JP5597287B1 - 干渉レベル予測システム、干渉レベル予測プログラム、記録媒体、干渉レベル予測方法および通信モジュール - Google Patents

干渉レベル予測システム、干渉レベル予測プログラム、記録媒体、干渉レベル予測方法および通信モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】テレビ放送用の無線信号の帯域の一部が携帯電話等の移動通信システムでの利用へ移行する時に、IMひずみによる干渉を受けると予測されるブースタ70iを予め効率よく判別し、移行前に高経済的な対策を実現できる干渉予測システム1等を提供する。
【解決手段】ブースタ70の設置位置において、既設のセルラー基地局10の下り無線信号に含まれる下り基準信号の受信レベルRRScellularを測定する。受信レベルRRScellularとパラメータ情報取得部53により取得されたパラメータ情報に基づく移行後のセルラー基地局10から通信モジュール40までの下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値ΔLと、移行後の送信電力最大設定値Pcellularと、アンテナ指向利得補正値Cとを加算し、下り基準信号の送信電力値RRSを減算することにより、ブースタ70へ入力し得る干渉レベル予測値Icellularを求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、セルラー基地局の下り無線信号の周波数がテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合に、テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る周囲のセルラー基地局の下り無線信号の干渉レベルを予測する干渉レベル予測システム等に関する。
周波数の再編により、例えばテレビ放送のために使用されていた放送波信号の700MHz帯の一部が携帯電話等の移動通信システムでの利用へ移行するケースが存在する。この移行にあたり、従来から、テレビ放送用の無線信号を中継増幅するテレビ放送用中継増幅器(以下、「ブースタ」と言う。)に対してセルラー方式の移動通信システムの基地局(以下、「セルラー基地局」と言う。)からの高レベルの不要波が入力する場合があった。この不要波によって奇数次の相互変調(Inter-Modulation : IM)ひずみが生じる。例えばテレビ放送側の上記一部の周波数をf、セルラー基地局側の周波数をfとすると、相互変調によってmf+nf(m、n:非ゼロの整数、|m|+|n|:次数)の周波数の信号(IMひずみ)が生じる。このうち、奇数次のIMひずみは周波数f、fの近傍に生じるため、中継対象である希望波のテレビ放送用無線信号に干渉を与えるという障害が発生するという問題があった。
図6は、ブースタに対するセルラー基地局からの干渉の発生例の概念図を示す。図6で、符号80はテレビ放送局、81はテレビ放送局80の送信アンテナ、71はテレビ放送用無線信号TVを受信する受信アンテナ、70は受信アンテナ71と接続しテレビ放送用無線信号TVを増幅するブースタ、73a、73bおよび73cは家屋72内に設置されブースタ70と接続されたテレビ受信機群である。続けて、符号110a、110bおよび110cは同一または異なる通信事業者が保有するセルラー基地局、140a、140b、140cは各セルラー基地局110a、110b、110cからの各下り基準信号Ea、Eb、Ecを受信する携帯端末装置である。
図6に示される構成において、セルラー基地局110a、110b、110cの各下り無線信号Ea、Eb、Ecの周波数帯が周波数の再編によりテレビ放送用無線信号の旧帯域の一部に新たに移行してきた周波数帯である場合、各下り無線信号Ea、Eb、Ecとそれぞれ同一の信号(Ea’、Eb’、Ec’で示す。)がブースタ70の受信アンテナ71に混入することになる。無線信号Ea’、Eb’、Ec’(不要波)のレベルが所定の値以上になった場合、ブースタ70で増幅されることによりIMによるスプリアス(IMひずみ:非特許文献1参照)が発生する結果、テレビ受信機群73a、73bおよび73cの受像動作に障害を与えるという問題があった。
上述したIMひずみを抑制する方法として、不要波を抑圧する急峻なフィルタをブースタ70に付加する等の方法により、高レベルの不要波を増幅した出力がブースタ70の非線形飽和領域に達しないようにするという対策を行う必要がある。以下、不要波を抑圧する急峻なフィルタをブースタ70に付加した場合の効果について説明する。図7、8は各々急峻なフィルタをブースタ70に付加する前後におけるブースタ70の入力特性を示す。図7、8で横軸は周波数、縦軸は受信信号レベルであり、符号Rtvは残留している現行テレビジョンの放送帯域(13CH−52CH)を示し、Rwは転出した(移行後の)テレビジョン放送の跡地の帯域(53CH−62CH。710MHz〜770MHz)を示す。図7に示されるように、ブースタ70の入力特性fは転出したテレビジョン放送の跡地の帯域Rwを通過させており、それ以上の帯域になっても急峻には減衰していない。このため、セルラー基地局110a、110b等の2波の下り無線信号Ea’、Eb’等(不要波)の増幅出力は(増幅された)不要波Sa、Sb等のようになり、当該増幅された不要波Sa、Sbの出力がブースタ70の非線形飽和領域に達する結果、ブースタ70でのIMひずみ(信号)IMが発生することになる。図8で、符号INTはIMひずみ(信号)IMが現行テレビジョン放送用基準信号TVに与える干渉を示す。ここで、不要波を抑圧する急峻なフィルタをブースタ70に付加すると、図8に示されるように、ブースタの入力特性は符号f’で示されるようになるため、不要波は当該フィルタによって抑圧され、増幅された不要波は符号Sa’、Sb’で示されるようになる。以上により、当該増幅された不要波Sa’、Sb’の出力はブースタ70の非線形飽和領域よりはるかに小さくなる結果、ブースタ70でのIMひずみ(信号)IMはほとんど消滅し、干渉INT’はほとんど無くなることになる。
上述したように、不要波を抑圧する急峻なフィルタをブースタ70に付加することにより、高レベルの不要波を増幅した出力(増幅された不要波Sa’、Sb’)がブースタ70の非線形飽和領域に達しないようにするという対策を行うことにより、上述したIMひずみを抑制することが可能となる。しかし、地理的条件で実際に干渉を受ける可能性が無いブースタを含め、既存の全てのブースタに対して上記対策を実施することは、そのために必要となる経費と時間とを鑑みた場合、経済的観点から見て著しく不利となるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、周波数再編時等、例えばテレビ放送用無線信号の帯域の一部が携帯電話等の移動通信システムでの利用へ移行する時に、ブースタが受信するテレビ放送用無線信号にIMひずみが干渉を与えるという問題を解決するために不要波を抑圧する急峻なフィルタをブースタに付加する際に、経済的観点から見て著しく不利とはならないように、干渉を受けると予測されるブースタを予め判別することができる干渉予測システム等を提供することにある。
この発明の干渉レベル予測システムは、インターネットに接続されたセルラー基地局と、該セルラー基地局の下り無線信号を受信可能な通信モジュールとを有し、該セルラー基地局の下り無線信号の周波数がテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合に、該セルラー基地局から干渉を受ける可能性のある任意のテレビ放送用中継増幅器へ入力し得る該セルラー基地局の下り無線信号の干渉レベルを予測する干渉レベル予測システムであって、前記通信モジュールは、前記セルラー基地局から受信した下り無線信号に含まれ、下り無線信号の品質の測定や復調の基準となる信号として使用される下り基準信号の受信レベルの測定と、該受信レベルが所定の閾値以上のセルラー基地局の判別とを行うセルラー無線アクセス手段と、前記セルラー無線アクセス手段により判別されたセルラー基地局の報知情報に含まれる下り基準信号の送信電力や、事前に提供される移行後における送信電力最大設定値を含むパラメータ情報を取得するパラメータ情報取得手段を備えるとともに、前記セルラー無線アクセス手段により測定された下り基準信号の受信レベルと、前記パラメータ情報取得手段により取得された前記パラメータ情報に含まれる下り基準信号の送信電力値及び移行後における送信電力最大設定値と、移行後における該セルラー基地局から前記テレビ放送用中継増幅器までの該下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値と、アンテナ指向利得の補正値とに基づいて得られる周囲のセルラー基地局毎の干渉レベル予測値のうち、所定の閾値以上となる干渉レベル予測値を合計することにより、前記テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る周囲のセルラー基地局群の下り無線信号の干渉レベル予測値を求める干渉レベル予測手段とを備えたことを特徴とする。ここで前記の受信レベルを測定する通信モジュールのアンテナは通信モジュールに内蔵されるアンテナのほか、測定専用の外付けアンテナを利用してもよい。
ここで、この発明の干渉レベル予測システムにおいて、前記通信モジュールは、該通信モジュールのアンテナ高及びプロファイル(Pt)、前記テレビ放送用中継増幅器のアンテナ高及びプロファイル(Pb)が角度(仰角及び方位角)毎に記録されたアンテナ情報記録部をさらに備え、前記パラメータ情報取得手段により取得されたパラメータ情報は移行前後の周波数をさらに備え、前記干渉レベル予測手段は、前記電波伝搬減衰量の補正値を、前記パラメータ情報取得手段により取得された前記パラメータ情報に含まれる移行前後の周波数と、前記アンテナ情報記録部に記録された情報を用いて、所定の電波伝搬減衰モデルにより周囲のセルラー基地局毎に求めるとともに(電波伝搬減衰量補正値算出手段)、前記アンテナ情報記録部に記録された前記プロファイルPbおよびPtを検索し、前記通信モジュールのアンテナから該セルラー基地局のアンテナへの角度(仰角及び方位角)(θtce, θtca)と前記テレビ放送用中継増幅器のアンテナから該セルラー基地局のアンテナへの角度(仰角及び方位角)(θbce,θbca)により、(a)プロファイルPtから角度(仰角及び方位角)θtce, θtca における指向利得Pt(θtce, θtca)を求め、プロファイルPbから角度(仰角及び方位角)θbce,θbcaにおける指向利得Pb(θbce,θbca)を求め、(b)前記両指向利得の差Pb(θbce,θbca)−Pt(θtce, θtca)により指向利得の補正値を周囲のセルラー基地局毎に求める(指向利得補正値算出手段)ことができる。
ここで、この発明の干渉レベル予測システムにおいて、前記補正値算出手段は、前記アンテナ情報記録部がプロファイルPt及びPbを含まない場合、前記補正値として所定の暫定値を用いることができる。
ここで、この発明の干渉レベル予測システムにおいて、インターネットに接続されたサーバをさらに備え、該サーバは干渉レベルを予測する対象であるテレビ放送用中継増幅器毎に干渉予測結果が記録される干渉予測結果記録部を備え、前記通信モジュールは、前記テレビ放送用中継増幅器に対して前記干渉レベル予測手段により求められた干渉レベル予測値を前記干渉予測結果記録部に記録する干渉レベル出力手段をさらに備えることができる。
この発明の干渉レベル予測プログラムは、インターネットに接続されたセルラー基地局と、該セルラー基地局の下り無線信号を受信可能な通信モジュールとを有し、該セルラー基地局の下り基準信号の周波数がテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合に、該セルラー基地局から干渉を受ける可能性のある任意のテレビ放送用中継増幅器へ入力し得る該セルラー基地局の下り無線信号の干渉レベルを予測する干渉レベル予測システムにおける該通信モジュールが実行する干渉レベル予測プログラムであって、該通信モジュールのコンピュータを、前記セルラー基地局の下り無線信号に含まれ、下り無線信号の品質の測定や復調の基準となる信号として使用される下り基準信号の受信レベルの測定と、該受信レベルが所定の閾値以上のセルラー基地局の判別とを行うセルラー無線アクセス手段と、前記セルラー無線アクセス手段により判別されたセルラー基地局の報知情報に含まれる下り基準信号の送信電力や、事前に提供される移行後における送信電力最大設定値を含むパラメータ情報を取得するパラメータ情報取得手段を備えるとともに、前記セルラー無線アクセス手段により測定された下り基準信号の受信レベルと、前記パラメータ情報取得手段により取得された前記パラメータ情報に含まれる下り基準信号の送信電力値及び移行後における送信電力最大設定値と、移行後における該セルラー基地局から干渉を受ける可能性のある任意のテレビ放送用中継増幅器までの該下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値と、アンテナ指向利得の補正値とに基づいて得られる周囲のセルラー基地局毎の干渉レベル予測値のうち、所定の閾値以上となる干渉レベル予測値を合計することにより、前記テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る周囲のセルラー基地局群の下り無線信号の干渉レベル予測値を求める干渉レベル予測手段として機能させるための干渉レベル予測プログラムである。
この発明の記録媒体は、本発明の干渉レベル予測プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
この発明の干渉レベル予測方法は、インターネットに接続されたセルラー基地局と、該セルラー基地局の下り無線信号を受信可能な通信モジュールとを有し、該セルラー基地局の下り基準信号の周波数がテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合に該セルラー基地局から干渉を受ける可能性のある任意のテレビ放送用中継増幅器へ入力し得る該セルラー基地局の下り無線信号の干渉レベルを予測する干渉レベル予測システムにおける該通信モジュールのコンピュータが実行する干渉レベル予測方法であって、前記セルラー基地局の下り無線信号に含まれ、下り無線信号の品質の測定や復調の基準となる信号として使用される下り基準信号の受信レベルの測定と、該受信レベルが所定の閾値以上のセルラー基地局の判別とを行うセルラー無線アクセスステップと、前記セルラー無線アクセスステップで判別されたセルラー基地局の報知情報に含まれる下り基準信号の送信電力や、事前に提供される移行後における送信電力最大設定値を含むパラメータ情報を取得するパラメータ情報取得ステップを備えるとともに、前記セルラー無線アクセスステップで測定された下り基準信号の受信レベルと、前記パラメータ情報取得ステップで取得された前記パラメータ情報に含まれる下り基準信号の送信電力値及び移行後における送信電力最大設定値と、移行後における該セルラー基地局から前記テレビ放送用中継増幅器までの該下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値と、アンテナ指向利得の補正値とに基づいて得られる周囲のセルラー基地局毎の干渉レベル予測値のうち、所定の閾値以上となる干渉予測値を合計することにより、、前記テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る該セルラー基地局の下り無線信号の干渉レベル予測値を求める干渉レベル予測ステップとを備えたことを特徴とする。
この発明の通信モジュールは、インターネットに接続されたセルラー基地局の下り無線信号を受信可能な通信モジュールであって、該セルラー基地局の下り無線信号の周波数がテレビ放送用無線信号を増幅するテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合に該テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る該セルラー基地局の下り無線信号の干渉レベルを予測するものであり、前記セルラー基地局の下り無線信号に含まれ、下り無線信号の品質の測定や復調の基準となる信号として使用される下り基準信号の受信レベルの測定と、該受信レベルが所定の閾値以上のセルラー基地局の判別とを行うセルラー無線アクセス手段と、前記セルラー無線アクセス手段により判別されたセルラー基地局の報知情報に含まれる下り基準信号の送信電力や、事前に提供される移行後における送信電力最大設定値を含むパラメータ情報を取得するパラメータ情報取得手段を備えるとともに、前記セルラー無線アクセス手段により測定された下り基準信号の受信レベルと、前記パラメータ情報取得手段により取得された前記パラメータ情報に含まれる下り基準信号の送信電力値及び移行後における送信電力最大設定値と、移行後における該セルラー基地局から前記テレビ放送用中継増幅器までの該下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値と、アンテナ指向利得の補正値とに基づいて得られる周囲のセルラー基地局毎の下り無線信号の干渉レベルの予測値のうち、所定の閾値以上となる干渉レベル予測値を合計することにより、前記テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る周囲のセルラー基地局の下り無線信号の干渉レベル予測値を求める干渉レベル予測手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、この発明の通信モジュールにおいて、該通信モジュールのアンテナ高及びプロファイル(Pt)、前記テレビ放送用中継増幅器のアンテナ高及びプロファイル(Pb)が角度(仰角及び方位角)毎に記録されたアンテナ情報記録部をさらに備え、前記パラメータ情報取得手段により取得されたパラメータ情報は移行前後の周波数をさらに備え、前記干渉レベル予測手段は、 前記電波伝搬減衰量の補正値を、前記パラメータ情報取得手段により取得された前記パラメータ情報に含まれる移行前後の周波数と、前記アンテナ情報記録部に記録された該通信モジュールのアンテナ高及びテレビ放送用中継増幅器のアンテナ高とを用いて、所定の電波伝搬減衰モデルにより周囲のセルラー基地局毎に求めるとともに(電波伝搬減衰量補正値算出手段)、前記アンテナ情報記録部に記録された前記プロファイルPbおよびPtを検索し、前記通信モジュールのアンテナから該セルラー基地局のアンテナへの角度(仰角及び方位角)(θtce, θtca)、前記テレビ放送用中継増幅器のアンテナから該セルラー基地局のアンテナへの角度(仰角及び方位角)(θbce,θbca)により、(a)プロファイルPtから角度(仰角及び方位角)θtce, θtca における指向利得Pt(θtce, θtca)を求め、プロファイルPbから角度(仰角及び方位角)θbce,θbcaにおける指向利得Pb(θbce,θbca)を求め、(b)前記両指向利得の差Pb(θbce,θbca)−Pt(θtce, θtca)により指向利得の補正値を周囲のセルラー基地局毎に求める(指向利得補正値算出手段)ことができる。
ここで、この発明の通信モジュールにおいて、前記指向利得補正値算出手段は、前記アンテナ情報記録部がプロファイルPt及びPbを含まない場合、前記指向利得補正値として所定の暫定値を用いることができる。
ここで、この発明の通信モジュールにおいて、前記テレビ放送用中継増幅器に対して前記干渉レベル予測手段により求められた干渉レベル予測値を、インターネットに接続されたサーバに備えられた干渉レベルを予測する対象であるテレビ放送用中継増幅器毎に干渉予測結果が記録される干渉予測結果記録部に記録する干渉レベル予測値出力手段をさらに備えることができる。
本発明の干渉予測システム等によれば、セルラー基地局の下り無線信号Eの周波数がテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合に、ブースタへ入力し得るセルラー基地局の下り無線信号Eの干渉レベルを予測することができる。より精度のよい干渉レベル予測値を得るためには、既設(移行前)の下り無線信号Eと新たな(移行後の)下り無線信号Eとの間の測定に係る差異の要素を同定し、その補正を行う必要がある。本発明ではその差異の要素として式1(後述)に示されるように、セルラー基地局の基準信号の送信電力値と、移行前後における周波数の違いと通信モジュールのアンテナ高、ブースタのアンテナ高の違いによる電波伝搬減衰量の差異(電波伝搬減衰量の補正値ΔL)、移行後の基地局送信電力最大設定値(Pcellular)、および測定に使用した通信モジュールのアンテナ、ブースタのアンテナの各プロファイルを考慮に入れたアンテナ指向利得の補正値Cを導入した。アンテナ指向利得の補正値Cは式4(後述)を用いて算出する。式4によれば、通信モジュールによる測定時の利得を消去し、ブースタのアンテナへの干渉経路の利得を加えることにより、アンテナ指向利得の補正値を求めることができる。
通信モジュールにより算出されたブースタ毎の干渉レベル予測値Icellularは、インターネットを介して接続したサーバの干渉予測結果記録DBへ記録することができる。当該記録の形式としては、地図上のブースタの設置位置毎に干渉レベル予測値Icellular、あるいは所定のテレビ放送信号入力レベル値と上記Icellularのデシベル値の差であるSIR(Signal to Interference Ratio)が記録されるという形式が好適である。干渉予測結果記録DBの内容は必要に応じてパーソナルコンピュータなどのデータ処理端末にダウンロードして記録し、更新するように構成することができる。サーバ、データ処理端末のディスプレイにおいて干渉予測結果記録DB内の地図上の測定場所(地図上のブースタの設置位置)毎にその干渉レベル予測値Icellularあるいは上記SIRを色別で表示することにより、一覧性を得ることができる。このため、干渉予測結果記録DBの内容は、周波数再編によりセルラー基地局からの高レベルの不要波Eが入力した場合に生ずるテレビ放送用無線信号の品質低下の問題を緩和する対策を施す対象となるブースタの絞り込み作業に供することができる。即ち、当該ブースタを効率よく判別し、経済的に効率の高い対策を実現することができる。さらに本発明の構成によれば、ブースタの設置位置における測定作業では、通信モジュール1台のみで対応できるという利便性がある。
以上により、周波数再編時等、例えばテレビ放送用無線信号の帯域の一部が携帯電話等の移動通信システムでの利用へ移行する時に、ブースタが受信するテレビ放送用無線信号にIMひずみが干渉を与えるという問題を解決するために不要波を抑圧する急峻なフィルタをブースタに付加する際に、経済的観点から見て著しく不利とはならず、且つ干渉を受けると予測されるブースタを予め効率よく判別し、移行前に経済的に効率の高い対策を実現することができる干渉予測システム1(後述)等を提供することができるという効果がある。
本発明の実施例1における干渉予測システム1を示す図である。 通信モジュール40のコンピュータが実行する本発明の実施例1における干渉レベル予測方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例2における干渉予測システム2を示す図である。 本発明の干渉レベル予測プログラムを実行する通信モジュール40のコンピュータ90を示すブロック図である。 本発明の実施例4における干渉予測システム3を示す図である。 ブースタに対するセルラー基地局からの干渉の発生例の概念図である。 急峻なフィルタをブースタ70に付加する前におけるブースタ70の入力特性を示す図である。 急峻なフィルタをブースタ70に付加した後におけるブースタ70の入力特性を示す図である。
以下、本願発明の各実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1における干渉予測システム1を示す。図1で、符号20はインターネット、10はインターネット20に接続されたセルラー基地局、30はインターネット20に接続されたサーバ、40はセルラー基地局10の下り無線信号Eを受信可能な通信モジュールである。図1で図4と同じ符号を付した個所は同じ要素を示すため説明は省略する。本発明の干渉予測システム1の機能は、セルラー基地局10の下り無線信号Eの周波数がテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合に(下り無線信号E→E)、ブースタ70へ入力し得るセルラー基地局10の移行後の下り無線信号(混入下り無線信号E’→E*’)の干渉レベルを予測する点にある(E、E*’は不図示)。
図1ではセルラー基地局10、通信モジュール40のみ各1台ずつ示してあるが、これは説明の都合によるものであってセルラー基地局10および通信モジュール40の数は各々1台に限定されるものではない。以下では、セルラー基地局10、通信モジュール40と記載するが、特に断らない限りセルラー基地局10および他のセルラー基地局(不図示)も含むものであり、通信モジュール40および他の携帯端末装置(不図示)も含むものとする。インターネット20はインターネットで構成されるWebと言ってもよい。セルラー基地局10とインターネット20との間には、現実にはコア・ネットワークと呼ばれるネットワーク制御網が介在しているが、本発明の干渉予測システム1の機能には直接影響を与えないため、図1では表示を省略している。
図1で符号50は通信モジュール40の機能(通信モジュール40のコンピュータが実行する機能)を示す機能ブロックである。以下、機能ブロック50に示される各機能について説明する。セルラー無線アクセス部51(セルラー無線アクセス手段)は、セルラー基地局10の下り無線信号Eに含まれ、下り無線信号Eの品質の測定及び又は復調の基準となる信号として使用される下り基準信号の受信レベルの測定と、下り基準信号の受信レベルが所定の閾値以上のセルラー基地局10の判別とを行う(ここで、「A及び/又はB」とはA及びBか、A又はBのいずれかを言う。以下同様)。より詳しい事例では、セルラー無線アクセス部51はセルサーチ動作により受信レベルが最大の下り基準信号を捕捉し当該信号を発信しているセルラー基地局10を判別するとともに、その報知チャネル(Broadcast Channel : BCCH)からセルラー基地局10の公衆ランドモバイルネットワーク番号(Public Land Mobile Network番号:PLMN−ID)を検出することによりセルラー基地局10の事業者を識別することができる。PLMN−IDはMCC番号(Mobile Country Code : モバイルカントリーコード。国番号)とMNC番号(Mobile Network Code : モバイルネットワークコード。事業者コード)とからなる。パラメータ情報取得部53(パラメータ情報取得手段)は、セルラー無線アクセス部51により判別されたセルラー基地局10の報知情報に含まれる下り基準信号の送信電力PRSや、事前に提供される移行後における送信電力最大設定値Pcellularを含むパラメータ情報を取得する。パラメータ情報にはこのほか、移行前後における周波数の情報が含まれている。
続いて、干渉レベル予測部54(干渉レベル予測手段)は、セルラー無線アクセス部51により測定された下り基準信号の受信レベルRRScellularと、セルラー無線アクセス部51により得られたセルラー基地局10から発射されている下り基準信号の基地局アンテナ11コネクタ端における送信電力値PRSと、所定の電波伝搬減衰モデルに基づく上記移行後におけるセルラー基地局10から通信モジュール40までの下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値ΔLと、パラメータ情報取得部53から検索された移行後における送信電力最大設定値Pcellularと、アンテナ指向利得の補正値Cとに基づき、ブースタ70へ入力し得るセルラー基地局10の下り無線信号E’の干渉レベル予測値Icellularを求める。以下、干渉レベル予測値Icellularについて詳細に説明する。
式(1)は、ブースタ70の干渉レベル予測値Icellularを求める数式である。
cellular =(RRScellular−PRS) + ΔL + C + Pcellular(1)
ここで、各変数については以下の通りである。
cellular:ブースタ70へ入力し得るセルラー基地局10の下り無線信号E’の干渉レベル予測値(一例として単位は対数値[dBm]が使用される。以下同様)。
RScellular:セルラー無線アクセス部51により測定された下り基準信号の受信レベル(即ち、現時点の移動通信サービスで既に用いられている上記移行前のセルラー基地局10からの下り基準信号の受信レベル)実測値(dBm)。下り基準信号の受信レベルRRScellularの測定は、ブースタ70の設置位置の近傍において(即ち、下り無線信号の受信レベルE’≒Eとなる近傍位置において)既設のセルラー基地局10からの下り基準信号を測定する。
RS:セルラー無線アクセス部51により得られたセルラー基地局10から発射されている下り基準信号の基地局アンテナ11コネクタ端における送信電力値(対数値[dBm])。
ΔL: 現時点のセルラー基地局10からの下り基準信号に対する新たに移行する予定の基地局10からの下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値(単位は対数値[dB]が使用される。以下同様)。
C:アンテナ指向利得の補正値。
cellular:移行後の新基地局の送信電力最大設定値(対数値[dBm])。
図1に示されるように、干渉レベル予測部54は電波伝搬減衰量の補正値ΔLを算出する電波伝搬減衰量補正値算出部55(電波伝搬減衰量補正値算出手段)を備えている。電波伝搬減衰量補正値算出部55は電波伝搬減衰量の補正値ΔLを、アンテナ情報記録DB59(アンテナ情報記録部)に記録されたブースタ70のアンテナ71のアンテナ高および通信モジュール40のアンテナ41のアンテナ高とパラメータ情報取得部52により取得された現行(移行前)のセルラー基地局10の下り基準信号Eの周波数fおよび移行後におけるセルラー基地局10の下り基準信号の周波数fとを用いて、所定の電波伝搬減衰モデルにより求める。電波伝搬減衰モデルとして統計的距離減衰モデルを用いる場合の補正値ΔLは、移動通信の電波伝搬における所定の距離減衰の統計的モデルを用いて計算することができる。当該の統計的モデルとしては、移動局(通信モジュール40)側に無指向性アンテナを用いる場合に利用されている「奥村・秦モデル」などが用いられる。このほか、ITU−R勧告モデル、Walfisch−池上モデル等を用いてもよい。これらのモデルは実験式で与えられているため、周波数、伝搬距離、アンテナの高さ等、必要なパラメータを入力すると統計的距離減衰量を一意に計算することができる。「奥村・秦モデル」に関しては、例えば、
http://www.apmc-mwe.org/mwe2005/ja_mwe2004_tutorial.htm
の「1.電波伝搬の基礎理論」中の「5.1 距離減衰」において以下の式(2)、(3)で説明されている。
=69.55+26.16logf−13.82logh
−a(h)+(44.9−6.55logh)logd (2)
a(h)=(1.1logf−0.7)h
−(1.56logf−0.8) (3)
上記の式(2)(3)のおける対数は全て10を底とする常用対数である。以下同様。
ここで、変数および適用範囲は以下の通りとされている。
:統計的距離減衰量
f:基地局の周波数(MHz)(150<f<2200)
:基地局アンテナ(アンテナ11)高(m)(30<h<200)
:移動局(通信モジュール40またはブースタ70に相当)のアンテナ(アンテナ41または71)高(m)(1<h<10)
d:伝搬距離(km) (1<d<20)
統計的距離減衰量の補正値ΔLは、式(2)、(3)で移行前の周波数fでの伝搬距離dにおける統計的距離減衰量Lと移行後の周波数fでの伝搬距離dにおける統計的距離減衰量L との差になる。従って、基地局アンテナ高hと伝搬距離dとは打ち消され、統計的距離減衰量の補正値ΔLは周波数f、f、hのみの関数となる。式3で計算されるa(h)は通信モジュール40、ブースタ70のアンテナ高hmと周波数f、fにより定まるパラメータであり、これによって受信側のアンテナ高の差異、周波数の差異による統計的距離減衰モデルに基いた距離減衰値の補正値が一意に求められることがわかる。
一方、移動局側に指向性アンテナを用いる場合などに、LOS (Line of sight:送受アンテナ間で見通しのある伝搬路)やNLOS (Non Line of Sight:送受アンテナ間で見通しの無い伝搬路)においてビルや道路の回折の影響を考慮する伝搬モデルとして、Walsh-池上モデルが利用される。この時の距離減衰量Lpの実験式は以下で与えられる。(変数f, dの単位は式(2)に同じ)
LOSの場合:L=42.6+20logf+26logd[dB] (2’)
NLOSの場合:L=L+Lrts+Lmsd[dB] (2”)
ここで、
L=32,44+20logf+20logd(自由空間伝搬損失)[dB](3’)
rts (Rooftop-to-Street Diffraction Loss:頂上屋根‐道路間回折損失) [dB]
msd(Multiple Screen Diffraction Loss:屋根・壁による多重スクリーン解説損失)[dB]、(但し、Lrts+Lmsd<0となる場合はLrts+Lmsd=0とする。)
式(2’)および(2”)を使えば周波数の差異による補正値が一意に求められることがわかる。また、LOS環境が明らかな場合は、(3’)式の自由空間伝搬損失モデルを使用してもよい。
通信モジュール40は上記アンテナ情報記録DB59を備えている。アンテナ情報記録DB59には上記携帯端末装置40のアンテナ41のアンテナ高及びブースタ70のアンテナ71のアンテナ高に加えて、さらに通信モジュール40のアンテナ41のプロファイル(Pt)およびブースタ70の受信アンテナ71のプロファイル(Pb)が角度(仰角及び方位角)毎に記録されている。この内、プロファイルPtおよびプロファイルPbは通信モジュール40のアンテナ41、およびブースタ70のアンテナ71のプロバイダの製品カタログから得ることができる。アンテナ情報記録DB59にはこれらのプロファイルをテーブル化して記録してあり、後述するアンテナ指向利得補正値算出部56により計算を効率よく行うように当該テーブルを適宜構成しておくことができる。プロファイルPt、Pb等は別名「指向利得特性」と呼ばれ、受信の場合、平面波電波の到来角度(仰角及び方位角)毎にアンテナの利得をプロットした極座標グラフで表される。この利得は当該アンテナを送信アンテナとして使った時の放射角度毎の利得と同一である。アンテナの利得は電波の到来方向によって大きく変化するため、測定に使った通信モジュール40のアンテナ41と測定対象の電波E(E’を近似)を受信するブースタ70のアンテナ71とのそれぞれの向き(角度)からアンテナ指向利得の補正値Cを割り出す。これらの指向利得特性は予めアンテナ情報記録DB59に記録されており、上記角度を入力値として指定するとその方向の利得を自動的に検索して取り出すことができる、一種のソフトウェア関数表のようなテーブルとして利用することができる。
図1に示されるように、干渉レベル予測部54はアンテナ指向利得補正値Cを算出するアンテナ指向利得補正値算出部56(アンテナ指向利得補正値算出手段)を備えている。アンテナ指向利得補正値算出部56は所定の補正値Cを以下の(a)、(b)のように算出する。即ち、
通信モジュール40のアンテナ41からセルラー基地局10のアンテナ11への角度(仰角及び方位角)(θtce, θtca)、ブースタ70のアンテナ71からセルラー基地局10のアンテナ11への角度(仰角及び方位角)(θbce,θbca)(角度(仰角及び方位角)については図1参照。以下同様)、
により、
(a)アンテナ情報記録部59に記録されたプロファイルPtおよびPbに基づき、プロファイルPtから角度(仰角及び方位角)θtce, θtca における指向利得Pt(θtce, θtca)を求め、プロファイルPbから角度(仰角及び方位角)θbce,θbcaにおける指向利得Pb(θbce,θbca)を求める。
(b)以下の式(4)によりアンテナ指向利得の補正値Cを求める。
C=Pb(θbce,θbca)−Pt(θtce, θtca) (4)
式(4)の第1項はブースタ70のアンテナ71が受ける干渉Icellularの経路の利得であり、第2項は通信モジュール40でRRScellularを測定したときの経路の利得である。従って、通信モジュール40による測定時の利得を消去し、ブースタ70のアンテナ71への干渉経路の利得を加える式(4)の演算により、アンテナ指向利得の補正値を求めることができる。
アンテナ指向利得補正値算出部56は、アンテナ情報記録DB59がプロファイルPtおよびPbを含まない場合(即ち、プロファイルPtおよびPbの情報が不明の場合)、前記補正値Cとして所定の暫定値を用いることができる。所定の暫定値としては、例えば(ブースタ70のアンテナ71の最大指向利得)−(通信モジュール40のアンテナ41の平均利得)等を採用するなどの例が考えられる。
通信モジュール40は、所定数のブースタ70に対して干渉予測が終了したか否かを判断し、終了したと判断されなかった場合、残りのブースタ(不図示)に対して、セルラー無線アクセス部51、測位部52、パラメータ情報取得部53、干渉レベル予測部54および干渉レベル予測値出力部57による各処理を繰返させる繰返し部58(繰返し手段)とをさらに備えている。
図2は、通信モジュール40のコンピュータが実行する本発明の実施例1における干渉レベル予測方法の流れをフローチャートで示す。図2に示されるように、まず干渉予測を行うブースタ70を識別する変数iに初期値1を設定し(ステップS10)、ブースタ70iを選択する(ステップS12)。干渉予測を行うN個のブースタ70i(i=1〜N。但し、図1ではその内の1つのブースタ70のみ示してある。)に関する情報は、干渉予測を行うエリアに応じて予めサーバ30の干渉予測結果記録DB31等に記録しておき、干渉予測の開始前にインターネット20を介してサーバ30から通信モジュール40へダウンロードしておけばよい。
セルラー基地局10の下り無線信号Eに含まれ、下り無線信号Eの品質の測定や復調の基準となる信号として使用される下り基準信号の受信レベルRRScellularの測定と、該受信レベルRRScellularが所定の閾値以上のセルラー基地局10等の判別とを行う(セルラー無線アクセスステップ。ステップS14)。セルラー無線アクセスステップ(ステップS14)で判別されたセルラー基地局10の下り基準信号の送信電力設定値を含むパラメータ情報を取得する(パラメータ情報取得ステップ。ステップS18)。パラメータ情報には、上記下り基準信号の送信電力値PRSと移行後における送信電力最大設定値Pcellularの情報が含まれている。セルラー無線アクセスステップ(ステップS14)で測定された下り基準信号の受信レベルRRScellularと、セルラー無線アクセスステップ(ステップS14)で得られた上記下り基準信号の送信電力値PRSと、所定の電波伝搬減衰モデルに基づく移行後におけるセルラー基地局10から通信モジュール40までの下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値ΔLと、パラメータ情報取得ステップ(ステップS18)で取得された移行後における送信電力最大設定値Pcellularと、アンテナ指向利得の補正値Cとに基づいて得られる周囲のセルラー基地局毎の干渉レベル予測値のうち、所定の閾値以上となる干渉レベル予測値を合計することにより、ブースタ70iへ入力し得るセルラー基地局10の下り無線信号E*’の干渉レベル予測値Icellularを求める(干渉レベル予測ステップ。ステップS20)。セルラー基地局毎の干渉レベル予測値の算出については、詳しくは上述した式1の説明を参照されたい。
上述した干渉レベル予測ステップ(ステップS20)は、電波伝搬減衰量の補正値ΔLを詳しくは以下のように求めている。即ち、アンテナ情報記録DB59に記録されたブースタ70のアンテナ71のアンテナ高および通信モジュール40のアンテナ41のアンテナ高hと、現行(移行前)のセルラー基地局10の下り基準信号の周波数fおよび移行後におけるセルラー基地局10の下り基準信号の周波数fとを用いて、所定の電波伝搬減衰モデル(一例として上述した奥村−秦モデル(式(2)および(3)))により求める(電波伝搬減衰量補正値算出ステップ。ステップS20ΔL)。上述したように、他の電波伝搬減衰モデルを用いてもよいことは勿論である。
上述した干渉レベル予測ステップ(ステップS20)は、アンテナ指向利得の補正値Cを詳しくは以下のように求めている。即ち、
通信モジュール40のアンテナ41からセルラー基地局10のアンテナ11への角度(仰角及び方位角)(θtce, θtca)、ブースタ70iのアンテナ71iからセルラー基地局10のアンテナ11への角度(仰角及び方位角)(θbce,θbca)、
により、
(a)アンテナ情報記録DB59に記録されたプロファイルPtおよびPbに基づき、プロファイルPtから角度(仰角及び方位角)θtce, θtca における指向利得Pt(θtce, θtca)を求め、プロファイルPbから角度(仰角及び方位角)θbce,θbcaにおける指向利得Pb(θbce,θbca)を求める。その後、
(b)以下の式4により、アンテナ指向利得の補正値Cを求める(アンテナ指向利得補正値算出ステップ。ステップS20)。
C=Pb(θbce,θbca)−Pt(θtce, θtca) (4)
式4の各項の意味、所定の暫定値に関しては上述した通りである。
次に、変数iを1増加させ(ステップS24)、i>Nかどうか、即ち所定数Nのブースタ70iに対して干渉予測が終了したか否かを判断する(ステップS26)。ステップS26で終了したと判断されなかった場合、残りのブースタ70iに対して(ステップS28)、セルラー無線アクセスステップ(ステップS14)、測位ステップ(ステップS16)、パラメータ情報取得ステップ(ステップS18)、干渉レベル予測ステップ(ステップS20)および干渉レベル出力ステップ(ステップS22)による処理を繰返させる(繰返しステップ。ステップS24、S26、S28)。ステップS26で終了したと判断された場合は処理を終了する。
上述した干渉レベル予測部54は、周囲のセルラー基地局毎に式(1)により得られる干渉レベル予測値ICELLULARが所定の閾値以上にある該当セルラー基地局全ての干渉レベル予測値ICELLULARを合計することにより、ブースタ70へ入力し得る当該セルラー基地局群の下り基準信号の干渉レベル予測値を求めるようにしてもよい。この場合、図2に示されるフローチャートにおいて、ステップS14ではセルラー基地局10から受信した下り基準信号の受信レベルRRScellularの測定と、受信レベルRRScellularが所定の閾値以上のセルラー基地局10等の判別とを行う。次にステップS18において該当するセルラー基地局毎にパラメータ情報(基地局パラメータ)に含まれる基準信号の送信電力の情報を取得する。続いてステップS20ΔLに進み、該当するセルラー基地局毎に周波数移行後におけるセルラー基地局10からブースタ70までの下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値ΔLを所定の電波伝搬減衰モデルに基いて算出する。さらにステップS20において該当するセルラー基地局毎にアンテナ指向利得の補正値C(電力・指向性利得補正値)を算出する。次にステップS20の後半(不図示)において、該当するセルラー基地局毎の干渉レベル予測値を算出し、最後に干渉レベル予測値が所定の閾値以上にあるセルラー基地局全ての干渉レベル予測値を合計して、ブースタ70へ入力し得るセルラー基地局群の下り無線信号E*’の干渉レベル予測値Icellularとする。ここで受信レベルを測定する通信モジュール40のアンテナ41は通信モジュール40に内蔵される形態で実装されるアンテナのほか、測定専用の外付けアンテナを利用してもよい。
以上のように、本発明の実施例1によれば、セルラー基地局10の下り無線信号Eの周波数がテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合に、ブースタ70へ入力し得るセルラー基地局10の下り無線信号Eの干渉レベルを予測することができる。
上記干渉レベル予測部54の処理においてより精度のよい干渉レベル予測値を得るためには、既設(移行前)の下り基準信号と新たな(移行後の)下り基準信号との間の測定に係る差異の要素を同定し、その補正を行う必要がある。本発明ではその差異の要素として式1に示されるように、周波数の違いによる電波伝搬減衰量の差異(電波伝搬減衰量の補正値ΔL)および測定に使用した通信モジュール40のアンテナ41、ブースタ70のアンテナ71の各プロファイルを考慮に入れたアンテナ指向利得の補正値Cを導入した。アンテナ指向利得補正値算出部56はアンテナ指向利得の補正値Cを上述したように式(4)を用いて算出する。
なお、既存(移行前)の下り基準信号については、セルラー基地局10を設置した後の測定・チューニング作業において既に実測した場所別の下り基準信号の受信レベルRRScellularのプロットデータが存在する場合、そのデータを有効に活用することができる。本発明の干渉レベル予測手法が有効となる背景には、新たな(移行後の)周波数帯の下り無線信号Eを有するセルラー基地局10を設置する場合、既設のセルラー基地局10のサイトのアンテナ11用鉄塔等の設備を共用することにより、セルラー基地局10*の設置工事、電波伝搬調査、最適化調整等に必要となるコストの大幅な削減を容易に実現できることによる。
以上により、周波数再編時等、例えばテレビ放送用無線信号の帯域の一部が携帯電話等の移動通信システムでの利用へ移行する時に、ブースタ70iが受信するテレビ放送用無線信号にIMひずみが干渉を与えるという問題を解決するために不要波を抑圧する急峻なフィルタをブースタに付加する際に、経済的観点から見て著しく不利とはならず、且つ干渉を受けると予測されるブースタ70iを予め効率よく判別し、移行前に経済的に効率の高い対策を実現することができる干渉予測システム1等を提供することができる。
図3は、本発明の実施例2における干渉レベル予測システム2を示す。図3で図1と同じ符号を付した個所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図3に示されるように、インターネット20に接続されたサーバ30は、干渉レベルを予測する所定数のブースタ70等毎に干渉予測結果が記録される干渉予測結果記録DB31(干渉予測結果記録部)を備えている。サーバ30はインターネット20(Web)上に設置され、本発明の干渉予測システム2の機能をWeb側で支えるアプリケーション・サーバと言ってもよい。通信モジュール40は、ブースタ70毎の干渉レベル予測値Icellularを干渉予測結果記録DB31へ記録する干渉レベル予測値出力部57(干渉レベル出力手段)を備えている。当該記録の形式としては、地図上のブースタ70iの設置位置毎に干渉レベル予測値Icellularが記録されるという形式が好適であり、測定が新たに実行される毎に当該記録が更新される。干渉予測結果記録DB31の内容は必要に応じてパーソナルコンピュータ等のデータ処理端末(不図示)にダウンロードして記録し、更新するように構成することができる。サーバ30、データ処理端末のディスプレイ(不図示)において干渉予測結果記録DB31内の地図上の測定場所(地図上のブースタ70iの設置位置)毎にその干渉レベル予測値Icellularを色別で表示することにより、一覧性を得ることができる。 このため、干渉予測結果記録DB31の内容は、周波数再編によりセルラー基地局10からの高レベルの不要波Eが入力した場合に生ずるテレビ放送用無線信号の品質低下の問題を緩和する対策を施す対象となるブースタ70iの絞り込み作業に供することができる。即ち、当該ブースタ70iを効率よく判別し、経済的に効率の高い対策を実現することができる。本発明の構成によれば、ブースタ70iの設置位置における測定作業では、1台の通信モジュール40のみで対応できるという利便性がある。
実施例2における干渉レベル予測方法のフローチャートは、図2に示されるフローチャートのステップS20の後に、ブースタ70iに対して干渉レベル予測ステップ(ステップS20)で求められた干渉レベル予測値Icellularをサーバ30の干渉予測結果記録DB31に記録する(干渉レベル出力ステップ。ステップS22)を付け加えたものとなる(不図示)。
以上より、本発明の実施例2によれば、インターネット20に接続されたサーバ30をさらに備え、サーバ30に干渉レベルを予測する対象となるブースタ70毎に干渉レベル予測値が記録される干渉予測結果記録DB31(干渉予測結果記録部)を備えてもよい。干渉予測結果記録DB31の内容は、周波数再編によりセルラー基地局10からの高レベルの不要波Eが入力した場合に生ずるテレビ放送用無線信号の品質低下の問題を緩和する対策を施す対象となるブースタ70iの絞り込み作業に供することができる。即ち、当該ブースタ70iを効率よく判別し、経済的に効率の高い対策を実現することができる。ブースタ70iの設置位置における測定作業では、1台の通信モジュール40のみで対応できるという利便性がある。
図4は、本発明の干渉レベル予測プログラムおよび方法を実行する通信モジュール40のコンピュータ90を示すブロック図である。図4に示されるように、CPU91、ROM92、RAM93、画像制御部96、コントローラ97、入出力制御部100および外部I/F部102はバス103に接続されている。図4において、上述の本発明の干渉レベル予測プログラムは、ROM92、ディスク98またはDVD若しくはCD−ROM99等の記録媒体(脱着可能な記録媒体を含む)に記録されている。干渉レベル予測プログラムは、ROM92からバス103を介し、あるいはディスク98またはDVD若しくはCD−ROM99等の記録媒体からコントローラ97を経由してバス103を介しRAM93へロードされる。画像制御部96は、種々の表示画像の画像データをVRAM95へ送出する。表示部(ディスプレイ)94はVRAM95から送出された上記画像データ等を表示する。VRAM95は表示部94の一画面分のデータ容量に相当する容量を有している画像メモリである。入力操作部101はコンピュータに入力、指定等を行うためのマウス、キーボード、タッチパネル、スイッチ等の入力操作部であり、入出力制御部100は入力操作部101と接続され入力制御等を行うとともに、干渉レベル予測値などの出力制御、あるいはテレビ放送用無線信号測定器との間の測定入出力制御に使用される。無線信号処理部102はアンテナ41や外付けアンテナと接続され、中央処理ユニット(CPU)91からの制御に従ってセルラー無線アクセス動作を実行する機能を有している。表示部94は通信モジュール40を上述したデータ処理端末として兼用する場合、サーバ30からダウンロードした干渉予測結果記録DB31内の地図上の測定場所毎の干渉レベル予測値IcellularあるいはSIRを色別で表示することができる。
上述のように中央処理ユニット(CPU)91が本発明の干渉レベル予測プログラムを実行することにより、本発明の目的を達成することができる。干渉レベル予測プログラムは上述のようにDVD若しくはCD−ROM99等の記録媒体の形態でコンピュータ(CPU)91に供給することができ、干渉レベル予測プログラムを記録したDVD若しくはCD−ROM99等の記録媒体も同様に本発明を構成することになる。干渉レベル予測プログラムを記録した記録媒体としては上述された記録媒体の他に、例えばメモリ・カード、USB・メモリ、ハードディスク、光ディスク等を用いることができる。
本発明の実施例4では、実施例1の干渉レベル予測値Icellularに加えて、さらにブースタ70における所定のテレビ放送用無線信号の入力レベル値と上述したIcellularとの差であるSIR(Signal to Interference Ratio)を求める場合について説明する。
図5は、本発明の実施例4における干渉予測システム3を示す。図5で図1および図6と同じ符号を付した個所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図5の機能ブロック50内に示されるように、テレビ放送用無線信号測定部60はテレビ放送局80の送信アンテナ81から受信したテレビ放送用無線信号TVの受信レベルRSSIbroadcastの測定を行う。SIR予測部61は、テレビ放送用無線信号測定部60により測定された受信レベルRSSIbroadcastの値と実施例1で説明した干渉レベル予測部54により求められた干渉レベル予測値Icellularとのデシベル値での差を求めることにより、ブースタ70におけるテレビ放送用無線信号TVのSIRを求める。以下、SIRの求め方について説明する。
式(5)は、ブースタ70におけるSIRを求める数式である。
SIR = RSSIbroadcast − Icellular (5)
ここで、各変数については以下の通りである。
SIR:ブースタ70におけるSIR(dB)。
RSSIbroadcast:テレビ放送用無線信号測定部60により測定されたテレビ放送用無線信号TVの受信レベル実測値(dBm)。受信レベルRSSIbroadcastの測定は、ブースタ70の設置位置において(即ち、テレビ放送用無線信号TV’≒TVとなる近似位置において)測定する。
式(5)は、希望信号であるテレビ放送用無線信号TVの受信レベル実測値RSSIbroadcast に対して干渉レベル予測値Icellularをデシベル値で差し引いている。SIRは希望信号電力に対する干渉雑音電力の比であるが、対数(dB)で取り扱うため、差の演算が適用される。
上述した干渉予測結果記録DB31は所定数Nのブースタ70i毎に干渉レベル予測値Icellularに加えてさらにSIRを記録することができる。図5に示されるように、通信モジュール40は、ブースタ70iに対してSIR予測部61により求められたSIRiを干渉予測結果記録DB31に記録するSIR出力部63をさらに備えている。上述した繰返しブースタ58は、所定数Nのブースタ70iに対して干渉予測が終了したか否かを判断し、終了したと判断されなかった場合、残りのブースタ70iに対して、セルラー無線アクセス部51、テレビ放送用無線信号測定部60、パラメータ情報取得部53、干渉レベル予測部54、SIR予測部61、干渉レベル出力部57およびSIR出力部63による処理を繰返させることができる。
通信モジュール40のコンピュータが実行する本発明の実施例5における干渉レベル予測プログラム、方法の流れを示すフローチャートの骨子は図2と同様であるため、図示は省略する。新たに加わった処理は以下の通りである。即ち、図2に示されるフローチャートのステップS14の前または後に、テレビ放送局80の送信アンテナ81から受信したテレビ放送用無線信号TVの受信レベルRSSIbroadcastの測定を行うテレビ放送用無線信号測定ステップを追加する。次に、テレビ放送用無線信号測定ステップで測定された受信レベルRSSIbroadcastと干渉レベル予測ステップ(ステップS20)で求められた干渉レベル予測値Icellularとの差を求めることにより、ブースタ70iにおけるテレビ放送用無線信号TVのSIRを求める信号レベル対干渉レベル比予測ステップを追加する。
続いて、ブースタ70iに対して信号レベル対干渉レベル比予測ステップで求められたSIRを干渉予測結果記録DB31に記録する信号レベル対干渉レベル比出力ステップを追加する。
以上のように、本発明の実施例4によれば干渉予測結果記録DB31には地図上のブースタ70iの設置位置毎に干渉レベル予測値Icellularに加え、さらにSIRを記録することができる。このため、サーバ30、データ処理端末のディスプレイにおいて干渉予測結果記録DB31内の地図上の測定場所(地図上のブースタ70iの設置位置)毎にその干渉レベル予測値IcellularおよびSIRを色別で表示することにより、実施例1と比較してさらに一覧性を得ることができる。このため、周波数再編によりセルラー基地局10からの高レベルの不要波Eが入力した場合に生ずるテレビ放送用無線信号の品質低下の問題を緩和する対策を施す対象となるブースタ70iの絞り込み作業をさらに効率よく実行し、経済的にさらに効率の高い対策を実現することができる干渉予測システム3等を提供することができる。
実施例5では、実施例4で用いたテレビ放送用無線信号測定部60に替えて、通信モジュール40に外付けされた、テレビ放送局80の送信アンテナ81から受信したテレビ放送用無線信号TVの受信レベルRSSIbroadcastの測定を行う外付けテレビ放送用無線信号測定部60’(不図示)をさらに備えることができる。即ち、通信モジュール40にテレビ放送用無線信号測定部60が実装されない場合は、外付けテレビ放送用無線信号測定部60’で代用することができる。外付けテレビ放送用無線信号測定部60’としては、可搬型のスペクトラムアナライザ等を用いることが好適である。可搬型のスペクトラムアナライザ60’に測定用アンテナを接続し、テレビ放送用無線信号TVの周波数を含む帯域をスキャンすることにより、テレビ放送用無線信号TVのレベルを測定することができる。
以上のように、本発明の実施例5によれば、テレビ放送用無線信号測定部60が実装されていない通信モジュール40を用いる場合であっても、外付けテレビ放送用無線信号測定部60’で代用することにより測定を実行することができる。
本発明の構成における通信モジュール40の実施例としては通信モジュール40の機能を実現する専用のハードウェアとソフトウェアの開発により実施する事例、あるいはいわゆるスマートフォンやタブレット端末を用い、そのアプリケーション・ソフトの開発により実施する事例などが考えられる。
1、2、3 干渉レベル予測システム、 10、110a、110b、110c セルラー基地局、 11、41、71 アンテナ、 20 インターネット、 30 サーバ、 31 干渉予測結果記録DB、 40、140a、140b、140c 通信モジュール、 50 機能ブロック、 51 セルラー無線アクセス部、 53 パラメータ情報取得部、 54 干渉レベル予測部、 55 電波伝搬減衰量補正値算出部、 56 アンテナ指向利得補正値算出部、 57 干渉レベル予測値出力部、 58 繰返し部、 59 アンテナ情報記録DB、 60 テレビ放送用無線信号測定部、 60’ 外付けテレビ放送用無線信号測定器、 61 SIR予測部、 63 SIR予測値出力部、 70 ブースタ、 72 家屋、 73a、73b、73c テレビ受像機群、 90 通信モジュール40の干渉レベル予測プログラムを実行するコンピュータのブロック図、 91 CPU、 92 ROM、 93 RAM、 94 表示部、 95 VRAM, 96 画像制御部、 97 コントローラ、 98 ディスク、 99 記録媒体、 100 入出力制御部、 101 入力操作部、 102 無線信号処理部、 103 バス。
"相互変調ひずみ(Inter Modulation)とIP3(3rd orderIntercept Point)その1"、[online]、[平成25年2月12日検索]、インターネット、<URL: http://www.mwave-lab.jp/jim_and_ip3.htm>

Claims (11)

  1. インターネットに接続されたセルラー基地局と、該セルラー基地局の下り無線信号を受信可能な通信モジュールとを有し、該セルラー基地局の下り無線信号の周波数がテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合にテレビ放送用無線信号を中継増幅する任意のテレビ放送用中継増幅器へ入力し得る該セルラー基地局の下り無線信号の干渉レベルを予測する干渉レベル予測システムであって、
    前記通信モジュールは、
    前記セルラー基地局の下り無線信号に含まれ、下り無線信号の品質の測定及び/又は復調の基準となる信号として使用される下り基準信号の受信レベルの測定と、該受信レベルが所定の閾値以上のセルラー基地局のセルの判別とを行うセルラー無線アクセス手段と、
    前記セルラー無線アクセス手段により判別されたセルラー基地局の報知情報に含まれる下り基準信号の送信電力及び/又は事前に提供される移行後における送信電力最大設定値を含むパラメータ情報を取得するパラメータ情報取得手段と、
    前記セルラー無線アクセス手段により測定された下り基準信号の受信レベルと、前記パラメータ情報取得手段により取得された前記パラメータ情報に含まれる下り基準信号の送信電力値及び移行後における送信電力最大設定値と、移行後における該セルラー基地局から前記テレビ放送用中継増幅器までの該下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値と、アンテナ指向利得の補正値とに基づいて得られる周囲のセルラー基地局毎の干渉レベル予測値のうち、所定の閾値以上となる干渉レベル予測値を合計することにより、前記テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る周囲のセルラー基地局群の下り無線信号の干渉レベル予測値を求める干渉レベル予測手段とを備えたことを特徴とする干渉レベル予測システム。
  2. 請求項1記載の干渉レベル予測システムにおいて、
    前記通信モジュールは、該通信モジュールのアンテナ高及びプロファイル(Pt)、前記テレビ放送用中継増幅器のアンテナ高及びプロファイル(Pb)が角度(仰角及び方位角)毎に記録されたアンテナ情報記録部をさらに備え、前記パラメータ情報取得手段により取得されたパラメータ情報は移行前後の周波数をさらに備え、
    前記干渉レベル予測手段は、
    前記電波伝搬減衰量の補正値を、
    前記パラメータ情報取得手段により取得された前記パラメータ情報に含まれる移行前後の周波数と、前記アンテナ情報記録部に記録された該通信モジュールのアンテナ高及びテレビ放送用中継増幅器のアンテナ高とを用いて、所定の電波伝搬減衰モデルにより求め(電波伝搬減衰量補正値算出手段)、
    前記アンテナ指向利得の補正値を、
    前記アンテナ情報記録部に記録された前記プロファイルPt及びPbを検索し、前記通信モジュールのアンテナから該セルラー基地局のアンテナへの角度(仰角及び方位角)(θtce, θtca)と、前記テレビ放送用中継増幅器のアンテナから該セルラー基地局のアンテナへの角度(仰角及び方位角)(θbce,θbca)により、
    (a)プロファイルPtから角度(仰角及び方位角)θtce, θtca における指向利得Pt(θtce, θtca)を求め、プロファイルPbから角度(仰角及び方位角)θbce,θbcaにおける指向利得Pb(θbce,θbca)を求め、
    (b)前記両指向利得の差
    Pb(θbce,θbca)−Pt(θtce, θtca)
    により指向利得の補正値を周囲のセルラー基地局毎に求める(アンテナ指向利得補正値算出手段)ことを特徴とする干渉レベル予測システム。
  3. 請求項2記載の干渉レベル予測システムにおいて、前記アンテナ指向利得補正値算出手段は、前記アンテナ情報記録部がプロファイルPt及びPbを含まない場合、前記アンテナ指向利得の補正値として所定の暫定値を用いることを特徴とする干渉レベル予測システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の干渉レベル予測システムにおいて、インターネットに接続されたサーバをさらに備え、該サーバは干渉レベルを予測する対象であるテレビ放送用中継増幅器毎に干渉予測結果が記録される干渉予測結果記録部を備え、
    前記通信モジュールは、
    前記テレビ放送用中継増幅器に対して前記干渉レベル予測手段により求められた干渉レベル予測値を前記干渉予測結果記録部に記録する干渉レベル予測値出力手段をさらに備えたことを特徴とする干渉レベル予測システム。
  5. インターネットに接続されたセルラー基地局と、該セルラー基地局の下り無線信号を受信可能な通信モジュールとを有し、該セルラー基地局の下り無線信号の周波数がテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合にテレビ放送用無線信号を中継増幅する任意のテレビ放送用中継増幅器へ入力し得る該セルラー基地局の下り無線信号の干渉レベルを予測する干渉レベル予測システムにおける該通信モジュールが実行する干渉レベル予測プログラムであって、該通信モジュールのコンピュータを、
    前記セルラー基地局の下り無線信号に含まれ、下り無線信号の品質の測定及び/又は復調の基準となる信号として使用される下り基準信号の受信レベルの測定と、該受信レベルが所定の閾値以上のセルラー基地局の判別とを行うセルラー無線アクセス手段、
    前記セルラー無線アクセス手段により判別されたセルラー基地局の報知情報に含まれる下り基準信号の送信電力や、事前に提供される移行後における送信電力最大設定値を含むパラメータ情報を取得するパラメータ情報取得手段、
    前記セルラー無線アクセス手段により測定された下り基準信号の受信レベルと、前記パラメータ情報取得手段により取得された前記パラメータ情報に含まれる下り基準信号の送信電力値及び移行後における送信電力最大設定値と、移行後における該セルラー基地局から前記テレビ放送用中継増幅器までの該下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値と、アンテナ指向利得の補正値とに基づいて得られる周囲のセルラー基地局の干渉レベル予測値のうち、所定の閾値以上となる干渉レベル予測値を合計することにより、前記テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る周囲のセルラー基地局群の下り無線信号の干渉レベル予測値を求める干渉レベル予測手段として機能させるための干渉レベル予測プログラム。
  6. 請求項5記載の干渉レベル予測プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  7. インターネットに接続されたセルラー基地局と、該セルラー基地局の下り無線信号を受信可能な通信モジュールとを有し、該セルラー基地局の下り無線信号の周波数がテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合にテレビ放送用無線信号を中継増幅する任意のテレビ放送用中継増幅器へ入力し得る該セルラー基地局の下り無線信号の干渉レベルを予測する干渉レベル予測システムにおける該通信モジュールのコンピュータが実行する干渉レベル予測方法であって、
    前記セルラー基地局の下り無線信号に含まれ、下り無線信号の品質の測定や復調の基準となる信号として使用される下り基準信号の受信レベルの測定と、該受信レベルが所定の閾値以上のセルラー基地局の判別とを行うセルラー無線アクセスステップと、
    前記セルラー無線アクセスステップで判別されたセルラー基地局の報知情報に含まれる下り基準信号の送信電力及び/又は、事前に提供される移行後における送信電力最大設定値を含むパラメータ情報を取得するパラメータ情報取得ステップと、
    前記セルラー無線アクセスステップで測定された下り基準信号の受信レベルと、前記パラメータ情報取得ステップで取得された前記パラメータ情報に含まれる下り基準信号の送信電力値及び移行後における送信電力最大設定値と、移行後における該セルラー基地局から前記テレビ放送用中継増幅器までの該下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値と、アンテナ指向利得の補正値とに基づいて得られる周囲のセルラー基地局毎の干渉レベル予測値のうち、所定の閾値以上となる干渉レベル予測値を合計することにより、前記テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る周囲のセルラー基地局群の下り無線信号の干渉レベル予測値を求める干渉レベル予測ステップとを備えたことを特徴とする干渉レベル予測方法。
  8. インターネットに接続されたセルラー基地局の下り無線信号を受信可能な通信モジュールであって、該セルラー基地局の下り無線信号の周波数がテレビ放送用無線信号を増幅するテレビ放送用無線信号の周波数帯域の一部に重なる移行を行った場合に該テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る該セルラー基地局の下り無線信号の干渉レベルを予測するにあたり、
    前記セルラー基地局の下り無線信号に含まれ、下り無線信号の品質の測定及び/又は復調の基準となる信号として使用される下り基準信号の受信レベルの測定と、該受信レベルが所定の閾値以上のセルラー基地局の判別とを行うセルラー無線アクセス手段と、
    前記セルラー無線アクセス手段により判別されたセルラー基地局の報知情報に含まれる下り基準信号の送信電力及び/又は、事前に提供される移行後における送信電力最大設定値を含むパラメータ情報を取得するパラメータ情報取得手段と、
    前記セルラー無線アクセス手段により測定された下り基準信号の受信レベルと、前記パラメータ情報取得手段により取得された前記パラメータ情報に含まれる下り基準信号の送信電力値及び移行後における送信電力最大設定値と、移行後における該セルラー基地局から前記テレビ放送用中継増幅器までの該下り基準信号の電波伝搬減衰量の補正値と、アンテナ指向利得の補正値とに基づいて得られる周囲のセルラー基地局毎の干渉レベル予測値のうち、所定の閾値以上となる干渉レベル予測値を合計することにより、前記テレビ放送用中継増幅器へ入力し得る周囲のセルラー基地局群の下り無線信号の干渉レベル予測値を求める干渉レベル予測手段とを備えたことを特徴とする通信モジュール。
  9. 請求項8記載の通信モジュールにおいて、該通信モジュールのアンテナ高及び角度(仰角及び方位角)毎に記録されたプロファイル(Pt)、前記テレビ放送用中継増幅器のアンテナ高及び角度(仰角及び方位角)毎に記録されたプロファイル(Pb)が記録されたアンテナ情報記録部をさらに備え、前記パラメータ情報取得手段により取得されたパラメータ情報は移行前後の周波数をさらに備え、
    前記干渉レベル予測手段は、
    前記電波伝搬減衰量の補正値を、
    前記パラメータ情報取得手段により取得された前記パラメータ情報に含まれる移行前後の周波数と、前記アンテナ情報記録部に記録された該通信モジュールのアンテナ高及びテレビ放送用中継増幅器のアンテナ高とを用いて、所定の電波伝搬減衰モデルにより求め(電波伝搬減衰量補正値算出手段)、
    前記アンテナ指向利得の補正値を、
    前記アンテナ情報記録部に記録された前記プロファイルPt及びPbを検索し、前記通信モジュールのアンテナから該セルラー基地局のアンテナへの角度(仰角及び方位角)(θtce, θtca)と前記テレビ放送用中継増幅器のアンテナから該セルラー基地局のアンテナへの角度(仰角及び方位角)(θbce,θbca)により、
    (a)プロファイルPtから角度(仰角及び方位角)θtce, θtca における指向利得Pt(θtce, θtca)を求め、プロファイルPbから角度(仰角及び方位角)θbce,θbcaにおける指向利得Pb(θbce,θbca)を求め、
    (b)前記両指向利得の差
    Pb(θbce,θbca)−Pt(θtce, θtca)
    により指向利得の補正値を周囲のセルラー基地局毎に求める(アンテナ指向利得補正値算出手段)ことを特徴とする通信モジュール。
  10. 請求項9記載の通信モジュールにおいて、前記アンテナ指向利得補正値算出手段は、前記アンテナ情報記録部がプロファイルPt及びPbを含まない場合、前記補正値として所定の暫定値を用いることを特徴とする通信モジュール。
  11. 請求項8乃至10のいずれかに記載の通信モジュールにおいて、
    前記テレビ放送用中継増幅器に対して前記干渉レベル予測手段により求められた干渉レベル予測値を、インターネットに接続されたサーバに備えられた、干渉レベルを予測する対象であるテレビ放送用中継増幅器毎に干渉レベル予測結果が記録される干渉レベル予測結果記録部に記録する干渉レベル予測値出力手段をさらに備えたことを特徴とする通信モジュール。
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