JP5602673B2 - 流体制御弁 - Google Patents
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Description
また、流体制御弁300には、ハンドル305が形成され、ハンドル305内にはカム部材306が固定されている。流体制御弁300を開弁する際には、ハンドル305を回動し主軸303をカム部材306により上昇させ、弁体302を弁座301から離間させる。具体的には、カム部材306内には2つの鋼球307が備えられ、2つの鋼球307はハンドル305が回動することによりその間隔が狭くなる。また、主軸303の外周であって、2つの鋼球307と当接する部分には上側から下側に向かって狭いテーパ部が成形されている。そのため、ハンドル305を回動させることにより、2つの鋼球307の間隔が狭まり、テーパ部を持ちあげる形となり主軸303を上昇させている。
すなわち、スプリング304は、弁体302を弁座301に押圧シールするためのものであり高荷重(高反発力)のスプリングとなる。そのため、第1に、スプリング304が高荷重のものであるため、ハンドル305を回動させ2つの鋼球307の間隔を狭め主軸303を持ちあげるのに、非常に強いトルクを加える必要があるため問題となる。ハンドルと主軸の螺合している部分を増やし、ハンドルを多く回すことにより強いトルクを加えることができるが、流体制御弁が大型化するため、また問題となる。そのため、市場にあるものはスプリングで流体制御弁を開弁し、手動で閉弁(人間の力で閉弁)するタイプがほとんどである。
さらに、ハンドルを多く回すことにより閉弁又は開弁した場合、ハンドルの位置が定まらない。そのため、ハンドルの位置を確認することにより一見して流体制御弁の開閉状態を確認することが困難な場合がある。
(1)第1ポートと第2ポートが形成され、前記第1ポートと前記第2ポートとを連通する流体の流路に弁座を形成されたボディ部と、前記ボディ部に連結されるシリンダと、シリンダ内に弁座方向と反弁座方向に摺動可能な状態で配置されるピストンと、前記ピストンに連結され、前記弁座に当接又は離間して流体の流れを制御する弁体と、前記シリンダに連結されるカバーと、前記カバーを貫通して前記カバーに回動可能な状態で配置されるノブ連結部材と、前記ノブ連結部材が前記カバーの外部に突出する部分に連結されて、前記ノブ連結部材と連動して回転することにより、前記ピストンを前記弁体の開閉方向に移動させるノブとを有する流体制御弁において、前記ノブ連結部材と前記ピストンの間に、前記ノブ連結部材と前記ピストンとを連結するカム部材が介在していること、前記カム部材は、シリンダ内に弁座方向及び反弁座方向に移動可能に配置されると共に、前記ノブ連結部材と一体的に回動可能に配置されていること、前記カム部材のノブ連結部材側の端面に対して当接した状態で配置されて前記カム部材を弁座方向に付勢する第1付勢部材を有すること、前記ピストンを反弁座方向に付勢する第2付勢部材を有すること、前記シリンダ内の、弁が全開状態の場合に前記カム部材に当接する位置に形成され、前記カム部材の弁座方向への移動を制限する内筒段部を有すること、(1)前記カム部材の前記ピストンと当接する当接端面に、凹形状のカム面が形成されていること、及び、前記ピストンの前記カム面と当接する部分には凸形状のピストン係合部が形成されていること、又は、(2)前記カム部材の前記ピストンと当接する当接端面に、凸形状のカム面が形成されていること、及び、前記ピストンの前記カム面と当接する部分には凹形状のピストン係合部が形成されていること、のいずれか一つの組み合わせを有すること、前記カム部材は、弁が全開状態である場合には、前記第1付勢部材に付勢されて前記内筒段部に当接し、前記第1付勢部材の荷重を前記ピストンに伝達せず、弁が全閉状態である場合には、前記内筒段部から離間して前記第1付勢部材に押圧され、前記ピストンを弁座方向へと押圧し、前記第1付勢部材の荷重により前記弁体を前記弁座に押圧すること、を特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載する流体制御弁において、前記カム面は2以上の傾斜角度を有するテーパ面を有すること、が好ましい。
(5)(1)乃至(4)に記載するいずれか一つの流体制御弁において、前記カム部材の前記当接端面に前記ピストンが閉方向にスライドした際に前記ピストン係合部と係合する当接端面係合部が形成されていること、が好ましい。
(7)(1)乃至(6)に記載するいずれか一つの流体制御弁において、前記ピストンの移動を前記ノブによる駆動に代えて、モータ駆動又はシリンダ駆動を用いること、が好ましい。
(1)第1ポートと第2ポートが形成され、前記第1ポートと前記第2ポートとを連通する流体の流路に弁座を形成されたボディ部と、前記ボディ部に連結されるシリンダと、シリンダ内に弁座方向と反弁座方向に摺動可能な状態で配置されるピストンと、前記ピストンに連結され、前記弁座に当接又は離間して流体の流れを制御する弁体と、前記シリンダに連結されるカバーと、前記カバーを貫通して前記カバーに回動可能な状態で配置されるノブ連結部材と、前記ノブ連結部材が前記カバーの外部に突出する部分に連結されて、前記ノブ連結部材と連動して回転することにより、前記ピストンを前記弁体の開閉方向に移動させるノブとを有する流体制御弁において、前記ノブ連結部材と前記ピストンの間に、前記ノブ連結部材と前記ピストンとを連結するカム部材が介在していること、前記カム部材は、シリンダ内に弁座方向及び反弁座方向に移動可能に配置されると共に、前記ノブ連結部材と一体的に回動可能に配置されていること、前記カム部材のノブ連結部材側の端面に対して当接した状態で配置されて前記カム部材を弁座方向に付勢する第1付勢部材を有すること、前記ピストンを反弁座方向に付勢する第2付勢部材を有すること、前記シリンダ内の、弁が全開状態の場合に前記カム部材に当接する位置に形成され、前記カム部材の弁座方向への移動を制限する内筒段部を有すること、(1)前記カム部材の前記ピストンと当接する当接端面に、凹形状のカム面が形成されていること、及び、前記ピストンの前記カム面と当接する部分には凸形状のピストン係合部が形成されていること、又は、(2)前記カム部材の前記ピストンと当接する当接端面に、凸形状のカム面が形成されていること、及び、前記ピストンの前記カム面と当接する部分には凹形状のピストン係合部が形成されていること、のいずれか一つの組み合わせを有すること、前記カム部材は、弁が全開状態である場合には、前記第1付勢部材に付勢されて前記内筒段部に当接し、前記第1付勢部材の荷重を前記ピストンに伝達せず、弁が全閉状態である場合には、前記内筒段部から離間して前記第1付勢部材に押圧され、前記ピストンを弁座方向へと押圧し、前記第1付勢部材の荷重により前記弁体を前記弁座に押圧することにより、高荷重の第1付勢部材に対してカム部材を回動させる小さなトルクで圧縮することができ、小さなトルクで閉弁することができる。すなわち、カム部材の凹凸形状のカム面を利用しカム部材を回動させるトルクにより、ピストンに弁体が弁座に当接移動するための直線的な動きを与えることができる。
また、作業者がノブとカム部材を少ない回動動作をするだけの簡単な一つの動作で流体制御弁を開閉することができるため、作業者は流体制御弁の開閉を容易にすることができる。
また、少ない回動動作をするだけの簡単な一つの動作で流体制御弁を開閉させることができるため、作動に必要なトルクを軽減することができる。
また、カム面に掛かる1か所当たりの負荷を軽減できるため、カムの耐久性を向上させることができ、カムを有する流体制御弁の耐久性を向上させることができる。
約90度回動させるだけの簡単な一つの動作で流体制御弁を開閉させることができるため、作動に必要なトルクを軽減することができる。
また、約90度回動させることにより流体制御弁を開閉することができるので、ノブの向きを外観から見るだけで開状態か閉状態かを一見して認識することができる。一見して開閉状態を確認できるので、作業者の確認作業が容易になり、確認するためのコストを低減することができる。
(5)(1)乃至(4)に記載する作用効果の他、カム部材の当接端面にピストンが閉方向にスライドした際にピストン係合部と係合する当接端面係合部が形成されていること、により、流体制御弁を開状態又は閉状態で維持することができる。すなわち、ピストンのピストン係合部とカムの当接端面係合部が係合することにより、ピストンとカムは維持される。ピストンとカムが維持される状態を流体制御弁が全開状態又は全閉状態とすることで、流体制御弁を全開状態又は全閉状態で維持することができる。
(7)(1)乃至(6)に記載する作用及び効果の他、ピストンの移動をノブによる駆動に代えて、モータ駆動又はシリンダ駆動を用いること、モータ又はシリンダの駆動力を小さくすることができる。そのため、モータ又はシリンダを小型化することができる。
さらに、駆動源をモータとした場合において、カム部材及びピストンを用いることで、操作トルクを軽減できる。したがって、駆動源をモータとした場合、小さな電力でモータを作動させることができるため省エネルギーとすることができる。また、シリンダを用いた場合も同様にエアの出力を小さくすることができるため省エネルギーとすることができる。
<流体制御弁の全体構成>
図1には、流体制御弁1(全開時)の断面図を示す。図2には、流体制御弁1(動作時(1))の断面図を示す。図3には、流体制御弁1(動作時(2))の断面図を示す。図4には、流体制御弁1(全閉時)の断面図を示す。
本実施形態においては、流体制御弁を手動弁として説明するが、駆動源を手動以外の電動、又はエア等とすることもできる。
ボディ部3には、第1ポート13と第2ポート14が形成され、それらを連通する弁室18内に弁孔17が設けられている。弁孔17の周縁部には、凸形状の弁座16が円周状に形成されている。
ダイアフラム弁体15は、その周縁部がボディ部3とシリンダ4との間で狭持され、中央部にピストン10の一端が螺設されている。
ピストン10は、略円柱形状である図1に示す大円柱部102及び小円柱部103が接合することにより形成されている。大円柱部102はカム部材6側に形成され、小円柱部103は弁座16側に形成されている。またピストン10は、シリンダ4内に形成された略中空円筒部41に上下方向に摺動可能な状態で配置されている。ピストン10の小円柱部103の一端はダイアフラム弁体15と螺設され、大円柱部102はカム部材6と当接している。
ピストン10の大円柱部102のうち、カム部材6と当接する部分に凸形状のピストン係合部101が成形されている。ピストン係合部101は、先端部101Aを有する断面三角形状をなす。図11に、ピストン10の上面図を示す。図11に示すように、ピストン10のピストン係合部101は、ピストン10の上面の中心を横断するように形成されている。
さらに、図1のカム部材6と当接する面と反対の大円柱部102の面には、第2付勢部材12の一端が固定されている。第2付勢部材12の他端はシリンダ4に固定されている。したがって、ピストン10は第2付勢部材12によりノブ20方向に付勢された状態となる。そのため、ピストン10のピストン係合部101は、カム面62に当接した状態となる。
なお、本実施形態においてはピストン係合部101を凸形状としたが、カム面62を凸形状とした場合には、ピストン係合部101を凹形状とする。
カム部材6の構成について説明する。
図5に、カム部材6の上面図を示す。図6に、図5に示すカム部材6をA方向から見た側面図を示す。図7に、カム部材6の下面図を示す。図8に、カム部材6の外観上方斜視図を示す。図9に、図5に示すカム部材6をB方向から見た側面図を示す。図10に、カム部材6の外観下方斜視図を示す。
カム面62は、底部621、摺動テーパ面622及び逃げ部テーパ面623を有する。底部621は、当接端面66から最も奥まった部分に形成されている。また、底部621から当接端面66へ向かってテーパ形状の摺動テーパ面622及び逃げ部テーパ面623が続いている。摺動テーパ面622は、ピストン10のピストン係合部101が当接しスライドする面である。他方逃げ部テーパ面623は、ピストン10のピストン係合部101と当接することはない面である。図9に示すように、摺動テーパ面622の当接端面66に対する角度αは、本実施形態においては約15度である。角度αを約15度と緩い角度にすることにより、ノブ20を回動させピストン10を下(弁閉)方向へ移動させるときのトルクを小さくすることができる。
なお、本実施形態においては角度αを約15度としたが、角度αは角度を緩くすることにより操作トルクを低減できるため、角度αはできるだけ小さい角度であることが好ましい。
また、図1に示すように連結端面65には、第1付勢部材11の一端が係合されている。また、第1付勢部材11の他端は、ノブ連結部材19に形成されている付勢部材固定部191に係合されている。そのため、カム部材6は第1付勢部材11により弁座16方向へ付勢される。そのため、カム部材6はピストン10のピストン係合部101と当接した状態となる。図1においては、カム部材6は、シリンダ4内に形成された内筒段部42に当接した状態にあり、カム部材6は内筒段部42よりも下(弁閉)方向へは移動できない状態にある。
なお、本実施形態においてはカム面62を凹形状としたが、ピストン係合部101を凸形状とした場合には、カム面62を凸形状とする。
図20に、流体制御弁1(全開時)の上面図を示す。図21に、流体制御弁1(全閉時)の上面図を示す。
図1に示すように、流体制御弁1上端には、約90度回動可能なノブ20が形成されている。図20の状態からノブ20を約90度回動させることにより図21のノブ20の状態になる。ノブ20は、長軸Xと短軸Yを有する縦長の六角形形状である。ノブ20が六角形形状であることにより角部201が6か所に形成されている。角部201が6か所に形成されていることにより、作業者が手を滑らせることなくノブ20を回動させることができる。
ノブ20を小型化することができることにより、例えば図示しないが、ノブ20の長軸X及び短軸Yをカム部材6が内蔵される弁本体2の外形寸法よりも小さくすることができる。ノブ20を弁本体2の外形寸法よりも小さくすることで、開弁状態及び閉弁状態のどちらにおいても弁本体2の投影面積からはみ出すことがない。そのため、流体制御弁1を小型化することができる。流体制御弁1を小型化することができることにより、マニホールド(連設)にした場合省スペース化を図ることができる。
図1の流体制御弁1は開弁状態にある。そのため、第1ポート13から流入した流体は、弁孔17、弁室18を通り、第2ポート14へと流出する。第2ポート14への出力を停止する場合には、図1に示す流体制御弁1のノブ20を約90度回動させ、図4に示す閉弁状態にする。図4の閉弁状態となることにより、弁座16に対してダイアフラム弁体15が当接した状態になるため、第1ポート13から流入した流体は、弁孔17を通ることができないため、第2ポート14へ流体は流入しない。
図1に示す流体制御弁1が全開状態にあるとき、ピストン10のピストン係合部101がカム部材6のカム面62のうち当接端面66から最も奥まった部分である底部621と当接している。ピストン係合部101とカム面62の底部621が当接することにより、ピストン10とカム部材6は最も係合安定した位置になる。そのため、ピストン10を付勢する第2付勢部材12も最も伸びた状態にあり、第2付勢部材12により付勢されているピストン10は最も上がった位置(弁座から離れた位置)になる。
また、カム部材6を付勢する第1付勢部材11は最も伸びた状態にあり、第1付勢部材11により付勢されているカム部材6は最も下がった位置になる。そのため、図1においては、カム部材6は、シリンダ4内に形成された内筒段部42に当接した状態にあり、カム部材6は内筒段部42よりも下(弁閉)方向へは移動できない状態にある。カム部材6は内筒段部42に当接した状態にあり、さらに、ピストン10のピストン係合部101がカム面62の底部621と当接した状態にあるため、第1付勢部材11の付勢力はピストン10に伝達されていない。したがって、ピストン10がカム部材6により押圧され弁座16方向へ移動することがないため、ダイアフラム弁体15は弁座16から離間した状態にある。よって、流体制御弁1は全開状態にある。
図2に示す流体制御弁1は、全開状態から全閉状態へ移行し弁座16とダイアフラム弁体15が当接し始めたときである。具体的には、図2に示すようにノブ20が、本実施形態においては、図中右回りに約70度回動する。それに伴い、ノブ20に固設されたノブ連結部材19が回動し、係合するカム部材6も同様に約70度回動した状態になる。
第1付勢部材11は、本実施形態においては図2に示す約70度以上ノブ20を回動させ弁閉状態に近づく場合にのみ圧縮される構造を取る。それにより、ノブ20を約70度回動させた後から高荷重である第1付勢部材11を圧縮すればよい。そのため、大きなトルクが必要となるのは、ノブ20が約70度回動した後からだけとなる。したがって、操作トルクが必要となる範囲を軽減することができるため、作業者の力は小さくて済み作業性をさらに向上させることができる。
また、ピストン係合部101が当接端面係合部63に係合された状態にあるため、図4に示す全閉状態で維持することができる。すわなち、ピストン係合部101と当接端面係合部63が係合することにより、ピストン10及びカム部材6は図4に示す位置から移動することができないため閉弁状態で維持することができる。
また、ノブ20とカム部材6が約90度回動することにより、弁座16とダイアフラム弁体15が当接又は離間できる。すなわち、作業者がノブ20を約90度回動させるだけの簡単な一つの動作で流体制御弁を開閉することができるため、流体制御弁1の開閉を容易にすることができる。さらに、約90度回動させるだけの簡単な一つの動作で流体制御弁1を開閉させることができるため、作動に必要なトルクを軽減することができる。
図12及び図13に示す第2実施形態に係る流体制御弁200は、図1乃至図4に示す第1実施形態に係る流体制御弁1と比較して、カム部材及びピストンの形状以外異なるところがない。そのため、第2実施形態においては、第1実施形態と異なるカム部材206及びピストン210について説明することにより、その他の詳細な説明を割愛する。
なお、第2実施形態ではその他の流体制御弁200の詳細な説明を割愛するが、第1実施形態の流体制御弁1と同様の作用、及び効果を有する。
図12には、流体制御弁200(全開時)の断面図を示す。図13には、流体制御弁200(全閉時)の断面図を示す。
本実施形態においては、流体制御弁200を手動弁として説明するが、駆動源を手動以外の電動、又はエア等とすることもできる。
図19に、ピストン210の上面図を示す。
第2実施形態におけるピストン210は、第1実施形態におけるピストン10と比較して、ピストン係合部211の個数が異なる。すわなち、第1実施形態のピストン10のピストン係合部101は外周に対して2か所に表れていたが、第2実施形態のピストン210におけるピストン係合部211は外周に対して4か所に表れている。図19に示すように、ピストン210の上面の中心を横断交差するように2本のピストン係合部211が形成されている。ピストン210のピストン係合部211は外周面に対して4か所、90度間隔で形成される。
カム部材206の構成について説明する。
図14に、カム部材206の上面図を示す。図15に、図14に示すカム部材206をC方向から見た側面図を示す。図16に、カム部材206の下面図を示す。図17に、カム部材206の外観上方斜視図を示す。図18に、カム部材206の外観下方斜視図を示す。
すわなち、当接端面係合部263は、図16に示すようにカム部材206のうち円筒部下面である当接端面266に対して、90度間隔に均等に形成されている。当接端面係合部263は、90度間隔に形成されているため全周にわたり4か所に形成される。
連結テーパ面254及び摺動テーパ面252は、ピストン210のピストン係合部211が当接しスライドする面である。他方逃げ部テーパ面253は、ピストン210のピストン係合部211と当接することはない面である。
第2実施形態における流体制御弁200は、第1実施形態における流体制御弁1と同一の作用効果を有する他、以下の特有の作用効果を有する。
流体制御弁200は、図12に示す開弁状態から図13に示す閉弁状態に移動する際、ノブ220を回動させることにより、カム部材206を同様に回動させる。カム部材206が回動することによりカム部材206のカム面250と当接するピストン210が移動する。流体制御弁200においてはカム面250とピストン210のピストン係合部211は全周にわたり4か所で当接する。そのため、ピストン210が弁座216方向へ移動する際に、4か所のピストン係合部211が4か所のカム面250に押圧されることにより移動する。ピストン210のうち均等に90度間隔で形成された4か所のピストン係合部211が押圧されることによりピストン210は平行移動することができる。そのため、ピストン210に螺設されたダイアフラム弁体215も均等のトルクで押圧され平行移動することができるため、弁座216に対して均等のトルクで押圧する。したがって、弁座216に対してダイアフラム弁体215を確実にシールすることができる。また、4か所で押圧されることによりカム部材206の傾きを防止することができる。
したがって、カム面250を2以上の傾斜角度を有するテーパ面とすることにより、ノブ220に掛かるトルクを傾斜角度により変更することができる。本実施形態においては、トルクが掛からないノブ220を約70度回動させるまでの傾斜角度を急な角度とすることで、ノブ220に掛かるトルクは結果として小さくなる。また、トルクが掛かるノブ220を約70度以上回動させたときの傾斜角度を緩やかな角度とすることにより、ノブ220に掛かるトルクを小さくすることができる。よって、ノブ220を回転させるトルクを全体を通して小さくすることができる。
なお、実施形態により角度β及び角度θは変更することが可能である。角度β及び角度θを変更することにより、ノブに掛かるトルクを変更することができる。
また、カム面205に掛かる1か所当たりの負荷を軽減できるため、カム部材206の耐久性を向上させることができ、カム部材206を有する流体制御弁1の耐久性を向上させることができる。
例えば、本実施形態においては、流体制御弁を手動弁として駆動源をノブを回動させる手動としたが、手動弁のほか駆動源を電動、又はシリンダ等によることができる。例えば、変形例として駆動源を電動とした場合、上記実施例のカム部材及びピストンを用いれば、操作トルクを軽減できる。したがって、駆動源を電動とした場合、小さな電力でモータを作動させることができるため省エネルギーとすることができる。また、エアシリンダを用いた場合も同様にエアの出力を小さくすることができるため省エネルギーとすることができる。また、駆動源を電動又はシリンダとした場合には、手動弁ではないため、ノブに代えてモータ又はシリンダに変える。
6、206 カム部材
62、250 カム面
63、263 当接端面係合部
10、210 ピストン
11、211 第1付勢部材
12、212 第2付勢部材
13、213 第1ポート
14、214 第2ポート
15、215 ダイアフラム弁体
16、216 弁座
20、220 ノブ
Claims (7)
- 第1ポートと第2ポートが形成され、前記第1ポートと前記第2ポートとを連通する流体の流路に弁座を形成されたボディ部と、前記ボディ部に連結されるシリンダと、シリンダ内に弁座方向と反弁座方向に摺動可能な状態で配置されるピストンと、前記ピストンに連結され、前記弁座に当接又は離間して流体の流れを制御する弁体と、前記シリンダに連結されるカバーと、前記カバーを貫通して前記カバーに回動可能な状態で配置されるノブ連結部材と、前記ノブ連結部材が前記カバーの外部に突出する部分に連結されて、前記ノブ連結部材と連動して回転することにより、前記ピストンを前記弁体の開閉方向に移動させるノブとを有する流体制御弁において、
前記ノブ連結部材と前記ピストンの間に、前記ノブ連結部材と前記ピストンとを連結するカム部材が介在していること、
前記カム部材は、シリンダ内に弁座方向及び反弁座方向に移動可能に配置されると共に、前記ノブ連結部材と一体的に回動可能に配置されていること、
前記カム部材のノブ連結部材側の端面に対して当接した状態で配置されて前記カム部材を弁座方向に付勢する第1付勢部材を有すること、
前記ピストンを反弁座方向に付勢する第2付勢部材を有すること、
前記シリンダ内の、弁が全開状態の場合に前記カム部材に当接する位置に形成され、前記カム部材の弁座方向への移動を制限する内筒段部を有すること、
(1)前記カム部材の前記ピストンと当接する当接端面に、凹形状のカム面が形成されていること、及び、前記ピストンの前記カム面と当接する部分には凸形状のピストン係合部が形成されていること、又は、(2)前記カム部材の前記ピストンと当接する当接端面に、凸形状のカム面が形成されていること、及び、前記ピストンの前記カム面と当接する部分には凹形状のピストン係合部が形成されていること、のいずれか一つの組み合わせを有すること、
前記カム部材は、弁が全開状態である場合には、前記第1付勢部材に付勢されて前記内筒段部に当接し、前記第1付勢部材の荷重を前記ピストンに伝達せず、弁が全閉状態である場合には、前記内筒段部から離間して前記第1付勢部材に押圧され、前記ピストンを弁座方向へと押圧し、前記第1付勢部材の荷重により前記弁体を前記弁座に押圧すること、
を特徴とする流体制御弁。 - 請求項1に記載する流体制御弁において、
前記カム部材に前記カム面が2か所以上形成されていること、
を特徴とする流体制御弁。 - 請求項1又は請求項2に記載する流体制御弁において、
前記カム面は2以上の傾斜角度を有するテーパ面を有すること、
を特徴とする流体制御弁。 - 請求項1乃至請求項3に記載するいずれか一つの流体制御弁において、
前記流体制御弁は、前記ノブと前記カム部材が約90度回動することにより、前記弁座に前記弁体が当接又は離間すること、
を特徴とする流体制御弁。 - 請求項1乃至請求項4に記載するいずれか一つの流体制御弁において、
前記カム部材の前記当接端面に前記ピストンが閉方向にスライドした際に前記ピストン係合部と係合する当接端面係合部が形成されていること、
を特徴とする流体制御弁。 - 請求項1乃至請求項5に記載するいずれか一つの流体制御弁において、
前記ボディ部と前記シリンダと前記カバーにより弁本体を形成し、
前記ノブは、前記カム部材が内蔵される前記弁本体の外形寸法よりも小さいこと、
を特徴とする流体制御弁。 - 請求項1乃至請求項6に記載するいずれか一つの流体制御弁において、
前記ピストンの移動を前記ノブによる駆動に代えて、モータ駆動又はシリンダ駆動を用いること、
を特徴とする流体制御弁。
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