JP5618380B2 - 認証用入力装置および認証システム - Google Patents

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Description

本発明は、サーバへアクセスしようとする利用者等に対して認証を行うために用いられる認証用入力装置および認証システムに関する。
たとえば、データベースに格納された個人情報などの機密情報に対して、アクセス権限を有する者にのみ、前記の機密情報へのアクセスを許可する認証装置が知られている(たとえば、特許文献1,2参照)。特許文献1に記載の構成では、携帯端末装置において、ユーザによる複数回のボタン入力操作に基づいて、個人認証処理が行われる。
特許文献2に記載の構成では、携帯端末装置において、指紋センサを用いた指紋認証と、プッシュスイッチが操作された順序に基づく入力順序認証と、を用いて、個人認証処理が行われる。
特開2009−48418号公報([0031]) 特開2006−86998号公報([0026]]
たとえば、ATM(Automated Teller Machine、現金自動預け払い機)には、磁気カードまたはIC(Integrated Circuit)カードを挿入するための挿入口が設けられている。また、ATMは、テンキーまたはキーボードなどのキー入力装置を有しており、機種によっては、指紋読取装置も有している。
ATMを利用するユーザは、たとえば、カードを挿入口に挿入した後、キー入力装置を操作する。これにより、カードに記録されたデータ、およびキー入力装置の操作によって生成されたデータが、ATMからホストコンピュータへ送信される。指紋認証装置が設けられているATMにおいては、上記カードデータおよびキー入力データに加え、ユーザの指紋を読み取って生成された指紋データが、ホストコンピュータへ送信される。ホストコンピュータは、個人認証処理において、これらのデータが、予め登録されたデータと一致するか否かを判定する。
なお、ATMにおける認証方式として、指紋データとカードデータとを組み合わせて用いる認証方式、および、指紋データとキー入力データとを組み合わせて用いる認証方式などが考えられる。
しかしながら、指紋認証方式では、ユーザの指紋を偽造した人工指を用意した、なりすまし行為者(不審者)について、誤ってユーザであると認識するおそれがある。また、自らの指紋を変造することによりユーザになりすました不審者について、誤ってユーザであると認識するおそれがある。このため、指紋認証方式については、認証の信頼性向上の改善の余地がある。
また、磁気カードまたはICカードを用いた認証方式については、ユーザのカードを盗難した不審者が当該カードを用いることで、ユーザ本人になりすますおそれがある。
また、キー入力による認証方式では、入力場面の盗撮、覗き見等により、キー入力の操作手順を盗用される危険性がある。このような盗用を防ぐためには、ユーザは、一方の手でキー入力をしながら、もう一方の手でキー部分を隠す必要がある。しかしながら、この場合、ユーザは、キーを手で隠す前にキーの位置を記憶し、その後、キーを隠した状態で、手探りでキーを操作しなければならず、キー入力操作が煩雑である。
本発明の目的の一例は、利用者が簡単に認証操作を行うことができ、かつ、本人認証に関する情報が盗用される可能性を低減することができ得る、認証用入力装置、および認証システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における認証用入力装置は、ベース部と、利用者の複数の指にそれぞれ対応するように前記ベース部上に配置された複数のキーと、複数の前記キーを覆い、かつ、前記ベース部との間に、複数の前記指を挿入可能な挿入空間を区画するカバーと、複数の前記キーのうちの所定のキーに対応して設けられ、前記所定のキーが操作された場合に、操作された前記所定のキーに対応するキー信号を出力するキー信号出力部と、を備え、複数の前記キーは、それぞれ、前記挿入空間のうち前記指が挿入される入口側から奥側へ向けて延びる鍵盤形状を有し、所定の支点部回りに揺動可能であり、前記支点部は、前記キーのうち前記入口側の端部に配置されていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における認証システムは、利用者の複数の指によって入力操作されることに基づいて、認証用の信号を出力する認証用入力装置と、前記信号に基づいて、前記利用者の認証処理を行う認証装置と、を備え、前記認証用入力装置は、ベース部と、複数の前記指にそれぞれ対応するように前記ベース部に配置された複数のキーと、複数の前記キーを覆い、かつ、前記ベース部との間に、複数の前記指を挿入可能な挿入空間を区画するカバーと、複数の前記キーのうちの所定のキーに対応して設けられ、前記所定のキーが操作された場合に、操作された前記所定のキーに対応するキー信号を前記認証装置へ出力するキー信号出力部と、を備え、複数の前記キーは、それぞれ、前記挿入空間のうち前記指が挿入される入口側から奥側へ向けて延びる鍵盤形状を有し、所定の支点部回りに揺動可能であり、前記支点部は、前記キーのうち前記入口側の端部に配置されていることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、利用者が簡単に認証操作を行うことができ、かつ、本人認証に関する情報が盗用される可能性を低減することができ得る。
図1は、本発明における認証システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、認証用入力装置の平面図である。 図3は、認証用入力装置の底面図である。 図4は、認証用入力装置の正面図である。 図5は、図4のV−V線に沿う、認証用入力装置の断面図であって、一部を側面で示している。 図6は、本発明の実施の形態1における認証システムの動作を説明するためのフロー図である。 図7は、本発明の実施の形態2における認証システムの認証用入力装置を示す平面図である。 図8は、本発明の変形例における認証用入力装置を示す平面図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における認証用入力装置2を含む認証システム1について、図面を参照しながら説明する。
[システム構成]
図1は、本発明における認証システム1の概略構成を示すブロック図である。図2は、認証用入力装置2の平面図である。図3は、認証用入力装置2の底面図である。図4は、認証用入力装置2の正面図である。図5は、図4のV−V線に沿う、認証用入力装置2の断面図であて、一部を側面で示している。
図1に示すように、認証システム1は、認証用入力装置2と、クライアント装置101と、認証装置102と、生体情報およびキー情報データベース103と、サーバ装置104と、業務情報データベース105と、を備えている。認証システム1は、利用者が認証用入力装置2を操作したことで生成された、認証用の信号に基づいて、当該利用者が予め登録された利用者であるか否かを判定する。当該利用者が予め登録された利用者である場合、認証システム1は、当該利用者を正規の利用者として認証し、クライアント装置101を介した、サーバ装置104へのログインを許可する。
認証用入力装置2は、図4および図5に示すように、ベース部3と、カバー4と、複数のキー6を含む操作部5と、キー信号出力部7と、を備えている。
操作部5は、利用者が認証操作を行う際に操作される部分として設けられている。操作部5のキー6は、利用者の複数の指、たとえば、右手の5本の指F1にそれぞれ対応するように、5つ(キー6a、6b、6c、6d、6e)設けられている。なお、キー6a、6b、6c、6d、6eを総称していう場合は、単にキー6という。カバー4は、複数のキー6を覆っている。また、カバー4は、このカバー4とベース部3との間に、利用者の各指F1を挿入可能な挿入空間8を区画している。キー6は、ベース部3上に配置されている。キー信号出力部7は、所定のキーとしてのキー6a、6b、6c、6d、6eに対応して設けられており、これらキー6a、6b、6c、6d、6eが操作されたことに基づいて、操作されたキー6a、6b、6c、6d、6eに対応するキー信号を出力する。
利用者が認証操作を行う場合、利用者は、当該利用者の指F1を挿入空間8内に挿入する。そして、利用者は、指F1がカバー4で覆われた状態で、キー6を操作する。これにより、キー操作に基づくキー信号は、クライアント装置101(図1参照)およびネットワーク106を介して、認証装置102へ出力される。
以上説明したように、本実施の形態1では、利用者がキー6を操作する際、利用者の指F1は、カバー4によって覆われる。これにより、利用者がキー6を操作している場合の利用者の指F1の動きは、カバー4の外側から見え難くされている。したがって、利用者のキー操作が、盗撮または覗き見されることを抑制できる。これにより、キー入力情報が盗まれることによる、不正行為(本人なりすまし行為)を抑制できる。また、複数のキー6a、6b、6c、6d、6eは、それぞれ、利用者の複数の指F1に対応するように配置されている。このため、利用者は、一度、複数の指F1をそれぞれ対応するキー6に置いた後は、キー入力操作を完了するまで、指F1の置き場所を変えなくてもよい。このため、利用者は、カバー4の存在によってキー6が見えない状態でも、各指F1がどのキーに触れているかを、容易かつ確実に把握することができる。したがって、利用者は、所望のキー6を容易に操作することができ、キー入力操作による認証操作を簡単に行うことができる。
したがって、本実施の形態では、利用者が簡単に認証操作を行うことができ、かつ、本人認証に関する情報が盗用される可能性を低減することができ得る。
以上が、認証システム1の概略説明である。次に、認証システム1について、より具体的な構成を、図1〜図5を用いて説明する。
図1および図2に示すように、本実施の形態では、認証用入力装置2は、利用者が利用するクライアント装置101に接続されている。本実施の形態では、クライアント装置101は、接続部材107を介して、認証用入力装置2に接続されており、認証用入力装置2からの認証用信号を受信する。接続部材107には、USBケーブルまたはシリアルケーブルなどの、信号ケーブルが含まれる。
本実施の形態では、認証用信号は、生体信号およびキー信号を含む。本実施の形態では、生体信号は、利用者の指紋を読取ることで生成された信号を含む。また、本実施の形態では、キー信号は、認証用入力装置2のキー6を利用者が任意に操作することに基づいて生成された信号である。本実施の形態では、クライアント装置101は、ネットワーク106を介して、認証装置102に接続されており、認証用入力装置2から受信した認証用信号を、認証装置102へ出力する。
本実施の形態では、認証装置102は、生体情報およびキー情報データベース103に接続されている。本実施の形態では、生体情報およびキー情報データベース103は、利用者毎に、異なる認証用データを格納している。本実施の形態では、認証用データは、利用者毎に予め登録され、生体情報およびキー情報データベース103に格納されている。本実施の形態では、認証用データは、利用者を特定するための生体データおよびキーデータを含む。本実施の形態では、生体データは、利用者の指紋を読取ることで生成された生体信号をデータ化したものであり、キーデータは、認証用入力装置2のキー6を利用者が操作することに基づいて生成されたキー信号をデータ化したものである。
本実施の形態では、認証装置102は、認証用入力装置2から与えられた認証用信号と、生体情報およびキー情報データベース103に格納されている認証用データと、を照合する。より具体的には、認証装置102は、認証用入力装置2から与えられた生体信号と、生体情報およびキー情報データベース103に格納された生体データと、を照合する。また、認証装置102は、認証用入力装置2から与えられたキー信号と、生体情報およびキー情報データベース103に格納されたキーデータと、を照合する。本実施の形態では、認証装置102は、この照合作業の結果に基づき、利用時の認証処理を行い、認証用入力装置2を操作している利用者に対して、クライアント装置101を介したサーバ装置104へのログインを許可するか否かを決定する。
本実施の形態では、たとえば、生体信号と生体データとが所定の基準を満たすように合致し、かつ、キー信号とキーデータとが一致する場合、認証装置102は、認証用入力装置2を操作している利用者が、生体情報およびキー情報データベース103に予め登録されている利用者であると判定する。この場合、認証装置102は、認証用入力装置2を操作している利用者を認証し、当該利用者による、クライアント装置101を介したサーバ装置104へのログインを許可する。
一方、生体信号と生体データとが所定の基準を満たすように合致するという条件を満たさない場合、および、キー信号とキーデータとが一致しない場合の少なくとも一方の場合、認証装置102は、認証用入力装置2を操作している利用者が、生体情報およびキー情報データベース103に予め登録されている利用者ではないと判定する。この場合、認証装置102は、認証用入力装置2を操作している利用者の認証を拒否し、当該利用者による、サーバ装置104のログインを拒否する。
サーバ装置104は、ネットワーク106を介して、クライアント装置101に接続されている。サーバ装置104は、業務情報データベース105に接続されている。業務情報データベース105は、個人を特定する情報など、非公開の業務情報を含む種々の情報を格納可能に構成されている。
利用者の認証が成功した場合、サーバ装置104は、クライアント装置101からの指令を受けると、当該指令に対応する処理を実行する。この処理は、サーバ装置104が、業務情報データベース105に格納されている業務情報を、ネットワーク106を介してクライアント装置101へ送信する処理を含む。
図2〜図5に示すように、本実施の形態では、認証用入力装置2は、利用者が、指紋を用いた生体認証操作と、キー入力操作と、を行うことで生体認証を行うために設けられている。本実施の形態では、認証用入力装置2は、ベース部3と、カバー4と、支持部9と、複数のキー6を含む操作部5と、キー信号出力部7と、読取部10と、を備えている。
なお、以下では、「前後」、「左右」および「上下」というときは、認証用入力装置2を、図4に示すように正面視した状態を基準としていう。
本実施の形態では、ベース部3は、認証用入力装置2の土台部分として設けられた、板状部材である。本実施の形態において、ベース部3は、有色の非透明な部材である。これにより、認証用入力装置2の下方から、ベース部3を通して、認証用入力装置2の後述する挿入空間8が視認されることを防止している。ベース部3には、カバー4が固定されている。
本実施の形態では、カバー4は、認証用入力装置2の外殻部として設けられている。カバー4は、キー6を操作する指F1の動きを、認証用入力装置2の外部から視認できないようにするために設けられた、有色、かつ、非透明な部材である。カバー4は、ベース部3と協働して挿入空間8を形成している。挿入空間8内には、利用者の指F1を挿入可能である。
本実施の形態では、カバー4は、キー6を、上方、左方、右方および前方から覆っている。具体的には、カバー4は、上部4aと、左部4bと、右部4cと、前部4dと、を有している。
上部4aは、挿入空間8を上方から覆っている。本実施の形態では、上部4aは、認証用入力装置2を後方から見たときに、緩やかに上向きに凸湾曲した形状に形成されて、左右方向に延びている。また、本実施の形態では、上部4aは、前斜め下方に傾斜しており、前方に進むに従い、ベース部3の上面からの距離が狭くなっている。上部4aの左端部から、左部4bが延びている。
左部4bは、上部4aから下向きに延びており、挿入空間8を左方から覆っている。左部4bは、上部4aの左端部から、左斜め下方に延びている。左部4bの下端部は、ベース部3の左端部に沿って配置されている。左部4bと左右方向に向かい合うようにして、右部4cが配置されている。
右部4cは、上部4aの右端部から、右斜め下方に延びており、挿入空間8を、右方から覆っている。右部4cの下端部は、ベース部3の右端部に沿って配置されている。右部4cの前端部、上部4aの前端部および左部4bの前端部から、前部4dが延びている。
前部4dは、挿入空間8を前方から覆っている。前部4dの下端部、右部4cの下端部、および左部4bの下端部からは、下縁部4eが突出している。
本実施の形態では、下縁部4eは、カバー4とベース部3とを固定するために設けられている。下縁部4eは、底面視においてU字状に形成されており、ベース部3の左端部、前端部および右端部を、ベース部3の裏面側から覆っている。下縁部4eとベース部3とは、ねじなどの固定部材12を用いて互いに固定されている。
カバー4の後端縁部4fは、カバー4の上部4aの後端縁部、左部4bの後端縁部および右部4cの後端縁部によって形成されている。カバー4の後端縁部4fは、前斜め上方に傾斜しており、ベース部3の後端部が上方に向けて開放されている。これにより、ベース部3の後端側の一部は、平面視したときにカバー4の外部に露出する露出部13を構成している。
上記の構成により、挿入空間8の上方、左方、右方、前方および下方が、カバー4またはベース部3によって覆われている。また、本実施の形態では、挿入空間8は、後方に開放されている。カバー4の後端縁部4fと、ベース部3の後端部とによって、挿入空間8の入口8aが形成されている。利用者は、認証用入力装置2を操作する場合、この入口8aから挿入空間8の奥側へ向けて、右手の各指F1を挿入する。挿入空間8内に、支持部9が配置されている。
本実施の形態では、支持部9は、キー6を支持するために設けられている。本実施の形態では、支持部9は、キー6の数と同じ数、設けられている。各支持部9は、対応するキー6a、6b、6c、6d、6eを支持している。本実施の形態では、支持部9は、左右方向に等間隔に並んで配置されている。このように、各キー6は、支持部9を介してベース部3に支持されている。
本実施の形態では、各支持部9は、透光性を有する材料、たとえば、無色でかつ透明な材料を用いて形成されている。本実施の形態では、各支持部9は、それぞれ、ベース部3の後端部から、ベース部3の前端部に向けて延びている。本実施の形態では、各支持部9は、前後方向に細長い楔状に形成されており、各支持部9の後端部9aから前端部9bに進むに従い、厚みが小さくなっている。このため、各支持部9の上面は、ベース部3の上面に対して、前斜め下方に傾斜している。また、各支持部9は、平面視において、前後に細長い矩形状に形成されており、ベース部3の上面に固定されている。
本実施の形態では、各支持部9の上面のうち、後端部9a寄りの部分に凹部16が形成されている。各凹部16には、支点部17が配置されている。各支点部17は、左右に延びる軸状に形成されており、対応する支持部9に支持され、かつ、対応するキー6を揺動可能に支持している。
本実施の形態では、各支持部9の後端部9aは、露出部13に配置されており、カバー4の外側に露出している。この後端部9aは、案内部20を形成している。本実施の形態では、各案内部20は、平面視において、対応するキー6と前後方向に一直線状に並んでいる。
本実施の形態では、各キー6は、挿入空間8内に配置されている。本実施の形態では、各キー6は、同様の構成を有しており、互いに同じ外観である。各キー6は、前後方向に沿って延びる鍵盤状(ブロック状)に形成されており、挿入空間8の入口8a側から奥側へ向けて延びている。本実施の形態では、各キー6は、左右方向に等間隔に離隔して配置されており、対応する支持部9を介してベース部3上に配置されている。本実施の形態では、各支持部9および各キー6は、透光性を有する材料、たとえば、無色透明の材料を用いて形成されている。
本実施の形態では、各キー6は、平面視において、前後方向に長く左右方向に短い矩形状に形成されている。本実施の形態では、各キー6の後端部21の下部は、凹部16内に配置されており、対応する支点部17に連結されている。すなわち支点部17は、各キー6のうち、挿入空間8の入口8a側の端部である後端部21に配置されている。
本実施の形態では、各キー6と対応する支持部9との間に、弾性部材23が配置されている。弾性部材23には、コイルばねおよび板ばねなどが含まれる。各弾性部材23は、対応するキー6の前端部22を、上側に付勢している。これにより、各キー6が利用者によって押圧された際、弾性部材23は、対応するキー6からの荷重を受けて弾性的に圧縮される。そして、利用者の指F1による各キー6の押圧が解除されると、各弾性部材23は、弾性反発力によって、対応するキー6の前端部22を持ち上げ、キー6を押圧される前の位置に戻す。本実施の形態では、利用者のキー操作に基づいて、キー信号出力部7が、キー信号を出力する。
本実施の形態では、キー信号出力部7は、複数のキー6に対応して複数設けられている。本実施の形態では、1つのキー6毎に、1つのキー信号出力部7が設けられている。本実施の形態では、各キー信号出力部7は、対応するキー6の前端部22の下方に配置されている。本実施の形態では、各キー信号出力部7は、ベース部3に固定されている。各キー信号出力部7は、インターフェイス部24に電気的に接続されている。
利用者の指F1の押圧動作によって、対応するキー6が支点部17の回りを揺動することで、当該キー6の前端部22が所定量下方に変位した場合、前端部22は、対応するキー信号出力部7と接触する。これにより、キー信号出力部7は、対応するキー6が操作されたことを示すキー信号を、インターフェイス部24へ出力する。なお、認証操作時に利用者がどのキー6を何回操作するかは、予め自由に設定することができる。例えば、5つのキー6a、6b、6c、6d、6eの1または複数を同時に操作するという操作を4回繰り返す場合には、約90万通りの入力パターンを選択可能である。キー信号出力部7に隣接するようにして、読取部10が配置されている。
本実施の形態では、読取部10は、挿入空間8に挿入された利用者の指F1の生体情報を光学的に読取るために設けられている。本実施の形態では、読取部10は、利用者の右手のうちの一部の指F1の指紋を読取る。具体的には、読取部10は、複数のキー6のうちの一部のキー6(所定の読取用キー6b、6c)にのみ対向して配置されている。本実施の形態では、読取部10は、読取部10bおよび10cを有している。読取部10bは、利用者の右手の人差し指F1が置かれるキー6bに隣接して配置されている。読取部10cは、利用者の右手の中指F1が置かれるキー6cに隣接して配置されている。読取部10b、10cは、それぞれ、支持部9およびベース部3を貫通しており、ベース部3に固定されている。
本実施の形態では、各読取部10b、10cは、発光部と、受光部とを有しており、対応するキー6b、6cの前端部22に置かれた指F1へ向けて光を当てる。発光部からの光は、対応するキー6を透過した後、対応する指F1の指先(指紋)で反射し、さらに、対応するキー6b、6cを透過した後、受光部に入射される。各読取部10b、10cの受光部は、受けた光に応じた信号を、生体信号としてインターフェイス部24へ出力する。すなわち、各読取部10b、10cの受光部は、読み取った生体情報に対応する生体信号を、インターフェイス部24へ出力する。
本実施の形態では、インターフェイス部24は、ベース部3の下面に固定されている。インターフェイス部24は、キー信号出力部7からのキー信号を受信し、当該キー信号を、接続部材107を介してクライアント装置101(図1参照)へ出力する。また、インターフェイス部24は、A/D変換部を含んでおり、読取部10b、10cからの生体信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換する。インターフェイス部24は、デジタル化された生体信号を、接続部材107を介して、クライアント装置101(図1参照)へ出力する。
[認証処理]
次に、本発明の実施の形態1における認証システムの動作について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態1における認証システムの動作を説明するためのフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図5を参酌する。また、本実施の形態1では、認証用入力装置2と、クライアント装置101と、認証装置102と、生体情報およびキー情報データベース103と、を動作させることによって、認証方法が実施される。よって、本実施の形態における認証方法の説明は、以下の認証用入力装置2、クライアント装置101、認証装置102、ならびに生体情報およびキー情報データベース103の動作説明に代える。
利用者がサーバ装置104を利用する際、まず、利用者は、たとえば、右手の指F1を、認証用入力装置2の挿入空間8に挿入する。そして、利用者は、各指F1の先端を、挿入空間8の奥まで進ませ、指F1を対応するキー6の前端部22上に置く。
この状態において、読取部10b、10cが、対応する指F1の指紋を読取る(ステップA1)。そして、各読取部10b、10cは、読取った指紋情報に対応する生体信号を出力する(ステップA2)。出力された生体信号は、インターフェイス部24、接続部材107、クライアント装置101、およびネットワーク106を介して、認証装置102へ出力される。認証装置102は、受信した生体信号を読み込む(ステップA3)。
次に、利用者が指F1を動かすことにより、各キー6を押操作すると、対応するキー信号出力部7が、キー信号を出力する(ステップA4)。出力されたキー信号は、インターフェイス部24、接続部材107、クライアント装置101、およびネットワーク106を介して、認証装置102へ出力される。認証装置102は、受信したキー信号を読み込む(ステップA5)。次に、認証装置102は、生体情報およびキー情報データベース103に予め格納されている、認証用データとしての生体データおよびキーデータを読み込む(ステップA6)。
その後、認証装置102は、受信した生体信号およびキー信号を基に、利用者を認証するか否かを判定する(ステップA7)。本実施の形態では、生体信号と生体データとが所定の基準を満たす程度に合致し、かつ、キー信号とキーデータとが一致する場合、認証装置102は、利用者が、生体情報およびキー情報データベース103に予め登録されている利用者であると判定する。この場合、認証装置102は、利用者を認証し(ステップA7でYES)、利用者に対して、クライアント装置101を介したサーバ装置104へのログインを許可する(ステップA8)。これにより、利用者は、クライアント装置101を操作することで、サーバ装置104を動作させ、業務情報データベース105に格納されている機密情報にアクセスすることができる。
一方、ステップA7において、生体信号と生体データとが所定の基準を満たすように合致しない場合、および、キー信号とキーデータとが一致しない場合の少なくとも一方の場合、認証装置102は、利用者が、生体情報およびキー情報データベース103に予め登録されている利用者ではないと判定する。この場合、認証装置102は、利用者の認証を拒否する(ステップA7でNO)。
次に、認証装置102は、利用者の認証を連続して拒否した回数が所定の回数n(nは1以上の整数)に達したか否かを判定する(ステップA9)。本実施の形態では、同一の生体信号がn回連続して出力された場合で、かつ、いずれの場合でも、キー信号が、キーデータと一致しないとき、認証装置102は、利用者の認証を連続して拒否した回数がn回に達したと判定する(ステップA9でYES)。この場合、認証装置102は、利用者に対して、サーバ装置104へのログインを禁止する(ステップA10)。このログイン禁止状態を解消するためには、利用者は、たとえば、認証システム1の管理者に問い合わせをし、当該管理者の権限によって、ログイン禁止状態を解除する必要がある。
一方、認証装置102によって利用者のログインを連続して拒否された回数がn回未満である場合(ステップA9でNO)、ステップA1の処理が再度行われる。
本実施の形態では、生体情報およびキー情報データベース103、ならびに、業務情報データベース105は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって実現されている。なお、生体情報およびキー情報データベース103、ならびに、業務情報データベース105は、データファイルが格納された記録媒体をコンピュータと接続された読取装置に搭載することによって、実現されていてもよい。
以上のように、本実施の形態1では、利用者がキー6を操作する際、利用者の指F1は、カバー4によって覆われる。また、利用者は、一度、複数の指F1をそれぞれ対応するキー6に置いた後は、キー入力操作を完了するまで、指F1の位置を変えなくてもよい。したがって、本実施の形態1では、利用者が簡単に認証操作を行うことができ、かつ、本人認証に関する情報が盗用される可能性を低減することができ得る。
また、本実施の形態1によれば、盗難のおそれのあるICカードを用いることなく、簡単かつ安全に本人認証を行うことが可能となる。また、従来のテンキーおよびキーボードによれば、カバーがある状態では操作のし難い結果、カバーをつけることができず、そのために操作順序を盗撮または覗き見され易い。これに対し、本実施の形態1によれば、キーボードおよびテンキーを使用することなく、簡単かつ安全に本人認証を行うことが可能となる。より具体的には、利用者の生体を特定する生体認証に加え、カバー4で覆われた状態の指F1が同時に操作可能な5つのキー6を用いた認証操作を利用者に要求している。これにより、キー6の入力回数および入力パターンの複雑化により、セキュリティを高めることが可能である。このように、万一、覗き見されても容易には推測されない複雑な入力方法を実現している。さらに、カバー4で各キー6を覆っているので、キー6の操作順序が盗撮または覗き見されることを、より確実に抑制できる。さらに、複数のキー6のうちの一部のキー6は、読取部10による読取り対象とされていない。これにより、指紋認証の対象となる指がどれであるかは、利用者の操作を覗き見しても分からないため、セキュリティをより高めることができる。
また、本実施の形態1によれば、カバー4は、各キー6を、上方、左方、右方、および前方から覆っている。これにより、キー6を操作している利用者の指F1は、キー6の上方、左方、右方および前方のいずれからも見ることができない。その上、挿入空間8に挿入された指F1は、利用者自身の手の甲によって、後方から覆われる。したがって、キー6を操作している指F1の動きを、盗撮または覗き見されることを、より確実に抑制することができる。
また、本実施の形態1によれば、読取部10が備えられている。これにより、キー入力情報に加え、利用者の生体情報を用いて個人認証を行うことができる。このため、本来の利用者を偽装した、なりすましの利用者による不正な認証操作を、より確実に検出することができる。
また、本実施の形態1によれば、読取部10b、10cは、それぞれ、指紋読取用のキー6b、6cに対向して配置され、指紋読取用キー6b、6cは、透光性を有する材料で形成されており、読取部10は、指紋読取用キー6b、6cを通して指F1の生体情報を光学的に読み取る。これにより、キー6b、6cのうち指F1が触れる上面から離隔した位置に、読取部10b、10cを配置することができる。これにより、キー6b、6cとカバー4との間隔を、より狭くすることができる。すなわち、挿入空間8を、上下方向に、より薄くすることができるので、カバー4と、挿入空間8に挿入した指F1との間の隙間をより小さくできる。したがって、カバー4が指F1の動きを隠す効果を、より高くすることができる。これにより、キー操作を行っている指F1の動きが盗撮または覗き見されることを、より確実に抑制できる。
また、本実施の形態1によれば、複数のキー6は、互いに同じ外観を有している。このため、どのキー6に対応して読取部10が配置されているかを、認証用入力装置2の外観からは分からないようにすることができる。このため、本来の利用者になりすまそうとする不審者が、指紋の偽造または変造を行う際に、利用者のどの指F1の指紋を模倣すればよいか、わからない。これにより、不審者による指紋の偽造または変造を抑制できるので、認証の安全性をより高くすることができる。
また、本実施の形態1によれば、各キー6を揺動可能に支持する支点部17は、対応するキー6のうち挿入空間8の入口8a側の端部21に配置されている。このため、利用者が指F1でキー6を操作した場合、キー6は、挿入空間8の入口8a側ではほとんど動かず、挿入空間8の奥側で動く。したがって、キー6が操作されている場合でも、キー6は、カバー4の外側からは、実質的に動いていないように見える。これにより、キー入力操作が盗撮または覗き見されることを、より確実に抑制できる。
また、本実施の形態1によれば、カバー4から露出し、複数のキー6のそれぞれと平面視で一直線に並ぶ複数の案内部20が設けられている。これにより、利用者は、案内部20に沿って指F1を挿入空間8に挿入することで、各指F1を、カバー4内において意図しているキー6に配置することができる。したがって、カバー4でキー6が見えない状態でも、利用者は、指F1を、カバー4内の所望の位置に、容易かつ確実に置くことができる。
また、本実施の形態1によれば、利用者を認証する処理において、生体信号を読み込んだ後に、キー信号を読み込む。このような手順とすることにより、利用者は、カバー4内でキー6に手を置いた後、一旦、指F1を静止させて生体情報を読み取らせ、その後、キー操作を行うという、自然な動作を行うこととなる。このため、利用者は、カバー4の内側に指F1を入れ、キー6を触覚で確認した後、キー操作を行い、再度、キー6の先端を触覚で確認して指F1を静止させ、生体情報を読み取らせるという、手間のかかる動作を行わなくて済む。これにより、利用者にとって、より簡単に、認証操作を行うことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における認証システム1について、図面を参照しながら説明する。図7は、本発明の実施の形態2における認証システム1の認証用入力装置2を示す平面図である。尚、以下では、実施の形態2と異なる点について主に説明し、実施の形態1と同様の構成には、図に同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態2では、認証用入力装置2のキー6のうちキー6d、6eは、ダミーキーを構成している。そして、キー信号出力部7は、ダミーキー6の操作とは無関係にキー信号を出力する。
具体的には、キー信号出力部7は、ダミーキー6が配置されている箇所には設けられていない。これにより、ダミーキー6が押操作された場合でも、キー信号出力部7は反応しない。キー信号出力部7は、キー6のうちのキー6a、6b、6cが押操作された場合にのみ、キー信号を出力する。
本実施の形態2によれば、利用者は、キー入力を行う毎に、ダミーキー6d、6eの操作内容を変更することができる。これにより、万一、利用者によるキー入力操作が複数回に亘って盗撮または覗き見された場合でも、盗撮または覗き見を行った不審者に対して、毎回異なるキー入力操作が行われていると錯覚させることができる。すなわち、不審者に対して、利用者は、都度パスワードが異なるワンタイムパスワードを使用していると錯覚させることができる。これにより、不審者に対して、キー入力の操作履歴の盗用による、本人成りすまし行為を、諦めさせることができる。これにより、不審者による不正な認証行為を抑制することができる。
(変形例)
(1)なお、各上記実施の形態では、操作部5のキー6の総数が5個である構成が説明されているが、この通りでなくてもよい。キー6の数は、4以下でもよい。この場合、キー6の数は、2つ、好ましくは3つ、より好ましくは4つである。
(2)また、各上記実施の形態では、利用者の生体情報として指紋情報を読取る構成が説明されているが、この通りでなくてもよい。読取部10は、利用者の指紋以外の生体情報、例えば、利用者の静脈情報を読み取ることにより生体信号を出力してもよい。また、利用者の指紋を読取る読取部と、利用者の指の静脈を読取る読取部の双方を、認証用入力装置2に設けてもよい。
(3)また、各上記実施の形態では、キー6は、前後方向に沿って延び、互いに平行に並んでいる構成を説明したが、この通りでなくてもよい。キー6は、図8に示すように、平面視で扇状となるように配置されていてもよい。この場合、挿入空間8の奥側の部分ほど、隣り合うキー6間の距離が広くなる。このようなキー6の配置により、利用者は、自身の手の大きさに合わせた位置で、キー6を操作することができる。また、この場合、読取部10b、10cは、それぞれ、対応するキー6b、6cの長手方向に長く延びていることが好ましい。これにより、利用者によって指F1が置かれる位置が異なっていても、各利用者の生体情報を、読取部10b、10cで読取ることができる。
(4)また、各上記実施の形態では、カバー4は、各キー6の上方、左方、右方および前方を覆う構成を説明したが、この通りでなくてもよい。認証用入力装置2を上方、左方、右方または前方から見たときに、各キー6の一部は、カバー4から露呈していてもよい。この場合、利用者は、カバー4のうち、キー6が露呈している箇所を見ながら、各キー6にたとえば右手の指F1を置き、その後、カバー4のうちキー6が露呈している箇所を、左手で覆うことができる。これにより、利用者は、各キー6の位置を視認しながら、各キー6に指を置くことができ、より容易にキー操作を行うことができる。しかも、キー6の大部分は、カバー4で覆われているので、利用者が手でキー6を覆う量は少なくて済み、利用者がキー6を覆う手間を少なくすることができる。
(5)また、各上記実施の形態では、読取部10を設ける構成を説明したが、読取部10は、無くてもよい。
(6)また、各上記実施の形態では、各キー6の後端部21に支点部17を配置する構成を説明したが、この通りでなくてもよい。たとえば、支点部17は、各キー6の後端部21と前端部22との間に配置してもよいし、前端部22に配置してもよい。
(7)また、各上記実施の形態では、認証システム1の認証処理時において、利用者は、生体情報の読取りが行われた後に、キー6を押操作する構成を説明したが、この通りでなくてもよい。たとえば、利用者がキー6を押操作した後に、利用者の生体情報が読取られる構成であってもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記17)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
ベース部と、
利用者の複数の指にそれぞれ対応するように前記ベース部上に配置された複数のキーと、
複数の前記キーを覆い、かつ、前記ベース部との間に、複数の前記指を挿入可能な挿入空間を区画するカバーと、
複数の前記キーのうちの所定のキーに対応して設けられ、前記所定のキーが操作された場合に、操作された前記所定のキーに対応するキー信号を出力するキー信号出力部と、
を備えていることを特徴とする、認証用入力装置。
(付記2)
前記カバーは、複数の前記キーを上方、左方、右方、および前方から覆っていることを特徴とする、付記1に記載の認証用入力装置。
(付記3)
前記挿入空間に挿入された前記指の生体情報を読み取り、読取った前記生体情報に対応する生体信号を出力する読取部、をさらに備えていることを特徴とする、付記1または付記2に記載の認証用入力装置。
(付記4)
前記読取部は、複数の前記キーのうちの所定の読取用キーに対向して配置され、
前記読取用キーは、透光性を有する材料で形成されており、
前記読取部は、前記読取用キーを通して前記指の生体情報を光学的に読み取ることを特徴とする、付記3に記載の認証用入力装置。
(付記5)
複数の前記キーは、互いに同じ外観を有していることを特徴とする、付記4に記載の認証用入力装置。
(付記6)
複数の前記キーは、それぞれ、前記挿入空間のうち前記指が挿入される入口側から奥側へ向けて延びる鍵盤形状を有し、所定の支点部回りに揺動可能であり、
前記支点部は、前記キーのうち前記入口側の端部に配置されていることを特徴とする、付記1〜付記5のいずれかに記載の認証用入力装置。
(付記7)
前記カバーから露出し、複数の前記キーのそれぞれと平面視で一直線に並ぶ複数の案内部をさらに備えていることを特徴とする、付記1〜付記6のいずれかに記載の認証用入力装置。
(付記8)
複数の前記キーは、ダミーキーを含み、
前記キー信号出力部は、前記ダミーキーの操作とは無関係に前記キー信号を出力することを特徴とする、付記1〜付記7のいずれかに記載の認証用入力装置。
(付記9)
利用者の複数の指によって入力操作されることに基づいて認証用の信号を出力する認証用入力装置と、
前記信号に基づいて、前記利用者の認証処理を行う認証装置と、を備え、
前記認証用入力装置は、
ベース部と、
複数の前記指にそれぞれ対応するように前記ベース部に配置された複数のキーと、
複数の前記キーを覆い、かつ、前記ベース部との間に、複数の前記指を挿入可能な挿入空間を区画するカバーと、
複数の前記キーのうちの所定のキーに対応して設けられ、前記所定のキーが操作された場合に、操作された前記所定のキーに対応するキー信号を前記認証装置へ出力するキー信号出力部と、
を備えていることを特徴とする、認証システム。
(付記10)
前記認証用入力装置は、前記挿入空間に挿入された前記指の生体情報を読取り、読取った前記生体情報に対応する生体信号を前記認証装置へ出力する読取部をさらに備え、
前記認証装置は、前記生体信号を読み込んだ後に、前記キー信号を読み込むことを特徴とする、付記9に記載の認証システム。
(付記11)
前記カバーは、複数の前記キーを上方、左方、右方、および前方から覆っていることを特徴とする、付記9または付記10に記載の認証システム。
(付記12)
前記挿入空間に挿入された前記指の生体情報を読み取り、読取った前記生体情報に対応する生体信号を出力する読取部、をさらに備えていることを特徴とする、付記9〜付記11のいずれかに記載の認証システム。
(付記13)
前記読取部は、複数の前記キーのうちの所定の読取用キーに対向して配置され、
前記読取用キーは、透光性を有する材料で形成されており、
前記読取部は、前記読取用キーを通して前記指の生体情報を光学的に読み取ることを特徴とする、付記12に記載の認証システム。
(付記14)
複数の前記キーは、互いに同じ外観を有していることを特徴とする、付記13に記載の認証システム。
(付記15)
複数の前記キーは、それぞれ、前記挿入空間のうち前記指が挿入される入口側から奥側へ向けて延びる鍵盤形状を有し、所定の支点部回りに揺動可能であり、
前記支点部は、前記キーのうち前記入口側の端部に配置されていることを特徴とする、付記9〜付記14のいずれかに記載の認証システム。
(付記16)
前記カバーから露出し、複数の前記キーのそれぞれと平面視で一直線に並ぶ複数の案内部をさらに備えていることを特徴とする、付記9〜付記15のいずれかに記載の認証システム。
(付記17)
複数の前記キーは、ダミーキーを含み、
前記キー信号出力部は、前記ダミーキーの操作とは無関係に前記キー信号を出力することを特徴とする、付記9〜付記16のいずれかに記載の認証システム。
本発明は、サーバへアクセスしようとする利用者などに対して認証を行うために用いられる認証用入力装置および認証システムに適用することができる。
1 認証システム
2 認証用入力装置
3 ベース部
4 カバー
6 キー
7 キー信号出力部
8 挿入空間
10 読取部
17 支点部
20 案内部
21 キーの入口側端部
102 認証装置
F1 指

Claims (9)

  1. ベース部と、
    利用者の複数の指にそれぞれ対応するように前記ベース部上に配置された複数のキーと、
    複数の前記キーを覆い、かつ、前記ベース部との間に、複数の前記指を挿入可能な挿入空間を区画するカバーと、
    複数の前記キーのうちの所定のキーに対応して設けられ、前記所定のキーが操作された場合に、操作された前記所定のキーに対応するキー信号を出力するキー信号出力部と、
    を備え
    複数の前記キーは、それぞれ、前記挿入空間のうち前記指が挿入される入口側から奥側へ向けて延びる鍵盤形状を有し、所定の支点部回りに揺動可能であり、
    前記支点部は、前記キーのうち前記入口側の端部に配置されていることを特徴とする、認証用入力装置。
  2. 前記カバーは、複数の前記キーを上方、左方、右方、および前方から覆っていることを特徴とする、請求項1に記載の認証用入力装置。
  3. 前記挿入空間に挿入された前記指の生体情報を読み取り、読取った前記生体情報に対応する生体信号を出力する読取部、をさらに備えていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の認証用入力装置。
  4. 前記読取部は、複数の前記キーのうちの所定の読取用キーに対向して配置され、
    前記読取用キーは、透光性を有する材料で形成されており、
    前記読取部は、前記読取用キーを通して前記指の生体情報を光学的に読み取ることを特徴とする、請求項3に記載の認証用入力装置。
  5. 複数の前記キーは、互いに同じ外観を有していることを特徴とする、請求項4に記載の認証用入力装置。
  6. 前記カバーから露出し、複数の前記キーのそれぞれと平面視で一直線に並ぶ複数の案内部をさらに備えていることを特徴とする、請求項1〜請求項のいずれかに記載の認証用入力装置。
  7. 複数の前記キーは、ダミーキーを含み、
    前記キー信号出力部は、前記ダミーキーの操作とは無関係に前記キー信号を出力することを特徴とする、請求項1〜請求項のいずれかに記載の認証用入力装置。
  8. 利用者の複数の指によって入力操作されることに基づいて認証用の信号を出力する認証用入力装置と、
    前記信号に基づいて、前記利用者の認証処理を行う認証装置と、を備え、
    前記認証用入力装置は、
    ベース部と、
    複数の前記指にそれぞれ対応するように前記ベース部に配置された複数のキーと、
    複数の前記キーを覆い、かつ、前記ベース部との間に、複数の前記指を挿入可能な挿入空間を区画するカバーと、
    複数の前記キーのうちの所定のキーに対応して設けられ、前記所定のキーが操作された場合に、操作された前記所定のキーに対応するキー信号を前記認証装置へ出力するキー信号出力部と、
    を備え
    複数の前記キーは、それぞれ、前記挿入空間のうち前記指が挿入される入口側から奥側へ向けて延びる鍵盤形状を有し、所定の支点部回りに揺動可能であり、
    前記支点部は、前記キーのうち前記入口側の端部に配置されていることを特徴とする、認証システム。
  9. 前記認証用入力装置は、前記挿入空間に挿入された前記指の生体情報を読取り、読取った前記生体情報に対応する生体信号を前記認証装置へ出力する読取部をさらに備え、
    前記認証装置は、前記生体信号を読み込んだ後に、前記キー信号を読み込むことを特徴とする、請求項に記載の認証システム。
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