JP5608925B2 - ガラスびんの印刷検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラスびんの外表面に施した印刷を自動的に検査するガラスびん印刷検査装置に関する。
紙などの一般的な被印刷体に施した印刷を自動的に検査する装置は、下記特許文献に示されるように種々のものが提案されている。
特開2002−137369号公報 特許第3575460号公報 特許第3712608号公報 特許第4808422号公報
しかし、ガラスびんに施された印刷は、その特殊性により、自動的な検査は困難であった。
第一に、ガラスびんは透明なものが多く、通常の白色光で撮像すると、印刷の施されていないガラス部分が黒色に撮像され、黒色印刷部分と区別がつかず、黒色印刷部分の検査ができないという問題がある。
第二に、撮像手段に対して反対の側にある印刷がびん内面に写り、撮像されることがあり、正確な検査の妨げになるという問題がある。
第三に、ガラスびんのガラスには厚みがあるため、印刷の影がガラス内表面に写ることで画像が2重になり、正確な検査の妨げになるという問題がある。
第四に、ガラスびんは2つ割りの仕上型で成形されるため、仕上型の合い目に僅かな段差が生じ、この段差部分(合い目)で光が異方向に反射し、正確な検査の妨げになるという問題がある。
本発明は、以上のようなガラスびん印刷検査に特有な問題点を解決し、完成されたものである。
本発明は、ガラスびんを回転させる回転手段と、
ガラスびん表面に、スリット状に集光した白色光を照射するスリット照明と、
ガラスびん表面に、ドーム状反射板の内面で反射した近赤外拡散光を照射するドーム照明と、
回転しているガラスびん表面を撮像する撮像手段と、
撮像した画像の合否判定を行う画像処理手段を有し、
前記撮像手段はびん回転軸方向に走査するラインセンサカメラで、白色光によるRGB波長光及び近赤外光の検出素子を備え、ガラスびん正面かつ前記ドーム状反射板の背面に設置されてドーム状反射板に設けた貫通孔を通過した光を受光するものであり、
前記画像処理手段は、前記撮像手段により撮像したRGB画像、及び近赤外光画像に基づいて合否判定を行うものであることを特徴とするガラスびんの印刷検査装置である。
本発明において、前記スリット照明から照射する白色光の光軸と前記撮像手段の光軸の平面視角度は40°〜70°が好ましく、さらに好ましくは60°〜70°である。平面視角度とは、びんを垂直に置いたと仮定したときの平面視、すなわち、びんの中心(回転)軸と同じ方向から見たときの角度である。
白色光によるRGB画像はガラスが黒く写り、黒色印刷の検査ができないが、近赤外光画像は白黒のグレースケール画像となり、ガラスは明るい灰色に写るので、黒色印刷の検査ができる。本発明は、白色光によるRGB画像処理と、近赤外光画像処理を併用したため、黒色を含む印刷の自動検査が可能となる。
白色光によるRGB画像では、撮像手段と反対側にある印刷がびん内面に写り、撮像されることが問題となるが、白色光をスリット状に集光するスリット照明を用いることで、光が撮像手段と反対側のびん内面にあたらないようにすることができ、反対側の印刷が撮像されるのを回避することができる。スリット光は、その長手方向をびんの回転軸方向に一致させてびんの表面(撮像手段で撮像される位置)に対し、斜め横(ドーム照明の横)から照射する。
スリット照明の光軸と撮像手段の光軸の平面視角度は40°〜70°が適当である。これにより、撮像手段と反対側にある印刷の写り込みを防止することが可能となる。
白色光によるRGB画像では、合い目における反射の乱れも問題となる。すなわち、合い目は段差になっており段差の面で光が一般部分とは異なる方向に反射してカメラに入射し、当該部分が白く撮像されることがあるが、スリット照明の光軸と撮像手段の光軸の平面視角度を60°〜70°にすることで、良品レベルの合い目の影響をほぼ完全に防止することができる。また、ドーム照明を避けてスリット照明を配置すると60°〜70°になる。したがって、スリット照明の光軸と撮像手段の光軸の平面視角度は60°〜70°が最も好ましい。
近赤外光による白黒グレースケール画像では、ガラスの厚みによる印刷の影がガラス内表面に写り画像が2重になることが問題となるが、ドーム照明とすることで、ガラス内表面の影が目立たなくなり、高精度の検査が可能となる。
本発明ガラスびんの印刷検査装置は、近赤外光画像による検査を併用することで黒色印刷部も検査可能であり、近赤外光をドーム照明とすることで印刷の影がガラス内表面に写ることで画像が2重になるのを防止し、白色光をスリット照明とすることで撮像手段と反対側にある印刷がびん内面に写り撮像されることを防止すると共に、合い目の影響が画像に出ることを防止し、ガラスびんの印刷を精度良く検査することができる。
ガラスびんの印刷検査装置の一部切欠平面図である。 ガラスびんの印刷検査装置の一部切欠平面図である。 スリット照明の横断面図、縦断面図である。 印刷図柄の説明図である。 RGB画像の説明図である。 近赤外光画像の説明図である。 RGB画像の画像処理による判定の説明図である。 近赤外光画像の画像処理による判定の説明図である。
図1に示すガラスびんの印刷検査装置は、ガラスびんを回転させる回転手段(図示せず)、ガラスびん表面に、スリット状に集光した白色光を照射するスリット照明2、ガラスびん表面に、ドーム状反射板の内面で反射した近赤外拡散光を照射するドーム照明3、回転しているガラスびん表面を撮像する撮像手段であるラインセンサカメラ4、撮像した画像の合否判定を行う画像処理手段(図示せず)を有する。
ガラスびんを回転させる回転手段は、特に限定されるものではなく、ガラスびんの検査に汎用的に用いられているものを使用できる。
スリット照明は、ガラスびん表面に、スリット状に集光した白色光を照射できるものであればよい。図3はスリット照明2の一例で、上段に横断面、下段に縦断面を示す。これは、背面から光ファイバ21で本体20内に入射した白色光を、シリンドリカルレンズ22で幅方向に集光して本体前面から出射するものである。
図1に示すように、スリット照明2は、照射する細長いスリット光の長手方向がガラスびん1の回転軸方向となるように配置され、斜め横からガラスびんの検査位置に向けて白色光を照射する。図1において、スリット照明2の光軸とラインセンサカメラ4の光軸の平面視角度αは40°〜70°が適当で、さらに好ましくは60°〜70°である。図2ではスリット照明は省略されている。
ドーム照明は、ドーム状の反射板の内面で反射した近赤外拡散光を照射するもので、ドーム状とは、半球状又は半円筒状である。図1,2に示すドーム照明3は、ラインセンサカメラ用のドーム照明で、反射板30は半円筒状をなし、その中央に貫通孔31が形成され、反射板の両端部に内面側に向けて近赤外LED32を多数並べて配置している。近赤外LED32から出射された近赤外光は、反射板30の内面で反射し、拡散光として反射板内面から外側に向かって照射される。近赤外LEDの波長は、例えば、700〜1000nmである。本実施例の場合は、850nmにピークがあるLED素子を使用している。その他、950nmピークの素子等も使用できる。
図1,2に示すように、ドーム照明3は反射板30の内面がガラスびんに正対するように設けられ、その背面側にラインセンサカメラ4が、ドーム照明3の貫通孔31を通過した光を受光するように設けられている。ラインセンサカメラ4は、上下方向(ガラスびんの軸方向)に走査してガラスびんの印刷部を撮像する。
ラインセンサカメラは、白色光によるR(赤)G(緑)B(青)波長光及び近赤外光(例えば、700〜1000nm)の検出素子を備え、RGB画像、及び近赤外光画像を撮像可能なもので、例えば、株式会社ジェイエイアイコーポレーション社製LQ−200CL(商品名)等を使用できる。
画像処理手段(図示せず)は、コンピュータ及びこれにインストールされた画像処理ソフトウエアで、ラインセンサカメラで取得したラインデータからRGB画像、及び近赤外光画像を作成し、これに基づいて合否判定を行うものである。合否判定の方法は特に限定されないが、例えば、一般的に広く行われているパターンマッチング法を採用できる。
図4は、透明なガラスびんの胴部に施した印刷パターンの例で、黒色の丸形10b、白色の長方形10w、赤色の正方形10r、緑色の五角形10gが組み合わさったものである。
図5は、ラインセンサカメラのラインデータを並べた展開画像(RGB画像)で、印刷のないガラス部分が黒くなっているため、黒色の丸形10bと区別がつかなくなっている。その他の白色の長方形10w、赤色の正方形10r、緑色の五角形10gは問題なく撮像されている。
図5のRGB画像は、印刷欠点がないので、画像処理手段にパターン登録し、良否判定に使用される。
図6は、ラインセンサカメラのラインデータを並べた展開画像(近赤外光画像)で、白黒のグレースケール画像となっている。ガラスは薄い灰色、黒色の丸形10bは黒く写っているので、黒色の印刷部分を識別し検査できる。赤色の正方形10rと緑色の五角形10gは明度がほぼ等しいため、同じ濃さの灰色に写っており、これらを区別することはできない。
このように、RGB画像では黒色印刷とガラス部分を区別できず、近赤外光画像では明度がほぼ等しい部分を区別できないが、両画像を併用することで、ほぼ全ての印刷パターンを正確に認識し、精度良い検査を行うことができる。
画像処理手段による合否判定は、例えば、ラインセンサカメラで撮像した被検査体のRGB画像及び近赤外光画像を、それぞれ登録してある(欠点のない)RGBパターン及び近赤外パターンと比較し(パターンマッチング)、相違が所定の範囲内であれば合格、所定の範囲を超えた場合は不合格にすることができる。また、合否の境である所定の範囲は、多数の合格品を学習させて作成することができる。
図7は、被検査体のRGB画像(上段)と登録してあるRGBパターン(下段)を対比した合否判定の説明図である。上段の画像と下段のパターンを対比すると、欠点5a、5bで相違しており、不合格となる。欠点5aはいわゆる「汚れ」で、付くべきところでないガラス面にインクが付着したものである。欠点5bはいわゆる「欠け」又は「かすれ」で、「欠け」は付くべきところにインクが付いていないもの、「かすれ」はインクの付着量が少ないものである。
図8は、被検査体の近赤外光画像(上段)と登録してある近赤外パターン(下段)を対比した合否判定の説明図である。上段の画像と下段のパターンを対比すると、欠点5cで相違しており、不合格となる。欠点5cはいわゆる「にじみ」で、色(この場合は黒色)が所定の部分からはみ出ているものである。
1 ガラスびん
10 印刷部
10b 黒色の丸形
10w 白色の長方形
10r 赤色の正方形
10g 緑色の五角形
11 ガラス
2 スリット照明
20 本体
21 光ファイバ
22 シリンドリカルレンズ
3 ドーム照明
30 反射板
31 貫通孔
32 近赤外LED
4 ラインセンサカメラ
5a、5b、5c 欠点

Claims (3)

  1. ガラスびんを回転させる回転手段と、
    ガラスびん表面に、スリット状に集光した白色光を照射するスリット照明と、
    ガラスびん表面に、ドーム状反射板の内面で反射した近赤外拡散光を照射するドーム照明と、
    回転しているガラスびん表面を撮像する撮像手段と、
    撮像した画像の合否判定を行う画像処理手段を有し、
    前記撮像手段はびん回転軸方向に走査するラインセンサカメラで、白色光によるRGB波長光及び近赤外光の検出素子を備え、ガラスびん正面かつ前記ドーム状反射板の背面に設置されてドーム状反射板に設けた貫通孔を通過した光を受光するものであり、
    前記画像処理手段は、前記撮像手段により撮像したRGB画像、及び近赤外光画像に基づいて合否判定を行うものであることを特徴とするガラスびんの印刷検査装置。
  2. 前記スリット照明から照射する白色光の光軸と前記撮像手段の光軸の平面視角度が40°〜70°である請求項1に記載の印刷検査装置。
  3. 前記スリット照明から照射する白色光の光軸と前記撮像手段の光軸の平面視角度が60°〜70°である請求項1に記載の印刷検査装置。
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