JP5626302B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信機が通信を行う通信システムに関するものである。
従来、給電システムにおいて、電力線に対して高周波交流電力を出力する高周波交流電源と、高周波交流電源から出力される高周波交流電力を電力線に対して非接触で電力線からそれぞれ受電する複数の通信機とを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、通信システムにおいて、通信信号が伝搬する平衡給電線と、平衡給電線から結合器を介して通信信号を受信するピックアップとを備えるものがある(例えば、特許文献2参照)。
国際特開第2007−029438号 特開2005−45327号
本発明者等は、上記特許文献1、2のシステムを基に、高周波電力、および通信信号が重畳して伝搬する電力線を備え、この電力線から電磁誘導により高周波電力、および通信信号を結合器を介して通信機が授受する通信システムについて検討したところ、高周波交流電力、および通信信号が、電力線のうち結合器以外の部分から電磁波として漏れてしまうという問題があることが分かった。
本発明は上記点に鑑みて、高周波交流電力、通信信号が電力線から漏れることを抑制するようにした通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1のアンテナ(12)から高周波交流電力を出力する第1の通信機(10)と、
前記第1のアンテナから出力される高周波交流電力を第2のアンテナ(22)を介して受信する受電回路(23)を有する第2の通信機(20)と、
前記第2のアンテナと前記受電回路との間に接続されている電力線(60)とを備え、
前記電力線のうち所定部位(60a)に対して前記第2のアンテナ側の第1の電力線は、半円弧状に形成される第1の半円弧部(61a、62a、63a)を有し、前記電力線のうち前記所定部位に対して前記受電回路側の第2の電力線は、半円弧状に形成される第2の半円弧部(61b、62b、63b)を有し、かつ前記第1、第2の半円弧部を組み合わせてループ状アンテナ(61、62、63)を形成し、
前記ループ状アンテナから出力される高周波交流電力を第3のアンテナ(32、42、52)を介して受信する第3の通信機(30、40、50)を備え、
前記第1、第2、第3の通信機のうち2つの通信機は、それぞれのアンテナを介して通信信号を送受信するように構成されている通信システムであって、
前記電力線のうち前記ループ状アンテナ以外の部分は、前記第1、第2の電力線でツイスト線を構成していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、電力線のうちループ状アンテナ以外の部分は、第1、第2の電力線でツイスト線を構成しているので、電力線のうちループ状アンテナ以外の部分から高周波交流電力、通信信号が電力線から漏れることを抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態における車両用通信システムの電気的構成を示す図である。 上記実施形態における車両用通信システムの作動を示す図である。 縦軸を空間伝送効率とし、ループ状アンテナの半径としたときのグラフである。 縦軸を空間伝送効率とし、クリアランスとしたときのグラフである。 上記実施形態における電力線、および各アンテナの寸法を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。図1に本発明に係る車両用通信システム1の一実施形態の電気的構成を示す。
本実施形態の車両用通信システム1は、通信機10をマスタとし、通信機20、30、40をスレーブとするマスタ−スレーブ方式の通信システムを構成する。
通信機10は、通信回路11、アンテナ12、および給電回路13を備える。通信回路11は、アンテナ12を介して通信信号を出力するとともに、アンテナ12を介して通信信号を受信する。本実施形態のアンテナ12としては、コイル状のアンテナが用いられている。給電回路13は、通信機20、30、40、50に電力を供給するために、アンテナ12を介して高周波交流電力を出力する。
通信機20は、通信回路21、アンテナ22、および受電回路23を備える。通信回路21は、アンテナ22を介して通信信号を出力するとともに、アンテナ22を介して通信信号を受信する。本実施形態のアンテナ22としては、コイル状のアンテナが用いられている。
ここで、アンテナ22の一方の電極22aは、通信回路21および受電回路23に接続され、アンテナ22の他方の電極22bは、電力線60を介して通信回路21および受電回路23に接続されている。このことにより、受電回路23およびアンテナ22の間に電力線60が接続されることになる。電力線60は、後述するように、通信機20、30、40に対する電力供給やループ状アンテナ61、62、63を構成する。
受電回路23は、アンテナ12から出力される高周波交流電力をアンテナ22を介して受信し、この受信される高周波交流電力を直流電力に変換してこの直流電力を通信回路21および電気負荷に供給する。
通信機30は、通信回路31、アンテナ32、受電回路33、蓄電回路34、送電回路35、および断線検出回路36を備える。通信回路31は、ループ状アンテナ61から受信される通信信号をアンテナ32を介して受信するとともに、アンテナ32から通信信号をループ状アンテナ61に出力する。本実施形態のアンテナ32としては、コイル状アンテナ(受信コイル)が用いられている。
受電回路33は、ループ状アンテナ61から受信される高周波交流電力をアンテナ32を介して受信し、この受信される高周波交流電力を直流電力に変換して蓄電回路34に出力する。蓄電回路34は、バッテリやコンデンサ等により直流電力を蓄える回路である。送電回路35は、蓄電回路34に蓄えられる直流電力に基づいて高周波交流電力をアンテナ32からループ状アンテナ61に出力する。断線検出回路36は、通信機10、30間の通信に応じて電力線60の断線の有無を検出する。
通信機40は、通信回路41、アンテナ42、および受電回路43を備える。通信回路41は、ループ状アンテナ62に対してアンテナ42から通信信号を出力するとともに、ループ状アンテナ62からアンテナ42を介して通信信号を受信する。
本実施形態のアンテナ42としては、コイル状アンテナ(受信コイル)が用いられている。
受電回路43は、ループ状アンテナ62から出力される高周波交流電力をアンテナ42を介して受信し、この受信される高周波交流電力を直流電力に変換してこの直流電力を通信回路41および電気負荷に供給する。
通信機50は、通信回路51、アンテナ52、および受電回路53を備える。通信回路51は、ループ状アンテナ63に対してアンテナ52から通信信号を出力するとともに、ループ状アンテナ63からアンテナ52を介して通信信号を受信する。本実施形態のアンテナ52としては、コイル状アンテナ(受信コイル)が用いられている。
受電回路53は、ループ状アンテナ63から出力される高周波交流電力をアンテナ52を介して受信し、この受信される高周波交流電力を直流電力に変換してこの直流電力を通信回路51および電気負荷に供給する。
ここで、通信機20の電気負荷は、通信機30、40、50の電気負荷に比べて大きくなっている。通信機20、30、40、50のそれぞれの電気負荷としては、例えば、車載空調装置を構成するサーボモータ等のアクチュエータが用いられている。
本実施形態の電力線60は、その長手方向の中間部位60aでアンテナ22側(受電回路23側)に折り返すように形成されている。そして、電力線60には、後述するように、高周波電力、および通信信号が重畳して伝搬するようになっている。
電力線60は、上述の如く、受電回路23およびアンテナ22の間に接続されている。
電力線60のうち中間部位60aに対してアンテナ22側の第1電力線は、半円弧状に形成される半円弧部61a、62a、63aを有している。半円弧部61a、62a、63aは、それぞれ離れて設けられている。
電力線60のうち中間部位60aに対して受電回路23側(或いは、通信回路21側)の第2電力線は、半円弧状に形成される半円弧部61b、62b、63bを有している。半円弧部61b、62b、63bは、それぞれ、離れて設けられている。
なお、図1中の第1電力線を便宜上、黒い太い線(黒塗り線)で記載し、図1中の第2電力線を便宜上白い太い線(白塗り線)で示している。
半円弧部61a、61bは、組み合わせてループ状アンテナ61を構成している。半円弧部62a、62bは、組み合わせてループ状アンテナ62を構成している。半円弧部63a、63bは、組み合わせてループ状アンテナ63を構成している。
次に、本実施形態の車両用通信システム1の作動について図2を参照して説明する。
まず、通信機10が電力の送電を開始する(ステップS100)。具体的には、給電回路13は、アンテナ12を介する高周波交流電力の出力を開始する。高周波交流電力は、アンテナ12から電磁波としてアンテナ22に出力される。この出力される高周波交流電力はアンテナ22で受信されると、この受信される高周波交流電力の一部は、受電回路23に供給される。つまり、通信機20が電力を受電されることになる(ステップS110)。
ここで、アンテナ22で受信された高周波交流電力のうち上記受電回路23に供給される電力以外の残りの電力は、電力線60を介してループ状アンテナ61、62、63から電磁波として出力される。
ループ状アンテナ61から出力される高周波交流電力は、アンテナ32を介して受電回路33に受信される。つまり、通信機30が電力を受電されることになる(ステップS120)。そして、受電回路33は、アンテナ32を介して受信された高周波交流電力を直流電力に変換して蓄電回路34に供給する。これにより、蓄電回路34が電力を蓄えることになる(ステップS130)。
ループ状アンテナ62から出力される高周波交流電力は、アンテナ42を介して受電回路43に受信される。つまり、通信機40が電力を受電されることになる(ステップS140)。
ループ状アンテナ63から出力される高周波交流電力は、アンテナ52を介して受電回路53に受信される。つまり、通信機50が電力を受電されることになる(ステップS140)。
このように通信機10が通信機20、30、40、50に対して高周波交流電力を供給することになる。
また、通信機10は、通信機20、30、40、50との間で通信を行う。
具体的には、通信機10の通信回路11は、通信機20、30、40、50を呼び出すための呼出信号を通信機毎に周期的に出力する。そして、通信回路11から出力される呼出信号は、アンテナ12から電磁波として出力される。この出力される呼出信号は、アンテナ22を介して通信機20の通信回路21で受信される。
これに伴い、通信機20の通信回路21は、応答信号をアンテナ22からアンテナ12に出力させる。この出力される応答信号はアンテナ12を介して通信機10の通信回路11で受信される。
また、アンテナ22で受信される呼出信号は、電力線60を介してループアンテナ61、62、63から出力される。
例えば、ループアンテナ61から出力される呼出信号は、アンテナ32を介して通信回路31で受信される。これに伴い、通信回路31は、応答信号をアンテナ32から出力する。この出力される応答信号は、ループアンテナ61で受信されると電力線60を介してアンテナ22に伝搬し、この伝搬した応答信号がアンテナ22からアンテナ12に出力される。この出力される応答信号は、アンテナ12を介して通信回路11に受信される。
例えば、ループアンテナ62から出力される呼出信号は、アンテナ42を介して通信回路41で受信される。これに伴い、通信回路41は、応答信号をアンテナ42から出力する。この出力される応答信号は、ループアンテナ62で受信されると電力線60を介してアンテナ22に伝搬し、この伝搬した応答信号がアンテナ22からアンテナ12に出力される。この出力される応答信号は、アンテナ12を介して通信回路11に受信される。
例えば、ループアンテナ63から出力される呼出信号は、アンテナ52を介して通信回路51で受信される。これに伴い、通信回路51は、応答信号をアンテナ52から出力する。この出力される応答信号は、ループアンテナ63で受信されると電力線60を介してアンテナ22に伝搬し、この伝搬した応答信号がアンテナ22からアンテナ12に出力される。この出力される応答信号は、アンテナ12を介して通信回路11に受信される。
また、通信機30の断線検出回路36は、電力線60(具体的には、電力線60のうちアンテナ22およびループアンテナ61間)の断線状態を監視する(ステップS140)。
例えば、通信機10から送信される呼出信号が通信回路31によって一定周期毎に受信されるときには、断線検出回路36は、電力線60のうちアンテナ22とループアンテナ61との間で断線が生じていないと判定する。
一方、通信機10から送信される呼出信号が通信回路31によって一定時間以上に亘って受信されないときには、断線検出回路36は、電力線60のうちアンテナ22とループアンテナ61との間で断線が生じていると判定する。
この場合、断線検出回路36が、蓄電回路34に蓄えられる直流電力に基づいて高周波交流電力をアンテナ32から出力させるように送電回路35を制御する。このとき、アンテナ32から出力される高周波交流電力は、ループアンテナ61で受信される。この受信される高周波交流電力は、電力線60を介してループアンテナ62、63に伝搬し、この伝搬される高周波交流電力がループアンテナ62、63から出力される。
ループ状アンテナ62から出力される高周波交流電力は、アンテナ42を介して受電回路43に受信される。つまり、通信機40が電力を受電されることになる。
ループ状アンテナ63から出力される高周波交流電力は、アンテナ52を介して受電回路53に受信される。つまり、通信機50が電力を受電されることになる。
このように電力線60に断線が生じても、通信機30から通信機40、50に高周波交流電力が供給されることになる。
以上説明した本実施形態によれば、通信システム1は、アンテナ12から高周波交流電力を出力する通信機10と、アンテナ12から出力される高周波交流電力をアンテナ22を介して受信する受電回路23を有する通信機20と、アンテナ22と受電回路23との間に接続されている電力線60とを備え、電力線60のうち中間部位60aに対してアンテナ22側の第1の電力線は、半円弧部61a、62a、63aを有し、電力線60のうち中間部位60aに対して受電回路23側の第2の電力線は、半円弧部61b、62b、63bを有し、かつ半円弧部61a、61bを組み合わせてループ状アンテナ61を形成し、半円弧部62a、62bを組み合わせてループ状アンテナ62を形成し、半円弧部63a、63bを組み合わせてループ状アンテナ63を形成し、ループ状アンテナ61、62、63から出力される高周波交流電力をアンテナ32、42、52を介して受信する通信機30、40、50を備え、通信機10と通信機20、30、40、50とは、それぞれのアンテナを介して通信信号を送受信するように構成されているであって、電力線60うちループ状アンテナ6162、63以外の部分は、第1、第2の電力線でツイスト線(ツイスト構造)を構成していることを特徴とする。
ここで、ツイスト線は、第1、第2の電力線を撚り合わせたケーブルである。このため、第1、第2の電力線から発生する磁界が打ち消しあう。したがって、電力線60のうちループ状アンテナ61以外の部分から高周波交流電力、通信信号が漏れることを抑制することができる。
本実施形態では、高周波交流電力の周波数は、当該通信システム1で定まる共振周波数に設定されている。このため、電力線60のうちループ状アンテナ61以外の部分から高周波交流電力が漏れることをより一層抑制することができる。
本実施形態では、通信機30、40、50は、電力線60に対して非接触で高周波交流電力、通信信号の授受を行う。このため、通信機30、40、50と電力線60との間を接続するためのコネクタなどの部材を用いる必要がない。
次に、本実施形態のループ状アンテナ61、62、63とアンテナ32、42、52との間の空間伝送効率K・Qについて図3、図4、図5を参照して説明する。
図3は、縦軸を空間伝送効率K・Qとし、ループ状アンテナ61の半径R(図中ループ半径Rと記す:図5(b)参照)としたときのグラフである。
ここで、空間伝送効率K・Qとは、ループ状アンテナ61(62、63)からアンテナ32(42、52)に対して電力が伝送される際の伝送効率のことである。
ループ状アンテナ61の半径Rが1.5mm〜4.5mmであるとき、空間伝送効率K・Qが50%以上になる。アンテナ32(受信コイル)の半径rを3mmとすると、ループ状アンテナ61の半径Rが0.5×r〜1.5×rの範囲内であるときに、空間伝送効率K・Qが50%以上になる。一方、ループ状アンテナ61の半径Rが0.5×r〜1.5×rの範囲から外れると、空間伝送効率K・Qが50%未満になる。
ここで、アンテナ32の半径rとは、アンテナ32の軸線方向に直交する断面の半径のことである。
ループ状アンテナ62、63における半径Rと空間伝送効率K・Qとの関係は
ループ状アンテナ61における半径Rと空間伝送効率K・Qとの関係と同じである。
つまり、ループ状アンテナ61(62、63)の大きさによってループ状アンテナ61(62、63)からアンテナ32(42、52)に伝送される高周波交流電力の電力量が設定されることになる。
図4は、縦軸を空間伝送効率K・Qとし、クリアランスg(mm)(図5(a)参照)としたときのグラフである。クリアランスgは、図5(a)に示すように、
ループ状アンテナ61とアンテナ32(受信コイル)との間の距離である。
クリアランスgが6mm以下であるときに、空間伝送効率K・Qが50%以上になる。アンテナ32(受信コイル)の断面の半径rを3mmとすると、クリアランスgが2×r以下(半径rの2倍以下)であるときに、空間伝送効率K・Qが50%以上になる。一方、クリアランスgが2×rよりも大きいときに、空間伝送効率K・Qが50%未満になる。
ループ状アンテナ62、63におけるクリアランスgと空間伝送効率K・Qとの関係は、ループ状アンテナ61におけるクリアランスgと空間伝送効率K・Qとの関係と同じである。
つまり、ループ状アンテナ61(62、63)のクリアランスgによってループ状アンテナ61(62、63)からアンテナ32(42、52)に伝送される高周波交流電力の電力量が設定されることになる。
以上により、ループ状アンテナ61(62、63)の大きさおよびクリアランスgとによってループ状アンテナ61(62、63)からアンテナ32(42、52)に伝送される電力量が設定されることになる。このため、通信機30、40、50の消費電力がそれぞれ相違する場合には、通信機30、40、50のそれぞれ電気負荷の大きさに応じてループ状アンテナの大きさおよびクリアランスgを設定してそれぞれ当該電力量を適量に設定することができる。これにより、通信機30、40、50に必要以上の電力量が供給されることを防ぐことができる。このため、通信機30、40、50において、過電流保護などの対策を施す必要がない。
なお、図5中の符号C1は、アンテナ12を構成するコンデンサである。符号C2は、アンテナ22を構成するコンデンサである。本実施形態のツイスト線のピッチaとして、12.5(mm)が用いられている。
(他の実施形態)
上記実施形態では、本発明の通信システムを車両に適用した例について説明したが、これに代えて、車載機器以外の機器(例えば、家庭用機器)に本発明の通信システムを適用してもよい。
上記実施形態では、通信機10をマスタとし、通信機20、30、40、50をスレーブとするマスタ−スレーブ方式の通信システムを構成した例について説明したが、通信機10、20、30、40、50によって、マスタ−スレーブ方式の通信システム以外の通信システムを構成してもよい。
上記実施形態では、通信機10と通信機20、30、40、50との間で通信を行う例について説明したが、これに代えて、通信機10、20、30、40、50のうちいずれか2つの通信機の間で通信を行うようにしてもよい。つまり、通信機20、30、40、50のうちいずれか2つの通信機の間で通信を行うようにしてもよい。
上記実施形態では、アンテナ12、22、32、42、52としてコイル状のアンテナを用いた例について説明したが、これに代えて、アンテナ12、22、32、42、52としてコイル状のアンテナ以外の各種のアンテナ(例えば、ループアンテナ)を用いてもよい。
上記実施形態では、電力線60で3つのループ状アンテナ(61、62、63)を設けた例について説明したが、これに限らず、電力線60で1つのループ状アンテナ、或いは2つのループ状アンテナを設けてもよい。或いは、電力線60で4つ以上のループ状アンテナを設けてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
1 車両用通信システム
10 通信機(第1の通信機)
11 通信回路
12 アンテナ(第1のアンテナ)
13 給電回路
20 通信機(第2の通信機)
21 通信回路
22 アンテナ(第2のアンテナ)
23 受電回路
30 通信機(第3の通信機)
31 通信回路
32 アンテナ(第3のアンテナ)
33 受電回路
34 蓄電回路
35 送電回路
36 断線検出回路
40 通信機(第3の通信機)
41 通信回路
42 アンテナ
43 受電回路
50 通信機(第3の通信機)
51 通信回路
52 アンテナ
53 受電回路
60 電力線
61 ループ状アンテナ
62 ループ状アンテナ
63 ループ状アンテナ

Claims (10)

  1. 第1のアンテナ(12)から高周波交流電力を出力する第1の通信機(10)と、
    前記第1のアンテナから出力される高周波交流電力を第2のアンテナ(22)を介して受信する受電回路(23)を有する第2の通信機(20)と、
    前記第2のアンテナと前記受電回路との間に接続されている電力線(60)とを備え、
    前記電力線のうち所定部位(60a)に対して前記第2のアンテナ側の第1の電力線は、半円弧状に形成される第1の半円弧部(61a、62a、63a)を有し、前記電力線のうち前記所定部位に対して前記受電回路側の第2の電力線は、半円弧状に形成される第2の半円弧部(61b、62b、63b)を有し、かつ前記第1、第2の半円弧部を組み合わせてループ状アンテナ(61、62、63)を形成し、
    前記ループ状アンテナから出力される高周波交流電力を第3のアンテナ(32、42、52)を介して受信する第3の通信機(30、40、50)を備え、
    前記第1、第2、第3の通信機のうち2つの通信機は、それぞれのアンテナを介して通信信号を送受信するように構成されている通信システムであって、
    前記電力線のうち前記ループ状アンテナ以外の部分は、前記第1、第2の電力線でツイスト線を構成していることを特徴とする通信システム。
  2. 前記高周波交流電力の周波数は、当該通信システムで定まる共振周波数に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記ループ状アンテナと前記第3のアンテナとの間の距離と、前記ループ状アンテナの大きさとによって前記ループ状アンテナから前記第3のアンテナに伝送される前記高周波交流電力の電力量が設定されることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記第3のアンテナは、コイル状アンテナであることを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記第3のアンテナの半径をrとすると、前記ループ状アンテナの半径は、0.5×rから1.5×rまでの間の寸法に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記ループ状アンテナと前記第3のアンテナとの間の距離は、前記第3のアンテナの半径の2倍以下の距離に設定されていることを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 2つの前記第3の通信機(30、40、50)を備え、
    前記電力線のうち前記第1の電力線は、少なくとも2つの前記第1の半円弧部(61a、62a、63a)を有し、前記電力線のうち前記第2の電力線は、少なくとも2つの前記第2の半円弧部(61b、62b、63b)を有し、前記2つの第1の半円弧部のうち一方の第1の半円弧部(61a)と前記2つの第2の半円弧部のうち一方の第2の半円弧部(61b)とを組み合わせて第1のループ状アンテナ(61)を形成し、
    前記2つの第1の半円弧部のうち他方の第1の半円弧部(62a、63a)と前記2つの第2の半円弧部のうち他方の第2の半円弧部(62b、63b)とを組み合わせて第2のループ状アンテナ(62、63)を形成し、
    前記2つの第3の通信機のうち一方の第3の通信機(30)は、前記第1のループ状アンテナ(61)に対応し、かつ前記2つの第3の通信機のうち他方の第3の通信機(40、50)は、前記第2のループ状アンテナ(62、63)に対応するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の通信システム。
  8. 前記一方の第3の通信機(30)は、前記第3のアンテナを介して受信される前記高周波交流電力に基づいて電力を蓄える蓄電回路(34)を備えることを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記一方の第3の通信機(30)は、
    前記蓄電回路(34)に蓄えられる電力に基づいて高周波交流電力を前記第3のアンテナから前記第1のループ状アンテナに出力する送電回路(35)と、
    前記電力線において前記第1のループ状アンテナ(61)と前記第2のアンテナ(22)との間で断線が生じたと判定したときに、前記送電回路を制御して前記第3のアンテナから高周波交流電力を前記第1のループ状アンテナに出力させる断線検出回路(36)と、を備え、
    前記一方の第3の通信機の前記送電回路(35)から前記第1のループ状アンテナに出力されて前記電力線を伝搬する前記高周波交流電力を前記他方の第3の通信機(40、50)が前記第2のループ状アンテナを介して受信するようになっていることを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記第1、第2のアンテナのうち少なくとも一方のアンテナは、コイル状のアンテナであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の通信システム。
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