JP5600882B2 - Gps受信機搬送波位相測定値の品質監視装置、方法、プログラム - Google Patents
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Description
第1の従来技術として、上述した間接波の強度自体をある程度抑制する目的で、特別に設計された受信アンテナを用いる方法が知られている。
第3の従来技術として、搬送波位相測定値の異常を監視する目的で,測定値時間変化を監視し、妥当値との比較によって異常を判断する方法が知られている。
図1は、GPS受信機を含むグローバル・ポジショニング・システムの実施形態の構成図である。図1に示すように、グローバル・ポジショニング・システムは、GPS衛星10と、GPS受信機1とを含む。
GPS受信機1の搬送波位相測定部2は、GPS衛星10から受信した2周波数信号又は3周波数信号から搬送波位相測定値を算出する。測定値異常判定部3は、搬送波位相測定値の異常を判定し、異常な測定値を座標計算から排除する。座標計算部4は、測定値異常判定部3にて判定された正常な搬送波位相測定値を用いて、GPS受信機1の位置座標を計算し、出力する。
以下、図1に示されるGPS受信機1の測定値異常判定部3に関する第1から第5の実施形態について、具体的に説明する。
まず、搬送波位相測定部2が測定する2周波数(L1、L2)若しくは3周波数(L1、L2、L3)の各搬送波位相測定値φ及びその測定雑音δφは、以下の数1式、数2式、数3式で表される。
はそれぞれ、下記数9式及び数10式で表される。
第1の実施形態において測定値異常判定部3は、現在時刻において各GPS衛星10から得られる2周波数の搬送波位相測定値を用いて、数7式の第1の線形結合量を計算する。そして、測定値異常判定部3は、この第1の線形結合量の時系列が滑らかに連続変化しているかを監視し、正常変化として記憶している大きさに比較して大きい不連続が生じたならば、すなわち、測定値の誤差成分等による大きいふらつきが生じ、連続性からの乖離があれば、そのGPS衛星10に関して、搬送波位相測定値が異常であると判定する。
一方、測定値異常判定部3は、測定値が正常であると判定したGPS衛星10については、その時刻でそのGPS衛星10から得られる2周波数の搬送波位相測定値を用いて、数8式の第2の線形結合量を計算し、そのGPS衛星10の識別子と共に記憶する。
以上のようにして、搬送波位相測定値に関して、信頼度の高い異常判定を行うことが可能となる。
測定値異常判定部3は、最初のGPS衛星10(k=1)からスタートし(ステップS201)、未処理のGPS衛星10が有るか否かを判定しながら(ステップS212)、順次GPS衛星10(k)を選択する(ステップS213)。そして、測定値異常判定部3は、選択された各衛星につき以下のステップS202からS211の一連の処理を実行する。
と、L1及びL2の各信号周波数fL1及びfL2から数4式に基づいて算出される各波長値λL1及びλL2を用いて、数7式で示される第1の線形結合量、
を算出する(図2のステップS202)。この部分は、特許請求の範囲の線形結合量計算ステップ、第1の線形結合量計算ステップ、線形結合量計算部の実現例である。
次に、測定値異常判定部3は、ステップS203にて衛星別に順次記憶されている過去の第1の線形結合量のうち、現在処理中のGPS衛星10(k)に関する最近の一定期間の第1の線形結合量の平滑値を計算する(図2のステップS204)。
そして、測定値異常判定部3は、ステップS202にて算出された現在時刻の第1の線形結合量とステップS204にて計算した平滑値との差dyを計算する(図2のステップS205)。
この場合、測定値異常判定部3はまず、ステップS205で算出した差dyを、衛星別に過去の値と合わせて記憶する(図2のステップS209)。測定値異常判定部3は、前述のステップS208での判定処理に先立ち、ステップS209にて衛星別に順次記憶されている過去のdyの2乗値のうち、現在処理中のGPS衛星10(k)に関する最近の一定期間の2乗値の平均を算出する(図2のステップS206)。そして、測定値異常判定部3は、ステップS206にて算出した平均の平方根×3を、ステップS208での判定値とする(図2のステップS207)。
と、L1及びL2の各信号周波数fL1及びfL2から数4式に基づいて算出される各波長値λL1及びλL2と、数6式に基づいて算出される定数κL2を用いて、数8式で示される線形結合量、
を計算する(図2のステップS210)。そして、測定値異常判定部3は、その計算結果を現在選択しているGPS衛星10の識別子kと共に記憶する(図2のステップS211)。この記憶内容は、後述する処理Bにて使用される。
以上の図2に示される処理Aによって、測定値異常判定部3は、現在の測定時刻において搬送波位相測定値が正常であるGPS衛星10(k)に関する情報を収集し記憶する。
まず、測定値異常判定部3は、前述した図2のステップS211にて記憶した測定値が正常である全GPS衛星10に関する第2の線形結合量を取り出す(図3のステップS301)。
測定値異常判定部3は、ステップS301で取り出したGPS衛星10の数が4機より少ないと判定した場合には、測位が十分に行えない判定して、現在時刻の測位計算は出力しない(図3のステップS302→S308)。この後、測定値異常判定部3は、現在の測定時刻における処理Bを終了し、次の測定時刻での処理Aの実行に移行する。
上述の測定値異常判定部3の第1の実施形態は、搬送波位相測定値が2周波数(L1、L2)である場合の実施形態であった。図1のGPS衛星10が3周波数(L1、L2、L3)に対応している場合には、測定値異常判定部3は、L1及びL2に関する第1の線形結合量(数7式)及び第2の線形結合量(数8式に加えて、L1及びL5に関する下記数11式から数14で示される線形結合量を異常判定に用いることができる。
以上のようにして、第2の実施形態では、3周波数を用いることにより、より安定した測位の実施が可能となる。
ただし、図4のステップS208の判定がNO(異常)であった場合には、次のGPS衛星10の処理に移行するのではなく、図5のステップS501の処理に移行する。
と、L1及びL5の各信号周波数fL1及びfL5から数4式に基づいて算出される各波長値λL1及びλL5を用いて、数11式で示される第3の線形結合量、
を算出する。この部分は、特許請求の範囲の第2の線形結合量計算ステップの実現例である。
と、L1及びL5の各信号周波数fL1及びfL5から数4式に基づいて算出される各波長値λL1及びλL5と、数6式に基づいて算出される定数κL5を用いて、数12式で示される線形結合量、
を計算する(図5のステップS502)。そして、測定値異常判定部3は、その計算結果を現在選択しているGPS衛星10の識別子kと共に記憶する(図5のステップS211)。この記憶内容は、後述する処理Bにて使用される。
前述した測定値異常判定部3の第1の実施形態では、図2の処理Aで、ステップS208の判定がNOとなって第1の線形結合量の時系列で大きい不連続が生じたと判定された場合は、現在処理中のGPS衛星10は測位計算のためには記憶されずに排除された。
これにより、搬送波位相測定値が異常であると判定されたGPS衛星10に残っている有意な情報を活用することが可能となる。
以上の処理以外の処理Aに関する各処理は、第1の実施形態の場合と同様である。
以上の処理以外の処理Bに関する各処理は、第1の実施形態の場合と同様である。
これにより、搬送波位相測定値が異常であると判定されたGPS衛星10に残っている有意な測位情報を活用しつつ、そのGPS衛星10での測定値異常の悪影響が測位に及ばないような制御を実現することができる。
第1の実施形態の処理A(図2)では、第1の線形結合量の連続性判定のためにステップS205で差dyを計算するにあたって使用される平滑値は、ステップS203にて記憶された自受信機での第1の線形結合量の過去値のみであった。
図8は、第4の実施形態において、測定値異常判定部3が各測定時刻毎に実施する処理Aを示す動作フローチャートである。図8において、図2の第1の実施形態の場合と同じ処理には同じステップ番号が付されている。
可搬記録媒体駆動装置906は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体909を収容するもので、外部記憶装置905の補助の役割を有する。
前述した第1〜第4の実施形態によるシステムは、それに必要な機能を搭載したプログラムをCPU901が実行することで実現される。そのプログラムは、例えば外部記憶装置905や可搬記録媒体909に記録して配布してもよく、或いはネットワーク接続装置907によりネットワークから取得できるようにしてもよい。
(付記1)
グローバルポジショニングシステム又は全地球航法衛星システムの受信機において複数の衛星に対して測定した搬送波位相測定値の異常を検出するための方法において、
前記受信機で測定した複数周波数信号に対する搬送波位相測定値に基づき、複数周波数の受信信号に対する電離層遅延項を含む線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する線形結合量計算ステップと、
該時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する時系列値監視ステップと、
を含むことを特徴とするGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。
(付記2)
グローバルポジショニングシステム又は全地球航法衛星システムの受信機において複数の衛星に対して測定した搬送波位相測定値の異常を検出するための方法において、
前記受信機で測定した複数周波数信号に対する搬送波位相測定値に基づき、2周波数の受信信号に対する電離層遅延項を含む線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する線形結合量計算ステップと、
該時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する時系列値監視ステップと、
を含むことを特徴とするGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。
(付記3)
グローバルポジショニングシステム又は全地球航法衛星システムの受信機において複数の衛星に対して測定した搬送波位相測定値の異常を検出するための方法において、
前記受信機で測定した複数周波数信号に対する搬送波位相測定値に基づき、第1及び第2の周波数の受信信号に対する電離層遅延項を含む第1の線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する第1の線形結合量計算ステップと、
該第1の線形結合量の時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の搬送波位相測定値を特定する第1の時系列値監視ステップと、
該第1の時系列値監視ステップにて不連続を生じている衛星の搬送波位相測定値が特定された場合に、更に第3の周波数及び前記第1又は第2の周波数の受信信号に対する電離層遅延項を含む第2の線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する第2の線形結合量計算ステップと、
該第2の線形結合量の時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する第2の時系列値監視ステップと、
を含むことを特徴とするGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。
(付記4)
前記時系列値監視ステップは、前記特定された搬送波位相測定値を、測位計算の際に排除する、
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか1項に記載のGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。
(付記5)
前記時系列値監視ステップは、前記特定された搬送波位相測定値に関して、測位計算の際に該特定された搬送波位相測定値の最小2乗重みを低下させる、
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか1項に記載のGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。
(付記6)
前記時系列値監視ステップは、前記線形結合量の時系列値の正常時における短時間変動成分の大きさをに基づいて、該時系列値の時間的連続性を判定する、
ことを特徴とする付記1乃至5の何れか1項に記載のGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。
(付記7)
近隣に存在する前記受信機から2周波数又は3周波数の搬送波位相測定値を順次受信して該測定値に対応する前記線形結合量の時系列値を算出する近隣受信機測定値取得ステップを更に含み、
前記時系列値監視ステップは、前記線形結合量計算ステップにて計算される時系列値と前記近隣受信機測定値取得ステップにて取得された時系列値との差の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する、
ことを特徴とする付記1乃至6の何れか1項に記載のGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。
(付記8)
前記近隣受信機測定値取得ステップは、近隣に存在する前記受信機から2周波数又は3周波数の搬送波位相測定値を順次受信して該測定値に対応する前記線形結合量の時系列値を算出し、
前記時系列値監視ステップは、前記線形結合量計算ステップにて計算される時系列値と前記近隣受信機測定値取得ステップにて取得された時系列値に対する該時系列値に対応する受信機と自受信機との距離に応じた加重平均結果との差の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する、
ことを特徴とする付記7に記載のGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。
(付記9)
グローバルポジショニングシステム又は全地球航法衛星システムの受信機において複数の衛星に対して測定した搬送波位相測定値の異常を検出するコンピュータに、
前記受信機で測定した複数周波数信号に対する搬送波位相測定値に基づき、複数周波数の受信信号に対する電離層遅延項を含む線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する線形結合量計算ステップと、
該時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する時系列値監視ステップと、
を実行させるためのプログラム。
(付記10)
グローバルポジショニングシステム又は全地球航法衛星システムの受信機において複数の衛星に対して測定した搬送波位相測定値の異常を検出するための装置において、
前記受信機で測定した複数周波数信号に対する搬送波位相測定値に基づき、複数周波数の受信信号に対する電離層遅延項を含む線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する線形結合量計算部と、
該時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する時系列値監視部と、
を含むことを特徴とするGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視装置。
2 搬送波位相測定部
3 測定値異常判定部
4 座標計算部
901 CPU
902 メモリ
903 入力装置
904 出力装置
905 外部記憶装置
906 可搬記録媒体駆動装置
907 ネットワーク接続装置
908 バス
909 可搬記録媒体
Claims (9)
- グローバルポジショニングシステム又は全地球航法衛星システムの受信機において複数の衛星に対して測定した搬送波位相測定値の異常を検出するための方法において、
前記受信機で測定した複数周波数信号に対する搬送波位相測定値に基づき、2周波数の受信信号に対して幾何距離項を含まず電離層遅延項を含む線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する線形結合量計算ステップと、
該時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する時系列値監視ステップと、
を含むことを特徴とするGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。 - グローバルポジショニングシステム又は全地球航法衛星システムの受信機において複数の衛星に対して測定した搬送波位相測定値の異常を検出するための方法において、
前記受信機で測定した複数周波数信号に対する搬送波位相測定値に基づき、第1及び第2の周波数の受信信号に対して幾何距離項を含まず電離層遅延項を含む第1の線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する第1の線形結合量計算ステップと、
該第1の線形結合量の時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の搬送波位相測定値を特定する第1の時系列値監視ステップと、
該第1の時系列値監視ステップにて不連続を生じている衛星の搬送波位相測定値が特定された場合に、更に第3の周波数及び前記第1又は第2の周波数の受信信号に対して幾何距離項を含まず電離層遅延項を含む第2の線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する第2の線形結合量計算ステップと、
該第2の線形結合量の時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する第2の時系列値監視ステップと、
を含むことを特徴とするGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。 - 前記時系列値監視ステップは、前記特定された搬送波位相測定値を、測位計算の際に排除する、
ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載のGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。 - 前記時系列値監視ステップは、前記特定された搬送波位相測定値に関して、測位計算の際に該特定された搬送波位相測定値の最小2乗重みを低下させる、
ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載のGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。 - 前記時系列値監視ステップは、前記線形結合量計算ステップにて計算される時系列値と、前記線形結合量の時系列値の最近の一定期間における平滑値との差の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。 - 近隣に存在する前記受信機から2周波数又は3周波数の搬送波位相測定値を順次受信して該測定値に対応する前記線形結合量の時系列値を算出する近隣受信機測定値取得ステップを更に含み、
前記時系列値監視ステップは、前記線形結合量計算ステップにて計算される時系列値と、前記近隣受信機測定値取得ステップにて算出された時系列値の最近の一定期間における平滑値との差の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。 - 近隣に存在する複数の受信機から2周波数又は3周波数の搬送波位相測定値を順次受信して、該複数の受信機から受信した該測定値にそれぞれ対応する前記線形結合量の複数の時系列値を算出する近隣受信機測定値取得ステップを更に含み、
前記時系列値監視ステップは、前記近隣受信機測定値取得ステップにて算出された前記複数の時系列値のそれぞれの最近の一定期間における平滑値を、前記複数の受信機のそれぞれと自受信機との距離に応じた重みで加重平均した結果と、前記線形結合量計算ステップにて計算される時系列値との差の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視方法。 - グローバルポジショニングシステム又は全地球航法衛星システムの受信機において複数の衛星に対して測定した搬送波位相測定値の異常を検出するコンピュータに、
前記受信機で測定した複数周波数信号に対する搬送波位相測定値に基づき、2周波数の受信信号に対して幾何距離項を含まず電離層遅延項を含む線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する線形結合量計算ステップと、
該時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する時系列値監視ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - グローバルポジショニングシステム又は全地球航法衛星システムの受信機において複数の衛星に対して測定した搬送波位相測定値の異常を検出するための装置において、
前記受信機で測定した複数周波数信号に対する搬送波位相測定値に基づき、2周波数の受信信号に対して幾何距離項を含まず電離層遅延項を含む線形結合量の時系列値を前記各衛星に対して計算する線形結合量計算部と、
該時系列値の時間的連続性を監視することにより、不連続を生じている衛星の前記搬送波位相測定値を特定して該搬送波位相測定値の異常を検出する時系列値監視部と、
を含むことを特徴とするGPS受信機搬送波位相測定値の品質監視装置。
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