JP5628549B2 - 基板貼合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板貼合装置に関する。
半導体装置などの電子デバイスの製造においては、2枚の基板の貼り合わせ面同士を貼り合わせて1枚の基板を形成する技術が知られている(例えば、特許文献1、2を参照)。例えば、いわゆるSOI(Silicon on Insulator)ウェーハの製造や、陽極接合法を用いてガラス基板とシリコン基板との接合を行う場合などにおいて、2枚の基板の貼り合わせ面同士を貼り合わせて1枚の基板を形成する技術が知られている。
この様な技術によれば、基板間に接着剤などを介在させることなく基板同士を貼り合わせることができる。そのため、貼り合わせ後の処理(例えば、プラズマ処理、熱処理、化学処理など)におけるプロセス条件の多様化を図ることができる。また、pn接合や絶縁膜の埋め込みなども容易とすることができる。
ここで、基板貼合装置に基板を搬入搬出する搬送装置と、基板を載置する載置部との間における基板の受け渡しにおいては、いわゆるリフトピンが用いられている。このリフトピンは載置部を挿通するようにして設けられ、載置部の載置面に対して基板を昇降させる。
しかしながら、リフトピンが挿通する孔を載置部に設けるものとすれば、載置面にあいた孔の部分において、載置された基板が支持されないことになる。そのため、この孔の部分において、載置された基板が部分的に変形し、結果的に、貼り合わされた基板間にボイドなどが発生するおそれがある。すなわち、貼り合わせ時にボイドなどが発生し、貼り合わせ品質が低下するおそれがある。
特開平7−66093号公報 特公平7−44135号公報
本発明は、貼り合わせ時にボイドなどが発生することを抑制することができ、貼り合わせ品質の向上を図ることができる基板貼合装置を提供する。
本発明の一態様によれば、複数の基板の貼り合わせ面同士を貼り合わせる基板貼合装置であって、平坦な載置面を有し、前記載置面に第1の基板を載置する載置部と、前記載置部に載置された前記第1の基板と所定の間隔をあけて対峙させた第2の基板の周縁部を支持する基板支持部と、前記載置部の周辺に設けられ、前記載置部に対する前記第1の基板の位置を変化させる位置変化部と、を備え、前記載置部の周縁部は、載置された前記第1の基板の周縁部よりも前記載置部の中央部側に位置することを特徴とする基板貼合装置が提供される。
本発明によれば、貼り合わせ時にボイドなどが発生することを抑制することができ、貼り合わせ品質の向上を図ることができる基板貼合装置が提供される。
本実施の形態に係る基板貼合装置を例示するための模式図である。 基板貼合装置と搬送装置と格納装置との関係を例示するための模式レイアウト図である。 比較例に係る載置部を例示するための模式図である。 基板の支持状態を例示するための模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について例示をする。
図1は、本実施の形態に係る基板貼合装置を例示するための模式図である。
なお、図1は、図2におけるA−A矢視断面図である。
図2は、基板貼合装置と搬送装置と格納装置との関係を例示するための模式レイアウト図である。
図3は、比較例に係る載置部を例示するための模式図である。
図4は、基板の支持状態を例示するための模式図である。
図1に示すように、基板貼合装置1には、処理容器11、載置部12、基板支持部13、押圧部14、排気部15、位置変化部16、検出部17が設けられている。
処理容器11は、気密構造となっており大気圧よりも減圧された雰囲気を維持可能となっている。処理容器11の側壁には、基板W1、基板W2の搬入搬出を行うための開口部11aが設けられ、開口部11aを気密に開閉可能な開閉扉11bが設けられている。また、処理容器11の底部には、処理容器11内の排気をするための開口部11cが設けられている。
処理容器11の内部には、貼り合わされる一方の基板W1(第1の基板)を載置する載置部12が設けられている。すなわち、孔などが設けられていない平坦な載置面12aを有し、載置面12aに基板W1を載置する載置部12が設けられている。
図1に示すように、載置部12の寸法D1は、載置される基板W1の寸法D2よりも小さくなっている。すなわち、載置部12の周縁部は、載置された基板W1の周縁部よりも載置部12の中央部側に位置するようになっている。そのため、基板W1の周縁部を載置部12の周縁部から突出させることができ、突出させた部分を後述する位置変化部16により支持させることができる。すなわち、位置変化部16を載置部12の周辺に設けるようにすることができるので、載置部12の載置面12aに孔などを設ける必要がなく、載置面12aを平坦面とすることができる。また、載置部12には、載置された基板W1を保持する静電チャックなどの図示しない保持部を設けるようにすることもできる。
図3に示すように、載置部120の載置面120aに、リフトピン160などが挿通する孔120bが設けられる場合がある。
このような場合には、載置面120aにあいた孔120bの部分において、載置された基板W1が支持されないことになる。そのため、この孔120bの部分において載置された基板W1が部分的に変形し、基板貼り合わせ後に孔120bに対応する部分にボイド130などが発生する要因となる。
そこで、本実施の形態においては、載置部12の寸法D1を載置される基板W1の寸法D2よりも小さくすることで、位置変化部16を載置部12の周辺に設けることができるようにしている。そのため、載置部12の載置面12aに孔などを設ける必要がなくなるので載置された基板W1が部分的に変形することを抑制することができ、ボイド130などの発生を低減させることができる。
処理容器11の内部であって、載置部12の周辺には貼り合わされる他方の基板W2(第2の基板)の周縁部を支持する基板支持部13が設けられている。すなわち、載置部12に載置された基板W1とは所定の間隔をあけて対峙させた基板W2の周縁部を支持する基板支持部13が設けられている。
基板支持部13には、支持爪13a、移動部13b、基部13cが設けられている。
支持爪13aは、基板W2の周縁部を支持する。そして、支持爪13aに基板W2を支持させることで、載置部12に載置された基板W1と対峙する所定の位置に基板W2が支持されるようになっている。
移動部13bは、基板W2を支持する位置と、基板W2の径外方向に退避した位置との間で支持爪13aを移動させる。移動部13bは、例えば、サーボモータやパルスモータなどの制御モータにより構成されるものとすることができる。
基部13cは、処理容器11の底部から立設され、その端部近傍に支持爪13a、移動部13bが設けられるようになっている。なお、支持爪13a、移動部13b毎に基部13cが設けられる場合を例示したがこれに限定されるわけではない。例えば、1つの基部13cに複数の支持爪13a、移動部13bが設けられるようにすることもできる。
また、基板支持部13の配設数には特に限定はないが、基板W2の周縁の3箇所以上に均等に割り付けられるようにすることが好ましい。その様にすれば基板W2の支持状態を安定させることができる。
また、後述する判定部17cからの判定情報に基づいて、基板W1と基板W2との相対的な位置を変化させる位置合わせ部13dが設けられている。位置合わせ部13dは、例えば、載置部12に載置された基板W1に対する基板W2の位置合わせを行うものとすることができる。この場合、位置合わせ部13dとしては、支持爪13aに支持された基板W2の外周縁を水平方向に押して基板W2の位置合わせを行うようなものを例示することができる。位置合わせ部13dは、例えば、サーボモータやパルスモータなどの制御モータにより構成された図示しない移動部により動作するものとすることができる。
押圧部14には、移動部14a、移動軸14b、パッド14cが設けられている。
押圧部14は、載置部12の載置面12aと対向させるようにして設けられている。また、押圧部14は、支持爪13aに支持された基板W2の略中央部をパッド14cにより押圧することができる様な位置に設けられている。
押圧部14は、支持爪13aに支持された基板W2の略中央部をパッド14cで押圧することにより基板W2を撓ませて、基板W1の貼り合わせ面の一部と基板W2の貼り合わせ面の一部とを接触させる。
移動部14aは、処理容器11の外部であって載置部12の載置面12aと対向する位置に設けられている。移動部14aは、サーボモータやパルスモータなどの制御モータにより構成されるものとすることができる。また、圧力制御された流体により駆動されるもの(例えば、エアシリンダなど)などにより構成されるものとすることもできる。
移動軸14bは、処理容器11の壁面を貫通するようにして設けられ、一方の端部側が移動部14aと接続されている。また、他方の端部側にはパッド14cが取り付けられている。
パッド14cの先端部分は、略半球状を呈しその基部は円柱状を呈している。パッド14cは、軟質の弾性体から形成され、押圧時に接触部分を点接触から面接触へと変化させることができるようになっている。そのため、押圧点(接合点)における応力を緩和させることができるので、基板W2の損傷を抑制することができる。また、ボイドの発生、割れや欠けの発生、擦り傷の発生、スリップなどによる位置ずれの発生などを抑制することもできる。パッド14cは、例えば、シリコンゴムやフッ素ゴムなどの軟質樹脂により形成されるものとすることができる。この場合、パッド14cをシリコンゴムあるいはフッ素ゴムから形成するものとすれば、基板W2が汚染されることを抑制することができる。
排気部15は、配管15aを介して開口部11cに接続されている。排気部15は、例えば、ドライポンプなどとすることができる。なお、基板W1と基板W2との貼り合わせは、必ずしも減圧雰囲気下で行う必要はなく、例えば、大気圧雰囲気下で行うこともできる。基板W1と基板W2との貼り合わせを減圧雰囲気下で行わない場合には、排気部15を設ける必要はなく、また、処理容器11をパーティクルなどの侵入が抑制される程度の気密構造とすればよい。なお、処理容器11を設けずに載置部12の載置面12aと対向させるように押圧部14を取り付けるための図示しない支持体を設けるようにすることもできる。図示しない支持体としては、例えば、略逆U字状を呈し、載置部12と基板支持部13とを跨ぐようにして設けられるものを例示することができる。
ただし、基板W1と基板W2との貼り合わせを減圧雰囲気下で行うようにすれば、基板W1と基板W2との間に空気が巻き込まれることによるボイド発生をより抑制することができる。
処理容器11の内部には、載置部12の周辺に設けられ、載置部12に対する基板W1の位置を変化させる位置変化部16が設けられている。なお、図1、図4に例示をした位置変化部16は、基板W1のみならず、載置部12に対する基板W(基板W1と基板W2とを貼り合わすことで形成された基板W)の位置を変化させることができる。位置変化部16は、後述するように、搬送装置20と載置部12との間における基板W1、基板Wの受け渡しなどを行う。
位置変化部16には、支持部16a、移動部16bが設けられている。
支持部16aは、基板の周縁部を支持する。また、支持部16aは、柱状を呈し、一方の端部側に傾斜部16cが設けられている。すなわち、支持部16aは、一方の端部側の先端になるほど載置部12の中央部から離隔するような方向に傾斜する傾斜部16cを有し、傾斜部16cにおいて基板の周縁部を支持するようになっている。
また、他方の端部側が移動部16bと接続されている。支持部16aは、載置部12の周辺であって、傾斜部16cによって基板W1、基板Wの周縁部を支持することができる様な位置に設けられている。
傾斜部16cは、例えば、図1、図4に示すように、テーパ状とすることができ、略円錐状、略角錐状、略円錐台状、略角錐台状などとすることができる。なお、傾斜部16cの形状はテーパ状に限定されるわけではなく、少なくとも基板W1、基板Wの周縁部に面する側が傾斜している様な形状であればよい。ただし、傾斜部16cをテーパ状とすれば、支持部16aが中心軸を中心として回転方向に動いた場合であっても基板W1、基板Wの周縁部に面する側が傾斜しているようにすることができる。
移動部16bは、基板W1、基板Wの受け渡しがされる位置(図1に例示をしたものでは上昇端)と、基板W1の載置がされる位置(図1に例示をしたものでは下降端)との間で支持部16aの位置を変化させるものとすることができる。移動部16bは、例えば、サーボモータやパルスモータなどの制御モータにより構成されるものとすることができる。
例えば、傾斜部16cにより基板W1、基板Wの周縁部を支持し、受け渡し位置まで基板W1、基板Wを上昇させることを例示することができる。この様にすれば、基板W1、基板Wと載置部12との間に後述するアーム21aを挿入することができるので、基板W1、基板Wの受け渡しを容易とすることができる。
また、受け渡し位置において、傾斜部16cにより基板W1の周縁部を支持することで基板W1を受け取り、これを下降させて支持されている基板W1を載置部12に受け渡すことを例示することができる。
また、支持部16aは、一方の端部側の先端になるほど載置部12の中央部から離隔するような方向に傾斜する傾斜部16cを有しているので、そのセンタリング作用により支持される基板W1、基板Wの位置合わせを行うことができる。そのため、載置部12、アーム21aへの受け渡し位置を安定させることができる。
なお、移動部16bにより支持部16aの位置を変化させるものを例示したが、支持部16aが固定され、載置部12の位置を変化させるものであってもよい。すなわち、位置変化部16は、基板W1や基板Wと載置部12との相対的な位置を変化させるものであればよい。
検出部17は、基板W1、基板W2の周縁部を検出することで基板W1、基板W2の位置を検出する。すなわち、検出部17は、載置部12に載置された基板W1の周縁部と、基板支持部13に支持された基板W2の周縁部と、において、基板W1と基板W2との相対的な位置を検出する。
また、検出部17は、判定部17cと電気的に接続されている。判定部17cは、検出部17からの検出情報に基づいて位置合わせの要否を判定する。
判定部17cにおいて位置合わせの必要があると判定された場合には、位置合わせ量などの判定情報が図示しない制御部に送られ、図示しない制御部により位置合わせ部13dを制御して、基板W1と基板W2との相対的な位置を変化させる。例えば、図1に例示をしたものの場合には、載置部12に載置された基板W1に対する基板W2の位置合わせが行われることになる。
検出部17としては、例えば、レーザセンサなどの光学式センサなどを例示することができる。この場合、図1に例示をしたもののように透過型の光学式センサとすることができる。検出部17を透過型の光学式センサとする場合には、例えば、投光部17aを処理容器11の底部側に設け、受光部17bを処理容器11の天井側に設けるようにすることができる。
検出部17の配設数には特に限定はないが、複数の検出部17を載置部12の周辺に均等に割り付けるようにすることが好ましい。その様にすれば基板W1、基板W2の位置に対する検出精度を向上させることができる。
前述したように、載置部12の寸法D1は載置される基板W1の寸法D2よりも小さくなっている。そのため、基板W1の周縁部を載置部12の周縁部から突出させることができるので、突出させた基板W1の周縁部を検出部17により容易に検出することができる。その結果、基板W1、基板W2の位置に対する検出精度を向上させることができる。
なお、検出部17は透過型の光学式センサに限定されるわけではない。例えば、反射型の光学式センサなどとすることができる。また、基板W1、基板W2を撮像し、撮像された画像データを画像処理することで基板W1、基板W2の位置を検出するようにすることもできる。この場合、載置部12の寸法D1が載置される基板W1の寸法D2よりも小さくなっているので、載置面12aからの反射光などを抑制することができる。そのため、誤検出などを抑制することができ、基板W1、基板W2の位置に対する検出精度を向上させることができる。
図1、図2に示すように、基板貼合装置1には、搬送装置20を介して格納装置30を接続することができる。
搬送装置20には、移載部21、フレーム22が設けられている。
移載部21は、基板貼合装置1と格納装置30との間における基板W1、基板W2、基板Wの搬送、受け渡しを行う。
移載部21には、関節を有するアーム21aが設けられ、アーム21aの先端には、基板W1、基板W2、基板Wを載置、保持可能な図示しない保持部が設けられている。また、アーム21aが備えられるアーム基台21cは移動部21bと接続されており、アーム基台21cは図2における矢印Bの方向に移動可能となっている。そのため、アーム21aを屈曲させるようにして伸縮させ、基板W1、基板W2、基板Wをアーム21aの先端に載置、保持し、基板W1、基板W2、基板Wを保持したまま図2における矢印Bの方向に移動可能となっている。また、基板W1、基板W2、基板Wの回転方向や上下方向の位置を調整する図示しない位置調整部や、アーム21aの基部を回転させてアーム21aの方向を変換させる図示しない方向変換部が設けられている。
フレーム22は、箱状を呈し、その内部には移載部21が設けられている。また、後述する基板格納部31〜33の正面とフレーム22の内部とが連通可能となるように、開口部22aがそれぞれ設けられている。そして、基板貼合装置1の開閉扉11bと対向する部分には搬入搬出部22bが設けられ、搬入搬出部22bを通して基板W1、基板W2、基板Wの搬入搬出ができるようになっている。なお、搬入搬出部22bに図示しない開閉扉を設けるようにすることもできる。
フレーム22の天井部分には、フィルタ22dと送風ファン22eとが設けられている。そのため、送風ファン22eによりフィルタ22dを介して外気をフレーム22の内部に導入させることができる。その結果、フレーム22の内部の圧力を高めることができるので、フレーム22内へパーティクルなどが侵入することを抑制することができる。
図1、図2に示すように、格納装置30には、基板格納部31〜33、開閉部34が設けられている。
基板格納部31は、基板W1を格納する。基板格納部32は基板W2を格納する。基板格納部33は、貼り合わされた基板Wを格納する。
基板格納部31〜33は、同様の構成を有するものとすることができる。基板格納部31〜33は、基板W1、基板W2、基板Wをそれぞれ積層状(多段状)に収納可能なウェーハキャリアなどとすることができる。例えば、ミニエンバイロメント方式の半導体工場で使われている基板の搬送、保管を目的とした正面開口式キャリアであるFOUP(Front-Opening Unified Pod)などとすることができる。
開閉部34には、キャリアスタンド35、開閉扉36〜38、駆動部39が設けられている。
キャリアスタンド35は、基板格納部31〜33の下方にそれぞれ設けられ、基板格納部31〜33を支持するようになっている。
駆動部39は、フレーム22の内部であってキャリアスタンド35の正面にそれぞれ設けられている。駆動部39は、開閉扉36〜38を昇降駆動することで、開口部22aの開閉を行う。すなわち、駆動部39は、開閉扉36〜38を昇降駆動することで、基板格納部31〜33の正面とフレーム22の内部との連通を制御する。
なお、搬送装置20、格納装置30は必ずしも必要ではなく、適宜設けるようにすることができる。
次に、本実施の形態に係る基板貼合装置1の作用について例示をする。
なお、一例として、搬送装置20、格納装置30が設けられている場合における基板貼合装置1の作用について例示をする。
まず、移載部21のアーム基台21cを基板格納部31の正面まで移動させる。なお、開閉扉36は駆動部39により開かれている。次に、アーム21aを屈曲させるようにして基板格納部31の方向に伸ばし、基板W1を受け取る。そして、アーム21aを屈曲させるようにして縮め基板格納部31から基板W1を取り出す。この際、貼り合わせ面を上方に向けて取り出される。
次に、アーム21aを180°回転させ、その向きを基板貼合装置1の方向に向ける。 そして、移載部21のアーム基台21cを基板貼合装置1の正面まで移動させる。次に、アーム21aを屈曲させるようにして基板貼合装置1の方向に伸ばし、基板W1を開口部11aから処理容器11の内部に搬入する。なお、開閉扉11bは図示しない駆動部により開かれている。
次に、移動部16bにより支持部16aを上昇させ、傾斜部16cに基板W1の周縁部を支持させることで基板W1を位置変化部16に受け渡す。そして、アーム21aを屈曲させるようにして縮め基板貼合装置1から退避させた後、移動部16bにより支持部16aを下降させて基板W1を載置部12に受け渡し、載置する。
次に、アーム21aを180°回転させ、その向きを基板格納部32の方向に向ける。 そして、移載部21のアーム基台21cを基板格納部32の正面まで移動させる。なお、開閉扉37は駆動部39により開かれている。次に、アーム21aを屈曲させるようにして基板格納部32の方向に伸ばし、基板W2を受け取る。そして、アーム21aを屈曲させるようにして縮め基板格納部32から基板W2を取り出す。この際、貼り合わせ面を下方に向けて取り出される。
次に、アーム21aを180°回転させ、その向きを基板貼合装置1の方向に向ける。 そして、移載部21のアーム基台21cを基板貼合装置1の正面まで移動させる。次に、アーム21aを屈曲させるようにして基板貼合装置1の方向に伸ばし、基板W2を開口部11aから処理容器11の内部に搬入する。
次に、アーム21aを下降させて基板W2を支持爪13aに支持させることで基板W2を基板支持部13に受け渡す。そして、アーム21aを屈曲させるようにして縮め基板貼合装置1から退避させる。
次に、検出部17により、基板W1、基板W2の周縁部を検出することで基板W1、基板W2の位置を検出する。
前述したように、支持部16aに設けられた傾斜部16cのセンタリング作用により支持された基板W1の位置合わせを行うことができる。しかしながら、載置部12に受け渡した際に僅かにずれる場合がある。また、さらに高い位置合わせ精度が求められる場合もある。
そのため、本実施の形態においては、検出部17により基板W1、基板W2の位置を検出し、判定部17cにおいて位置合わせの要否が判定される。位置合わせの必要があると判定された場合には、位置合わせ量などの判定情報が図示しない制御部に送られ、図示しない制御部により位置合わせ部13dを制御して、基板W1と基板W2との相対的な位置を変化させる。例えば、図1に例示をしたものの場合には、載置部12に載置された基板W1に対する基板W2の位置合わせが行われることになる。
次に、基板貼合装置1において基板W1、基板W2が貼り合わされる。
まず、開閉扉11bが閉じられ処理容器11が密閉される。そして、処理容器11内が排気される。
次に、押圧部14により、支持爪13aに支持された基板W2の略中央部がパッド14cで押圧される。パッド14cで押圧された基板W2は撓むので基板W1の貼り合わせ面の一部と基板W2の貼り合わせ面の一部とが接触する。
次に、移動部13bにより支持爪13aを退避方向に徐々に移動させる。支持爪13aを退避方向に移動させると、支持爪13aにより支持される部分が基板W2の周縁部側に移動するので、基板W2の周縁部の高さ方向の位置が下がることになる。そのため、基板W1の貼り合わせ面と基板W2の貼り合わせ面とが接触する部分(貼り合わされた部分)が中央部から周縁部に向けて拡大して行くことになる。そして、基板W2の周縁部が支持爪13aから外れると基板W1の貼り合わせ面と基板W2の貼り合わせ面とが全面において接触することになる。すなわち、基板W1と基板W2とが貼り合わされて基板Wが形成される。
次に、貼り合わされた基板Wが搬出され、基板格納部33に格納される。
まず、移動部16bにより支持部16aを上昇させ、傾斜部16cに基板Wの周縁部を支持させることで基板Wを位置変化部16に受け渡す。
次に、処理容器11内が大気圧雰囲気に戻され、開閉扉11bが開けられる。
そして、アーム21aを屈曲させるようにして基板貼合装置1の方向に伸ばし、傾斜部16cに支持された基板Wの下方にアーム21aを位置させる。
次に、移動部16bにより支持部16aを下降させて基板Wをアーム21aに受け渡す。そして、アーム21aを屈曲させるようにして縮め基板貼合装置1から基板Wを取り出す。
次に、アーム21aを180°回転させ、その向きを基板格納部33の方向に向ける。そして、移載部21のアーム基台21cを基板格納部33の正面まで移動させる。次に、アーム21aを屈曲させるようにして基板格納部33の方向に伸ばし、基板Wを格納する。なお、開閉扉38は駆動部39により開かれている。
以後、必要に応じて前述の手順を繰り返すことで基板W1、基板W2の貼り合わせを連続的に行うことができる。
本実施の形態においては、載置部12の寸法D1を載置される基板W1の寸法D2よりも小さくしているので、位置変化部16を載置部12の周辺に設けることができる。そのため、載置部12の載置面12aに孔などを設ける必要がなくなるので載置された基板W1が部分的に変形することを抑制することができ、ボイド130などの発生を低減させることができる。
また、載置部12の寸法D1は載置される基板W1の寸法D2よりも小さくなっているので、基板W1の周縁部を載置部12の周縁部から突出させることができる。そのため、突出させた基板W1の周縁部を検出部17により容易に検出することができる。その結果、基板W1、基板W2の位置に対する検出精度を向上させることができる。
また、載置面12aからの反射光などを抑制することができる。そのため、誤検出などを抑制することができ、基板W1、基板W2の位置に対する検出精度を向上させることができる。
この様に、位置合わせ精度の高い貼り合わせを行うことができるので、形成された基板Wの品質を向上させることができる。
また、支持部16aは、一方の端部側の先端になるほど載置部12の中央部から離隔するような方向に傾斜する傾斜部16cを有している。そのため、そのセンタリング作用により支持される基板W1、基板Wの位置合わせを行うことができる。その結果、載置部12、アーム21aへの受け渡し位置を安定させることができる。
以上、本実施の形態について例示をした。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、基板貼合装置1が備える各要素の形状、寸法、配置、数などは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、基板の貼り合わせを行う前に、所定の薬液などを用いて貼り合わされる基板を洗浄するようにすることもできる。
また、貼り合わされる基板はシリコン基板に限定されるわけではない。例えば、ガラス基板などとすることもできる。この場合、シリコン基板同士の貼り合わせ、ガラス基板同士の貼り合わせのみならず、シリコン基板とガラス基板との貼り合わせとすることもできる。
また、2枚の基板を貼り合わせるようにしたが、3枚以上の基板を貼り合わせることもできる。例えば、2枚の基板を貼り合わせた後、さらに基板を貼り合わせるようにすることができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 基板貼合装置、20 搬送装置、30 格納装置、11 処理容器、12 載置部、12a 載置面、13 基板支持部、13d 位置合わせ部、14 押圧部、15 排気部、16 位置変化部、16a 支持部、16b 移動部、16c 傾斜部、17 検出部、17a 投光部、17b 受光部、17c 判定部、D1 寸法、D2 寸法、W 基板、W1 基板、W2 基板

Claims (5)

  1. 複数の基板の貼り合わせ面同士を貼り合わせる基板貼合装置であって、
    平坦な載置面を有し、前記載置面に第1の基板を載置する載置部と、
    前記載置部に載置された前記第1の基板と所定の間隔をあけて対峙させた第2の基板の周縁部を支持する基板支持部と、
    前記載置部の周辺に設けられ、前記載置部に対する前記第1の基板の位置を変化させる位置変化部と、
    を備え、
    前記載置部の周縁部は、載置された前記第1の基板の周縁部よりも前記載置部の中央部側に位置することを特徴とする基板貼合装置。
  2. 前記位置変化部は、前記第1の基板の周縁部を支持する支持部を備えたことを特徴とする請求項1記載の基板貼合装置。
  3. 前記支持部は、先端になるほど前記載置部の中央部から離隔するような方向に傾斜する傾斜部を有し、
    前記傾斜部は、前記第1の基板の周縁部を支持することを特徴とする請求項2記載の基板貼合装置。
  4. 前記載置部に載置された前記第1の基板の周縁部と、前記基板支持部に支持された前記第2の基板の周縁部と、において、前記第1の基板と前記第2の基板との相対的な位置を検出する検出部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の基板貼合装置。
  5. 前記検出部からの検出情報に基づいて位置合わせの要否を判定する判定部と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との相対的な位置を変化させる位置合わせ部と、
    をさらに備え、
    前記位置合わせ部は、前記判定部からの判定情報に基づいて、前記第1の基板と前記第2の基板との相対的な位置を変化させることを特徴とする請求項4記載の基板貼合装置。
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