JP7053468B2 - 自動化されたスイープするアブレーションエネルギー構成要素を有するアブレーションシステム - Google Patents

自動化されたスイープするアブレーションエネルギー構成要素を有するアブレーションシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7053468B2
JP7053468B2 JP2018534875A JP2018534875A JP7053468B2 JP 7053468 B2 JP7053468 B2 JP 7053468B2 JP 2018534875 A JP2018534875 A JP 2018534875A JP 2018534875 A JP2018534875 A JP 2018534875A JP 7053468 B2 JP7053468 B2 JP 7053468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ablation
energy
energy emitter
damage
tissue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018534875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019502471A (ja
Inventor
メルスキー,ゲラルト
エスタブルック,ブライアン
Original Assignee
カーディオフォーカス,インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カーディオフォーカス,インコーポレーテッド filed Critical カーディオフォーカス,インコーポレーテッド
Publication of JP2019502471A publication Critical patent/JP2019502471A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7053468B2 publication Critical patent/JP7053468B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/04Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
    • A61B18/12Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
    • A61B18/14Probes or electrodes therefor
    • A61B18/1492Probes or electrodes therefor having a flexible, catheter-like structure, e.g. for heart ablation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/04Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
    • A61B18/08Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by means of electrically-heated probes
    • A61B18/082Probes or electrodes therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/25User interfaces for surgical systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/18Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves
    • A61B18/20Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using laser
    • A61B18/22Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using laser the beam being directed along or through a flexible conduit, e.g. an optical fibre; Couplings or hand-pieces therefor
    • A61B18/24Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using laser the beam being directed along or through a flexible conduit, e.g. an optical fibre; Couplings or hand-pieces therefor with a catheter
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B2018/00053Mechanical features of the instrument of device
    • A61B2018/00214Expandable means emitting energy, e.g. by elements carried thereon
    • A61B2018/0022Balloons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B2018/00315Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body for treatment of particular body parts
    • A61B2018/00345Vascular system
    • A61B2018/00351Heart
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B2018/00315Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body for treatment of particular body parts
    • A61B2018/00345Vascular system
    • A61B2018/00351Heart
    • A61B2018/00357Endocardium
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B2018/00571Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body for achieving a particular surgical effect
    • A61B2018/00577Ablation

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年1月5日出願の米国特許出願第62/275,017号の優先権を主張し、その全ての内容が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示はアブレーション機器およびその使用方法に関し、特に、自動化されてスイープ動作で動き、増加分を重ねてアブレーションエネルギーの対象のカスタマイズ可能な視野を提供することが可能なアブレーション構成要素を使用する、アブレーションカテーテルおよびアブレーション処置の実行方法に関する。
心不整脈(例えば細動)は、心臓の正常な拍動パターンにおける不規則で、心臓の心房または心室のどちらかで現れうる。例えば心房細動は、心房心筋の速いランダム化した収縮で特徴付けられる不整脈の形態で、不規則な、しばしば急速な心室反応を起こす。心房の規則的な拍動機能が、心臓の上部空洞を通る電気信号の無秩序な伝導の結果として、まとまりのない効果がない震動に置き換えられる。心房細動はしばしば、欝血性心不全、リウマチ性心疾患、冠動脈疾患、左心室肥大、心筋症または高血圧を含む他の形態の心血管疾患に関連する。
(発作性および持続性の)再発心房細動は、左心房の後部に付着する4つの肺静脈のうちの1つまたは複数の中に主に位置する(“異所性中枢”と呼ばれる)急速に興奮している組織により誘発されることが、昨今理解されている。肺静脈を左心房の残りから電気的に分離することにより、心房細動を防ぎうることが見出された。
肺静脈の分離に、種々の技術が採用されてきた。これらの技術のそれぞれの共通の目的は、心筋細胞を瘢痕組織で置き換えることであり、瘢痕組織は心臓内で正常な電気活動を行うことが不可能である。
1つの公知のアプローチで、肺静脈と左心房の接合部を取り囲む組織周辺のアブレーションが、心房細動の治療に実施されてきた。この箇所の心臓組織を経壁的および円周的に焼灼することにより、この傷跡または耐久性がある遮断壁の生成の結果として、肺静脈と左心房の残りの間の電気伝導性を遮断し、細動プロセスの開始を防ぐことが可能である。
心不整脈を治療するための損傷の生成に、いくつかのタイプのアブレーション装置が近年提案されてきた。最近提案されたアブレーション機器の多くは、心臓内から個々の損傷を生成するよう設計された経皮的装置である。そのような装置は、例えば大腿静脈のような血管経由で心臓内へアブレーション機器を通し、それから左心房へ経中隔アクセスを得ることによる患者のカテーテル処置により、心臓内に位置決められる。
通常、経皮的装置はガイドカテーテルの補助で位置決められ、ガイドカテーテルがまず心房中隔内に作られた穴を通して心臓の左側の中へ進められる。1つの増加中の共通のアプローチでは、ガイドカテーテルまたは同様の誘導装置が、脈管を通って心臓の左心房内へ進められる。拡張可能な構成要素を持つカテーテル機器が、それからガイドカテーテルを通して肺静脈の心門のそれぞれの中へ進められ、そこで拡張可能な構成要素(例えばバルーン)が膨張される。バルーンは、移動可能なアブレーション構成要素、例えばバルーンの内表面内に配置されたレーザのようなエネルギー放出装置を有し、それが、医師が次に静脈の心門と左心房の間の接合領域内のエネルギーの位置決めおよび印加を制御し、アブレーション処置の目的である耐久性がある遮断壁を生成するのを可能にする。
多数のアブレーションシステムはレーザビームのようなアブレーションエネルギーの放出により作動し、それは円周状の形状または完全な円周状に満たない形状(すなわち弧の形)を有する。装置が弧の形のアブレーションエネルギーを放出する場合、これらのシステムは効果的であるが、損傷を完了するため、ユーザはかなりの数のステップを用いてアブレーション構成要素を徐々に移動しなければならないかもしれない。アブレーション構成要素は(例えば1つの実施形態でエネルギーエミッタに対して約5から30度の角度で対する)小さな弧のエネルギーのみを放出するよう構成されているかもしれないので、このプロセスは時間がかかりうる。
よって、肺静脈分離処置が成功したかどうか正確におよび直ちに確認し、それによってユーザ(電気生理学者、より具体的にいうと電気生理学者または循環器介入専門医)が、完全な円周状の遮断壁が永続的に形成されたことを確実にするよう、リアルタイムで矯正的なアクションをとることを可能にするよう構成されたシステムおよび方法のニーズが、当業界でなおある。損傷をより効率的に完了するよう構成されたシステムおよび方法のニーズもまた、当業界でなおある。
本発明は、(ユーザが入力した)プログラムされた制御されたスイープ動作をすることが可能なアブレーション構成要素を有するよう構成された、アブレーションカテーテルのようなアブレーション器具に関する。アブレーション構成要素は、最初のアブレーション部位に焼灼エネルギーを提供し、それからスイープ動作を用いて弓形パス内の最初のアブレーション部位の片側または両側へ予め定められた度数移動し、一方でなお焼灼エネルギーを提供するよう構成される。実際のアブレーション構成要素はより小さいサイズの弓形アブレーション区画に放出するよう構成されてはいるが、アブレーション構成要素のスイープ動作は、より大きい弓形アブレーション区画の形成をもたらす。よってスイープ動作は、アブレーション構成要素が、一度に1つの弓形アブレーション区画を実行する以前の技術と比較して少数の弓形損傷区画を作ることにより、連続した円周状の損傷を完成するのを可能にする。アブレーション構成要素の移動はグラフィカルユーザインタフェースにより操作者がプログラム可能であり、操作者が所望の制御されたパラメータを入力し、それらがそれから実行される。操作者により提供された入力パラメータは、対象部位で自動化された損傷区画を作り、連続した損傷を完成するようアブレーション構成要素を構成する。グラフィカルユーザインタフェースを用いて、アブレーション構成要素をカテーテル本体内で回転して(スイープ動作)および軸方向に移動し、対象部位でアブレーション構成要素を位置決めるよう構成可能である。入力パラメータは、移動の予め定められた度数にわたる移動で、制御されたスイープ動作で移動するようアブレーション構成要素を構成可能である。入力パラメータはまた、対象部位へアブレーション構成要素により提供される焼灼エネルギーの電力、また時間も制御可能である。また、個別のスイープ動作の経過時間も、ユーザが制御および入力可能である。エネルギー送達中の個別のスイープ動作を、対象の組織にわたる単一のスイープまたは複数のスイープとして実行可能である。
本出願のアブレーション器具はさらに、ディスプレイを持つコンソールを有し、コンソールはアブレーション機器に操作可能に接続可能である。コンソールを用いて操作者は、アブレーション構成要素の自動化された移動についてグラフィカルユーザインタフェースによりパラメータを入力可能である。1つの態様では、操作者が入力した入力パラメータの選択のみを用いて、アブレーション構成要素の経路を自動的に計算するようソフトウェアを使用可能である。
本出願のアブレーション機器は、サーボモータのようなモータを有することが可能であり、それは入力パラメータに基づきスイープ動作でアブレーション構成要素を回転するよう構成される。別の態様では、アブレーション機器は、アブレーション構成要素をカテーテル内で軸方向に移動するよう構成された第2のモータを有することが可能である。アブレーション構成要素の動作および最終位置の制御を補助する位置および速度フィードバックを提供するよう、1つまたは複数のモータをエンコーダと接続可能である。1つまたは複数のモータを、アブレーション機器のハンドル内、または機器のコンソール内、または他の位置に設置可能である。
本発明のこれらのおよび他の態様、機能および利点を、添付の図からさらに理解ができ、これらは本発明の特定の実施形態をその詳細な記載と共に説明する。
本発明の目的および機能は、添付の図と併せた本発明の例示の実施形態の後述の詳細な記載を参照して理解されうる。
本発明による内視鏡誘導心臓アブレーションシステムの構成要素を示すブロック図である。 図1の心臓アブレーションシステムの心臓アブレーション機器の概略図である。 心臓アブレーション機器内で使用されるプロセッサモジュールのブロック図である。 情報を表示する分割スクリーン配列の形態のユーザ・インタフェースを示す。 肺静脈の治療のため、心門内の治療位置に示された図2の心臓アブレーション機器の概略図である。 その迎合的バルーンが膨張され、そのアブレーション構成要素が複数の位置のうちの1つに配置された、図2の心臓アブレーション機器の概略図である。 心臓内のアブレーション処置を伴う治療中に形成された損傷の質を判断する図1のアブレーションシステムにより実行されるステップを示すフローチャートである。 不十分な損傷を示す視覚的な警告信号を現す図1のディスプレイのスクリーンショットである。 本発明の1つのアブレーション方法を採用するよう構成されたコンピュータシステムのブロック図である。 アブレーション処置開始前の、カテーテルの長手方向の軸の途中からの治療部位の典型的な視界である。 アブレーション処置完了後の、カテーテルの長手方向の軸の途中からの治療部位の典型的な視界である。 自動化されたアブレーション構成要素のスイープ動作を用いた治療部位におけるアブレーションパスを示す。 自動化されたアブレーション構成要素のモータを制御するよう構成されたコンピュータシステムのブロック図である。 自動化されたアブレーション構成要素を備える心臓アブレーション機器の概略図であり、アブレーション機器はさらに、自動化されたアブレーション構成要素の動きを制御する1つまたは複数のモータを持つハンドルを有する。 1つの例示的なアブレーション構成要素の断面図である。
本発明を、本発明の図示された実施形態が表された添付の図を参照して、より十分に記載する。本発明は、決して示された実施形態のいずれにも限定されない。
詳細に後述するように、本発明はアブレーションカテーテルのようなアブレーション器具/アブレーションシステムに関し、それは、対象部位の電気活動の状態を監視することにより、より具体的にいうと対象部位より遠位に位置する血液プールの視覚的変化を監視することにより、完全な損傷が形成されたかどうかユーザがリアルタイムで判断するのを可能にする視覚化機能(機能性)を有するよう構成される。1つの実施形態では、血液プール(例えば肺静脈内の血液)の視覚的変化は、最初の処置前の時点(すなわちベースライン)において、血液プール内での活発な活性化が視認可能(すなわち血液プールの高度の変動)であるときから、(円周状の損傷の形成の進行、および対象部位より遠位の電気活動の付随する減少により)アブレーション処置が進行するにつれて、血液プールの動きの活発性が減るのが視認可能になる、血液プールの変動の視認可能なパターンでの変化により表わされる。
コンピュータモニタのようなディスプレイがリアルタイムで画像を表示し、これは、形成された損傷が対象部位における電気活動で所望の効果を有したかどうか(すなわち電気的絶縁)ユーザが判断するのを可能にする。言い換えれば、本発明のシステムは、対象部位において完全な損傷が形成されたかどうかユーザが判断するのを可能にするリアルタイムの視覚化情報をユーザに提供するよう構成される。また、対象部位の2つ以上の画像の間の比較を可能にするソフトウェアと共に、視覚化モジュールを提供可能である。
損傷の十分性が直ちにおよび容易に判断可能であるので、ユーザ(電気生理学者)は、完全な損傷が形成されたかどうか検出可能であり、および損傷内の間隙または裂け目のような損傷内の欠如がある場合、ユーザが即時に矯正手段を取ることが可能である。
図1は本発明によるアブレーション/内視鏡システムを示す概略ブロック図であり、通常参照番号10で指す。アブレーションシステム10は望ましくは治療アブレーション機器100を有し、治療アブレーション機器100は、後述するように内視鏡およびアブレーション装置(エネルギーエミッタ)を含む。治療アブレーション機器100は、以前の米国特許および特許出願(例えば米国特許出願公開第2009/0326320号および第2011/0082451号、これらのそれぞれはその全ての内容が参照により本明細書に組み込まれる)で出願人が開示したものを含む、市販のあらゆる数の異なるアブレーション機器であることが可能である。一般に、アブレーション機器100は、組織の対象部位においてアブレーションの形成を起こすのに十分なアブレーションエネルギーを放出するタイプのものである。
アブレータシステム10は、さらに望ましくは、照準光源20および照明光源24を有する。プロセッサ12は、接続された機器、ディスプレイ14、およびコントローラ16からの入力データおよび出力データを受け入れ、そのデータを視覚情報に処理するよう設計される。
後述の記載からも理解されるように、望ましくは内視鏡がアブレーション機器100内に設けられ、現在の画像および記録された静止画像の両方を取り込む機能を有する。照明光24は、治療部位に操作用の光を提供するのに使用される。照明光は、操作部位において存在する異なる組織間をユーザが区別するのを可能にする周波数のものである。照準光源20は、アブレーション機器100によりエネルギーが組織に送達される位置を視覚化するのに使用される。照準光20は、画像取込装置が記録可能で、ディスプレイ上で視認可能な波長のものが想定されている。
合成画像化システム
プロセッサ12は、望ましくは現在の視覚データならびにアブレーション機器コントローラおよびディスプレイからのデータを処理するよう設計される。プロセッサ12は、治療部位から受信された視覚情報を解釈、操作および記録するよう構成された一連のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを実行するよう構成される。プロセッサ12はさらに、例示およびグラフィカルのオーバーレイおよび合成またはハイブリッド視覚データを操作およびディスプレイ装置に提供するよう構成される。
図1に見られるように、システム10はさらに、コントローラ16、エネルギー源18、照準光源20およびユーザ・インタフェース22を有する。コントローラ16は、望ましくは、エネルギー送信器のエネルギー源18および照明源24および励起源25の出力を制御するよう構成され、(さらに後述するように)ならびにアブレーション治療部位における組織に対するエネルギー送信器の距離および動きを判断するよう構成される。後述からも理解されるように、内視鏡は望ましくは、アブレーション機器100により補助され、十分な焼灼エネルギー送達が治療部位の特定の領域に向けられたかどうかを判断するように、プロセッサ12により処理可能な画像を取り込む。内視鏡から取得されたデータは、アブレーション機器から見られるような治療部位のリアルタイムのビデオまたは静止画像を含む。本明細書で述べるように、これらの画像/ビデオを、後の使用のためにメモリ内に格納可能である。
照準光源20は、エネルギーがアブレーション機器100により組織130へ送達される治療部位の位置120を視覚化するのに使用される。望ましくは、照準光源20は、電磁スペクトルの視認可能な領域内の光を出力する。適切なアブレーションパスがユーザに見える場合、コントローラ16は、損傷によるアブレーションを有効にするため、エネルギー源18によりアブレーション機器100から組織部位152(図8)へ放射エネルギーを伝達する。本明細書で使用される“放射エネルギー”の語は、主として伝導または対流の熱伝達に依存しないエネルギー源を含むことが意図されることを理解すべきである。そのような源は、音響、レーザおよび電磁放射線源、およびより具体的にいうとマイクロ波、X線、ガンマ線、超音波および輻射光源を含むが、それらに限定されない。また、本明細書で使用される“光”の語は、視認可能な光、赤外線および紫外線放射を含むがそれらに限定されない電磁放射線を含むことが意図される。
照明光源24は、治療部位の適切な照明を提供するのに使用される光源である。照明は、生来の生物学的色調を操作者が容易に識別可能なように構成される。
コントローラ16は、ユーザに照準光源、ユーザ入力装置、およびアブレーション機器の機能を制御する能力を提供可能である。コントローラ16は、アブレーションシステムのメイン制御インタフェースとして機能する。コントローラ16を通して、ユーザは照準光20および照明光24の両方のスイッチを入れおよび切ることが可能である。さらにコントローラ16は、照明光および照準光の強度を変更する能力を有する。ユーザ・インタフェースまたはディスプレイ装置を切り替える能力も、また想定される。またコントローラ16は、発射の強度、焼灼エネルギー発射の持続時間および位置にわたる制御を含むアクセスをアブレーション機器100へ与える。コントローラ16はさらに、エネルギー送達中に放射エネルギー源と対象の組織の間のはっきりした伝達経路が失われた場合、システムに安全遮断を提供することが可能である(例えば共同所有の2010年10月1日出願の米国特許出願第12/896,010号を参照、これはその全ての内容が参照により本明細書に組み込まれる)。
コントローラは、分離したマイクロプロセッサベースの制御インタフェースハードウェアであることが可能であり、またはそれは、種々の物理デバイスからの入力を受け入れおよび制御するよう構成されたプロセッサベースのコンピュータシステムを通して作動するモジュールとして構成されたものの一部であることが可能である。
図3に示されるように、モジュールのセットが互いに協同して、図1のシステムのインタフェース22を通して示される情報を提供する。よって例えば、分析モジュール218、多重画像モジュール220、合成モジュール222、マッピングモジュール224、表示モジュール226、および制御インタフェースモジュール228があることが可能である。これらのモジュールのそれぞれは、ハードウェア、プロセッサ内で実行するコードまたは両方を有することが可能であり、それらは本明細書に記載された機能を実行するワークステーションのようなマシンを構成する。
さらに図3を参照すると、分析モジュール218は、損傷を分析し、それが所望の治療に十分かどうか判断する命令を有する。分析モジュール218を、画像取込装置(例えば内視鏡)が取り込んだイメージデータを調べ、対象部位における処置前の動作(電気活動)および処置後の動作(電気活動)の分析に一部基づき、十分な大きさおよび質の損傷が形成されたかどうか判断するように構成可能である。分析モジュール218を、焼灼放出の持続時間および強度についてのデータを受信するような機能を提供する個別のサブモジュールとして実行可能である。さらなるサブモジュールは、エネルギー放出の持続時間の評価、およびそれを適切な損傷を形成するのに適切な十分な持続時間および強度値のルックアップテーブルと比較することが可能である。
多重画像モジュール220は、多重画像をディスプレイへ提供するようプロセッサ12を構成する命令を有する。多重画像モジュールは、少なくとも2つの画像描写領域を示すようディスプレイを構成する。第1の画像描写領域で、治療部位の現在のビデオストリームがユーザに表示される。第2の画像描写領域で、焼灼エネルギーの最後の対象を強調する静止画像が示され、または後述するようにベースライン画像のような他の情報を示す。
合成モジュール222は、一連の静止画像を組み合わせ、それぞれの静止画像内で焼灼放出の対象の位置を示す合成画像を生成する命令を有する。アブレーション位置の時間ベースのマップを生成可能なように、合成画像のそれぞれの静止画像層の透明性を変化させるような機能を提供する個別のサブモジュールとして、合成モジュール222を実行可能である。サブモジュールにより実行される他の機能は、連続した静止画像からビデオまたはスライドショーを作ることである。合成モジュール222は、任意であることが理解されるだろう。
マッピングモジュール224は、現在の画像上に提案された治療パスを重ねる命令を有する。マッピングモジュールを、焼灼エネルギーの挿入の受け入れ可能なレベルを示す着色マーカーを示すよう構成可能である。例えばマッピングモジュールは、着色視覚マーカーを生成し、それを現在の画像上に重ね合わせ、治療に必要な焼灼エネルギーのレベルをさらに受け入れなければならない領域を示すことができる。逆にマッピングモジュール224はまた、同時に赤色(または他の色)視覚マーカーを生成し、それを現在の画像上に重ね合わせ、損傷に適切な十分な量の焼灼エネルギーを受け入れた領域を示すことが可能である。マッピングモジュール224を、焼灼放出の持続時間および強度についてのデータの受信、およびその特定のインスタンスを特定の格納された画像に相互に関連付けることのような機能を提供する個別のサブモジュールとして実行可能である。
本発明の1つの態様によると、マッピングモジュール224を、遠位の血液プールの現在の画像を遠位の血液プールの処置前の画像と重ね合わせ、それらの間のアブレーションの(充足(完成度)を示す)視覚的比較を可能にすることを可能にするよう構成可能である。
マッピングモジュール224は、任意であることも理解されるであろう。
表示モジュール226は画像をディスプレイに提供する命令を有し、画像は治療部位の図解またはグラフィカルな表示である。表示モジュール226は図解された画像の注釈、ならびに現在の画像と図解された画像の間の比較を可能にするよう構成される。例えば、および図8に示されるように、ディスプレイ14は、内視鏡176(図2)から見える実際の治療部位152を示す第1のスクリーン部分610を提供する。ディスプレイ14はまた、治療部位152における組織上のエネルギー発信器140の実際のパスを示すグラフィカルな描写を示す第2のスクリーン部分620を示すことが可能であり、パスは形成された損傷の充足を示すトレースで構成され、損傷内で無地トレース630は十分な損傷を示し、斜線トレース640は不十分な損傷を示す。表示モジュール226も、また任意である。
1つの実施形態では、システムを、分析モジュール218、多重画像モジュール220、表示モジュール226、および制御インタフェースモジュール228を少なくとも含むように構成可能である。
制御モジュール220は、他のモジュールのそれぞれの機能を適応させおよびアクセスし、ならびにコントローラと通信し、情報を入力し、または操作中に表示されるデータのパラメータを操作する命令を有する。操作および制御機能を、操作モード、制御インタフェース、表示方向、記録モード、記憶装置の位置およびデータエントリを選択する命令と共に個別のサブモジュールとして実行可能である。
ユーザは画像取込装置から現在のビデオフィードを参照し、放射エネルギー伝達をどこに向けるかを判断する。まず装置を使用すると、治療部位の現在のビデオ画像および静止画像がディスプレイ上に示される。図4に見られるように、プロセッサ12は、ディスプレイ14に少なくとも2つの、分離して形成された画像描写領域204、206を出力する。1つの画像描写領域204は、治療部位152から送信された現在のビデオを表示するのに確保される。少なくとも1つの他の画像描写領域206は、治療(心臓内処置)中の時間の特定の瞬間を示す画像またはいくつかの静止画像で構成された合成画像を示すのに使用される。
ユーザに現在のビデオを示すことは、ユーザが照準光218の投影を見、よって焼灼エネルギーを向けることを可能にする。描写された第1の静止画像210が、第1の放射エネルギー放出の開始前の時点で取り込まれた静止画像であることが想定されている。例えば、放射エネルギー放出前の時点で、画像取込装置は照準光がない治療部位152を示す画像210を記録する。部位の静止画像210を取ることにより、ユーザはあらゆる治療が開始する前の治療部位のベースライン画像を記録可能である。さらに、表示モジュールの機能を通して、手付かずの箇所152の表示を生成可能である。放射エネルギーの放出中、治療部位152の静止画像210が撮られる。焼灼イベントの特性(例えばエネルギー放出の持続時間および放射強度に関する情報)が格納され、特定の放出を示す画像と関連付けられる。また、静止画像内で照準光の投影が視認可能で、どこにエネルギーが向けられたかに関して位置標識を提供する。一連のこれらの静止画像を、合成モジュールを用いて組み合わせ可能である。それぞれの画像の不透明度を変更することにより、それぞれの焼灼イベントについての照準光の反射光が合成画像内で視認可能である。このようにして、エネルギーが向けられた箇所の完全な記録220が利用可能になる。さらに、合成画像は処置中の特定の時間を示す一連の個々の画像で構成されるので、操作全体の時間ベースのマップもまたリアルタイムで、またはその後のレビューに生成可能である。
また図4で見ることができるのは、制御モジュール228にアクセスする制御インタフェース216である。制御インタフェースは、ユーザが画像のスタイルおよび不透明度を同様に選択、ならびに他のモジュールの機能を開始することを可能にする。さらにコントローラ16の機能も、制御インタフェース228から制御可能である。
本発明が図3または図4に関連して前述された2つの画像描写領域に限定されると理解すべきではなく、治療部位152の画像および表示をレビュー可能なあらゆる数の画像描写領域を包含しうることが理解される。図8を参照すると、ディスプレイ14により示された画像を、十分または不十分な損傷形成の存在を示すよう、モジュールにより操作可能である。例えば、ディスプレイ14は内視鏡176(図2)から見た治療部位152の画像を示してもよく、不十分な損傷が形成されたと判断される場合、グレーおよび白の濃淡の色合いが組織および損傷を示し、または不十分な損傷が判断された位置で治療部位152の画像上に赤色マーカーを重ね合わせることが可能である。同時に、ユーザにさらに警告を起こすよう、アブレーションシステム10から音声信号を発出してもよい。
従って、ユーザが生成された損傷の質に満足しない場合、またはモジュールが十分な損傷が生成されなかったことを示す場合、ユーザはすぐに特定の組織位置の治療(スポット治療)を再実行可能である。逆に、モジュールが十分な損傷が形成されたことを示す場合、ユーザは確信を持って新しい組織位置に移って治療を続けることが可能であり、よって、治療したばかりの組織位置をより詳しく調べる必要を回避することにより、時間および努力を節約する。よって、全体の治療が実行されると、システムのモジュールは、電気生理学者が、連続した遮られないアブレーションが形成されたかどうかを見るため(またはアブレーションが意図された所望の形状を有するかどうかを見るため)、アブレーション全体の弧を形成する全ての治療区画を見ることを可能にする。形成されたアブレーションに視認可能な間隙または他の不完全がある場合、電気生理学者は、所望のアブレーションが形成されるまで、これらの領域の再治療のためエネルギー発信器(アブレーション構成要素)140を適切な位置に移動可能である。それから処理は、間隙が除去されたと判断および確認するため繰り返し可能である。
結果として、本発明のアブレーションシステムにより実行されるマッピング、分析および表示機能は、従来のアブレーション処置に関連する欠点を解消し、治療部位152に関する組織位置において連続したアブレーションを形成するため生成されたスポット損傷のより最適でより正確な観察および質の判断によって、アブレーション成功率の増加をもたらす。
ここで図2および図5を参照すると、アブレーション機器100の描写が提供される。図5は、細長形の本体114、中央内腔チューブ116および中央チューブ116内の1つまたは複数のポート122により膨らませることができる迎合的バルーン126を持つ、アブレーション機器100の概略断面図を提供する。中央チューブ116はまた、細長形の本体114内に形成された内腔内で軸方向移動および回転の両方が可能であるエネルギーエミッタ140を収容可能である。また細長形の本体114(本明細書ではカテーテル本体とも呼ぶ)内に形成された複数の付加的な内腔があり、それを通って特定の装置または機器が通過可能である。例えばカテーテル本体114はまた、膨張流体を抜き出す(または循環する)内腔118Aおよび118B、内視鏡176、および照明ファイバ128Aおよび励起ファイバ128Bも提供する。
図内に示される実施形態は、本発明による使用可能な少数の心臓アブレーション機器のみであることを理解するべきである。他の実施形態のさらなる記載は、例えば共同所有の2003年2月3日出願の米国特許出願第10/357,156号、2001年8月7日出願の米国特許出願第09/924,393号に見ることができ、それらのそれぞれは明示的に参照により組み込まれる。
ここで図5~図6を参照すると、アブレーション機器100は望ましくは、心臓内に(例えば肺静脈の近位に)配置されると、バルーン126の肩部分150が心臓組織の対象の領域152に密接するよう促すように、バルーン126を膨張可能であるように設計される。図4に示されるように、エネルギーエミッタ(または“損傷発生器’)140を、焼灼エネルギーを対象の領域152に送達し、連続した損傷を形成するよう位置決め可能である。損傷の文脈で、“連続した”の語は、損傷の両側の組織区画の間の電気伝導を実質的に阻止する損傷を意味するよう意図される。
放射エネルギーエミッタ140は、図2に示され、対象の組織から離れて位置付けられたバルーン126内に配置される(例えば、カテーテル本体114の中央内腔116内または別の方法でバルーン内に配置される)。1つの示された実施形態で、放射エネルギー発信器(アブレーション構成要素)140は、遠位の光発出光学構成要素に接続された少なくとも1つの光ファイバを有し、それは機器100を通して焼灼光エネルギーのスポットを(図6の)対象部位152へ発出するよう協同する。カテーテル本体114、発出バルーン126および膨張/アブレーション流体は全て、望ましくは、放射エネルギー発信器140から対象部位152へ低損失の伝達経路を提供するよう、エネルギー源の選択された波長において放射エネルギーを実質的に透過する。“バルーン”の語は、体腔の必要条件により、球形、楕円形、涙形などの形状を含む種々の構成に膨張可能な、変形可能な中空の形状を含むことを理解するべきである。そのようなバルーン構成要素は、弾性がある、または単に展開または包装を解くことで膨張した状態となることが可能でありうる。バルーンはさらに、複数の空洞構成を含む。
機器100内にまた配置されるのは、反射率センサ、望ましくは対象部位152および/または機器の位置の画像を取り込み可能な内視鏡176のような視覚化装置である。内視鏡176は、通常はその遠位端部で光を受けるレンズまたは他の光学カプラを有する光ファイバ束である。反射率センサ/内視鏡はまた照明源を有することが可能であり、そのような1つまたは複数の光ファイバが光源(1つまたは複数)に接続される。代わりに照明光および励起光を、図2の128Aで示される分離した光ファイバを通して送達してもよい。内視鏡は、種々の供給元から市販で利用可能である。内視鏡はさらに、詳細をさらに後述するように、視野を増やすよう光学ヘッド構体を有する。1つの示された実施形態で、アブレーション構成要素140および内視鏡176は、カテーテル本体14内で独立して軸方向に移動するようになされる。
本明細書で使用される“内視鏡”の語は、光学画像化装置を含むよう意図され、一般的に内視鏡、ファイバスコープ、カルジオスコープ、アンギオスコープおよび他の光ファイバベースの画像化装置を含むが、それらに限定されない。より一般的に、“内視鏡”は、対象の“画像”をディスプレイ14のような見る場所へ送信可能な、あらゆる光誘導(または導波管)構造を含む。
望ましくは、スポット損傷は、対象部位152において放射エネルギーをエネルギー発信器140から対象の組織へ印加することにより形成される。印加される放射エネルギーは、約50ジュール/cmから約1000ジュール/cm、または望ましくは約75ジュール/cmから約750ジュール/cmのエネルギー範囲で印加してもよい。エネルギーエミッタにより印加される電力レベルは、約10ワット/cmから約150ワット/cmの範囲であることが可能で、エネルギー送達の持続時間は、約1秒から約1分、望ましくは約5秒から約45秒、またはより望ましくは約10秒から約30秒の範囲であることが可能である。例えば、10から75ワット/cmの間の電力レベルに関して、約30秒の放射エネルギーを印加するのが有益でありうる。例えば10から20秒のより短い持続時間を、75から150ワット/cmの電力レベルに使用可能である。言い換えれば、所望のアブレーションを達成するのに、特定の位置において電力レベルが大きいほど、エミッタの滞留時間は短い。前述の数字は例として提供されたと理解すべきであり、前述のエネルギー、電力および持続時間は単に例として提供され、それらに限定されると理解すべきではない。
図5~図6に示されたアブレーション機器100の示された実施形態で、エネルギーエミッタ140は、遠位の光発出光学構成要素に接続された少なくとも1つの光ファイバを含む放射エネルギーエミッタであり、それは協同して機器100を通して焼灼光エネルギーのスポットを対象部位152へ発出する。光学構成要素はさらに、スポットまたは弧形の放射ビームを発出可能な、1つまたは複数のレンズ構成要素および/または屈折構成要素を備えることが可能である。代わりに、損傷発生器は、共同所有の2002年7月22日発行の米国特許第6,423,055号に詳細がさらに記載されるように、環形または部分的なリングの焼灼放射を生成してもよく、それらに関するその開示について本明細書に参照により組み込まれる。
アブレーション構成要素に関する自動化されたスイープ動作
本明細書に記載されているように、アブレーション構成要素140はバルーン内を軸方向に動くだけでなく、(弧形のアブレーション区画を形成する)一連の弧形のエネルギー放出が継ぎ合わされ、完成した損傷を形成することを可能にする回転する方法で動くようにも構成される。(弧形のアブレーション区画を形成するために)アブレーションエネルギーが弧形のパターンで放出されるとき、ユーザは手動処理で、損傷を完了するのに多数のステップを用いてアブレーション構成要素140を徐々に動かすかもしれない。充分に完全な損傷を確実にするため、ユーザは通常、新しい弓形の損傷区画を前のおよび密接した弓形の損傷区画と少なくとも部分的に重ね、アブレーション処理の完全性(すなわち損傷内に間隙がない)を確実にする。しかし本明細書で述べたように、ユーザが注意深く新しいアブレーションエネルギー弧の面積(領域)と前に形成された面積のいくぶんかの重なりをもたらす選択された度数でアブレーション構成要素を回転しなければならず、それからアブレーションエネルギーが印加されるので、よってこの処理は時間がかかりうる。
アブレーションエネルギーは、形成される弓形アブレーション区画のそれぞれについて、予め定められた時間放出される。時間量は、形成される弓形区画のサイズ(例えば弓形区画の度数)、および前に形成された弓形アブレーション区画との重複度合を含む多数のパラメータによって変わりえて、また対象の位置および対象の位置における組織の状況の性質のような解剖学的検討に基づくことも可能である。例えば形成された弓形区画が30度の面積を有する場合、それから組織の適切なアブレーションを確実にするよう、30秒といった予め定められた時間アブレーションエネルギーを放出してもよい。通常は焼灼された区画の面積が大きいほど(すなわち弓形アブレーション区画に覆われる度数が大きいほど)、組織のアブレーションを完了するのに必要とされる時間量は多い。
本発明によると、システムは、アブレーションエネルギーがプログラムされた、制御されたスイープ動作を経ることを可能にし、固定の静的エネルギー放出を用いることで可能なより大きい表面領域(より大きい面積)を占有するアブレーションの形成をもたらす任意の機能を有する。本明細書に記載されているように、ユーザは所望の制御されたパラメータの入力のためグラフィカルユーザインタフェースなどを使用可能であり、それはそれから実行され、アブレーション構成要素140が予め定められた移動の度数にわたって制御されたスイープ動作で動かされる。本明細書に記載されたように、システム全体は、適切なアブレーション形成を確実にする多数の予防手段を有する。例えば緊急停止のようなセーフティ機能を提供し、ユーザがアブレーションスイープ動作をいつでも停止することを可能にできる。
実際のアブレーション構成要素は、アブレーション構成要素が静止を保たれるときより小さい弓形アブレーション区画の大きさに放出するよう構成されるにもかかわらず、本発明の自動化されたアブレーション構成要素により提供される本明細書に記載されたスイープ動作は、より大きな弓形アブレーション区画の形成をもたらす。
例えば図12は、自動化されたアブレーション構成要素140のスイープ動作を用いた治療部位におけるアブレーションのパスを示す。前述の実施形態のように、自動化されたアブレーション構成要素140を、あらゆる単一の箇所において約30度(または他の予め定められた度数)の弓形アブレーション区画(X)を放出するよう構成可能である(本明細書に記載されたように、放出されたエネルギーの角度測定はエネルギーエミッタに対して測定され、より具体的にいうと放出されたエネルギーはエネルギーエミッタに対して所定の傾斜角を有する)。しかし、前述の実施形態と異なり、自動化されたアブレーション構成要素140により提供される(アブレーション(エネルギー)エミッタの制御された回転により起こされる)スイープ動作は、それを予め定められた度数、最初のアブレーション区画に一致する弓形パス(スイープ動作)内のアブレーションの最初の位置の片側または両側へ動き、それによって30度より大きい弓形アブレーション区画を生成する。言い換えれば、自動化されたアブレーション構成要素を、アブレーションの最初の位置(第1のエンドポイント)から、弓形アブレーションの反対側の端部における第2のエンドポイントへスイープするよう構成可能である。図12では、最初の弓形アブレーション区画Xが第1のエンドポイントAにある一方で、スイープ動作は、自動化されたアブレーション構成要素がスイープ動作でエンドポイントAからエンドポイントBへ焼灼するのを可能にし、それによってより大きな損傷区画を形成する。本明細書に記載されたように、1つまたは複数のエンドポイントを、タッチスクリーンまたはユーザが対象のアブレーション部位を見、それから1つまたは複数のエンドポイント位置をマーク付けすることを可能にする他のタイプのインタフェースのようなユーザ・インタフェースを用いて、ユーザが入力可能である。それから1つまたは複数のエンドポイントの座標が格納され、スタートポイントの場合、アブレーション構成要素は(スタートポイントを特定しスタートポイントに関連する)第1の格納された座標へ移動され、アブレーションプロセスが開始し、特に、アブレーション構成要素はスイープする方法で動く。ユーザがエンドポイントも入力した場合、スイープ動作は、エンドポイントの格納された座標を超えて伸びないように設計される。これは、形成される弓形損傷がスタートポイントとエンドポイントの間に形成されることを確実にする。
少なくとも1つの実施形態で、自動化されたアブレーションプロセスの最初の位置は、与えられた弓形アブレーション区画のスイープ動作の中間点であることが可能である。言い換えれば、自動化されたアブレーション構成要素を、アブレーションの最初の位置(中間点)の左右にスイープするよう構成可能である。例えば図12を参照すると、最初の弓形アブレーション区画は中間点Cにおいて始まることが可能であろうし、自動化されたアブレーション構成要素は、(ポイントAへ第1の方向に回転し、ポイントBへ第2の方向に回転することによるような)エンドポイントAとBの間をスイープすることにより、より大きな損傷区画を生成可能であろう。そのように、自動化されたアブレーション構成要素で、連続した損傷の完成に必要とされる損傷区画はより少なく、またプロセスはより自動化され、エネルギーエミッタに外科医が直接入力および制御する必要はより少ない。
1つまたは複数の実施で、自動化されたアブレーション構成要素140を、損傷区画の完成のためアブレーション区画のエンドポイント間を複数回スイープするよう構成可能である。少なくとも1つの実施で、区画の1つのエンドポイントから他のエンドポイントへの1回の“スイープ”は、損傷区画の完成に十分である。
さらに前述の実施形態で、損傷区画を生成するのに焼灼エネルギーが単一の位置に向けられ、損傷区画が生成されると、アブレーション構成要素140は、第2の損傷区画を生成するよう異なる(しかし重なる)位置へ移動する。他の位置へのアブレーション構成要素の移動は、ユーザが手動で実行可能であり、または自動化されたプロセスの一部であることが可能であり、それでは、対象の位置における組織、および焼灼されたばかりの組織の質および性質のユーザの観察(例えばユーザ・インタフェースのディスプレイの視覚的観察)に基づき、ユーザは入力コマンドを入力し、アブレーション構成要素を制御可能に動かし、規定された度数にわたる新しいスイープ動作のようなアブレーションプロセスを開始可能である。繰り返すが、この新しいスイープ動作は通常および可能性的に、前に形成されたばかりの損傷区画とある程度の重複を有する。重複の程度を、アブレーション構成要素の作動(スイープ動作)を制御する入力制御コマンドの一部として、ユーザが制御および入力可能である。よって、弓形の形成された損傷の端部が2つの個別のスイープ動作からの重複を有する場合、コントローラ(関連するソフトウェア)はこの情報を使用して、アブレーション区画の端部間の中間領域内のアブレーション構成要素の(滞在時間を含む)動作の程度を計算する。
本明細書の記載および1つの実施によると、ユーザはスタートポイントAおよびエンドポイントBを入力することにより開始し、それからプロセッサは、エネルギー送達が開始される前にポイントAとポイントB間を伸びる損傷を達成するスイープの全体のパスを計算する。ユーザはそれから、(エネルギーエミッタにより)エネルギー送達を開始し、エネルギーエミッタのスイープが始まる。
本明細書の記載および他の実施によると、ユーザが電力レベルを入力する。本システムは、電力レベルに基づきスイープ速度の適切な角速度を計算する。それからユーザは、スイープのスタートポイントを設定する。よってユーザは(エネルギーエミッタにより)エネルギー送達およびエネルギーエミッタのスイープを開始する。内視鏡の画像の視覚的観察に基づき所望のエンドポイントに到達すると、ユーザはそれからエネルギー送達およびスイープを終了する。よってこの実施形態は、スイープのエンドポイントがユーザにより“臨機応変に”判断されるものの1つと考えられる。言い換えれば、ユーザはスタートポイントを設定するが、視覚化装置から受信された情報または他の取得された情報に基づきいつでもスイープのパスを停止可能である。
この重複損傷区画の生成プロセスは、連続した損傷が完成する(形成される)まで繰り返される。自動化されたアブレーション構成要素の本実施形態で、重複損傷区画はなお形成される。しかしそれぞれの形成された損傷区画は、組織のアブレーション中のアブレーション構成要素の回転(スイープ動作)によって、より大きい弧の長さを有する。よって、それぞれの弓形アブレーション区画が、アブレーション構成要素が1つの位置で固定されたときのエネルギーの放出により形成される以前の実施形態と比較して、より少ない重複損傷区画を用いて連続した損傷が生成可能である。しかし、自動化されたアブレーション構成要素140が以前の実施形態と同一の量の焼灼エネルギー(電力)を使用する場合、以前の実施形態の静止した焼灼構成要素と比較して同一の時間(滞在時間)の間、焼灼エネルギーは弧に沿ってそれぞれの位置に向けられないので、本実施形態の弓形の長さの損傷区画が長いほど完成に長くかかる。そのように、1つまたは複数の実施で、より長い弓形の長さの損傷区画が少ない時間量で完成可能なように、自動化されたアブレーション構成要素の電力(エネルギー)を以前の実施形態に対して増加することが可能である。アブレーションの完全性および質は、アブレーション構成要素の電力(エネルギー)レベル、および対象の組織上のアブレーション構成要素の滞在時間(すなわちアブレーションエネルギーがどれだけ長く放出されるか)に大きく依存することを、当業者は容易に理解する。
自動化されたアブレーション構成要素の実施形態のさらなる態様で、アブレーション構成要素のスイープ動作の自動性がアブレーション構成要素の動きにわたり非常に正確な制御を可能にするので、損傷区画の重複は、以前の実施形態に対して最小であることが可能である。そのように、連続した損傷を完成するのに必要とされる損傷区画はより少ない。さらに少なくとも1つの実施形態で、自動化されたアブレーション構成要素を、連続した損傷が達成されたことを確認するよう、リアルタイムの電気的評価を実行するよう構成可能である。例えばカテーテルは、形成された損傷の充足性および質の電気的評価を提供するよう構成された電極を有することが可能である。当業界に公知のように、形成された損傷がその円周に沿って間隙または裂け目のような欠陥を有する場合、電気伝達がそのような間隙または裂け目を通り、検出可能である。
少なくとも1つの実施形態による1つの例示的な自動化されたアブレーション構成要素140の構成部分が、図13に示されている。自動化されたアブレーション構成要素1300は、スイープ動作でアブレーション構成要素を回転するよう構成された第1のモータ1305を有することが可能である。望ましい実施形態で、第1のモータ1305はサーボモータであり、その所望のスイープ動作を達成するよう、それはアブレーション構成要素の正確な位置決め、加速、および動きを可能にする。第1のモータ1305を、ロータリエンコーダのような第1のエンコーダ1310と接続可能である。第1のエンコーダ1310は、アブレーション構成要素1300の動作および最終位置の制御を補助するように、位置フィードバックおよび/または速度フィードバックを提供するよう構成される。1つまたは複数の実施形態で、アブレーション構成要素1300を回転する駆動シャフトに接合されたノブの1回転に対し1回のモータ回転があるように、第1のモータ1305は、1:1のギア比を有することが可能である。
本アブレーション機器は、第1のモータ1305をアブレーション構成要素に作動可能に接合し、スイープ挙動(例えば、前後の挙動の弓形の動き)でアブレーション構成要素の制御された回転をもたらす、他の機械的リンク機構を有することが可能であることが理解されるだろう。
少なくとも1つの実施形態で、自動化されたアブレーション構成要素1300は、アブレーション構成要素をカテーテル本体内で軸方向に、よってバルーン内で軸方向に移動するよう構成された第2のモータ1315を有することが可能である。従って、アブレーション構成要素1300の軸方向の移動および回転の両方が、アブレーション構成要素を、アブレーション構成要素の移動を制御する1つまたは複数のモータに機械的に連結することによるといった、アブレーション構成要素1300を自動化された方法で制御可能である。ある実施形態で、第2のモータもまた、アブレーション構成要素の軸方向の移動を制御する第2のエンコーダ1320と連結可能である。
第1および第2のモータ1305、1315を、連続的にまたは同時に作動可能であることが理解されるだろう。連続的に作動されるとき、本明細書に記載されたように、ユーザはまず、自動化された方法でエネルギーエミッタ140を軸方向(形成された損傷区画の円周の長さに変化を起こす)または回転方向のどちらかに動かし、それから他の操作を実行する。同時に使用されるとき、エネルギーエミッタは軸方向に動き、回転移動構成要素を有する。
1つまたは複数のモータ1305、1315を、幾つもの異なる位置に位置付けることが可能である。1つまたは複数のモータを含む自動化されたアブレーション構成要素1300を備える心臓アブレーション機器1400の概略図が、図14に示されている。図14で、1つまたは複数のモータ(1305/1315)を、アブレーション機器1400のハンドル1405内に設置可能である。特にハンドル1405は、モータ1305および1315によるアブレーション構成要素1300の軸方向および/または回転移動を制御するよう操作者が使用するアクチュエータ1410を備えることが可能である。さらにハンドル1405を、その近位端部1415においてコンソールに操作可能に接合し、その遠位端部1420において(アブレーション構成要素1300を備える)カテーテルに操作可能に接合することが可能である。
コンソールは、ディスプレイ(ディスプレイ14)を備えることが可能であり、さらに詳細に後述するように、カテーテルおよび自動化されたアブレーション構成要素を制御するため使用可能である。1つまたは複数のモータがハンドル内に位置する実施で、ハンドルは、適切な衛生状態を確実にするようそれぞれの処置の後に再殺菌される。
代わりに、1つまたは複数のモータ(例えば1305/1315)を、機器のコンソール、またはハンドルが作動可能に接合された分離したユニット内に設置することが可能である。モータ(1つまたは複数)がコンソールまたは分離したユニット内に設置される実施形態で、モータを、駆動シャフトを介してアブレーション構成要素に接合することが可能であり、それを柔軟なケーブル内に収容可能である。そのように、この実施形態では、モータは患者と接触しないので、それを使用間に殺菌する必要がない。この構成で、駆動シャフトは柔軟なケーブル内に収容された細長形の構造の形態であることが可能であり、アブレーション構成要素の回転および/または軸方向の動きを起こすため、それに作動可能に接合される。よってモータを、カテーテルそれ自身から離れて設置可能である。
再度図13を参照すると、1つまたは複数の実施で、アブレーション構成要素1300はさらに、第1のクラッチ1325および/または第2のクラッチ1330を有することが可能である。1つまたは複数のクラッチ(1325/1330)を、アブレーション構成要素の回転または軸方向の動きがつかえるようになる場合、モータへの損傷を避けるため解放するよう構成可能である。代わりにクラッチ(1325/1330)は、回転または軸方向の移動中にアブレーション構成要素が通常より大きい抵抗に直面するとき滑るよう設計されたスリップクラッチであることが可能である。このメカニズムはよって、アブレーション構成要素の制御された移動中に予想しない抵抗に直面する場合、装置の機械的構成要素を保護し、内部の損傷を防ぐ。1つまたは複数の実施形態で、自動化されたアブレーション構成要素のアブレーションの経路を、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)305を使用して作動することにより、予め定めることが可能である。特に、GUI305を使用して、自動化されたアブレーション構成要素の経路をプログラムするため、操作者は種々のパラメータを入力可能である。入力パラメータは、アブレーションの弧の度数、スイープ動作の最初のアブレーション位置およびエンドポイント(1つまたは複数)、特定のアブレーション実行のためのアブレーションエネルギーの電力、およびそれぞれのスイープ動作の時間の長さを含むことが可能であるが、それらに限定されない。これらのパラメータを、操作者がGUI305を用いて設定および調整可能である。少なくとも1つの実施形態で、アブレーションの最初のアブレーション位置および中間ポイント、およびエンドポイントのような操作者が入力した特定のパラメータを用いて、自動化されたアブレーション構成要素の経路を判断するのに、ソフトウェアを使用可能である。この実施形態では、操作者ではなく(例えばアルゴリズムに基づいた)ソフトウェアが、少数の入力パラメータに基づき弧の度数、アブレーションエネルギーの電力を含むアブレーションの経路を計算可能である。1つまたは複数の実施形態で、入力パラメータを、アブレーションによる連続した損傷の生成プロセスの前および最中に、操作者が変更可能である。
操作者は、機器のコンソールに作動可能に接続された入力ジョイスティックまたはタッチスクリーンのような種々の方法により、GUI305を用いてパラメータを入力可能である。操作者は、コンソールのディスプレイ上で、アブレーション構成要素についての入力パラメータを見ることが可能である。(操作者またはソフトウェアにより)経路が決定されると、アブレーション機器を、テスト実行を行うよう構成可能で、そこで、アブレーション構成要素はカテーテル内で所望の位置へ軸方向に移動され、所望の位置で回転されるが、焼灼エネルギーは使用されない。より具体的にいうと、(GUIを用いた入力により)モータは、アブレーションの位置においてスイープ動作でアブレーション構成要素を前後に回転するが、組織を焼灼しないよう、自動化されたアブレーション構成要素を構成可能である。代わりに、(さらに詳細を後述するように)アブレーション機器に取り付けられた照準光(ビーム)のみが始動される。そのように、このテスト実行を、組織の焼灼前に照準ビームを用いてアブレーションの経路を確認するため使用可能である。テスト実行が経路を確認すると、アブレーションを実行するようアブレーション機器を構成可能である。
アブレーション機器は、操作者が自動化されたアブレーション構成要素の回転および/または軸方向の移動を手動で制御するのを可能にする手動優先装置(例えばノブ)を任意選択により特徴とすることが可能である。1つまたは複数の実施形態で、手動優先装置(ノブ)を、コンソール上に設置可能である。ある実施形態で、アブレーション構成要素の位置および/または経路を変更するため、操作者は手動で入力パラメータを無効化可能である。少なくとも1つの実施形態で、モータもまた、(アブレーション構成要素の手動移動を制御する)手動ノブがアブレーション中に誤って動かされた場合、アブレーション電力および経路を維持する優先機能を有し得る。
1つまたは複数の実施で、図15に示されるように、自動化されたアブレーション構成要素は、チゼル端部光ファイバ、屈折率分布型(GRIN)レンズおよび反射鏡のような光ファイバを備えることが可能である。とりわけ図15は、本発明による放射エネルギーエミッタ400の1つの実施形態の概略断面図である。1つの実施形態では、放射エネルギーは電磁放射、例えばコヒーレント光またはレーザ光であり、エネルギーエミッタ400は、対象の表面と衝突するとスポットまたは弧形の暴露パターンを形成する放射のビームを発する。例えば、放射エネルギーエミッタ400は光ファイバ402を備えることが可能であり、その遠位端部は断面が狭くなるエネルギー放出面へ傾斜することが可能である。ファイバ402は光のビームを分布型(GRIN)レンズ404へ通し、それがビームを平行にし、発出距離にわたりビーム幅を実質的に同一に保つよう機能する。GRINレンズ404を出るビームは、反射鏡406により、カテーテルの長手方向の軸に沿った光の経路に対して約5度から約110度の角度方向で反射される。通常、光ファイバ402の中央軸からの反射角度は、約30度からほぼ90度の範囲であることが可能である。言い換えれば、ファイバ402(またはレンズ404)の光軸からの反射角度は、垂直面の前方約5度から60度の間である。反射鏡406は、全反射(TIR)鏡構成要素の形態であることが可能であるが、他のタイプの適切な反射鏡を同等に使用可能である。適切な自動化されたアブレーション構成要素が米国特許第8,696,653号に開示され、その全ての内容が参照により本明細書に組み込まれる。
1つまたは複数の実施で、自動化されたアブレーション構成要素は、カテーテルの1つまたは複数の操作の制御を可能にする足踏みペダルをさらに備えることが可能である。例えば足踏みペダルを、アブレーション構成要素に電力を印加するのに使用可能であり、また前述の1つまたは複数のモータの操作の制御に使用可能である。
照準光
エネルギーエミッタ140から放出される放射エネルギー(例えばレーザ)は通常、人間の眼が検出可能な可視光帯域外であるので、アブレーション機器100は、望ましくは、照準光ユニットからの可視光がパルスで送達され、対象部位152において組織の断続する照明を起こすパルス作動モードを有する照準光を有する。これは、照準光に点滅する光の外見を与える。可視照準光をパルスで送達することにより、電気生理学者は組織を直接観察し、一方で照準光パルスの間に内視鏡を用いて対象部位152においてそれが治療されることが可能である。
アブレーション処置の間、内視鏡176は、組織が焼灼されるとき、および照準ビームがディスプレイ14を介して停止サイクルにあるとき、組織の外見の変化を検出することにより、組織アブレーションの程度を判断するのに使用される。言い換えれば、内視鏡176が、組織が焼灼されるとき、および照準ビームが停止サイクルにあるとき、組織の外見の変化を検出することにより組織アブレーションの程度を判断するのに使用されるので、照準光の点滅(パルス)の間、電気生理学者は治療がどのように進んでいるかを判断するのに治療される組織を観察可能である。しかし、多くの状況が、エネルギー発信器140によりアブレーション治療部位152において組織に適切なスポット損傷が形成されたかどうかに関して、焼灼される組織の外見で実際の変化の検出を困難にし、および/または信頼性をなくす。例えば治療部位152の不十分な照明は、不可能ではないにしても、ディスプレイ14で見られる治療部位において組織に適切なスポット損傷が形成されたかどうか解明するのを困難にする。
また本明細書に記載されたように、内視鏡176はまた、移動または遠位の肺静脈血液プールの変動の程度における変化を検出するのにも使用される。
アブレータシステム10のプロセッサ12は、対象部位152において組織に形成された損傷の質を判断することにより、この問題を防ぎ、損傷をモニタ14で見る、および/または視覚の重なりまたは音声の合図により電気生理学者に示してもよい。図7のフローチャートを参照すると、アブレーション治療部位152におけるスポット損傷の質を判断するための操作方法が記載される。
ステップ300で開始し、プロセッサ12は、治療部位において焼灼された組織の内視鏡176からの画像を取り込む。ステップ310で、プロセッサ12はまた、コントローラ16からエネルギー発信器140に関する情報も取り込む。取り込まれるエネルギー発信器140の情報は、スポット損傷を形成するため治療部位152において組織にエネルギー発信器140が印加する放射エネルギー(電力)量、エネルギー発信器140のスポット損傷により焼灼される組織からの距離、および治療部位152における組織に対するエネルギー発信器140の移動速度を含む。治療部位における組織に形成されたスポット損傷の質を判断、および/または肺静脈内の血液プールの特性の変化の観察によって、処置の完了を視覚的に判断するのに必要な、もっと多いまたは少ない情報が取り込まれるかもしれないので、エネルギー発信器140に関する取り込まれた前述の情報は、それらに限定されると理解すべきではないことを理解すべきである。
プロセッサ12はそれから、望ましくはアルゴリズム技術を使用して、十分なスポット損傷が治療部位において直前に組織上に形成されたかどうかを判断する(ステップ320)。言い換えれば、エネルギー発信器140が治療部位152における組織から位置付けられた距離、治療部位152における組織に対するエネルギー発信器140の移動速度(例えば、与えられた位置において組織に印加されたエネルギーの時間量)、および印加されるエネルギー量が与えられれば、エネルギー発信器がアブレーションエネルギーを印加している位置において十分なスポット損傷が組織上に形成されたかどうかについて判断がなされる。前述の損傷の質を判断するため、プロセッサ12がルックアップテーブルまたは他の同様の手段を使用してもよい。スポット損傷がそれを通る電気信号の伝達の阻止に有効な十分な瘢痕組織を有するとき、それは十分であると理解される。
プロセッサ12は望ましくは、十分なスポット損傷が形成されたかどうかを示す信号を電気生理学者に提供するようさらに作動可能および構成される(ステップ330)。この表示信号を、治療部位152における組織にスポット損傷が不十分、または全く形成されず、エネルギー発信器140がそれへのエネルギーを消散することになる場合に、提供してもよい。この表示信号は、音声および/または視覚信号であってもよい。音声信号は警告音で構成してもよいし、視覚信号は、ディスプレイ14上で重ね合わさり、スポット損傷が不十分と判断される位置の(内視鏡176を介して提供される)治療部位152を示すマーカー(例えば赤色)で構成してもよい。よって、画像プロセッサ12が、不十分なスポット損傷が形成されたと判断するとき、すぐに十分な損傷を形成するように、前述の警告信号が電気生理学者にただちに提供され、電気生理学者が不十分な損傷を有する組織に再到達し、エネルギー発信器140で適切な調整をする(例えばより多くのエネルギーを印加する、エネルギー発信器140と治療部位の間の距離を縮める、および/または治療部位に対するエネルギー発信器140の移動を遅くする)のを可能にする。
図9は、方法100を採用するよう構成された1つのコンピュータシステム300のブロック図である。システム300は、ユーザ・インタフェース305、プロセッサ310、およびメモリ315を有する。システム300を、Sun(登録商標)Microsystemsのコンピュータシステムファミリの構成のうちの1つ、IBM(登録商標)パーソナルコンピュータファミリの構成のうちの1つ、Apple(登録商標)コンピュータファミリの構成のうちの1つ、または無数の他の従来のワークステーションのような汎用マイクロコンピュータ上で実施してもよい。本明細書でシステム300はスタンドアロンシステムとして示されるが、それはそのように限定されず、代わりにネットワーク(図示せず)を介して他のコンピュータシステムに接続可能である。
メモリ315は、プロセッサ310の動作を制御するのに適切なデータおよび命令を格納するメモリである。メモリ315の実装は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードドライブおよび読み出し専用メモリ(ROM)を含むであろう。メモリ315内に格納された構成要素のうちの1つは、プログラム320である。
プログラム320は、方法100を実行するプロセッサ310を制御する命令を含む。プログラム320を、単一のモジュールとして、または互いに協同して作動する複数のモジュールとして実行してもよい。プログラム320は、前述された方法のソフトウェアの実施形態を示すと考えられる。
ユーザ・インタフェース305は、ユーザが情報およびコマンド選択をプロセッサ310に通信するのを可能にするキーボード、タッチスクリーン、タブレット、または音声認識サブシステムのような入力装置を有する。ユーザ・インタフェース305はまた、ディスプレイまたはプリンタのような出力装置も有する。タッチスクリーンの場合、同一の構造で入力および出力機能が提供される。マウス、トラックボールまたはジョイスティックのようなカーソル制御は、追加の情報およびコマンド選択をプロセッサ310に通信するため、ユーザがカーソルを操作するのを可能にする。
プログラム320がメモリ315内にすでにロードされたものとして示されるが、それをその後のメモリ315内へのロードのために記憶媒体325上に構成してもよい。記憶媒体325は、磁気テープ、光学記憶媒体、コンパクトディスク、またはフロッピーディスクのようなあらゆる従来の記憶媒体であることが可能である。代わりに記憶媒体325は、ランダムアクセスメモリ、またはリモート記憶システム上に設置された他のタイプの電子記憶であることが可能である。
本明細書に記載された方法を、主要なプロセスの説明を容易にするフローチャートと関連して示した。しかし、イベントがオブジェクト指向のようなプログラム内のようなプログラムフローを駆動するときのように、特定のブロックを任意の順序で起動可能である。従ってフローチャートは、一例のフローとして、およびブロックは示されたものと異なる順序で起動可能であることを理解するべきである。
本発明の種々の組み合わせ、代替および改良を当業者が考案しうることを理解するべきである。本発明は、添付の請求項の範囲内に入る全てのそのような代替、修正および差異を包含することが意図される。
心臓アブレーション処置と関連して記載されるが、本発明の機器およびシステムを腹腔鏡、内腔、内臓周囲、内視鏡、胸腔鏡、関節内および混成のアプローチを含む放射エネルギーでの治療が望ましい、さまざまな他の処置に使用可能であることは明らかなはずである。
よって、機器100は単に、内視鏡/画像化装置と組み合わせて使用可能な本発明の例示的な1つのタイプのアブレーション装置である。
血液プールの特性の監視による対象の組織(例えば肺静脈)分離の視覚的確認
図10は、カテーテルの長手方向の軸の途中の治療部位の代表的な内視鏡の視界である。この視界は望ましくはモニタのようなディスプレイ上に表示され、焼灼された組織を、当初の(治療されていない)組織に対して視覚的に区別して表示可能である。
図10および図11で、血液/組織の領域は、クロスハッチングの使用によりエネルギー送達(損傷の形成)位置から視覚的に区別される。カテーテルシャフトおよびバルーンもまた、(クロスハッチングにより)血液/組織および損傷から視覚的に区別される。本明細書で述べられたように、図10および図11で、クロスハッチングの領域は血液/組織を示す。
図10および図11を見ると本発明の原理が容易に理解され、図10がアブレーション処置開始前の治療部位を示し、一方で図11は、アブレーション処置完了後、およびアブレーション形成の完了後の治療部位を示す。図10および図11を見ると明らかなように、図10で血液プールは、対象部位における筋の収縮の結果として増加した変動を有して示されている。例えば、対象部位は肺静脈でありえ、よって肺静脈周辺の筋の収縮は遠位の血液プールでのそのような変動を起こす。視覚的に、血液プールは荒海に類似した外見を持ち、高い波と他の局所的な攪乱があり、血液と組織の間の境界において特に明らかである。逆に、肺静脈周辺に形成された連続した損傷(アブレーション)の完了の結果として肺静脈が効果的に分離された後、遠位の血液プール(すなわち肺静脈内の血液)は、(対象部位における電気活動の減少/電気的絶縁により)はるかに減少した視認可能な変動パターンを有する。視覚的に、血液プールは、最初の外見(より活発および荒いなど)と比較してより穏やかな外見を有する。よって本明細書に記載されるように、最初の画像(ベースラインとして機能する)とリアルタイムの画像の間の比較が示され、アブレーションが完了したかどうか(すなわちこのケースでは肺静脈周辺で対象の組織を分離するため損傷が連続的に形成されたかどうか)リアルタイムで判断するのに使用可能である。
画像化システム
本発明による画像化システムは、治療部位における組織の状態をリアルタイムで監視するよう構成された適切な画像化装置を有し、特に、医師が焼灼された組織と当初の焼灼されなかった組織の間を容易に区別することを可能にする。画像化システムはさらに、医師が処置開始前、処置中および処置完了後に遠位の血液プール(例えば肺静脈内の血液)の状態をリアルタイムで監視することを可能にする。画像化システムは、観察された画像がディスプレイ上にリアルタイムで表示され、および/またはメモリ内に記録および格納されることを可能にする。
本明細書に記載されているように、(前述したような)内視鏡を、焼灼された組織の画像の取得に使用可能である。内視鏡は、カテーテルの本体内に挿入され、対象となる領域に近接して位置決められ、領域をリアルタイムに見ることを可能にする。
本発明の画像化システムは内視鏡の使用に限定されず、代わりに幾つもの異なるタイプの画像化システムが、ディスプレイ上で観察可能な治療部位のリアルタイムの画像を提供する限りは使用可能であることが理解されるだろう。
画像分析(ソフトウェア)
本発明のソフトウェアを、遠位の血液プールの視覚パターンが分析可能なように構成可能である。本明細書で述べたように、対象部位における筋の収縮は組織を通る電気伝導によって引き起こされ、この正常な筋の牽引が遠位の血液プール(例えば肺静脈内の血液)の変動の増加を起こす。血液が血液の動きまたは変動を示す特定の特性を有する変動の増加を、視覚的に観察可能である。例えば、非常にかき乱された血液は、波形の増加および特に血液/組織の境界で視認可能な他の局所的なひずみ/攪乱のような視覚特性/パターンのセットを有する。筋が対象部位において収縮するとき、血液は滑らかで平坦な統一した外見を有さない。よって、望ましくは処置開始前にメモリ内に格納されたベースライン画像は、それが筋の収縮にさらされたときの血液プールの視覚状態を示す。
アブレーション処置が始まり対象部位において一連の損傷(アブレーション)が形成されるにつれ、対象の電気的絶縁(例えば目的は肺静脈を電気的に絶縁することでありうる)の進行を起こす損傷形成により、起こる電気活動は減少する。電気活動の減少は、対象部位における筋収縮の減少の結果であり、従って遠位の血液プールの特性が同様に変化する。例えば、遠位の血液プールの変動の程度(局所的な攪乱)の減少の進行がある。言い換えれば、アブレーション処置が続くにつれ、ベースライン画像に存在する変動の特質(局所的な攪乱)の減少により、遠位の血液プールはますます穏やかな視覚的外見を有する。
遠位の血液プール内の攪乱度合い、または血液/組織の境界の実際の移動が採点システムを用いて分類可能なように、ソフトウェアをまた構成可能であり、それは、アブレーション処置開始前の遠位の血液プールの視覚的画像(すなわちベースライン画像)と遠位の血液プールのリアルタイムの画像の相関度の分析を含む。より具体的にいうと、ソフトウェアは、リアルタイムの画像をベースライン画像と比較し、相関度を判断するプロセッサを有する。リアルタイムの画像とベースライン画像の間の相関度を計算するのにアルゴリズムが使用可能であり、そのような比較で相関度が低いのが望ましい。言い換えれば、完全な損傷が形成された後、遠位の血液プールが穏やかな外見を有し、またはそれに近いことが望ましいので、リアルタイムの画像がベースライン画像の視覚的な特性を有さないことが望ましい。
代わりにプロセッサを、リアルタイムの画像を穏やかな血液プールを表す最適な画像(すなわち、対象の組織(例えば肺静脈))の完全な電気的絶縁を示す理想的状態)と比較するよう構成可能である。この実施形態では、最適な画像が対象の完全な電気的絶縁を示すので、リアルタイムの画像と最適な画像の間で高い相関度を有するのが望ましい。さらに他の実施形態で、プロセッサは最初の処置前の画像および最適な画像の両方を使用して、アブレーションの質を計算、とりわけ対象の組織の分離のレベルを計算可能である。よって本発明のソフトウェアおよび方法は、アブレーション処置中の肺静脈の分離の視覚的確認を提供する。
対象の組織の電気的絶縁の度合を評価するため、血液の変動を示すより多くの特性を比較または対比するのにプロセッサを使用可能であることもまた理解される。1つまたは複数の特性を比較することにより、プロセッサを、ベースライン画像に対するリアルタイムの画像の分析によって、アブレーションの完全度を計算するよう構成可能である。
それぞれの画像について異なる色を使用することにより、ベースライン画像をリアルタイムの画像から視覚的に区別することが可能であることもまた理解される。例えば、ベースライン画像をディスプレイ(例えば、モニタ)の第1の色で表示することが可能であり、リアルタイムの画像を第1の色に対して視覚的に識別可能な第2の色で表示することが可能である。よって2つの画像が重ね合わされる(例えばリアルタイムの画像がベースラインにかぶさる)とき、遠位の血液プールの変動レベルの違いが視覚的に検出可能である。例えば、第1の色のベースライン画像は(波線のような)視覚的な印で表わされ、一方でリアルタイムの画像は、第2の色のずっと少ない(波線のような)視覚的な印で表わされ、または代わりに、変動を表す印の欠如(すなわち波線の欠如)により、滑らかで穏やかな血液プールが表わされる。よって第2の色の印の欠如は、アブレーションが完了し、対象部位(例えば肺静脈)が電気的に分離されたことを示す。それから画像登録ソフトウェアを、2つの画像を適切な整列で組み合わせるのに使用可能である。
視覚化のタイプは、医師が形成されたアブレーションの質、および主目的の対象の組織の電気的な分離が達成されたかどうかを理解するのが望ましい手術中の使用において、特に重要である。
本発明によると、遠位の血液プールの縁部の移動における重要な変化を検出する1つの技術は、血液プールの縁部の動きを測定することを含み、また、(a)ECGの高電圧の循環構成要素または心周期を通した血液プールの縁部の最大の動きの写真のエビデンスの地点のどちらかにゲートでコントロールされた信号を提供すること、(b)これらの信号のどちらかにゲートでコントロールされた起動時間における2つ以上の直交対角線の長さを測定すること、(c)第1の最大、最小、および平均長の測定値を計算すること、(d)ゲートでコントロールされた起動または心周期を通した血液プールの縁部の最小の動きの写真のエビデンスの地点の間で、循環等電点ECG段階における2つ以上の直交対角線の長さを測定すること、(e)第2の最大、最小、および平均長の測定値を計算すること、(f)第1および第2の測定値の間の差を計算すること、(g)プログラムに、血液プールの縁部の動きの測定値の所定のパーセンテージの減少の達成を示す、または電気活動がなくされたことが示された代表的な地点を潜在的に示す地点における指標をプログラムする手段を提供することを含む。
アブレーションの質のレビュー
よって本発明は、電気生理学者が形成されたアブレーション(損傷)(1つまたは複数)をリアルタイムで見て形成されたアブレーション(1つまたは複数)の質を評価することを可能にし、電気生理学者がさらなるアブレーション治療が必要かどうかを決定することを可能にする。例えば、電気生理学者がディスプレイを見て、形成されたアブレーションがその長さに沿った隙間(間隙または裂け目)のような、またはそうでなければ受け入れ難い欠陥を有する結果として対象の組織(肺静脈)が電気的に分離されなかったとのフィードバックを受信すると、それから電気生理学者は処置を続け、アブレーションの不備を正すことが可能である。
損傷の長さに沿って形成された間隙は、遠位の血液プールが所望の変動が少ない状態を想定するのを妨げ、よって電気生理学者が間隙または他の不備を再評価し位置付けると、電気生理学者はそのような不備を正すことが可能である。そのような補正後、電気生理学者は、遠位の血液プールの変動が少ない(穏やかな)状態により表わされる対象の組織(肺静脈)の所望の分離の視覚的確認を可能にするリアルタイムの画像を比較可能である。
電気生理学者に提示されるフィードバックはまた、遠位の血液プールの変動における計算された変化の度合、および対象部位のリアルタイムの画像が表示されるのと同時に表示可能な他の情報のような他の質的な情報も含むことが可能である。電気生理学者は、遠位の血液プールの変動の度合に関する情報およびアブレーションの質/充足性に関する情報(すなわちアブレーション(損傷)内の間隙または裂け目を示した視覚的情報)を含む、彼/彼女に提供された全ての情報を使用することが理解されるだろう。ユーザはそれから、補正の動作を取ることを可能にするよう、損傷内の間隙(1つまたは複数)の位置を査定する他の手段を使用可能である。
米国特許出願公開第2009/0326320号は、少なくとも部分的に実行可能な例示的な画像化システムの他の詳細を開示し、その全ての内容が参照により本明細書に組み込まれる。画像化システムが、治療部位の視覚化、およびユーザ(電気生理学者)に損傷の質に関する有用なフィードバックおよび情報(すなわち損傷が連続した途切れない構造かどうかなど)を提供する2つ以上の手段を有することが可能であるという点で、その文書に開示された1つまたは複数の機能が、本発明の画像化システムで実行可能であることが理解されるであろう。
当業者は、前述の実施形態に基づき、本発明のさらなる機能および利点を理解するだろう。従って本発明は、添付の請求項により示されることを除いて、特に示されおよび記載されたものによって限定されるべきではない。本明細書で引用された全ての公開および参照文献は、それらの全体が、参照により明示的に本明細書に組み込まれる。

Claims (25)

  1. 心臓組織アブレーションシステムであって、
    放射焼灼エネルギーを透過する素材で形成され、その遠位端部を患者の心臓に送達するように構成された細長形のカテーテルと、
    前記カテーテルに装着される拡張可能な部材であって、前記拡張可能な部材は、放射焼灼エネルギーを透過し、膨張の際に対象の組織領域の形状に適合するように構成された弾性部分を有する、拡張可能な部材と、
    前記カテーテルの内腔内に移動可能に配置されたエネルギーエミッタ構体であって、前記エネルギーエミッタ構体は、前記拡張可能な部材の中空の内部内を軸方向に移動可能なエネルギーエミッタを含み、前記エネルギーエミッタは、前記対象の組織領域へ前記拡張可能な部材を通して個別の区画の放射焼灼エネルギーを送達するように構成される、エネルギーエミッタ構体と、
    前記対象の組織領域内で弓形の損傷を形成するべく、前記エネルギーエミッタの制御された回転移動のために前記エネルギーエミッタに作動可能に接続される第1のモータと、
    前記第1のモータに作動可能に接続され、かつ、第1のエンドポイントおよび第2のエンドポイントを含むパラメータをユーザが入力するのを可能にするように構成されるユーザ・インタフェースを含むコントローラであって、前記コントローラは、
    前記エネルギーエミッタの現在の位置に基づき、前記第1のエンドポイントから前記第2のエンドポイントまで伸びる第1のアブレーションパスを画定し、
    前記放射焼灼エネルギーの少なくとも1つの弧形の区画により画定される画定された第1のアブレーションパスに沿って前記放射焼灼エネルギーを送達するべく、前記エネルギーエミッタを位置決めする回転動作を実行し、それによって前記対象の組織領域内で前記弓形の損傷を形成するように前記第1のモータに指導する
    ように構成される、コントローラと、
    を備える、心臓組織アブレーションシステム。
  2. 前記第1のモータが、前記第1のアブレーションパスに沿ってスイープ動作で前記エネルギーエミッタを回転させる、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記個別の区画が弧形の区画を備え、前記弧形の区画の弓形の長さが、前記弓形の損傷を形成するべく、前記第1のモータの動作により、前記エネルギーエミッタがその上方をスイープされる第1のアブレーションパスの長さ未満である、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記個別の区画が、前記エネルギーエミッタに対して5度から30度までの範囲の角度で対する弧形の区画を備え、前記弓形の損傷が、前記エネルギーエミッタに対して45度より大きい角度で対する弧形の損傷を備える、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記弧形の損傷が、前記エネルギーエミッタに対して90度より大きい角度で対する、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記弧形の損傷が、45度と120度との間の角度で対する、請求項4に記載のシステム。
  7. 前記弧形の損傷が、90度と180度との間の角度で対する、請求項4に記載のシステム。
  8. 前記第1のモータが、前記カテーテルのハンドル内、または前記カテーテルが作動可能および電気的に接続されるコンソール内に配置される、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記コンソールがディスプレイを含む、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記ユーザ・インタフェースが、前記ユーザが前記エネルギーエミッタの電力レベル、および前記エネルギーエミッタが前記第1のアブレーションパスに沿って移動し、一方で前記放射焼灼エネルギーが前記エネルギーエミッタにより前記対象の組織領域へ送達される合計時間として定義される前記エネルギーエミッタの滞在時間を入力するのを可能にするように構成され、前記コントローラが、入力された電力レベルに基づきスイープ速度の角速度を計算し、その後、前記画定された第1のアブレーションパスに沿って前記エネルギーエミッタの回転を制御するべく、前記第1のモータの操作を制御するように構成される、請求項に記載のシステム。
  11. 前記第1のモータが、前記エネルギーエミッタが前記第1のアブレーションパスに沿って1つのパスのみを作るように前記エネルギーエミッタを駆動する、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記第1のモータが、前記エネルギーエミッタが前記第1のアブレーションパスに沿って複数のパスを作るように前記エネルギーエミッタを駆動する、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記エネルギーエミッタに作動可能に接続され、前記エネルギーエミッタの制御された軸方向の移動を起こす第2のモータをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  14. 前記第2のモータが、前記カテーテルの筐体、および前記カテーテルが作動可能におよび電気的に接続されるコンソールのうちの1つの中に配置される、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記第1のモータおよび前記第2のモータが、連続的にまたは同時に作動可能である、
    請求項13に記載のシステム。
  16. 心臓組織アブレーションシステムであって、前記システムは、
    放射エネルギーを透過する素材で形成され、その遠位端部を患者の心臓に送達するように構成された細長形のカテーテルと、
    前記カテーテルの遠位部分に装着された遠位端部および前記カテーテルの近位部分に装着された近位端部を有する拡張可能な部材であって、前記拡張可能な部材は、放射エネルギーを透過し、膨張すると対象の組織領域の形状に適合するように構成された弾性部分を有する、拡張可能な部材と、
    前記カテーテル内腔内に移動可能に配置されたエネルギーエミッタ構体であって、前記エネルギーエミッタ構体は、前記対象の組織領域へ前記拡張可能な部材を通して一連の弧形の区画の放射焼灼エネルギーを送達するように構成されたエネルギーエミッタを含み、前記エネルギーエミッタの遠位端部が、前記対象の組織領域と衝突すると弧形の暴露パターンを送達し、回転する方法で移動する間に弧形の損傷の形成をもたらすように構成され、前記弧形の損傷は、第1の弓形の長さを有し、前記対象の組織領域内に形成される、エネルギーエミッタ構体と、
    前記弧形の損傷を形成するべく、弓形のアブレーションパスに沿ってスイープする方法で前記エネルギーエミッタの制御された回転移動のために前記エネルギーエミッタに作動可能に接続される第1のモータと、
    前記第1のモータに作動可能に接続され、ユーザがユーザ・インタフェースを用いて前記エネルギーエミッタのスイープ運動を画定するための入力パラメータを入力するのを可能にするように構成されたコントローラと、
    を備え、
    前記入力パラメータは、前記弧形の損傷の入力されたスタートポイント、および前記放射焼灼エネルギーの電力レベルを含み、前記コントローラは、(1)前記入力されたスタートポイントで開始する放射焼灼エネルギーを送達するべく、前記エネルギーエミッタを位置決めし、前記エネルギーエミッタの回転移動を始める回転動作を実行するように前記第1のモータを指導し、(2)入力された電力レベルに基づきスイープ速度の角速度を計算し、その後、スイープ速度の計算された角速度で前記エネルギーエミッタの回転を制御するべく、前記第1のモータの操作を制御するように構成される、心臓組織アブレーションシステム。
  17. 前記エネルギーエミッタ構体が、前記エネルギーエミッタが始動されるときに、前記一連の弧形の区画のエネルギーが前記対象の組織領域内に形成された一連の損傷をもたらすように構成される、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記一連の損傷が、5mmから400mmの範囲の平均領域を有する、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記エネルギーエミッタが、前記対象の組織領域内に弧形の損傷を形成するように構成され、前記弧形の損傷が、前記エネルギーエミッタに対し5度から120度までの範囲の角度で対する、請求項17に記載のシステム。
  20. 前記エネルギーエミッタが始動されるときに、前記エネルギーエミッタが固定の位置に保持されるときに第1の弓形の長さを有する第1の増加性の弧形の損傷を形成するように構成され、前記第1のモータが、前記エネルギーエミッタが始動されるときに、前記エネルギーエミッタを制御可能に回転して、前記第1の弓形の長さより大きい第2の弓形の長さを持つ弧形の損傷を形成するように構成される、請求項17に記載のシステム。
  21. 前記入力パラメータが、前記弧形の損傷の入力されたエンドポイントをさらに含み、前記コントローラが、(1)前記エネルギーエミッタの現在の位置に基づき、前記入力されたスタートポイントから前記入力されたエンドポイントまで伸びる弓形のアブレーションパスを画定し、(2)前記放射焼灼エネルギーの少なくとも1つの個別の弧形の区画により画定される画定された弓形のアブレーションパスに沿って前記放射焼灼エネルギーを送達するべく、前記エネルギーエミッタを位置決めする回転動作を実行するように前記第1のモータに指導するように構成され、前記コントローラが、計算された弓形のアブレーションパスに基づき、前記弧形の損傷を画定する弓形のパスにわたる前記エネルギーエミッタの滞在時間をさらに計算する、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記エネルギーエミッタ構体が、前記カテーテルの内腔内に摺動可能および回転可能に配置され、それによって前記エネルギーエミッタが前記対象の組織領域内の複数の領域のいずれをも効果的に焼灼することを可能にする、請求項16に記載のシステム。
  23. 前記エネルギーエミッタが光学ファイバを備え、前記光学ファイバの遠位端部にはレンズが接続される、請求項16に記載のシステム。
  24. 前記組織治療領域の直接の視覚化を可能にするように構成された内視鏡をさらに含む、請求項16に記載のシステム。
  25. 前記拡張可能な部材がバルーンであり、前記バルーンは、前記バルーンが肺静脈に近接して配置されるときに、前記バルーンの前記静脈への通行を妨げるように構成される、請求項16に記載のシステム。
JP2018534875A 2016-01-05 2017-01-05 自動化されたスイープするアブレーションエネルギー構成要素を有するアブレーションシステム Active JP7053468B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662275017P 2016-01-05 2016-01-05
US62/275,017 2016-01-05
PCT/US2017/012325 WO2017120330A1 (en) 2016-01-05 2017-01-05 Ablation system with automated sweeping ablation energy element

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019502471A JP2019502471A (ja) 2019-01-31
JP7053468B2 true JP7053468B2 (ja) 2022-04-12

Family

ID=59235092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018534875A Active JP7053468B2 (ja) 2016-01-05 2017-01-05 自動化されたスイープするアブレーションエネルギー構成要素を有するアブレーションシステム

Country Status (4)

Country Link
US (2) US11344365B2 (ja)
EP (1) EP3399934B1 (ja)
JP (1) JP7053468B2 (ja)
WO (1) WO2017120330A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11622807B2 (en) * 2017-04-12 2023-04-11 Symple Surgical, Inc. Esophageal ablation technology
JP6964592B2 (ja) * 2016-09-15 2021-11-10 富士フイルム株式会社 計測支援装置、内視鏡システム、内視鏡システムのプロセッサ、及び計測支援方法
EP3694437B1 (en) * 2017-10-13 2023-08-09 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical systems, devices, and related methods
US11389236B2 (en) 2018-01-15 2022-07-19 Cardiofocus, Inc. Ablation system with automated ablation energy element
EP4243671A1 (en) * 2020-11-12 2023-09-20 Cardiofocus, Inc. Ablation catheters with multiple endoscopes and imaging chip endoscopes and system for altering an orientation of an endoscopic image
WO2023149496A1 (ja) * 2022-02-04 2023-08-10 テルモ株式会社 医療システムおよびその使用方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001504363A (ja) 1996-10-28 2001-04-03 イーピー テクノロジーズ,インコーポレイテッド 内部組織領域を可視化するためのシステム
JP2006516465A (ja) 2003-02-03 2006-07-06 カーディオフォーカス・インコーポレイテッド 放射エネルギーでアブレーションするための同軸カテーテル器具
US20110082452A1 (en) 2009-10-02 2011-04-07 Cardiofocus, Inc. Cardiac ablation system with automatic safety shut-off feature
US20120157981A1 (en) 2010-12-17 2012-06-21 Evans Douglas L Ablation device
JP2013006047A (ja) 2006-05-12 2013-01-10 Vytronus Inc 身体組織を切除するためのデバイス
US20140005706A1 (en) 2012-06-30 2014-01-02 Mark Gelfand Carotid Body Ablation Via Directed Energy
WO2014109879A1 (en) 2013-01-08 2014-07-17 Volcano Corporation Method for focused acoustic computed tomography (fact)
US20150182275A1 (en) 2013-12-30 2015-07-02 Rainbow Medical Ltd. Reflectance-facilitated ultrasound treatment
US20150182284A1 (en) 2012-02-24 2015-07-02 Isolase Ltd. Ablation techniques for the treatment of atrial fibrillation

Family Cites Families (144)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4445892A (en) 1982-05-06 1984-05-01 Laserscope, Inc. Dual balloon catheter device
USRE34544E (en) 1982-11-23 1994-02-15 The Beth Israel Hospital Association Method of treatment of artherosclerosis and balloon catheter the same
US5188632A (en) 1984-12-07 1993-02-23 Advanced Interventional Systems, Inc. Guidance and delivery system for high-energy pulsed laser light
US4913142A (en) 1985-03-22 1990-04-03 Massachusetts Institute Of Technology Catheter for laser angiosurgery
US5318024A (en) 1985-03-22 1994-06-07 Massachusetts Institute Of Technology Laser endoscope for spectroscopic imaging
US4718417A (en) 1985-03-22 1988-01-12 Massachusetts Institute Of Technology Visible fluorescence spectral diagnostic for laser angiosurgery
US5693043A (en) 1985-03-22 1997-12-02 Massachusetts Institute Of Technology Catheter for laser angiosurgery
US5104392A (en) 1985-03-22 1992-04-14 Massachusetts Institute Of Technology Laser spectro-optic imaging for diagnosis and treatment of diseased tissue
US4862886A (en) 1985-05-08 1989-09-05 Summit Technology Inc. Laser angioplasty
US4917084A (en) 1985-07-31 1990-04-17 C. R. Bard, Inc. Infrared laser catheter system
EP0214712B1 (en) 1985-07-31 1992-09-02 C.R. Bard, Inc. Infrared laser catheter apparatus
US4961738A (en) 1987-01-28 1990-10-09 Mackin Robert A Angioplasty catheter with illumination and visualization within angioplasty balloon
DE3813227A1 (de) 1987-05-25 1989-01-12 Messerschmitt Boelkow Blohm Einrichtung zur zirkumferenziellen bestrahlung von objekten
US5125925A (en) 1988-08-03 1992-06-30 Photoradiation Systems Intracavity laser catheter with sensing fiber
JP2882814B2 (ja) 1989-08-24 1999-04-12 株式会社エス・エル・ティ・ジャパン レーザ光の照射装置
US5109859A (en) 1989-10-04 1992-05-05 Beth Israel Hospital Association Ultrasound guided laser angioplasty
US5078681A (en) 1989-10-23 1992-01-07 Olympus Optical Co., Ltd. Balloon catheter apparatus with releasable distal seal and method of operation
US5030201A (en) 1989-11-24 1991-07-09 Aubrey Palestrant Expandable atherectomy catheter device
US5133709A (en) 1990-02-23 1992-07-28 Prince Martin R Optical fiber with atraumatic rounded end for use in laser angioplasty
US5725522A (en) 1990-06-15 1998-03-10 Rare Earth Medical, Inc. Laser suturing of biological materials
US5188634A (en) 1990-07-13 1993-02-23 Trimedyne, Inc. Rotatable laser probe with beveled tip
US5053033A (en) 1990-10-10 1991-10-01 Boston Advanced Technologies, Inc. Inhibition of restenosis by ultraviolet radiation
US5395362A (en) 1992-01-14 1995-03-07 Summit Technology Methods and apparatus for distributing laser radiation
US5324284A (en) 1992-06-05 1994-06-28 Cardiac Pathways, Inc. Endocardial mapping and ablation system utilizing a separately controlled ablation catheter and method
US5772590A (en) 1992-06-30 1998-06-30 Cordis Webster, Inc. Cardiovascular catheter with laterally stable basket-shaped electrode array with puller wire
US5782239A (en) 1992-06-30 1998-07-21 Cordis Webster, Inc. Unique electrode configurations for cardiovascular electrode catheter with built-in deflection method and central puller wire
US6086581A (en) 1992-09-29 2000-07-11 Ep Technologies, Inc. Large surface cardiac ablation catheter that assumes a low profile during introduction into the heart
US5417653A (en) 1993-01-21 1995-05-23 Sahota; Harvinder Method for minimizing restenosis
US5409483A (en) 1993-01-22 1995-04-25 Jeffrey H. Reese Direct visualization surgical probe
DE69432148T2 (de) 1993-07-01 2003-10-16 Boston Scient Ltd Katheter zur bilddarstellung, zur anzeige elektrischer signale und zur ablation
US5860974A (en) 1993-07-01 1999-01-19 Boston Scientific Corporation Heart ablation catheter with expandable electrode and method of coupling energy to an electrode on a catheter shaft
US5807395A (en) 1993-08-27 1998-09-15 Medtronic, Inc. Method and apparatus for RF ablation and hyperthermia
US5545209A (en) 1993-09-30 1996-08-13 Texas Petrodet, Inc. Controlled deployment of a medical device
US5846223A (en) 1993-11-03 1998-12-08 Daig Corporation Diagnosis and treatment of atrial flutter in the right atrium
US5575766A (en) * 1993-11-03 1996-11-19 Daig Corporation Process for the nonsurgical mapping and treatment of atrial arrhythmia using catheters guided by shaped guiding introducers
US6056744A (en) 1994-06-24 2000-05-02 Conway Stuart Medical, Inc. Sphincter treatment apparatus
US5680860A (en) 1994-07-07 1997-10-28 Cardiac Pathways Corporation Mapping and/or ablation catheter with coilable distal extremity and method for using same
US5643253A (en) 1995-06-06 1997-07-01 Rare Earth Medical, Inc. Phototherapy apparatus with integral stopper device
US5632767A (en) 1994-09-09 1997-05-27 Rare Earth Medical, Inc. Loop diffusers for diffusion of optical radiation
US6558375B1 (en) 2000-07-14 2003-05-06 Cardiofocus, Inc. Cardiac ablation instrument
US6579285B2 (en) 1994-09-09 2003-06-17 Cardiofocus, Inc. Photoablation with infrared radiation
US6423055B1 (en) 1999-07-14 2002-07-23 Cardiofocus, Inc. Phototherapeutic wave guide apparatus
US6270492B1 (en) 1994-09-09 2001-08-07 Cardiofocus, Inc. Phototherapeutic apparatus with diffusive tip assembly
US6676656B2 (en) 1994-09-09 2004-01-13 Cardiofocus, Inc. Surgical ablation with radiant energy
KR970706039A (ko) 1994-09-09 1997-11-03 엘. 시노프스키 에드워드 광선 요법 장치(phototherapeutic apparatus)
US6572609B1 (en) 1999-07-14 2003-06-03 Cardiofocus, Inc. Phototherapeutic waveguide apparatus
US5908415A (en) 1994-09-09 1999-06-01 Rare Earth Medical, Inc. Phototherapy methods and apparatus
US6102905A (en) 1994-09-09 2000-08-15 Cardiofocus, Inc. Phototherapy device including housing for an optical element and method of making
US5722401A (en) 1994-10-19 1998-03-03 Cardiac Pathways Corporation Endocardial mapping and/or ablation catheter probe
EP0836499A1 (en) 1995-06-07 1998-04-22 Cardima, Inc. Guiding catheter for coronary sinus
JPH11508790A (ja) 1995-06-30 1999-08-03 ボストン・サイエンティフィック・コーポレイション 切断エレメントを備えた超音波映写カテーテル
US5925038A (en) 1996-01-19 1999-07-20 Ep Technologies, Inc. Expandable-collapsible electrode structures for capacitive coupling to tissue
US5769843A (en) 1996-02-20 1998-06-23 Cormedica Percutaneous endomyocardial revascularization
US5800482A (en) 1996-03-06 1998-09-01 Cardiac Pathways Corporation Apparatus and method for linear lesion ablation
US5891133A (en) 1996-03-29 1999-04-06 Eclipse Surgical Technologies, Inc. Apparatus for laser-assisted intra-coronary transmyocardial revascularization and other applications
US6458096B1 (en) 1996-04-01 2002-10-01 Medtronic, Inc. Catheter with autoinflating, autoregulating balloon
US5773835A (en) 1996-06-07 1998-06-30 Rare Earth Medical, Inc. Fiber optic spectroscopy
US5833682A (en) 1996-08-26 1998-11-10 Illumenex Corporation Light delivery system with blood flushing capability
US5891134A (en) 1996-09-24 1999-04-06 Goble; Colin System and method for applying thermal energy to tissue
US6311692B1 (en) 1996-10-22 2001-11-06 Epicor, Inc. Apparatus and method for diagnosis and therapy of electrophysiological disease
US6840936B2 (en) 1996-10-22 2005-01-11 Epicor Medical, Inc. Methods and devices for ablation
US5904651A (en) 1996-10-28 1999-05-18 Ep Technologies, Inc. Systems and methods for visualizing tissue during diagnostic or therapeutic procedures
US6071279A (en) 1996-12-19 2000-06-06 Ep Technologies, Inc. Branched structures for supporting multiple electrode elements
US5971983A (en) 1997-05-09 1999-10-26 The Regents Of The University Of California Tissue ablation device and method of use
US6012457A (en) 1997-07-08 2000-01-11 The Regents Of The University Of California Device and method for forming a circumferential conduction block in a pulmonary vein
US6024740A (en) 1997-07-08 2000-02-15 The Regents Of The University Of California Circumferential ablation device assembly
US20030109778A1 (en) 1997-06-20 2003-06-12 Cardiac Assist Devices, Inc. Electrophysiology/ablation catheter and remote actuator therefor
US6251109B1 (en) 1997-06-27 2001-06-26 Daig Corporation Process and device for the treatment of atrial arrhythmia
US6245064B1 (en) 1997-07-08 2001-06-12 Atrionix, Inc. Circumferential ablation device assembly
US6652515B1 (en) 1997-07-08 2003-11-25 Atrionix, Inc. Tissue ablation device assembly and method for electrically isolating a pulmonary vein ostium from an atrial wall
US6164283A (en) 1997-07-08 2000-12-26 The Regents Of The University Of California Device and method for forming a circumferential conduction block in a pulmonary vein
US6514249B1 (en) 1997-07-08 2003-02-04 Atrionix, Inc. Positioning system and method for orienting an ablation element within a pulmonary vein ostium
AU741167B2 (en) 1997-07-08 2001-11-22 Atrionix, Inc. Circumferential ablation device assembly and method
US6117101A (en) 1997-07-08 2000-09-12 The Regents Of The University Of California Circumferential ablation device assembly
US6500174B1 (en) 1997-07-08 2002-12-31 Atrionix, Inc. Circumferential ablation device assembly and methods of use and manufacture providing an ablative circumferential band along an expandable member
US6120496A (en) 1998-05-05 2000-09-19 Scimed Life Systems, Inc. Surgical method and apparatus for positioning a diagnostic or therapeutic element within the body and coupling device for use with same
US6071281A (en) 1998-05-05 2000-06-06 Ep Technologies, Inc. Surgical method and apparatus for positioning a diagnostic or therapeutic element within the body and remote power control unit for use with same
US6423058B1 (en) 1998-02-19 2002-07-23 Curon Medical, Inc. Assemblies to visualize and treat sphincters and adjoining tissue regions
US6325797B1 (en) 1999-04-05 2001-12-04 Medtronic, Inc. Ablation catheter and method for isolating a pulmonary vein
WO2000067832A2 (en) 1999-05-11 2000-11-16 Atrionix, Inc. Balloon anchor wire
US7935108B2 (en) 1999-07-14 2011-05-03 Cardiofocus, Inc. Deflectable sheath catheters
US20050234436A1 (en) 1999-07-14 2005-10-20 Cardiofocus, Inc. Methods of cardiac ablation in the vicinity of the right inferior pulmonary vein
US8900219B2 (en) 1999-07-14 2014-12-02 Cardiofocus, Inc. System and method for visualizing tissue during ablation procedures
US20050234437A1 (en) 1999-07-14 2005-10-20 Cardiofocus, Inc. Deflectable sheath catheters with out-of-plane bent tip
US8540704B2 (en) 1999-07-14 2013-09-24 Cardiofocus, Inc. Guided cardiac ablation catheters
US9033961B2 (en) 1999-07-14 2015-05-19 Cardiofocus, Inc. Cardiac ablation catheters for forming overlapping lesions
US20050222558A1 (en) 1999-07-14 2005-10-06 Cardiofocus, Inc. Methods of cardiac ablation employing a deflectable sheath catheter
AU775394B2 (en) 1999-07-19 2004-07-29 St. Jude Medical, Atrial Fibrillation Division, Inc. Apparatus and method for ablating tissue
WO2001064123A2 (en) 2000-02-29 2001-09-07 Johns Hopkins University Circumferential pulmonary vein ablation using a laser and fiberoptic balloon catheter
WO2001072373A2 (en) 2000-03-24 2001-10-04 Transurgical, Inc. Apparatus and method for intrabody thermal treatment
US7497844B2 (en) 2000-03-31 2009-03-03 Medtronic, Inc. System and method for positioning implantable medical devices within coronary veins
US20020107514A1 (en) 2000-04-27 2002-08-08 Hooven Michael D. Transmural ablation device with parallel jaws
ATE427711T1 (de) 2000-05-03 2009-04-15 Bard Inc C R Gerat zur darstellung und ablation bei elektrophysiologischen verfahren
US6375654B1 (en) 2000-05-19 2002-04-23 Cardiofocus, Inc. Catheter system with working portion radially expandable upon rotation
ATE290827T1 (de) 2000-06-13 2005-04-15 Atrionix Inc Chirurgische ablationssonde zum formen einer ringförmigen läsion
EP1299035B1 (en) 2000-07-13 2013-02-13 ReCor Medical, Inc. Thermal treatment apparatus with focussed energy application
AU7346801A (en) * 2000-07-13 2002-01-30 Transurgical Inc Energy application with inflatable annular lens
US6796972B1 (en) 2000-07-14 2004-09-28 Edwards Lifesciences Llc Catheter anchoring balloon structure with irrigation
JP2002078809A (ja) 2000-09-07 2002-03-19 Shutaro Satake 肺静脈電気的隔離用バルーンカテーテル
US6605055B1 (en) 2000-09-13 2003-08-12 Cardiofocus, Inc. Balloon catheter with irrigation sheath
US6916306B1 (en) 2000-11-10 2005-07-12 Boston Scientific Scimed, Inc. Steerable loop structures for supporting diagnostic and therapeutic elements in contact with body tissue
WO2002085192A2 (en) * 2001-04-23 2002-10-31 Transurgical, Inc. Improvements in ablation therapy
US6771996B2 (en) 2001-05-24 2004-08-03 Cardiac Pacemakers, Inc. Ablation and high-resolution mapping catheter system for pulmonary vein foci elimination
US6814730B2 (en) 2001-10-09 2004-11-09 Hong Li Balloon catheters for non-continuous lesions
US6932809B2 (en) 2002-05-14 2005-08-23 Cardiofocus, Inc. Safety shut-off device for laser surgical instruments employing blackbody emitters
US6997924B2 (en) 2002-09-17 2006-02-14 Biosense Inc. Laser pulmonary vein isolation
WO2004110258A2 (en) 2003-06-10 2004-12-23 Cardiofocus, Inc. Guided cardiac ablation catheters
CA2552165C (en) 2003-12-31 2013-10-22 Biosense Webster, Inc. Circumferential ablation device assembly with dual expandable members
JP2005237827A (ja) 2004-02-27 2005-09-08 Terumo Corp 治療用カテーテルおよび治療装置
EP1758518A2 (en) 2004-06-07 2007-03-07 Edwards Lifesciences Corporation Methods and devices for directionally ablating tissue
US20060122584A1 (en) 2004-10-27 2006-06-08 Bommannan D B Apparatus and method to treat heart disease using lasers to form microchannels
US20080015569A1 (en) 2005-02-02 2008-01-17 Voyage Medical, Inc. Methods and apparatus for treatment of atrial fibrillation
JP5276987B2 (ja) * 2005-11-15 2013-08-28 ザ・ジョンズ・ホプキンス・ユニバーシティー バイオセンシング及び外科的処置のための能動的カニューレ
US20080300588A1 (en) * 2005-12-02 2008-12-04 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Automating the Ablation Procedure to Minimize the Need for Manual Intervention
US20100198065A1 (en) * 2009-01-30 2010-08-05 VyntronUS, Inc. System and method for ultrasonically sensing and ablating tissue
EP2037812A4 (en) 2006-07-10 2010-12-22 Voyage Medical Inc METHODS AND APPARATUS FOR TREATING AURICULAR FIBRILLATION
US20080097476A1 (en) 2006-09-01 2008-04-24 Voyage Medical, Inc. Precision control systems for tissue visualization and manipulation assemblies
US7952718B2 (en) 2007-05-03 2011-05-31 University Of Washington High resolution optical coherence tomography based imaging for intraluminal and interstitial use implemented with a reduced form factor
EP2178442B1 (en) 2007-07-12 2017-09-06 Volcano Corporation Catheter for in vivo imaging
GB2453601B (en) 2007-10-12 2010-07-21 Cardio Logic Innovations Ltd Radio frequency catheter for the ablation of body tissues
US8500730B2 (en) 2007-11-16 2013-08-06 Biosense Webster, Inc. Catheter with omni-directional optical tip having isolated optical paths
WO2009070677A1 (en) * 2007-11-28 2009-06-04 Reliant Technologies, Inc. Nonablative and ablative tissue treatment method and device
JP2010042182A (ja) 2008-08-18 2010-02-25 Fujifilm Corp レーザ治療装置
US8805466B2 (en) 2008-11-11 2014-08-12 Shifamed Holdings, Llc Low profile electrode assembly
US20150157387A1 (en) 2008-11-12 2015-06-11 Trice Medical, Inc. Tissue visualization and modification devices and methods
US9352174B2 (en) 2008-12-30 2016-05-31 St. Jude Medical, Atrial Fibrillation Division, Inc. Ablation system with blood leakage minimization and tissue protective capabilities
BRPI1005813B8 (pt) 2009-03-02 2021-06-22 Koninklijke Philips Electronics Nv sonda compatível com ressonância magnética para distribuição de ultrassom terapêutico para alvos locais, sistema de ressonância magnética por imagem, método de uso de uma sonda e método para operar uma sonda
EP2442717B1 (en) * 2009-06-16 2020-11-25 ClearPoint Neuro, Inc. Mri-guided devices and mri-guided interventional systems that can track and generate dynamic visualizations of the devices in near real time
WO2011008646A1 (en) 2009-07-14 2011-01-20 Brian Cisel Laser surgery device and method
WO2011041629A2 (en) 2009-10-02 2011-04-07 Cardiofocus, Inc. Cardiac ablation system with pulsed aiming light
US20110082450A1 (en) 2009-10-02 2011-04-07 Cardiofocus, Inc. Cardiac ablation system with inflatable member having multiple inflation settings
WO2011044248A2 (en) 2009-10-06 2011-04-14 Cardiofocus, Inc. Cardiac ablation image analysis system and process
US11129676B2 (en) 2010-01-20 2021-09-28 Biolitec Unternehmensbeteiligungs Ii Ag Device and method for vessel treatment
US8617150B2 (en) 2010-05-14 2013-12-31 Liat Tsoref Reflectance-facilitated ultrasound treatment
US8936592B2 (en) 2010-06-03 2015-01-20 Ams Research Corporation Laser tissue ablation system
KR102584819B1 (ko) 2011-01-19 2023-10-05 프랙틸 헬쓰, 인코포레이티드 조직의 치료를 위한 장치 및 방법
US20130035537A1 (en) 2011-08-05 2013-02-07 Wallace Daniel T Robotic systems and methods for treating tissue
US20130345541A1 (en) 2012-06-26 2013-12-26 Covidien Lp Electrosurgical device incorporating a photo-acoustic system for interrogating/imaging tissue
EP2866723A4 (en) * 2012-06-27 2016-12-14 Monteris Medical Corp GUIDED THERAPY BY IMAGE OF A FABRIC
WO2014047355A1 (en) 2012-09-19 2014-03-27 Denervx LLC Cooled microwave denervation
EP2777741A3 (en) 2013-03-12 2015-01-21 St. Jude Medical, Cardiology Division, Inc. Catheter system
JP2017513645A (ja) 2014-04-28 2017-06-01 カーディオフォーカス,インコーポレーテッド アブレーション処置の際にicg色素組成物を用いて組織を視覚化するためのシステムおよび方法
EP3226744A4 (en) 2014-12-03 2018-08-08 Cardiofocus, Inc. System and method for visual confirmation of pulmonary vein isolation during ablation procedures
GB201600202D0 (en) 2016-01-06 2016-02-17 Gyrus Medical Ltd Electrosurgical apparatus

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001504363A (ja) 1996-10-28 2001-04-03 イーピー テクノロジーズ,インコーポレイテッド 内部組織領域を可視化するためのシステム
JP2006516465A (ja) 2003-02-03 2006-07-06 カーディオフォーカス・インコーポレイテッド 放射エネルギーでアブレーションするための同軸カテーテル器具
JP2013006047A (ja) 2006-05-12 2013-01-10 Vytronus Inc 身体組織を切除するためのデバイス
US20140081302A1 (en) 2006-05-12 2014-03-20 Vytronus, Inc. Method for ablating body tissue
US20110082452A1 (en) 2009-10-02 2011-04-07 Cardiofocus, Inc. Cardiac ablation system with automatic safety shut-off feature
US20120157981A1 (en) 2010-12-17 2012-06-21 Evans Douglas L Ablation device
US20150182284A1 (en) 2012-02-24 2015-07-02 Isolase Ltd. Ablation techniques for the treatment of atrial fibrillation
US20140005706A1 (en) 2012-06-30 2014-01-02 Mark Gelfand Carotid Body Ablation Via Directed Energy
WO2014109879A1 (en) 2013-01-08 2014-07-17 Volcano Corporation Method for focused acoustic computed tomography (fact)
JP2016502892A (ja) 2013-01-08 2016-02-01 ヴォルカノ コーポレイションVolcano Corporation 集束音響コンピュータ断層撮影(fact)方法
US20150182275A1 (en) 2013-12-30 2015-07-02 Rainbow Medical Ltd. Reflectance-facilitated ultrasound treatment

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017120330A1 (en) 2017-07-13
US20170189108A1 (en) 2017-07-06
US11832878B2 (en) 2023-12-05
EP3399934B1 (en) 2022-10-12
US20200315704A1 (en) 2020-10-08
US11344365B2 (en) 2022-05-31
EP3399934A4 (en) 2019-10-09
JP2019502471A (ja) 2019-01-31
EP3399934A1 (en) 2018-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7053468B2 (ja) 自動化されたスイープするアブレーションエネルギー構成要素を有するアブレーションシステム
US8702688B2 (en) Cardiac ablation image analysis system and process
US11246476B2 (en) Method for visualizing tissue with an ICG dye composition during ablation procedures
US8696653B2 (en) Cardiac ablation system with pulsed aiming light
JP7384798B2 (ja) 自動式アブレーションエネルギー要素を用いるアブレーションシステム
US20110082450A1 (en) Cardiac ablation system with inflatable member having multiple inflation settings
US20110082452A1 (en) Cardiac ablation system with automatic safety shut-off feature
US10154888B2 (en) System and method for visual confirmation of pulmonary vein isolation during abalation procedures
US9033961B2 (en) Cardiac ablation catheters for forming overlapping lesions
US20180168729A1 (en) Catheter system and method of ablating a tissue
Keane New technologies for catheter isolation of the pulmonary veins

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210427

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210721

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210922

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7053468

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150