JP5627769B2 - 調理用ベルト - Google Patents

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Description

本開示は、概して、調理用ベルトに関する。
食品業界では、特に、商業的に予め包装された、調理された食品またはレストラントに関して、事業者は、食品を均一に調理するより高速の方法に目を向けている。さらに、このような事業者は、清浄化作業を含む作業の効率化を試みており、従業員の負傷のリスクの低減を試みている。
一例において、商業的に予め包装された食品または商業的に予め調理された食品は、調理用ベルト上で調理することができる。別の例において、食肉は、下からの熱のみで平面上で調理することができる(すなわち、標準的なコンロの構造)。焦げ付き防止の調理面により、食品の調理面への焦げ付きを防止することができる。焦げ付きの減少は、調理された食品を表面から取り出すのに用いる労力を軽減する。焦げ付きの減少は、後に調理される食品が焦げ付かないように調理面からこすり落とすべき燃え滓も減少させる。しかしながら、焦げ付き防止面の使用の継続および磨耗により、焦げ付き防止特性は損なわれ得る。したがって、焦げ付き防止調理面に対するさらなる改良が求められている。
一実施形態において、グリル調理用ベルトは、第1および第2の主面を有する可撓性支持体と、第1の主面の上にある押し出されたフルオロポリマー層と、押し出されたフルオロポリマー層の上にある第2のフルオロポリマー層とを含み得る。第2のフルオロポリマー層は、鋳造されたフルオロポリマー層またはスカイビングされたフルオロポリマー層であり得る。
別の実施形態において、グリル調理用ベルトは、第1および第2の主面を有する支持体と、第1の主面の上にある第1のフルオロポリマーフィルムとを含み得る。支持体は、第1のバイアス角を有する第1の布帛と、第1の布帛に積層されるとともに、20°〜160°だけ第1のバイアス角と異なる第2のバイアス角を有する第2の布帛とを含み得る。
さらなる実施形態において、グリル調理用システムは、第1および第2のローラと、熱源と、第1および第2のローラの周りに巻きつけられたグリル調理用ベルトとを含み得る。グリル調理用ベルトは、互いに結合される第1および第2の端部を有し得る。さらに、グリル調理用ベルトは、第1および第2の主面を有する可撓性支持体と、第1の主面の上にある押し出されたフルオロポリマー層と、押し出されたフルオロポリマー層の上にある第2のフルオロポリマー層とを含み得る。第2のフルオロポリマー層は、鋳造されたフルオロポリマー層またはスカイビングされたフルオロポリマー層であり得る。
さらに別の実施形態において、グリル調理用ベルトを形成する方法は、第1および第2の主面ならびに第1および第2の端部を有する第1の可撓性支持体を提供する工程と、第1の主面の上にある第1のフルオロポリマー層を積層する工程と、押し出されたフルオロポリマー層の上にある第2のフルオロポリマー層を積層する工程とを含み得る。第1のフルオロポリマー層は、押し出しフィルムを含み得る。
なお別の実施形態において、グリル調理用ベルトを形成する方法は、第1および第2の主面ならびに第1および第2の端部を有する可撓性支持体を提供する工程と、第1のフルオロポリマーフィルムを押し出す工程と、第1のフルオロポリマーフィルムの上にある第2のフルオロポリマーフィルムを鋳造する工程と、可撓性支持体の第1の主面に第1のフルオロポリマーフィルムを積層する工程とを含み得る。
本開示は、添付の図面を参照することによって、よりよく理解され、その多くの特徴および利点が、当業者に明らかになり得る。
例示的なシート材料の断面の図を含む。 例示的な強化材料の図を含む。 例示的なシート材料の一部の断面の図を含む。 例示的な調理用ベルトシステムの図を含む。 例示的な調理用ベルトシステムの図を含む。
異なる図面中の同じ参照符号の使用は、類似または同一の品目を示す。
グリル調理用または調理用ベルトは、商業的に予め調理され、予め包装された食品の製造に使用されることが多い。調理用ベルトは、食品の調理のための連続プロセスに使用することができ、グリルなどの静止面における生産性を著しく向上する。しかしながら、ベルトの連続移動は、構成要素への応力を生じ、磨耗および最終的にはベルトの交換につながり得る。調理用ベルトは、最大で数百フィートの長さに延在し、このようなベルトの交換は複雑であり、時間がかかり、ひいては著しい生産の遅れを引き起こし得る。
一般に、ベルトは、調理面が食品を離す(release)能力が低下されたときに交換される。調理面の不具合の結果として、調理面に割れが形成されることが多い。上層の焦げ付き防止面と同じ剥離特性(release property)を有し得ない強化材料などの、調理用ベルトの下層の構成要素が、割れにより露出され得る。さらに、割れは、液体または油脂を閉じ込め、液体または油脂が強化材料の繊維に到達するための経路となり得る。液体または油脂が強化材料に一旦浸透すると、液体または油脂からの滓が、さらなる使用の際に強化材料を磨耗させ、ベルトの機械的特性を低下させ、ベルトの破損の可能性が生じ得る。
本出願人は、特定の場合、集束剤の型に応じて横方向または縦方向のいずれかに沿って延在する傾向がある割れが、横糸と縦糸とが重なる箇所に形成され得ることを発見した。割れは、ローラの周りのベルトの移動などによるせん断応力のために形成され得る。このような割れが広がった場合、油脂および他の液体が線維性支持体に浸み込み、強度および耐応力性が低下した脆いベルトになり得る。
特定の実施形態において、シート材料は、フルオロポリマーなどの低表面エネルギーポリマーを含む。このようなシート材料は、グリルシート、調理用ベルト、フィルム、コーティング、またはそれらの組合せの形態であり得る。一実施形態において、調理用ベルトとして特に適したシート材料は、強化材料と、強化材料の上にあるフルオロポリマーフィルムとを含む。一例において、フルオロポリマーフィルムは、伸張された(expanded)フルオロポリマーフィルムなどの押し出されたフルオロポリマーフィルムである。任意選択的に、スカイビングまたは鋳造されたフルオロポリマーフィルムが、押し出されたフルオロポリマーフィルムの上にあるように配置され得る。このような実施形態は、割れが広がるのを防ぎ、機械的特性およびベルト寿命の改善につながり得る。
図1に示される実施形態において、調理用シートなどのシート材料100は、強化材料110と、強化材料110の片側または両側で強化材料110の上にあるフルオロポリマー層104とを含む。上層102は、フルオロポリマー層104上に配置され、すなわちフルオロポリマー層104の上にあることができ、任意選択的に、底層114は、フルオロポリマー層104の下に配置され、すなわちフルオロポリマー層104の下にあり得る。本明細書に記載される際、「〜上に」または「〜の上にある」という用語は、調理面または食品などの、加熱される品目に接触することを意図された面に比較的近い位置を表すのに用いられる。「〜下に」または「〜の下にある」という用語は、調理面から比較的離れた位置を表す。
図示されるように、上層102は調理面108となる。上層102がない場合、フルオロポリマー層104が調理面108となり得る。さらに、底層114は、支持体またはローラに接触する接触面112となる。底層114がない場合、フルオロポリマー層104が接触面112となり得る。
任意選択的に、中間層116が、フルオロポリマー層104と上層102との間に配置され得、中間層118が、フルオロポリマー層104と底層114との間に配置され得る。特定の実施形態において、シート材料100は、中間層118および底層114を含まないことがあり、片面の積層体の形態である。
一例において、シート材料100は、閉ループ調理用ベルトなどの調理用ベルトである。調理用ベルトは、少なくとも3メートル、少なくとも10メートル、あるいは少なくとも30メートルなどの、少なくとも1mの長さ(最も長い直交寸法)を有し得る。さらに、調理用ベルトは、少なくとも30あるいは少なくとも100などの、少なくとも10の幅(2番目に長い直交寸法)に対する長さの比率として定義されるアスペクト比を有し得る。
強化材料110は、織物または不織物繊維強化材などの繊維強化材を含み得る。例えば、繊維強化材は、織布またはランダムに配向された繊維ストランドの交絡(intermeshing)であり得る。例示的一実施形態において、布帛は織物ガラス布である。別の例示的実施形態において、布帛は編物である。他の実施形態において、強化材は、特に、セラミック、プラスチック、または金属材料のメッシュあるいは複合材料のシートを含み得る。あるいは、強化材料110は、基材、典型的にシートの形態をとり得る。実施形態は、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテル−エーテルケトン、ポリアリールケトン、ポリフェニレンスルフィド、およびポリエーテルイミドなどの高融点熱可塑性プラスチック;熱硬化性プラスチック、特に、ポリイミドなどの高温で使用可能な熱硬化性樹脂;上記の熱可塑性プラスチックまたはガラス繊維、黒鉛、およびポリアラミドなどの同様の熱的に安定な樹脂および熱的に安定な強化材をベースとする被覆または積層された織物;プラスチックで被覆された金属箔;および金属化されたまたは金属箔で積層されたプラスチックフィルムで形成される支持体を使用し得る。さらに、例示的実施形態は、Kevlar(登録商標)またはNomex(登録商標)などのアラミド、フッ素化ポリマー、ガラス繊維、黒鉛、ポリイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリケトン、ポリエステル、またはそれらの組合せから選択される繊維で形成される織物および不織物材料を含む。特に、繊維強化材は、熱によって清浄化または前処理されたガラス繊維強化材を含む。あるいは、繊維強化材は、被覆されたガラス繊維強化材であり得る。特定の例において、ガラス繊維における繊維のそれぞれは、高分子コーティングで個別に集束(size)され得る。
一例において、強化材料110は布帛を含む。布帛は複数の糸106を含む。一例において、糸106は、布帛を形成するために織り合わされる。糸106は、均一に分配されているように図1に示されているが、糸106は、互いに束になっていてもよい。
特定の例において、糸106の各フィラメントは、糸106または布帛に組み込む前に前処理され得る。例えば、各フィラメントは、サイズコートで被覆され得る。特定の例において、サイズコートは、シランあるいはパーフルオロポリマーなどのフルオロポリマーとの結合を改善する他の疎水性または疎油性の化学薬品を含む。
布帛は、1.0オンス/平方ヤード〜12オンス/平方ヤードの重量、あるいは1.5オンス/平方ヤード〜10オンス/平方ヤードの重量などの、0.7オンス/平方ヤード〜15オンス/平方ヤードの範囲の重量を有し得る。布帛は、縦方向または横方向に、インチ当たり30〜70本の糸あるいはインチ当たり40〜65本の糸などの、インチ当たり20〜80本の糸の範囲の糸を有し得る。さらに、布帛は、2.0ミル〜12.0ミルの範囲、または特に、3.0ミル〜10.0ミルの範囲などの、1.0ミル〜15.0ミルの範囲の厚さを有し得る。
特定の実施形態において、強化材料は、複数の布帛層を含み得る。図2は、布帛層202、布帛層204、および布帛層214などの1つ以上の布帛層を含む強化材料200の図を提供する。布帛層202は、縦糸206および横糸208を含み得る。縦糸206は、ベルトの移動方向にほぼ平行に配向され得る。移動方向は、作業中にベルトが移動する方向であり得、ベルトの長さにほぼ平行であり得る。横糸208は、縦糸206にほぼ垂直におよび移動方向にほぼ垂直に配向され得る。
その代わりにまたはそれに加えて、強化材料200は、垂直から傾斜した横糸を含む布帛の1つ以上のシートを含み得る。例えば、布帛層204は、縦糸210および横糸212を含み得る。布帛層204は、横糸212が、縦糸に垂直でないように傾斜され得る。例えば、横糸212は、約15°〜約45°の角度などの、縦糸210によって示される縦方向に対して約10°〜約70°の角度で配向され得る。布帛層204は、左側に傾斜され得るか(縦糸と横糸との間に形成される最小の角度)は、縦方向に対して左側にある)または右側に傾斜され得る(最小の角度は、縦方向に対して右側にある)。一例において、布帛層214は、傾斜した横糸を含み得る。特に、布帛層214は、布帛層204の横糸と反対に傾斜した横糸を含み得る。例えば、布帛層204は、左側に傾斜され得、布帛層214は、右側に傾斜され得るか、あるいはその逆もあり得る。
一例において、異なる横糸配向を有する2つ以上の布帛層が、強化層を形成するために連結され得る。例えば、布帛層202および204は、例えば、接着剤を用いてまたは用いずに積層することによって、あるいは自己結合プロセスによって、互いに結合され得る。一例において、各布帛層は、フルオロポリマーコーティングで被覆され得る。特に、2つ以上の層が、フルオロポリマーまたは溶融接着剤フルオロポリマーの中間コーティングなどの中間フルオロポリマー層と結合され得る。別の例において、層は、フルオロポリマーで予め集束(pre−size)され、互いに熱積層され得る。さらなる例において、シラン接着剤などの接着剤が、層を互いに結合するために塗布され得る。さらなる例において、ガラス繊維層などの繊維層が、荷電ガス(charged gas)の存在下で自己結合され得る。
特定の実施形態において、強化材料200は、さらなる布帛層を含み得る。さらなる布帛層は、布帛層204と反対方向に傾斜され得る。例えば、布帛層204は、左側に傾斜され得、さらなる布帛層は、右側に傾斜され得る。特定の例において、布帛層204は、10°〜70°の範囲などの90°未満の、縦方向に対して布帛の左側に縦糸と横糸との間に形成される角度として定義されるバイアス角を有し得、布帛層214は、100°〜160°の範囲などの90°を超えるバイアス角を有し得る。例えば、布帛層204は、30°〜45°の範囲などの15°〜60°の範囲のバイアス角を有し得、布帛層214は、120°〜135°の範囲などの105°〜150°の範囲のバイアス角を有し得る。2つの布帛204および214の間のバイアス角の差は、60°〜90°の範囲などの、40°〜140°の範囲などの20°〜160°の範囲であり得る。このような実施形態において、強化材料200は、布帛層202を含むことがあり、または布帛層202を含まないことがある。
図1に戻ると、強化材料110は、フルオロポリマー層104中に組み込まれる。あるいは、フルオロポリマー層104は、強化材料110の両側に配置され得る。特に、フルオロポリマー層104は、調理面112の近くに存在し得る。
一実施形態において、フルオロポリマー層104はフルオロポリマーを含む。例示的なフルオロポリマーが、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、パーフルオロプロピルビニルエーテル、パーフルオロメチルビニルエーテル、またはそれらの任意の組合せなどの、ホモポリマー、コポリマー、ターポリマー、またはモノマーから形成されるポリマーブレンドで形成され得る。例示的なフルオロポリマーとしては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素化エチレンプロピレンコポリマー(FEP)、テトラフルオロエチレンとパーフルオロプロピルビニルエーテルとのコポリマー(パーフルオロアルコキシまたはPFA)、テトラフルオロエチレンとパーフルオロメチルビニルエーテルとのコポリマー(MFA)、エチレンとテトラフルオロエチレンとのコポリマー(ETFE)、エチレンとクロロトリフルオロエチレンとのコポリマー(ECTFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、およびフッ化ビニリデン(THV)を含むターポリマー、あるいはそれらの任意のブレンドまたは任意の合金が挙げられる。一例において、フルオロポリマーとしては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、パーフルオロアルコキシ(PFA)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、またはそれらの任意の組合せが挙げられる。特に、フルオロポリマーとしては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、パーフルオロアルコキシ(PFA)、またはそれらの任意の組合せが挙げられる。さらなる実施形態において、フルオロポリマーは、PTFEまたはFEPなどのパーフルオロポリマーであり得る。
特定の例において、フルオロポリマーとしては、パーフルオロポリマーが挙げられる。例えば、パーフルオロポリマーとしては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、パーフルオロアルコキシ(PFA)、あるいはそれらの任意のブレンドまたはコポリマーが挙げられる。特定の例において、フルオロポリマー層104は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含む。
上層102が、フルオロポリマー層104の上に形成され得、すなわちフルオロポリマー層104の上にあり得る。一例において、上層102は、パーフルオロポリマーなどのフルオロポリマーを含む。例えば、上層102は、PTFEを含み得る。別の例において、上層102は、熱可塑性の加工可能なフルオロポリマーを含む。例えば、上層102は、パーフルオロアルコキシ(PFA)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、あるいはそれらのブレンドまたはコポリマーを含み得る。
さらなる例において、上層102は、パーフルオロポリマーと第2のポリマーとのブレンドを含み得る。一例において、第2のポリマーとしては、シリコーンが挙げられる。シリコーンポリマーとしては、ポリシロキサンが挙げられる。例えば、シリコーンポリマーとしては、ポリアルキルシロキサン、フェニルシリコーン、フルオロシリコーン、またはそれらの任意の組合せが挙げられる。一例において、ポリアルキシロキサン(polyalkysiloxane)としては、ポリジメチルシロキサン、ポリジプロピルシロキサン、ポリメチルプロピルシロキサン、またはそれらの任意の組合せが挙げられる。特に、シリコーンポリマーは、予備硬化シリコーンポリマーの水性分散体から得られる。一例において、シリコーンポリマーは、水性分散体から得られ、予備硬化シリコーンを含み得る。特に、シリコーンポリマーは、末端基または架橋剤などの添加剤を含む予備硬化シリコーンの水性分散体から得られる。例えば、シリコーンポリマーは、Wacker CT27Eシリコーンゴム分散体など、Wacker−Chemie GmbH(Munchen,Germany)から入手可能な、またはDC2−1266シリコーンゴムなど、Dow Corningから入手可能なシリコーンポリマー分散体から選択され得る。特に、シリコーンは、食品と接触してまたは医療用途に使用され得るように配合され、本明細書において「少なくとも食品グレード」と称される。さらに、シート材料は、米国食品医薬品局(the United States of America Food and Drug Administration)によって許可されるように、少なくとも食品グレードであり得、食品と接触して使用され得る材料で形成され得る。
ブレンドは、ブレンドの固体の総重量を基準にして、0重量%〜40重量%の範囲などの0重量%〜80重量%の範囲の量でシリコーンポリマーを含み得る。例えば、ブレンドは、5重量%〜30重量%の範囲、10重量%〜30重量%の範囲、あるいは15重量%〜20重量%の範囲などの、2重量%〜30重量%の範囲の量でシリコーンポリマーを含み得る。さらに、ブレンドは、75重量%〜90重量%の範囲、あるいは80重量%〜85重量%の範囲などの60重量%〜100重量%の範囲の量で、パーフルオロポリマーなどのフルオロポリマーを含み得る。
フルオロポリマー層は、押し出されたフルオロポリマー、鋳造されたフルオロポリマー、またはスカイビングされたフルオロポリマーで形成され得る。押し出されたフルオロポリマーは、ペースト押し出しされ得、一軸延伸または二軸延伸などで、延伸され得る。少なくとも4:1の比率などの少なくとも3:1の比率で延伸される延伸フィルムは、本明細書において「伸張された」と称される。例えば、押し出されたフルオロポリマーは、伸張されたPTFE層であり得る。フルオロポリマー層は、強化材料110上に直接形成され得るかまたは別個の層として形成され、構造に積層され得る。
特定の例において、フルオロポリマー層は押し出しフィルムを含み、上層は、鋳造フィルムまたはスカイビングフィルムを含む。押し出しフィルムは、二軸伸張された層などの伸張されたフィルムであり得る。例えば、押し出しフィルムは、被覆された強化材料に積層され得る。フルオロポリマーのコーティングが、押し出されたフルオロポリマーフィルム上に鋳造されて、上層が形成され得る。あるいは、別個の鋳造フィルムが、押し出されたフルオロポリマー層上に積層され得る。特定の例において、層のそれぞれが、PTFEなどのパーフルオロポリマーで形成され得る。
例えば、図3は、押し出されたフルオロポリマーフィルム302と、押し出されたフルオロポリマーフィルム302の上にある鋳造またはスカイビングされたフルオロポリマーフィルム304とを含む、調理用ベルトなどのシート材料の部分300の断面図を示す。部分300は、フルオロポリマーで被覆された布帛などの被覆された強化材料に積層され得る。押し出されたフルオロポリマーフィルム302は、一軸または二軸のいずれかで伸張または延伸され得る。押し出されたフルオロポリマーフィルム302は、縦方向におけるフルオロポリマー分子306の高度な整列を示し得る。二軸延伸される場合、フルオロポリマー分子306は、実質的に2つの方向に整列され得る。フルオロポリマー分子306の整列は、整列の方向におけるフィルムの強度を高め得る。しかしながら、押し出されたフルオロポリマーフィルム302は、特に伸張される場合、高い透過性を有し得、非縦方向において弱くなり得る。鋳造またはスカイビングされたフルオロポリマーフィルム304中のフルオロポリマー分子308は、ランダムに配向され得る。特定の例において、フルオロポリマーフィルム304は、低い透過性を有し得る。得られる材料は、割れの形成および広がりの減少を示し、ベルトの寿命を延長し得る。
さらなる実施形態において、部分300は、さらなる層を含み得る。例えば、部分300は、他の押し出されたフルオロポリマーフィルム302の整列方向に対して所定の角度で整列するように適用された押し出されたフルオロポリマーフィルムを含み得る。例えば、2つの押し出されたフルオロポリマーフィルムの整列方向の間の角度は、約30°〜約60°などの約15°〜約75°であり得る。
一例において、押し出されたフルオロポリマーフィルム302は、約0.2ミル〜約3ミルの範囲の厚さを有し得る。例えば、フルオロポリマーフィルム302の厚さは、0.5ミル〜2ミルの範囲であり得る。
図1に戻ると、底層114は、フルオロポリマー層104の下に形成され得、すなわちフルオロポリマー層104の下にあり得る。一例において、底層114は、PTFEなどのパーフルオロポリマーなどのフルオロポリマーを含む。特定の例において、底層114は、熱可塑性の加工可能なフルオロポリマーを含む。例えば、底層114は、パーフルオロアルコキシ(PFA)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、またはそれらの組合せを含み得る。
一例において、底層114および上層102は、強化層110の両側の対称層となる。あるいは、底層114および上層102は、強化層110に関して非対称層となる。さらなる例において、シート材料100は、上層102および底層114の一方または他方、あるいはその両方を含み得る。
中間層116が、フルオロポリマー層104の上にあるように形成され得、中間層118が、フルオロポリマー層104の下にあるように形成され得る。一例において、中間層116または118は、フルオロポリマーで形成され得る。このフルオロポリマーは、フルオロポリマー層104のフルオロポリマーと異なり得る。一例において、中間層116または118のフルオロポリマーは、溶融可能なフルオロポリマーであり得る。
図示されないが、さらなる層が、フルオロポリマー層104と強化材との間、上層102の上、または底層114の下に含まれ得る。例えば、強化層110は、フルオロポリマーなどのポリマーで被覆される糸を含み得る。別の例において、さらなる被覆層が、フルオロポリマー層104と強化材との間または上層102の上に配置され得る。
さらなる代替例において、シート材料100は、強化材料110の下にある層およびコーティングを含まないことがあり、例えば、底層114を含まないことがある。このような例において、シート材料100は、布帛の集束剤(sizing)を除いて、強化層110の片側のみに層を含む片側積層体であり得る。特に、片側積層体の実施形態が、強化材料110との望ましい積層強度を示すことが発見された。
シート材料100は、望ましい特徴を示し得る。特に、シート材料100は、少なくとも5ミルなどの少なくとも2.5ミルの厚さを有する。例えば、シート材料100は、7.5ミル〜16ミルの範囲などの5ミル〜20ミルの範囲の厚さを有し得る。
さらに、シート材料100は、望ましい機械的特性を示す。例えば、シート材料100は、縦方向および横方向の両方において望ましい引張強度を有し得る。さらに、シート材料100は、望ましいトラペゾイド引裂強度(trapezoidal tear strength)を有し得る。さらに、シート材料100は、損傷(distress)後に、望ましい機械的特性を保持し得る。例えば、シート材料100は、望ましい耐折引張強度(crease tensile strength)およびトラペゾイド耐折引裂強度(crease trapezoidal tear strength)を示し得る。さらに、シート材料100は、望ましいMIT曲げ性能を示し得る。
特定の実施形態において、引張強度は、ASTM D902を用いて測定され得る。シート材料100は、少なくとも50ポンドなどの少なくとも30ポンドの、(長さにほぼ平行な)縦方向における引張強度を有し得る。具体的には、特に、ベルトの文脈において、シート材料は、少なくとも375PLI、あるいは少なくとも450PLIなどの、少なくとも300ポンド毎リニアインチ(PLI)の、縦方向における引張強度を有し得る。さらなる例において、(幅にほぼ平行な)縦方向または横方向における引張強度は、少なくとも65ポンド、あるいは少なくとも80ポンドなどの、少なくとも45ポンドであり得る。具体的には、特に、ベルトの文脈において、ベルト材料は、少なくとも275PLI、あるいは少なくとも300PLIなどの、少なくとも250PLIの、横方向における引張強度を有し得る。
シート材料100は、ASTM D4969によって修正した、ASTM D751に準拠して測定した際に望ましいトラペゾイド引裂強度を有し得る。例えば、縦方向におけるシート材料100のトラペゾイド引裂強度は、少なくとも4.0ポンドなどの少なくとも3.5ポンドであり得る。特に、ベルトの文脈において、ベルト材料は、少なくとも40ポンド、少なくとも60ポンド、あるいは少なくとも80ポンドなどの、少なくとも25ポンドの、縦方向における望ましいトラペゾイド引裂強度を有し得る。別の例において、シート材料100は、少なくとも25ポンド、少なくとも40ポンド、あるいは少なくとも60ポンドなどの、少なくとも15ポンドの、横方向におけるトラペゾイド引裂強度を有し得る。
さらに、シート材料100は、折り目付けなどの損傷後に、望ましい引張強度およびトラペゾイド引裂強度を示し得る。特に、引張強度およびトラペゾイド引裂強度は、折り目に対して平行にかけられる10ポンドのローラで1回折り目を付けた後に測定され得る。10ポンドのローラで折り目を付けた後の材料の引張強度は、耐折引張強度として表され、折り目を付けた後のトラペゾイド引裂強度は、トラペゾイド耐折引裂強度として表される。特に、シート材料100は、少なくとも15ポンド、あるいは少なくとも17ポンドなどの、少なくとも10ポンドの、縦方向における耐折引張強度を有し得る。さらに、シート材料100は、少なくとも1.0ポンドなどの少なくとも0.5ポンドのトラペゾイド耐折引裂強度を示し得る。
損傷下におけるシート材料100の耐久性は、MIT曲げ性能によっても特徴付けられ得る。例えば、シート材料100は、少なくとも15,000、少なくとも20,000、あるいは少なくとも25,000などの、少なくとも10,000のMIT曲げ性能を有し得る。MIT曲げ性能は、ASTM D2176−63Jの耐折試験に準拠して、1/2インチ幅の試験片において2ポンドで繰り返すことによって測定される。
さらなる例において、シート材料100は、低い透過性を示す。特に、シート材料100は、非多孔質であるか、あるいは押し出されたフルオロポリマーフィルムまたはパーフルオロポリマー/シリコーンブレンドを含む層などの多孔質であり得る層は、実質的に相互に結合されていないかまたは該当する層に限局された孔を含む。例えば、シート材料100は、ASTM D737に準拠して測定した際に、測定装置の感度の範囲内で約0立方インチ/分の透過性を有するなど、0.001立方インチ/分以下の透過性を有し得る。したがって、シート材料100は不透過性であり得る。特定の例において、強化層およびフルオロポリマーを含む層を含むシート材料100は、0.001立方インチ/分以下の透過性を有する。
さらに、シート材料100は、調理性能について試験したときによく機能する。特に、シート材料100は、油脂の吸い上げ(wicking)および油脂の炭化に耐性がある。一例において、吸い上げは、16時間より長時間、典型的に1週間、400°Fで、高温の油脂にシートを曝すことによって試験される。油脂が布帛または調理用シートに吸い上げられたとき、油脂は、布帛を炭化し、弱化させる傾向がある。さらに、油脂は、布帛および個々のフィラメントの両方を変色する傾向がある。上述したシート材料100の実施形態は、油脂の吸い上げをほとんどまたは全く示さず、油脂の炭化をほとんどまたは全く示さず、フィラメントまたは布帛の変色をほとんどまたは全く示さない。したがって、シート材料100の実施形態は、吸い上げの評価について合格評価(pass rating)を受ける。
さらなる実施形態において、シート材料は調理用ベルトを形成する。図4に示されるように、システム400が、ベルト402および熱源406を含む。ベルト402は、強化材料の上にあるフルオロポリマー層とともに、強化材料などの可撓性支持体を含む。調理用ベルトの外面は、伸張されたフルオロポリマーフィルムの上にある鋳造またはスカイビングされたフルオロポリマーフィルムを含み得る。制御ユニット410を用いて、熱源406によって与えられる熱の量に影響を与えることができる。特定の例において、ベルト材料100は、14ミル以下、あるいは8ミル以下などの、20ミル以下の厚さを有する。
特定の実施形態に示されるように、ベルト402は、閉ループベルトとなる。閉ループベルトは、ローラ404の周りに巻き付けられる。典型的に、ベルト402は、ローラ404の周りの経由(routing)およびローラ404の周りの連続的な回転運動を可能にするように可撓性である。可撓性支持体は、ベルト402の一部またはベルト402のほぼ全体を構成し得る。ベルト402は、留めひも(lacing)または留め具(clasp)機構408などの他の部分を含み得る。代替的な実施形態において、ベルトの端部は、溶融結合(melt fusing)などによって、留めひもまたは留め具機構なしで互いに結合され得る。
さらに、ベルト402は、上述した望ましい機械的特性を示す。例えば、ベルト402は、縦方向および横方向の両方において望ましい引張強度を有し得る。さらに、ベルト402は、望ましいトラペゾイド引裂強度を有し得る。さらに、ベルト402は、損傷後に、望ましい機械的特性を保持し得る。例えば、ベルト402は、望ましい耐折引張強度およびトラペゾイド耐折引裂強度を示し得る。さらに、ベルト402は、望ましいMIT曲げ性能を示し得る。
さらなる例において、シート材料は、図5に示されるシステム500などの2つのベルトシステムに使用され得る。例えば、シート材料は、ベルト502またはベルト508を形成するのに使用され得る。少なくともベルト502および任意選択的に、ベルト508の外面は、伸張されたフルオロポリマーフィルムの上にある鋳造またはスカイビングされたフルオロポリマーフィルムを含み得る。各ベルト(502または508)は、それぞれの熱源(506または510)によって加熱され得る。特定の例において、食品512は、ベルト(502または508)の間に配置され、調理され得る。一般に、ベルト(502または508)は、食品512におけるせん断を避けるために同じ速度で移動する。熱源(506または510)の性質および配置に応じて、食品512は、両側を同時に調理され得る。
シート材料は、分配される(dispensed)布帛に直接層を適用することによって、または布帛にフィルムを積層することによって、またはそれらの組合せによって形成され得る。例えば、伸張されたPTFEフィルムは、布帛の側部に積層され得る。スカイビングまたは鋳造によって形成されるフィルムは、伸張されたPTFEフィルム上に適用され、伸張されたPTFEフィルムに積層され得る。あるいは、層が、伸張されたPTFEフィルムを布帛に適用した後または伸張されたPTFEフィルムを布帛に適用する前のいずれかに、伸張されたPTFEフィルムに直接、鋳造され、または浸漬コーティングされ得る。
特に、本方法は、布帛などの強化材料を分配する工程と、強化材料の1つの側に伸張されたPTFEフィルムを適用する工程とを含み得る。鋳造されたPTFEフィルムまたはスカイビングされたPTFEフィルムが、伸張されたPTFEフィルム上に積層され得る。任意選択的に、本方法は、強化材料の1つの側において行われる。あるいは、本方法は、繰り返すことができ、または強化材料の第2の側に同時に行うことができる。
別の実施形態において、シート材料は、布帛を分配する工程を含む方法によって形成され得る。一例において、布帛は、個々に集束剤で被覆(size coat)されたフィラメントを含むガラス繊維布である。この布帛は、パーフルオロポリマーなどのフルオロポリマーを含む分散体に浸漬コーティングされ得る。過剰な分散体が、布帛から計量され得、フルオロポリマー分散体は、加熱されて、溶媒および界面活性剤を揮発させ、フルオロポリマーを固化することができる。被覆プロセスは、少なくとも2回、少なくとも3回、あるいは少なくとも4回など、1回以上行うことができる。フルオロポリマーフィルムが、被覆された布帛に積層され得、または層が、被覆された布帛の1つ以上の面に押し出されるかまたは鋳造され得る。
特定の例において、シート材料は、担体ウェブまたは強化材料(例えば、布帛)を、フルオロポリマーなどの低表面エネルギーの低摩擦係数材料で被覆するプロセスによって形成される。担体ウェブまたは強化材料は、ロールから与えられ、液体媒体中に分散されたフッ素化ポリマー粒子を含む懸濁液で少なくとも1つの側が被覆される。特定の一実施形態において、懸濁液は、界面活性剤が加えられたフルオロポリマー水性分散体を含む。あるいは、懸濁液は、界面活性剤を含まないことがある。
ブレードまたは計量ロッドが、担体ウェブから過剰の懸濁液を除去するように配置される。その際、懸濁液は乾燥され、焼結されて、担体ウェブ上に層が形成される。特定の実施形態において、被覆された懸濁液が、約150°F〜約300°Fの範囲の温度で乾燥され、約550°F〜約720°Fの範囲の温度で焼結される。任意選択的に、界面活性剤が、約500°F〜約600°Fの範囲の温度で加熱することによって焼結の前にコーティングから揮発され得る。層の厚さは、被覆プロセスを繰り返すことによって増加され得る。例示的一実施形態において、担体ウェブは、懸濁液で被覆され、懸濁液は乾燥され、焼結の前に、乾燥された懸濁液に第2のコーティングが塗布され得る。
例示的実施形態において、フッ素化ポリマーコーティングの厚さは、ほぼ約0.2〜12ミルである。例えば、厚さは、約0.5〜3ミルなどの約0.2〜4ミルであり得る。第2の層は、約0.1ミル〜3ミル、あるいは約0.1ミル〜1ミルなどの、約0.1ミル〜約5ミルの厚さを有し得る。
フルオロポリマーの第2の層が、第1の層上に適用され得る。例えば、第2の層は、第2のフルオロポリマーを含み得る。あるいは、第2の層は、第1の層上に層を押し出すことによって適用され得る。別の例において、第2の層が、熱積層などによって、第1の層に積層され得る。
フルオロポリマーの第3の層が、第2の層上に適用され得る。例えば、第3の層は、第3のフルオロポリマーを含み得る。第3の層は、第2の層上に押し出すかまたは鋳造することによって適用され得る。一例において、第3の層は、第1の層に第2の層を積層する前に、第2の層上に押し出されるかまたは鋳造され得る。別の例において、第3の層が、熱積層などによって、第2の層に積層され得る。例えば、第3の層は、第2の層に積層されるスカイビングされた層であり得る。第3の層は、第1の層に第2の層を積層する前、その後、またはほぼ同時に、第2の層に積層され得る。
さらなる実施形態において、調理用フィルムが、強化層の代わりに担体または押し出しフィルムを用いることによって、上述した方法を用いて形成され得る。被覆フィルムが、担体または押し出しフィルム上に形成される。担体への被覆の場合、被覆フィルムは、その後、担体から分離されて、自由形状の被覆フィルムが得られる。自由形状の被覆フィルムは、強化材料または押し出しフィルムに積層され得る。一例において、自由形状の被覆フィルムは、押し出しフィルムに積層され得、組合せが強化材料に積層され得る。別の例において、被覆フィルムで被覆された押し出しフィルムが、強化材料に積層され得る。さらなる例において、押し出しフィルムおよび自由形状の被覆フィルムが、別々に強化材料に積層され得る。上述の方法を用いた後、シート材料の端部を連結して、ベルトの外面が核生成構造を有する閉ループベルトを形成することによって、調理用ベルトが形成され得る。別の実施形態において、調理用シートは、コンベヤベルト上のカバーまたは調理用容器の裏張りとして適用され得る。さらなる例において、核生成構造を有する調理面は、層を噴霧コーティングすることによって適用され得る。
特に、シート材料、調理用フィルム、またはコンベヤベルトは、調理用途に使用するのに適した材料および構造で形成され、米国食品医薬品局(the United States Food of America and Drug Administration)によって少なくとも調理用途に認められない材料で形成されない。一例において、コンベヤベルトまたはフィルムは、市販の調理サービスに使用され得る。例えば、コンベヤベルトまたはフィルムは、ベーコン、鶏肉、混合肉製品、またはそれらの任意の組合せを調理するためなど、肉の調理プロセスに使用され得る。別の例において、フィルムが、水を沸騰させるのに使用される容器内に配置され得る。一般に、シート材料、調理用シート、またはフィルムは、飛び散り汚れ防止(low splatter)特性を有する焦げ付き防止調理面を形成するのに使用され得る。
シート材料の特定の実施形態は、望ましい技術的利点を示す。例えば、シート材料は、割れの形成および広がりに対する耐性を示す。特に、調理用ベルトは、延長された耐久性および耐引裂性を有する。さらに、被覆されたベルトは、折り目付け、油脂の吸い上げ、および炭化に対して耐性があり得る。後述されるように、試験は、望ましい調理性能について、厳しい条件下で耐久性を示した。したがって、調理用ベルトは、食品品質を維持する耐久性フィルムを提供する。
試験方法
耐折試験:耐折引張強度およびトラペゾイド耐折引裂強度が、折り目に対して平行にかけられる10ポンドのローラで1回、試料に折り目を付けた後に測定され得る。10ポンドのローラで折り目を付けた後の材料の引張強度は、耐折引張強度として表され、ASTM D902に準拠して測定され、折り目を付けた後のトラペゾイド引裂強度は、トラペゾイド耐折引裂強度として表され、ASTM D4969によって修正した、ASTM D751に準拠して測定される。
実施例1
比較例の試料1は、Silver 12(Saint Gobain Corporationから市販されている)である。
比較例の試料2は、Silver 10(Saint Gobain Corporationから市販されている)である。
比較例の試料3は、Ultra 3310(Saint Gobain Corporationから市販されている)である。
比較例の試料4は、FG214(Saint Gobain Corporationから市販されている)である。
PTFEの1パスコーティングを1080ガラス布に適用することによって、試料1を作製する。さらに、PTFEの2パスコーティングを、2116ガラス布に適用する。ガラス布を互いに積層し、PTFEのさらなる2パスコーティングを適用する。1.2ミルのフルオロポリマーフィルムを、ガラス布の1つの側に積層する。
PTFEの1パスコーティングを1080ガラス布に適用することによって、試料2を作製する。さらに、PTFEの2パスコーティングを、フルオロポリマー集束剤が糸に適用された7628ガラス布に適用する。ガラス布を互いに積層し、PTFEのさらなる2パスコーティングを適用する。1.2ミルのフルオロポリマーフィルムを、ガラス布の1つの側に積層する。
PTFEの1パスコーティングを1080ガラス布に適用することによって、試料3を作製する。さらに、PTFEの2パスコーティングを、128ガラス布に適用する。ガラス布を互いに積層し、PTFEのさらなる2パスコーティングを適用する。1.2ミルのフルオロポリマーフィルムを、ガラス布の1つの側に積層する。
PTFEの2パスコーティングを、フルオロポリマー集束剤が糸に適用された1080ガラス布に適用することによって、試料4を作製する。さらに、PTFEの4パスコーティングを、フルオロポリマー集束剤を有する7628ガラス布に適用する。ガラス布を互いに積層する。1.2ミルのフルオロポリマーフィルムを、ガラス布の1つの側に積層する。
5パスのPTFEコーティングを、フルオロポリマー集束剤が糸に適用された7628ガラス布に、適用することによって、試料5を作製する。PTFEコーティングを、ガラス布の1つの側に偏らせる。1.2ミルのフルオロポリマーフィルムを、被覆されたガラス布のより薄い側に積層する。
7パスのPTFEコーティングを適用することを除いて、試料5と同様に試料6を作製する。
フルオロポリマーフィルムが0.9ミルの厚さを有することを除いて、試料5と同様に試料7を作製する。
7パスのPTFEコーティングを、128ガラス布に適用することによって、試料8を作製する。PTFEコーティングを、ガラス布の1つの側に偏らせる。1.2ミルのフルオロポリマーフィルムを、被覆されたガラス布のより薄い側に積層する。
8パスのPTFEコーティングを適用することを除いて、試料8と同様に試料9を作製する。
7パスのPTFEコーティングを128ガラス布に適用することによって、試料10および11を作製する。PTFEコーティングを、ガラス布の1つの側に偏らせる。1.2ミルの鋳造されたフルオロポリマーフィルムと、0.3ミルの押し出されたフルオロポリマーフィルムとが、被覆されたガラス布のより薄い側を積層する。
7パスのPTFEコーティングを141ガラス布に適用することによって、試料12を作製する。PTFEコーティングを、ガラス布の1つの側に偏らせる。1.2ミルのフルオロポリマーフィルムを、被覆されたガラス布のより薄い側に積層する。
表1Aおよび1Bは、試料の性能を示す。
Figure 0005627769
Figure 0005627769
全般的な説明または実施例で上述した作業の全てが必要というわけではないこと、所定の作業の一部が不要であり得ること、および上述した作業に加えて1つ以上のさらなる作業が行われ得ることに留意されたい。さらにまた、作業が列挙される順序は、必ずしも作業が行われる順序であるとは限らない。
上記の明細書において、概念を特定の実施形態を参照して説明してきた。しかしながら、当業者は、以下の特許請求の範囲に記載の本発明の範囲から逸脱せずに様々な変更および変形を行うことができることを理解する。したがって、本明細書および図は、限定の意味ではなく例示の意味で考えられるべきであり、全てのこのような変更は、本発明の範囲内に含まれることが意図される。
本明細書において使用される際の用語「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」またはそれらの任意の他の活用形は、非限定的な包含を含めることが意図される。例えば、特徴の列挙を含むプロセス、方法、物品、または装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されるわけではなく、明示的に列挙されていないかあるいはこのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有の他の特徴を含み得る。さらに、相反する明示的な記載がない限り、「または」は、排他的な「または」ではなく包括的な「または」を指す。例えば、条件AまたはBは、以下のうちの1つによって満たされる:Aが真であり(または存在する)かつBが偽である(または存在しない)、Aが偽であり(または存在しない)かつBが真である(または存在する)、AおよびBの両方とも真である(または存在する)。
また、単数形(「a」または「an」)の使用が、本明細書に記載の要素および構成要素を説明するのに用いられる。これは、便宜上行われるに過ぎず、本発明の範囲の一般的な意味を与えるものである。この説明は、1つまたは少なくとも1つを含むものと読まれるべきであり、単数形はまた、複数でないことを意味することが明らかでない限り、複数形を含む。
利益、他の利点、および課題に対する解決策を特定の実施形態に関して上述した。しかしながら、利益、利点、課題に対する解決策、ならびに何らかの利益、利点、または解決策を想到させるか、またはそれらをより顕著にする何らかの特徴は、請求項のいずれかまたは全ての重要な特徴、必要な特徴、または本質的な特徴と解釈されるべきではない。
本明細書を読んだ後、当業者には、分かりやすくするために、別個の実施形態の文脈で本明細書に記載される特定の特徴が、単一の実施形態において組み合わせて提供されてもよいことが理解されよう。逆に、簡潔にするために、単一の実施形態の文脈で記載される様々な特徴が、別個に提供されても任意の副次的な組合せで提供されてもよい。さらに、範囲で記載される値への言及は、その範囲内のあらゆる値を含む。

Claims (15)

  1. 第1および第2の主面を有する支持体であって:
    第1のバイアス角を有する第1の布帛と;
    前記第1の布帛に積層されるとともに、20°〜160°だけ前記第1のバイアス角と異なる第2のバイアス角を有する第2の布帛と
    を含む支持体と;
    前記第1の主面の上にある第1の押し出されたフルオロポリマーフィルムと
    前記第1の押し出されたフルオロポリマーフィルムの上にある第2の鋳造またはスカイビングされたフルオロポリマーフィルム
    を含むグリル調理用ベルト。
  2. 前記支持体が、前記第1および第2のバイアス角と異なる第3のバイアス角を有する第3の布帛を含む、請求項1に記載のグリル調理用ベルト。
  3. 前記第1のフルオロポリマーフィルムが押し出しフィルムを含む、請求項1に記載のグリル調理用ベルト。
  4. 前記第1の布帛が、フルオロポリマー集束剤とともにガラス繊維からなる織物を含む、請求項1に記載のグリル調理用ベルト。
  5. 前記第1のフルオロポリマー層の前記フルオロポリマーが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、またはそれらの組合せである、請求項1に記載のグリル調理用ベルト。
  6. 前記第1のフルオロポリマーフィルムが、約0.2ミル〜約3ミルの範囲のフィルム厚さを有する、請求項1に記載のグリル調理用ベルト。
  7. 少なくとも約300PLIの、縦方向における引張強度を有する、請求項1に記載のグリル調理用ベルト。
  8. 少なくとも約250PLIの、横方向における引張強度を有する、請求項1に記載のグリル調理用ベルト。
  9. 少なくとも約40ポンドの、縦方向におけるトラペゾイド引裂強度を有する、請求項1に記載のグリル調理用ベルト。
  10. 少なくとも約25ポンドの、横方向におけるトラペゾイド引裂強度を有する、請求項1に記載のグリル調理用ベルト。
  11. 第1および第2のローラと;
    熱源と;
    前記第1および第2のローラの周りに巻きつけられたグリル調理用ベルトであって、前記グリル調理用ベルトが、互いに結合される第1および第2の端部を有し、前記グリル調理用ベルトが:
    第1および第2の主面を有する可撓性支持体と;
    前記第1の主面の上にある押し出されたフルオロポリマー層と;
    前記押し出されたフルオロポリマー層の上にある鋳造またはスカイビングされたフルオロポリマー層とを含むグリル調理用ベルトと
    を含むグリル調理用システム。
  12. 第1および第2の主面ならびに第1および第2の端部を有する第1の可撓性支持体を提供する工程と;
    押し出しフィルムを含むとともに、前記第1の主面の上にある第1のフルオロポリマー層を積層する工程と;
    鋳造またはスカイビングされたフィルムを含むとともに、前記押し出されたフルオロポリマー層の上にある第2のフルオロポリマー層を積層する工程とを含む、グリル調理用ベルトを形成する方法。
  13. 前記第1および第2の端部を結合する工程をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記可撓性支持体が第1の織布を含むとともに前記第1の織布に積層される第2の織布を含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記第1の織布が第1のバイアス角を有し、前記第2の織布が第2のバイアス角を有し、前記第1および第2のバイアス角の差が、40°〜140°である、請求項14に記載の方法。
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