JP5631350B2 - 圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機に関するものであり、特にターボ圧縮機の高速モーターの冷却構造に関するものである。
超電導電力ケーブルや超電導変圧器、超電導モーター等の電力機器は、液体窒素温度レベルで動作する高温超電導体を用いたものである。この高温超電導体の冷却には、ヘリウムガスやネオンガスを循環ガス(冷媒ガスともいう)とするブレイトンサイクル冷凍機が利用されている。
このブレイトンサイクル冷凍機の圧縮機には、高速モーターを圧縮機の主軸と一体化したターボ圧縮機が使用される。同様に、ブレイトンサイクル冷凍機のタービンには、高速モーターをタービンの主軸と一体化したターボ膨張機が使用される。
ところで、ブレイトンサイクル冷凍機の循環ガス(冷媒ガス)は、冷凍機の小型化、高効率化を考慮して、0.5MPa〜3MPaといった大気圧よりもかなり高い圧力で冷凍機の内部に封入されている。また、高温超電導電力機器を冷却するためのブレイトンサイクル冷凍機では、循環ガスの最低温度が液体窒素温度の−196℃(77K)よりも低い温度レベル、例えば−213℃(60K)となる。このため、ターボ圧縮機やターボ膨張機の軸受には、非接触で高速回転が可能な磁気軸受や気体軸受が多く用いられている。
一般にターボ圧縮機やターボ膨張機を駆動するモーターを高速回転させると、モーターの銅損や鉄損等による発熱、固定子と回転子とのすき間内の流体摩擦による発熱および気体軸受や磁気軸受の軸受すきま内の流体摩擦による発熱が発生する。また、磁気軸受を用いる場合には、電磁石コイルに電流を流すため、モーターと同様に銅損や鉄損等により発熱する。そして、モーターの回転数が高くなればなるほど、流体摩擦損失による発熱が急激に増加する。
ここで、流体摩擦損失は、流体の密度に比例するため、循環ガスの圧力が高くなれば密度が大きくなり、流体摩擦損失は増加することになる。特に、循環ガスとしてネオンガスを使用する場合には、ネオンガスがヘリウムよりも密度が大きく、しかも高い圧力で封入されているため、密度がさらに大きくなることから、モーターはさらに発熱するという問題があった。
このような高速モーターの発熱による温度上昇を抑制するための冷却方法として、モーターを収納するケーシングの外周部から空気や液体を用いて、モーターケーシングに固定された固定子及びモーターの主軸に固定された回転子を冷却する方法が一般に知られている(例えば、特許文献1及び2を参照)。また、その他の冷却方法として、モーターを収納するケーシング内部に冷却液の通路を形成し、モーターの主軸、固定子及び回転子を更に効率よく冷却する方法が知られている(例えば、特許文献3を参照)。
ところで、特許文献1及び2に開示されたように、モーターを収納するケーシングの外周部からモーターの主軸、固定子及び回転子をケーシングの熱伝導によって冷却する方法において、モーターを効率よく冷却するためには、モーターを収納するケーシング材料の熱伝導率が大きいことが重要である。
例えば、腐食に強いオーステナイト系ステンレス鋼とアルミ合金や銅合金とで熱伝導率を比較すると、オーステナイト系ステンレス鋼の熱伝導率λが16(W/m/K)であるのに対してアルミ合金や銅合金の熱伝導率λはおよそ120(W/m/K)である。このように、アルミ合金や銅合金の熱伝導率は、オーステナイト系ステンレス鋼よりも7〜8倍も大きいため、モーターを収納するケーシングの材質にアルミ合金や銅合金を用いることで、モーターの温度上昇を低く抑えることができる。
また、モーター固定子をモーターケーシングに固定する方法としては、一般に焼きばめ方式が採用されるが、モーターケーシングの材質としてアルミ合金を用いた場合、鉄系の材料からなるモーター固定子と、アルミ合金からなるモーターケーシングとの間で熱膨張係数が異なる。すなわち、鉄系材料の熱膨張係数(β=11〜13×10−6/℃)よりも、アルミ合金の熱膨張係数(β=23×10−6/℃)や銅合金の熱膨張係数(β=20×10−6/℃)の方が大きいため、モーターの温度上昇によってモーター固定子とモーターケーシングとの間にすき間が発生し、これが接触熱抵抗となってモーターを効率よく冷却することができないという問題があった。
この問題を解決するために、モーター固定子をアルミ合金で鋳ぐるみすることによってモーターケーシングとの接触熱抵抗をなくす方法が提案されている(例えば、特許文献4を参照)。
ところで、ターボ圧縮機は、圧縮機本体のケーシング内に、回転体であるインペラと該インペラの前面と対向する固定壁を有するシュラウドリングとが収納されている。また、圧縮機本体ケーシングはモーターケーシングに固定されており、前記シュラウドリングは前記圧縮機本体ケーシングに固定されている。一方、インペラは、モーターの主軸端に取り付けられている。そして、インペラの羽根間通路とシュラウドリングの固定壁との間には、シュラウドクリアランスと呼ばれる隙間(一般に0.3〜0.6mm程度)が設けられている。
しかしながら、モーターを効率よく冷却するために、熱伝導率が大きいアルミ合金や銅合金製のモーターケーシングを用いると、磁性体の鉄系材料で構成されるモーターの主軸との熱膨張係数の違いによって、モーターケーシングと主軸との軸方向の伸び量が異なってしまう。これにより、上述したシュラウドクリアランスが大きくなって、インペラの効率(すなわち、圧縮機の効率)が大きく低下してしまうという問題があった。
したがって、モーターケーシングの外周部に冷却液の冷却通路を形成し、ケーシングの半径方向の熱伝導によってモーター固定子を冷却する場合、ケーシングの材料に熱伝導率の大きいアルミ合金や銅合金を使用することができるのは、主軸の長さが相当短い小型の回転機械か、インペラの効率がそれ程高くない回転機械、もしくは作動流体が液体でモーター内部に作動流体を供給することでモーターの発熱や流体摩擦損失による発熱を除去できるものに限られてしまうという問題があった。
特開2000−097186号公報 特開2002−168184号公報 特開2004−343857号公報 特開平07−163107号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、高い効率を維持しつつ、モーターを効率よく冷却することが可能な圧縮機を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、中央部に回転子が設けられた主軸と、前記回転子と対向する固定子と、前記主軸を回転可能に保持する軸受と、前記主軸、前記固定子及び前記軸受を収納し、当該固定子を保持するモーターケーシングと、を少なくとも有する高速モーターと、前記主軸の少なくとも一端に設けられたインペラと、前記インペラの前面と対向する固定壁を有するシュラウドリングと、前記インペラ及び前記シュラウドリングを収納し、当該シュラウドリングを保持する圧縮機本体ケーシングと、を少なくとも有する圧縮機本体と、を備え、前記モーターケーシングと前記圧縮機本体ケーシングとが結合された圧縮機であって、前記モーターケーシングと前記固定子との間に、前記主軸及び当該モーターケーシングよりも熱伝導率が大きな材質からなる中空円筒状のリング部材を備え、前記リング部材は、外周面に軸方向端部の一端側から他端側にかけてらせん状の溝部が設けられ、前記外周面と前記モーターケーシングの内周面とが密接するように当該モーターケーシング側に気密に接合されて、前記溝部と前記内周面とから構成される第1冷却流体流路を有し、前記モーターケーシングは、当該外周面に軸方向端部の一端側から他端側にかけて設けられたらせん状の第2冷却流体流路と、当該モーターケーシングの外周面と内周面とを貫通する貫通孔と、を有し、前記貫通孔によって前記第1冷却流体流路と前記第2冷却流体流路とが連通されていることを特徴とする圧縮機である。
請求項1に係る圧縮機によれば、モーターケーシングと固定子との間に外周面に気密に形成された第1冷却流体流路を有する中空円筒状のリング部材(冷却ブッシュ)を備える構成となっている。このように、モーターケーシングの内側に、固定子と接するように冷却用の流路を有するリング部材を設けるため、モーターケーシングの内側から固定子を冷却することができる。また、リング部材の材質は、主軸及びモーターケーシングよりも熱伝導率が大きな材質を用いるため、冷却ブッシュの冷却能力を高めて固定子から効果的に熱を奪い去ることができる。
また、リング部材に、主軸及びモーターケーシングよりも熱伝導率が大きな材質を用いて、冷却機能を担当させるため、主軸及びモーターケーシングには、熱膨張率が低い材質を選択することができる。これにより、主軸とモーターケーシングとの軸方向の伸び量の差を抑制することができるため、インペラの効率を低下させることなく、圧縮機の効率を維持することができる。
また、請求項1に係る発明は、モーターケーシングの外周面に第2冷却流体流路が設けられる構成となっている。これにより、モーターケーシング内に収納されている軸受部等の回転子以外の発熱部を冷却することができる。
また、モーターケーシングの外周面と内周面とを貫通する貫通孔を有し、この貫通孔によって第1及び第2冷却流体流路が連通される構成となっている。これにより、モーターケーシングの内側の第1冷却流体流路に用いた冷却用の流体を第2冷却流体流路に対しても用いることができるため、冷却用流体の使用量の削減と、冷却構造の簡略化を図ることができる。
本発明の圧縮機によれば、高い効率を維持しつつ、モーターを効率よく冷却することが可能となる。
本発明を適用した第1の実施形態である圧縮機の断面図である。 第1の実施形態である圧縮機を構成する高速モーター部分の断面図である。 高速モーターのモーターケーシングを説明するための図で、(a)は断面図、(b)は拡大側面図である。 第1の実施形態である圧縮機に用いる冷却ブッシュの側面図である。 第2の実施形態である圧縮機を構成する高速モーター部分の断面図である。
以下、本発明を適用した一実施形態である圧縮機について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
<第1の実施形態>
先ず、本発明を適用した第1の実施形態である圧縮機の構成について説明する。図1に示すように、本実施形態の圧縮機1は、高速モーター2と、圧縮機本体3(3A,3B)とを、を備えており、高速モーター2の軸方向の両端に圧縮機本体3A,3Bがそれぞれ結合されて、概略構成されている。
高速モーター2は、図1に示すように、その中央部に回転子4aが設けられた主軸4と、この回転子4aと対向する固定子5と、主軸4を回転可能に保持する軸受6(6a,6b)及び軸受7(7a,7b)と、主軸4、固定子5及び軸受6,7を収納するモーターケーシング8と、上記モーターケーシング8と固定子5との間に設けられた冷却ブッシュ(リング部材)9と、を少なくとも備えて構成されている。
主軸4は、図1に示すように、モーターケーシング8内において、軸受6(6a,6b)及び軸受7(7a,7b)によって回転可能に支持されている。また、主軸4は、軸方向の長さがモーターケーシング8の軸方向長さよりも長くなっており、両端部の一端4A及び他端4Bがモーターケーシング8の両端から突き出している。この両端部4A及び4Bには、それぞれ後述するインペラ19A,19Bが固定されている。これにより、主軸4は、高速モーター2の回転主軸であるとともに、圧縮機本体3A及び3Bの主軸としての機能を有している。
主軸4は、磁性体の鉄系材料で構成される。また、主軸4の材質は、後述するようにモーターケーシング8の材質と熱膨張係数がほぼ等しいことが好ましい。
回転子4aは、主軸4の中央部に固定されている。また、固定子5は、回転子4aの外周を包囲するように設けられている。この固定子5には、軸方向を挟むように界磁コイルが取り付けられており、界磁コイルによる磁界を主軸4に伝えることによって主軸4を回転させるように構成されている。
軸受6(6a,6b)及び軸受7(7a,7b)は、磁性体の鉄系材料で構成されている。また、軸受6及び軸受7は、主軸4を高速回転で支持可能なものであれば、特に限定されるものではない。このような軸受としては、流体軸受や磁気軸受等が挙げられる。本実施形態では、軸受6(6a,6b)がラジアル軸受であり、主軸4の径方向の荷重を受けるようになっている。また、主軸4には軸方向の荷重を受けるためのスラスト板4bが設けられており、軸受7(7a,7b)がスラスト(アキシャル)軸受となっている。
モーターケーシング8は、図1、図2及び図3(a)に示すように、両端にフランジ部8a,8bを有する中空筒状部材である。このモーターケーシング8は、図1に示すように、内部空間に主軸4、固定子5及び軸受6,7を収納する。また、モーターケーシング8は、冷却ブッシュ9を介して内側に固定子5を保持している。
モーターケーシング8は、鉄系のステンレス鋼で構成されている。また、モーターケーシング8の材質は、上述したように主軸4の材質と熱膨張係数がほぼ等しいことが好ましい。さらに、主軸4とモーターケーシング8とが、同一の材質で構成されていることがより好ましい。
モーターケーシング8の外周面には、図3(a)及び図3(b)に示すように、軸方向端部の一端側(フランジ8a側)から他端側(フランジ8b側)にかけて、らせん状の溝部10が設けられている。また、モーターケーシング8の外周面には、図3(a)に示すように、らせん状の溝部10が設けられている領域を覆うように、中空筒状のキャップ(カバー)部材11が設けられている。そして、モーターケーシング8の外周面とキャップ部材11の内周面とが密接されて接合されている。これにより、モーターケーシング8の外周面に、らせん状の溝部10とキャップ部材11の内周面とからなる外側冷却流路(第2冷却流体流路)12が形成される。
ここで、本実施形態では、らせん状の溝部10は、図1に示すように、軸受7から冷却ブッシュ9と対向する領域に設けられているが、位置及び範囲は特に限定されるものではない。例えば、高速モーター2の運転時に発熱する軸受6a及び6bに対向する領域に設けても良いし、モーターケーシング8の外周面の一端側(フランジ8a側)から他端側(フランジ8b側)の全面に連続するように設けても良い。このように、らせん状の溝部10(すなわち、外側冷却流路12)を設けることにより、モーターケーシング8の内側に収納されている発熱個所を効果的に冷却することができる。
モーターケーシング8には、図3(a)に示すように、当該モーターケーシング8の外周面と内周面とを貫通する一対の貫通孔13,14が設けられている。また、貫通孔13の外周面側には、冷却液の供給口15が設けられている。これにより、モーターケーシング8の外側から内側に冷却液を供給可能とされている。
貫通孔14の外周面側は、らせん状の溝部10の一方の端部側と連通されている。これにより、モーターケーシング8の内側から外側冷却流路12に冷却液を供給可能とされている。
キャップ部材11には、当該キャップ部材11の外周面と内周面とを貫通する図示略の貫通孔が設けられている。また、図示略の当該貫通孔の外周面側には、冷却液の排出口16が設けられている。さらに、図示略の該貫通孔の内周面側は、らせん状の溝部10の他方の端部側と対向するように設けられている。これにより、外側冷却流路12からキャップ部材11の外側(すなわち、モーターケーシング8の外側)に冷却液を排出可能とされている。
冷却ブッシュ(リング部材)9は、主軸4及びモーターケーシング8よりも熱伝導率が大きな材質(具体的には、銅合金あるいはアルミ合金)からなる中空円筒状の部材である。この冷却ブッシュ9は、図1に示すように、モーターケーシング8と固定子5との間に、設けられている。具体的には、冷却ブッシュ9は、当該冷却ブッシュ9の外周面とモーターケーシング8の内周面とが密接するように、モーターケーシング8側に接合されている。
ここで、冷却ブッシュ9とモーターケーシング8との接合は、図2に示すように、冷却ブッシュ9をモーターケーシング8の内側に挿入し、冷却ブッシュ9の両端外周面9a,9bとモーターケーシング8の内周面とを、真空ブレージング(真空ろう付けとも称される)等により接合する。これにより、冷却ブッシュ9の両端外周面9a,9bの周方向全域において、シール機能を持たせることができる。
また、冷却ブッシュ9の内周面と固定子5の外周面とが接することで、冷却ブッシュ9の内側に固定子5が保持される。具体的には、冷却ブッシュ9の内側に、固定子5が挿入あるいは焼きばめされる。
冷却ブッシュ9の外周面には、図4に示すように、軸方向端部の一端側(端部9a側)から他端側(端部9b側)にかけて、らせん状の溝部17が設けられている。ここで、らせん状の溝部17の上面は開放されているが、上述したように冷却ブッシュ9をモーターケーシング8の内側に挿入し、当該冷却ブッシュ9の外周面とモーターケーシング8の内周面とが密接するように、モーターケーシング8側に接合することによって、らせん状の溝部17の上面がモーターケーシング8の内周面によって閉塞される。これにより、冷却ブッシュの外周面に、らせん状の溝部17とモーターケーシング8の内周面とからなる内側冷却流路(第1冷却流体流路)18が形成される。
内側冷却流路18は、他端側(端部9b側)で貫通孔13と、一端側(端部9a側)で貫通孔14とそれぞれ連通されている。これにより、内側冷却流路(第1冷却流体流路)18と外側冷却流路(第2冷却流体流路)12とが連通される。したがって、冷却液を、供給口15及び貫通孔13を経て、モーターケーシング8の外側から内側冷却流路18に供給することができる。また、内側冷却流路18を流れた後の冷却液を、貫通孔14を経て、モーターケーシング8の外周面に形成した外側冷却流路12に供給することができる。さらに、外側冷却流路12を流れた後の冷却液を、キャップ部材11に設けられた図示略の貫通孔を経て、冷却液の排出口16からモーターケーシング8の外側へと排出することができる。
冷却ブッシュ9の軸方向の長さは、特に限定されないが、固定子5とほぼ同等の長さであることが、冷却の観点で好ましい。また、冷却ブッシュ9の外周面に設けるらせん状の溝部17の範囲も特に限定されるものではない。
本実施形態で適用可能な冷却液は、モーターケーシング8に収納された主軸4、固定子5及び軸受6,7を効果的に冷却可能なものであれば、特に限定されるものではない。このような冷却液としては、具体的には水、エチレングリコールやプロピレングリコールなどの不凍液、油等を挙げることができる。さらに、冷却液に代えて、冷却流体として気体、例えば、窒素、ヘリウム、ネオン等を用いても良い。
圧縮機本体3(3A,3B)は、図1に示すように、主軸の一端4A(他端4B)に設けられたインペラ19(19A,19B)と、インペラ19の前面19aと対向する固定壁20aを有するシュラウドリング20(20A,20B)と、インペラ19及びシュラウドリング20を収納し、当該シュラウドリング20を保持する圧縮機本体ケーシング21(21A,21B)と、を少なくとも備えて構成されている。圧縮機本体3A及び3Bの内部には、ヘリウムやネオン等の循環ガス(冷媒ガス)が封入されている。なお、符号22(22A,22B)は、インペラ19(19A,19B)の出口側である。
ここで、圧縮機本体ケーシング21Aは、モーターケーシング8のフランジ部8aでボルト等によって結合されている。また、シュラウドリング20Aは、圧縮機本体ケーシング21Aに固定されている。したがって、シュラウドリング20Aは、圧縮機本体ケーシング21Aを介してモーターケーシング8と結合されている。
インペラ19Aの前面19aとシュラウドリング20Aの固定壁20aとの間には、シュラウドクリアランスと呼ばれる隙間が設けられている。ここで、インペラ19Aは主軸4に固定されており、シュラウドリング20Aはモーターケーシング8に間接的に固定されている。このため、高速モーター2を駆動した際、主軸4とモーターケーシング8との軸方向の伸び量に変化が生じると、上記シュラウドクリアランスの値も変化することとなる。
次に、本実施形態の圧縮機1、すなわち高速モーター2を駆動した際の冷却動作について説明する。
図1に示すように、高速モーター2の主軸4が回転を開始すると、圧縮機本体3A及び3Bにおいて主軸4の端部4A及び4Bに固定されたインペラ19A及び19Bが高速回転する。このインペラ19A及び19Bによって、ヘリウムやネオン等の循環ガスが断熱圧縮されるため、インペラ19A及び19Bの出口側22A及び22Bの温度が上昇する。具体的には、例えば、30℃の循環ガスを圧力比1.4程度まで圧縮すると、出口温度は90℃近くまで上昇する。この時、比較的高温となる主軸4及びモーターケーシング8を熱膨張係数がほぼ等しい材料で構成しているため、軸方向の伸び量の差が抑制される。したがって、シュラウドクリアランスへの影響が少なく、圧縮機1の効率が低下するおそれがない。
また、主軸4の高速回転により、モーターの銅損や鉄損等による発熱、固定子5と回転子4aとのすき間内の流体摩擦による発熱および軸受6,7の軸受すきま内の流体摩擦による発熱が発生する。これにより、固定子5、回転子4a、軸受6a,6b、軸受7a,7b及び主軸4自体の温度が上昇する。
そこで、本実施形態の圧縮機1では、冷却液を供給口15から内側冷却流路18に供給する。冷却液が内側冷却流路18に沿って流れることで、冷却ブッシュ9全体が冷却される。そして、この冷却ブッシュ9によって、モーターケーシング8の内側から固定子5を直接冷却することができる。なお、冷却ブッシュ9は、銅合金やアルミ合金といった熱膨張係数が大きい材質で形成されているため、より効果的に固定子5を冷却することができる。
次に、内側冷却流路18を流れた後の冷却液を、貫通孔14からモーターケーシング8の外周面に形成した外側冷却流路12に供給する。すなわち、冷却液は、内側冷却流路18に沿って流れる過程で固定子5から熱を吸収して、モーターケーシング8の外側に排出される。冷却液が外側冷却流路12に沿って流れることで、モーターケーシング8の内側に配設された軸受7(7a,7b)を冷却することができる。
最後に、外側冷却流路12を流れた後の冷却液を、排出口16から排出する。すなわち、冷却液は、モーターケーシング8の外周面に設けられた外側冷却流路12に沿って流れる過程で、モーターケーシング8の内側に収納された軸受7から熱を吸収した後に系外に排出される。
以上説明したように、本実施形態の圧縮機1によれば、モーターケーシング8と固定子5との間に、外側に内側冷却流路(第1冷却流体流路)18が設けられた中空円筒状の冷却ブッシュ(リング部材)9を備えているため、モーターケーシング8の内側から固定子5を直接冷却することができる。また、冷却ブッシュ9の材質には、主軸4及びモーターケーシング8よりも熱伝導率が大きな銅合金あるいはアルミ合金を用いるため、固定子5から効果的に熱を奪い去ることができる。
また、冷却ブッシュ9に、主軸4及びモーターケーシング8よりも熱伝導率が大きな材質を用いて、冷却機能を担当させるため、主軸4及びモーターケーシング8には、熱膨張係数が大きい材質を選択することができる。これにより、主軸4とモーターケーシング8との軸方向の伸び量の差を抑制することができるため、インペラ19(19A,19B)の効率を低下させることなく、圧縮機1の効率を維持することができる。
また、本実施形態の圧縮機1によれば、モーターケーシング8の外周面に外側冷却流路(第2冷却流体流路)12が設けられる構成となっている。これにより、モーターケーシング8の内側に収納されている軸受7等の回転子5以外の発熱部を効果的に冷却することができる。
また、モーターケーシング8の外周面と内周面とを貫通する貫通孔14を設け、この貫通孔14によって内側及び外側冷却流路12,18が連通される構成となっている。これにより、内側冷却流路18に用いた冷却液を外側冷却流路12に用いることができるため、冷却液の使用量を半減することができる。さらに、冷却液の供給配管の本数を半減することができるため、冷却構造の簡略化を図ることができる。
さらに、本実施形態の圧縮機1によれば、主軸4とモーターケーシング8とが、同一の材質、または熱膨張係数がほぼ等しい材料、例えばステンレス鋼で構成されているため、圧縮機1の運転中のこれらの軸方向の伸び量の差を少なくすることができる。これにより、主軸端4A,4Bに固定されたインペラ19(19A,18B)の前面19aと、圧縮機本体ケーシング21(21A,21B)を介してモーターケーシング8と固定されたシュラウドリング20(20A,20B)の固定壁20aと、の間の隙間(シュラウドクリアランス)の変動量を抑制することができるため、圧縮機1として高い効率を維持することができる。
ところで、上述した特許文献3に開示された圧縮機の冷却構造によれば、モーターケーシングの内周面に冷却液の冷却通路を形成することにより、モーター固定子を効率よく冷却できるとされている。また、上記冷却構造では、モーターケーシングの内部に設けた冷却液通路からモーター巻き線端部に直接冷却液を吹き付ける冷却方法が記載されている。しかしながら、ヘリウムやネオンを循環ガスとする冷凍機のターボ圧縮機やターボ膨張機の内部には、これらのガスが封入されている。このため、冷却液を固定子等に吹き付けると冷凍機内部の循環ガスを汚染することとなり、結果として冷凍機の低温部において冷却液が凝固してしまうという問題があった。また、希少で高価なヘリウムやネオンなどの循環ガスが冷却液通路側にリークしてしまい、循環ガスの封入圧力が低下して冷凍機の能力が低下してしまうという問題があった。
これに対して、本実施形態の圧縮機1によれば、モーターケーシング8の内側に冷却ブッシュ9を挿入し、この冷却ブッシュ9の両端外周面9a,9bとこれに対向するモーターケーシング8の内周面とを真空ブレージング等により接合してシール機能を持たせた構成となっている。これにより、希少で高価なヘリウムやネオンなどの循環ガスが冷却液側(すなわち、内側冷却流路18内)へリークすることを防止することができる。したがって、循環ガスの封入圧力を低下させることがなく、冷凍機の能力の低下を防ぐことができる。
また、本実施形態の圧縮機1によれば、冷却液の内側及び外側冷却流路12,18は、いずれも内側部材と外側部材とが密着して接合された境界に設けられており、内側部材の外周面に設けられたらせん状の溝部10,17の上方の開口部が外側部材の内周面によって閉塞されて構成されている。ここで、らせん状の溝部10,17は、部材の外周面に形成されるため、部材の内周面に形成する場合と比較して加工が容易である。
<第2の実施形態>
次に、本発明を適用した第2の実施形態について説明する。本実施形態は、モーターケーシングの構成が第1の実施形態のモーターケーシング8と異なるものであり、その他の構成については第1の実施形態と同一であるため、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態のモーターケーシング28は、軸方向の両端に設けられたケーシング部材28A及び28Bと、軸方向の中央に上記ケーシング部材28A及び28Bの間に設けられたケーシング部材28Cとから構成されている。
軸方向の両端に設けられたケーシング部材28A及び28Bは、熱伝導率が小さい材質、また、主軸と同一材質もしくは熱膨張係数がほぼ等しい材質、例えばステンレス鋼製とすることが好ましい。モーターケーシング28の軸方向の両端に位置するケーシング部材28A及び28Bは、モーターケーシング28のインペラ19A及び19Bに近接しており、高速モーターの駆動によって高温となる。ここで、ケーシング部材28A及び28Bを熱伝導率が大きい材質、例えば銅合金製やアルミ合金製とすると、熱伝導によってモーターケーシング28の内側の主軸4や軸受6a,6b,7a,7bの温度上昇を助長してしまうためである。
これに対して、軸方向の中央に設けられたケーシング部材28Cは、熱伝導率が大きい材質、例えば銅合金製やアルミ合金製とすることが好ましい。ケーシング部材28Cの外側には外側冷却流路12が設けられており、冷却液と接する構造となっている。ここで、ケーシング部材を熱伝導率が大きい材質とすることにより、冷却液の流れによってケーシング部材28Cが効果的に冷却されることになる。これにより、ケーシング部材28Cを挟んで外側冷却流路12と対向する位置に設けられるとともに、このケーシング部材28Cの内周面で接触している軸受7a,7bを効果的に冷却することが可能となる。
ステンレス鋼製のケーシング部材28A及び28Bと、銅合金製のケーシング部材28Cとは、拡散接合や爆発圧接等によって接合されている。ここで、図5中に示す符号23a,23bが、異種金属の接合面を示している。
ところで、上述したように第1の実施形態で用いるモーターケーシング8は、ステンレス鋼製の単一の部材とされている。これに対して、本実施形態のモーターケーシング28は、熱伝導率が大きい銅合金製のケーシング部材28Cがケーシングの中央部に配置された構成となっており、モーターケーシング28全体の軸方向の伸び量が主軸4の伸び量と異なってしまうことが懸念される。
しかしながら、ケーシング部材28Cは、内周面で内側冷却流路18(さらには冷却ブッシュ9の外周面)と、外周面で外側冷却流路12と、それぞれ接する構造となっている。ここで、ケーシング部材28Cは熱伝導率が大きい材質であり、冷却液で充満された内側及び外側冷却流路12及び18によって効果的に冷却されることになる。したがって、ケーシング部材28Cが銅合金製であっても、ほぼ常温のままであり、定常運転中の熱膨張による軸方向の伸びはわずかである。言い換えると、銅合金製のケーシング部分は冷却されて温度がほとんど上昇しない部分であり、熱膨張による寸法変化を生じることはない。
一方、定常運転中に発熱によって温度が上昇し、高温になるのは、固定子5、軸受6,7及び主軸4であり、熱膨張によって軸方向に伸びる。また、ケーシング部材28Cの両端部に接合したステンレス鋼製のケーシング部材28A及び28Bの熱膨張係数は、磁性体の鉄系材料で構成された固定子5、軸受6,7及び主軸4とほぼ等しい。
したがって、主軸4の先端に取り付けられたインペラ19の前面19aと固定壁20aとのシュラウドクリアランス(図1を参照)は減少する方向となる。このシュラウドクリアランスが減少するほどインペラの効率は向上するため、あらかじめこの減少分を考慮して組立することにより、高性能で、かつ、固定子5及び軸受6,7の温度上昇を抑制することが可能な圧縮機を提供することができる。
なお、銅合金製のケーシング部材28Cの軸方向の範囲は、特に限定されるものではない。熱伝導率が大きな材質からなるケーシング部材28Cと、この内側に挿入される冷却リング9とが、少なくとも一部の領域で対向していれば良い(接触していれば良い)。
以上説明したように、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態によれば、モーターケーシング28の一部に熱伝導率の大きい材質からなるケーシング部材28Cを用いられて構成されている。ケーシング部材28Cは、冷却ブッシュ9と一部で接するように用いられるため、運転中のモーターケーシング28全体の軸方向の寸法変動は少ない。
また、モーターケーシング28の内周面には、冷却機能を担う冷却ブッシュ9が接合されており、この冷却ブッシュ9と接するケーシング部材28Cは熱伝導率の大きい材質であるため、効果的に冷却されることとなる(すなわち、冷却ブッシュ9と接する少なくとも一部で接するケーシング部材28Cは冷却ブッシュ9によって冷却されるので、寸法変動が少ない)。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上述した第1及び第2の実施形態では、図1に示すように、主軸4の両端4A,4Bにそれぞれインペラ19A,19Bが固定された、高速モーター2の両端に圧縮機本体3A,3Bを備えた構成を説明したが、主軸4のいずれか一端にインペラ19が固定された、圧縮機本体3を1つだけ備えた構成であってもよい。また、圧縮機のかわりに、膨張機としてもよい。
1・・・圧縮機
2・・・高速モーター
3,3A,3B・・・圧縮機本体
4・・・主軸
4a・・・回転子
5・・・固定子
6,6a,6b,7,7a,7b・・・軸受
8,28・・・モーターケーシング
9・・・冷却ブッシュ(リング部材)
10,17・・・らせん状の溝部
11・・・キャップ部材
12・・・外側冷却流路(第2冷却流体流路)
13,14・・・貫通孔
15・・・供給口
16・・・排出口
18・・・内側冷却流路(第1冷却流体流路)
19,19A,19B・・・インペラ
19a・・・前面
20,20A,20B・・・シュラウドリング
20a・・・固定壁
21,21A,21B・・・圧縮機本体ケーシング
22,22A,22B・・・インペラの出口側
23a,23b・・・異種金属の接合面
28A,28B,28C・・・ケーシング部材

Claims (1)

  1. 中央部に回転子が設けられた主軸と、前記回転子と対向する固定子と、前記主軸を回転可能に保持する軸受と、前記主軸、前記固定子及び前記軸受を収納し、当該固定子を保持するモーターケーシングと、を少なくとも有する高速モーターと、前記主軸の少なくとも一端に設けられたインペラと、前記インペラの前面と対向する固定壁を有するシュラウドリングと、前記インペラ及び前記シュラウドリングを収納し、当該シュラウドリングを保持する圧縮機本体ケーシングと、を少なくとも有する圧縮機本体と、を備え、前記モーターケーシングと前記圧縮機本体ケーシングとが結合された圧縮機であって、
    前記モーターケーシングと前記固定子との間に、前記主軸及び当該モーターケーシングよりも熱伝導率が大きな材質からなる中空円筒状のリング部材を備え、
    前記リング部材は、外周面に軸方向端部の一端側から他端側にかけてらせん状の溝部が設けられ、前記外周面と前記モーターケーシングの内周面とが密接するように当該モーターケーシング側に気密に接合されて、前記溝部と前記内周面とから構成される第1冷却流体流路を有し、
    前記モーターケーシングは、当該外周面に軸方向端部の一端側から他端側にかけて設けられたらせん状の第2冷却流体流路と、
    当該モーターケーシングの外周面と内周面とを貫通する貫通孔と、を有し、
    前記貫通孔によって前記第1冷却流体流路と前記第2冷却流体流路とが連通されていることを特徴とする圧縮機。
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