JP5597349B2 - 組電池の接続異常診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のセルを並列に接続した並列ブロックを複数ブロック直列に接続した組電池の接続異常を診断する装置に関する。
従来、複数のセルを並列に接続した並列ブロックを複数ブロック直列に接続した組電池において、組電池の所定容量の放電または充電前後の各並列ブロックの電圧変化量に基づいて、電圧変化量の大きな並列ブロックを並列接続セルの異常と判定する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−31120号公報
しかしながら、並列ブロックの電圧を検出するための電圧検出線がセルに直接接続されている状態で、当該電圧検出線が接続されたセルが強電ラインからセルが外れるような接続異常が生じても、強電ラインから外れたセルの電圧を電圧検出線を介して検出し続けるために、特許文献1に記載の技術では、そのような接続異常を検出することができないという問題があった。
本発明による組電池の接続異常診断装置は、複数のセルを並列に接続した並列ブロックを複数ブロック直列に接続した組電池の接続異常を診断する装置であって、並列ブロックのいずれかのセルに電圧検出線を介して接続され、該接続されたセルの電圧を検出することで、各並列ブロックの電圧を検出する並列ブロック電圧検出手段を備え、組電池の充電および放電のいずれか一方が行われた時の各並列ブロックの電圧変化量が所定の判定しきい値以下である場合に、並列ブロック電圧検出手段が接続されたセルの接続異常が生じていると判定することを特徴とする。
本発明によれば、並列ブロックの電圧を検出するための電圧検出線がセルに直接接続されている状態で、セル間を接続する強電ラインからセルが外れるような接続異常が生じた場合でも、そのような接続異常を確実に検出することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の各実施の形態について説明する。以下では、本願発明の組電池の接続異常診断装置を電気自動車(EV)のバッテリに適用した実施の形態を説明する。なお、本願発明の組電池の接続異常診断装置は、電気自動車のバッテリへの適用に限定されず、ハイブリッド車両およびエンジン車両のバッテリや、車両以外の装置に用いられるバッテリに適用することができる。
−第1の実施の形態−
図1は、第1の実施の形態における組電池の接続異常診断装置の構成を示す図である。組電池1は、一般にセルと呼ばれる単電池2を2個ずつ並列に接続して4組の並列ブロック1a〜1dを構成し、さらにこれら4組の並列ブロック1a〜1dを直列に接続したものである。本明細書では、バッテリコントローラ3および車両コントローラ4へ制御電源を供給する補助バッテリ5と区別するため、組電池1をメインバッテリと呼ぶ。
なお、この第1の実施の形態では、2個のセルを並列に接続して4組の並列ブロックを構成し、これら4組の並列ブロックを直列に接続した組電池を例に上げて説明するが、並列ブロック内のセルの並列接続数と並列ブロックの直列接続数は、この第1の実施の形態の数量に限定されない。
メインバッテリ1は、電流センサ6とメインリレー7を介して、インバータ8および補機システム10へ接続され、インバータ8および補機システム10へ直流電力を供給する。インバータ8は、メインバッテリ1の直流電力を交流電力に変換して走行駆動用交流モータ9に印加し、モータ9を駆動して車両を走行させる。インバータ8はまた、車両の制動時にモータ9で発生した交流回生電力を直流電力に変換し、メインバッテリ1を充電する。
バッテリコントローラ3は、CPU3a、メモリ3b、タイマ3c、セル電圧検出部3d、容量調整部3eなどから構成され、メインバッテリ1の充放電と容量調整を制御するとともに、セルの異常診断を行う。セル電圧検出部3dは、メインバッテリ1の各並列ブロック1a〜1dに2個ずつ並列接続されたセル2の平均端子電圧を検出する。容量調整部3eは、セル電圧検出部3dで検出した各並列ブロック1a〜1dのセル平均端子電圧に基づいて、並列ブロック間の容量バラツキを補正する。この容量調整部3eの詳細については後述する。
車両コントローラ4は、インバータ8および補機システム10を制御して、車両の走行と補機の作動を制御する。なお、補機システム10には、空調装置、灯火類、ワイパーなどが含まれる。電流センサ6は、メインバッテリ1からインバータ8へ流れる放電電流と、インバータ8からメインバッテリ1へ流れる充電電流とを検出し、CPU3aへ出力する。メインリレー7は、CPU3aからの指令信号に基づいて開閉され、メインバッテリ1とその負荷(モータ9および補機システム10)との間の接続と開放を行う。
電圧センサ11は、メインバッテリ1の総電圧を検出し、CPU3aへ出力する。温度センサ12は、メインバッテリ1の温度を検出し、CPU3aへ出力する。メインスイッチ13は、エンジンを走行駆動源とする従来の自動車のイグニッションスイッチに相当するものであり、電気自動車のメインキーが走行位置に設定されると閉路(オン)する。警告灯14は、電気自動車に何らかの異常が発生したときに点灯して乗員に異常発生を報知する。
図2は、容量調整部3eの詳細な構成を示す図である。メインバッテリ1の並列ブロック1aには、抵抗器R1およびトランジスタTr1の直列回路25が並列に接続される。同様に、並列ブロック1b〜1dにもそれぞれ、抵抗器R2〜R4およびトランジスタTr2〜Tr4の直列回路26〜28が並列に接続される。この抵抗器R1〜R4およびトランジスタTr1〜Tr4の直列回路25〜28は、各並列ブロック1a〜1d内のセル2の充電容量SOC(State Of Charge)を放電するための回路であり、抵抗器R1〜R4は放電抵抗、トランジスタTr1〜Tr4は放電と停止を行うスイッチである。なお、この第1の実施の形態では、放電回路25〜28のスイッチとしてトランジスタTr1〜Tr4を用いた例を示すが、トランジスタ以外のFETなどの半導体スイッチング素子や、リレーなどを用いてもよい。
CPU3aは、各並列ブロック1a〜1dに接続される各トランジスタTr1〜Tr4のベース端子へ制御信号を送り、トランジスタTr1〜Tr4ごとにオン(導通)とオフ(非導通)とを制御する。トランジスタTr1〜Tr4がオンすると、各並列ブロック1a〜1dのセル2の充電電力が抵抗器R1〜R4を介して放電し、放電分だけ充電容量SOCが減少する。CPU3aは、各トランジスタTr1〜Tr4のオンとオフとを繰り返してデューティ制御を行う。デューティは、各並列ブロック1a〜1dの放電容量と放電時間(容量調整時間)とに基づいて決定する。
各トランジスタTr1〜Tr4のコレクタ端子およびエミッタ端子間にはそれぞれ、電圧センサ21〜24が並列に接続されている。トランジスタTr1〜Tr4がオンすると、コレクタ端子〜エミッタ端子間電圧がほぼ0Vになり、オフすると、コレクタ端子〜エミッタ端子間電圧が並列ブロック1a〜1dのセル両端電圧になる。CPU3aは、電圧センサ21〜24により、トランジスタTr1〜Tr4のコレクタ端子〜エミッタ端子間電圧をモニターし、各トランジスタTr1〜Tr4の動作状況、つまり各並列ブロック1a〜1dの容量調整状況を確認する。
容量調整部3eは、メインバッテリ1の並列ブロック1a〜1d単位で容量調整を行い、いずれかの並列ブロックが過充電状態または過放電状態になってメインバッテリ1の容量を十分に利用できなくなるのを防止する。しかし、容量調整部3eでは、各並列ブロック1a〜1d内の並列接続セルの容量バラツキを調整することはできない。各並列ブロック1a〜1d内の並列接続セルの容量バラツキは、容量自己調整により解消される。
ここで、各並列ブロック内の並列に接続されたセルの容量自己調整について簡単に説明する。並列に接続された2個のセルの間に容量のバラツキがあると、容量が高い側すなわち端子電圧が高い側のセルの容量が、容量の低い側すなわち端子電圧が低い側のセルへ徐々に移動し、2個の並列セルは等容量になろうとする性質がある。この性質は容量自己調整と呼ばれ、容量差(セル開放電圧の差)が大きいほど等容量に近い状態になるまでの容量の変化速度が速く、容量差が小さくなって等容量に近い状態になると容量変化速度は遅くなる。
図3は、メインバッテリ1を構成する各セルの実際の接続関係、および、電圧検出線の接続関係を示す図である。ただし、図3では、4組の並列ブロック1a〜1dのうち、3組の並列ブロック1a〜1cのみを示している。また、図3では、各セルを区別するため、並列ブロック1aを構成するセルの符号を2a1、2a2、並列ブロック1bを構成するセルの符号を2b1、2b2、並列ブロック1cを構成するセルの符号を2c1、2c2としている。なお、図示はしないが、並列ブロック1dを構成するセルの符号を2d1、2d2とする。
図3に示すように、並列ブロック1aを構成するセル2a1、2a2の正極は、導電性のバスバー31で接続されている。並列ブロック1aを構成するセル2a1、2a2の負極と、並列ブロック1bを構成するセル2b1、2b2の正極とは、導電性のバスバー32で接続されている。また、並列ブロック1bを構成するセル2b1、2b2の負極と、並列ブロック1cを構成するセル2c1、2c2の正極とは、導電性のバスバー33で接続されており、並列ブロック1cを構成するセル2c1、2c2の負極と、並列ブロック1dを構成するセル2d1、2d2の正極とは、導電性のバスバー34で接続されている。
電圧検出線41および42は、並列ブロック1aの電圧を検出するための線であり、電圧検出線43および44は、並列ブロック1bの電圧を検出するための線である。また、電圧検出線44および45は、並列ブロック1cの電圧を検出するための線である。
電圧検出線41は、セル2a1とバスバー31との接続点で友締めされており、電圧検出線42、43は、セル2b2とバスバー32との接続点で友締めされている。また、電圧検出線44は、セル2c2とバスバー33との接続点で友締めされており、電圧検出線45は、セル2d2(不図示)とバスバー34との接続点で友締めされている。
図4は、電圧検出線42および43とバスバー32とを締結している箇所の友締めが緩んだ状態を示す図である。セル2b2は、バスバー32から外れた非接続状態となっている。この場合、電圧検出線42および43は、セル2b2との接触が保たれているので、セルの電圧を検出することが可能であるが、バスバーとの接触抵抗が高いため、セル2b2にはほとんど電流が流れなくなる。図4に示すように、電圧検出線43および44を用いて検出される電圧は、セル2b2の電圧となるため、メインバッテリ1の全体が通電していても、電圧検出線43および44で検出される電圧はほとんど変動しない。
図5は、セル2とバスバー51および電圧検出線52との接続関係の一例を示す図である。図5に示す接続例では、セル2に、バスバー51と接続する部位54が設けられるとともに、電圧検出線52と接続する部位53が設けられている。従って、バスバー51とセル2との締結がゆるくて、バスバー51が外れた場合や、バスバー51とセル2との接続不良が生じている場合には、図4で説明したようなことが起こる。すなわち、メインバッテリ1の全体が通電していても、電圧検出線52が接続されているセル2にはほとんど電流が流れず、電圧検出線52を介して接続されるセル電圧はほとんど変動しない。
第1の実施の形態における組電池の接続異常診断装置では、図4を用いて説明したような友締めの緩みや、図5を用いて説明したようなバスバーの外れ等のような接続異常、すなわち、電圧検出線がセルと接続されている状態で、セルが強電ラインから外れる接続異常を検出する。強電ラインとは、図4に示すバスバー31〜35のような各セル間を結ぶ線である。
図6は、第1の実施の形態における組電池の接続異常診断装置によって行われる処理内容を示すフローチャートである。ステップS1から始まる処理は、バッテリコントローラ3のCPU3aによって行われる。
ステップS1では、セル電圧検出部3dによって、各並列ブロック1a〜1dの電圧を検出して、ステップS2に進む。ステップS2では、メインバッテリ1が所定容量Ahの充電または放電を行ったか否かを判定する。この判定は、電流センサ6によって検出される電流に基づいて行う。所定容量Ahは、メインバッテリ1の容量によるが、例えば、メインバッテリ1の満充電時の容量の5〜10%程度の値とする。一定方向(充電方向または放電方向)の電流が流れることによって、メインバッテリ1が所定容量Ahの充電または放電を行ったと判定すると、ステップS3に進み、行っていないと判定すると、ステップS1に戻る。
ステップS3では、セル電圧検出部3dによって再び、各並列ブロック1a〜1dの電圧を検出して、ステップS4に進む。ステップS4では、ステップS1およびS3で検出した電圧に基づいて、各並列ブロック1a〜1dごとに電圧変化量を求め、求めた電圧変化量が所定の判定しきい値以下の並列ブロックが存在するか否かを判定する。所定の判定しきい値は、メインバッテリ1が所定容量Ahの充電または放電を行った際に、各並列ブロック1a〜1dの電圧が変化すると推定される推定電圧変化量よりは少なくとも小さい値であり、実験等によって適切な値を設定しておけばよい(例えば、0.1V以下の値とする)。電圧変化量が所定の判定しきい値以下の並列ブロックが存在しないと判定すると、接続異常は発生していないと判定してフローチャートの処理を終了する。一方、電圧変化量が所定の判定しきい値以下の並列ブロックが存在すると判定すると、ステップS5に進む。
ステップS5では、電圧変化量が所定の判定しきい値以下の並列ブロックにおいて、接続異常が存在すると判定する。すなわち、所定容量Ahの充電または放電を行ったにもかかわらず、電圧変化量が所定の判定しきい値以下の並列ブロックに接続異常が発生していると判定する。接続異常とは、図4および図5を用いて説明したような異常である。この場合、例えば、警告灯14を点灯させることによって、接続異常が生じていることをユーザに報知して、フローチャートの処理を終了する。
以上、第1の実施の形態における組電池の接続異常診断装置によれば、複数のセル2を並列に接続した並列ブロック1a〜1dを複数ブロック直列に接続した組電池1の接続異常を診断する際に、組電池1の充電および放電のいずれか一方が行われた時の各並列ブロックの電圧変化量が所定の判定しきい値以下の場合に、セルの接続異常が生じていると判定する。これにより、並列ブロック1a〜1dの電圧を検出するための電圧検出線がセル2に接続されている状態で、セルが強電ラインから外れるような接続異常が発生した場合でも、そのような接続異常を確実に検出することができる。
特に、組電池1の所定容量の放電または充電前後における各並列ブロック1a〜1dの電圧変化量が所定の判定しきい値以下である場合に、接続異常が生じていると判定するので、より確実に接続異常を検出することができる。
−第2の実施の形態−
第2の実施の形態における組電池の接続異常診断装置は、接続異常の診断方法が第1の実施の形態における組電池の接続異常診断装置と異なる。以下では、第2の実施の形態における組電池の接続異常診断装置による異常診断方法について説明する。なお、第1の実施の形態におけるCPU3aと区別するため、第2の実施の形態におけるCPUの符号を3aAとする。
図7は、第2の実施の形態における組電池の接続異常診断装置によって行われる処理内容を示すフローチャートである。ステップS11から始まる処理は、バッテリコントローラ3のCPU3aAによって行われる。なお、第2の実施の形態における組電池の接続異常診断装置では、セル電圧検出部3dによって、各並列ブロック1a〜1dの電圧を定期的(例えば、所定時間ごと)に検出する。
ステップS11では、定期的に検出される各並列ブロック1a〜1dの電圧に基づいて、全ての並列ブロック1a〜1dの電圧変化量を求めて、ステップS12に進む。なお、電圧変化量は、電圧検出時刻が1番新しい電圧値および2番目に新しい電圧値の電圧差を求める。ステップS12では、全並列ブロック1a〜1dの電圧変化量の平均値を算出して、ステップS13に進む。
ステップS13では、ステップS12で算出した全並列ブロック1a〜1dの電圧変化量の平均値が所定値以上であるか否かを判定する。所定値は、メインバッテリ1が使用されていることを判定するためのしきい値であり、セル電圧検出部3dの電圧検出性能にもよるが、例えば、0.3Vとする。全並列ブロック1a〜1dの電圧変化量の平均値が所定値以上であると判定するとステップS14に進み、所定値未満であると判定すると、ステップS11に戻る。
ステップS14では、電圧変化量の最も小さい並列ブロックの電圧変化量が所定の判定しきい値以下であるか否かを判定する。所定の判定しきい値は、第1の実施の形態と同様に、実験等によって適切な値を設定しておけばよい(例えば、0.1V以下の値とする)。電圧変化量の最も小さい並列ブロックの電圧変化量が所定の判定しきい値以下ではないと判定すると、接続異常は発生していないと判定してフローチャートの処理を終了する。
一方、電圧変化量の最も小さい並列ブロックの電圧変化量が所定の判定しきい値以下であると判定すると、ステップS15に進む。ステップS15では、電圧変化量の最も小さい並列ブロックにおいて、接続異常が存在すると判定する。接続異常とは、図4および図5を用いて説明したような異常である。この場合、例えば、警告灯14を点灯させることによって、接続異常が生じていることをユーザに報知して、フローチャートの処理を終了する。
以上、第2の実施の形態における組電池の接続異常診断装置によれば、全ての並列ブロック1a〜1dの電圧変化量の平均値を算出し、算出した全ての並列ブロック1a〜1dの電圧変化量の平均値が所定値以上である場合に、並列ブロック1a〜1dの電圧変化量が所定の判定しきい値以下であるか否かの判定を行うことにより、接続異常の診断を行う。これにより、第1の実施の形態における組電池の接続異常診断装置と同様に、並列ブロック1a〜1dの電圧を検出するための電圧検出線がセル2に接続されている状態で、セルが強電ラインから外れるような接続異常が発生した場合でも、そのような接続異常を確実に検出することができる。また、第1の実施の形態のように、メインバッテリ1が所定容量Ahの充電または放電を行ったか否かを判定する必要がないので、より簡易に接続異常診断を行うことができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されることはない。例えば、メインバッテリ1を構成する各セルの実際の接続関係、および、電圧検出線の接続関係の一例を図3に示したが、図3に示すような接続関係に限定されることはない。
第1の実施の形態では、メインバッテリ1の所定容量Ahの充電または放電前後における並列ブロックの電圧変化量と所定の判定しきい値とを比較することにより接続異常の診断を行ったが、並列ブロックの電圧変化量と比較する判定しきい値を、メインバッテリ1の電圧に応じて変更するようにしてもよい。すなわち、所定容量の放電または充電を行った際の電圧変化量が低い電圧領域に比べて、所定容量の放電または充電を行った際の電圧変化量が高い電圧領域では、判定しきい値を大きくする。これにより、より正確に接続異常の診断を行うことができる。
なお、並列ブロックの電圧変化量と比較する判定しきい値を変更せずに、メインバッテリ1の電圧に応じて、所定容量Ahの値を変更するようにしても同様の効果を得ることができる。すなわち、ある電圧変化量に対する容量変化量が小さい電圧領域に比べて、容量変化量が大きい電圧領域では、所定容量Ahの値を大きくする。
第1の実施の形態における組電池の接続異常診断装置の構成を示す図 容量調整部の詳細な構成を示す図 メインバッテリを構成する各セルの実際の接続関係、および、電圧検出線の接続関係を示す図 電圧検出線とバスバーとを締結している箇所の友締めが緩んだ状態を示す図 セルとバスバーおよび電圧検出線との接続関係の一例を示す図 第1の実施の形態における組電池の接続異常診断装置によって行われる処理内容を示すフローチャート 第2の実施の形態における組電池の接続異常診断装置によって行われる処理内容を示すフローチャート
符号の説明
1…メインバッテリ
1a〜1d…並列ブロック
2、2a1、2a2、2b1、2b2、2c1、2c2、2d1、2d2…セル
3…バッテリコントローラ
3a、3aA…CPU
3d…セル電圧検出部
4…車両コントローラ
31〜34…バスバー
41〜45…電圧検出線

Claims (6)

  1. 複数のセルを並列に接続した並列ブロックを複数ブロック直列に接続した組電池の接続異常診断装置であって、
    前記並列ブロックのいずれかのセルに電圧検出線を介して接続され、該接続されたセルの電圧を検出することで、各並列ブロックの電圧を検出する並列ブロック電圧検出手段と、
    前記組電池の充電および放電のいずれか一方が行われた時の各並列ブロックの電圧変化量が所定の判定しきい値以下である場合に、前記並列ブロック電圧検出手段が接続されたセルの接続異常が生じていると判定する異常判定手段とを備えることを特徴とする組電池の接続異常診断装置。
  2. 請求項1に記載の組電池の接続異常診断装置において、
    前記異常判定手段は、前記組電池の所定容量の放電または充電前後における各並列ブロックの電圧変化量が前記所定の判定しきい値以下である場合に、前記並列ブロック電圧検出手段が接続されたセルの接続異常が生じていると判定することを特徴とする組電池の接続異常診断装置。
  3. 請求項2に記載の組電池の接続異常診断装置において、
    前記組電池の電圧を検出する組電池電圧検出手段と、
    前記組電池の電圧に応じて、前記所定容量を変更する所定容量変更手段と、
    をさらに備えることを特徴とする組電池の接続異常診断装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の組電池の接続異常診断装置において、
    前記組電池の電圧を検出する組電池電圧検出手段と、
    前記組電池の電圧に応じて、前記所定の判定しきい値を変更する判定しきい値変更手段と、
    をさらに備えることを特徴とする組電池の接続異常診断装置。
  5. 請求項2に記載の組電池の接続異常診断装置において、
    前記所定の判定しきい値は、前記組電池が前記所定容量の放電または充電を行った場合に、前記各並列ブロックの電圧が変化すると推定される推定電圧変化量よりも小さい値であることを特徴とする組電池の接続異常診断装置。
  6. 請求項1に記載の組電池の接続異常診断装置において、
    全ての並列ブロックの電圧変化量の平均値を算出する平均値算出手段をさらに備え、
    前記異常判定手段は、前記平均値算出手段によって算出される全ての並列ブロックの電圧変化量の平均値が所定値以上である場合に、前記並列ブロックの電圧変化量が前記所定の判定しきい値以下であるか否かの判定を行うことを特徴とする組電池の接続異常診断装置。
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