JP5595849B2 - 画像記録装置と動画像データの記録方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、前後フレームの差分で構成される動画像データを逆再生可能に記録する動画像データの記録方法及びその動画像データを記録する画像記録装置に関する。
コンピュータ制御によるシステムの運用においては、制御対象機器の制御結果、操作結果、又は他の装置の状態等の各種のパラメータをコンピュータの表示データに加工してモニタに表示している。
制御対象のシステムにトラブルや障害が発生した場合、速やかに障害を復旧する必要がある。そのため、障害要因の詳細な検討を復旧作業前又は復旧作業とともに行うことは困難であり、事後的にこの障害要因を特定する作業を行ったり、事後的に復旧作業の正当性、妥当性を検証したりすることが非常に重要となる。
この障害要因の特定や復旧作業の検証については、制御コンピュータ画面の記録を後から再生し、画面の変化や操作の内容を再度確認することで実施する場合がある。具体的には、復旧作業において変化するコンピュータ画面の表示データを時系列的に連続して取得することで動画像データを取得しておき、この動画像データを後に再生して確認を行う。
動画像データの生成方式としては、全ての時刻において画面に表示されているデータを動画像データに含める方式があるが、この方式によると情報量が膨大となってしまう。そこで、初期画面と前後フレームの差分データとを動画像データに含める方式が一般的である。この従来の初期画面と前後フレームの差分データとを動画像データに含める方式では、時間軸に対して順方向の再生は可能であるが、逆再生ができない。
しかし、障害要因の特定や復旧作業の検証においては、システム障害の根本要因を遡りながら探ることが有効である。そこで、キーフレームと呼ばれる表示画面全体の表示データを所定間隔で動画像データに織り交ぜる動画像データ生成方式が提案されている。
特開2003−125327号公報
キーフレームと呼ばれる表示画面全体の表示データを所定間隔で動画像データに織り交ぜる動画像データ生成方式によると、時刻を遡るようにキーフレームのみを抽出して表示させることで、一応の逆再生が可能である。しかし、キーフレームを用いる方式の場合、逆再生では、キーフレームの存在間隔の影響を受けて動画像が非連続となる。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、前後フレームの差分で構成される動画像データの滑らかな逆再生を可能とする動画像データの記録方法及びその画像記録装置を提供することを目的とする。
本実施形態の画像記録装置は、前後フレームの差分で構成される動画像データを保管する。この保管の段階では、まずフレームデータ内の上書きされる画像領域を示す更新領域情報と上書きする上書情報とを含む更新データを取得する。更新データを取得すると、更新領域情報を参照して、上書き直前のフレームデータから、上書きされる画像領域の被上書画像データを取得し、更新領域情報と被上書画像データとを対応づけて記憶する。そして、被上書画像データの取得後、更新領域情報が示す画像領域に上書情報を上書きしたフレームデータをメモリ上に描画する。
本実施形態に係る画像記録装置のネットワーク構成を示すブロック図である。 画像記録装置の詳細構成を示すブロック図である。 更新データを示す概念図である。 更新データを示す概念図である。 記録データを示す概念図である。 記録データを示す概念図である。 逆再生可能な動画像データの生成動作を示すフローチャートである。 両瞳の遷移状態を記録した動画像データである。 第1の記録データの生成及び描画処理を示す模式図である。 第2の記録データの生成及び描画処理を示す模式図である。 第3の記録データの生成及び描画処理を示す模式図である。 記録データの生成及び描画処理の全体を示す模式図である。 逆再生機能を有する画像記録装置の詳細構成を示すブロック図である。 逆再生処理の動作を示すフローチャートである。 第1の逆再生描画処理を示す模式図である。 第2の逆再生描画処理を示す模式図である。 第3の逆再生描画処理を示す模式図である。
以下、本発明に係る画像記録装置の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
(構成)
まず、本実施形態に係る画像記録装置1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像記録装置1のネットワーク構成を示すブロック図である。
図1に示す画像記録装置1は、動画像データを保管するサーバである。この画像記録装置1は、コンピュータを含み構成される。画像記録装置1は、画面送信装置100とネットワークNを介して接続されており、この画像送信装置100を遠隔操作して動画像データを受信し、ハードディスク等の外部記憶装置に格納する。格納の際には、受信した動画像データを逆再生が可能なデータに加工しておく。
ネットワークNは、信号の送受信が可能な回線又は回線網である。回線又は回線網は、具体的には、LAN、インターネット、又は専用回線を含む。
画面送信装置100は、制御対象装置を制御するコンピュータを含み構成され、制御結果、操作結果、又は他の装置の状態等の各種のパラメータを表示データに加工してモニタに表示する。
この画面送信装置100は、モニタ画面の表示データを所定のサンプリング周期でビデオRAM等のメモリから連続的に取得し、動画像データに加工し、画像記録装置1に送信する。この動画像データは、初期画面のフレームデータと前後画面の差分を示す更新データD1を含み構成される。画面送信装置100は、更新データD1を画面送信装置100へ逐次送信し、または一定時間や要求を契機として一定時間分まとめて送信する。尚、動画像データには、初期画面以外のキーフレームデータを含んでいてもよい。
図2は、この画像記録装置1の詳細構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像記録装置1は、受信部12と、順再生描画部14と、ビデオRAM15と、データ生成部16と、データ記憶部17とを備えている。
この画像記録装置1は、受信部12による更新データD1の受信、データ生成部16による被上書画像データD3の取得、データ生成部16による被上書画像データD3と更新データD1とをマージした記録データD2の生成、及び順再生描画部14による記録データ2を参照したビデオRAM15へのフレームデータの描画を、更新データD1の受信毎に順に経ることにより、逆再生が可能な動画像データの加工を行い、当該動画像データをデータ記憶部17へ格納する。
まず、受信部12は、動画像データの取得手段であり、CPUやMPUの他、パケットデータを送受信するLANアダプタやモデムを含み構成される。この受信部12は、画面転送プロトコルを利用して画面送信装置100を遠隔操作し、更新データD1を画像記録装置1に送信させる。また、受信部12は、送り手となり、送信されてきたデータが更新データD1であれば、この更新データD1を受け手であるデータ生成部16に渡す。
画面転送プロトコルは、画面の変化画像を伝送する遠隔操作の方式の一つである。具体的には、受信部12は、通信方式としてIP(インターネットプロトコル)の規約を利用し、更新データD1の送受信方式として、RFB(Remote Frame Buffer)プロトコルを利用したVNC(Virtual Network Computing)や、RDP(Remote Desktop Protocol)を利用する。
取得手段としては、ネットワークNを介しない装置であってもよく、磁気記憶媒体や光学記憶媒体や不揮発性記憶媒体から更新データD1を読み取るドライブやアダプタでもよい。
図3及び図4は、この受信部12が受信する更新データD1を示す概念図である。更新データD1は、メッセージ種別と描画命令種別とパラメータを含むメッセージデータである。メッセージ種別は、全ての画面転送プロトコルメッセージに共通のフィールドであり、当該データが画面を更新する差分データであることを示す。描画命令種別は、更新データD1の描画種別を示すフィールドであり、所謂メソッド名である。パラメータは、描画命令種別に応じて付加される。
図3に示す更新データD1は、「Put image」を描画命令種別として含む。「Put image」は、フレームデータの指定領域を上書きする描画命令であり、より詳しくは、同梱される画像データで指定する画像領域を上書きする描画命令である。
この更新データD1には、更新領域情報D11と属性情報と上書情報D12が含まれる。描画命令種別の後に更新領域情報D11が続き、更新領域情報D11の後に上書情報D12の属性情報が続き、当該属性情報の後に上書情報D12が続く。
更新領域情報D11は、画面を更新する直前のフレームデータ中の上書きされる画像領域を示す情報であり、位置を示す開始座標(x,y)と大きさを示す画像サイズ(w,h)で構成される。属性情報は、上書情報D12の圧縮形式とピクセルフォーマットを含む。圧縮形式は、上書情報D12の圧縮アルゴリズムやデータ形式を示す識別子である。ピクセルフォーマットは、画素のデータ形式を示す識別子であり、例えばRGB24等の表色系とビット数を示す。上書情報D12は、上書きする画像データである。
図4に示す更新データD1は、「Copy rectangle」を描画命令種別として含む。「Copy rectangle」は、フレームデータの指定領域を上書きする描画命令であり、より詳しくは、指定した画像領域の画像データで指定した画像領域を上書きする描画命令である。
この更新データD1にも、更新領域情報D11と上書情報D12が含まれる。「Copy rectangle」を描画命令種別とする場合、上書情報D12は、コピー元の画像データが存在する画像領域を示すコピー先開始座標(x1,y1)と大きさを示す画像サイズ(w,h)で構成される。
尚、図3及び図4に示す更新データD1の具体例では、上書きされる画像は矩形である前提の例となっているが、画面転送プロトコルの設計事項により、矩形以外の形状の画像を扱う場合は、それに合わせた位置情報やサイズ情報などの、画面に画像を復元するのに必要な情報を同梱させればよい。また、データ圧縮も必須でなく、無圧縮データであっても構わない。
データ生成部16は、CPUを含み構成され、更新データD1を参照して、動画像データを逆再生可能に加工する。具体的には、時系列とは逆の方向にフレームデータを更新するデータを生成する。換言すると、時系列を基準に前後フレームデータで相違している画像部分を前フレームデータから取得して更新領域情報D11と対応づけてデータ記憶部17に記憶させる。
このデータ生成部16は、領域抽出部161と情報付加部162を含む。領域抽出部161は、更新領域情報D11を参照して、被上書画像データD3を取得する。被上書画像データD3は、ビデオRAM15内に描画された上書直前のフレームデータから取得する。つまり、この被上書画像データD3は、時系列を基準に前フレームデータの上書きされる画像領域の画像データである。
具体的には、領域抽出部161は、図3に示す「Put image」を描画命令種別とする更新データD1を受け取ると、この更新データD1から更新領域情報D11を取得する。そして、領域抽出部161は、この更新領域情報D11が示す上書きされる画像領域(x,y)−(x+w,y+h)を特定し、ビデオRAM15内に描画された画像領域(x,y)−(x+w,y+h)の被上書画像データD3を読み取る。
尚、この読み取りの時点では、受信した更新データD1に基づくフレームデータの更新は行われておらず、ビデオRAM15内に描画されているフレームデータは、受信した更新データD1に基づく更新より前のフレームデータである。
また、領域抽出部161は、図4に示す「Copy rectangle」を描画命令種別とする記録データD2を受け取ると、この更新データD1から更新領域情報D11を取得する。そして、領域抽出部161は、この更新領域情報D11が示す上書きされる画像領域(x1,y1)−(x1+w,y1+h)を特定し、ビデオRAM15内に描画された画像領域(x1,y1)−(x1+w,y1+h)の被上書画像データD3を読み取る。
情報付加部162は、記録データD2を生成する。図5及び6は、情報付加部162が生成する記録データD2を示す概念図である。図5及び6に示す記録データD2は、更新データD1とタイムスタンプD4と被上書画像データD3とをマージしたデータである。換言すると、タイムスタンプD4と、メッセージ種別と、描画命令種別と、更新領域情報D11と、上書情報D12と、被上書画像データD3と、被上書画像データD3の属性情報を含む。
即ち、情報付加部162は、領域抽出部161が読み取った被上書画像データD3を、参照した更新領域情報D11が含まれる更新データD1に付加する。尚、メッセージ種別は、事実上固定されて自明の場合には、省略してもそのままにしておいてもよい。
また、情報付加部162は、タイムスタンプD4を取得して、このタイムスタンプD4も記録データD2に含める。タイムスタンプD4は、時刻を示し、フレームデータの時系列を従っていれば、更新データD1を受信した時点の時刻、記録データD2生成時の時刻、画面送信装置100が更新データD1を送出する際に同梱した時刻等の何れを元にしてもよい。更新データD1を受信した時点の時刻、又は記録データD2生成時の時刻は、画像記録装置1の内部時計又はネットワークN上のタイムサーバが係時する時刻が参照される。また、情報付加部162は、被上書画像データD3の属性情報を生成して、記録データD2に含める。この属性情報は、圧縮形式及びピクセルフォーマットを含む。
順再生描画部14は、CPU又はGPUを含み構成され、記録データD2を参照して、更新領域情報D11が示す画像領域に上書情報D12を反映したフレームデータをビデオRAM15に描画する。順再生描画部14は、描画命令種別に合わせたメソッドでビデオRAM15内に存在するフレームデータの一部画像領域を上書きする。
データ生成部16は、記録データD2を生成すると、この記録データD2をメッセージとして順再生描画部14に送出する。順再生描画部14は、この記録データD2の受け取りを契機として、描画処理を行う。尚、画像記録装置1をデータサーバ専用とし、ネットワークN上の他の装置へ動画像データを配信する場合には、ビデオRAM15に代えてプログラムやデータを展開する主記憶装置や外部記憶装置にフレームデータを展開することもできる。
描画命令種別が「Put image」であった場合には、順再生描画部14は、更新領域情報D11が示す上書きされる画像領域(x,y)−(x+w,y+h)のビットマップ空間に、ピクセルフォーマットに従って上書情報D12の画像データを描画する。尚、順再生描画部14は、描画命令種別が「Put image」であった場合、描画前に上書情報D12を圧縮形式に展開しておく。
また、描画命令種別が「Copy rectangle」であった場合には、順再生描画部14は、上書情報D12が示すコピー先となる画像領域(x1,y1)−(x1+w,y1+h)の画像データをビデオRAM15からコピーし、更新領域情報D11が示す上書きされる画像領域(x1,y1)−(x1+w,y1+h)のビットマップ空間内に取得した画像データを描画する。
この順再生描画部14は、順方向、即ち時系列に沿ってフレームデータを更新する手段であり、順方向のフレームデータの更新の際には、被上書画像データD3はパラメータとして使用されない。
(動作)
このような画像記録装置1の逆再生可能な動画像データの生成動作を図7を参照して説明する。図7は、逆再生可能な動画像データの生成動作を示すフローチャートである。
まず、画像記録装置1は、ネットワークNを介して画面送信装置100から更新データD1を受信する(S101)。尚、この更新データD1の受信の前提として、初期画面のデータはすでに受信している。
画像記録装置1は、更新データD1を受信すると、この更新データD1から更新領域情報D11を読み出し(S102)、更新領域情報が示す画像領域の被上書画像データD3をビデオRAM15に描画されている更新直前のフレームデータから取得する(S103)。
被上書画像データD3を取得すると、画像記録装置1は、取得した被上書画像データD3とタイプスタンプD4とを更新データD1に付加することで記録データD2を生成し(S104)、データ記憶部17に記憶する(S105)。
更に、画像記録装置1は、この生成された記録データD2に従ってビデオRAM16に描画されているフレームデータを更新する(S106)。
記録データD2に含まれている描画命令種別が「Put image」であれば、該当のメソッドを実行することで、更新領域情報D11が示す画像領域に上書情報D12が示す画像データを描画する。記録データD2に含まれている描画命令種別が「Copy rectangle」であれば、該当のメソッドを実行することで、上書情報D12が示すコピー元の画像領域から画像データを取得し、取得した画像データを更新領域情報D11が示す画像領域に描画する。
図8乃至12は、この画像記録装置1による記録データD2の生成及びフレームデータの更新の具体例を示す。図8は、両瞳の遷移状態を記録した動画像データである。この動画像データは、図8の(a)に示すように、向かって右上に両瞳が向かっている状態から、図8の(b)に示すように、右下に両瞳が移動する状態までを連続的に映写したものである。
まず、図9の(a)に示す画面全体のフレームデータの送信後、最初に受信部12は、図9の(b)に示すデータを受信する。受信部12は、このデータのメッセージ種別を参照する。このデータは、更新データD1であるので、受信部12は、この更新データD1をデータ生成部16にメッセージとして転送する。
図9の(b)に示す更新データD1は、向かって右瞳全体を含む画像領域R1の画像データをその右下位置の画像領域R2にコピーする内容となっている。即ち、この更新データD1に含まれる更新領域情報D11は、右瞳右下位置の画像領域R2を示している。
領域抽出部161は、この更新領域情報を参照して、画像領域R2に存在する右の瞳の右下側の画像データを被上書画像データD3として取得する。そして、情報付加部162は、図9の(c)に示す記録データD2を生成する。具体的には、領域抽出部161が取得した右瞳右下側を示す画像領域R2の画像データを被上書画像データD3として、タイムスタンプD2と属性情報とともに図9の(b)の更新データD1に付加することで、記録データD2を生成する。
記録データD2が生成されると、データ生成部16は、この記録データD2をメッセージとして順方向再生部14に送信する。順方向生成部14は、この記録データD2の上書情報D12を参照して、図9の(d)に示すように、画像領域R1に存在する右瞳全体を含む画像領域R1の画像データをコピーし、更新領域情報D11を参照して、画像領域R2に上書きする。
次に、受信部12は、図10の(a)のフレームデータがビデオRAM15に描画された状態で、図10の(b)に示すデータを受信する。受信部12は、このデータのメッセージ種別を参照する。このデータは、更新データD1であるので、受信部12は、この更新データD1をデータ生成部16にメッセージとして転送する。
図10の(b)に示す更新データD1は、右瞳のコピーにより残った画像領域R1の上側画像領域R3を白ベタ塗り画像データで上書きする更新データD1である。即ち、この更新データD1に含まれる更新領域情報D11は、画像領域R1の上側画像領域R3を示している。
領域抽出部161は、この更新領域情報を参照して、画像領域R3に存在する右瞳上側部分の画像データを被上書画像データD3として取得する。そして、情報付加部162は、図10の(c)に示す記録データD2を生成する。具体的には、領域抽出部161が取得した右瞳上側部分の画像データを被上書画像データD3として、タイムスタンプD2と属性情報とともに図10の(b)の更新データD1に付加することで、記録データD2を生成する。
記録データD2が生成されると、データ生成部16は、この記録データD2をメッセージとして順方向再生部14に送信する。順方向生成部14は、この記録データD2の上書情報D12を参照して、図10の(d)に示すように、画像領域R3に存在する右瞳上側部分に上書情報D12である白ベタ塗り画像データを描画する。
次に、受信部12は、図11の(a)のフレームデータがビデオRAM15に描画された状態で、図11の(b)に示すデータを受信する。受信部12は、このデータのメッセージ種別を参照する。このデータは、更新データD1であるので、受信部12は、この更新データD1をデータ生成部16にメッセージとして転送する。
図11の(b)に示す更新データD1は、右瞳のコピー及び右瞳上側部分の白ベタ塗りにより残った画像領域R1の左側画像領域R4を白ベタ塗り画像データで上書きする更新データD1である。即ち、この更新データD1に含まれる更新領域情報D11は、画像領域R1の上側画像領域R4を示している。
領域抽出部161は、この更新領域情報を参照して、画像領域R3に存在する右瞳左側部分の画像データを被上書画像データD3として取得する。そして、情報付加部162は、図11の(c)に示す記録データD2を生成する。具体的には、領域抽出部161が取得した右瞳左側部分の画像データを被上書画像データD3として、タイムスタンプD2と属性情報とともに図11の(b)の更新データD1に付加することで、記録データD2を生成する。
記録データD2が生成されると、データ生成部16は、この記録データD2をメッセージとして順方向再生部14に送信する。順方向生成部14は、この記録データD2の上書情報D12を参照して、図11の(d)に示すように、画像領域R3に存在する右瞳左側部分に上書情報D12である白ベタ塗り画像データを描画する。
以上により、図12の(a)及び(b)に示す右瞳の移動が完了するとともに、この状態に遷移するまでの被上書画像データD3が更新領域情報D11とともに取得される。
以下、同様に、図12の(c)に示すように、画像領域R6を更新領域情報D11とし、画像領域R5の画像データを上書情報D12とした更新データD1が画面送信装置100から送信される。データ生成部16は、図12の(c)の画像領域R6の画像データを被上書画像データD3として取得し、その後、順方向再生部14が当該画像領域R6に画像領域R5の画像データを上書きする。
更に、図12の(d)に示すように、画像領域R7と画像領域R8を更新領域情報D11とし、白一色で塗りつぶされた画像データを上書情報D12とした更新データD1が画面送信装置100から順次送信される。データ生成部16は、図12の(d)の画像領域R7と画像領域R8の画像データを被上書画像データD3として取得し、その後、順方向再生部14が当該画像領域R7と画像領域R8に白一色で塗りつぶされた画像データを上書きする。
以上により、両目が右上から右下に移動するまでの各被上書画像データD3が更新領域情報D11とタイムスタンプD4とともにデータ記憶部17に記憶される。そして、他の装置からネットワークNを介して動画像データの送信要求があると、画像記録装置1は、ネットワークNを介して、この逆再生可能な動画像データを配信する。他の装置では、被上書画像データD3と更新領域情報D11を参照することで、逆再生で動画像データの再生が可能となる。
(逆再生処理)
この被上書画像データD3と更新領域情報D11が付加された記録データD2による逆再生処理について説明する。尚、この画像記録装置1には、データサーバとしての機能の他に、動画像を順方向及び逆方向に再生する機能を付加してもよい。以下、画像記録装置1に動画像を順方向及び逆方向に再生する機能を付加した場合を例に説明する。
この画像記録装置1は、図13に示すように、画像記録装置1は、表示部13と逆再生描画部18とを備えるようにしてもよい。
表示部13は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイのスクリーンとDACやDVIトランスミッタを含み構成され、ビデオRAM15に描画されたフレームデータを所定のサンプリング周期で取得して、スクリーンに表示する。
また、表示部13には、操作パネルが表示され、操作パネルには、逆再生ボタンと再生ボタンと動画像の経過時間を指し示すスライダとが配置される。再生ボタンが押下されると、順再生描画部14が記録データD2を順次読み込んで、順方向に動画像データを再生していく。また、スライダをマウス等で所定の位置に移動させ、再生ボタンが押下されると、そのスライダが指し示す経過時間に最も近いタイムスタンプD4を有するキーフレームをビデオRAM15に描画し、そのキーフレームから順次タイムスタンプD4を追って更新データD2を読み込んでフレームを更新していく。
逆再生ボタンが押下されると、逆再生描画部18により、動画像データを逆再生するように、時系列とは逆にフレームデータが描画される。この逆再生描画部18は、タイムスタンプD4を遡って記録データD3を順次読み出していき、それぞれの記録データD3に含まれる更新領域情報D11が示す画像領域を被上書画像データD3で上書きする処理を繰り返していく。
図14は、この逆再生描画部18による逆再生処理の動作を示すフローチャートである。図14に示すように、逆再生部18は、最終画面又はキーフレームのタイムスタンプD4よりも一つ古いタイムスタンプD4が付加された更新データD2を取得する(S201)。
更新データD2を取得すると、ビデオRAM15に描画されているフレームデータ中の更新領域情報D11が示す画像領域を被上書画像データD3で上書きする(S202)。
フレームデータの更新を行うと、取得した更新データD2よりも古い更新データD2が存在する場合には(S203,Yes)、取得した更新データD2よりも一つ古いタイムスタンプD4が付加された更新データD2を取得し(S204)、S202を行う。取得した更新データD2よりも古い更新データD2が存在しなければ(S203,No)、逆再生を終了する。
図15乃至17は、この画像記録装置1による逆再生の具体例を示し、図8に示した両目の瞳を右上から右下に動かす動画を逆再生した例のうち、右の瞳を右上から右下に動かす動画部分の逆再生を示している。
まず、図15の(a)の状態から一つ古いタイムスタンプD4を有する記録データD2には、図15の(b)に示すように、左上にあった瞳の右側部分が白一色で上書きされた画像領域R4を示す更新領域情報D11が含まれている。逆再生描画部18は、図15の(c)に示すように、この記録データD2から順方向においては上書きされた画像データである右上を見たときの瞳の左下部分を示す被上書画像データD3を読み出し、画像領域R4に上書きする。
次に、図16の(a)の状態から一つ古いタイムスタンプD4を有する記録データD2には、図16の(b)に示すように、左上にあった瞳の上側部分が白一色で上書きされた画像領域R3を示す更新領域情報D11が含まれている。逆再生描画部18は、図16の(c)に示すように、この記録データD2から順方向においては上書きされた右上を見たときの瞳の上部分を示す被上書画像データD3を読み出し、画像領域R3に上書きする。
更に、図17の(a)の状態から一つ古いタイムスタンプD4を有する記録データD2には、図17の(b)に示すように、左上にあった瞳の右下部分が画像領域R1の画像データで上書きされた画像領域R2を示す更新領域情報D11が含まれている。逆再生描画部18は、図17の(c)に示すように、この記録データD2から順方向においては上書きされてしまった部分である右上を見たときの瞳の右下部分を示す被上書画像データD3を読み出し、画像領域R2に上書きする。
以上により、右の瞳が右上から右下へ動いた動画像データを逆再生して、右下か右上へ戻る様子が再現できる。
このように、本実施形態に係る画像記録装置1は、フレーム内の上書きされる画像領域を示す更新領域情報D11と上書きする上書情報D12とを含む更新データD1を取得すると、この更新領域情報D11を参照して、上書き直前のフレームデータから、上書きされる画像領域の被上書画像データD3を取得する。そして、この更新領域情報D11と被上書画像データD3とを対応づけて記憶する。その後、更新領域情報D11が示す画像領域に上書情報D12を反映したフレームデータをビデオRAM15上に描画する。
これにより、逆再生時には、更新領域情報D11と被上書画像データD3とを参照することで、前後フレームの差分で構成される動画像データであっても滑らかな逆再生が可能となる。
以上のように、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、そのほかの様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 画面記録装置
12 受信部
13 表示部
14 順再生描画部
15 ビデオRAM
16 データ生成部
161 領域抽出部
162 情報付加部
17 データ記憶部
18 逆再生描画部
D1 更新データ
D11 更新領域情報
D12 上書情報
D2 記録データ
D3 被上書画像データ
D4 タイムスタンプ
100 画面送信装置
N ネットワーク

Claims (5)

  1. 前後フレームの差分で構成される動画像データを保管する画像記録装置であって、
    フレームデータ内の上書きされる画像領域を示す更新領域情報と上書きする上書情報とを含む更新データを取得する取得手段と、
    前記更新領域情報を参照して、上書き直前の前記フレームデータから、上書きされる画像領域の被上書画像データを取得する領域抽出手段と、
    前記更新領域情報と前記被上書画像データとを対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記領域抽出手段による前記被上書画像データの取得後、前記更新領域情報が示す画像領域に前記上書情報を上書きしたフレームデータをメモリ上に描画する順再生描画手段と、
    を備えること、
    を特徴とする画像記録装置。
  2. 前記領域抽出手段は、
    前記更新領域情報を含む前記更新データに前記被上書画像データを付加し、
    前記記憶手段は、
    前記被上書画像データが付加された前記更新データを記憶すること、
    を特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記記憶手段に記憶された前記更新領域情報と前記被上書画像データとに基づき、前記動画像データを逆再生する逆再生描画手段を更に備えること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像記録装置。
  4. 前記逆再生描画手段は、
    前記更新領域情報が示す領域を前記被上書画像データで上書きしたフレームデータを生成すること、
    を特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  5. 前後フレームの差分で構成される動画像データを逆再生可能に記録する動画像データの記録方法であって、
    フレームデータ内の上書きされる画像領域を示す更新領域情報と上書きする上書情報とを含む更新データを取得する第1のステップと、
    前記更新領域情報を参照して、上書き直前の前記フレームデータから、上書きされる画像領域の被上書画像データを取得する第2のステップと、
    前記更新領域情報と前記被上書画像データとを前記更新データに対応づけて記憶する第3のステップと、
    前記被上書画像データの取得後、前記更新領域情報が示す画像領域に前記上書情報を上書きしたフレームデータをメモリ上に描画する第4のステップと、
    を備えること、
    を特徴とする動画像データの記録方法。
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