JP5598362B2 - トラフィックデータの監視システムおよびサーバ間データ整合方法 - Google Patents

トラフィックデータの監視システムおよびサーバ間データ整合方法 Download PDF

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本発明は、情報通信システムにおいて、複数の階層で構成されるサーバ群によりトラフィックデータを監視するシステム、および、該監視システムにおいてサーバ間で転送されるデータの整合方法に関する。
一般に情報通信システムでは、利用者との間で結ばれたサービス契約に基づいて、利用者へのサービス提供が正常に行われているか否かの監視が行われる。この監視では、通信ネットワーク上を伝送される情報(トラフィック)のパケット数およびロスパケット数、並びに、サーバのCPU使用率および使用メモリ量などを含むデータ(以下、「トラフィックデータ」と称する)の収集が行われる。収集されたトラフィックデータは、例えば、予め設定した閾値との大小関係に応じて利用者にアラームを通知するのに利用される。また、上記トラフィックデータは、過負荷時の手動若しくは自動制御の判断、または、サーバの増減設のための根拠として使用される場合もある。
近年、情報通信システムに対するコスト削減や電力量等の環境コスト削減のために、企業において、外部のデータセンターを使用したり、企業内に設けられた複数の情報通信システムを集約したりする傾向が増加している。このようなデータセンターや企業内で集約された情報通信システム(以下、「集約ITシステム」と称する)は、ネットワーク機器およびサーバ機器を共通資源として持ち、データセンターを使用する各企業や一企業内の各部署の要求に応じて、上記共通資源の動的若しくは静的な割り当てを行う。この場合、データセンターや集約ITシステム内において、企業毎、部署毎に、仮想的なサブITシステム(以下、「テナントシステム」と称する)が構成されるため、該複数のテナントシステムを包含した全体の情報通信システムは、大規模かつ複雑なネットワーク構成を持つことになる。
上記集約ITシステムにおける各テナントシステムの監視は、通常、トラフィックデータを収集する下位機能から、収集されたトラフィックデータの集計結果を可視化するなどして利用者に提供する上位機能までを、各テナントシステムに個別対応した監視システムではなく、全てのテナントシステムに共通の監視システムにより実現することが望まれる。このような共通の監視システムは、集約ITシステムが大規模であること、および、トラフィックデータの集計結果の利用形態がテナントシステム毎に異なることなどの理由により、複数の階層で構成されるサーバ群を用いて所望の機能を実現するのが有効である。
上記のような複数の階層で構成されるサーバ群を用いた監視システムでは、最下位のサーバ層におけるトラフィックデータの収集や各サーバ層間におけるトラフィックデータの転送が、複数の異なる通信ネットワークを経由して行われる可能性が高くなる。このとき、複数の異なる通信ネットワークのうちの少なくとも1つで過負荷や障害が発生すると、例えば、最下位のサーバ層におけるトラフィックデータの収集が困難になって監視に必要なデータが欠落したり、または、各サーバ層間のデータ転送の遅延によって、収集されたトラフィックデータを蓄積(データベース化)する中間のサーバ層への最新データの登録が遅れたりする。このため、最上位のサーバ層が利用者への情報提供のための処理を行う際、必要な最新のトラフィックデータが中間のサーバ層に登録されていない可能性が生じる。つまり、上記監視システムにおけるトラフィックデータの収集から利用者への情報提供までの一連の処理において、関連するサーバ間で転送されるデータの整合性が問題になる。
転送データの整合性の判定に関する従来技術として、例えば特許文献1には、外部からプログラムをダウンロードして利用するデータ処理システムについて、プログラムをダウンロードした時刻を記憶しておき、該時刻に基づいて得られる利用期限時刻と現在時刻の比較に応じてプログラムの実行を制御する技術が開示されている。また、例えば特許文献2には、使用期限のあるコンテンツの使用を管理するデバイスについて、コンテンツを受信した時刻に有効時間を加算して有効期限を算出しておき、該有効期限と現在時刻を比較して当該コンテンツの使用可否を判定する技術が開示されている。
特開2000−47867号公報 特開2005−222520号公報
しかし、上記従来技術による転送データの整合性の判定を、前述したような集約ITシステムにおける複数のテナントシステムの監視に応用する場合、従来技術は2つの装置間(例えば、サーバと携帯端末の間など)で転送されるデータを判定対象としているため、複数のテナントシステムにそれぞれ対応した転送データの整合性を判定するには、各々の判定を順番に行うバッチ処理を共通の監視システムで実行することが必要になる。この場合、監視対象となるテナントシステムの数が増加する程、バッチ処理に要する時間が長くなるため、全てのテナントシステムの監視をリアルタイムで行うことが難しくなるという問題が生じる。また、上記従来技術に関しては、3階層若しくはそれ以上に多層化されたサーバ構成において、複数の階層に跨って転送されるデータの整合性を、各サーバ層間を繋ぐ任意のネットワークでの遅延までを考慮して判定することに対応していないという課題もある。
さらに、これまでの技術では、任意の通信ネットワークで遅延が発生している期間に収集することができなかったデータを、該通信ネットワークが正常な状態に復旧した後に救済する有効な手段がなかったため、このことが大規模かつ複雑なネットワーク構成に対応した監視システムの実現を阻む一因になっていた。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、多層化されたサーバ間でトラフィックデータを転送することにより複数のテナントシステムの監視をリアルタイムで正確に行うことのできる監視システムおよびサーバ間データ整合方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、複数のテナントシステムのトラフィックデータを周期的に収集する下位サーバ層と、前記下位サーバ層で収集された各テナントシステムのトラフィックデータが第1通信ネットワークを介して周期的に与えられ、該トラフィックデータを蓄積する中間サーバ層と、前記第1通信ネットワークとは異なる第2通信ネットワークを介して前記中間サーバ層に周期的にアクセスし、該中間サーバ層に蓄積されたトラフィックデータから必要なトラフィックデータを取得し、該取得したトラフィックデータを集計して生成した情報を利用者に提供する上位サーバ層と、を備えたトラフィックデータの監視システムを提供する。この監視システムの一態様において、前記中間サーバ層は、前記下位サーバ層から前記第1通信ネットワークを介して周期的に与えられるトラフィックデータを、前記テナントシステム毎に用意したレコードに順次格納すると共に、該レコードに最後に格納されたトラフィックデータが前記下位サーバ層において収集された時刻を示す最新時刻を少なくとも含んだ履歴情報を前記レコードに付加することによって、前記各テナントシステムのトラフィックデータを纏めた共通データベースを作成して保
存するデータ蓄積手段を具備する。また、前記上位サーバ層は、前記中間サーバ層に保存された前記共通データベースから必要なトラフィックデータを前記レコード単位で周期的に取得し、該トラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報および現在時刻に基づいて、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されているか否かを判定する整合判定手段を具備する。
上記のようなトラフィックデータの監視システムによれば、多層化されたサーバ間でトラフィックデータを転送することにより複数のテナントシステムの監視を行うとき、サーバ間を接続する通信ネットワークで障害や遅延が発生しても、転送データに付加された履歴情報を用いて該転送データの整合性を確実に判定することができるため、利用者に対して最新のトラフィックデータに関する情報をリアルタイムで正確に提供することが可能である。
トラフィックデータの監視システムの一実施形態の構成を示す図である。 上記実施形態の収集サーバの構成例を示す機能ブロック図である。 上記実施形態の蓄積サーバの構成例を示す機能ブロック図である。 上記実施形態における共通データベースのレコード構成の一例を示す図である。 上記実施形態の可視化サーバの構成例を示す機能ブロック図である。 上記実施形態における可視化情報データベースのレコード構成の一例を示す図である。 上記実施形態においてデータ転送が正常に行われる場合の各階層のサーバにおける処理の流れの一例を示す図である。 上記実施形態においてデータ転送に異常が発生した場合の各階層のサーバにおける処理の流れの一例を示す図である。 上記実施形態においてトラフィックデータの収集に異常が発生した場合の各階層のサーバにおける処理の流れの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、トラフィックデータの監視システムの一実施形態の構成を示す図である。図1において、本実施形態の監視システムは、例えば、下位サーバ層1、中間サーバ層2および上位サーバ層3を含む3階層のサーバ群により構成される。
下位サーバ層1は、監視対象ネットワークNW1内に仮想的に構成される複数(ここでは、例えば4つ)のテナントシステムTS1,TS2,TS3,TS4にそれぞれ対応させて配置された複数の収集サーバ11,12,13,14を有する。各収集サーバ11〜14は、対応するテナントシステムのトラフィックデータを周期的に収集する。各収集サーバ11〜14で収集された各テナントシステムTS1〜TS4のトラフィックデータは、監視対象ネットワークNW1とは別の監視ネットワークNW2を介して中間サーバ層2に送られる。なお、各テナントシステムTS1〜TS4は、それぞれ、監視対象ネットワークNW1内に専用のサブネットワークを有し、該サブネットワーク内には後述する各種装置(DEV,TAP)が配置されている。
中間サーバ層2は、下位サーバ層1の各収集サーバ11〜14に対して共通な1つの蓄積サーバ21を有する。蓄積サーバ21は、データ蓄積手段としての機能を備え、監視ネットワークNW2を経由して各収集サーバ11〜14から周期的に送られてくる各テナントシステムTS1〜TS4のトラフィックデータを蓄積(データベース化)する。
上位サーバ層3は、蓄積サーバ21から所要のトラフィックデータを取得し、当該データを可視化して利用者に提供する複数(ここでは、例えば3つ)の可視化サーバ3A,3B,3Cを有する。各可視化サーバ3A〜3Cは、可視化するトラフィックデータの種類または可視化の方法などが互いに異なる。各可視化サーバ3A〜3Cは、各々に対応した通信ネットワークNW3A,NW3B,NW3Bを介して、蓄積サーバ21のデータベースにアクセスし、所要のトラフィックデータを周期的に取得して可視化する。各可視化サーバ3A〜3Cで可視化された情報は、利用者が操作する端末装置等に表示される。この可視化情報の表示形態としては、例えば、変動するトラフィックデータの最新情報を1分毎にグラフ表示するなどの形態が可能である。ここでは、各可視化サーバ3A〜3Cが、整合判定手段および情報蓄積手段としての機能を備える。
上記監視システムでは、複数の異なる通信ネットワークが存在する。具体的には、各収集サーバ11〜14がトラフィックデータの収集対象とする各テナントシステムTS1〜TS4の通信ネットワーク(監視対象ネットワークNW1内の仮想的なサブネットワーク)と、各収集サーバ11〜14と蓄積サーバ21の間を繋ぐ監視ネットワークNW2(第1通信ネットワーク)と、蓄積サーバ21と各可視化サーバ3A〜3Cの間を繋ぐ各ネットワークNW3A〜NW3C(第2通信ネットワーク)とが存在しており、これらの通信ネットワークを経由して、各階層のサーバ間におけるデータ転送が行われる。
このとき従来の監視技術では、例えば、テナントシステムTS1〜TS4のいずれかに対応したサブネットワークで障害が発生すると、該テナントシステムに設けられた収集サーバにおけるトラフィックデータの収集が困難になって、監視に必要なデータの欠落が生じる。また例えば、監視ネットワークNW2で過負荷が発生すると、各収集サーバ11〜14および蓄積サーバ21間でのデータ転送の遅延によって、蓄積サーバ層21への最新データの登録が遅れる。このため、各可視化サーバ3A〜3Cがデータを可視化する処理を行う際に、必要な最新のトラフィックデータが蓄積サーバ32に登録されていない可能性が生じ、サーバ間で転送されるデータの整合性が課題になる。
上記のような従来の監視技術における課題を解決するために、本実施形態の監視システムは、蓄積サーバ21にデータベース化される各テナントシステムTS1〜TS4のトラフィックデータについて、各々のトラフィックデータの収集時刻およびデータベースの更新時刻に関する履歴情報を付加し、該履歴情報を基に各サーバ層間で転送されるデータの整合性を判定して利用者への情報提供を行うことで、各テナントシステムTS1〜TS4の監視をリアルタイムで実現できるようにしている。以下、本実施形態の監視システムにおける各階層のサーバ構成について具体例を挙げて詳しく説明する。
図2は、各テナントシステムTS1〜TS4に対応した各収集サーバ11〜14の構成例を示すブロック図である。図2において、各収集サーバ11〜14は、例えば、データ収集部110、収集データ記憶部120、収集データ解析部130、収集データ送信部140および収集サーバ管理部150をそれぞれ含む。
データ収集部110は、対応するテナントシステムのサブネットワーク内にある各装置(DEV)に接続し、該各装置内のコマンドを実行するなどして、各々の装置におけるCPU使用率や使用メモリ等の情報を取得する。該取得された各装置の情報は、トラフィックデータとして、その収集時刻と伴に収集データ記憶部120に保存される。また、データ収集部110は、上記サブネットワーク内に設置されたTAP(Test Access Port)と呼ばれる装置にも接続し、該TPAを介してサブネットワーク内を流れるパケットを捕獲する。該獲得されたパケットは、キャプチャデータとして収集データ解析部130に伝えられる。
収集データ解析部130は、データ収集部110からのキャプチャデータを用いて、IPアドレス毎のパケット数およびロスパケット数の集計を行う。該収集データ解析部130における集計結果は、収集データ記憶部120に保存されたトラフィックデータに加えられる。
収集データ送信部140は、データ記憶部120に保存されたデータ(トラフィックデータおよびその収集時刻)を、監視ネットワークNW2(図1)を経由して蓄積サーバ21に送信する。この収集データ送信部140は、ポーリング等の処理により、蓄積サーバ21へのデータ送信が正常に行われたか否かを検出する機能を備えるようにするのが好ましい。
収集サーバ管理部150は、データ収集部110および収集データ解析部130を所定の周期Pで順に起動し、当該周期処理の最後に収集データ送信部140を起動する。これにより、蓄積サーバ21へのデータ送信が周期Pで実行されるようになる。
図3は、蓄積サーバ21の構成例を示すブロック図である。図3において、蓄積サーバ21は、例えば、収集情報受付部210、共通データベース記憶部220およびインターフェイス部230を含む。
収集情報受付部210は、各収集サーバ11〜14から監視ネットワークNW2を介して転送されてくるデータを受け、各テナントシステムTS1〜TS4に対応したトラフィックデータを纏めた共通のデータベースを作成して共通データベース記憶部220に保存する。インターフェイス部230は、API(Application Programming Interface)等
の利用により、共通データベース記憶部220に対して各可視化サーバ3A〜3Cがアクセス可能にする。
ここで、上記蓄積サーバ21において作成される共通データベースについて詳しく説明する。図4は、共通データベースにおける1つのテナントシステムに対応したレコード構成の一例を示している。このレコード構成は、収集サーバから周期Pで送られてくるトラフィックデータをn周期分格納するデータ領域DAと、時刻に関する履歴情報をデータ領域DAの前に付加したヘッダー領域HAとを有する。
ヘッダー領域HAには、基準時刻Tを格納する部分P1と、最新時刻Tを格納する部分P2と、更新時刻Tを格納する部分P3とが、所定の位置に配置されている。基準時刻Tは、データ領域DAの先頭に格納されるトラフィックデータが収集サーバにおいて収集された時刻を示す。最新時刻Tは、データ領域DAの最後尾に格納されるトラフィックデータが収集サーバにおいて収集された時刻を示す。更新時刻Tは、蓄積サーバ21において共通データベースの当該レコード部分が最後に更新された時刻を示す。上記の基準時刻T、最新時刻Tおよび更新時刻Tは、蓄積サーバ21の収集情報受付部210において、各収集サーバ11〜14からの転送データをデータベース化する際に、該当するレコードのヘッダー領域HAに付加される。なお、上記履歴情報のうちの基準時刻Tは省略することも可能である。
図5は、各可視化サーバ3A〜3Cの構成例を示すブロック図である。図5において、各可視化サーバ3A〜3Cは、例えば、データ取得部310、データ集計部320、可視化データベース記憶部330および画面表示部340をそれぞれ含む。
データ取得部310は、所定の周期P’で起動され、通信ネットワークNW3A〜NW3B(図1)のうちの当該可視化サーバに対応した通信ネットワークを介して蓄積サーバ
21にアクセスし、共通データベース記憶部220(図3)に保存された共通データベースから、利用者への情報提供に必要なデータを取得する。そして、データ取得部310は、データ集計部320を起動すると共に、蓄積サーバ21から取得したデータをデータ集計部320に出力する。なお、データ取得部310は、蓄積サーバ21から取得したデータを可視化データベース記憶部330に保存しておくようにしてもよい。
データ集計部320は、データ取得部310から出力されるデータを集計して、利用者に提供する情報を生成し、該生成した情報をデータベース化して可視化データベース記憶部330に保存する。このとき、データ集計部320は、現在時刻と、集計対象とするデータのヘッダー領域HA(図4)に格納された履歴情報とに基づいて、当該データの整合性を判定する。このデータ集計部320における整合性の判定方法の詳細については後述する。
画面表示部340は、利用者が操作する端末装置350からオンデマンドで起動され、可視化データベース記憶部330に保存された情報に基づいて、利用者に提供する情報を可視化した画面データを生成し、該画面データを端末装置350に表示する。この画面表示部340における処理は、データ取得部310およびデータ集計部310における各処理とは非同期に実行される。
ここで、上記データ集計部320で作成されるデータベース(前述した共通データベースと区別するために、以下では可視化情報データベースと呼ぶ)について詳しく説明する。図6は、可視化情報データベースにおける1つのテナントシステムに対応したレコード構成の一例を示している。このレコード構成は、データ取得部310から周期P’で出力されるデータをデータ集計部320で集計することにより生成した可視化情報データをn’周期分格納するデータ領域DA’と、時刻に関する履歴情報をデータ領域DA’の前に付加したヘッダー領域HA’とを有する。
ヘッダー領域HA’には、基準時刻T’を格納する部分P1’と、最新時刻T’を格納する部分P2’と、更新時刻T’を格納する部分P3’とが、所定の位置に配置されている。基準時刻T’は、データ領域DA’の先頭に格納される可視化情報データが生成された時刻を示す。最新時刻T’は、データ領域DA’の最後尾に格納される可視化情報データが生成された時刻を示す。更新時刻T’は、可視化サーバにおいて可視化情報データベースの当該レコード部分が更新された時刻を示す。なお、上記履歴情報のうちの基準時刻T’および更新時刻T’は省略することも可能である。
次に、上記のような監視システムの一実施形態における動作について説明する。
最初に、各収集サーバ11〜14によるトラフィックデータの収集、および、各収集サーバ11〜14から蓄積サーバ21へのデータの転送が正常に行われる場合を説明する。図7は、この場合の各階層のサーバにおける処理の流れの一例を示す図である。図7の例では、各収集サーバ11〜14がトラフィックデータを収集する周期P、および、各可視化サーバ3A〜3Cが蓄積サーバ21の共通データベースから所要のトラフィックデータを取得する周期P’が、それぞれ1分に設定されている。ただし、各周期P,P’の設定が上記の一例に限定されることを意味するものではない。
図7において、各収集サーバ11〜14では、収集サーバ管理部150が1分周期でデータ収集部110および収集データ解析部130を順に起動することにより、サブネットワーク内にある各装置(DEV,TAP)からトラフィックデータが収集され、該トラフィックデータがその収集時刻と伴に収集データ記憶部120に保存される。該収集データ記憶部120の保存データは、収集データ送信部140により監視ネットワークNW2を経由して蓄積サーバ21に1分周期で送信される。
蓄積サーバ21では、各収集サーバ11〜14から1分周期で送られてくるデータ(トラフィックデータおよびその収集時刻)が収集情報受付部210で受信される。収集情報受付部210では、テナントシステム毎に、各周期のトラフィックデータが、前述の図4に示したレコード構成におけるデータ領域DA内に先頭から順番に格納される。データ領域DAの先頭から最後尾までトラフィックデータが格納されると、その後は最新のトラフィックデータが最後尾に格納されるように前詰めでデータ領域DA内の格納データが更新される。このとき、データ領域DAの先頭に格納されるトラフィックデータの収集時刻が、当該レコードのヘッダー領域HA内の部分P1に基準時刻Tとして付加される。また、データ領域DAの最後尾に格納されるトラフィックデータの収集時刻が、当該レコードのヘッダー領域HA内の部分P2に最新時刻Tとして付加される。さらに、上記レコードの格納データを更新した時刻が、ヘッダー領域HA内の部分P3に更新時刻Tとして付加される。これにより、各テナントシステムのトラフィックデータについて、n周期前のものから最新のものまでを纏めた共通データベースが、共通データベース記憶部220に保存される。
上記各収集サーバ11〜14および蓄積サーバ21におけるトラフィックデータの収集およびデータベース化の処理とは非同期に、各可視化サーバ3A〜3Cでは、データ取得部310が1分周期で蓄積サーバ21にアクセスすることで、利用者への情報提供に必要なデータが共通データベースより取得され、該取得データがデータ取得部310からデータ集計部320に出力される。データ集計部320では、データ取得部310からの取得データを用いて可視化情報データベースを作成する前に、現在時刻と、上記取得データのヘッダー領域HAに格納された履歴情報とに基づいて、当該データの整合性を判定する処理が実行される。
上記整合性の判定処理では、まず、現在時刻と取得データの最新時刻Tとの差が求められ、その差が予め設定した第1閾値以内か否かが判断される。第1閾値は、各収集サーバ11〜14でトラフィックデータの収集が行われる周期Pと、各可視化サーバ3A〜3Cで共通データベースからのデータの取得が行われる周期P’とを足し合わせた値が設定されるようにするのが好ましい。図7に示した例では第1閾値が2分に設定される。ここでは、各収集サーバ11〜14によるトラフィックデータの収集、および、各収集サーバ11〜14から蓄積サーバ21へのデータの転送が正常に行われた場合を想定しているので、現在時刻と最新時刻Tの差は第1閾値以内になる。この場合、可視化サーバのデータ集計部320では、サーバ間で転送されたデータが整合しており、共通データベースから取得したデータが最新のものであることが判定される。
上記判定の結果を受けて、データ集計部320では、上記取得データの集計が行われ、利用者に提供する可視化情報のデータが生成される。該生成された可視化情報データは、前述の図6に示したレコード構成におけるデータ領域DA’内に先頭から順番に格納される。データ領域DAの先頭から最後尾まで周期P’毎の可視化情報データが格納されると、その後は最新の可視化情報データが最後尾に格納されるように前詰めでデータ領域DA’内の格納データが更新される。このとき、データ領域DA’の先頭に格納される可視化情報データの生成時刻が、当該レコードのヘッダー領域HA’内の部分P1’に基準時刻T’として付加される。また、データ領域DA’の最後尾に格納される可視化情報データの生成時刻が、当該レコードのヘッダー領域HA’内の部分P2’に最新時刻T’として付加される。さらに、上記レコードの格納データを更新した時刻が、ヘッダー領域HA’内の部分P3’に更新時刻T’として付加される。これにより、可視化情報データについて、n’周期前のものから最新のものまでを纏めたデータベースが、可視化データベース記憶部330に保存される。
そして、利用者が端末装置350を操作して所要のトラフィックデータに関する情報提供を可視化サーバに要求すると、該可視化サーバの画面表示部340において、可視化データベース記憶部330に保存された情報を基に、利用者に提供する情報を可視化した画面データが生成され、該画面データが端末装置350に表示される。
次に、各収集サーバ11〜14から蓄積サーバ21へのデータの転送に異常が発生した場合について説明する。図8は、この場合の各階層のサーバにおける処理の流れの一例を示した図である。図8の例においても、前述した図7の場合と同様に、各収集サーバ11〜14がトラフィックデータを収集する周期P、および、各可視化サーバ3A〜3Cが蓄積サーバ21の共通データベースから所要のトラフィックデータを取得する周期P’を、それぞれ1分としている。
図8において、各収集サーバ11〜14におけるトラフィックデータの収集は、前述した図7の場合と同様にして行われるものの、あるタイミングで各収集サーバ11〜14と蓄積サーバ21の間を接続する監視ネットワークNW2に障害が発生し、各収集サーバ11〜14から蓄積サーバ21へのトラフィックデータの送信が、上記タイミングに重なる1周期で失敗となる(図8中の×印)。該トラフィックデータの送信失敗により、蓄積サーバ21では、その周期のトラフィックデータが共通データベース記憶部220に保存されなくなる。このため、上記周期の直後のタイミングに、各可視化サーバ3A〜3Cが共通データベースからデータを取得したとき、該取得データに含まれる最新のトラフィックデータは、監視ネットワークNW2に障害が発生する直前に蓄積サーバ21に送られてきたトラフィックデータとなる。このため、可視化サーバのデータ集計部320において、現在時刻と取得データの最新時刻Tとの差を求めると、その差は第1閾値の2分を超えることになる。この場合、可視化サーバのデータ集計部320では、サーバ間で転送されたデータが整合しておらず、共通データベースから取得したデータが最新のものではないことが判定される。
上記判定の結果を受けて、データ集計部320では、最新のトラフィックデータが不明であることを示す情報が生成され、該不明の情報が可視化データベース記憶部330に保存される。この状態で、利用者からの情報提供の要求が端末装置350から画面表示部340に伝えられると、画面表示部340において、可視化データベース記憶部330の保存情報を基に、最新のトラフィックデータが不明であることを利用者に通知するための情報を含んだ画面データが生成され、該画面データが端末装置350に表示される。
取得データが最新のものではないことを判定したデータ集計部320では、さらに、取得データの更新時刻Tと最新時刻Tの差、および、現在時刻と取得データの更新時刻Tとの差がそれぞれ求められ、各々の差が予め設定した第2閾値を超えているか否かが判断される。第2閾値は、各収集サーバ11〜14でトラフィックデータの収集が行われる周期Pに対応した値が設定されるようにするのが好ましく、図8に示した例では第2閾値が1分に設定される。
更新時刻Tと最新時刻Tの差が第2閾値を超えている場合、各収集サーバ11〜14および蓄積サーバ21間を接続する監視ネットワークNW2におけるデータの転送が遅延したことが推定できる。また、現在時刻と更新時刻Tの差が第2閾値を超えている場合には、各収集サーバ11〜14および蓄積サーバ21間を接続する監視ネットワークNW2の障害発生が推定できる。図8の例では、更新時刻Tと最新時刻Tの差は1分以内となり、現在時刻と更新時刻Tの差は1分を超えるようになり、監視ネットワークNW2の障害発生が推定されることになる。上記のようなデータ集計部320における時刻差の演算および第2閾値との大小比較によって、共通データベースから取得したデータが最新のものでなくなっている原因を特定することが可能になる。
監視ネットワークNW2で障害が発生している間、各収集サーバ11〜14の収集データ送信部140では、ポーリング等の処理により、蓄積サーバ21へのデータ送信の失敗が検出される。監視ネットワークNW2の障害が解消されて正常な通信状態に復旧すると、その復旧を検出した収集データ送信部140では、障害発生中に送信失敗となった以前の周期のトラフィックデータを含む複数の周期分のトラフィックデータが纏めて蓄積サーバ21に送信される。図8の例では、2周期分のトラフィックデータが各収集サーバ11〜14から蓄積サーバ21に送信され、該2周期分のトラフィックデータが蓄積サーバ21の共通データベース記憶部220に続けて保存される。
次に、各可視化サーバ3A〜3Cが共通データベースからデータを取得すると、各可視化サーバ3A〜3Cのデータ集計部320では、現在時刻と取得データの最新時刻Tとの差が求められる。この現在時刻と最新時刻Tの差は、監視ネットワークNW2が正常な通信状態に復旧しているので第1閾値以内となり、取得データが最新のものであることが判定される。
この判定結果を受けて、データ集計部320では、現在時刻と、障害発生直前の周期において可視化データベース記憶部330に保存された可視化情報データの最新時刻T’との差が求められる。この現在時刻と最新時刻T’の差は、監視ネットワークNW2で障害が発生している期間を跨ぐことになり、図8の例では2分を超え3分以内になる。データ集計部320は、上記現在時刻と最新時刻T’の差を基に、蓄積サーバ21の共通データベースから2周期分のデータを纏めて取得するように、データ取得部310に指示を与える。該指示に従って共通データベースから纏めて取得された2周期分のデータは、データ取得部310からデータ集計部320に与えられて集計処理が行われる。これにより、前の周期で不明とされたデータが過去に遡って修正されると共に、最新の可視化情報データが可視化データベース記憶部330に保存される。
そして、利用者からの情報提供の要求が端末装置350から画面表示部340に伝えられると、画面表示部340において、可視化データベース記憶部330の保存情報を基に、利用者に提供するトラフィックデータに関する情報を可視化した画面データが生成され、該画面データが端末装置350に表示される。
次に、各収集サーバ11〜14によるトラフィックデータの収集に異常が発生した場合について説明する。図9は、この場合の各階層のサーバにおける処理の流れの一例を示した図である。図9の例においても、前述した図7および図8の場合と同様に、各周期P,P’の設定をそれぞれ1分としている。
あるタイミングで各収集サーバ11〜14によるトラフィックデータの収集に異常が発生すると(図9中の×印)、該タイミングに重なる1周期において、各収集サーバ11〜14から蓄積サーバ21へのトラフィックデータの送信はなくなる。このため、蓄積サーバ21の共通データベースは、当該周期分のトラフィックデータが欠落したものになる。
上記トラフィックデータの欠落が生じた共通データベースから、各可視化サーバ3A〜3Cによりデータが取得されると、該可視化サーバのデータ集計部320において、前述した図8の場合と同様にして、現在時刻と取得データの最新時刻Tとの差が求められ、その差が第1閾値を超えることが判断される。これにより、取得データが最新のものではないことがデータ集計部320で判定され、最新のトラフィックデータが不明であることを示す情報が可視化データベース記憶部330に保存される。この状態で、利用者からの情報提供の要求が端末装置350から画面表示部340に伝えられると、画面表示部340において、可視化データベース記憶部330の保存情報を基に、最新のトラフィックデ
ータが不明であることを示す情報を含んだ画面データが生成され、該画面データが端末装置350に表示される。
各収集サーバ11〜14によるトラフィックデータの収集が正常に行われるようになると、各収集サーバ11〜14から蓄積サーバ21へのトラフィックデータの送信が再開され、共通データベースのトラフィックデータが最新のものに更新される。各可視化サーバ3A〜3Cが上記更新された共通データベースからデータを取得すると、該可視化サーバのデータ集計部320において、現在時刻と取得データの最新時刻Tとの差が求められ、その差が第1閾値以内であることが判断されて、取得データが最新のものであることが判定される。
この判定結果を受けて、データ集計部320では、前述した図8の場合と同様にして、現在時刻と、異常発生直前の周期において可視化データベース記憶部330に保存された可視化情報データの最新時刻T’との差が求められる。この現在時刻と最新時刻T’の差は、各収集サーバ11〜14によるトラフィックデータの収集に異常が発生している期間を跨ぐことになり、図9の例でも2分を超え3分以内になる。データ集計部320は、上記現在時刻と最新時刻T’の差を基に、蓄積サーバ21の共通データベースから2周期分のデータを纏めて取得するように、データ取得部310に指示を与える。
しかしながら、異常が発生していた間のトラフィックデータは共通データベースに蓄積されておらず欠落したままであるので、1周期分のデータのみが共通データベースから取得される。このため、前の周期で不明とされたデータの修正はここでは行われず、1周期分のデータを集計して作成した最新の可視化情報データだけが可視化データベース記憶部330に保存される。この状態で利用者からの情報提供の要求があると、最新のトラフィックデータに関する情報、および、前周期のトラフィックデータが不明であったことを示す情報を含んだ画面データが、利用者の端末装置350に表示されるようになる。
以上説明したように本実施形態の監視システムによれば、複数のテナントシステムのトラフィックデータを3階層のサーバ間で転送して各テナントシステムの監視を行うとき、サーバ間を接続する通信ネットワークで障害や遅延が発生しても、転送データに付加された履歴情報を用いて該転送データの整合性を確実に判定することができるため、利用者に対して最新のトラフィックデータに関する情報をリアルタイムで正確に提供することが可能である。また、サーバ間を転送されるトラフィックデータが最新のものでないと判定された場合に、障害や遅延が生じている原因を推定することができるため、復旧作業を迅速に行うことが可能になる。さらに、障害等が発生している間に取得することができなかったトラフィックデータを過去に遡って取得し、利用者に提供する情報を修正することもできる。これにより、利用者は、監視システムによって提供される各テナントシステムのトラフィックデータに関する情報を信頼して利用することが可能になる。
なお、上述した実施形態では、蓄積サーバ21の共通データベースから取得したトラフィックデータを各可視化サーバ3A〜3Cで集計した後に可視化した情報を利用者の端末装置に表示出力する場合について説明したが、本発明において利用者に提供する情報は、可視化された形態に限定されるものではない。例えば、上位サーバ層で集計した情報を示す信号を利用者の端末装置に出力し、該端末装置で実行されるアラーム発出等の各種処理を制御するようにしてもよい。また、上位サーバ層が複数の可視化サーバ3A〜3Cにより構成される一例を示したが、少なくとも1つの可視化サーバにより上位サーバ層を構成することが可能である。
さらに、利用者に提供する情報の種類や可視化等の情報提供形態が多様化し、より多くのサーバを用いて上位サーバ層を構成することが必要になった場合、該上位サーバ層の内
部を多層化して対応することも可能である。この場合、例えば、上述した実施形態において、各可視化サーバ3A〜3Cのよりも上位に追加した可視化サーバが、各可視化サーバ3A〜3Cに保存された可視化情報データベースから必要なデータを取得し、該追加した可視化サーバが上述した実施形態の場合と同様の処理により取得データの整合性を判定しながら利用者に提供する情報を生成するようにしてもよい。このような応用例からも明らかなように、本発明によるサーバ間データ整合方法は、4階層またはそれ以上に多層化されたサーバ間で転送されるデータの整合をとるのにも有効である。
以上の各実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 複数のテナントシステムのトラフィックデータを周期的に収集する下位サーバ層と、
前記下位サーバ層で収集された各テナントシステムのトラフィックデータが第1通信ネットワークを介して周期的に与えられ、該トラフィックデータを蓄積する中間サーバ層と、
前記第1通信ネットワークとは異なる第2通信ネットワークを介して前記中間サーバ層に周期的にアクセスし、該中間サーバ層に蓄積されたトラフィックデータから必要なトラフィックデータを取得し、該取得したトラフィックデータを集計して生成した情報を利用者に提供する上位サーバ層と、
を備えたトラフィックデータの監視システムであって、
前記中間サーバ層は、前記下位サーバ層から前記第1通信ネットワークを介して周期的に与えられるトラフィックデータを、前記テナントシステム毎に用意したレコードに順次格納すると共に、該レコードに最後に格納されたトラフィックデータが前記下位サーバ層において収集された時刻を示す最新時刻を少なくとも含んだ履歴情報を前記レコードに付加することによって、前記各テナントシステムのトラフィックデータを纏めた共通データベースを作成して保存するデータ蓄積手段を具備し、
前記上位サーバ層は、前記中間サーバ層に保存された前記共通データベースから必要なトラフィックデータを前記レコード単位で周期的に取得し、該トラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報および現在時刻に基づいて、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されているか否かを判定する整合判定手段を具備することを特徴とする監視システム。
(付記2) 付記1に記載の監視システムであって、
前記整合判定手段は、現在時刻と、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報の最新時刻との差を求め、その差が、前記下位サーバ層においてトラフィックデータが収集される周期および前記上位サーバ層において前記共通データベースから必要なトラフィックデータが取得される周期に応じて設定した第1閾値以内であるとき、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されていると判定することを特徴とする監視システム。
(付記3) 付記1または2に記載の監視システムであって、
前記蓄積手段は、前記レコードが最後に更新された時刻を示す更新時刻を含んだ前記履歴情報を前記レコードに付加し、
前記整合判定手段は、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報および現在時刻に基づいて、前記第1通信ネットワークにおける障害の発生または遅延を推定することを特徴とする監視システム。
(付記4) 付記3に記載の監視システムであって、
前記整合判定手段は、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報の更新時刻と最新時刻の差を求め、その差が、前記下位サーバ層においてトラフィックデータが収集される周期に応じて設定した第2閾値を超えているときに、
前記第1通信ネットワークにおけるデータ転送の遅延を推定し、かつ、現在時刻と、前記履歴情報の更新時刻との差を求め、その差が前記第2閾値を超えているときに、前記第1通信ネットワークにおける障害の発生を推定することを特徴とする監視システム。
(付記5) 付記1〜4のいずれか1つに記載の監視システムであって、
前記上位サーバ層は、前記共通データベースから周期的に取得したトラフィックデータを集計して生成した情報を示すデータを、前記テナントシステム毎に用意したレコードに順次格納すると共に、該レコードに最後に格納されたデータが生成された時刻を示す最新時刻を少なくとも含んだ履歴情報を前記レコードに付加することによって、利用者に提供する情報を纏めた提供情報データベースを作成して保存する情報蓄積手段を備え、
前記整合判定手段は、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報に基づいて、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されていないことを判定した後、次に前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されていることを判定したときに、前記提供情報データベースの対応するレコードに付加された前記履歴情報および現在時間に基づいて、前記共通データベースから最新のトラフィックデータを取得できなかった期間を判断し、該期間に対応するトラフィックデータを纏めて前記共通データベースから取得して集計することにより、前記期間に作成された前記提供情報データベースを過去に遡って修正することを特徴とする監視システム。
(付記6) 付記1〜5のいずれか1つに記載の監視システムであって、
前記上位サーバ層は、前記共通データベースから取得したトラフィックデータを集計して生成した情報を可視化して利用者に提供することを特徴とする監視システム。
(付記7) 複数のテナントシステムのトラフィックデータを周期的に収集する下位サーバ層と、
前記下位サーバ層で収集された各テナントシステムのトラフィックデータが第1通信ネットワークを介して周期的に与えられ、該トラフィックデータを蓄積する中間サーバ層と、
前記第1通信ネットワークとは異なる第2通信ネットワークを介して前記中間サーバ層に周期的にアクセスし、該中間サーバ層に蓄積されたトラフィックデータから必要なトラフィックデータを取得し、該取得したトラフィックデータを集計して生成した情報を利用者に提供する上位サーバ層と、
を備えたトラフィックデータの監視システムにおけるサーバ間データ整合方法であって、
前記中間サーバ層において、前記下位サーバ層から前記第1通信ネットワークを介して周期的に与えられるトラフィックデータを、前記テナントシステム毎に用意したレコードに順次格納すると共に、該レコードに最後に格納されたトラフィックデータが前記下位サーバ層において収集された時刻を示す最新時刻を少なくとも含んだ履歴情報を前記レコードに付加することによって、前記各テナントシステムのトラフィックデータを纏めた共通データベースを作成して保存し、
前記上位サーバ層において、前記中間サーバ層に保存された前記共通データベースから必要なトラフィックデータを前記レコード単位で周期的に取得し、該トラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報および現在時刻に基づいて、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されているか否かを判定することを特徴とするサーバ間データ整合方法。
(付記8) 付記7に記載のサーバ間データ整合方法であって、
前記上位サーバ層において、現在時刻と、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報の最新時刻との差を求め、その差が、前記下位サーバ層においてトラフィックデータが収集される周期および前記上位サーバ層において前記
共通データベースから必要なトラフィックデータが取得される周期に応じて設定した第1閾値以内であるとき、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されていると判定することを特徴とするサーバ間データ整合方法。
(付記9) 付記7または8に記載のサーバ間データ整合方法であって、
前記中間サーバ層において、前記レコードが最後に更新された時刻を示す更新時刻を含んだ前記履歴情報を前記レコードに付加し、
前記上位サーバ層において、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報および現在時刻に基づいて、前記第1通信ネットワークにおける障害の発生または遅延を推定することを特徴とするサーバ間データ整合方法。
(付記10) 付記9に記載のサーバ間データ整合方法であって、
前記上位サーバ層において、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報の更新時刻と最新時刻の差を求め、その差が、前記下位サーバ層においてトラフィックデータが収集される周期に応じて設定した第2閾値を超えているときに、前記第1通信ネットワークにおけるデータ転送の遅延を推定し、かつ、現在時刻と、前記履歴情報の更新時刻との差を求め、その差が前記第2閾値を超えているときに、前記第1通信ネットワークにおける障害の発生を推定することを特徴とするサーバ間データ整合方法。
(付記11) 付記7〜10のいずれか1つに記載のサーバ間データ整合方法であって、
前記上位サーバ層において、前記共通データベースから周期的に取得したトラフィックデータを集計して生成した情報を示すデータを、前記テナントシステム毎に用意したレコードに順次格納すると共に、該レコードに最後に格納されたデータが生成された時刻を示す最新時刻を少なくとも含んだ履歴情報を前記レコードに付加することによって、利用者に提供する情報を纏めた提供情報データベースを作成して保存し、さらに、
前記上位サーバ層において、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報に基づいて、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されていないことを判定した後、次に前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されていることを判定したときに、前記提供情報データベースの対応するレコードに付加された前記履歴情報および現在時間に基づいて、前記共通データベースから最新のトラフィックデータを取得できなかった期間を判断し、該期間に対応するトラフィックデータを纏めて前記共通データベースから取得して集計することにより、前記期間に作成された前記提供情報データベースを過去に遡って修正することを特徴とするサーバ間データ整合方法。
1…下位サーバ層
11,12,13,14…収集サーバ
110…データ収集部
120…収集データ記憶部
130…収集データ解析部
140…収集データ送信部
150…収集サーバ管理部
2…中間サーバ層
21…蓄積サーバ
210…収集情報受付部
220…共通データベース記憶部
230…インターフェイス部
3…上位サーバ層
3A,3B,3C…可視化サーバ
310…データ取得部
320…データ集計部
330…可視化データベース記憶部
340…画面表示部
350…端末装置
NW1…監視対象ネットワーク
NW2…監視ネットワーク
NW3A,NW3B,NW3C…通信ネットワーク
TS1,TS2,TS3,TS4…テナントシステム
DA…データ領域
HA…ヘッダー領域
,T’…基準時間
,T’…最新時間
,T’…更新時間
P,P’…周期

Claims (6)

  1. 複数のテナントシステムのトラフィックデータを周期的に収集する下位サーバ層と、
    前記下位サーバ層で収集された各テナントシステムのトラフィックデータが第1通信ネットワークを介して周期的に与えられ、該トラフィックデータを蓄積する中間サーバ層と、
    前記第1通信ネットワークとは異なる第2通信ネットワークを介して前記中間サーバ層に周期的にアクセスし、該中間サーバ層に蓄積されたトラフィックデータから必要なトラフィックデータを取得し、該取得したトラフィックデータを集計して生成した情報を利用者に提供する上位サーバ層と、
    を備えたトラフィックデータの監視システムであって、
    前記中間サーバ層は、前記下位サーバ層から前記第1通信ネットワークを介して周期的に与えられるトラフィックデータを、前記テナントシステム毎に用意したレコードに順次格納すると共に、該レコードに最後に格納されたトラフィックデータが前記下位サーバ層において収集された時刻を示す最新時刻を少なくとも含んだ履歴情報を前記レコードに付加することによって、前記各テナントシステムのトラフィックデータを纏めた共通データベースを作成して保存するデータ蓄積手段を具備し、
    前記上位サーバ層は、前記中間サーバ層に保存された前記共通データベースから必要なトラフィックデータを前記レコード単位で周期的に取得し、該トラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報および現在時刻に基づいて、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されているか否かを判定する整合判定手段を具備することを特徴とする監視システム。
  2. 請求項1に記載の監視システムであって、
    前記整合判定手段は、現在時刻と、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報の最新時刻との差を求め、その差が、前記下位サーバ層においてトラフィックデータが収集される周期および前記上位サーバ層において前記共通データベースから必要なトラフィックデータが取得される周期に応じて設定した第1閾値以内であるとき、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されていると判定することを特徴とする監視システム。
  3. 請求項1または2に記載の監視システムであって、
    前記蓄積手段は、前記レコードが最後に更新された時刻を示す更新時刻を含んだ前記履歴情報を前記レコードに付加し、
    前記整合判定手段は、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報および現在時刻に基づいて、前記第1通信ネットワークにおける障害の発生または遅延を推定することを特徴とする監視システム。
  4. 請求項3に記載の監視システムであって、
    前記整合判定手段は、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報の更新時刻と最新時刻の差を求め、その差が、前記下位サーバ層においてトラフィックデータが収集される周期に応じて設定した第2閾値を超えているときに、前記第1通信ネットワークにおけるデータ転送の遅延を推定し、かつ、現在時刻と、前記履歴情報の更新時刻との差を求め、その差が前記第2閾値を超えているときに、前記第1通信ネットワークにおける障害の発生を推定することを特徴とする監視システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の監視システムであって、
    前記上位サーバ層は、前記共通データベースから周期的に取得したトラフィックデータを集計して生成した情報を示すデータを、前記テナントシステム毎に用意したレコードに順次格納すると共に、該レコードに最後に格納されたデータが生成された時刻を示す最新
    時刻を少なくとも含んだ履歴情報を前記レコードに付加することによって、利用者に提供する情報を纏めた提供情報データベースを作成して保存する情報蓄積手段を備え、
    前記整合判定手段は、前記取得されたトラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報に基づいて、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されていないことを判定した後、次に前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されていることを判定したときに、前記提供情報データベースの対応するレコードに付加された前記履歴情報および現在時間に基づいて、前記共通データベースから最新のトラフィックデータを取得できなかった期間を判断し、該期間に対応するトラフィックデータを纏めて前記共通データベースから取得して集計することにより、前記期間に作成された前記提供情報データベースを過去に遡って修正することを特徴とする監視システム。
  6. 複数のテナントシステムのトラフィックデータを周期的に収集する下位サーバ層と、
    前記下位サーバ層で収集された各テナントシステムのトラフィックデータが第1通信ネットワークを介して周期的に与えられ、該トラフィックデータを蓄積する中間サーバ層と、
    前記第1通信ネットワークとは異なる第2通信ネットワークを介して前記中間サーバ層に周期的にアクセスし、該中間サーバ層に蓄積されたトラフィックデータから必要なトラフィックデータを取得し、該取得したトラフィックデータを集計して生成した情報を利用者に提供する上位サーバ層と、
    を備えたトラフィックデータの監視システムにおけるサーバ間データ整合方法であって、
    前記中間サーバ層において、前記下位サーバ層から前記第1通信ネットワークを介して周期的に与えられるトラフィックデータを、前記テナントシステム毎に用意したレコードに順次格納すると共に、該レコードに最後に格納されたトラフィックデータが前記下位サーバ層において収集された時刻を示す最新時刻を少なくとも含んだ履歴情報を前記レコードに付加することによって、前記各テナントシステムのトラフィックデータを纏めた共通データベースを作成して保存し、
    前記上位サーバ層において、前記中間サーバ層に保存された前記共通データベースから必要なトラフィックデータを前記レコード単位で周期的に取得し、該トラフィックデータを格納するレコードに付加された前記履歴情報および現在時刻に基づいて、前記レコードに最新のトラフィックデータが格納されているか否かを判定することを特徴とするサーバ間データ整合方法。
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