JP5610916B2 - レーザ治療装置およびレーザ出力制御方法 - Google Patents
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Description
前記レーザ照射手段は、適宜のレーザを照射するレーザ照射手段で構成することができる。照射するレーザは、炭酸ガスレーザ、Er:YAGレーザ、Nd:YAGレーザ、ダイオード・レーザなどの半導体レーザ、またはパルス・ダイ・レーザなど、適宜のレーザを用いることができる。
前記出力制御手段は、前記レーザ照射手段のレーザ出力を制御する適宜の制御手段で構成することができる。
前記診断用投射媒体が前記施術対象部位へ投射されたことにより生じる診断用受取媒体は、近赤外光や赤外光や可視光といった光が反射することによる反射光など、適宜の媒体とすることができる。
また、前記レーザ光線を伝送するレーザ光線伝送手段を備え、前記診断用情報取得手段は、前記施術対象部位から前記レーザ光線伝送手段により伝送させてきた診断用受取媒体に基づいて診断用情報を取得する構成とすることにより、治療に用いるレーザ光線と同軸で診断用媒体を取得できるため、治療部位と診断部位を精度よく一致させることができる。
また、治療用のレーザ光線の伝送と、診断用の媒体の伝送と受け取りといった複数の伝送を1軸で行うことができる。このため、限られた空間である内視鏡の鉗子口に挿入して診断とこの診断結果をフィードバックしたレーザ光線による施術という多機能を実現することができる。
この態様により、粘膜や粘膜下層や筋層の存在を的確に確認できる。
操作部13は、接眼部15、上下アングルノブ16、左右アングルノブ17、操作ボタン18、および鉗子挿入口20等が設けられている。
操作ボタン18は、送気、送水、吸引、ズームなどの操作入力を受け付ける。
ライトガイド31,35は、撮像のための照明となる光を照射する照明部位である。これにより、光の届かない体内を照らして観察および施術できるようにする。
レンズ33は、ライトガイド31,35等の照明による光を集光し、撮像画像を取得するためのレンズである。この集光した情報を適宜加工することで撮像画像を得ることができ、術者が状態を確認できる。光を電気信号に変換する撮像素子は、先端構成部30の近傍に設けて、内視鏡装置10へ導電線で接続してもよいし、内視鏡装置10内に設けて、照明用とは別途設けるライトガイドによってレンズで集光した光を伝送してもよい。
鉗子出口36は、レーザ治療装置50の中空導波路60等の治療用デバイスの出口である。
電源部52は、中央制御部54など各部に動作電力を供給する。
レーザ出力制御部54aは、信号処理部53から受け取った光干渉断層情報を分析し、この分析結果を記憶部54bの制御データ70(図3参照)と比較して、レーザ発振部57によるレーザ光線57aの出力値をリアルタイムに制御する。
この制御データ70を用いて、レーザ出力制御部54aは、検出部55で受光し信号処理部53で処理した光干渉断層情報を分析し、その分析結果が制御データ70のいずれに該当するか判定し、該当する判定結果に対応した出力になるようレーザ発振部57の出力を制御する。このときの出力は、レーザ発振部57からのレーザ光線57aの出力が切開モードで実行されているか、剥離モードで実行されているかによって、採用する出力として制御データ70の切開モード出力と剥離モード出力の一方を選択する。
ガイド光発光部56は、波長が800nm〜1μm付近の低コヒーレンス性の近赤外光を発光する。
なお、このガイド光発光部56が発光する検出用の近赤外光(レーザ光線)は、施術用のレーザ光線57aが照射される位置を示すためのものであるため、可視光であることが望ましい。但し、不可視である近赤外光であっても、撮像素子によって検出し画像化することが可能であるため、後述する内視鏡装置10の撮像部45によって画像信号へ変換され、画像表示部48に表示され、施術用のレーザ光線57aが照射される位置を確認できる、というガイド光本来の役割も失うことはない。
なお、気体噴射部58が噴射する気体58aの圧力は、適宜の圧力取得手段によって把握されることが好ましい。この場合、噴射した圧力と、施術対象部位Eの変形度合いによって適切なレーザ出力を定めておき、この分析結果をレーザ光線57aの出力制御にフィードバックする構成にしてもよい。
操作部41は、操作部13(図1参照)による操作入力を中央制御部43に伝達する。すなわち、上下アングルノブ16や左右アングルノブ17の操作による湾曲管部23の湾曲動作、操作ボタン18による押下操作などを伝達する。あるいは、操作ユニット12のものとは別個に、例えば内視鏡装置の制御器本体(不図示)に操作部を設け、照明の光量、静止画の撮影記憶等の操作を中央制御部43に伝達する。
中央制御部43は、各部に対して各種制御動作を実行する。
照明部44は、ライトガイド31,35(図1参照)からの照明を実行する。
水噴射部46は、副送水口32からの液体の噴射を実行する。また、ノズル34からの液体の噴射も実行する。
図4(A)に示すように、先端構成部30を移動させて中空導波路60の先端を患者の様々な施術対象部位Eに対向させると、ガイド光発光部56からその対向部位に近赤外光であるガイド光56aが照射され、このガイド光56aの反射光である反射ガイド光55aを検出部55で受光し信号処理部53で信号処理して光干渉断層情報が得られる。この光干渉断層情報を分析することで、施術対象部位Eとしての粘膜層L1に対向している分析結果c、施術対象部位Eとしての腫瘍周辺C2に対向している分析結果b、施術対象部位Eとしての腫瘍C1に対向している分析結果aなどが得られる。この分析結果を得るための判定は、各分析結果a〜eについてそれぞれ閾値の範囲を定めておき、光干渉断層情報がどの閾値の範囲に入っているかによって決定する。この分析結果に基づき、制御データ70に記憶されている出力にレーザ発振部57の出力が切り替えられる。
また、光干渉断層情報により、粘膜や粘膜下層や筋層の存在を的確に確認できる。
また、内視鏡装置10の内視鏡チューブ21に中空導波路60を挿入して利用できるため、低侵襲な外科治療にて実施することができる。
この発明の出力制御手段は、実施形態のレーザ出力制御部54aに対応し、
以下同様に、
制御情報記憶手段は、記憶部54bに対応し、
診断用情報取得手段および光干渉断層取得手段、反射光計測手段、および分光分析手段は、検出部55および信号処理部53に対応し、
診断用受取媒体は、反射ガイド光55aに対応し、
診断用投射手段は、ガイド光発光部56に対応し、
診断用投射媒体は、ガイド光56aに対応し、
レーザ照射手段は、レーザ発振部57に対応し、
気体噴射手段は、気体噴射部58に対応し、
レーザ光線伝送手段は、中空導波路60に対応し、
出力制御情報は、制御データ70に対応し、
診断用情報は、光干渉断層情報に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
Claims (4)
- 施術対象部位の診断用情報を取得する診断用情報取得手段と、
前記施術対象部位にレーザ光線を照射するレーザ照射手段と、
前記診断用情報から判別される施術対象部位の状態別に前記レーザ光線の出力制御情報を記憶する制御情報記憶手段と、
該診断用情報取得手段により取得した診断用情報と前記出力制御情報とに基づいて前記レーザ照射手段の出力制御を実行する出力制御手段と、
前記レーザ光線を伝送するレーザ光線伝送手段と、
前記施術対象部位へ向けてガイド光よりなる診断用投射媒体を前記レーザ光線伝送手段に伝送させる診断用投射手段とを備え、
前記診断用情報取得手段は、前記施術対象部位から前記レーザ光線伝送手段により伝送させてきた診断用受取媒体に基づいて診断用情報を取得する構成であり、
前記診断用受取媒体は、前記診断用投射媒体が前記施術対象部位へ投射されたことにより生じる媒体で構成し、
前記レーザ光線伝送手段は、内部中空の筒状体の内面に誘電体薄膜を設けるとともに、前記診断用投射媒体、前記レーザ光線、及び前記診断用受取媒体を全て同軸で伝送する中空導波路で構成した
レーザ治療装置。 - 前記診断用情報取得手段は、
前記診断用情報として前記施術対象部位の深さ方向の組織プロファイル情報を光干渉断層検出により取得する光干渉断層取得手段、
前記診断用情報として前記施術対象部位の組織表面の光の吸収度を反射光計測により取得する反射光計測手段、
または、前記診断用情報として前記施術対象部位の組織表面の光の吸収度を分光分析によって取得する分光分析手段である
請求項1記載のレーザ治療装置。 - 前記診断用情報取得手段は、
前記診断用情報として前記施術対象部位の深さ方向の組織プロファイル情報を光干渉断層検出により取得する光干渉断層取得手段である
請求項2記載のレーザ治療装置。 - 診断用投射手段は、気体を噴射する気体噴射手段を更に備え、
前記診断用情報取得手段は、前記気体噴射による前記施術対象部位の変化を検出し得るよう構成された
請求項1記載のレーザ治療装置。
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