JP5631197B2 - バイオマス混焼ボイラシステム - Google Patents
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Description
石炭を粉砕する石炭用竪型粉砕機と、バイオマスを含む固体燃料を粉砕するバイオマス用竪型粉砕機と、粉砕された前記石炭と前記固体燃料を燃焼させるボイラと、前記ボイラから排出された燃焼排ガス中の灰を除去するための集塵装置と、を備えたバイオマス混焼ボイラシステムにおいて、
前記集塵装置の燃焼排ガス流れ後流側から前記燃焼排ガスの一部を抜き出して前記バイオマス用竪型粉砕機へ導く排ガス投入ラインを設け、前記集塵装置で捕集された石炭灰と、脱硫部分としてのアルカリ塩と、を含んだ脱硫スラリを製造するスラリ製造装置を設け、前記脱硫スラリを前記バイオマス用竪型粉砕機へ導くスラリ供給ラインを設ける構成とする。さらに、前記バイオマス混焼ボイラシステムにおいて、前記脱硫成分としてのアルカリ塩は、別途設けられたアルカリ塩貯蔵部から供給されたものである構成とする。
前記集塵装置の燃焼排ガス流れ後流側から前記燃焼排ガスの一部を抜き出して前記バイオマス用竪型粉砕機へ導く排ガス投入ラインを設け、前記集塵装置で捕集された石炭灰からなるスラリを製造するスラリ製造装置を設け、前記スラリを前記バイオマス用竪型粉砕機へ導くスラリ供給ラインを設け、別途設けられたアルカリ塩貯蔵部からアルカリ塩を前記バイオマス用竪型粉砕機へ供給するアルカリ塩供給ラインを設ける構成とする。さらに、前記アルカリ塩は、カルシウム化合物、マグネシウム化合物、ナトリウム化合物、カリウム化合物のうちいずれか1種類以上を含む構成とする。
決定する手順について、図2を用いて説明する。ミル内に供給する水分量は炭種にもよる
がミル振動抑制の観点から、石炭供給量の10%以内が最適とされる(図2に示す例では
、条件1として3%に設定している)。また、スラリ濃度としては、ノズル39でのスラ
リ流動性(スラリがノズル39で詰まりが生じないように流動性を確保する)を考慮して
、条件2として15%程度が望ましい(すなわち、水85%、石炭灰15%)。このこと
から、スラリを構成する水分量と石炭灰量が決まる。
ここで、式(1)の第1項目は、Ca(OH)2がイオン化したものであり、第2項目は排ガス中に含まれる硫黄分がイオン化したものであり、第4項目は亜硫酸カルシュウムの1/2水和物(腐食を引き起こす硫酸蒸気が反応した結果の安定化物)である。
10:石炭ホッパ、11:石炭重量フィーダ、12:石炭用ミル、13:石炭搬送ライン、14:石炭バーナ、15:バイオマス、16:バイオマスホッパ、17:バイオマス重量フィーダ、18:バイオマス用ミル、19:バイオマス搬送ライン、
20:バイオマスバーナ、21:燃焼用空気ライン、22:スクリューコンベア、23:石炭灰、24:他缶からの石炭灰、25:トラック、26:石炭灰貯蔵ビン、27:石炭灰重量フィーダ、28:アルカリ塩貯蔵ビン、29:アルカリ塩重量フィーダ、
30:アルカリ塩粉砕装置、31:アルカリ塩供給ライン、32:スラリ製造装置、33:脱硫スラリ、34:攪拌機、35:石炭灰供給ライン、36:水供給ライン、37:スラリ排出ポンプ、38:スラリ供給ライン、39:スラリ投入ノズル、
40:データロガー、41:制御盤、42:重量フィーダ制御装置、43:コントロールバルブ、44:アルカリ濃度分析計、45:粉砕テーブル、46:粉砕ローラ、47:微粉バイオマス送給管、48:ノズル挿入孔、49:サポート、
50:スラリ流路、51:冷却水流路、57:GRF、60:排ガス投入ライン、
70:粉砕テーブル駆動用テーブル、71:粉砕テーブル用減速機、72:一次空気、73:粉砕部から上昇してくる固気二相流、74:粉砕テーブル曲面の中央線、75:微粉バイオマス、
A:駆動部、B:粉砕部、C:分級部、D:分配部、
Claims (8)
- 石炭を粉砕する石炭用竪型粉砕機と、バイオマスを含む固体燃料を粉砕するバイオマス用竪型粉砕機と、粉砕された前記石炭と前記固体燃料を燃焼させるボイラと、前記ボイラから排出された燃焼排ガス中の灰を除去するための集塵装置と、を備えたバイオマス混焼ボイラシステムにおいて、
前記集塵装置の燃焼排ガス流れ後流側から前記燃焼排ガスの一部を抜き出して前記バイオマス用竪型粉砕機へ導く排ガス投入ラインを設け、
前記集塵装置で捕集された石炭灰と、脱硫部分としてのアルカリ塩と、を含んだ脱硫スラリを製造するスラリ製造装置を設け、
前記脱硫スラリを前記バイオマス用竪型粉砕機へ導くスラリ供給ラインを設ける
ことを特徴とするバイオマス混焼ボイラシステム。 - 石炭とバイオマスとを含む燃料を粉砕する竪型粉砕機と、粉砕された前記燃料を燃焼させるボイラと、前記ボイラから排出された燃焼排ガス中の灰を除去するための集塵装置と、を備えたバイオマス混焼ボイラシステムにおいて、
前記集塵装置の燃焼排ガス流れ後流側から前記燃焼排ガスの一部を抜き出して前記竪型粉砕機へ導く排ガス投入ラインを設け、
前記集塵装置で捕集された石炭灰と、脱硫部分としてのアルカリ塩と、を含んだ脱硫スラリを製造するスラリ製造装置を設け、
前記脱硫スラリを前記竪型粉砕機へ導くスラリ供給ラインを設ける
ことを特徴とするバイオマス混焼ボイラシステム。 - 石炭を粉砕する石炭用竪型粉砕機と、バイオマスを含む固体燃料を粉砕するバイオマス用竪型粉砕機と、粉砕された前記石炭と前記固体燃料を燃焼させるボイラと、前記ボイラから排出された燃焼排ガス中の灰を除去するための集塵装置と、を備えたバイオマス混焼ボイラシステムにおいて、
前記集塵装置の燃焼排ガス流れ後流側から前記燃焼排ガスの一部を抜き出して前記バイオマス用竪型粉砕機へ導く排ガス投入ラインを設け、
前記集塵装置で捕集された石炭灰からなるスラリを製造するスラリ製造装置を設け、
前記スラリを前記バイオマス用竪型粉砕機へ導くスラリ供給ラインを設け、
別途設けられたアルカリ塩貯蔵部からアルカリ塩を前記バイオマス用竪型粉砕機へ供給するアルカリ塩供給ラインを設ける
ことを特徴とするバイオマス混焼ボイラシステム。 - 石炭とバイオマスとを含む燃料を粉砕する竪型粉砕機と、粉砕された前記燃料を燃焼させるボイラと、前記ボイラから排出された燃焼排ガス中の灰を除去するための集塵装置と、を備えたバイオマス混焼ボイラシステムにおいて、
前記集塵装置の燃焼排ガス流れ後流側から前記燃焼排ガスの一部を抜き出して前記竪型粉砕機へ導く排ガス投入ラインを設け、
前記集塵装置で捕集された石炭灰からなるスラリを製造するスラリ製造装置を設け、
前記スラリを前記竪型粉砕機へ導くスラリ供給ラインを設け、
別途設けられたアルカリ塩貯蔵部からアルカリ塩を前記竪型粉砕機へ供給するアルカリ塩供給ラインを設ける
ことを特徴とするバイオマス混焼ボイラシステム。 - 請求項1または2において、
前記脱硫成分としてのアルカリ塩は、別途設けられたアルカリ塩貯蔵部から供給されたものと前記捕集された石炭灰に含まれたものとからなることを特徴とするバイオマス混焼ボイラシステム。 - 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項において、
前記アルカリ塩は、カルシウム化合物、マグネシウム化合物、ナトリウム化合物、カリウム化合物のうちいずれか1種類以上を含むことを特徴とするバイオマス混焼ボイラシステム。 - 請求項1または2において、
前記スラリ製造装置に対して、前記石炭灰を供給する石炭灰供給ラインと、前記アルカリ塩を供給するアルカリ塩供給ラインと、水を供給する水供給ラインと、を設け、
前記スラリ製造装置に投入する石炭灰、アルカリ塩、及び水のそれぞれの量をそれぞれ制御する制御手段を設け、
製造した脱硫スラリ中のアルカリ分を計測する計測手段を設け、
ボイラに投入する石炭燃料中の硫黄分、前記バイオマスの時間当たりの投入量、前記脱硫スラリ中のアルカリ濃度に基づいて、前記スラリ製造装置に投入する石炭灰、アルカリ塩、水のそれぞれの量を算出し、前記算出した値を基に前記制御手段により、投入する石炭灰、アルカリ塩、水のそれぞれの量を個別に制御する
ことを特徴とするバイオマス混焼ボイラシステム。 - 請求項3または4において、
前記スラリ製造装置に対して、前記石炭灰を供給する石炭灰供給ラインと、水を供給する水供給ラインと、を設け、
前記スラリ製造装置に投入する石炭灰及び水のそれぞれの量をそれぞれ制御するとともに前記アルカリ塩供給ラインのアルカリ塩の量を制御する制御手段を設け、
製造した脱硫スラリ中のアルカリ分を計測する計測手段を設け、
ボイラに投入する石炭燃料中の硫黄分、前記バイオマスの時間当たりの投入量、前記脱硫スラリ中のアルカリ濃度に基づいて、前記スラリ製造装置に投入する石炭灰と水の量と、前記アルカリ塩供給ラインに投入するアルカリ塩の量をそれぞれ算出し、前記算出した値を基に前記制御手段により、投入する石炭灰、水、アルカリ塩のそれぞれの量を個別に制御する
ことを特徴とするバイオマス混焼ボイラシステム。
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JP2010290124A JP5631197B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | バイオマス混焼ボイラシステム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010290124A JP5631197B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | バイオマス混焼ボイラシステム |
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JP2012137250A JP2012137250A (ja) | 2012-07-19 |
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2010
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