JP5602766B2 - 枢動可能な顎状器具を備える組織を把持するための医療装置 - Google Patents

枢動可能な顎状器具を備える組織を把持するための医療装置 Download PDF

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Description

組織に係合するための医療装置は、観血的手術や腹腔鏡手術、内視鏡手術、経管的手術を含むいくつかのタイプの処置中に使われる。そのような装置には、グラスパー、スネア、バスケット及び同様なものが含まれる。体内組織の腔内の係合に利用できる組織係合医療機器の一般的なもの一つは、鉗子である。従来の鉗子は、管状ハウジングの遠位端に位置する、ヒンジで連結された一対の顎状器具を有する。ヒンジで連結された顎状器具は、通常、プッシュ/プルワイヤー機構などの典型的なアクチュエータを使用して動かされ、ワイヤーなどの駆動要素は管状ハウジングを通って伸張して機械的連結によって顎状器具に接続されており、それによって顎状器具を閉じた位置と「V」字形状の開いた位置との間で駆動する。「V」字形状の開いた位置から顎状器具を閉じることによって、顎状器具に処置中に組織を掴んだり、つまんだり、捕捉したりするようにさせる。顎状器具が開く範囲は一般に「V」字形状にする機械的連結によって制限され、通常、顎状器具は開いた位置で約90度開く。
本発明は、様々な組み合わせの以下に示すいかなる実施形態も含み、また、詳細な説明又は図面において記載された他のいかなる実施形態も含む。
第1の実施形態においては、目標組織へのアクセス及び把持に、より広い角度の顎状器具の開口が必要とされる手術における顎状器具の有効性を向上させる医療機器が提供される。本機器は、駆動ギア、第1の細長いアーム、及び第2の細長いアームを備える。第1の細長いアームは第1の顎状部材及び第1のギア端部を備える。第1のギア端部は駆動ギアと噛み合う。第2の細長いアームは第2の顎状部材及び第2のギア端部を備える。第2のギア端部は駆動ギアと噛み合う。第1の細長いアーム及び第2の細長いアームは、第1のギア端部及び第2のギア端部の周りでそれぞれ枢動可能である。第1の細長いアーム及び第2の細長いアームのそれぞれは、第1の閉じた位置と第2の開いた位置との間で枢動可能である。第1の顎状部材及び第2の顎状部材は、第1の閉じた位置においては互いに隣接して配置され、一方で第1の顎状部材及び第2の顎状部材は、第2の開いた位置においては約360°の角度の間隔が空けられる。
第2の態様においては、医療機器が提供される。本医療機器は、長手方向の長さを持つ細長いラックを有する駆動ギアを備える。駆動ギアは、第1のギア表面及びこの第1のギア表面の反対側にある第2のギア表面をさらに備える。複数の第1のリブは、駆動ギアの長手方向の長さに沿った細長いラックの第1のギア表面から離れるように横方向に突き出ている。複数の第1のリブはその間に第1の複数のスロットを画定し、複数の第2のリブは駆動ギアの長手方向の長さに沿って細長いラックの第2のギア表面から離れて横方向に突き出している。複数の第2のリブは、その間に第2の複数のスロットを画定する。本機器は、第1の細長いアーム及び第2の細長いアームを備える。第1の細長いアームは第1の顎状部材及び第1のギア端部を備え、第1のギア端部は第1の枢動点においてハウジングの遠位端の中で枢動可能に接続された第1の複数の歯を備え、第1の複数の歯は駆動ギアの複数の第1のスロットに係合されている。第2の細長いアームは第2の顎状部材及び第2のギア端部を備え、第2のギア端部は第2の枢動点においてハウジングの遠位端の中で枢動可能に接続された第2の複数の歯を備え、第2の複数の歯は駆動ギアの複数の第2のスロットに係合されている。ハウジングも設けられる。ハウジングは、近位端、遠位端、及びこれら近位端と遠位端との間に延在する少なくとも一つの開口を備え、ハウジングは第1及び第2の細長いアームを、完全に開いた形態において受け入れて該アームを実質的に取り囲む。
第3の実施形態においては、以下のステップを含む、対象物を把持するための方法が提供される。医療機器を準備する。本機器はハウジングの中に配置された第1の細長いアームを備え、また第1の顎状部材及び第1のギア端部を備える。第1のギア端部はハウジングの遠位端で駆動ギアと噛み合わされる。第2の細長いアームはハウジングの中に配置され、また第2の顎状部材、及びハウジングの遠位端で駆動ギアと噛み合わされる第2のギア端部を備える。第1の細長いアーム及び第2の細長いアームは、それぞれ第1及び第2のギア端部の周りで互いに対して独立して枢動可能である。第1及び第2の細長いアームの回転は、第1の顎状部材と第2の顎状部材との間の間隔を約0°から約360°まで制御する。本医療機器は対象物まで、例えば目標組織部まで体内管腔を通して、実質的にハウジングの中に収納された第1の顎状部材及び第2の顎状部材が完全に開いた形態で、好ましくは互いに対して約360°である実質的に平行な配置で、進められる。駆動ギアは、駆動ギアが第1のギア端部及び第2のギア端部と係合するように近位方向に引っ張られ、それによって第1の細長いアームがハウジングの下部開口から第1のギア端部の周りで時計回りに回転し、また第2の細長いアームがハウジングの上部開口から第2のギア端部の周りで反時計回りに回転する。このアームの移動によって第1及び第2の顎状部材が対象物を囲むように閉じて、対象物を把持し、また保持する。
本発明は、図面と合わせて以下の記載を読むことによってより深く理解されるであろう。
柔軟なハウジング内に配置された、閉じた状態にある細長い部材を有する、枢動可能な顎状器具を備える医療機器の斜視図を示す。 図1の医療機器の遠位端の部分断面図を示す。 第1の細長い部材がハウジングの下部開口から時計回りに45°回転し、第2の細長い部材がハウジングの上部開口から反時計回りに45°回転した状態の医療機器を示す。 細長い部材が、細長い部材の対応する顎状部材が互いに隣接して配置される完全に閉じた位置まで回転している状態の図1の医療機器を示す。 図1の医療機器に利用されるギア配置を示す。 図1の医療機器に利用される別のギア配置を示す。 駆動ギアが、駆動ギアの最も遠位の溝の遠位側に配置されたストッパー部であって、駆動ギアを近位に引っ張っている際に細長い部材の両方のギア端部から駆動ギアが外れることを防ぐストッパー部を有している、さらに別のギア配置を示す。
本明細書で使われている用語「近位」及び「遠位」は、使用者に対する参照点を持つことを意図している。具体的には、明細書全体を通して、用語「遠位」及び「遠位方向」は概して使用者から離れる位置、方向、又は向きを指し、「近位」及び「近位方向」は概して使用者に向かう位置、方向、又は向きを指す。
例示的な枢動可能な顎状器具を備えた医療機器が図1に示されている。図1は、第1の細長いアーム110及び第2の細長いアーム120を有する医療機器100の斜視図を示しており、アーム110及び120は、実質的にアーム110及び120を取り囲む大きさとされた開口131を有する長穴のあいたハウジング130内に共に配置されている。第1の細長いアーム110及び第2の細長いアーム120は、完全に開いた位置において実質的に互いに対して平行となっており、それが図2Aにより明確に示されている。後により詳細に説明するが、機器100は、アーム110及び120並びにそれらに対応する顎状部材160及び170が約0°から約180°まで回転できるように設計されており、それによって顎状部材160及び170の間に0°から約360°の範囲の角度ができるようにしている。相対的な間隔に関して本明細書で使用される用語「約」又は「概して」は、概してプラス・マイナス15°の偏差を含む。例えば、アーム110、120及び顎状器具160、170が完全に開いた位置において、それらは300°の間隔を空けているだけでもよいが、実質的に又は完全にハウジング130内に収まっている。
完全に開いた位置における第1の細長いアーム110は、長穴のあいたハウジング130の開口131の下部位置に沿って配置されている。第1の細長いアーム110は、長穴のあいたハウジング130の遠位端に、第1の枢動ピン118によって枢動可能に接続された第1のギア端部111を含む。第1のギア端部111は、図2Aで明確に分かるように、第1のギア端部111及び第2のギア端部112の間に配置されている駆動ギア150と噛み合って静止している。第1の細長いアーム110は、ハウジング130内でその近位端に配置される第1の顎状部材160をさらに含む(図2A)。顎状部材160は、第1のギア端部111と反対の端部に配置される。
完全に開いた位置における第2の細長いアーム120は、図1及び図2Aから分かるように、長穴のあいたハウジング130の開口131の上部に沿うように配置されている。図1は、長穴のあいたハウジング130の遠位端に沿うように第2の枢動ピン119によって枢動可能に接続されている第2のギア端部112を第2の細長いアーム120が有することを示している。第2のギア端部112は、駆動ギア150と噛み合って静止している。第2の細長いアーム120は、図1から分かるように、柔軟性のあるハウジング130内でその近位端に沿うように配置されている第2の顎状部材170を有する。第2の顎状部材170は第2のギア端部112の反対側の端部に位置している。
図2Aは、完全に開いた位置における第1の細長いアーム110及び第2の細長いアーム120を示している。完全に開いた位置とは、細長いアーム110及び120が柔軟性のある長穴のあいたハウジング130の近位端の中で互いに対して実質的に平行な位置にあり、第1及び第2の顎状部材160、170が互いに対して約360°の間隔を空けている位置をいう。同様に、完全に閉じた位置とは、図2Cに示されているように、細長いアーム110及び120が互いに対して実質的に平行で且つハウジング130の遠位端の遠位側の位置にあり、第1及び第2の顎状部材160、170が互いに対して0°となっている位置をいう。細長いアーム110及び120が完全に開いた位置(図2A)から完全に閉じた位置(図2C)まで回転する機構によって、例えば、把持具、切断具、又は生検具などの可動部材を有する従来の医療装置に比べて、アーム110及び120の可動角度の範囲を広くすることができる。第1の細長いアーム110及び第2の細長いアーム120は、互いに独立して回転するように構成されている。第1の細長いアーム110は、駆動ギア150(図2B)に対して枢動ピン118の周りで時計回りに180°回転するようになされている。第2の細長いアーム120は、駆動ギア150(図2B)に対して枢動ピン119の周りで反時計回りに180°回転するようになされている。アーム110及び120のそれぞれから、つまりそれらに対応する顎状部材160及び170のそれぞれから360°の間隔を空けることが機器100(図2C)によって可能となる。アーム110及び120の回転によって、組織を把持することを含む処置の間に、顎状器具160と170との間隔の約0°から約360°までの制御ができるようになる。
図1は、第1の細長いアーム110及び第2の細長いアーム120をその中に収納するのに十分な大きさとされた開口131を有する長穴のあいたハウジング130を示している。ハウジング130の遠位端は、第1及び第2の細長いアーム110、120が完全に開いた位置(図2A)から完全に閉じた位置(図2C)まで枢動できるようにする開口132を有する。
図1及び図2Aー2Cにおいて使用されているギア配置300の詳細図が、図3に示されている。ギア配置300は、第1のギア端部111及び第2のギア端部112と噛み合わされた駆動ギア150を含む。駆動ギア150は、第1のギア表面188及び第2のギア表面189を有する細長いラック151を含む。細長いラック151の所定の遠位部分は、第1の表面188から離れて横方向に伸びる、すなわち突き出している複数の第1のリブ152を有する。細長いラック151の所定の遠位部分は、細長いラック151の第2の表面189から離れて横方向に伸びる、すなわち突き出している複数の第2のリブ153も有する。隣接した第1のリブ152の間の間隔は、第1のギア端部111の外側表面に沿って有する対応する第1の一組の歯154a−eを受け入れる大きさとされた、複数の第1のスロット192a−fをそれらの間に形成する。192aは最も近位の第1のスロットを指し、192fは最も遠位の第1のスロットを指す。隣接した第2のリブ153の間の間隔は、第2のギア端部112の外側表面に沿って有する対応する第2の一組の歯155a−eを受け入れる大きさとされた、複数の第2のスロット193a−fをそれらの間に形成する。ここで、第2のスロット193a−fは裏側表面189(図3)に沿った細長いラック151のもう一方の側に配置されており、従って図2Aー2Cの断面図においては見えないことに留意すべきである。同様の記号が使用されており、193aは最も近位の第2のスロットを指し、193fは最も遠位の第2のスロットを指す。細長いラック151の第1の表面188に沿う複数の第1のスロット192a−fは、細長いラック151の第2の表面189に沿う複数の第2のスロット193a−fと整列して並んでいる。図3は、第1の一組の歯154a−eが第1のギア端部111の面194に沿って伸びているのを示している。第2の一組の歯155a−eは、第2のギア端部112の面195に沿って伸びている。面194及び195は反対向きで且つ互いに離れる方向を向いており、駆動ギア150が第1のギア端部111の第1の一組の歯154と第2のギア端部112の第2の一組の歯155の両方に十分に係合できるようになっている。言い換えれば、駆動ギア150に沿ったそれぞれのスロット192a−f及び193a−f内での歯154a−e及び155a−eの噛み合い係合を向上させるギア配置において、歯154及び155は従来の歯よりも長い。機器100の全体の形状が一般に内視鏡的手術で要求されるような実質的におよそ20フレンチかそれよりも小さくされなければならないときでさえも、それぞれのスロット192a−f及び193a−f内での歯154a−e及び155a−eの噛み合い係合が可能となるように設計されている。それどころか、そのように小さい直径の従来のギア配置は、細長いアームのギア端部に沿った短い歯に係合する比較的に浅い縦のギザギザの刻み目又は溝、を有する駆動ギアを利用する必要がある。そのようなギア設計は、機器の全体的な形状の縮小の必要性のために起こる歯と駆動ギアの縦溝との間の滑りのような問題を有するかもしれない。従って、機器の全体的な形状を小さくすることが要求される場合に、上記のギア配置300は滑りの傾向を十分に小さくすることができる。
上記のギア配置300に対する変化形態を検討する。上記のギア配置300は、ラック151が一組の歯154a−e及び155a−eの両方によって共用される横方向に伸びる一組のスロットのみを有するように改良することができる。特に、一組のリブはラック151の表面188及び189のうちの一つに沿って延在することができる。側部スロットはリブの間に形成され、このスロットは一組の歯154a−e及び155a−eの両方を受け入れる大きさとすることができる。
第1の細長いアーム110及び第2の細長いアーム120が回転する機構を、図2Aー2Cとともに説明する。図2Aは、第1の細長いアーム110及び第2の細長いアーム120が柔軟なハウジング130内で完全に開いた位置にあるのを示している。特に、第1のギア端部111の最外部のスポーク154aは、対応する最も近位のスロット192aに係合している。第2のギア端部112の最外部のスポーク155aは、駆動ギア150の対応する最も近位のスロット193aに係合している。スロット192aに対応するスポーク154a及びスロット193aに対応するスポーク155aの構成によって、第1及び第2の顎状部材160、170を柔軟なハウジング130(図2A)の近位端内において互いに対して360°の方向に向けることができる。
制御ハンドル190は、図1に示されているように、駆動ギア150を駆動するために使用される。具体的には、駆動ワイヤー175の遠位端が駆動ギア150の近位端176に接続される(図2A)。駆動ワイヤー175は制御ハンドル190によって駆動される。駆動ワイヤー175の近位端は、制御ハンドル190に接続される。制御ハンドル190の他の構成を駆動ワイヤー175を駆動するために採用することができることを理解されたい。例えば、制御ハンドル190は、はさみのようなハンドル、ピンバイス、又はシース195に対して駆動ワイヤー175を動かすのに適した他のいかなる従来のハンドルでもよい。用語「ワイヤー」は細長い制御部材175を描写するために使用されているが、その部材はいかなる材料(例えば金属、合金、プラスチック、セラミックス)から形成されていてもよく、また単一フィラメントや複数フィラメントのワイヤー、スタイレット、管、カテーテル、プラスチックロッド、より糸、及び同様なものを含む、典型的な内視鏡や腹腔鏡の距離に亘って長手方向の力を伝達することができるいかなる細長い構造を有していてもよい。
シース195は管状部材であってもよい。シース195は、駆動ワイヤー175を収納するルーメンを有しており、この駆動ワイヤー175はその遠位端が駆動ギア150に接続され、その近位端が制御ハンドル190に接続されている。シース195は、駆動ギア150の近位端からスプール192までの駆動ワイヤー175の接続を可能としており、それは以下により詳細に説明されている。シース195の遠位端はハウジング130の近位端に取り付けられており、シース195の近位端は制御ハンドル190に取り付けられている。シース195は、約160cmから約220cmの範囲の長さである。シース195は、柔軟な管状の部材であり、いかなる半剛性のポリマーから形成されていてもよい。例えば、シース195は、ポリウレタン、ポリエチレン、テトラフロオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ペルフルオロアルコキル、フッ化エチレンプロピレン、または同様なものから形成されていてもよい。駆動ワイヤー175を収容するその他の構造を検討する。例えば、シース195は巻きコイルバネであってもよい。制御ハンドル190は、ステム191及びスプール192を有する。ステム191は、駆動ワイヤー175がその中に配置されるルーメンを有する。スプール192はステム191を摺動可能に係合し、スプール192は駆動ワイヤー175と操作可能に接続する。スプール192には、ステム191に沿った摺動範囲が与えられている。このように、ステム191に対する近位方向でのスプール192の移動によって、駆動ワイヤー175をシース195に対して近位方向に動かすことが可能となる。この移動によって、張力を駆動ワイヤー175に伝達することが可能となる。駆動ワイヤー175は、駆動ギア150の近位端176に引張力を連続的に働かせて、駆動ギア150を図2Aにおける矢印で示されているような近位方向に直線的に動かすようにする。近位方向への駆動ギア150の直線移動によって、第1のギア端部111が第1のギア端部111の周りの矢印によって示されている時計回りに枢動ピン118の周りで回転し、それによって第1の細長い部材110が時計回りに回転する。近位方向への駆動ギア150の直線移動によって、第2のギア端部112が第2のギア端部112の周りの矢印によって示されている反時計回りに枢動ピン119の周りで回転し、それによって第2の細長い部材120が反時計回りに回転する。
図2Bは、第1のギア端部111が、第1の一組の歯154の最外部のスポーク154aがスロット192aから離れるのに十分な量だけ時計回りに回転し、第1のスポーク154bが対応する第1のスロット192bの中に係合しているのを示している。第2のギア端部112は、最も外側の第2のスポーク155aがスロット193aから離れるのに十分な量だけ反時計回りに回転し、第2のスポーク155bが対応するスロット193bの中に係合している。図2Bは、係合中に、第1及び第2のギア端部111、112の歯154、155がラック151の対応する側部スロット192、193に実質的に垂直に突き出ているのを示している。図2Bに示されているように、最終的に、第1の細長いアーム110がハウジング130の下部から時計回りにおよそ45度回転し、第2の細長いアーム120がハウジング130の上部から反時計回りにおよそ45度回転している。
図2Bは、駆動ギア150が近位方向へ引っ張り続けられて、第1のギア端部111がさらに時計回りに回転し、第1のスポーク154bが対応する第1のスロット192bから離れ、その後に第1のギア端部111の第1のスポーク154cが駆動ギア150の対応するスロット192cの中に係合するようになることを示している。そのような動きにより、第1の細長いアームがさらに45度時計回りに移動し、それによって図2Aの完全に閉じた位置からの合計で約90°の移動がもたらされる。同様に、近位方向へ駆動ギア150を引くことによって、第2のギア端部112がさらに反時計回りに回転し、第2のスポーク155bが対応する第2のスロット193bから離れて、その後、第2のギア端部112の第2のスポーク155cが駆動ギア150の対応するスロット193cの中に係合するようになる。この移動によって、第2の細長いアーム120がさらに45°反時計回りに移動し、それによって図2Aの完全に開いた位置からの合計で約90°の移動がもたらされる。
顎状部材160及び170が図2Cに示されているように完全に閉じるように、第1及び第2の細長いアーム110、120が180°回転するまで、ハンドル190を近位方向へ引っ張ることができる。顎状部材160の先端は顎状部材170の先端と接触する。図2Cは、第1の細長いアーム110が図2Aの開いた位置から時計回りに180度回転されているのを示している。第2の細長いアーム120は、図2Aの開いた位置から反時計回りに180°回転している。完全に閉じた位置におけるギア配置300は、第1のスポーク154eが対応する第1のスロット192eの中に係合し、第2のスポーク155eが対応する第2のスロット193eの中に係合しているのを示している。このような顎状部材160及び170の広い範囲に亘る移動によって、顎状部材160及び170が限られた範囲の動きしかできない従来の顎状部材では通常不可能であった目標組織へアクセスして、それを捕捉することを可能とする。さらには、細長いアーム110及び120が図2Cの完全に開いた位置に伸張し互いから360°の間隔を空けることができることによって、従来の医療用の顎状装置に比べてより大きな量の組織を捕捉するようにすることができる。
図2Aー2Cの上述の実施形態において、一つのスポークの対応するスロットとの噛み合い係合及びそれに続く解放が45度の回転移動をもたらすので、第1の一組の歯及び第2の一組の歯はそれぞれのギア端部111及び112の周りの全面から伸張している必要はない。結果として、第1及び第2の細長い部材110、120を約180°移動させるのに5つの歯が必要とされる。5つよりも多い歯が、ギア配置300において、スポークと対応するスロットの噛み合いの係合・解放からもたらされる回転増分を減少させるために使用されてもよい。または、5つよりも少ない歯が、回転増分を増加させるために使用されてもよい。各ギアの周囲の歯の正確な数は、一つには、機器100が使用される手術のタイプやそのような手術に関連して要求されるサイズに依存する。歯及びそれに対応するスロットの十分な数は、第1及び第2の細長いアーム110、120の約180°の移動が可能となるように設定される。
顎状部材160及び170の開閉のための上記の機構は、これらに限定するわけではないが、グラスパー、生検カップ、擦過器、及びはさみを含むいかなるタイプの顎状部材に対しても使用することができることを理解すべきである。一実施例において、上述の顎状器具の機構及び設計は、患者体内に残って手術の完了後に目標部位上での収縮が機械的に維持される、取り外し可能な遠位端を有するクリップに使用されてもよい。顎状部材160及び170の内面は、厄介な組織に対する能力を向上させるための鋸歯状の構成を有していてもよい。顎状器具部材160及び170の正確な構造は、機器100に対する特定の用途を含む様々な要因によって決まる。
図2Aー2Cとともに記載されたギア配置300(図3)の追加的な変化形態も検討する。図4は別のギア配置400の実施例を示す。中央駆動ギア410は、第1のギア440の対応する歯454a−eと係合する第1の一組の溝412a−eを有する。この駆動ギア410は、第2のギア450の対応する歯455a−eと係合する第2の一組の溝411a−eも有する。細長いラック151の反対の側面に形成されている長方形のスロット192a−f及び193a−f(図3)とは異なり、溝411a−eは駆動ギア410の細長い部材490の上部表面に沿って形成され、溝412a−eは細長い部材490の下部表面に沿って形成される。図4の実施形態においては、5つの歯454a−eのそれぞれが対応する溝412a−eと係合しその後離れ、5つの歯455a−eのそれぞれが対応する溝411a−eと係合してその後離れる。そのような噛み合いの配置によって、第1の細長い部材410をハウジング130の下部開口から時計回りに回転させ、また第2の細長い部材420をハウジング130の上部開口から反時計回りに回転させることができる。細長い部材410、420のそれぞれが、図4に示されている開いた位置からの180度の回転が可能となっている。
図5は、ストッパー部510が駆動ギア410の遠位端に沿って配置されており、駆動ギア410が第1のギア端部111及び第2のギア端部112を越えて近位方向に移動して外れてしまうのを防止していることを示している。ストッパー部510は、第1の細長いアーム410の隣接する歯454a−e及び第2の細長いアーム420の隣接する歯455a−eの間の間隔よりも大きな長さを有しており、それによって、ストッパー部510が、隣接する歯454a−e及び455a−eの間隔によって形成される開口に係合すること防いでいる。従って、ストッパー部510が第1及び第2のギア端部440、450に対して当接したときには、第1のギア端部440及び第2のギア端部450がそれ以上の回転できなくなる。ストッパー部510は、好ましくは、最も遠位のスロットの遠位側、または細長い部材490の遠位の位置の駆動ギア150の溝の遠位側に配置される。
柔軟な長穴のあいたハウジング130は、好ましくは、図1、2、4、及び5に示されているような完全に開いた位置において、第1及び第2の細長いアーム110、120を実質的に収容するのに十分な長手方向の長さを持っている。特に、ハウジング130は、好ましくは、細長い部材110及び120を受け入れる大きさとされた上部開口及び下部開口131を持っている。ハウジング130の遠位端は、部材110及び120の全範囲の回転を可能とするための開口132も有している。ハウジング130は、好ましくは、当該技術分野で知られている任意の柔軟なポリマー材料から作られる。結果として、ハウジング130の柔軟性によって、機器100を内視鏡のアクセサリーチャネル及び曲がりくねった体内管腔を通して案内することが可能となる。さらには、目標組織部へと進められている間、細長い部材110、120及び対応する顎状部材160、170が柔軟な長穴のあいたハウジング130の中に完全にはめ込まれているので、本明細書で記載した実施例は、顎状器具を有する従来の医療装置であり得るような、細長い部材110、120の最大長さによる制限がない。そのような従来の医療装置は、あまりに堅くて曲がりくねった屈曲部や内視鏡のアクセサリーチャネルを行き来することができない細長い部材を有する傾向にある。従って、そのような従来の細長い部材の長さは、曲がりくねった屈曲部を通して進めることを容易にするために短くされる必要がよくある。しかし、本明細書に記載された実施形態は、より長い細長い部材110、120を内視鏡のアクセサリーチャネル及びそれに続く曲がりくねった体内管腔の中へと案内することができるようにする。本明細書で検討された細長い部材110及び120の長手方向の長さは、約0.5インチ(12.7ミリメートル)かそれ以上とすることができる。
機器100を使用する方法の一実施例には、内視鏡的手術が含まれる。内視鏡は、患者の食道を通って消化管の中へと進められる。細長い部材110及び120が、図1に示されているような、顎状部材160及び170が約360°の間隔を空けている完全に開いた位置にある機器100が、内視鏡のアクセサリーチャネルの中へと案内される。図1の幾何学的配置は、内視鏡のアクセサリーチャネルを通して進めている最中の、機器100の側面方向の形状の全体的な低減をもたらす。ハンドル組立体190の近位端は、第1及び第2の細長い部材110、120が開いた位置(図1)にある状態を維持しつつ、機器100を体内管腔を通って目標組織部へと進めるために、目標組織部T(図2)に向かってアクセサリーチャネルの遠位端を越えて進められる。目標組織部に到達すると、顎状部材160を備える第1の細長いアーム110はハウジング130の下部開口131から時計回りに回され、顎状部材170を備える第2の細長いアーム120はハウジング130の上部開口から反時計回りに回される。そのような回転移動が図2Bに示されている。この回転移動は、好ましくは、図3に関連して先に説明したギア配置300を利用して成される。体内管腔の大きさ及び目標組織の位置に応じて、アーム110及び120は、図2Cに示されているような完全に閉じた位置に回転される。特定の例において、細長い部材110及び120は、対応する顎状部材110及び120が目標組織を把持するために組織の周囲で閉口できるように、図2Cの形態に約180°回転される。付随的なストッパー部510(図5)は、駆動ギア150が第1及び第2のギア端部111、112を越えて近位方向に後退されることを防ぐために利用され、それによってギア端部111及び112から駆動ギア150が外れてしまうのを防ぐ。
目標組織を把持するために、駆動ギア150が図2Cの矢印で示されているように遠位方向に押される。遠位方向への駆動ギア150の移動によって、図2Cのアーム110の周りの矢印によって示されているように第1のギア端部111及び第1の細長いアーム110を反時計回りに回転させるように、駆動ギア150が第1のギア端部111と噛み合い係合する。駆動ギア150は、図2Cのアーム120の周りの矢印によって示されているように第2のギア端部112及び第2の細長いアーム111を時計回りに回転させるように、第2のギア端部112とも噛み合い係合する。駆動ギア150は、第1の細長いアーム110及び第2の細長いアーム120が図2Aに示されているような完全に開いた位置に回転して戻るまで、遠位方向に押し続けることができる。
図には示していないが、遠位のストッパー部510(図5)と同様な追加的な近位のストッパー部が駆動ギア150の最も近位側のスロット又は溝の近位側に細長いラック151の近位の位置に沿って配置されていてもよい。近位のストッパー部は、第1の細長いアーム421の隣接する歯454a−e及び第2の細長いアーム420の隣接する歯455a−e(図5)の間の間隔よりも大きい長さを有し、近位のストッパー部510が隣接する歯454a−e及び455a−eの間隔によって形成される開口の中に係合することを防ぐようになっている。従って、近位のストッパー部が第1及び第2のギア端部110、112に対して当接したときには、第1のギア端部110及び第2のギア端部112がそれ以上回転できなくなる。駆動ギア150の細長いラック151に沿ってそのような構成で一対のストッパー部を有することで、駆動ギア150の近位方向への引っ張り(例えば、ハウジング130から外にアーム110及び120を開くこと)又は駆動ギア150の遠位への押し込み(例えば、ハウジング130の中へとアーム110及び120を閉じること)のいずれかの際に、駆動ギア150が第1及び第2のギア端部111、112から外れてしまう危険性が低減される。
以上のように、従来の把持医療装置とは異なり、上記の使用の方法は、送達中に細長い部材110及び120が完全に開いた位置(図2A)に位置し且つハウジング130の中に完全に配置されている状態の機器100を送達することを含む。送達中に完全に開いた位置の尖った顎状器具160及び170は、ハウジング130の中に包み込まれることによって保護されたままとなる。従来の装置は顎状部材が露出したままとなるので、手術中の患者に外傷を与えてしまう、露出された顎状器具の組織への不注意な接触の危険性がより大きくなる。そのような危険性は上記の機器100によって十分に排除される。
上記の装置及び方法は、概して体内管腔を通して組織を処置することが、当業者によって認識されるであろう。また、本システム、装置及び方法はいかなる物についても使用することができるし(例えば配水管又は他の家庭内の配管の中に落ちた指輪のような到達するのが困難な場所から小さな物を回収すること)、又は人間や動物の体及び体内管腔に関係している又は関係していないいかなる材料の層(例えば布、服、ポリマー、エラストマー、プラスチック及びゴム)についても使用することができることが当業者によって認識されるであろう。例えば、本システム、装置、及び方法は、人間や動物の体に対する応用を見いだすか又は見いださない一つ以上の材料の層を操作するために、研究室及び産業環境における使用を見いだすことができる。
本発明の好ましい実施形態を記載してきたが、本発明はそれらに限定されず、本発明から逸脱しないで改良をなすことができることを理解すべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって規定され、該特許請求の範囲が意図する範囲に文字通りの又は等価的な装置の全てがその中に包含されることを意図している。さらに、上記の有利な効果は必ずしも本発明の唯一の利点である必要はなく、また記載された有利な効果の全てが本発明の全ての実施形態でなされることが必ずしも求められるものではない。
100 医療機器、機器
110 第1の細長いアーム、第1の細長い部材
111 第1のギア端部 112 第2のギア端部
118 第1の枢動ピン 119 第2の枢動ピン
120 第2の細長いアーム、第2の細長い部材
130 長穴のあいたハウジング、ハウジング
131 開口 132 開口
150 駆動ギア 151 細長いラック
152 第1のリブ 153 第2のリブ
154 第1のスポーク 154a−e 第1の一組の歯
154a 最外部のスポーク 155a−e 第2の一組の歯
155a 最外部のスポーク 160 第1の顎状部材
170 第2の顎状部材 175 駆動ワイヤー、細長い制御部材
176 近位端 188 第1のギア表面
189 第2のギア表面 189 裏側表面
190 制御ハンドル 191 ステム
192 スプール 192、193 側部スロット
192a−f 第1のスロット 192a 最も近位の第1のスロット
192f 最も遠位の第1のスロット 193a−f第2のスロット
193a 最も近位の第2のスロット 193f 最も遠位の第2のスロット
194 面 195 面
195 シース 192a 最も近位のスロット
193a 最も近位のスロット 300 ギア配置
400 ギア配置 410 中央駆動ギア
410 第1の細長い部材 411a−e 第2の一組の溝
412a−e 第1の一組の溝 420 第2の細長い部材
440 第1のギア 450 第2のギア
454a−e 歯 455a−e 歯
490 細長い部材 510 ストッパー部

Claims (12)

  1. 近位端及び遠位端を有し、前記近位端と前記遠位端との間に伸張する長手方向軸線を画定するハウジングと、
    前記ハウジングに対して長手方向に延び同方向に摺動可能な直線状の駆動ギアと、
    前記ハウジングに対して長手方向に延び前記駆動ギアに接続された遠位端を有する、前記駆動ギアを長手方向に摺動するための細長い制御部材と、
    一端に第1の顎状部材及び他端に第1のギア端部を有する第1の細長いアームであって、前記第1のギア端部が前記駆動ギアと噛み合い且つ前記ハウジングに枢動可能に取り付けられ、それにより、前記駆動ギアを前記長手方向に動かすことにより前記第1ギア端部の枢軸線の周りで回動可能とされた第1の細長いアームと、
    一端に第2の顎状部材及び他端に第2のギア端部を有する第2の細長いアームであって、前記第2のギア端部が前記駆動ギアと噛み合い且つ前記ハウジングに枢動可能に取り付けられ、それにより、前記駆動ギアを前記長手方向に動かすことにより前記第2ギア端部の枢軸線の周りで回動可能とされた第2の細長いアームと、
    を備え、
    前記第1の細長いアーム及び前記第2の細長いアームは、前記駆動ギアの両側に配置され、前記第1及び第2のギア端部が相互に近接した状態とされ、
    前記第1の細長いアーム及び前記第2の細長いアームは、それぞれ、前記第1及び第2のギア端部の前記枢軸線の周りで閉じた位置と開いた位置との間で枢動可能であり、前記開いた位置においては、前記第1及び第2のギア端部の前記枢軸線から、それぞれ、近位方向に延びて当該第1及び第2の顎状部材が相互に隣接し、且つ、前記細長い制御部材の長手方向の動きに伴って前記第1及び第2のギア端部の前記枢軸線の周りでそれぞれ前記開いた位置から前記閉じた位置に回動することに伴い前記第1及び第2の顎状部材が前記両側でそれぞれ円弧状に軌跡を描いて回動し、前記第1及び第2の細長いアームが前記閉じた位置に達したときには前記第1及び第2の顎状部材が前記ハウジングから遠位方向の位置で相互に隣接した位置となるようにした、組織を把持するための医療装置。
  2. 前記ハウジングが、前記開いた位置において前記第1の細長いアーム及び前記第2の細長いアームを受け入れる大きさとされた、少なくとも一つの開口を有する、請求項1に記載の組織を把持するための医療装置。
  3. 前記第1の細長いアーム、前記第2の細長いアーム、及び前記駆動ギアが、前記開いた位置において前記ハウジングの中に完全に収納される、請求項1に記載の組織を把持するための医療装置。
  4. 前記駆動ギアの遠位端は、前記第1及び第2のギア端部と噛み合わないストッパー部を画定している、請求項1に記載の組織を把持するための医療装置。
  5. 前記第1及び第2の細長いアームのそれぞれが、前記閉じた位置と前記開いた位置との間で180°の円弧状に枢動する、請求項1に記載の組織を把持するための医療装置。
  6. 前記第1のギア端部は第1の湾曲したギア表面と第1の複数の歯を有し、該第1の複数の歯は前記第1の湾曲したギア表面に沿って180°に亘って延在しており、前記第2のギア端部は第2の湾曲したギア表面と第2の複数の歯を有し、該第1の複数の歯は前記第2の湾曲したギア表面に沿って180°に亘って延在している、請求項5に記載の組織を把持するための医療装置。
  7. 前記駆動ギアが、前記長手方向軸線に対して横方向に延在する複数のリブによって分離された複数のスロットを有し、前記第1のギア端部が第1の複数の歯を備え、前記第2のギア端部が第2の複数の歯を備え、前記第1及び第2の歯は側面の前記スロットの中に係合したときに前記長手方向軸線に対して実質的に垂直な方向に突き出ている、請求項1に記載の組織を把持するための医療装置。
  8. 長手方向軸線を画定し長手方向の長さを有する細長いラックを備えるとともに、第1のギア表面、及び前記第1のギア表面とは反対側の第2のギア表面を備える直線状の駆動ギアと、
    前記駆動ギアの前記長手方向の長さに沿った前記細長いラックの前記第1のギア表面から離れて横方向に突き出した複数の第1のリブであって、当該第1のリブの間に第1の複数のスロットを画定している複数の第1のリブと、
    前記駆動ギアの前記長手方向の長さに沿った前記細長いラックの前記第2のギア表面から離れて横方向に突き出した複数の第2のリブであって、当該第2のリブの間に第2の複数のスロットを画定している複数の第2のリブと、
    近位端、遠位端、及び前記近位端と前記遠位端との間に伸張する少なくとも一つの開口を有するハウジングと、
    一端に第1の顎状部材及び他端に第1のギア端部を備える第1の細長いアームであって、前記第1のギア端部は前記ハウジングの前記遠位端に第1の枢動線の周りで枢動可能に接続され、該第1の枢動軸線の周りで周方向に配置された第1の複数の歯を有し、前記第1の複数の歯は前記駆動ギアの前記第1の複数のスロットに係合され、それにより、前記駆動ギアを前記長手方向に動かすことにより前記第1の枢軸線の周りで回動可能とされたている、第1の細長いアームと、
    一端に第2の顎状部材及び他端に第2のギア端部を備える直線状の第2の細長いアームであって、前記第2のギア端部は前記ハウジングの前記遠位端に第2の枢動線の周りで枢動可能に接続され、該第2の枢動軸線の周りで周方向に配置された第2の複数の歯を有し、前記第2の複数の歯は前記駆動ギアの前記第2の複数のスロットに係合され、それにより、前記駆動ギアを前記長手方向に動かすことにより前記第2の枢軸線の周りで回動可能とされている、第2の細長いアームと、を備え
    前記第1の細長いアーム及び前記第2の細長いアームは、前記駆動ギアの両側に配置され、前記第1及び第2のギア端部が相互に近接した状態とされ、
    前記第1の細長いアーム及び前記第2の細長いアームは、それぞれ、前記第1の枢軸線及び第2の枢軸線の周りで閉じた位置と開いた位置との間で枢動可能であり、前記開いた位置においては、前記第1及び第2の枢軸線から、それぞれ、近位方向に延びて当該第1及び第2の顎状部材が相互に隣接し、且つ、前記細長い制御部材の長手方向の動きに伴って前記第1及び第2の前記枢軸線の周りでそれぞれ前記開いた位置から前記閉じた位置に回動することに伴い前記第1及び第2の顎状部材が前記両側でそれぞれ円弧状に軌跡を描いて回動し、前記第1及び第2の細長いアームが前記閉じた位置に達したときには前記第1及び第2の顎状部材が前記ハウジングから遠位方向の位置で相互に隣接した位置となり組織と係合把持するようにされ、 前記ハウジングは、前記開いた位置にある前記第1及び第2の細長いアームを前記少なくとも一つの開口の中に実質的に取り囲むように収納するようになっている、組織を把持するための医療装置。
  9. 前記ハウジングの前記少なくとも一つの開口は、前記ハウジングの前記遠位端まで長手方向に伸張し且つ前記長手方向軸線から離れるように横方向に空いている第1の開口を画定し、前記ハウジングの前記少なくとも一つの開口はさらに、前記ハウジングの前記遠位端まで長手方向に伸張し且つ前記長手方向軸線から離れるように横方向に空いている第2の開口を画定しており、前記第2の開口は前記第1開口の反対側に前記第1開口から間隔を置いて位置している、請求項8に記載の組織を把持するための医療装置。
  10. 前記第1の複数の歯が、前記第1のギア端部の第1の表面に沿って配置されている、請求項7に記載の組織を把持するための医療装置。
  11. 前記第2の複数の歯が、前記第2のギア端部の第2の表面の周囲に配置されており、前記第2の表面は前記第1のギアの前記第1の表面の反対側に配置されている、請求項10に記載の組織を把持するための医療装置。
  12. 前記第1の細長いアーム及び前記第2の細長いアームは少なくとも12.7ミリメートルの長手方向の長さを有し、当該医療装置の全体的な直径は20フレンチ以下である、請求項1に記載の組織を把持するための医療装置。
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