JP5627101B2 - エアバッグ - Google Patents

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この発明は、インフレータから噴出される膨張ガスにより膨張展開して、乗員を衝撃から保護すべく袋状に形成されたエアバッグであって、特に、乗員の状況に応じてエアバッグ内圧を調整できるようになしたエアバッグに関する。
従来、自動車などの車両には、当該車両が衝突などにより衝撃が加わった場合に、かかる衝撃から乗員を保護するエアバッグが設置されている。かかるエアバッグには、運転席や助手席に着座している乗員を保護するもののほか、後部座席に着座している乗員、或いは、車両が側面衝突したり横転した際の衝撃から乗員を、保護するもの等、種々のエアバッグが実用化されており、設置する場所に応じてエアバッグの形状などが異なっているが、その多くは、車両が衝突した際、インフレータより発生される高圧ガスにより袋状に形成されたエアバッグを膨張展開させて、衝突時の衝撃を吸収緩和することにより、衝撃から乗員を保護する構造が採用されている。
一方、かかるエアバッグ装置は、インフレータより噴出される高圧ガスにより瞬時に膨張し、その後所定の方向へ展開させる構造となっていることから、エアバッグに近接して着座する小柄な乗員などがエアバッグの初期膨張展開段階において早期に当接することになるが、反面、大柄な乗員などはエアバッグが初期膨張展開段階から後続膨張展開段階に至ってから当接することになる。
そこで、従来のエアバッグ技術においては、膨張展開したエアバッグの内圧を調整しようとして、エアバッグにベントホールの開口面積を可変に構成するベントホール可変手段を設けており、エアバッグの初期膨張展開段階では、かかるベントホールよりエアバッグ内に供給された膨張ガスを一部放出してエアバッグ内圧を調整できるようにしており、エアバッグが初期膨張展開段階から後続展開段階へ移行すると、エアバッグの展開状態に応じてベントホール可変手段によりベントホールを閉鎖して、ベントホールからの膨張ガスの放出を遮断するように構成している(特許文献1参照)。
このようなエアバッグにおけるベントホール可変手段として、特許文献1に記載された技術が知られている。かかる従来の技術によれば、エアバッグの側面パネルの初期展開位置に可変ベントホールを形成すると共に、その側面パネルの中央付近に折りひだからなるタック部(折り畳み部)を形成しており、一方、閉止部と切欠部とを有するスライドクロスを、その閉止部側端と脚部側端とが側面パネルの可変ベントホール及びタック部を挟むようにして、側面パネルの内側に固定して構成するものである。そして、初期状態においては、閉止部を蛇腹状に折り畳んで、切欠部を可変ベントホールに対向させておき、エアバッグが正常展開されたときには、タック部の離間により閉止部の折り畳みが解除されて、閉止部を可変ベントホールに対向させるようにしている。
そして、このように構成する従来の技術において、エアバッグは、膨張展開初期における初期展開段階では、その可変ベントホールを介してエアバッグにおける内外におけるガスの流通状態を許容する許容状態にすると共に、かかる初期展開段階以降の後続展開段階では、エアバッグの展開状態に応じて、許容状態と、その可変ベントホールを介するエアバッグの内外におけるガスの流通を抑制する抑制状態とを選択的に設定するようにしている。
特開2005−14861号公報
しかしながら、かかる従来の技術は、エアバッグの初期展開段階においては、可変ベントホールを介してエアバッグにおける内外のガス流通状態を許容する許容状態、すなわち、可変ベントホールを開口させた状態となっていることから、小柄な乗員がエアバッグに近接した状態でエアバッグが膨張展開して、エアバッグの乗員対向面(乗員拘束面)に当該乗員が当接したような場合には、開口したままの状態の可変ベントホールから膨張ガスが排気されることになる。
そこで、この発明は、上記従来の技術における課題に鑑み、エアバッグの膨張展開形状を初期展開段階では小さくして、小柄な乗員への負荷や不快感をできる限り抑制すると共に、エアバッグの初期展開段階以降後続展開段階においては、エアバッグの膨張展開形状を大きくして、大柄な乗員を確実に捕捉保護すべくなしたエアバッグを提供することを目的としている。
この発明に係るエアバッグは、自動車などの車両が衝突したような場合において、インフレータから噴出される膨張ガスにより膨張展開して、乗員を衝撃から保護すべく袋状に形成されたエアバッグであって、エアバッグに、所定の開口面積を有する第1のベントホールを穿設すると共に、第1のベントホールの開口面積が所定の開口面積より小さくるようにエアバッグに折りひだを形成することにより折り畳み部を設け、折り畳み部を仮止め状態で保持することによりエアバッグが全展開姿と共に中間展開姿を構成するようにしており、更に、第1のベントホールを覆い且つ折り畳み部に橋渡されるように帯状のテザーを設け、テザーの両端部が、折り畳み部を互いに挟んだ状態でエアバッグに取着されており、エアバッグが中間展開姿を呈している際には、テザーを弛ませることにより第1のベントホールを開口して前記エアバッグ内の膨出ガスを第1のベントホールより排気させるように構成されているのに対し、折り畳み部を解除してエアバッグが全展開姿を呈した際には、第1のベントホールが所定の開口面積になって、テザーをエアバッグの膨張によりテザーが伸展することにより第1のベントホールを閉塞するように構成したことを特徴とする。
かかる構成を有するこの発明は、エアバッグにおける初期展開段階においては、エアバッグに設けた折り畳み部が保持されていることから、エアバッグはその膨張展開時には比較的小形状の中間展開姿を呈していると共に、テザーが弛んでいることにより第1のベントホールが開口して膨張ガスを適宜排気していることから、比較的小柄な乗員が適宜調整された内圧で膨張展開するエアバッグにより押圧されることなく快適に捕捉保護されることになる。これに対して、エアバッグの膨張展開が初期展開段階から後続展開段階に移行すると、エアバッグに設けた折り畳み部が解除されることになって、エアバッグは比較的大形状の全展開姿を呈すると共に、テザーがエアバッグの膨張に従って伸展することにより第1のベントホールを閉塞することになって、エアバッグ内の膨張ガスの排気が抑制される抑制状態となり、比較的大柄な乗員を確実に保護することができることになる。
また、この発明に係る実施の形態は、上記発明におけるテザーに、第1のベントホールに連通する第1のベントホールの所定の開口面積より比較的小さな開口面積からなる第2のベントホールを形成して、エアバッグが全展開姿を呈している際に、第2のベントホールから第1のベントホールを介してエアバッグ内の膨張ガスを排気するように構成している。
かかる構成を有するこの発明に係る実施の形態においては、エアバッグが全展開姿を呈して乗員を保護している際に、乗員が当接してエアバッグを押圧したような場合には、第2のベントホールからエアバッグ内の膨張ガスを排気して当該内圧を適宜調整することができることになり、従来エアバッグ側に設けられていたベントホールを設ける必要がなくなる。
また、この発明に係る実施の形態は、上記発明における折り畳み部が、エアバッグの膨張展開時に乗員側となる乗員拘束面以外の部位に形成されるように構成している。
かかる構成を有するこの発明に係る実施の形態においては、特に、比較的小柄な乗員を保護するエアバッグの初期展開段階において、折り畳み部が乗員に当接させないことになって、乗員に違和感を与えることを防止することができる。
上記のように構成するこの発明は、エアバッグにおける初期展開段階においては、エアバッグに設けた折り畳み部が保持されていることから、エアバッグはその膨張展開時には比較的小形状の中間展開姿を呈していると共に、テザーが弛んでいることにより第1のベントホールが開口して膨張ガスを適宜排気していることから、比較的小柄な乗員が適宜調整された内圧で膨張展開するエアバッグにより押圧されることなく快適に捕捉保護されることになる。これに対して、エアバッグの膨張展開が初期展開段階から後続展開段階に移行すると、エアバッグに設けた折り畳み部が解除されることになって、エアバッグは比較的大形状の全展開姿を呈すると共に、テザーがエアバッグの膨張に従って伸展することにより第1のベントホールを閉塞することになって、エアバッグ内の膨張ガスの排気が抑制される抑制状態となり、比較的大柄な乗員を確実に保護することができることになる。
この発明の実施例1に係るエアバッグにおける中間展開姿を概略的に描画した側面図である。 図1におけるA−A断面図である。 同じくこの発明の実施例1に係るエアバッグにおける全展開姿を概略的に描画した側面図である。 図3におけるB−B断面図である。 図2の要部拡大断面図である。 図4の要部拡大断面図である。 この発明の実施例2に係るエアバッグにおける中間展開姿を概略的に描画した側面図である。 図7におけるC−C断面図である。 同じくこの発明の実施例2に係るエアバッグにおける全展開姿を概略的に描画した側面図である。 図9におけるD−D断面図である。 この発明の実施例3に係るエアバッグの要部を描画した拡大図である。 この発明の実施例4に係るエアバッグの要部を描画した拡大図である。
この発明に係るエアバッグは、エアバッグの膨張展開形状を初期展開段階では小さくして、小柄な乗員への負荷や不快感をできる限り抑制すると共に、エアバッグの初期展開段階以降後続展開段階においては、エアバッグの膨張展開形状を大きくして、大柄な乗員を確実に捕捉保護すべくなすべく構成している。
次に、この発明のエアバッグ装置に係る実施例について、図を用いて説明する。
先ず、図1から図6を用いて、この発明に係る実施例1に係るエアバッグの構成について説明する。この発明に係る実施例1に係るエアバッグ1は、例えば、インストルメントパネルに設置される助手席用エアバッグ装置に使用するものとして2枚の基布を重ね合わせてこれらの外周端部を縫製或いは接着などすることによって袋状に形成することにより構成している。かかるエアバッグ1は、外周面が膨張展開状態において乗員に対向する面が乗員拘束面1aと側面1b或いは上面1cや下面1dからなるその他の外周面を有して立体的に膨張展開するように構成されている。
そして、エアバッグ1の乗員拘束面1aに対向する部位には、インフレータ2が装着されて、ガス導入口1eが形成されている。エアバッグ1の側面1bには、全周に渡って蛇腹状の折りひだを内方に向かって形成することによって、折り畳み部3が形成されている。かかる折り畳み部3は、縫製或いは接着などにより仮止めされ、エアバッグ1が膨張ガスの供給により所定の内圧になると、当該仮止め部が解除されるように形成することによって、エアバッグ1は、図3に示す全展開姿に対して図1に示す中間展開姿を呈するように構成されていることになる。
エアバッグ1の側面1bには、折り畳み部3を横切るように、図3に示すように比較的大きい所定の開口面積を有する第1のベントホール4が穿設されており、第1のベントホール4は、折り畳み部3の存在により、図1に示すように所定の開口面積より比較的小さくなるように構成されるようになっている。
第1のベントホール4は、図3に示す比較的大きな状態において、帯状のテザー5により覆われることによって閉塞されるようになっている。従って、テザー5は、折り畳み部3を交差して橋渡しされるようにエアバッグ1の側面1bに設けられており、テザー5の両端部は、折り畳み部3を互いに挟んだ状態で、エアバッグ1の側面1bに縫製或いは接着などにより仮止め状態で取着されている。
更に、テザー5は、図3に示すエアバッグ1の全展開姿を呈している際にはエアバッグ1の膨張により長手方向に伸展して、第1のベントホール4を覆い閉塞することになり(図6に示す状態)、また、図1に示すエアバッグ1の中間展開姿を呈している際には弛んだ状態となっていて、第1ベントホール4を開口するように構成されている(図5に示す状態)。
エアバッグ1の側面には、第1のベントホール4から離間した位置に、第1のベントホール4の開口面積に対して比較的開口面積が小さい第2のベントホール6が穿設されていて、第2のベントホール6は、図3に示す第1のベントホール4が閉塞状態において乗員が当接したような場合に、エアバッグ1内の膨張ガスを適宜外部に排気することによりエアバッグ1の内圧を調整して、乗員に不快感を与えないようにすることができる。
このように構成するこの発明の実施例1においては、エアバッグ1における図1に示す初期展開段階においては、エアバッグ1に設けた折り畳み部3が保持されていることから、エアバッグ1はその膨張展開時には比較的小形状の中間展開姿を呈していると共に、テザー5が弛んでいることにより第1のベントホール4が開口して膨張ガスを適宜排気していることから、比較的小柄な乗員が適宜調整された内圧で膨張展開するエアバッグ1により押圧されることなく快適に捕捉保護されることになる。
これに対して、エアバッグ1の膨張展開が初期展開段階から後続展開段階に移行すると、エアバッグ1に設けた折り畳み部3がエアバッグ1の膨張展開により仮止め部を解いて解除されることになって、エアバッグ1は図3に示す比較的大形状の全展開姿を呈すると共に、テザー5がエアバッグ1の膨張に従って伸展することにより第1のベントホール4を閉塞することになって、エアバッグ1内の膨張ガスの排気が抑制される抑制状態となり、比較的大柄な乗員を確実に保護することができることになる。この時、常時開口している第二のベントホール6は、乗員がエアバッグ1に当接したような場合には、エアバッグ1内の膨張ガスを適宜排気して、乗員に不快感を与えないようにしている。
従って、この発明に係る実施例1は、エアバッグ1の膨張展開形状を初期展開段階では小さくして、小柄な乗員への負荷や不快感をできる限り抑制すると共に、エアバッグ1の初期展開段階以降後続展開段階においては、エアバッグ1の膨張展開形状を大きくして、大柄な乗員を確実に捕捉保護することができることになる。
次に、図7から図12を用いて、この発明に係る他の実施例について説明する。図7から図10は、この発明に係る実施例2を示しており、上記実施例1におけるエアバッグ1に形成した第2のベントホール6は実施例2においてはテザー5に形成している。第2のベントホール6は、第1のベントホール4よりも小さな開口面積を有して形成されており、エアバッグ1が図9及び図10に示す全展開姿を呈している際にも、第1のベントホール4に連通して、エアバッグ1内の内圧を調整するように構成されている点相違しており、その他の構成は実施例1と同様である。
このように構成する本発明の実施例2においては、エアバッグ1における図7に示す初期展開段階においては、エアバッグ1に設けた折り畳み部3が保持されていることから、エアバッグ1はその膨張展開時には比較的小形状の中間展開姿を呈していると共に、テザー5が弛んでいることにより第1のベントホール4が開口して膨張ガスを適宜排気していることから、比較的小柄な乗員が適宜調整された内圧で膨張展開するエアバッグ1により押圧されることなく快適に捕捉保護されることになる。
これに対して、エアバッグ1の膨張展開が初期展開段階から後続展開段階に移行すると、エアバッグ1に設けた折り畳み部3がエアバッグ1の膨張展開により仮止め部を解いて解除されることになって、エアバッグ1は図9に示す比較的大形状の全展開姿を呈すると共に、テザー5がエアバッグ1の膨張に従って伸展することにより第1のベントホール4を閉塞することになって、エアバッグ1内の膨張ガスの排気が抑制される抑制状態となり、比較的大柄な乗員を確実に保護することができることになる。この時、第二のベントホール6が第1のベントホール4に連通していることから、第二のベントホール6は、乗員がエアバッグ1に当接したような場合には、エアバッグ1内の膨張ガスを適宜排気して、乗員に不快感を与えないようにしている。従って、第2のベントホール6は、実施例1のように、エアバッグ1側の形成する必要がなくなる。
従って、この発明に係る実施例2は、上記実施例1と同様に、エアバッグ1の膨張展開形状を初期展開段階では小さくして、小柄な乗員への負荷や不快感をできる限り抑制すると共に、エアバッグ1の初期展開段階以降後続展開段階においては、エアバッグ1の膨張展開形状を大きくして、大柄な乗員を確実に捕捉保護することができることになる。
図11に示す実施例3は、上記実施例1に対して変形例ともいうべき実施例であり、第1のベントホール4が折り畳み部3を挟んで離間した状態において、略半円状を呈する一対のホールから構成している。
また、図12に示す実施例4においては、上記実施例2に対して変形例ともいうべき実施例であり、第1のベントホール4が折り畳み部3を挟んで離間した状態および折り畳み部3を形成するエアバッグ1の領域内にそれぞれ設けた一対の半円状のホール及び四角形状ホールから構成している。すなわち、上記実施例1のような一つの大きな第1ベントボール6が形成されるものに比べて、半円形状のホールと四角形状のホールとの間に、いわば第1のベントホール6の短手方向(テザー5の短手方向)への拡開を規制する緩衝地帯が形成されていることになる。そして、上記実施例4においては、テザー5に形成した第2のベントホール6は、中央に存する四角形の第1のベントホール4及び両半円状の第1のベントホール6にそれぞれ連通するように3個組で構成されている。但し、必ずしも、第1のベントホール6は、3個組でなくてもよく、少なくとも、四角形の第1のベントホール6及び両半円状の第1のベントホール6、6のいずれか一つにしてもよい。
上記のように構成する実施例3及び実施例4においても、上記実施例1及び実施例2と同様な作用効果を奏するものである。
この発明は、エアバッグの膨張展開形状を初期展開段階では小さくして、小柄な乗員への負荷や不快感をできる限り抑制すると共に、エアバッグの初期展開段階以降後続展開段階においては、エアバッグの膨張展開形状を大きくして、大柄な乗員を確実に捕捉保護すべくなしたことから、インフレータから噴出される膨張ガスにより膨張展開して、乗員を衝撃から保護すべく袋状に形成されたエアバッグ、特に、乗員の状況に応じてエアバッグ内圧を調整できるようになしたエアバッグ等に好適であるといえる。
そして、この発明に係るエアバッグは、助手席用のエアバッグ装置に適用できるほか、運転席や後部座席用のエアバッグ装置、更には車両が側面衝突したり、横転した際の衝撃から乗員を保護するカーテンエアバッグ装置などに好適に適用することができる。
1 エアバッグ
1a 乗員拘束面
1b 側面(乗員拘束面以外の部位)
1c 上面(乗員拘束面以外の部位)
1d 下面(乗員拘束面以外の部位)
3 折り畳み部
4 第1のベントホール
5 テザー
6 第2のベントホール

Claims (3)

  1. 自動車などの車両が衝突したような場合において、インフレータから噴出される膨張ガスにより膨張展開して、乗員を衝撃から保護すべく袋状に形成されたエアバッグであって、
    前記エアバッグに、所定の開口面積を有する第1のベントホールを穿設すると共に、該第1のベントホールの開口面積が前記所定の開口面積より小さくるように前記エアバッグに折りひだを形成することにより折り畳み部を設け、該折り畳み部を仮止め状態で保持することにより前記エアバッグが全展開姿と共に中間展開姿を構成するようにしており、更に、前記第1のベントホールを覆い且つ前記折り畳み部に橋渡されるように帯状のテザーを設け、該テザーの両端部が、前記折り畳み部を互いに挟んだ状態で前記エアバッグに取着されており、前記エアバッグが中間展開姿を呈している際には、前記テザーを弛ませることにより第1のベントホールを開口して前記エアバッグ内の膨出ガスを前記第1のベントホールより排気させるように構成されているのに対し、前記折り畳み部を解除して前記エアバッグが全展開姿を呈した際には、前記第1のベントホールが前記所定の開口面積になって、前記テザーを前記エアバッグの膨張により前記テザーが伸展することにより前記第1のベントホールを閉塞するように構成したことを特徴とするエアバッグ構造。
  2. 前記テザーに、前記第1のベントホールに連通する該第1のベントホールの前記所定の開口面積より比較的小さな開口面積からなる第2のベントホールを形成して、前記エアバッグが全展開姿を呈している際に、前記第2のベントホールから前記第1のベントホールを介して前記エアバッグ内の膨張ガスを排気するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグの構造。
  3. 前記折り畳み部が、前記エアバッグの膨張展開時に乗員側となる乗員拘束面以外の部位に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエアバッグの構造。
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