JP5627053B2 - 永久磁石acモータのセンサーレス駆動方法 - Google Patents

永久磁石acモータのセンサーレス駆動方法

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Description

本発明はモータ駆動方法に関するもので、特にトルクの脈動を明らかに減らし、モータの効率を向上できる永久磁石ACモータのセンサーレス駆動方法に関するものである。
永久磁石ACモータは効率が高く、モータのパワー密度が大きい特徴を持っているが、このモータの運行には、電子部品によって構成されたモータ駆動装置がなければならない。目下、幅広く応用されている駆動方法としては、回転子位置センサー付きと回転子位置センサーレスの2種類に分けられており、センサー付き駆動は比較的実現し易いが、センサーの使用によってシステムのコストが高くなり、しかも、回転子位置センサーはモータの中に設置せざるを得なく、センサーの設置に必要とするスペースはモータ設計の上、考慮しなければならないので、この駆動方法は高性能小型モータの運行に適していない。
数多くの永久磁石ACモータ、特に小型モータの場合、安定した運行状態になると、その逆起電力(Back−emf)のタイムドメイン中の波形は正弦波となる。これらのモータの駆動電流は、タイムドメインにおける理想的な波形は正弦波形であるが、正弦電流波形は、センサーレス駆動方式ではなかなか実現できない。あらゆるセンサーレス駆動方法において、ブラシレスDC(BLDC)モータ駆動方法は、その電子回路が簡単で、信頼性が良いので、最も幅広く応用されている。しかし、このような駆動方法を使用する場合、モータの電磁トルクの脈動が大きくなり、モータのノイズと振動の原因となり、BLDC電流反転中において、電流の突然変化が大きいので、モータの回転中附加ノイズを発生させる。数多くの応用において、ノイズを減らすために、モータにダイナミック流体軸受又は滑り軸受を使っている。これらの軸受を使用する場合、モータの軸受使用によるノイズは小さくなるので、電流によって生じるノイズがモータ運行中、明らかになり、モータはこれらの電磁原因によって生じるノイズに対して非常に敏感になる。
本発明の技術方法を説明する前に、先ず本発明の構造について紹介するものとする。
伝統的なBLDC(ブラシレスDCモータ)方式駆動モータを使用する場合、1相当たりの電機子コイルは1サイクルにおいて、2つの120°のエリアには電流があって、この2つのエリアをこちらで駆動エリアと定義する。他の2つの60°のエリアには電流がないが、こちらで電気待機エリアと定義する。図1を参照。BLDC方式を使用する場合、電気待機エリアの場合、コイルには電流がないため、モータの高速回転の際、そのBack−emf(逆起電力)は測定し易く、Back−emfのゼロクロス点(ZCP, Zero Crossing Point) の測定を通じて回転子の位置を判断することができ、さらに、電機子電流の切り替え位置と電流の方向を判断することができる。このような駆動方式はホール素子のような位置センサーが要らなくなる。図1に示されているとおり、1サイクルにおいて、ZCPは0°や、60°、120°、180°、240°および300°などの回転子位置にて発生する。そのため、永久磁石ACモータの端子電圧を測定することによって、ZCP位置を判断することができ、従って、1サイクル上、6つの回転子位置を測定することができ、これらの方法によって、永久磁石モータのセンサーレスBLCD駆動方式を簡単に実現することができる。
図2に示されているのは、永久磁石モータ駆動システムの三相ブリッジ電気回路であるが、6つのパワー半導体素子とその保護用のダイオードによって当該電気回路が構成される。回転子位置が明らかになると、コントロールシステムを駆動して6つのパワー半導体のコントロール端子にスイッチ信号を発生させることによって、モータコイルは駆動エリアにおいて、必要とする駆動電流が得られる。
図2に示されているBLDC駆動回路を使用する場合、電機子コイルの駆動エリアと対応するように、それぞれのトライオードは1つ電気サイクルにおける導通時間は2つの120°の電気角度からなる。また、電機子コイルの電気待機エリアと対応するように、2つの導通エリア間の間隔は電気待機エリアは、幅が60°の電気角度からなる。例えば、A相の場合、QAHは(30°、150°)にて導通されるが、QALは(210°、330°)にて導通される。この2つのチューブの電気待機エリアは(330°、30°)と(150°、210°)である。永久磁石ACモータのBack−emfは正弦波であり、BLCD電流の過渡過程を無視する場合、モータの相電流が式(1)を満たすと、モータトルクの脈動は当該駆動方式での最小値となることが証明できる。そのトルクの波形は図7のとおりである。
Figure 0005627053
式(1)中、Emは相電位の最大値、Rは電機子コイルの相抵抗、Uは駆動DC電圧である。
電流の過渡過程を無視しないと、BLDCの駆動方式はモータトルクの脈動をさらに明らかにさせる。1つのBLDC駆動方式を使用した永久磁石ACモータの電流と電磁トルクの典型的な実例は図3のとおりである。明らかなことに、これらの電磁トルクは我々の期待する定常なトルクではなく、中に含まれている脈動トルクはモータの運行中ノイズと振動を発生させる。
磁気回路の非線形特性を考慮しない場合、三相の永久磁石ACモータの運行はABC電気回路のモデルで説明することができる。このモデルにおいて、モータの電気回路は4つのコイルによって構成される。電機子コイルの3つの相のコイルの他に、回転子によって生じる磁場は励磁コイルfで表示する。図4を参照。永久磁石鋼の特性によって、fコイルの励磁電流は定常値と認められる。
ABC電気回路モデルを利用して、永久磁石ACモータの電磁トルクは次の計算式で表示することができる。
Figure 0005627053
式(2)において、L、LとLおよびMab、MbcとMcaは、それぞれA、BとC相電機子の自己インダクタンスおよびそれらの相互インダクタンスである。Lfは励磁コイルの自己インダクタンスで、Maf、MbfとMcfは、それぞれ、励磁コイルとA、BとC相の電機子コイルとの間の相互インダクタンスである。
数多くの小型永久磁石ACモータの回転子は表面に永久磁石を設置する構造となっている。これらのモータの全ての自己インダクタンスと電機子コイルとの間の相互インダクタンスは回転子の位置と関係ないと認められるが、励磁コイルと電機子コイルとの間の相互インダクタンスと回転子の位置との関係は正弦関係である。そのため、式(2)に示された電磁トルクは次のとおり簡略化することができる。
Figure 0005627053
式中、
Figure 0005627053
さらに、
Figure 0005627053
つまり、三相コイルの感応によって生じるBack−emfは対称の正弦波である。以下、特別な説明がないと、永久磁石モータのBack−emfの計算式(5)に示されたのは正弦波である。このような永久磁石ACモータにおいて、電機子コイルの電流が空間的に対称の正弦量であれば、つまり、
Figure 0005627053
モータによって生じるトルクは、如何なる位置においてもいずれも定常値であることを証明することができ、モータの回転中トルクの脈動は発生しない。しかし、これらの正弦電流は、一部の特別な位置を除いて、モータのそれぞれのコイルの運行中においていつも電流があり、図1のような電気待機エリアは存在しない。と言うことで、回転子の位置判断が難しくなり、そのため、センサーレス永久磁石ACモータの駆動の実現が難しくなる。
本発明では、上記永久磁石ACモータ駆動に存在する問題を解決するために、準正弦波のセンサーレスAC駆動方法を提供するが、その駆動電流の波形は空間的対称性を示しており、モータ運行の際、コイルは30°の電機待機エリアと150°の駆動エリアがあって、前記150°の駆動エリアは5つの相がお互いに繋がる駆動サブエリアに均一に分けられる。
好ましくて、本発明の駆動方法には、また、駆動サブエリアの間隔点を確定するステップと準最適化電流を発生させるステップが含まれており、前記駆動サブエリアの間隔点を確定するステップは次のとおりである。
S1:ZCP信号によって生じる信号の上昇縁の触発によって、0°、120°、240°の回転子位置が決められ、ZCP信号によって生じる位置信号の下降縁の触発によって、60°、180°、300°の回転子位置が決められる。
S2:クロック信号を通じて、隣接のZCP信号によって生じる位置信号の上昇縁又は隣接のZCP信号によって生じる位置信号の下降縁の時間間隔は、四分の一の時間間隔によって、15°の空間間隔に対応する方法によって計算し、全ての駆動サブエリアの間隔点が決められる。つまり、15°、45°、75°、105°、135℃、165°、195°、225°、255°、285°、315°、345°など12の回転子位置が決められる。
さらに好ましくて、本発明の駆動方法において、前記準最適化電流は、次の計算式に示されたものと近似する方式によって発生される。
Figure 0005627053
さらに好ましくて、上記準最適化電流は、線形増幅器又はPWM( Pulse− Width Modulation、パルス幅変調)の調整によって発生される。
本発明の駆動方法を使用することによって、a.電流逆転の際生じる電流の突然変化を明に減らすことができ(図7の実験結果に比べて)、b.電流の駆動中生じるトルクの脈動を著しく減らすことによって、モータ運行中のノイズと振動を低減することができ(図9の実験結果を参照)、c.伝統的駆動方法中の60°の電機待機エリアを使用した場合に比べて、本発明を使用することによって電気待機エリアが30°に減少されたので、モータコイルの利用率が伝統的な駆動方法に比べて高くなり、モータの効率とパワー密度は、いずれも向上できる。
線形増幅器又はPWM調整方法の使用によって、安定で、信頼性のある準最適化電流が得られる。
図1は伝統的なBLDCモード駆動モータ電機子コイルの駆動エリアと電気待機エリアの見取図である。
図2は伝統的な永久磁石ACモータ駆動システムの三相ブリッジ電気回路図である。
図3は逆起電力が正弦波であるAC永久磁石モータが伝統的なBLDC駆動モードにおける電流および電磁トルク図である。
図4はAC永久磁石モータのABC電気回路のモデル図である。
図5は本発明の1つの最良な実施例の準最適化相電流のエリア定義見取図である。
図6は図5実施例の準最適化電流と伝統的なBLDC電流見取図を比較したものである。
図7は図5実施例のコントローラーの見取図である。
図8は図5実施例にてPWMを用いて準最適化駆動電流を発生させる際、永久磁石ACモータの電磁トルクの見取図である。
図9はPWMを用いてBLDC駆動電流を発生させる際、永久磁石モータの電磁トルクの見取図である。
図10は図5実施例において、永久磁石ACモータ運行の際、三相準最適化電流の見取図である。
電機子コイルおよびモータの特性を効果的に利用し、高性能のセンサーレス駆動を実現するために、こちらで、一種の特別な駆動方式を提出する。A相コイルのBack−emfを参考値とする。つまり、
Figure 0005627053
モータの運行の際、ドライバーに次の駆動電流組を発生させる場合、
Figure 0005627053
これらの三相電流の空間波形は図5のとおりで、空間的に対称性を示している。これらの電流の特徴としては、モータ運行に際、コイルは30°の電気待機エリアと150°の駆動エリアを持っており、電気待機エリアの幅はBLDCの60°より小さく、駆動エリアの幅は伝統的なBLDCの120°より大きいということである。次では、計算式(8)に示されている駆動電流を「準最適化電流」と呼ぶが、それと図1に示されたBLDC電流との他の区別としては、準最適化電流の駆動エリアはA、B、C、DとEなどの5つのサブ駆動エリアから構成されるということである。
式(8)と図5に示された駆動電流を使って、それによって生じる電磁トルクの波形を簡単に証明することができる。当該図には電流有効値が同様である情況でのBLDC電子トルクも示されている。この2種の電磁トルクを比べて見ると、式(8)に示されている準最適化電流は定常な電磁トルクを発生することができ、しかも、トルクの平均値が平均的に増えていることが証明できる。なぜならば、150°の駆動エリアを使用することによって、コイルの電磁トルクを発生させるエリアが伝統的な120°駆動エリアより大きくなるので、コイルの利用率が高くなり、これは、モータの効率およびモータのパワー密度が向上できるということを意味する。これらは我々の期待することである。また、大事なこととしては、コイルの運行の際、電気待機エリアが存在するため、我々はこの特徴を利用してセンサーレス駆動を実現することができる。精確な回転子の位置信号が得られるので、モータのセンサーレスの閉回路速度のコントロールが簡単に実現できる。
実際応用中、個々のサブエリアの間隔点、つまり、15°、45°、75°、105°、135℃、165°、195°、225°、255°、285°、315°、345°など12の回転子位置が精確に判断できれば、準最適化電流が簡単に発生できる。回転子の安定運行状態において、次の方法によって、これらの回転子の位置を判断することができ、対応する最適化電流を発生させることができる。
a.0°、120°、240°などの回転子の位置は、対応する電気待機エリアのコイルのZCP信号によって生じる信号の上昇縁の触発から簡単に定めることができ、60°、180°、300°などの回転子の位置は、対応する電気待機エリアのコイルのZCP信号によって生じる信号の下降縁の触発から簡単に定めることができる。
b.クロック信号を通じて、前の1ペアのZCP時間間隔tを算出且つ記録する。そのため、前のZCP触発信号が始まってからt/4の時間間隔に対応する空間間隔は15°となり、3tz/4の時間間隔に対応する空間間隔は45°となる。例えば、60°のZCP触発信号が得られると、0°〜60°の時間間隔を算出し、それをtと定義する。それから、当該触発信号以降のt/4の時間点において、回転子は75°の位置上に置かれている認められ、3tz/4の時間点において、回転子は105°の位置上に置かれていると認められる。このような方法によって、我々は比較的正確に全ての駆動サブエリアの間隔点を得ることができる。
c.各駆動サブエリアにおいて、計算式(8)を利用して、各コイルの電流を定めることができる。これらの電流は線形増幅器の増幅回路又はPWMの増幅回路によって実現することができる。
図6には、同時に一般ブラシレスモータの駆動電流と準最適化電流、および2種の電流によって生じるトルクを示している。図6から見れば、電流の逆転の際、準最適化電流はBLDC電流に比べて、突然変化が明らかに小さい。電流の逆転の際生じる電流の突然変化はモータのノイズの重要な原因であり、電流の突然変化の幅を減らすことによって、ノイズを低減することができる。そのため、準最適化電流は、電磁トルクの脈動によって生じるノイズを低減するだけでなく、電流の突然変化によって生じるノイズも低減することもでき、数多くの応用中において有益である。
本発明によって提出された準最適化電流駆動方式は非常に実現し易い。図7に示されているのは、この駆動方式を使用したコントローラーの見取図であり、伝統的なセンサーレスBLDC駆動回路に比べて、ほとんど変わらないが、各駆動サブエリアの位置を判断し、対応する準最適化駆動電流を生成させるために、信号処理器の計算方法は本発明に提出された計算方法を使わなければならない。
計算式(8)に示された準最適化電流は複数の方法で発生させることができるが、こちらでは、PWMパワー増幅電気回路を用いて実現する例を挙げて説明するものとする。駆動電流のモータ電磁トルクに対する影響を示すために、トルクリップル係数を定義する。
Figure 0005627053
1つの具体的な永久磁石ACモータを例に挙げて、PWMの影響を考慮しない情況の下で、準最適化電流のトルクリップル係数はゼロであるが、BLDCのトルクリップル係数は13.9%である。図8を参照。PWMの影響を考慮した場合、準最適化電流のトルクリップル係数は2%であるが、BLDCのトルクリップル係数は70%にも達している。図9を参照。そのため、準最適化電流は電磁トルクの脈動を低減する効果も非常に著しい。図10には当該モータが準最適化電流を使って駆動する場合、電流がモータ起動から定額速度に達するまでの電流の変化情況を示したものである。図から見れば、各相コイルの電機待機エリアははっきりとしているので、ZCPはセンサーレス駆動の際の回転子位置測定に使用することができる。
そのため、本発明に記載されている三相AC永久磁石モータ駆動方式を使用することによって、センサーレス駆動方式を実現することができ、電流の駆動中に生じるトルクの脈動を除去することができる。当該駆動方式は電流逆転の際に生じる電流の突然変化を減らすこともできるので、電流逆転によって生じるモータのノイズおよび振動も明らかに小さくなる。伝統的な駆動方法中、60°の電気待機エリアを使用した場合に比べて、本発明では30°の電気待機エリアを使用することによって、モータコイルの利用率が伝統的な駆動方式より高く、モータの効率とパワー密度を向上することができる。本発明のセンサーレス駆動方法は、インバーター起動や、電流ポジショニング起動およびインダクタンス測定起動などの伝統的な永久磁石ACモータの起動方法にも使えられる。
また、本発明の正弦波電流は式(8)に所定の方式によって生じる電流波形であり、式(8)の波形と類似するその他の波形であってもよろしい。つまり、式(8)中の係数√3/2をその他の近くの値に変えるか、或いは式(8)中のその他のパラメータ値をちょっとの修正をしても、本発明の目的に達成することができる。上記内容は具体的な実施例に合わせて本発明をさらに詳しく説明したもので、本発明の内容を具体的な実施例範囲に限定するものではない。本発明の技術分野に所属する技術者なら、本発明の構想を離れず、幾つかの簡単な推理又は取り替えなどを行うことができるが、これらはいずれも本発明の保護範囲に属すると見なす。

Claims (2)

  1. 駆動電流の波形は空間的対称性を示し、モータ駆動の際、コイルには30°の電気待機エリアと150°の駆動エリアがあり、前記150°駆動エリアは、5つのお互いに繋がる駆動サブエリアに均一に分けられる、永久磁石ACモータの準正弦センサーレスAC駆動方法であって、
    駆動サブエリアの間隔を確定するステップと永久磁石ACモータのコイルに流す準最適化電流を発生させるステップが含まれており、
    前記駆動サブエリアの間隔を確定するステップは、以下のステップS1,S2を含み;
    ステップS1:コイルに発生する逆起電力の上昇中におけるゼロクロス点によって、0°、120°、240°の回転子位置が決められ、コイルに発生する逆起電力の下降中におけるゼロクロス点によって、60°、180°、300°の回転子位置が決められる。
    ステップS2:クロック信号を通じて、隣接する上昇中におけるゼロクロス点と下降中におけるゼロクロス点の間の時間間隔から、この時間間隔の四分の一の時間間隔である15°の時間間隔を計算し、15°、45°、75°、105°、135°、165°、195°、225°、255°、285°、315°、345°の12の回転子位置が決められる。
    駆動サブエリアの始点と終点とするステップは、以下のステップS3,S4を含み;
    ステップS3;
    コイルに発生する逆起電力の上昇中におけるゼロクロス点の時間点を基準に、
    始点が当該ゼロクロス点から15°の時間間隔を経過した時間点とし、
    終点が当該ゼロクロス点から45°の時間間隔を経過した時間点とする、駆動サブエリアを定義するステップ。
    ステップS4;
    コイルに発生する逆起電力の下降中におけるゼロクロス点の時間点を基準に、
    始点が当該ゼロクロス点から15°の時間間隔を経過した時間点とし、
    終点が当該ゼロクロス点から45°の時間間隔を経過した時間点とする、駆動サブエリアを定義するステップ。
    前記永久磁石ACモータのコイルに流される電流は、次の計算式に定義される準最適化電流である、
    Figure 0005627053

    永久磁石ACモータの準正弦センサーレスAC駆動方法。
  2. 前記準最適化電流は線形の増幅器又はPWM調整によって発生されることを特徴とする請求項に記載の永久磁石ACモータの準正弦センサーレスAC駆動方法。
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