JP5628004B2 - 便座取付具 - Google Patents
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Description
保持手段を構成する受け部と係止部は、いずれも、筒部材の内部に収容されているので、上下方向において保持手段を配置可能な範囲は、便器本体の形状や大きさによる制約を受けずに済む。したがって、筒部材の上下寸法及び軸部材の上下寸法を小さく抑えることができる。また、受け部と係止部は、筒部材の全長の範囲内であればどの位置にでも配置することが可能であるから、受け部と係止部を筒部材の上端部に配置することにより、軸部材の上下寸法を、更に小さく抑えることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図11を参照して説明する。図1,2に示すように、昇降便座は、便座装置10と、便座装置10を便器本体80に対して昇降可能に取り付けるためのリフトアップ装置20とを備えて構成されている。
図4,6に示すように、便座取付具30は、便器本体80に取り付けた状態において軸線を上下方向に向けた状態で便器本体80に固定される筒部材40と、筒部材40内に挿入されることで上昇位置(図2,5,6を参照)と下降位置(図1,3,4を参照)との間で昇降可能にガイドされる軸部材60と、軸部材60を上方へ付勢するための圧縮コイルバネ73(本発明の構成要件である弾性部材)と、軸部材60を上昇位置に保持するための保持手段31と、昇降する軸部材60に対して抗力を付与するためのダンパー機構32とを備えて構成されている。
図4,6に示すように、筒部材40は、上下両端面が開放された円筒形をなす合成樹脂製の筒本体41と、筒本体41の上端側の開口部に取り付けられる合成樹脂製の筒用固定部材42と、筒本体41に対しその下端面の開口部を塞ぐように取り付けられる合成樹脂製のねじ込み部材48とを備えて構成されている。
図4,6,11に示すように、軸部材60は、筒部材40と同軸状の円柱形をなす金属製の軸本体61と、軸本体61の上端部に取り付けられる金属製の軸用固定部材65と、軸本体61の下端部に取り付けられる金属製のリング部材68と、ゴム製のシール部材71とを備えて構成されている。
軸部材60を筒部材40に取り付けた状態では、軸部材60が、筒部材40にガイドされて上昇位置と下降位置との間で上下動する。軸部材60の昇降ストロークの全領域において、軸部材60の下端部(係止部62とシール部材71を含む領域)は、常に、筒部材40の内部に収容されるのに対し、軸部材60の上端部(フランジ部66)は、常に、筒部材40の上方外部へ突出している。シール部材71は、軸部材60の昇降ストロークの全領域において、常に、筒部材40の縮径部45及び受けリング47よりも下方に位置して、筒本体41の内周に対して気密状に摺接する。一方、係止部62は、軸部材60が上昇位置にあるときには、受けリング47よりも上方に位置して、係止面64を受けリング47に対して上から係止させる状態となる。また、軸部材60が上昇位置よりも下方に位置するときには、係止部62は、受けリング47よりも下方に位置する。
筒部材40に対する軸部材60と圧縮コイルバネ73の組付けは、次の手順で行われる。筒本体41に受けリング47と筒用固定部材42を組み付けておくとともに、軸本体61にシール部材71とリング部材68を組み付けておく。次に、軸本体61を下方から筒本体41内に挿入し、軸本体61の上端部を筒本体41の上方へ突出させ、その軸本体61の上端部に軸用固定部材65を組み付ける。この後、圧縮コイルバネ73の上端部を下方から筒本体41内に挿入し、その圧縮コイルバネ73の下端部にねじ込み部材48の筒状突部50を嵌入する。そして、ねじ込み部材48により圧縮コイルバネ73を押して軸方向に弾縮変形させながら、ねじ込み部材48の雄ネジ部49を筒本体41の雌ネジ部51に螺合する。
本実施形態の昇降便座は、常には、便座装置10(支持部材13)と軸部材60を下降位置に保持した状態で使用される。支持部材13と軸部材60を下降位置に保持する手段としては、下プレート21に左右へのスライド可能に設けた操作部材(図示省略)の係止爪を、上プレート22の係止縁部(図示省略)に係止させる構造が用いられる。この係止状態は、操作部材をスライドさせて係止爪を係止縁部から外すことによって解除される。軸部材60と便座装置10が下降位置に保持されている状態では、圧縮コイルバネ73が最も弾縮させられているとともに、空気室72の容積が最小となっている。
便座装置10と軸部材60を上昇位置に保持するための保持手段31は、筒部材40の内周に径方向への弾性変位を可能に設けた受けリング47と、軸部材60の外周に設けた係止部62とを備えて構成され、受けリング47に対して係止部62が上から係止することで、軸部材60と支持部材13を上昇位置に保持し、上昇位置に保持されている軸部材60に対して受けリング47と係止部62の係止力を上回る下向きの外力を付与すると、受けリング47が径方向に弾性変位して係止部62との係止を解除するようになっている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、筒部材の下端部が便器本体の取付部よりも下方へ突出していたが、筒部材の下端部が取付部の内部に収容されていてもよい。
(2)上記実施形態では、軸部材の昇降ストロークの範囲内において、軸部材の下端部が、常に、筒部材の内部に収容された状態に保持されるようにしたが、軸部材が下降位置にあるときに、軸部材の下端部が筒部材の下端から下方へ突出する形態としてもよい。
(3)上記実施形態では、保持手段を構成する受けリングを筒部材の上端部に配置したが、上下方向における保持手段の位置は、筒部材の上端部(本実施形態の位置)よりも下方の位置であってもよい。
(4)上記実施形態では、受けリング(受け部)と係止部との係止を解除する際に、受けリングのみを弾性変形させるようにしたが、これに替えて、筒本体を合成樹脂製とし、受けリングと筒本体の両方を径方向へ弾性変形させるようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、受け部(受けリング)を筒部材とは別体の部品としたが、受け部は、筒部材に一体に形成されていてもよい。
(6)上記実施形態では、受け部(受けリング)を筒部材の内周から局部的に突出する形態としたが、受け部は、筒部材の内周を溝状に凹ませた形態や、筒部材の内径を段差状に変化させた形態としてもよい。この場合、係止部は、上記実施形態のように軸部材の外周から局部的に突出させた形態であれば、受け部に係止させることができる。
(7)上記実施形態では、係止部を軸部材に一体に形成したが、係止部は、軸部材とは別体の部品を軸部材に取り付けたものであってもよい。
(8)上記実施形態では、係止部を、軸部材の外周から局部的に突出する形態としたが、係止部は、軸部材の外周を溝状に凹ませた形態や、軸部材の外径を段差状に変化させた形態としてもよい。この場合、受け部は、上記実施形態のように筒部材の内周から局部的に突出させた形態であれば、係止部に係止させることができる。
(9)上記実施形態では、軸部材を上方へ付勢する手段として弾性部材(圧縮コイルバネ)を設けたが、弾性部材を設けず、手動で軸部材と支持部材を上昇させるようにしてもよい。
(10)上記実施形態では、圧縮コイルバネからなる弾性部材を、筒部材の底壁部と軸部材の下端面との間で挟むように設けたが、弾性部材は、軸部材の下端よりも上方に形成したバネ受けと、筒部材の底壁部との間で上下に挟むようにしてもよい。この場合、弾性部材は、軸部材に外嵌されるように設けられる。
13…支持部材
30…便座取付具
31…保持手段
40…筒部材
47…受けリング(受け部)
52…筒部材の底壁部
60…軸部材
62…係止部
73…圧縮コイルバネ(弾性部材)
80…便器本体
Claims (5)
- 便座を回動可能に支持する支持部材を、便器本体の上面側に昇降可能に取り付けるための便座取付具であって、
前記便器本体に対し軸線を上下方向に向けて固定される筒部材と、
前記支持部材に対し下方へ突出する形態で取り付けられ、前記筒部材内に挿入されることで前記支持部材と一体となって昇降可能にガイドされる軸部材と、
前記軸部材を上昇位置に保持するための保持手段とを備え、
前記保持手段は、
前記筒部材の内周に径方向への弾性変位を可能に設けたリング状の受け部と、
前記軸部材の外周に拡径して設けられた係止部とを備え、
前記受け部に対して前記係止部が上から係止することで、前記軸部材と前記支持部材を上昇位置に保持し、
上昇位置に保持されている前記軸部材に対して前記受け部と前記係止部の係止力を上回る下向きの外力を付与すると、前記受け部が径方向に弾性変位して前記係止部との係止を解除するようになっていることを特徴とする便座取付具。 - 前記筒部材は、リング状の前記受け部を保持することを可能とした保持部を備えていることを特徴とする請求項1記載の便座取付具。
- 前記保持部は、前記筒部材と、筒用固定部材とで形成されていることを特徴とする請求項2記載の便座取付具。
- 前記係止部は、上側が前記軸部材の軸線に対し上方に向かって次第に縮径するように傾斜した誘導面になっており、下側が四半円弧形状に湾曲した係止面になっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の便座取付具。
- 前記受け部は、弾性変形していない状態の内径が前記筒部材の内周上端部に形成されている縮径部の内径より小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の便座取付具。
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JP2010258728A JP5628004B2 (ja) | 2010-11-19 | 2010-11-19 | 便座取付具 |
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- 2010-11-19 JP JP2010258728A patent/JP5628004B2/ja active Active
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