JP5619362B2 - 二重引出し防止装置付きキャビネット - Google Patents
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47B—TABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
- A47B88/00—Drawers for tables, cabinets or like furniture; Guides for drawers
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B65/00—Locks or fastenings for special use
- E05B65/46—Locks or fastenings for special use for drawers
Description
a)各段の抽斗に設けられた突起部の高さに対応させて、キャビネット本体の側板内面に断面コ字状の支持ブロックを固定し、この支持ブロックのコ字状の溝内に、一端に断面三角状の楔部が形成された旋回ブロックを配置する、
b)旋回ブロックの中途部に貫通させた縦ピンを支持ブロックの上支持片と下支持片とに装着して、旋回ブロックが水平回動可能となるように構成する、
c)各段の支持ブロックの上支持片に上側ロッドの下端部が上下動可能に支持され、下支持片には下側ロッドの上端が上下動可能に支持され、上下両ロッドが上下一直線上に配置され、両ロッドの端部同士が支持ブロックの上記の溝内にて相対面して当接するように配置されている、
d)両ロッドの端部の当接の高さ位置が上記旋回ブロックの楔部の先端縁(刃のように鋭い)の高さ位置と一致する高さに保持されるように、最上位置のロッドと最下位置のロッドとには、互いに接近する方向に付勢するコイルばねが設けられている、
e)一つの段の抽斗が引き出される時、その抽斗の側板の外面に固定された突起部が対応する段の旋回ブロックの背中を押して回動させて、支持ブロックの上記の溝内にて上下両ロッドの端部の間に上下楔部を介挿させる、
という構成が開示されている。
さらに、上下のロッドが一直線上に並んでそれぞれが支持ブロックに対して軽快に移動可能とするように、各支持ブロックの取付け位置を決定し、且つ取付け姿勢も正規の状態にしなければならないから、この組み付け作業が面倒であるという問題があった。そして、支持ブロック及び上下ロッドの組み付け姿勢が傾いたりすると、抽斗の二重引出し動が円滑に行なえないという問題もあった。
前記第1及び第2作動追従体は、その両者の頭部同士が前記キャビネット本体の上下方向に沿う一直線上にて相対面するように配置され、
前記複数の調整部材は、下段位置の前記収容部材とそれに隣接する上段位置の前記収容部材とに跨がって直列状に配置され、
前記調整部材はその下端が下段の前記収容部材の上ケース部における前記第1作動追従体に連結される一方、前記調整部材の上端は前記下段の前記収容部材に隣接する上段の収容部材の下ケース部における前記第2作動追従体に連結され、
前記一つの段の抽斗が引き出される時、その突起部が押して対応する段の前記作動体を回動させて、その作動体における楔作動部を介してその段の前記第1作動追従体と第2作動追従体とを離間させて、他の段における前記第1作動追従体と第2作動追従体との間に作動体が介挿しないように構成したものである。
次に、複数段の抽斗2をほぼ二重に引き出すことを実質的に阻止できる、いわゆる抽斗二重引出し動防止機構(装置)5の構成について説明する。図2〜図13は第1実施形態である。
図7(A)に明示するように、楔作動部26は、その先端刃縁26aが鋭く、厚肉部26bに向かって先端刃縁26aから上下対称状の傾斜面にて接続されている。厚肉部26bの個所が最大厚さ(高さ寸法H1)となる(図8(C)も参照)。厚肉部26bを挟んで先端刃縁26aと反対側には、留置凹所26cが上下対称状に凹み形成されている。この上下留置凹所26cの底面間はH2の寸法である。厚肉部26bと留置凹所26cとの連接部は滑らかな傾斜面にて接続されている。
同様に、下端の支持ブロック36の一端板36aには、下向きのキャップ体37(第1作動追従体31)の頭部34a及び円筒部34のみが通過し得る溝または孔36bが形成されている。支持ブロック36の他端板36cにはロッド33は上下方向に可能であるがキャップ体37(第1作動追従体31)のフランジ部34bは通過できない溝または孔36dが形成されている。
上記の構成により、各収容部材7の上ケース部12と下ケース部13との間に図5(A)に示すように作動体8を予め組み込んだものを準備しておく。
従って、ロッド33−1の上端の第2作動追従体32の頭部34aは、中段の収容部材7−2の下ケース部13の貫通ガイド孔17と対向していることになる。次に、中段の収容部材7−2における上ケース部12の貫通ガイド孔17にロッド33−3の下端に取付けられた第1作動追従体31を差し込む。上記と同様の順序で上段の収容部材7−3(作動体8−3付き)までを組み込むと、各段の収容部材7の間にロッド33−2、ロッド33−3が一直線上に並ぶことになる。
同様にして、上端の支持ブロック36にキャップ体37及びコイルばね40を上述のごとくに組み込み、キャップ体37にロッド33−4の上端を差込み、当該ロッド33−4の下端に第1作動追従体31を嵌める。ロッド33−4の下端の第1作動追従体31を上段の収容部材7−3における上ケース部12の貫通ガイド孔17に挿入する。これにより、上記両コイルばね40の付勢力により、一直線に並んだ複数本のロッド33が互いに接近する方向に付勢されると共に、下段から上段までの各収容部材7内での第1作動追従体31と第2作動追従体32との両頭部34aの当接する高さ位置が作動体8の楔作動部26における先端刃縁26aの高さ位置とが一致するように保持されることになる。
このようにして、縦長支持部材10に、各収容部材7、作動体8及び作用部材9を予め組み込んでユニット化しておけば、作動体8と作用部材9との高さ位置関係が狂わないし、調整部材である複数本のロッド33の直線状態も保持されるから、後述の抽斗二重引出し動防止の動きも円滑となる。
そして、ユニット化した縦長支持部材10をキャビネット本体1の内面に対して着脱する組み付け作業も至極容易となる。さらに、縦長支持部材10をキャビネット本体1の側板にセットすると、作用部材9(ロッド33等)が縦長支持部材10の裏面側(内部に)に隠れるので、ユーザがこれらの作動部に容易に触れられないから、不用意な破損や作動故障も生じないという効果を奏する。
いうまでもないが、本実施例の組み込み態様としては、この他にも各収容部材7の上ケース部12と下ケース部13との間に図5(A)に示すように作動体8を予め組み込んだものを先に縦長支持部材10に全て取付け、第1及び第2作動追従体31、32を差し込んだロッドを挿入していく態様や、あるいは第1及び第2作動追従体31、32をロッドを側方から嵌め込めるように形状変更することにより、ロッド33以外のパーツを組み込み最後にロッドを第1作動追従体31及び第2作動追従体32に対し嵌め込む態様、さらには、組立て冶具などを利用して縦長支持部材10以外の部材を先に組立て縦長支持部材10に対して組み付けていく態様など、種々の組み込み態様を選択することができる。
上記の構成において、上下3段のすべての抽斗2がキャビネット本体1内に押し込まれた状態(作動体8に突起部6が当接していない状態)では、図3、図4、図11(A)及び図12(A)に示すように、各段における第1作動追従体31と第2作動追従体32との両頭部34aの当接個所に、各作動体8の楔作動部26における先端刃縁26aが対峙し、接近している状態となる。
次に、例えば、中段の抽斗2を図11の矢印A方向に引き出したとする。その引出し動に応じて突起部6の前辺6aが作動アーム部24の後面に当り、この作動体8−2は、図11(A)において、反時計方向に回動させられる。その回動にて、作動体8−2の楔作動部26における先端刃縁26aが、中段における第1作動追従体31と第2作動追従体32との両頭部34aの当接個所の間に接近し、次いで楔作動部26の厚肉部26bを乗り越えて留置凹所26cまで介挿される(図11(B)、図12(B)参照)。
これにより、上下留置凹所26c間の厚さ(高さ)寸法H2の半分に相当する距離だけ、中段における収容部材7−2に関連する上下ロッド33−2、33−1が互いに離間する。この状態では、上下留置凹所26cには、第1作動追従体31と第2作動追従体32との両頭部34aの先端が嵌まっており、これらは上述の上下両コイルばね40の付勢力が働くので、突起部6が作動アーム部24の個所を通過したのちも、作動体8−2の回動姿勢は、図11(B)、図12(B)ように保持される。
そうすると、ほぼ同時に他の抽斗2を引き出そうとする状態や、または中段の抽斗2が引き出された状態では、上段及び下段のいずれか一方または双方の抽斗を矢印A方向に引き出そうとして、突起部6が作動体8−3(8−1)の作動アーム部24を押しても、これらの作動体8−3(8−1)の楔作動部26における先端刃縁26aが第1作動追従体31または第2作動追従体32の側面に衝突して、作動体8−3(8−1)は回動不能となる(図11(C)及び図12(C)参照)。従って、作動体8−3(8−1)は回動不能となり、一つの段の抽斗2の引出し動により、上記他の段の抽斗2の二重引出し動が阻止されるのである。
次に、抽斗二重引出し動防止機構を利用して、全ての段の抽斗2をキャビネット本体1内に押し込んだ状態にて、錠前51のロック操作により、全ての抽斗の引出し動を阻止するオールロック機構50の実施例について概要を説明する。
なお、オールロック機構を付加しない実施例では、上段の収容部材7よりも上側の部品であるロッド33−4やキャップ37を省略することができる。上側のコイルばね40を省略したときには、複数本のロッド33と第1作動追従体31と第2作動追従体32の自重と下端側のコイルばね40の上向き付勢力とがバランスして、楔作動部26における先端刃縁26aと第1作動追従体31及び第2作動追従体32の両頭部34aの当接個所の両高さ位置が一致するように設計すれば良い。
図14は、第2実施例の作動体55を各段の収容部材7に装着したものである。この作動体55における楔作動部56は、下辺が水平面であり、上側のみ傾斜面を有する形態である。そして、非作動状態(初期状態)では、各段の第1作動追従体31と第2作動追従体32との両頭部34aの当接個所に楔作動部56の先端刃縁が位置するように、付勢手段(コイルばね40)が設けられている。これらは第1実施例と同様に、縦長支持部材10に予め組み込みセットすることはいうまでもない。作動アーム部や戻しアーム部などの構成や、収容部材7、第1作動追従体31、第2作動追従体32等の構成は第1実施例と同様とする。なお、各部材について、下段、中段、上段の区別をするために、添え数字1,2,3を付して説明することがある。
[作動体8の第3実施例]
図15は、第3実施例の作動体57を各段の収容部材7に装着したものである。この作動体57における楔作動部58は、第2実施例とは逆に上辺が水平面であり、下側のみ傾斜面を有する形態である。そして、非作動状態(初期状態)では、各段の第1作動追従体31と第2作動追従体32との両頭部の当接個所に楔作動部58の先端刃縁が位置するように、付勢手段(コイルばね40)が設けられている。その他の構成は前記各実施例と同じであるので、詳細な説明を省略する。
2 抽斗
3 サスペンションレール
5 抽斗二重引出し動防止機構
6 突起部
7 収容部材
8,55,57 作動体
9 作用部材
10 縦長支持部材
11 取付け孔
12 上ケース部
13 下ケース部
15 支軸
24 作動アーム部
26 楔作動部
26a 先端刃縁
27 戻しアーム部
31 第1作動追従体
32 第2作動追従体
33 調整部材の一例としてのロッド
40 コイルばね
Claims (6)
- 前面開放状のキャビネット本体と、前記キャビネット本体の内部に前後水平動自在に配置された上下多段の抽斗とを備えており、
前記各段の抽斗の側板外面に、前記キャビネット本体の内側部に向けて突出した突起部を設けている一方、
前記キャビネット本体の内側部のうち前記各段の抽斗の側板外面に対応した高さ位置に、前記各抽斗の移動時に前記突起部にて押圧されて水平回動する作動体を装着した収容部材が固定され、
上下に隣り合った収容部材の間に、前記作動体の水平回動にて上下方向の片方又は両方に移動する作用部材が配置されていてこれら作用部材は上下に隣接する収容部材に接続されており、任意の一つの段の抽斗が引き出されると、当該一つの段の抽斗の突起部に対応した作動体の回動により前記各作用部材が移動して他の全ての段の作動体の回動を阻止して他の全ての段の抽斗の引出し動が阻止される構成であり、
前記各収容部材及び作動体並びに作用部材は、前記キャビネット本体の内側面に着脱可能に設けられた縦長支持部材に予め組み込まれており、
かつ、前記各収容部材は、上下方向に分割可能な上下ケース部の組合せにて構成され、前記作動体が前記上下ケース部の間に水平回動可能に装着されている、
二重引出し防止装置付きキャビネット。 - 前面開放状のキャビネット本体と、前記キャビネット本体の内部に前後水平動自在に配置された上下多段の抽斗とを備えており、
前記各段の抽斗の側板外面に、前記キャビネット本体の内側部に向けて突出した突起部を設けている一方、
前記キャビネット本体の内側部のうち前記各段の抽斗の側板外面に対応した高さ位置に、前記各抽斗の移動時に前記突起部にて押圧されて水平回動する作動体を装着した収容部材が固定され、
上下に隣り合った収容部材の間に、前記作動体の水平回動にて上下方向の片方又は両方に移動する作用部材が配置されていてこれら作用部材は上下に隣接する収容部材に接続されており、任意の一つの段の抽斗が引き出されると、当該一つの段の抽斗の突起部に対応した作動体の回動により前記各作用部材が移動して他の全ての段の作動体の回動を阻止して他の全ての段の抽斗の引出し動が阻止される構成であり、
前記各収容部材及び作動体並びに作用部材は、前記キャビネット本体の内側面に着脱可能に設けられた縦長支持部材に予め組み込まれており、
かつ、前記作用部材は、前記キャビネット本体の上下方向に沿って長手の複数の調整部材と、前記収容部材に上下動可能に支持された上下の作動追従体とで構成されている、
二重引出し防止装置付きキャビネット。 - 前記作用部材は、前記キャビネット本体の上下方向に沿って長手の複数の調整部材と、前記各上ケース部に上下動可能に支持された第1作動追従体と、前記各下ケース部に上下動可能に支持された第2作動追従体とを備え、
前記第1及び第2作動追従体は、その両者の頭部同士が前記キャビネット本体の上下方向に沿う一直線上にて相対面するように配置され、
前記複数の調整部材は、下段位置の前記収容部材とそれに隣接する上段位置の前記収容部材とに跨がって直列状に配置され、
前記調整部材はその下端が下段の前記収容部材の上ケース部における前記第1作動追従体に連結される一方、前記調整部材の上端は前記下段の前記収容部材に隣接する上段の収容部材の下ケース部における前記第2作動追従体に連結され、
前記一つの段の抽斗が引き出される時、その突起部が押して対応する段の前記作動体を回動させて、その作動体における楔作動部を介してその段の前記第1作動追従体と第2作動追従体とを離間させて、他の段における前記第1作動追従体と第2作動追従体との間に作動体が介挿しないように構成した、
請求項1に記載の二重引出し防止装置付きキャビネット。 - 前記縦長支持部材の下端部には、その部分に配置された調整部材を上向き方向に付勢する付勢手段が設けられている、
請求項2又は3に記載の二重引出し防止装置付きキャビネット。 - 前記縦長支持部材の上下端部と前記上下端に配置された調整部材との間には、当該上下端の調整部材の一定以上の上下移動を規制するための規制手段が設けられている、
請求項3又は4に記載の二重引出し防止装置付きキャビネット。 - 前記縦長支持部材の上端部には、その部分に配置された調整部材を下向き方向に付勢する付勢手段が設けられている、
請求項4又は5に記載の二重引出し防止装置付きキャビネット。
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JP2009044006A JP5619362B2 (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | 二重引出し防止装置付きキャビネット |
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JP2009044006A JP5619362B2 (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | 二重引出し防止装置付きキャビネット |
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