JP5631680B2 - ショーケース - Google Patents

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本発明は、上方に開口する陳列室を引き戸式の扉にて開閉自在に閉塞して成るショーケースに関するものである。
従来より所謂平型と称される上方に開口したショーケースの場合、前方に開口するショーケースに比して冷気漏洩が少ないというメリットがあるが、近年の省エネ要求に応じて係る平型のショーケースにおいても、開口を透明な扉にて開閉自在に閉塞しなければならなくなって来ている。
その場合、顧客からの視認性を考慮して、特許文献1のように陳列室の奥側の開口縁が手前側の開口縁よりも高い位置とされ、各開口縁に設けたレールに引き戸式の扉の上下縁部を左右に移動自在に支持させるかたちとなる。
また、奥側が高く扉は傾斜して設けられるため、単にレールに載置するだけでは自重により手前側に脱落する危険性が高い。そのため、前記特許文献1の図4における内側のレールのように、レールと所定の間隔を存してその上方にカバー部を設け、このカバー部とレールとの間に開口方向に開放した扉投入空間を構成して、この扉挿入空間内に扉の縁部を挿入するようにしていた(特許文献1参照)。
特開平7−275092号公報
ここで、前記特許文献1のように奥側の開口縁が手前側より相当に高く、殆ど立った状態で扉が設けられるものでは、扉の自重が殆ど手前側の開口縁(下側)のレールにかかるため、扉の左右移動は安定している。しかしながら、扉の傾斜が小さくなる場合、即ち、陳列室の奥側の開口縁と手前側の開口縁との高さの差が小さい場合、扉の自重が手前側と奥側のレールに分散されるため、扉を左右に移動させて開閉する際、扉が上下にガタ付いてしまい、開閉移動が円滑に行えなくなる問題があった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、奥側の開口縁が手前側より高い陳列室の開口を引き戸式扉で開閉自在に閉塞するショーケースにおいて、扉の傾斜が小さい場合でもその移動を円滑に行えるようにすることを目的とするものである。
本発明のショーケースは、上方に開口する陳列室の奥側の開口縁が手前側の開口縁よりも高い位置とされたものであって、奥側及び手前側の開口縁にそれぞれ設けられたレールと、各レールの上方に所定の間隔を存してそれぞれ設けられ、各レールとの間に陳列室の開口方向に開放した扉挿入空間をそれぞれ構成するカバー部と、各扉挿入空間に上下縁部がそれぞれ挿入されて各レール上に左右移動自在に支持され、陳列室の開口を開閉自在に閉塞する引き戸式の扉と、レール上に設けられ、当該レールに支持された扉の陳列室の奥側への移動を規制する規制部とを備え、この規制部の扉の厚さ方向の高さ寸法は、レール上に支持された扉とカバー部とのクリアランスより小さく設定されていることを特徴とする。
請求項2の発明のショーケースは、上記において規制部を、奥側の開口縁のレール上に設けたことを特徴とする。
請求項3の発明のショーケースは、上記各発明において規制部を、折曲された板金にて構成したことを特徴とする。
請求項4の発明のショーケースは、上記各発明において規制部を、レール上に着脱自在に設けたことを特徴とする。
請求項5の発明のショーケースは、上記各発明においてレールは上下二段で構成され、上側のレールが下側のレールのカバー部を兼ねることを特徴とする。
請求項6の発明のショーケースは、上記各発明において扉には、レールに当接する突起を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、上方に開口する陳列室の奥側の開口縁が手前側の開口縁よりも高い位置とされたショーケースにおいて、奥側及び手前側の開口縁にそれぞれ設けられたレールと、各レールの上方に所定の間隔を存してそれぞれ設けられ、各レールとの間に陳列室の開口方向に開放した扉挿入空間をそれぞれ構成するカバー部と、各扉挿入空間に上下縁部がそれぞれ挿入されて各レール上に左右移動自在に支持され、陳列室の開口を開閉自在に閉塞する引き戸式の扉と、レール上に設けられ、当該レールに支持された扉の陳列室の奥側への移動を規制する規制部とを備えているので、奥側と手前側との高さの相違による傾斜が小さい引き戸式の扉であっても、規制部により上下へのガタ付きが防止若しくは抑制され、開閉移動を円滑に行えるようになる。
また、規制部の扉の厚さ方向の高さ寸法は、レール上に支持された扉とカバー部とのクリアランスより小さく設定されているので、レールとカバー部間の扉挿入空間に扉の上下縁部を挿入しているにも拘わらず、扉を持ち上げて規制部より上に位置させ、その状態で上下方向にずらすことで容易に扉挿入空間から扉を引き出し、外すことが可能となる。更に、扉を取り付ける際にも、扉挿入空間の規制部とカバー部間に扉を差し込んだ後、レール上に載置すれば良い。これらにより、ショーケースへの扉の着脱も容易に行えるものである。
特に、請求項2の発明の如く規制部を奥側の開口縁のレール上に設ければ、扉を取り付ける際には先ず奥側の扉挿入空間のカバー部と規制部間に上縁を挿入し、次に手前側の扉挿入空間に下縁を差し込んで降ろし、レール上に載置する。また、扉を取り外す際には先ず扉の上縁を規制部より上に持ち上げ、その状態で奥方に移動させて下縁を手前側の扉挿入空間より外に出し、そのまま下縁を持ち上げて手前に引けば扉は外すことができる。手前側のレールに規制部を設けた場合にはこれが逆の動作となり、面倒であるが、請求項2の如く奥側のレールに設けることで、扉の着脱はより容易となる。
また、請求項3の発明の如く規制部を折曲された板金にて構成すれば、著しいコストの低減を図ることができるようになる。また、折曲の回数で規制部の高さ寸法の調整ができる利点もある。
更に、請求項4の発明の如く規制部をレール上に着脱自在に設けるようにすれば、設計されたショーケースの扉の傾斜の度合いに応じて、規制部を設けるか設けないかを簡単に変更することができるようになる。
この場合、請求項5の発明ではレールが上下二段で構成されている場合に、上側のレールが下側のレールのカバー部を兼ねるようにしたので、下側のレール用に別途カバー部を取り付ける必要が無くなり、部品点数の削減を図ることができる。
更に、請求項6の発明の如く扉に、レールに当接する突起を形成すれば、扉とレールとの接触抵抗が減少し、開閉操作がより円滑となるものである。
本発明を適用した一実施例のショーケースの縦断側面図である。 図1のショーケースの奥側のレール部材部分の拡大縦断側面図である。 図1のショーケースの手前側のレール部材部分の拡大縦断側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は本発明を適用した一実施例のショーケース1の縦断側面図である。実施例のショーケース1は、スーパーマーケット等の店舗内に設置されて食品や飲料等の商品を冷却しながら陳列販売するためのものであり、断面が図1に示すように上向きのコ字状とされた断熱壁の両側に図示しない断熱側壁を取り付けて構成された断熱箱体2と、この断熱箱体2の周囲の上縁に立設された透明壁3と、断熱箱体2の前後方向の中央部に立設され、断熱箱体2内を前後に仕切る中央仕切壁4と、断熱箱体2の手前側の壁2A及びその上端の透明壁3と、奥側の壁2B及びその上端の透明壁3とそれぞれ間隔を存して設けられた仕切板6、7と、この仕切板6、7下端と中央仕切壁4との間にそれぞれ設けられたデッキパン8、9とを備えている。
このデッキパン8、9上の仕切板6と中央仕切壁4間、及び、仕切板7と中央仕切壁4間に上方に開口した前後の陳列室11、12がそれぞれ構成されている。また、デッキパン8、9の断熱箱体2の底壁2Cとの間には底部冷気通路13が構成され、デッキパン8、9下側の底部冷気通路13内にはそれぞれ冷却装置の冷凍サイクルを構成する冷却器14、16が設置されている。中央仕切壁4内にも下端が底部冷気通路13に連通した中央冷気通路17が構成されており、この中央仕切壁4の下方に対応する底部冷気通路13内には送風機18が設置されている。
また、仕切板6と壁2A(透明壁3)間、仕切板7と壁2B(透明壁3)間にもそれぞれ前後側の冷気通路21、22が構成され、下端が底部冷気通路13に連通している。そして、中央仕切壁4上端部の前後面には冷気吐出口23、24が形成され、前後側の冷気通路21、22の上端には前後の冷気吸込口26、27が形成されている。尚、各冷気吸込口26、27の上側を間隔を存して被覆するフランジ30(図3)には結露防止用の図示しない電気ヒータが取り付けられている。
係る構成で、送風機18が運転されると、各冷却器14、16と熱交換して冷却された冷気が中央冷気通路17内に吹き上げられ、各冷気吐出口23、24から各陳列室11、12内に吐出される。各陳列室11、12内の冷気は前後の冷気吸込口26、27からそれぞれ吸い込まれ、冷気通路21、22を通って底部冷気通路13に入り、各冷却器14、16に帰還する循環が行われる。これにより、各陳列室11、12内は所定の冷蔵、若しくは冷凍温度に冷却される。
この場合、中央仕切壁4、手前側及び奥側の透明壁3、3上には上部構造体31が取り付けられている。この上部構造体31は、中央仕切壁4上に立設されて手前側の壁2A上の透明壁3及び奥側の壁2B上の透明壁3よりも高い位置まで延在する中央壁32と、中央壁32の左右の透明壁3上方を閉塞する透明壁33とを有し、これらにより、各陳列室11、12の上面の開口は、奥側の開口縁が手前側の開口縁よりも少許高い構成とされている。尚、この上部構造体31の中央壁32の前後面には上側が陳列室11、12側に倒れるように傾斜した鏡34が設けられており、陳列室11、12内の商品がこの鏡34、34に映るように構成されている。尚、この鏡34の裏面には結露防止用の図示しない電気ヒータが取り付けられている。
そして、各陳列室11、12の上方の開口はそれぞれ引き戸式の扉36、37によってそれぞれ開閉自在に閉塞される。次に、図2及び図3の拡大断面図を参照しながら扉36、37を支持するレール部材41、42の構造について説明する。尚、陳列室12の開口を閉じる扉36、37の支持に関する後述する構造は、陳列室11の開口を閉じる扉36、37の場合と同様であるので、以後は陳列室11に関する扉36、37(図1の向かって左側)についてのみ説明する。
図2は上部構造体31の中央壁32上端の前後に設けられた奥側の開口縁のレール部材41を示す拡大断面図、図3は上部構造体31の前後縁に設けられた手前側の開口縁のレール部材42部分の拡大断面図をそれぞれ示している。手前側の開口縁より高い奥側の開口縁のレール部材41はステンレス鋼板から構成され、上下に所定の間隔を存して設けられて左右に延在する二段のレール43、44と、上側のレール43の上側に所定の間隔を存して左右に延在するカバー部46とを有し、上下のレール43、44上のカバー部46、レール43との間に陳列室11の開口方向に開放した扉挿入空間47、48がそれぞれ構成されている。また、各レール43、44は陳列室11の開口の傾斜に合わせて手前側に向けて低く傾斜している。尚、カバー部46は後述する如くレール43、44上に載置される扉36、37の上縁を隠蔽し、且つ、脱落を防止するために設けられており、上側のレール43は下側のレール44のカバー部を兼ねる。
また、レール43、44上の奥側(各扉挿入空間47、48の奥部)には、本発明の規制部51がそれぞれ溶接若しくはネジ止めにて設けられている。この規制部51はステンレス鋼板から成る板金を折曲(密着曲げ)することにより、所定の高さ寸法(厚さ寸法)を有するように構成されており、レール43、44の左右に渡って取り付けられている。尚、規制部51の高さ寸法は、レール43、44に支持(載置)された状態における扉36とカバー部46との間、及び、扉37とレール43との間のクリアランスより小さく設定されている。
一方、この奥側の開口縁より低い手前側の開口縁のレール部材42もステンレス鋼板から構成され、上下に所定の間隔を存して設けられて左右に延在する二段のレール53、54と、上側のレール53の上側に所定の間隔を存して左右に延在するカバー部56とを有し、上下のレール53、54上のカバー部56、レール53との間に陳列室11の開口方向に開放した扉挿入空間57、58がそれぞれ構成されている。また、各レール53、54は陳列室11の開口の傾斜に合わせて奥側に向けて高く傾斜している。尚、カバー部56は後述する如くレール53、54上に載置される扉36、37の下縁を隠蔽し、且つ、脱落を防止するために設けられており、上側のレール53は同様に下側のレール54のカバー部を兼ねる。また、扉挿入空間57、58の奥部におけるレール53、54の手前側は所定の角度で上昇する起立壁71、72に連続している。
他方、扉36、37はアクリル製の透明板により構成されており、全体としては矩形状であるが、前後で切断したときに所定の曲率で湾曲する円弧状を呈している。また、扉36、37の周囲には硬質樹脂(塩化ビニル)製のモール61が取り付けられている。尚、62は扉36、37を閉じたときに外側となるモール61に形成された把手部である。
以上の構成で、扉36、37を奥側と手前側のレール部材41、42間に取り付ける手順について説明する。ここで、前述した如く規制部51の高さ寸法は、レール43、44に支持(載置)された状態における扉36とカバー部46との間、及び、扉37とレール43との間のクリアランスより小さく設定されているので、先ず、下側となる扉37の上縁をレール部材41の下側の扉挿入空間48内に挿入し、上面をレール43に近接若しくは当てた状態で奥の規制部51上まで差し込む。
この状態で扉37の下縁のモール61は手前側のレール部材42のレール53先端よりも陳列室11の開口側に位置するので、そのまま降ろしてレール54上に載置する。次に、扉37全体を手前に引いて下縁のモール61をレール54と起立壁72の作る隅角部に落とし込む。このとき、扉37の上縁のモール61は規制部51上から下りてレール44上に支持されるが、規制部51はこの扉37の上側(奥側)に所定の間隔を存して対峙する。このようにして扉37はレール44、54に左右移動自在に支持される。
次に、上側となる扉36の上縁をレール部材41の上側の扉挿入空間47内に挿入し、上面をカバー部45に近接若しくは当てた状態で奥の規制部51上まで差し込む。この状態で扉36の下縁のモール61は手前側のレール部材42のカバー部56先端よりも陳列室11の開口側に位置するので、そのまま降ろしてレール53上に載置する。次に、扉36全体を手前に引いて下縁のモール61をレール53と起立壁71の作る隅角部に落とし込む。このとき、扉36の上縁のモール61は規制部51上から下りてレール43上に支持されるが、規制部51はこの扉36の上側(奥側)に所定の間隔を存して対峙する。このようにして扉36はレール43、53に左右移動自在に支持される。
この状態で、上下の扉36、37を閉塞位置とした場合、両者の隣接する側の辺が上下に重合するので、陳列室11の開口は支障無く閉塞される。ここで、前述した如く陳列室11の奥側の開口縁は手前側の開口縁よりも少許高いだけであるので、上述の如く各レール部材41、42に支持された扉36、37の傾斜は小さい。そのため、扉36、37の重量はレール部材42のみでは無く、レール部材41にも分散されるかたちとなり、各扉36、37の下縁のモール61を各起立壁71、72との隅角部に落とし込む力も小さくなる。
そのため、この閉塞位置から各扉36、37を開放するように左右に移動させると、どうしても扉36、37を取り付けるための各扉挿入空間47、48、57、58との間のクリアランスのために扉36、37が上下に移動し、ガタ付いてしまうが、本発明では扉36、37の上側に対峙するように各規制部51、51が設けられているので、レール43、44に支持された状態で扉36、37が上に移動しようとすると、規制部51、51に当接し、それ以上の上方への移動は規制されて不能となる。これにより、扉36、37の開閉のための左右移動が極めて安定なもとなる。
尚、扉36、37を外す際には、先ず上側の扉36の上縁を持ち上げてカバー部46に当接若しくは近接させ、そのまま奥側に移動させる。このときも規制部51の高さ寸法は扉36とカバー部46とのクリアランスより小さいので、扉36は支障無く規制部51上に移動できる。このとき扉36の下縁は扉挿入空間57より出ているので、そのまま持ち上げ、更に手前に引けば上縁も扉挿入空間47から出るので、扉36はレール部材41、42から外れることになる。
次に、同様に下側の扉37の上縁を持ち上げてレール43に当接若しくは近接させ、そのまま奥側に移動させる。このときも規制部51の高さ寸法は扉37とレール43とのクリアランスより小さいので、扉37は支障無く規制部51上に移動できる。このとき扉37の下縁は扉挿入空間58より出ているので、そのまま持ち上げ、更に手前に引けば上縁も扉挿入空間48から出るので、扉37はレール部材41、42から外れることになる。
このように本発明ではレール43、44上に設けられ、当該レール43、44に支持された扉36、37の上方向への移動を規制する規制部51を設けているので、奥側と手前側との高さの相違による傾斜が小さい引き戸式の扉36、37であっても、規制部51により上下へのガタ付きが防止若しくは抑制され、開閉移動を円滑に行えるようになる。
また、規制部51の高さ寸法は、レール43、44上に支持された扉36、37とカバー部46(レール43)とのクリアランスより小さく設定されているので、レール43とカバー部46、レール43とレール44間の各扉挿入空間47、48に扉46、37の上下縁部を挿入しているにも拘わらず、扉36、37を持ち上げて規制部51より上に位置させ、その状態で下方向にずらすことで容易に扉挿入空間47、48から扉36、37を引き出し、外すことが可能となる。更に、扉36、37を取り付ける際にも、扉挿入空間47、48の規制部51とカバー部46、レール43間に扉36、37を差し込んだ後、レール43、44上に載置すれば良い。これらにより、ショーケース1への扉36、37の着脱も容易に行える。
特に、実施例では規制部51を奥側の開口縁のレール43、44上に設けているので、扉36、37を取り付ける際には先ず奥側の扉挿入空間47、48のカバー部46と規制部51、レール43と規制部51間に上縁を挿入し、次に手前側の扉挿入空間57、58に下縁を差し込んで降ろし、レール53、54上に載置する。また、扉36、37を取り外す際には先ず扉36、37の上縁を規制部51より上に持ち上げ、その状態で奥方に移動させて下縁を手前側の扉挿入空間57、58より外に出し、そのまま下縁を持ち上げて手前に引けば扉36、37は外すことができる。手前側のレール53、54に規制部51を設けた場合にはこれが逆の動作となり、面倒であるが、実施例の如く奥側のレール43、44に設けることで、扉36、37の着脱はより容易となる。
また、実施例では規制部51を折曲された板金にて構成しているので、著しいコストの低減を図ることができるようになる。また、折曲の回数で規制部51の高さ寸法の調整ができる利点もあり、機種毎に寸法が変わる場合に極めて有効である。
ここで、実施例ではレール43、44、53、54を上下二段で構成し、上側のレール43、53が下側のレール44、54のカバー部を兼ねるようにしたので、下側のレール44、54用に別途カバー部を取り付ける必要が無くなり、部品点数の削減を図ることができる。
尚、実施例では規制部51を板金にて構成してレール部材41に溶接若しくはネジ止めしたが、それに限らず、例えば磁石で規制部51を構成し、レール43、44上に着脱自在に設けるようにすれば、設計されたショーケース1の扉36、37の傾斜の度合いに応じて、規制部51を設けるか設けないかを簡単に変更することができるようになる。
また、扉36、37のモール61に、レール43、44、53、54に当接する突起を左右に延在して形成しても良い。係る構造によれば、扉36、37のモール61とレール43、44、53、54との接触抵抗が減少し、開閉操作がより円滑となる。
また、実施例では前後に陳列室11、12が構成されたショーケース1に本発明を適用したが、勿論手前側のみに陳列室が構成された一般的な平型ショーケースにも本発明は有効である。
1 ショーケース
2 断熱箱体
3 透明壁
4 中央仕切壁
11、12 陳列室
31 上部構造体
36、37 扉
41、42 レール部材
43、44、53、54 レール
46、56 カバー部
47、48、57、58 扉挿入空間
51 規制部
61 モール

Claims (6)

  1. 上方に開口する陳列室の奥側の開口縁が手前側の開口縁よりも高い位置とされたショーケースにおいて、
    前記奥側及び手前側の開口縁にそれぞれ設けられたレールと、
    各レールの上方に所定の間隔を存してそれぞれ設けられ、各レールとの間に前記陳列室の開口方向に開放した扉挿入空間をそれぞれ構成するカバー部と、
    各扉挿入空間に上下縁部がそれぞれ挿入されて前記各レール上に左右移動自在に支持され、前記陳列室の開口を開閉自在に閉塞する引き戸式の扉と、
    前記レール上に設けられ、当該レールに支持された前記扉の前記陳列室の奥側への移動を規制する規制部とを備え、
    該規制部の前記扉の厚さ方向の高さ寸法は、前記レール上に支持された前記扉と前記カバー部とのクリアランスより小さく設定されていることを特徴とするショーケース。
  2. 前記規制部を、奥側の開口縁の前記レール上に設けたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記規制部を、折曲された板金にて構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記規制部を、前記レール上に着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載のショーケース。
  5. 前記レールは上下二段で構成され、上側のレールが下側のレールの前記カバー部を兼ねることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載のショーケース。
  6. 前記扉には、前記レールに当接する突起を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちの何れかに記載のショーケース。
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