。また、反射ミラー31として両面に鏡面を有する両面ミラーや、三角柱や六角柱の各面に鏡面を有する多面ミラーを選択した場合、回転駆動手段32としてエンコーダ付きのサーボモータやステッピングモータ等を採用し、多面ミラーを回転軸周りに回転駆動してもよい。
また、本実施形態では、スキャン機構3が機械的に駆動されているが、この構成に限定されるものではなく、電気的に駆動してもよい。例えば、図2に示すように、被写体の光が最初に入射する対物レンズ2の焦点位置にMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー33を設け、ミラー素子を電気的に傾斜させるようにしてもよい。これにより、機械的なスキャン機構3が不要となるため、より一層小型化および軽量化される。なお、MEMSミラー33と分光器6を物理的に近接させられない場合、図2に示すように、MEMSミラー33と分光器6との間にリレーレンズ34を挿入し、クリアランスを確保することが好ましい。
補正レンズ4は、スキャン機構3と分光器6との間に設けられ、スキャン機構3によって走査された光の焦点位置を調整するものである。本実施形態において、補正レンズ4は、スキャン機構3によって走査された光の焦点位置をスリット5に一致させるようになっている。
スリット5は、図1に示すように、スキャン機構3の走査方向と略垂直な方向に沿って長手方向を有する細長い隙間である。スリット5は、補正レンズ4の焦点位置に配置され、補正レンズ4からの光を略水平な直線状の光に絞って分光器6に入射させるようになっている。なお、本実施形態において、スリット5はスリット板51に形成されており、分光器6の入射部に固定されている。しかしながら、この構成に限定されるものではなく、分光器の筐体前方にスリット5を直接形成するようにしてもよい。
分光器6は、被写体からの光を複数の波長領域に分光するものである。分光器6には、分光光学素子61が設けられており、この分光光学素子61が、例えば可視光から近赤外光までの領域を適用範囲とし、当該領域を複数のバンド(波長領域)に分光する。なお、分光光学素子61は、特に限定されるものではなく、平行な多数の溝を有する回折格子や、入射光をスペクトル分解できるプリズムや光音響素子でもよい。
撮像素子7は、分光器6によって分光された各波長領域ごとの光を結像させ、その像の光による明暗を電荷の量に光電変換し、電気信号として出力するものである。なお、撮像素子7は、特に限定されるものではなく、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサや、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等を使用することができる。
外乱光除去用光源8は、被写体の正確な光強度を取得するために、周囲の外乱光の影響を除去するものである。通常、蛍光灯のように、輝線スペクトルを多く含む光源のもとでハイパースペクトルデータを取得した場合、特定の波長しか見えない等の問題が生じる。このため、正確なハイパースペクトルデータを取得するには、光源がスペクトル的に連続的であることが必要とされる。
そこで、本実施形態では、光源がスペクトル的に連続的ではない環境下においては、外乱光除去用光源8として、外乱光よりも十分に強い光を照射するストロボやLED等の光源を使用する。以下、外乱光の除去方法について説明する。まず、外乱光(ノイズ)の無い時の被写体からの純粋な光強度I(λ)は、反射率R(λ)と、連続スペクトル光源のスペクトル強度L(λ)とを用いて下記式(1)で表される。
(λ)=R(λ)・L(λ) …式(1)
しかしながら、例えば、下記式(2)で表される植生の分布状況や活性度を示す指標であるNDVI(Normalized Difference Vegetation Index:正規化植生指数)等は、光源が変わるとL(λ)という重みが変わり、数値が異なるものとなってしまう。
NDVI=(I(λ)−I(λ))/(I(λ)+I(λ))
=(R(λ)・L(λ)−R(λ)・L(λ))
/(R(λ)・L(λ)+R(λ)・L(λ))
=(R(λ)−R(λ)・α) /(R(λ)+R(λ)・α) …式(2)
ここで、α=L(λ)/L(λ
一方、外乱光(ノイズ)をN(λ)とすると、撮像素子7が受ける光強度I(λ)は、上記I(λ)を用いて下記式(3)で表される。
I(λ)=I(λ)+N(λ) …式(3)
しかしながら、上記式(3)から導かれるI(λ)=I(λ)−N(λ)という値は一般的に精度が悪い。そこで、本実施形態では、外乱光除去用光源8によってI(λ)≫N(λ)という条件を課すことにより、I(λ)≒I(λ)と見なし、外乱光の影響を排除するようになっている。
記憶手段9は、各種のデータを記憶するとともに、演算処理手段10が演算処理を行う際のワーキングエリアとして機能するものである。本実施形態において、記憶手段9は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等で構成されており、図3に示すように、プログラム記憶部91と、波長テーブル記憶部92と、分光スペクトル記憶部93とを有している。以下、各構成部についてより詳細に説明する。
プログラム記憶部91には、本実施形態のハイパースペクトルカメラ1を制御するためのハイパースペクトルカメラ用プログラム1aがインストールされている。そして、演算処理手段10が、当該ハイパースペクトルカメラ用プログラム1aを実行することにより、後述する各構成部として機能するようになっている。
波長テーブル記憶部92は、撮像素子7上のy座標(走査方向の座標)に対応する波長を示す波長テーブルを記憶するものである。本実施形態では、スリット5が固定されているとともに、分光器6内部の位置関係が変わらないため、スキャン動作に伴って撮像素子7上に結像される分光スペクトルの結像領域が移動することがない。このため、波長テーブル記憶部92には、スリット5の位置に対応する波長テーブルを一つ用意するだけでよい。
分光スペクトル記憶部93は、外乱光除去用光源8の分光スペクトルを記憶するものである。本実施形態では、ハイパースペクトルデータを取得する前に、予め外乱光除去用光源8の分光スペクトルをハイパースペクトルカメラ1によって測定しておく。そして、後述するスペクトル情報補正部16が、当該分光スペクトルから被写体の分光反射率を算出するようになっている。
演算処理手段10は、撮像素子7から取得した電気信号に基づいてハイパースペクトルデータを演算するものである。本実施形態において、演算処理手段10は、CPU(Central Processing Unit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)等で構成されており、記憶手段9にインストールされたハイパースペクトルカメラ用プログラム1aを実行することにより、図3に示すように、走査制御部11と、画像データ取得部12と、スペクトル情報取得部13と、HSD(ハイパースペクトルデータ)取得部14として機能するようになっている。
また、オプション的機能として、演算処理手段10は、光源制御部15と、スペクトル情報補正部16として機能することにより、外乱光除去機能を実現し、エッジ部分検出部17と、半値幅算出部18と、レンズ駆動部19として機能することにより、オートフォーカス機能を実現するようになっている。以下、各構成部についてより詳細に説明する。
走査制御部11は、スキャン機構3の回転駆動手段32を制御して、反射ミラー31を回転駆動するものである。例えば、回転駆動手段32としてエンコーダ付きのサーボモータを使用する場合、走査制御部11は、エンコーダにより回転角度を検出しながら、パルス信号を出力してモータを駆動制御し、被写体全体を所定方向に走査するようになっている。
画像データ取得部12は、撮像素子7から出力された電気信号に基づいて画像データを取得するものである。本実施形態において、スリット5の長手方向をx方向、当該x方向に垂直な方向をy方向とした場合、スリット5によってx方向に直線状に絞られた光が、分光器6によってy方向に分光されて結像する。このため、画像データ取得部12は、(x,y)成分を有する複数のピクセルからなる2次元画像を取得する。
スペクトル情報取得部13は、2次元画像を構成する各ピクセルごとにスペクトル情報を取得するものである。本実施形態において、スペクトル情報取得部13は、画像データ取得部12が取得した2次元画像における各ピクセルの位置(x,y)を算出するとともに、波長テーブル記憶部92内の波長テーブルを参照し、各y座標に対応する波長λを取得するようになっている。
HSD取得部14は、ハイパースペクトルデータを取得するものである。本実施形態において、HSD取得部14は、画像データ取得部12が取得した2次元画像を構成する各ピクセルの位置(x,y)に、スペクトル情報取得部13が取得した波長λを対応付けることにより、各ピクセルの(x,y,λ)のデータセットであるハイパースペクトルデータを取得するようになっている。
光源制御部15は、外乱光除去用光源8の照射を制御するものである。具体的には、光源制御部15は、スリット5を通過した1ライン分の画像データを取得するタイミングに同期させて、すなわち、スキャン機構3がスリット5の幅に相当する距離を走査するごとに、外乱光除去用光源8を照射するように制御する。例えば、回転駆動手段32としてエンコーダ付きのサーボモータを使用する場合、光源制御部15は、走査制御部11からサーボモータへ出力されるパルス信号の積算値を監視し、当該積算値が1ライン分に相当するパルス数になるたびに、外乱光除去用光源8に対してトリガーパルスを出力する。
スペクトル情報補正部16は、スペクトル情報をより正確な値に補正するものである。本実施形態において、スペクトル情報補正部16は、分光スペクトル記憶部93から外乱光除去用光源8の分光スペクトルを取得し、被写体の分光反射率を算出する。そして、当該分光反射率を用いることにより、各波長ごとに光強度が一定となるようにスペクトル情報を補正する。
エッジ部分検出部17は、撮像素子7で得られた2次元画像において、被写体のエッジ部分を検出するものである。具体的には、エッジ部分検出部17は、2次元画像の明るさが鋭敏にまたは不連続に変化している箇所を特定する。例えば、エッジ部分検出部17は、各ピクセルについて輝度値のラプラシアン(二次微分)を算出し、正と負の境界でゼロとなる位置をエッジとして検出する。なお、エッジの検出方法は、特に限定されるものではなく、キャニー法等を適用してもよい。
なお、本実施形態において、エッジ部分を検出するにあたっては、走査制御部11がスキャン機構3によって被写体を大まかにスキャンし、画像データ取得部12がエッジ検出用の画像データを取得するようになっている。
半値幅算出部18は、2次元画像のエッジ部分における光強度の一次微分関数の半値幅を算出するものである。本実施形態において、半値幅算出部18は、エッジ部分検出部17が検出したエッジ部分において、撮像素子7上に分光された0次回折光の光強度を微分し、図4に示すように、当該一次微分関数における半値幅(ピーク値の半分の値におけるピクセル幅)を算出するようになっている。
レンズ駆動部19は、被写体にピントが合うように対物レンズ2を駆動するものである。本実施形態において、レンズ駆動部19は、対物レンズ2を駆動しながら半値幅算出部18により算出される半値幅をリアルタイムで取得し、当該半値幅が最小となるように対物レンズ2をフィードバック制御する。
なお、本実施形態では、分光光学素子61による回折を受けない0次回折光を使用しているが、これに限定されるものではなく、分光スペクトル情報を含む1次回折光を使用してもよい。なお、通常、1次回折光はスペクトル方向に光強度が連続的に変化しているため、ピントが合っているのか否かを確認するのは困難である。しかしながら、本実施形態では、エッジのシャープさを指標としてピントを合わせるため、1次回折光でも問題なく使用することができる。
つぎに、本実施形態のハイパースペクトルカメラ1による作用について、図5を用いて説明する。
まず、本実施形態のハイパースペクトルカメラ1を用いて被写体のハイパースペクトルデータを取得する場合、走査制御部11がスキャン機構3により被写体を低精度でスキャンし(ステップS1)、画像データ取得部12がオートフォーカス用の画像データを取得する(ステップS2)。これは、スキャン精度を下げることで合焦処理速度が向上し、リアルタイムなオートフォーカスを実現するためである。
つぎに、エッジ部分検出部17が、ステップS2で得られた画像において、被写体のエッジ部分を検出すると(ステップS3)、半値幅算出部18が当該エッジ部分における光強度の一次微分関数の半値幅を算出する(ステップS4)。そして、レンズ駆動部19が、当該半値幅が最小となるように対物レンズ2をフィードバック制御する(ステップS5)。これにより、別途、オートフォーカス用のカメラ等を用意することなく、オートフォーカスが可能となる。
ステップS5で被写体にピントが合うと、走査制御部11がスキャン機構3をスタートさせる(ステップS6)。このとき、本実施形態では、分光器6の前段における反射ミラー31が、光の視線方向を変更させるため、テレセントリック光学系のフォーカス面がスリット5に対して平行移動することとなり、被写体のスキャニングが可能となる。
また、本実施形態では、従来のステージスキャン方式と異なり、分光器6全体を移動させることがなく、軽量な反射ミラー31のみを回転させるため、スキャニングが高速化される。特に、ハイパースペクトルカメラ1が小型化・軽量化されれば、従来のステージスキャン方式のように分光器6全体を移動させることと比較して、反射ミラー31のみを駆動することの重量的なメリットが大きくなる。
つぎに、光源制御部15が外乱光除去用光源8を照射すると同時に(ステップS7)、画像データ取得部12が画像データを取得する(ステップS8)。このとき、外乱光除去用光源8は、外乱光よりも十分に強い光を照射するため、被写体の光強度における外乱光の影響が除去される。
つぎに、スペクトル情報取得部13が、ステップS8で得られた2次元画像における各ピクセルの位置(x,y)を算出し、各y座標に対応する波長λを波長テーブル記憶部92から取得する(ステップS9)。このとき、本実施形態では、スリット5を移動させることがないため、分光器6内部の位置関係も変わることがない。このため、波長テーブルをスリット5の移動位置ごとに用意する必要がなく、y座標から波長への換算処理も容易である。
また、本実施形態では、スペクトル情報補正部16が、分光スペクトル記憶部93から外乱光除去用光源8の分光スペクトルを取得して分光反射率を算出し、当該分光反射率を用いてスペクトル情報を補正する(ステップS10)。これにより、どのような光源の環境下であっても、より正確なスペクトル情報を得ることができる。
つづいて、HSD取得部14が、画像データ取得部12により取得された2次元画像を構成する各ピクセルに、スペクトル情報取得部13により取得された波長を対応付け、各ピクセルごとに(x,y,λ)のデータセットであるハイパースペクトルデータを取得する(ステップS11)。これにより、スリット5を透過した被写体画像のうち、1ライン分のハイパースペクトルデータが記憶手段9に蓄積される。
被写体をスキャニングしている間、光源制御部15は、走査制御部11からのパルス信号の積算値が、1ライン分に相当するパルス数になったか否かを監視する(ステップS12)。そして、当該積算値が1ライン分に相当するパルス数になった場合のみ(ステップS12:YES)、走査制御部11が被写体のスキャンが完了したか否かを判断する(ステップS13)。そして、スキャンが完了しない限り(ステップS13:NO)、上述したステップS7〜ステップS12の処理をループする。これにより、被写体に関する完全なハイパースペクトルデータが取得される。
以上のような本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1.分光器6全体を動かすことなく反射ミラー31の回転のみで走査でき、スキャン速度を高速化することができる。
2.分光器6内部の位置関係が変わらないため、スペクトル情報を取得する演算処理を簡素化することができる。
3.外乱光の影響を除去し、正確なハイパースペクトルデータを取得することができる。
4.0次回折光のみならず、1次回折光を使用してもオートフォーカス機能を実現することができる。
5.スキャン機構3の小型化・軽量化により、携帯端末や工業用ロボット等への組み込みが可能な超小型ハイパースペクトルカメラ1モジュールを実現することができる。
6.ハイパースペクトルデータをデジタルカメラ画像と融合させることにより、野菜の鮮度や職人の目など、普通の人には目に見えない現象を可視化・数値化することができる。
することができる。
つぎに、本発明に係るハイパースペクトルカメラ1の具体的な実施例について説明する。なお、本発明の技術的範囲は、以下の各実施例によって示される特徴に限定されるものではない。
本実施例1では、ハイパースペクトルカメラ1を用いて葉物野菜を撮影し、その鮮度を測定する実験を行った。具体的には、ほうれん草に250Wのハロゲンランプを10時間あて続け鮮度を劣化させつつ、1時間ごとにハイパースペクトルカメラ1で撮影し反射スペクトルを計測した。このときのハイパースペクトルカメラ1およびデジタルカメラの撮影画像を図6に示し、各波長における反射率の変化を図7にす。
図6および図7に示すように、時間の経過に伴って、緑色(495〜570nm)に対する赤色(620〜750nm)の比率が大きくなるため、見た目の色は徐々に黄色く枯れていくことがわかる。また、葉緑素(クロロフィル)の吸収帯(680nm)では、時間の経過に伴って反射率が増大している。すなわち、光合成に必要な光の吸収量が減少しているといえるから、光合成能力が低下しているといえる。
また、葉物野菜は、赤領域の波長(R)を吸収し、近赤外波長領域(IR)を反射する特性がある。これは植物の葉に含まれるクロロフィルが関係している。これら2つの波長域を上述したNDVI(正規化植生指数)に適用することにより、植生の分布状況や活性度を示す指数NDVI[=(IR−R)/(IR+R)]が得られる。本実施例1において、時間経過に伴うNDVI値のグラフを図7に示す。
図8に示すとおり、葉物野菜のNDVIは、上下に変動しながらも時間経過とともに平均的に減少し、ある臨界点(=NDVImin)から急激に減少するという傾向を示す。このため、NDVImin以下では植物としての生命活動を停止することになる。また、植物としてとりうるNDVIの最大値をNDVImaxとすると、葉物野菜の鮮度値は下記式(4)で表すことができる。
鮮度値=[(NDVI−NDVImin)/(NDVImax−NDVImin)]×100 …式(4)
ただし、NDVImaxおよびNDVIminは葉物野菜の種類に依存し、個別に決める必要がある。様々な葉物野菜などを計測することで、専用の鮮度値を作り出すことができる。
以上の本実施例1により、本発明に係るハイパースペクトルカメラ1によれば、葉物野菜の鮮度を可視化および数値化できることが示された。
本実施例2では、ハイパースペクトルカメラ1を携帯端末に搭載する一方、解析処理については別途、解析センターで実行させた。具体的には、上述した波長テーブル記憶部92、スペクトル情報取得部13およびHSD取得部14を解析センター側に設けた。具体的な使用方法としては、図9に示すように、携帯端末に解析センターから解析用アプリをダウンロードし、ハイパースペクトルカメラ1で被写体を撮影する。
これにより、解析用アプリがバンドを選択し、当該バンドに対応するデータを解析センターへ送信して解析させ、解析結果としてスペクトル画像を解析センターから受信し、当該スペクトル画像をデジタルカメラ画像と融合させ、当該融合結果を表示する、という一連の処理を自動で実行するようになっている。
以上の本実施例2によれば、演算処理能力の弱い携帯端末であっても、演算処理が必要な解析部分を解析センタに行わせることにより、本発明に係るハイパースペクトルカメラ1を組み込めることが示された。
なお、本発明に係るハイパースペクトルカメラ1は、前述した実施例に限定されるものではなく、以下に示すとおり、様々な分野への適用が見込まれる。
(1)医療分野への応用(悪性腫瘍の可視化等)
(2)リモートセンシング分野への応用(ヘリコプターからの植生の観察等)
(3)バイオ分野への応用(顕微鏡との接続による観察等)
(4)工業分野への応用(電子回路の配線チェック等)
(5)食品分野への応用(肉や魚の鮮度の可視化等)
(6)化粧品分野への応用(顔のシミや肌水分量の可視化等)
(7)セキュリティ分野への応用(侵入者の検知等)
(8)農業分野への応用(生育状況のモニタリング、開花時期・収穫時期の予測等)
(9)工業分野への応用(POSシステムとの連動による検品、異物・疲労検査等)
1 ハイパースペクトルカメラ
1a ハイパースペクトルカメラ用プログラム
2 対物レンズ
3 スキャン機構
4 補正レンズ
5 スリット
6 分光器
7 撮像素子
8 外乱光除去用光源
9 記憶手段
10 演算処理手段
11 走査制御部
12 画像データ取得部
13 スペクトル情報取得部
14 HSD取得部
15 光源制御部
16 スペクトル情報補正部
17 エッジ部分検出部
18 半値幅算出部
19 レンズ駆動部
31 反射ミラー
32 回転駆動手段
33 MEMSミラー
34 リレーレンズ
61 分光光学素子
91 プログラム記憶部
92 波長テーブル記憶部
93 分光スペクトル記憶部

Claims (2)

  1. 外乱光よりも十分に強い光が外乱光除去用光源から照射されているときの被写体からの光を分光器によって複数の波長領域に分光し、各波長領域ごとの光を撮像素子に受光させることにより、前記被写体の2次元画像を構成する各ピクセルごとにスペクトル情報を対応付けてなるハイパースペクトルデータを取得するハイパースペクトルカメラであって、
    前記被写体からの光を反射させるとともに、当該反射された光を所定の方向に沿って走査させるスキャン機構と、
    前記スキャン機構と前記分光器との間に設けられているとともに、前記スキャン機構によって走査された光の焦点位置を調整する補正レンズと、
    前記補正レンズの焦点位置に配置されて前記分光器に前記光を入射させるとともに、前記スキャン機構の走査方向と略垂直な方向に沿って長手方向が形成されているスリットと
    を備え、
    前記スキャン機構が前記スリットの幅に相当する距離を走査するごとに、前記外乱光よりも十分に強い光を前記外乱光除去用光源照射させる光源制御部と、
    前記外乱光除去用光源の分光スペクトルを用いて前記スペクトル情報を補正するスペクトル情報補正部と
    を有しているハイパースペクトルカメラ。
  2. 外乱光よりも十分に強い光が外乱光除去用光源から照射されているときの被写体からの光を分光器によって複数の波長領域に分光し、各波長領域ごとの光を撮像素子に受光させることにより、前記被写体の2次元画像を構成する各ピクセルごとにスペクトル情報を対応付けてなるハイパースペクトルデータを取得するハイパースペクトルカメラに用いられるハイパースペクトルカメラ用プログラムであって、
    前記ハイパースペクトルカメラは、
    前記被写体からの光を反射させるとともに、当該反射された光を所定の方向に沿って走査させるスキャン機構と、
    前記スキャン機構と前記分光器との間に設けられているとともに、前記スキャン機構によって走査された光の焦点位置を調整する補正レンズと、
    前記補正レンズの焦点位置に配置されて前記分光器に前記光を入射させるとともに、前記スキャン機構の走査方向と略垂直な方向に沿って長手方向が形成されているスリットと
    を備え、
    前記ハイパースペクトルカメラ用プログラムは、
    前記スキャン機構が前記スリットの幅に相当する距離を走査するごとに、前記外乱光よりも十分に強い光を前記外乱光除去用光源照射させる光源制御部と、
    前記外乱光除去用光源の分光スペクトルを用いて前記スペクトル情報を補正するスペクトル情報補正部と
    してコンピュータを機能させる、ハイパースペクトルカメラ用プログラム。
JP2013210093A 2013-10-07 2013-10-07 ハイパースペクトルカメラおよびハイパースペクトルカメラ用プログラム Active JP5632060B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013210093A JP5632060B1 (ja) 2013-10-07 2013-10-07 ハイパースペクトルカメラおよびハイパースペクトルカメラ用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013210093A JP5632060B1 (ja) 2013-10-07 2013-10-07 ハイパースペクトルカメラおよびハイパースペクトルカメラ用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5632060B1 true JP5632060B1 (ja) 2014-11-26
JP2015075352A JP2015075352A (ja) 2015-04-20

Family

ID=52145010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013210093A Active JP5632060B1 (ja) 2013-10-07 2013-10-07 ハイパースペクトルカメラおよびハイパースペクトルカメラ用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5632060B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107741273A (zh) * 2017-10-13 2018-02-27 中国科学院上海技术物理研究所 一种基于线列探测器的宽幅宽谱长波红外高光谱成像系统
CN112258560A (zh) * 2020-11-04 2021-01-22 深圳市海谱纳米光学科技有限公司 一种用于获取物体的高光谱图像的方法及装置
CN114878094A (zh) * 2022-04-28 2022-08-09 西安交通大学 多谱段激发油痕成影装置及检测方法
CN115014521A (zh) * 2022-06-20 2022-09-06 杭州高谱成像技术有限公司 一种基于分光镜的自动对焦推扫式高光谱成像方法及装置
CN115326199A (zh) * 2021-08-16 2022-11-11 杭州高谱成像技术有限公司 一种自动对焦的内置推扫式高光谱成像仪

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3270581B1 (en) * 2016-07-15 2021-04-14 IMEC vzw A method and a device for acquiring an image having two-dimensional spatial resolution and spectral resolution
CN108323182A (zh) * 2018-01-02 2018-07-24 深圳达闼科技控股有限公司 一种光谱测量系统
CN110266917A (zh) * 2019-05-30 2019-09-20 华为技术有限公司 一种成像装置
WO2021132630A1 (ja) * 2019-12-27 2021-07-01 富士フイルム株式会社 ハイパースペクトルセンサー、ハイパースペクトルカメラ
JP7461704B2 (ja) * 2020-02-03 2024-04-04 株式会社安藤・間 床コンクリート鏡面仕上げ装置及び鏡面仕上げ方法
CN113970548B (zh) * 2021-09-09 2023-09-01 联宝(合肥)电子科技有限公司 一种扫描装置及视觉检测系统

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394212A (ja) * 1986-10-08 1988-04-25 Canon Inc 合焦検出装置
US5420681A (en) * 1993-08-03 1995-05-30 Ball Corporation Modular multiple spectral imager and spectral imager
JPH11164100A (ja) * 1997-11-27 1999-06-18 Fuji Photo Film Co Ltd 画像読取装置
JP3405250B2 (ja) * 1999-02-08 2003-05-12 株式会社島津製作所 分光測光器
US6688525B1 (en) * 1999-09-22 2004-02-10 Eastman Kodak Company Apparatus and method for reading a coded pattern
US6646264B1 (en) * 2000-10-30 2003-11-11 Monsanto Technology Llc Methods and devices for analyzing agricultural products
US7289209B2 (en) * 2004-07-22 2007-10-30 Eastman Kodak Company Programmable spectral imaging system
JP4887989B2 (ja) * 2005-12-02 2012-02-29 ナノフォトン株式会社 光学顕微鏡及びスペクトル測定方法
JP2007298278A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Sony Corp 表示装置用検査装置
WO2007142960A2 (en) * 2006-05-31 2007-12-13 Indiana University Research And Technology Corporation Laser scanning digital camera with simplified optics and potential for multiply scattered light imaging
JP5026854B2 (ja) * 2007-04-27 2012-09-19 国立大学法人東京工業大学 領域抽出装置及び領域抽出方法
TWI425203B (zh) * 2008-09-03 2014-02-01 Univ Nat Central 高頻譜掃描裝置及其方法
US7944559B2 (en) * 2009-03-17 2011-05-17 Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. Airborne hyperspectral imaging system
JP5563405B2 (ja) * 2010-08-24 2014-07-30 荏原実業株式会社 分光画像取得装置及び方法
US20120212737A1 (en) * 2011-02-23 2012-08-23 Comstock Ii Lovell E Optical homogenizing elements to reduce spectral noise in hyperspectral imaging system

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107741273A (zh) * 2017-10-13 2018-02-27 中国科学院上海技术物理研究所 一种基于线列探测器的宽幅宽谱长波红外高光谱成像系统
CN107741273B (zh) * 2017-10-13 2023-05-05 中国科学院上海技术物理研究所 一种基于线列探测器的宽幅宽谱长波红外高光谱成像系统
CN112258560A (zh) * 2020-11-04 2021-01-22 深圳市海谱纳米光学科技有限公司 一种用于获取物体的高光谱图像的方法及装置
CN112258560B (zh) * 2020-11-04 2024-02-06 深圳市海谱纳米光学科技有限公司 一种用于获取物体的高光谱图像的方法及装置
CN115326199A (zh) * 2021-08-16 2022-11-11 杭州高谱成像技术有限公司 一种自动对焦的内置推扫式高光谱成像仪
CN114878094A (zh) * 2022-04-28 2022-08-09 西安交通大学 多谱段激发油痕成影装置及检测方法
CN115014521A (zh) * 2022-06-20 2022-09-06 杭州高谱成像技术有限公司 一种基于分光镜的自动对焦推扫式高光谱成像方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015075352A (ja) 2015-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5632060B1 (ja) ハイパースペクトルカメラおよびハイパースペクトルカメラ用プログラム
US10168215B2 (en) Color measurement apparatus and color information processing apparatus
CN109863377B (zh) 用于测量光谱的装置
CN113418606B (zh) 分光计模块
DE102014226342B4 (de) Wärmebildkamera
JP6322939B2 (ja) 撮像システム及び色検査システム
US10063785B2 (en) Colorimetry method, colorimetry device, spectral measurement method, spectral measurement device and electronic apparatus
US20080144013A1 (en) System and method for co-registered hyperspectral imaging
US20190301935A1 (en) Device for recording spectral information
US11359966B2 (en) System, method and apparatus for wide wavelength range imaging with focus and image correction
Ochoa et al. Hyperspectral imaging system for disease scanning on banana plants
US20170195586A1 (en) User device
Monsalve et al. Characterization of a multispectral imaging system based on narrow bandwidth power LEDs
Akkoyun Inexpensive multispectral imaging device
CN112513594A (zh) 高光谱扫描机
CA2957004A1 (en) Microscope
JP2008139062A (ja) 分光測定装置よび分光測定方法
JP4904377B2 (ja) ハイパースペクトル画像処理装置及びハイパースペクトル画像処理方法
JP4209877B2 (ja) ガス監視装置
JP5246798B2 (ja) 生体組織識別装置及び方法
KR101656879B1 (ko) 광학 특성 측정 장치 및 광학 특성 측정 방법
JP4400450B2 (ja) 迷光補正法及びそれを用いた二次元分光輝度計
EP3184977B1 (en) User device
WO2018128146A1 (ja) 分光測定方法および分光測定装置
JP5812735B2 (ja) 分光撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5632060

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R255 Notification that request for automated payment was rejected

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250