JP5606485B2 - 車両の後部 - Google Patents
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Description
また、車両のデザイン等により、ルーフが車両後方に向かうにつれて低くなる場合がある。この場合、車両後端近傍にシートを設けると、シートに座った乗員の頭とルーフライニングとの間の距離が短くなり、乗員が圧迫感を感じたり、車両が上下に跳ねた際にルーフライニングに頭が接触する恐れがある。
また、特許文献2のように、バックドアからの後方視界を確保するために第1ウインドウと第2ウインドウとを設ける技術があるが、これは、第1ウインドウを通じて後方視界を得るためにある程度の傾斜(後ろ下がりの傾斜)が必要であり、単純にはシートの頭上に適用できなかった。
従って、後部ドアは、閉じられた状態で車両の前後方向に延びる上面部と、上面部の後端から下方に向かって延びる後面部とを備え、上面部は、その前端を、シートに設定した乗員頭頂点よりも前方に設けられたヒンジによって回動自在に支持し、乗員頭頂点の真上に窓開口部を設けているので、シートに着座した乗員の頭から後部ドアの上面部までの距離を長くすることができる。つまり、頭上の空間を広くすることができる。
また、上面部は、前端を含み、閉断面形状で車幅方向に延びる前部クロスドアフレームと、左右のサイドドアフレームを介して連なり、閉断面形状で車幅方向に延びる中部クロスドアフレームとを備え、窓開口部が、中部クロスドアフレーム、左右のサイドドアフレームおよび前部クロスドアフレームによって形成され、前部クロスドアフレームの車外上側面および中部クロスドアフレームの車外上側面に、前部クロスドアフレームおよび中部クロスドアフレームの上下方向の厚さよりも上下方向の厚さが薄い窓パネルを取付けているので、閉断面形状の前部クロスドアフレームおよび閉断面形状の中部クロスドアフレームによって、後部ドアの強度を確保することができる。
さらに、窓開口部を覆う窓パネルが、前部クロスドアフレームの車外上側面および中部クロスドアフレームの車外上側面に取付けられることで、前部クロスドアフレームおよび中部クロスドアフレームの上下方向の厚みと窓パネルの上下方向の厚みの差の分だけ、乗員の頭と後部ドアとの距離を長くすることができる。つまり、頭上の空間を広くすることができる。
上面部は、閉断面形状で車幅方向に延びる前部クロスドアフレームと、左右のサイドドアフレームを介して連なり、閉断面形状で車幅方向に延びる中部クロスドアフレームと、を備え、窓開口部が、中部クロスドアフレーム、左右のサイドドアフレームおよび前部クロスドアフレームによって形成され、前部クロスドアフレームの車外上側面および中部クロスドアフレームの車外上側面に、前部クロスドアフレームおよび中部クロスドアフレームの上下方向の厚さよりも上下方向の厚さが薄い窓パネルを取付けているので、閉断面形状の前部クロスドアフレームおよび閉断面形状の中部クロスドアフレームによって、後部ドアの強度を確保することができる。
また、シートのシートバックは、中部クロスドアフレームのほぼ真下に設けられているので、シートに着座した乗員の頭が自然と中部クロスドアフレームよりも前方に位置することになり、中部クロスドアフレームと乗員の頭との干渉を防止して、乗員の頭を窓開口部の下方に誘導することができる。
上面部は、閉断面形状で車幅方向に延びる前部クロスドアフレームと、左右のサイドドアフレームを介して連なり、閉断面形状で車幅方向に延びる中部クロスドアフレームと、を備え、窓開口部が、中部クロスドアフレーム、左右のサイドドアフレームおよび前部クロスドアフレームによって形成され、前部クロスドアフレームの車外上側面および中部クロスドアフレームの車外上側面に、前部クロスドアフレームおよび中部クロスドアフレームの上下方向の厚さよりも上下方向の厚さが薄い窓パネルを取付けているので、閉断面形状の前部クロスドアフレームおよび閉断面形状の中部クロスドアフレームによって、後部ドアの強度を確保することができる。
車両11は、5ドア車で、3列シートを備えている。
3列シートのうち、3列目をなす第3シート13は、二人掛けで、折り畳める。
ここで、車両11の後部12とは、リアドア開口後部のピラー16からリアバンパ17までの物とする。
車両11の後部12は、車両11の車室21に設けたシート(第3シート)13と、シート(第3シート)13近傍に配置された後部開口22を開閉する後部ドア(テールゲート)15と、を備える。
この「ほぼ真下」とは、車両11の前後方向(X軸方向)および車幅方向(Y軸方向)において、中部クロスドアフレーム36のほぼ真下であるということである。
後部ドア(テールゲート)15は、ドアインナパネル51、ドアアウタパネル38、ドア内装部材37(図4)、窓開口部(天窓開口部)32、窓パネル41、ヒンジ31を備える。
窓パネル41は、透明または半透明な板で、ガラス製または樹脂製である。
前部クロスドアフレーム33の上下方向の厚さは、後部ドア15を閉じた状態で、ドア内装部材37の前部内装部材54の最下面55からドアアウタパネル38の前部フレームアウタ56の最上面57までとする。
頭上逃がし凹部45は、第3シート13の一方(左)の第1座席71に設定した乗員頭頂点27の真上に形成されている。
頭上逃がし凹部46は、第3シート13の他方(右)の第2座席72に設定した乗員頭頂点27の真上に形成されている。
ドアアウタパネル38は、前部フレームアウタ56と、中部フレームアウタ62と、サイドフレームアウタと、を有する。
車両11の後部12では、シート13に座る乗員の頭から後部ドア15の上面部(ドアルーフ部)23までの距離を長くすることができる。つまり、頭上の上面部(ドアルーフ部)23までの空間を広くすることができる。
Claims (5)
- 車両の車室に設けたシートと、該シート近傍に配置された後部開口を開閉する後部ドアとを備えた車両の後部において、
前記後部ドアは、閉じられた状態で、前記車両の前後方向に延びる上面部と、該上面部の後端から下方に向かって延びる後面部とを備え、
前記上面部は、その前端を、前記シートに設定した乗員頭頂点よりも前方に設けられたヒンジによって回動自在に支持され、
前記乗員頭頂点の真上に窓開口部が設けられており、
前記上面部は、前記前端を含み、閉断面形状で車幅方向に延びる前部クロスドアフレームと、該前部クロスドアフレームに連なる左右のサイドドアフレームを介して連なり、閉断面形状で車幅方向延びる中部クロスドアフレームとを備え、
前記窓開口部が前記中部クロスドアフレーム、前記左右のサイドドアフレームおよび前記前部クロスドアフレームによって形成され、前記前部クロスドアフレームの車外上側面および前記中部クロスドアフレームの車外上側面に窓パネルを取り付けており、
前記窓パネルは、前記中部クロスドアフレームに向かうにつれて次第に下がる傾きで傾斜し、前記中部クロスドアフレーム車外上側面に重ねた前記窓パネルの後端を前記前部クロスドアフレームの下端よりも上方の位置に配置している、
ことを特徴とする車両の後部。 - 前記シートのシートバックは、前記中部クロスドアフレームのほぼ真下に設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両の後部。
- 前記中部クロスドアフレームは、前記シートの前記乗員頭頂点に対向する面に前記乗員頭頂点から離れる方向に凹ませた頭上逃がし凹部を備えていることを特徴とする請求項1又は2項記載の車両の後部。
- 車両の車室に設けたシートと、該シート近傍に配置された後部開口を開閉する後部ドアとを備えた車両の後部において、
前記後部ドアは、閉じられた状態で、前記車両の前後方向に延びる上面部と、該上面部の後端から下方に向かって延びる後面部とを備え、
前記上面部は、その前端を、前記シートに設定した乗員頭頂点よりも前方に設けられたヒンジによって回動自在に支持し、
前記乗員頭頂点の真上に窓開口部が設けられており、
前記上面部は、その前端を含み閉断面形状で車幅方向に延びる前部クロスドアフレームを備え、
且つ前記上面部は、前記前端を含み、閉断面形状で車幅方向に延びる前記前部クロスドアフレームと、該前部クロスドアフレームに連なる左右のサイドドアフレームを介して連なり、閉断面形状で車幅方向に延びる中部クロスドアフレームとを備え、
前記窓開口部が、前記中部クロスドアフレーム、前記左右のサイドドアフレームおよび前記前部クロスドアフレームによって形成され、
前記シートのシートバックは、前記中部クロスドアフレームのほぼ真下に設けられている、
ことを特徴とする車両の後部。 - 車両の車室に設けたシートと、該シート近傍に配置された後部開口を開閉する後部ドアとを備えた車両の後部において、
前記後部ドアは、閉じられた状態で、前記車両の前後方向に延びる上面部と、該上面部の後端から下方に向かって延びる後面部とを備え、
前記上面部は、その前端を、前記シートに設定した乗員頭頂点よりも前方に設けられたヒンジによって回動自在に支持し、
前記乗員頭頂点の真上に窓開口部が設けられており、
前記上面部は、その前端を含み閉断面形状で車幅方向に延びる前部クロスドアフレームを備え、
且つ前記上面部は、前記前端を含み、閉断面形状で車幅方向に延びる前記前部クロスドアフレームと、該前部クロスドアフレームに連なる左右のサイドドアフレームを介して連なり、閉断面形状で車幅方向に延びる中部クロスドアフレームとを備え、
前記窓開口部が、前記中部クロスドアフレーム、前記左右のサイドドアフレームおよび前記前部クロスドアフレームによって形成され、
前記中部クロスドアフレームは、前記シートの前記乗員頭頂点に対向する面に前記乗員頭頂点から離れる方向に凹ませた頭上逃がし凹部を備えている、
ことを特徴とする車両の後部。
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