JP5602803B2 - 円すいころ軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、円すいころ軸受に関するものである。
自動車におけるエンジンの駆動力は、トランスミッション、プロペラシャフト、デファレンシャル、ドライブシャフトの何れか又は全てを含む動力伝達系を介して車輪に伝達される。
この動力伝達系では、シャフトを支持する軸受として、ラジアル荷重及びアキシアル荷重に対する負荷能力が高く、耐衝撃性にも優れ軸受剛性の高い円すいころ軸受を使用する場合が多い。円すいころ軸受は、一般的には、図8に示すように、外周側に円すい状の軌道面1を有する内輪2と、内周側に円すい状の軌道面3を有する外輪4と、内輪2と外輪4との間に転動自在に配された複数の円すいころ5と、円すいころ5を円周所定間隔に保持する保持器6とを備える。
保持器6は、図9に示すように、一対の環状部6a、6bと、環状部6a、6bを連結する柱部6cとを備え、周方向に沿って隣合う柱部6c間に形成されるポケット6dに前記円すいころ5が収容される。
この円すいころ軸受では、円すいころ5と内外輪2,4の軌道面1、3とが線接触しており、内・外輪軌道面1、3およびころ中心Oが軸心P(図8参照)上の一点(図示せず)に一致するよう設計される。
このため、荷重が作用した場合には、円すいころ5がその大端側に押圧される。この荷重を受けるべく、内輪2の大径側には外径側へ突出する鍔部7が設けられている。また、この軸受を機械等に組込むまでの間に円すいころ5が小端側へ脱落しないようにするために、内輪2の小端側にも突出する鍔部8が設けられる。
近年、車内空間の拡大化に伴いエンジンルームの縮小化、エンジンの高出力化、燃費向上のためのトランスミッションの多段化などが進む中、そこに使用される円錐ころ軸受の使用環境は年々厳しくなってきている。その使用環境の中で軸受の寿命を満足する為には、軸受の長寿命化が必要であった。
上記背景に対して、ころ本数を増やすかころ長さを長くすることによって、同一寸法で負荷容量を現状よりも上げて、軸受の長寿命化を図ることを提案できる。しかしながら、現在の構造では、前記したように、軸受組立上の理由により内輪2にはその軌道面の小径側に鍔部(小鍔)8を設けていた。このため、円すいころ5の長さ寸法を大きくすることに対してこの鍔部8による規制がある。また、各円すいころ5は前記したように保持器6にて支持されて、周方向に沿って隣合う円すいころ5間に保持器6の柱部6cが介在されることになる。このため、ころ本数を増加されるころに対しても柱部6cによる規制がある。このように、従来においては負荷容量を上げるのに限界があった。
ところで、従来には、内輪において小径側の鍔部(小鍔)を省略したものがある(特許文献1)。内輪において小径側の鍔部を省略すれば、その省略した分だけ円すいころの軸方向長さを大きくとることができ、負荷容量の増加を図ることができる。ところが、内輪において小径側の鍔部を省略すれば、機械等に組込むまでの間に円すいころ5が小端側へ脱落する。そこで、内輪において小径側の鍔部(小鍔)を省略したものは、図6に示すように、円すいころが落下しないように、大径側の鍔部7に係合する引っ掛け部を保持器に設けている。
すなわち、図6に示す円すいころ軸受は、複列円すいころ軸受であり、一対の内輪21A、21Bと、1個の外輪22と、内輪21A、21Bと外輪22との間に転動自在に配された複数の円すいころ23と、円すいころ23を円周所定間隔に保持する一対の保持器24A、24Bとを備える。
各保持器24A、24Bは、前記図9に示す保持器6と同様、大径側環状部25と、小径側環状部26と、大径側環状部25と小径側環状部26とを連結する柱部27とを備える。そして、周方向隣り合う柱部27間にポケット28が形成され、各ポケット28に円すいころ23が保持されている。
大径側環状部25に周方向に沿って所定ピッチで配設される引っ掛け部30が形成されている。この場合、引っ掛け部30は大径側環状部25の外端縁部から内径方向へと突出する扁平の矩形片からなる。また、図7に示すように、内輪21の鍔部31には、内輪21の鍔部31の外径面31aの大径側に切欠部32を形成し、この切欠部32に前記引っ掛け部30を係合させる。この際、引っ掛け部30と切欠部32との間には軸方向および半径方向に僅かな隙間があり、これより保持器24は軸方向および半径方向に僅かに移動可能である。ここで、引っ掛け部30は、運転中(軸受組立状態)において保持器24が軸中心に対し中立状態では鍔部31に接触せずにこの鍔部31に非接触となる場合と、内輪21の鍔部31の底面31cと引っ掛け部30の内面(内径端)33bとが接触状態となる場合があり、非運転中では内輪21と円すいころ23と保持器24が組立状態を保てるような引っ掛かりがある
実開昭58−165324号公報
ところで、前記図6に示すような円すいころ軸受を組立てるには、まず、各保持器24のポケット28に円すいころ23を収容する。その後、この保持器24と円すいころ23との組合体に、内輪21を内嵌する。逆に言えば、保持器24と円すいころ23との組合体を内輪21に外嵌する。
そして、内輪21と円すいころ23と保持器24との組合体を一対形成し、各組合体を、外輪22の両開口部から挿入することによって、内輪21と円すいころ23と保持器24と外輪22とが一体化された円すいころ軸受を組立てることができる。
しかしながら、引っ掛け部30を内輪21の切欠部32に嵌合させる必要があり、この際、引っ掛け部30を弾性変形させて嵌合させることになる。すなわち、引っ掛け部30が内輪21の切欠部32に嵌合する際には、内輪21の鍔部31の内面31bに引っ掛け部30の外面33の内径端部33aが当接することになる。ところが、この引っ掛け部30の外面33の内径端部33aは平坦面であるので、内輪21の組み込み時に、引っ掛け部30の外面33の内径端部33aに引っ掛かりが生じ、極めて組み込み難いものである。このため、過度の外力が引っ掛け部30に作用して、引っ掛け部30が損傷したりするおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みて、組み込み性の向上を図ることができ、しかも、ころ軸方向長さの延長が可能となって、定格荷重のアップを図ることができる円すいころ軸受を提供する。
本発明の円すい軸受は、内輪と、外輪と、内輪と外輪との間に転動自在に配された複数の円すいころと、円すいころを円周所定間隔に保持する保持器とを備え、内輪の外径面の大径側にのみ前記円すいころを案内する鍔部を設けた円すいころ軸受であって、前記保持器はエンジニアプラスチック又はスーパーエンジニアプラスチックからなる樹脂製であり、大径側環状部と、小径側環状部と、大径側環状部と小径側環状部とを連結する柱部とを備え、前記大径側環状部に前記内輪の鍔部に引っ掛かりが可能であって、軸受径方向内方へ延びる平板引っ掛け部を設け、平板引っ掛け部の外面の内径端部に内輪の組み込みをガイドするガイド面部を形成し、かつ、前記平板引っ掛け部は、内輪と円すいころと保持器が組立状態を保てるような引っ掛かりが内輪の鍔部に形成した切欠部に対してあり、前記切欠部の切欠寸法を、平板引っ掛け部の内径端である径方向内面と切欠部の底面との許容されるべき相対的接近量と、平板引っ掛け部の内面と切欠部の径方向切欠面との許容されるべき相互接近量とによって設定して、前記平板引っ掛け部は、保持器が軸中心に対し中立状態では鍔部に非接触であり、運転中には鍔部に非接触もしくは接触し、運転中において、鍔部に接触する場合は、平板引っ掛け部の径方向内面と鍔部の切欠部の底面が接触状態となるように構成したものである。
本発明の円すいころ軸受によれば、内輪の軌道面が、鍔部から小径端に達するものであって、従来において存在していた内輪の小径側の鍔部およびぬすみ部を省略したものである。このため、この省略する鍔部およびぬすみ部分だけ、軌道面を大きくとることができる。また、保持器に内輪の鍔部に係合する係合部を設けたので、円すいころが小端側へ脱落するのを防止できる。
特に、引っ掛け部の外面の内径端部に内輪の組み込みをガイドするガイド面部を設けたので、ガイド面部に案内されつつ内輪を組み込むことができる。
引っ掛け部は運転中において内輪の鍔部に非接触状態もしくは、内輪の鍔部に接触する場合は、引っ掛け部内面と内輪鍔部の切欠部の底面が接触状態となるようにし、非運転中においては、内輪と円すいころと保持器が組立状態を保てるような引っ掛かりがあるようにする。これによって、運転中においては引っ掛け部は回転の妨げにならず、しかも、組み込み前等における円すいころの小端側への脱落を防止できる。
ガイド面部が軸方向内方に向かって縮径するテーパ面にて構成することができる。
保持器が樹脂製であり、樹脂をPPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)とするのが好ましい。PPSとは、フェニル基(ベンゼン環)とイオウ(S)が交互に繰り返される分子構造を持った高性能エンジニアリング・プラスチックである。結晶性で,連続使用温度は200℃〜220℃,高荷重(1.82MPa)での荷重たわみ温度が260℃以上と耐熱性に優れ,しかも引っ張り強さや曲げ強さが大きい。成形時の収縮率は0.3〜0.5%と小さいので寸法安定性が良い。難燃性や耐薬品性の点でも優れている。PPSは,架橋型,直鎖型,半架橋型の3種に大別できる。架橋型は低分子量ポリマーを架橋して高分子量化したもので,脆く,ガラス繊維で強化したグレードが中心である。直鎖型は重合段階で架橋工程がなしに高分子量化したもので,靭性が高い。半架橋型は,架橋型と直鎖型の特性を併せ持つ特徴を持っている。
ころ係数γが0.94を越えるようにしたり、保持器のポケットの窓角を55°以上80°以下としたりできる。ここで、ころ係数γは、次式で定義される。また、ポケット(周方向に沿って隣合う柱部間)の窓角とは、柱部の、円すいころの転動面と接する面がなす角度をいう。
ころ係数γ=(Z・DA)/(π・PCD)
ここで、Z:ころ本数、DA:ころ平均径、PCD:ころピッチ円径
本円すいころ軸受は、自走車両の動力伝達軸を支持するのに使用するのが好ましい。
本発明の円すいころ軸受では、従来において存在していた内輪の小径側の鍔部を省略したものである。このため、この省略する鍔部分、軽量化を図ることができる。さらに、省略した小径側の鍔部及びぬすみ部分だけ、軌道面が大きくなり、これによって円すいころの軸心長さを長くでき、負荷容量を向上させることができ、長寿命化を達成することができる。
引っ掛け部にて、内輪からのころの離脱を安定して防止できる。これによって、組み込み性の向上を図ることできる。特に、ガイド面部に案内されつつ内輪を組み込むことができるので、組み込み時において、引っ掛け部に過度の外力を作用させずに済む。このため、引っ掛け部の損傷や弾性限界を超えて塑性変形を起こさないようにすることができ、引っ掛け部の機能を安定して発揮することができる。また、運転中においては引っ掛け部は回転の妨げにならず、円滑な回転が可能となる。
ガイド面部が軸方向内方に向かって縮径するテーパ面にて構成することができる。これによって、ガイド面部を安定して形成することができ、内輪への組み込みの信頼性の向上を図ることができる。
なお、保持器を鉄板製とすれば、保持器の剛性を高めることができ、長期に亘って安定して円すいころを保持することができる。しかも、耐油性に優れ、油への浸漬による材質劣化を防止できる。
しかしながら、樹脂製保持器は鉄板製に比べ保持器重量が軽く、自己潤滑性があり、摩擦係数が小さいという特徴があるため、軸受内に介在する潤滑油の効果と相俟って、外輪との接触による摩耗の発生を抑えることが可能になる。また、樹脂製保持器は重量が軽く摩擦係数が小さいため、軸受起動時のトルク損失や保持器摩耗の低減に好適である。油や高温,薬品に対して耐性が高いPPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)を保持器に採用することで、寿命を大幅に伸ばすことができる。
ころ係数γが0.94を越えるようにすれば、中立状態においては外輪と保持器との接触を避けた上で、保持器の柱幅を大きくすることができる。このため、軸受寸法を変更することなく、負荷容量を総ころ軸受(保持器を用いていない軸受)のレベルまで上げることが可能となる。これによって、接触面圧を低減でき、停止状態での面圧が緩和され、耐フレッティング性が向上する。しかも、保持器と円すいころとは良好な接触状態を確保することができ、ころは円滑な回転が得られる。
また、保持器の窓角を55°以上としたことによって、円すいころとの良好な接触状態を確保することができ、保持器の窓角を80°以下としたことによって、半径方向への押し付け力が大きくならず、円滑な回転が得られる。
このため、本円すいころ軸受は自走車両の動力伝達軸を支持する軸受に最適となる。
本発明の実施形態を示す円すいころ軸受の断面図である。 前記円すいころ軸受の要部拡大図である。 円すいころ軸受の組立て方法を示す断面図である。 前記円すいころ軸受の要部拡大断面図である。 ガイド面部に変形例を示す断面図である。 従来の円すいころ軸受の断面図である。 前記従来の円すいころ軸受の保持器の断面図である。 従来の他の円すいころ軸受の断面図である。 前記図8に示す円すいころ軸受の保持器の斜視図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は本発明に係る円すいころ軸受を示し、この円すいころ軸受は複列円すいころ軸受であり、一対の内輪51A、51Bと、1個の外輪52と、内輪51A、51Bと外輪52との間に転動自在に配された複数の円すいころ53と、円すいころ53を円周所定間隔に保持する一対の保持器54A、54Bとを備える。
各内輪51A、51Bはその外径面に円すい状の軌道面55を有し、軌道面55の大径側に外径側へ突出する鍔部56が形成されている。すなわち、軌道面55は鍔部56から小径端まで形成され、従来の円すいころ軸受の内輪のように小径側に鍔部を有さない。軌道面55と鍔部56との間のコーナ部にはぬすみ部57を形成している。また、鍔部56の内面(つまり小径側の端面)56bは、軸受軸心Pと直交する平面に対して所定角度α(図2参照)だけ傾斜している。
鍔部56はその内面56aにて円すいころ53の大端面53aを受け、この円すいころ53を通じてかかるアキシャル荷重を受けて、円すいころ53を回転案内する大鍔となる。なお、従来において設けられている小鍔は、軸受回転中には特別な役割を果たすものでなく、このようなものを本発明では省略していることになる。
外輪52はその内径面に一対の円すい状の軌道面60、60を有し、この軌道面60と内輪51の軌道面55とを、保持器54で保持された複数の円すいころ53が転動することになる。
この円すいころ軸受では、円すいころ53と内外輪51、52の軌道面55、60とが線接触しており、内・外輪軌道面55、60およびころ中心Oが軸心P上の一点(図示せず)に一致するよう設計される。
また、保持器54は、大径側環状部61と、小径側環状部62と、大径側環状部61と小径側環状部62とを連結する柱部63とを備える。柱部63は周方向に沿って等ピッチで配置され、周方向に沿って隣合う柱部63間に設けられる収容部(ポケット)64に円すいころ53が回転自在に収容される。
大径側環状部61の外面には、内径方向へ突出する矩形平板状の平板引っ掛け部65が周方向に沿って所定ピッチで複数個が配置されている。この引っ掛け部65が内輪51の鍔部56に係合する。すなわち、内輪51の鍔部56の外径面56aの大径側に切欠部66を形成し、この切欠部66に前記引っ掛け部65を係合させる。この際、引っ掛け部65と切欠部66との間には軸方向および半径方向に僅かな隙間があり、これより保持器24は軸方向および半径方向に僅かに移動可能である。すなわち、この引っ掛け部65は、運転中(軸受組立状態)において保持器54が軸中心に対し中立状態では内輪51の鍔部56に接触せずにこの鍔部56に非接触となる場合と、接触する場合は内輪51の鍔部56の底面66aと引っ掛け部65の内面(内径端)65aが接触状態とし、非運転中においては内輪51と円すいころ53と保持器54が組立状態を保てるような引っ掛けがある。このため、切欠部66の切欠寸法は、引っ掛け部65の内径端65aと切欠部66の底面66aとの許容されるべき相対的接近量と、引っ掛け部65の内面72と切欠部66の径方向切欠面66bとの許容されるべき相互接近量とによって設定される。
また、引っ掛け部65の外面(外端面)70の内径端部に内輪51の組み込みをガイドするガイド面部71を形成している。このガイド面部71は、軸方向内方に向かって縮径するテーパ面71aであり、この傾斜角度としては例えば45度程度とする。
柱部63の柱面63cの窓押し角(窓角)θ(図3参照)は、例えば、55°以上80°以下とする。
ころ係数γが0.94を越えるように設定している。ここで、ころ係数γは、次式で定義される。また、ポケット(周方向に沿って隣合う柱部間)の前記窓角θとは、柱部63の、円すいころ53の転動面と接する面がなす角度をいう。
ころ係数γ=(Z・DA)/(π・PCD)
ここで、Z:ころ本数、DA:ころ平均径、PCD:ころピッチ円径
ところで、保持器54は本発明では、樹脂製とする。なお、保持器54を鉄板製とすれば、保持器の剛性を高めることができ、長期に亘って安定して円すいころ53を保持することができる。しかも、耐油性に優れ、油への浸漬による材質劣化を防止できる。
樹脂製として、合成樹脂材としてはエンジニアリングプラスチック製とするのが好ましい。鉄板製保持器は耐油性(油への浸漬による材質劣化)を気にせず使用できるというメリットがある。また、樹脂製すなわちエンジニアリングプラスチック製とすれば、樹脂製保持器は軸受の組立において底広げ、かしめといった作業が不要となるため、所要の寸法精度を確保することが容易である。また、樹脂製保持器は鉄板製に比べ保持器重量が軽く、自己潤滑性があり、摩擦係数が小さいという特徴があるため、軸受内に介在する潤滑油の効果と相俟って、外輪との接触による摩耗の発生を抑えることが可能になる。また、樹脂製保持器は重量が軽く摩擦係数が小さいため、軸受起動時のトルク損失や保持器摩耗の低減に好適である。なお、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)とは、合成樹脂のなかで主に耐熱性が優れており、強度が必要とされる分野に使うことのできるものをいう。さらに耐熱性・強度を増した樹脂をスーパーエンプラと呼び、このスーパーエンプラを使用してもよい。
エンジニアリングプラスチックには、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド6(PA6)、ポリアミド66(PA66)、ポリアセタール(POM)、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、GF強化ポリエチレンテレフタレート(GF−PET)、超高分子量ポリエチレン(UHMW−PE)等がある。また、スーパーエンジニアリングプラスチックには、ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアリレート(PAR)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)、熱可塑性ポリイミド(TPI)、ポリベンズイミダゾール(PBI)、ポリメチルベンテン(TPX)、ポリ1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート(PCT)、ポリアミド46(PA46)、ポリアミド6T(PA6T)、ポリアミド9T(PA9T)、ポリアミド11,12 (PA11,12)、フッ素樹脂、ポリフタルアミド(PPA)等がある。
特に、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)が好ましい。PPSとは、フェニル基(ベンゼン環)とイオウ(S)が交互に繰り返される分子構造を持った高性能エンジニアリングプラスチックである。結晶性で,連続使用温度は200℃〜220℃、高荷重(1.82MPa)での荷重たわみ温度が260℃以上と耐熱性に優れ,しかも引っ張り強さや曲げ強さが大きい。成形時の収縮率は0.3〜0.5%と小さいので寸法安定性が良い。難燃性や耐薬品性の点でも優れている。PPSは,架橋型,直鎖型,半架橋型の3種に大別できる。架橋型は低分子量ポリマーを架橋して高分子量化したもので,脆く,ガラス繊維で強化したグレードが中心である。直鎖型は重合段階で架橋工程がなしに高分子量化したもので,靭性が高い。半架橋型は,架橋型と直鎖型の特性を併せ持つ特徴を持っている。
次にこの円すいころ軸受の組立方法を説明する。まず、各保持器54のポケット64に円すいころ53を収容する。その後、この保持器54と円すいころ53との組合体に、内輪51を内嵌する。逆に言えば、保持器54と円すいころ53との組合体を内輪51に外嵌する。
すなわち、内輪51を図3(a)に示すように、保持器54と円すいころ53との組合体に、内輪51を挿入する際、まず鍔部56の内面56bの外径端がガイド面部71の外径端に当接する。この状態からさらに保持器54に対して内輪を挿入していけば、図3(b)に示すように、内輪51の鍔部56の内面56bがガイド面部71を摺動し、この摺動とともに、引っ掛け部65が弾性変形して鍔部56を乗り越える。そして、引っ掛け部65が鍔部56を乗り越えれば、引っ掛け部65が元の状態に復元して、鍔部56がころ53と引っ掛け部65との間に鍔部56が配設された状態となる。
その後、内輪51と円すいころ53と保持器54との組合体を一対形成し、各組合体を、外輪52に両開口部から挿入することによって、内輪51と円すいころ53と保持器54と外輪52とが一体化された円すいころ軸受を組み立てることができる。この際、内輪51、51の小径側端面68、68をつき合わせる。この際、内輪51、51の大径側端面69、69よりも保持器54の軸方向外端部(すなわち、引っ掛け部66の外面70)を軸方向外方へ突出させない。
本発明の円すいころ軸受では、従来において存在していた内輪の小径側の鍔部を省略したものである。このため、この省略する鍔部分、軽量化を図ることができる。さらに、省略した小径側の鍔部及びぬすみ部分だけ、軌道面が大きくなり、これによって円すいころの軸心長さを長くでき、負荷容量を向上させることができ、長寿命化を達成することができる。
引っ掛け部65にて、内輪51からのころ53の離脱を安定して防止できる。これによって、組み込み性の向上を図ることできる。特に、ガイド面部71に案内されつつ内輪51を組み込むことができるので、組み込み時において、引っ掛け部65に過度の外力を作用させずに済む。このため、引っ掛け部65の損傷や弾性限界を超えて塑性変形を起こさないようにすることができ、引っ掛け部65の機能を安定して発揮することができる。
ガイド面部71が軸方向内方に向かって縮径するテーパ面71aであり、ガイド面部を安定して形成することができる。これによって、内輪51への組み込みの信頼性の向上を図ることができる。
このように、本円すいころ軸受は自走車両の動力伝達軸を支持する軸受に最適となる。
ところで、ガイド面部71としては、図5に示すものであってもよい。すなわち、図5(a)では、凸アールであり、(b)では凹アールである。また、前記実施形態では、引っ掛かり部65の内径端65aに平坦部としていたが、(c)では、このような平坦部を設けていない。なお、凸アールや凹アールの曲率半径としては、内輪51の組み込みをガイドできる範囲で種々設定できる。
図5に示すようなガイド面部71であっても、内輪51の組み込みをガイドすることができる。このため、このような保持器54を使用しても、図1に示す円すいころ軸受と同様に作用効果を発揮することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、引っ掛け部65の数としては、その増減は任意であるが、安定して円すいころ23の落下を防止する上で、少なくとも1個あればよく、強度および組み込み性を考慮すれば、周方向に沿って定ピッチで4〜8個程度配置するのが好ましい。また、引っ掛け部65をリング部にて構成してもよい。切欠部66として、実施形態では、内輪51の大径側の端面69に開口しているが、この端面69に開口させずに、鍔部56の外径面56aに形成される環状の凹溝にて構成してもよい。
また、ガイド面部71をテーパ面71aにて構成する場合、その傾斜角度としては、45度に限るものではなく、内輪51の組み込みをガイドできる範囲で種々変更できる。
この円すいころ軸受は、自動車のデファレンシャルやトランスミッションに用いることができる他、従来から円すいころ軸受を用いることができる種々の部位に用いることができる。なお、この円すいころ軸受として、単列のものであってもよい。
51 内輪
52 外輪
53 円すいころ
54 保持器
56 鍔部
61 大径側環状部
62 小径側環状部
63 柱部
65 引っ掛け部
70 外面
71 ガイド面部
71a テーパ面

Claims (6)

  1. 内輪と、外輪と、内輪と外輪との間に転動自在に配された複数の円すいころと、円すいころを円周所定間隔に保持する保持器とを備え、内輪の外径面の大径側にのみ前記円すいころを案内する鍔部を設けた円すいころ軸受であって、
    前記保持器はエンジニアプラスチック又はスーパーエンジニアプラスチックからなる樹脂製であり、大径側環状部と、小径側環状部と、大径側環状部と小径側環状部とを連結する柱部とを備え、前記大径側環状部に前記内輪の鍔部に引っ掛かりが可能であって、軸受径方向内方へ延びる平板引っ掛け部を設け、平板引っ掛け部の外面の内径端部に内輪の組み込みをガイドするガイド面部を形成し、かつ、前記平板引っ掛け部は、内輪と円すいころと保持器が組立状態を保てるような引っ掛かりが内輪の鍔部に形成した切欠部に対してあり、前記切欠部の切欠寸法を、平板引っ掛け部の内径端である径方向内面と切欠部の底面との許容されるべき相対的接近量と、平板引っ掛け部の内面と切欠部の径方向切欠面との許容されるべき相互接近量とによって設定して、前記平板引っ掛け部は、保持器が軸中心に対し中立状態では鍔部に非接触であり、運転中には鍔部に非接触もしくは接触し、運転中において、鍔部に接触する場合は、平板引っ掛け部の径方向内面と鍔部の切欠部の底面が接触状態となるように構成したことを特徴とする円すいころ軸受。
  2. 前記ガイド面部が軸方向内方に向かって縮径するテーパ面であることを特徴とする請求項1に記載の円すいころ軸受。
  3. 前記保持器に用いる樹脂はPPSであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の円すいころ軸受。
  4. ころ係数γが0.94を越えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の円すいころ軸受。
  5. 保持器のポケットの窓角を55°以上80°以下にしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の円すいころ軸受。
  6. 自走車両の動力伝達軸を支持することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の円すいころ軸受。
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