JP5593742B2 - 印鑑照合装置、印鑑照合システム、印鑑照合方法およびプログラム - Google Patents

印鑑照合装置、印鑑照合システム、印鑑照合方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印鑑照合装置、印鑑照合システム、印鑑照合方法およびプログラムに関する。
金融機関等では、顧客の登録印の印影を含む印影画像(登録印影)と取引印の印影を含む印影画像(取引印影)を用いて、オペレータにより印鑑照合が行われる。印鑑照合では、登録帳票等から読取られた登録印影と、取引時に顧客が提出する利用帳票等から読取られた取引印影から、照合用の印影が各々に抽出される。
ここで、登録帳票上の捺印欄に複数の登録印や印枠の欠けた登録印が捺印されていると、登録印影から照合用の印影を抽出できず、オペレータの目視確認により照合作業が行われることになる。
同様に、取引帳票上の捺印欄に複数の取引印や印枠の欠けた取引印が捺印されていると、取引印影から照合用の印影を抽出できず、オペレータの目視確認により照合作業が行われたり、取引帳票の再提出が顧客に依頼されたりすることになる。
このため、登録印影または取引印影の品質が悪い場合には、照合手続きが煩雑となり、照合時間が長くなり、ひいては顧客サービスの品質が低下してしまう。
このため、下記特許文献1には、捺印を登録印影と照合する方法において、特に伝票等から印影を読取る時に、捺印欄や汚れを消去し印影のみを検出する印影検出方法が開示されている。
特開昭63−259775号公報
しかし、上記印影検出方法では、ディスプレイに表示された捺印上で、オペレータが照合用の印影を指示する必要があるので、印影を迅速かつ容易に抽出することができない。
そこで、本発明は、照合用の印影を迅速かつ容易に抽出可能な、印鑑照合装置、印鑑照合システム、印鑑照合方法およびプログラムを提供しようとするものである。
本発明のある観点によれば、照合印影と、2以上の印影を含み照合印影と照合される被照合印影を取得する印影取得部と、被照合印影に含まれる1の印影を抽出印影として抽出する印影抽出部と、抽出印影と照合印影について印影の領域サイズの差が所定閾値以上であるかを判定、抽出印影の領域が被照合印影からのはみ出しにより欠けているかを判定する判定部と、領域サイズの差が所定閾値以上であり、または抽出印影の領域が被照合印影からのはみ出しにより欠けている場合に、被照合印影から抽出印影を除去し、照合用の印影を再抽出する印影再抽出部とを備える印鑑照合装置が提供される。
かかる構成によれば、2以上の印影を含む被照合印影から1の印影が抽出印影として抽出される。そして、抽出印影と照合印影の領域サイズの差が所定閾値以上であり、または、抽出印影の領域が被照合印影からのはみ出しにより欠けている場合に、被照合印影から抽出印影が除去され、照合用の印影が再抽出される。これにより、照合用の印影を指示しなくても、抽出印影の領域サイズや形状に基づき、照合に不適切な印影が除去されるので、照合用の印影を迅速かつ容易に抽出することができる。
また、本発明の別の観点によれば、照合印影と、2以上の印影を含み照合印影と照合される被照合印影を取得する印影取得部と、被照合印影に含まれる1の印影を抽出印影として抽出する印影抽出部と、抽出印影の領域が被照合印影からのはみ出しにより欠けているかを判定する判定部と、抽出印影の領域が被照合印影からのはみ出しにより欠けている場合に、被照合印影から抽出印影を除去し、照合用の印影を再抽出する印影再抽出部とを備える印鑑照合装置が提供される。
また、前述したいずれの印鑑照合装置でも、判定部は、抽出印影の領域が被照合印影の縁に接している場合、抽出印影の領域が被照合印影からはみ出していると判定してもよく、または、抽出印影の中心座標が被照合印影の中心座標から所定の閾値以上で離れている場合、抽出印影の領域が被照合印影からはみ出していると判定してもよく、または、判定部は、抽出印影の中心座標が被照合印影の端部座標からの距離が所定の閾値以下である場合、抽出印影の領域が被照合印影からはみ出していると判定してもよい。
また、本発明の別の観点によれば、照合印影と、2以上の印影を含み照合印影と照合される被照合印影を取得するステップと、被照合印影に含まれる1の印影を抽出印影として抽出するステップと、抽出印影と照合印影について印影の領域サイズの差が所定閾値以上であるかを判定するステップと、抽出印影の領域が被照合印影からのはみ出しにより欠けているかを判定するステップと、領域サイズの差が所定閾値以上であり、または抽出印影の領域が被照合印影からのはみ出しにより欠けている場合に、被照合印影から抽出印影を除去し、照合用の印影を再抽出するステップとを含む印鑑照合方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、上記印鑑照合方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。ここで、プログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体を用いて提供されてもよく、通信手段を介して提供されてもよい。
以上説明したように本発明によれば、照合用の印影を迅速かつ容易に抽出可能な、印鑑照合装置、印鑑照合システム、印鑑照合方法およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る印鑑照合装置を適用した金融システムの構成を示す図である。 印鑑照合装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 図2に示した印鑑照合装置の動作を示すフロー図である。 図2に示した印鑑照合装置の動作を示す説明図(1/2)である。 図2に示した印鑑照合装置の動作を示す説明図(2/2)である。 従来の印鑑照合方法を示すフロー図である。 図5に示した印鑑照合方法を示す説明図(1/3)である。 図5に示した印鑑照合方法を示す説明図(2/3)である。 図5に示した印鑑照合方法を示す説明図(2/3)である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下では、図5、図6A〜6Cを参照して、従来の印鑑照合方法について説明した後に、図1〜図4A、4Bを参照して、本発明の実施形態に係る印鑑照合装置50について説明する。なお、以下では、印鑑照合装置50を金融システムに適用した場合について説明するが、印鑑照合装置50は、他のシステムに適用されてもよく、システムに適用されずに単独で利用されてもよい。
[1.従来の印鑑照合方法]
図5には、従来の印鑑照合方法の手順が示されている。図5に示すように、取引に際して顧客が取引帳票を金融機関の窓口に持参すると、オペレータOは、オペレータ端末に接続されているスキャナに取引帳票をセットする。
オペレータ端末は、取引帳票の認識処理を行い、取引帳票の捺印欄W1に捺印された取引印の印影を含む印影画像S1(取引印影S1)を取得する(ステップS1)。また、オペレータ端末は、取引帳票の顧客情報記載欄に記載された口座情報を取得し、口座情報に基づき印鑑サーバ15から登録印の印影を含む印影画像S2(登録印影S2)を取得する(S2)。
そして、オペレータ端末は、取引印影S1および登録印影S2から照合用の印影の画像(照合用の印影)を各々に抽出し(S3)、ディスプレイまたはプリンタに照合用情報として出力する。オペレータOは、照合用情報を用いて印影を照合し(S4)、照合結果をオペレータ端末に入力する。
図6Aに示すように、取引帳票の捺印欄W1には取引印S1が捺印され、登録帳票の捺印欄W2には取引印S1と同じ登録印S2が捺印されている。通常、登録帳票の捺印欄W2には、捺印欄W2からはみ出さずに1つの印影S2が捺印されている。この場合、照合用の印影を適切に抽出することができる。
一方、登録帳票の捺印欄W2に2以上の登録印S2、S2´、…(または登録印S2とともに1以上の未登録印)が捺印され、または捺印欄W2からはみ出して登録印S2が捺印されている等、登録印影S2の品質が悪い場合には、照合用の印影を適切に抽出することが困難となる。
ここで、登録印とは、実際に登録されるべき、顧客が口座取引等に利用する印鑑としての印影を意味し、未登録印とは、本来登録されるべきではない、金融機関の係員の検印等が写りこんでいる印影を意味している。
図6B、6Cには、登録印影S2の品質が悪い場合の例が示されている。登録帳票の捺印欄W2に、未登録印S2aと登録印S2bが捺印されている場合、または捺印欄W2からはみ出した登録印S2cと、はみ出していない登録印S2dが捺印されている場合には、照合用の印影を抽出することができない。または、それぞれ複数の印影として抽出されてしまい、照合することができない。
また、捺印欄W2からはみ出していない登録印S2eと、はみ出した登録印S2fが捺印されている場合、はみ出した登録印S2gと、はみ出していない登録印S2hが多少重なって捺印されている場合にも、照合用の印影を抽出することができない。または、それぞれ複数の印影として抽出されてしまい、照合することができない。
また、図6Bでは、未登録印S2aが捺印欄W2に納まるように捺印されている。しかし、未登録印S2aは、捺印欄W2の欄外に捺印されることが多いので、登録印S2bの印影を含む画像に一部が含まれている場合(一部が登録印影S2bの印影を含む画像の縁に触れて欠けている場合)もある。
また、このような、未登録印S2aと登録印S2bの双方が捺印されて写りこんでいる場合において、未登録印S2aの方が鮮明で、登録印S2bの方が不鮮明であるような場合もあり、そのような場合も照合用の印影を正しく抽出することが困難となる。
このような場合、オペレータOの目視確認により照合作業が行われることになる。同様に、取引印影S1の品質が悪い場合も、照合用の印影を適切に抽出することができず、オペレータOの目視確認により照合作業が行われることになる。
[2.本発明の実施形態に係る印鑑照合装置50の構成]
図1には、本発明の実施形態に係る印鑑照合装置50を適用した金融システムの構成が示されている。図1に示す例では、金融システムは、金融機関等の管理センタ1および複数の営業店舗2に設置されている。なお、図1には、1つの営業店舗2のみが示されている。
管理センタ1には、勘定サーバ11、認証サーバ12、APサーバ13、DBサーバ14、および印鑑サーバ15がLAN16を通じて接続されて設置されている。営業店舗2には、オペレータ端末21、管理者端末22、プリンタ23、および店舗サーバ24がLAN25を通じて接続されて設置されている。管理センタ1のシステムと営業店舗2のシステムは、LAN16、25、および専用ネットワークNWを通じて、互いに接続されている。
勘定サーバ11は、業務アプリケーションを実行し、顧客データを管理する。認証サーバ12は、複数の営業店舗2に勤務するオペレータOの認証情報を管理し、システム上で認証管理を行う。APサーバ13は、ログイン管理等、システム上で発生する個別業務を処理する。DBサーバ14は、システム上で発生する個別業務のデータをデータベース(DB)14aに格納する。印鑑サーバ15は、顧客の登録印の印影S2(登録印影S2)を、顧客の口座情報に関連付けて管理する。
オペレータ端末21は、スキャナ21aを接続されており、オペレータOによる操作を通じて、帳票入力、記帳・入出金等を処理する。オペレータ端末21は、印鑑照合装置50として機能する。管理者端末22は、管理者による操作を通じて、オペレータ端末21からの承認依頼等を処理する。プリンタ23は、照合用情報等を出力する。店舗サーバ24は、システム上で発生する個別業務のデータを管理する。
図2には、印鑑照合装置50の機能構成が示されている。図2に示すように、印鑑照合装置50は、照合印影取得部51、被照合印影取得部52、照合印影前処理部53、被照合印影前処理部54、印影抽出部55、抽出印影処理部56、印影除去部57、印影再抽出部58、および照合処理部59を含んで構成される。
照合印影取得部51は、1つの印影からなる照合印影を取得する。被照合印影取得部52は、2以上の印影を含み照合印影と照合される被照合印影を取得する。ここで、照合印影と被照合印影は、各々に、取引印影S1と登録印影S2でもよく、登録印影S2と取引印影S1でもよい。以下では、登録印影S2に複数の印影が含まれている場合について説明する。この場合、照合印影が取引印影S1となり、被照合印影が登録印影S2となる。
取引印影S1は、例えば取引帳票の捺印欄W1に捺印された取引印S1の印影として、スキャナ21a等により読取られて取得される。登録印影S2は、例えば登録帳票の捺印欄W2に捺印された登録印S2の印影として、印鑑サーバ15から取得される。
照合印影前処理部53は、照合印影の画像中に含まれる印影を抽出し、印影の領域サイズを算出する。なお、照合印影における印影の抽出および領域サイズの算出は、後述する被照合印影の場合と同様に行われる。被照合印影前処理部54は、被照合印影の画像中に含まれる2以上の印影の数を検出する。
印影抽出部55は、被照合印影に含まれる1の印影の画像を抽出印影として抽出する。ここで、抽出印影は、印影の印枠(印鑑の丸枠、角枠等)および印枠内の印影として抽出される。抽出印影は、例えば、被照合印影の画素パターン上で印枠を検出し、印枠および印枠内の画素パターンとして抽出される。なお、印枠が少し欠けている場合には、印枠の欠けている部分を補って印影が抽出されてもよい。
抽出印影処理部56は、抽出印影の領域サイズを算出し、抽出印影と照合印影について領域サイズの差が所定閾値未満であるかを判定する。ここで、抽出印影の領域は、抽出印影の印枠および印枠内の領域として規定される。領域サイズは、例えば、抽出印影の画素パターン上で、印枠および印枠内の画素数を計数することで算出される。また、各印影の照合印影または被照合印影の画像中における相対位置(座標)も算出される。
また、抽出印影処理部56は、抽出印影の領域が欠けているかを判定する。ここで、領域の欠けは、例えば、抽出領域の画素パターン上で、印枠の連続性を確認することで確認される。なお、印枠が少し欠けている場合には、印枠の欠けている部分が補われてもよい。
この場合、領域の欠けは、想定される印枠全体に占める非連続部の割合に基づき判定される。また、領域の欠けは、印影画像に対する抽出印影の相対座標を参照し、抽出印影の領域の一辺または2辺が印影画像の縁に接していることにより判定されてもよい。また、領域の欠けは、抽出印影の中心座標が、印影画像の中心座標から所定の閾値以上で離れているか、印影画像の端部座標からの距離が所定の閾値以下であることにより判定されてもよい。ここで、上記判定条件は、OR条件としてもAND条件としてもよい。
印影除去部57は、領域サイズの差が所定閾値以上であり、または抽出印影の領域が欠けている場合に、被照合印影から抽出印影を除去する。ここで、抽出印影の除去は、例えば、被照合印影の画素パターンから抽出印影の画素パターンを除去することで行われる。また、抽出印影の除去は、抽出印影の画素パターンを背景色の画素で塗りつぶすことで行われてもよい。
印影再抽出部58は、被照合印影から抽出印影が除去され、1の印影のみが残された場合に、残された印影を照合用の印影として再抽出する。
照合処理部59は、照合印影および被照合印影について、これら照合用の印影を照合用情報として、不図示のディスプレイ、プリンタ23等に出力する。また、照合処理部59は、照合用情報に基づくオペレータOによる照合作業の結果に応じて、印鑑照合の結果を記帳・入出金等の処理のために提供する。
なお、上記構成のうち少なくとも一部については、印鑑照合装置50上で動作するソフトウェア(プログラム)により実現されてもよく、ハードウェアにより実現されてもよい。また、ソフトウェアにより実現される場合には、プログラムが印鑑照合装置50上に予め格納されてもよく、外部から供給されてもよい。
[3.本発明の実施形態に係る印鑑照合装置50の動作]
図3には、図2に示した印鑑照合装置50の動作手順が示されている。なお、以下では、従来の照合処理により、取引印影S1から照合用の印影を抽出できるが、登録印影S2から照合用の印影を抽出できない場合について説明する。しかし、本発明は、従来の照合処理により、登録印影S2から照合用の印影を抽出できるが、取引印影S1から照合用の印影を抽出できない場合にも同様に適用することができる。なお、以下の動作は、前述したオペレータ端末21に備わる各構成により実行される。
図3に示すように、取引に際して顧客が取引帳票を営業店舗2の窓口に持参すると、オペレータOは、オペレータ端末21に接続されているスキャナ21aに取引帳票をセットする。
オペレータ端末21は、取引帳票の認識処理を行い、取引帳票の捺印欄W1から取引印影S1を取得する(ステップS11)。また、オペレータ端末21は、取引帳票の顧客情報記載欄に記載された口座情報を取得し、口座情報に基づき印鑑サーバ15から登録印影S2を取得する(S12)。なお、登録印影S2を取得する前に、オペレータOによる口座情報の確認処理が行われてもよい。
オペレータ端末21は、登録印影S2に含まれている印影の数を検出し(S13)、印影数が2以上であるかを判定する(S14)。ここで、印影の数は、印影数情報として保持される。そして、印影数が1である場合に、オペレータ端末21は、ステップS15およびS25の処理に移行し、通常の照合処理を行う。
通常の照合処理において、オペレータ端末21は、取引印影S1および登録印影S2から照合用の印影を各々に抽出し、ディスプレイまたはプリンタ23に照合用情報として出力する。オペレータOは、照合用情報を用いて印影を照合し、照合結果をオペレータ端末21に入力する。
一方、印影数が2以上である場合に、オペレータ端末21は、取引印影S1の領域サイズや相対座標を算出する(S16)。また、オペレータ端末21は、登録印影S2から1の印影を抽出印影として抽出する(S17)。
次に、オペレータ端末21は、抽出印影の領域サイズや相対座標を算出する(S18)。そして、オペレータ端末21は、抽出印影と取引印影S1の間で、領域サイズの差が所定の閾値未満であるかを判定する(S19)。なお、所定の閾値は、例えば取引印影S1の領域サイズの5%として設定されるが、他の基準により設定されてもよい。
オペレータ端末21は、領域サイズの差が閾値未満である場合に、後続するステップS20の処理を行い、閾値以上である場合に、ステップS21の処理に移行する。
領域サイズの差が閾値未満である場合に、オペレータ端末21は、抽出印影の領域が欠けているかを判定する(S20)。オペレータ端末21は、領域が欠けている場合に、後続するステップS21の処理を行い、欠けていない場合に、抽出印影を照合用の印影として照合処理を行う(S25)。なお、オペレータ端末21は、印枠全体に占める非連続部分の割合が所定の閾値以上(例えば5%以上)であるかを判定してもよい。
領域サイズの差が閾値以上であり、または領域が欠けている場合、オペレータ端末21は、登録印影S2から抽出印影の部分を除去し(S21)、印影数情報を減算する(S22)。そして、印影数が1であるか、つまり、登録印影S2として1の印影のみが残されているかを判定する(S23)。
そして、印影数が1である場合に、オペレータ端末21は、残されている印影を再抽出し(S24)、照合用の印影として照合処理を行う(S25)。一方、印影数が2以上である場合に、オペレータ端末21は、ステップS17の処理に復帰し、抽出印影を除去された登録印影S2から別の印影を抽出印影として抽出する。そして、オペレータ端末21は、別の印影を抽出印影として、ステップS18〜S22の処理を行う。
図4A、4Bには、照合用の印影の抽出例が示されている。図中、破線は、除去された抽出印影を示し、ハッチング領域は、照合用の印影を示している。第1に、登録帳票の捺印欄W2に、未登録印S2aと登録印S2bが捺印され、未登録印S2aと取引印S1の領域サイズの差が閾値以上である例が示されている。この例では、未登録印の印影S2aが先に抽出された場合、図示するように、抽出印影S2aが除去され、登録印の印影S2bが照合用の印影として再抽出される。一方、登録印の印影S2bが先に抽出された場合、図示されていないが、照合用の印影として抽出されることになる。
第2に、登録帳票の捺印欄W2に、捺印欄W2からはみ出した登録印S2cと、はみ出していない登録印S2dが捺印されている例が示されている。この例では、登録印の印影S2cが先に抽出された場合、図示するように、抽出印影S2cは、サイズが小さい、または印影が欠けていると判断されて除去され、登録印の印影S2dが照合用の印影として再抽出される。一方、登録印の印影S2dが先に抽出された場合、図示されていないが、照合用の印影として抽出されることになる。
第3に、登録帳票の捺印欄W2に、捺印欄W2からはみ出していない登録印S2eと、はみ出した登録印S2fが捺印されている例が示されている。この例では、登録印の印影S2eが先に抽出された場合、図示するように、照合用の印影として抽出されることになる。一方、登録印の印影S2fが先に抽出された場合、図示されていないが、抽出印影S2fは、サイズが小さい、または印影が欠けていると判断されて除去され、登録印の印影S2eが照合用の印影として再抽出される。
第4に、登録帳票の捺印欄W2に、はみ出した登録印S2gと、はみ出していない登録印S2hが多少重なって捺印されている例が示されている。この例では、登録印の印影S2gが先に抽出された場合、図示するように、抽出印影S2gは、サイズが小さい、または印影が欠けていると判断されて除去され、登録印の印影S2hが照合用の印影として再抽出される。ここで、登録印S2hの領域に登録印S2gの印枠が重なっているが、印枠の外側の部分のみを除去することで、登録印の印影S2hを照合用の印影として適切に再抽出することができる。
一方、登録印の印影S2hが先に抽出された場合、図示されていないが、照合用の印影として抽出されることになる。ここで、登録印S2hの領域に登録印S2gの印枠が重なっているので、登録印の印影S2gが先に抽出されるように、抽出処理を再実行するようにしてもよい。
また、図4A、4Bには示していないが、前述したように、未登録印S2aと登録印S2bの双方が捺印されて写りこんでいる場合において、未登録印S2aの方が鮮明で、登録印S2bの方が不鮮明であるような場合も、未登録印S2aのサイズが異なると判断され、または印影が欠けていると判断されて、登録印S2bを適切に抽出することができる。これにより、例えば鮮明な印影を先に抽出するような処理方式でも、先に抽出された未登録印S2aを除外し、登録印S2bを適切に抽出することができる。
[4.まとめ]
上記実施形態に係る印鑑照合装置50によれば、2以上の印影を含む登録印影S2から1の印影が抽出印影として抽出される。そして、抽出印影と取引印影S1の領域サイズの差が所定閾値以上であり、または、抽出印影の領域が欠けている場合に、登録印影S2から抽出印影が除去され、照合用の印影が再抽出される。これにより、照合用の印影を指示しなくても、抽出印影の領域サイズや形状に基づき、照合に不適切な印影が除去されるので、照合用の印影を迅速かつ容易に抽出することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、取引印影S1が照合印影であり、登録印影S2が被照合印影である場合について説明した。しかし、本発明は、登録印影S2が照合印影であり、取引印影S1が被照合印影である場合についても同様に適用することができる。
21 オペレータ端末
50 印鑑照合装置
51 照合印影取得部
52 被照合印影取得部
53 照合印影前処理部
54 被照合印影前処理部
55 印影抽出部
56 抽出印影処理部
57 印影除去部
58 印影再抽出部
59 照合処理部
S1 取引印(取引印の印影)
S2 登録印(登録印の印影)
W1 取引印の捺印欄
W2 登録印の捺印欄
O オペレータ

Claims (7)

  1. 照合印影と、2以上の印影を含み前記照合印影と照合される被照合印影を取得する印影取得部と、
    前記被照合印影に含まれる1の印影を抽出印影として抽出する印影抽出部と、
    前記抽出印影と前記照合印影について印影の領域サイズの差が所定閾値以上であるかを判定
    前記抽出印影の領域が前記被照合印影からのはみ出しにより欠けているかを判定する判定部と、
    前記領域サイズの差が前記所定閾値以上であり、または前記抽出印影の領域が前記被照合印影からのはみ出しにより欠けている場合に、前記被照合印影から前記抽出印影を除去し、照合用の印影を再抽出する印影再抽出部と
    を備える印鑑照合装置。
  2. 照合印影と、2以上の印影を含み前記照合印影と照合される被照合印影を取得する印影取得部と、
    前記被照合印影に含まれる1の印影を抽出印影として抽出する印影抽出部と、
    前記抽出印影の領域が前記被照合印影からのはみ出しにより欠けているかを判定する判定部と、
    前記抽出印影の領域が前記被照合印影からのはみ出しにより欠けている場合に、前記被照合印影から前記抽出印影を除去し、照合用の印影を再抽出する印影再抽出部と
    を備える印鑑照合装置。
  3. 前記判定部は、前記抽出印影の領域が被照合印影の縁に接している場合、前記抽出印影の領域が被照合印影からはみ出していると判定する、請求項1または2に記載の印鑑照合装置。
  4. 前記判定部は、前記抽出印影の中心座標が被照合印影の中心座標から所定の閾値以上で離れている場合、前記抽出印影の領域が被照合印影からはみ出していると判定する、請求項1または2に記載の印鑑照合装置。
  5. 前記判定部は、前記抽出印影の中心座標が被照合印影の端部座標からの距離が所定の閾値以下である場合、前記抽出印影の領域が被照合印影からはみ出していると判定する、請求項1または2に記載の印鑑照合装置。
  6. 照合印影と、2以上の印影を含み前記照合印影と照合される被照合印影を取得するステップと、
    前記被照合印影に含まれる1の印影を抽出印影として抽出するステップと、
    前記抽出印影と前記照合印影について印影の領域サイズの差が所定閾値以上であるかを判定するステップと、
    前記抽出印影の領域が前記被照合印影からのはみ出しにより欠けているかを判定するステップと、
    前記領域サイズの差が所定閾値以上であり、または前記抽出印影の領域が前記被照合印影からのはみ出しにより欠けている場合に、前記被照合印影から前記抽出印影を除去し、照合用の印影を再抽出するステップと
    を含む印鑑照合方法。
  7. 照合印影と、2以上の印影を含み前記照合印影と照合される被照合印影を取得するステップと、
    前記被照合印影に含まれる1の印影を抽出印影として抽出するステップと、
    前記抽出印影と前記照合印影について印影の領域サイズの差が所定閾値以上であるかを判定するステップと、
    前記抽出印影の領域が前記被照合印影からのはみ出しにより欠けているかを判定するステップと、
    前記領域サイズの差が所定閾値以上であり、または前記抽出印影の領域が前記被照合印影からのはみ出しにより欠けている場合に、前記被照合印影から前記抽出印影を除去し、照合用の印影を再抽出するステップと
    を含む印鑑照合方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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