JP5593615B2 - 圧縮自己着火式内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に関し、詳細には、当量比による自着火性の違い、あるいは自着火性の異なる複数の燃料を用いることにより、時間的位相差を持った圧縮自己着火を実現する内燃機関に関し、特に、燃料の供給方法および供給割合を可変制御することにより燃焼を安定させ、熱効率およびエミッション共に優れる内燃機関を成立させる技術に関する。
予め混合された空気と燃料との混合気を圧縮自己着火により燃焼させる予混合圧縮自己着火式燃焼は、予混合気を火花点火により燃焼させる火花点火燃焼と比して大幅に希薄な混合気での運転が可能であり、エンジン熱効率の向上と燃焼温度の抑制(=NOx生成量の抑制)とに極めて有利な燃焼形態であるといえる。この予混合圧縮自己着火燃焼においては、燃焼期間の長さを適正に維持することが重要な課題となる。すなわち、燃焼期間が火炎伝播速度によって決まる火花点火燃焼と異なり、予混合圧縮自己着火燃焼における燃焼期間は様々な要因の影響を受けて大幅に変化するため、燃焼期間が過小となって燃焼騒音やエンジン振動が発生したり、燃焼期間が過大となって燃料の燃え残りが発生したりしやすい。
上記技術の問題点を解決する手段として、特許文献1に示されるものがある。この特許文献1には、予混合圧縮自己着火燃焼方式による燃焼において、筒内に直接噴射する噴射弁を2本有し、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料とを重ならないように分布させることにより、窒素酸化物とスモークの生成を抑制し、かつ、高負荷運転時の過早着火を抑制することを狙いとする。
特開2005−139945号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、筒内混合気分布に基づく具体的な燃焼制御方法が示されていない。例えば、燃料噴射量のバラつきや、吸気温度等外的条件変化の影響を受け、燃焼が変動することが考えられるため、設定された混合気分布に基づいて常に適正な燃焼騒音と熱効率・排気特性とを両立する燃焼が得られるとは限らない。
本発明は、このような課題に鑑み、混合気における自着火性の空間分布の制御を行うことにより、燃焼騒音やエンジン振動を最適な範囲に抑制し、かつ良好なエンジン熱効率や排気特性を維持する燃焼を実現することを目的とする。
そこで、本発明の圧縮自己着火式内燃機関は、燃焼室内の混合気分布における平均自着火性と、自着火性不均一度合いとによって燃焼を制御することを特徴としている。すなわち、本発明の圧縮自己着火式内燃機関は、オクタン価の異なる複数の混合気を燃焼室内に分布させ、筒内の混合気分布における平均オクタン価及びオクタン価不均一度合いを変更可能な燃料供給手段と、燃焼騒音に関係する第1パラメータと熱効率に関係する第2パラメータとを検知可能な燃焼状態検知手段と、を有し、上記混合気分布における平均オクタン価及びオクタン価不均一度合いを、上記第1パラメータ及び上記第2パラメータに応じて同時に制御するものであって、燃焼騒音が大きいほど、上記混合気分布における平均オクタン価及びオクタン価不均一度合いを大きくし、燃焼騒音が小さいほど、上記混合気分布における平均オクタン価及びオクタン価不均一度合いを小さくし、燃焼タイミングが遅いほど、上記混合気分布における平均オクタン価を低下させ、上記混合気分布におけるオクタン価不均一度合いを大きくし、燃焼タイミングが早いほど、上記混合気分布における平均オクタン価を上昇させ、上記混合気分布におけるオクタン価不均一度合いを小さくする。
ここで自着火性とは、オクタン価やセタン価といった着火性指標に相当するもの、あるいは燃料濃度の影響を含めた混合気の自着火特性を指し、以下同様である。
本発明によれば、燃焼騒音と熱効率および排気性能を両立する圧縮自己着火燃焼を実現することが可能となる。
本発明に係る圧縮自己着火式内燃機関の第1実施形態のシステム構成図。 本発明に係る圧縮自己着火式内燃機関の第1実施形態における制御の流れを示すフローチャート。 本発明に係る圧縮自己着火式内燃機関の第2実施形態のシステム構成図。 本発明に係る圧縮自己着火式内燃機関の第2実施形態における制御の流れを示すフローチャート。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1に第1実施形態における内燃機関の構成を示す。この内燃機関は、シリンダヘッド1aとシリンダブロック1bとにより大略構成されており、冠面にキャビティを有するピストン2とシリンダヘッドの間に主燃焼室3が形成される。主燃焼室には、吸気ポート6を開閉する吸気弁4と、排気ポート7を開閉する排気弁5とが配され、燃料と吸気の混合気を圧縮自己着火燃焼を生じる構成である。吸気ポート6の上流には、吸気コレクタ8および開閉して吸入空気量を調整するスロットル9、およびスロットル駆動装置9aを有している。
ECU(エンジン・コントロール・ユニット)10は、CPU、ROM、RAM及び入出力インターフェースを備えた周知のデジタルコンピュータであり、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ11、機関水温を検出する水温センサ12、機関回転数を検出するクランク角センサ13等の各種センサからの検出信号等に基づいて、エンジンを統括的に制御する。また、第1実施形態においては、機関筒内の圧力を計測する圧力センサ14を配し、後述するように圧力センサからの信号もECUに取り込まれ、制御に用いられる。
第一直噴燃料噴射弁15および第二直噴燃料噴射弁16は、共にエンジンヘッド部に配され、自着火性の異なる2種類の燃料のうち、一方と比較して自着火性の高い第一の燃料(F1)が第一の燃料噴射弁15から、一方と比較して自着火性の低い第二の燃料(F2)が第二の燃料噴射弁16から筒内に直接噴射される。
それぞれの燃料は別々のタンクに蓄えられており、第一の燃料は第一燃料タンク17から第一低圧ポンプ19および第一高圧ポンプ21を介して第一直噴燃料噴射弁15に、第二の燃料は第二燃料タンク18から第二低圧ポンプ20および第二高圧ポンプ22によって第二直噴燃料噴射弁16に、それぞれ送られる。
次に第1実施形態における混合気の形成方法について説明する。第一直噴燃料噴射弁15、第二直噴燃料噴射弁16ともに、分割噴射を実施する。第一直噴燃料噴射弁15主としてピストン冠面に設けられたキャビティ内部に燃料を分布せしめ、第二直噴燃料噴射弁16は主としてキャビティの外側に燃料を分布せしめる。
これにより、キャビティの内側から外側にかけての自着火性の空間分布を形成することが可能である。第1実施形態では、比較的自着火性の高い第一の燃料をキャビティ内側に、比較的自着火性の低い第二の燃料をキャビティ外側に配したが、これを逆とする実施形態も考えられる。
混合気分布における自着火性不均一度合いは、2つの直噴燃料噴射弁15および16、それぞれの分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御することが可能であり、混合気分布における平均自着火性は、2つの燃料噴射弁の燃料噴射量分担割合を変更することにより制御することが可能である。
次に第1実施形態における、内燃機関の制御方法を説明する。図2に、第1実施形態における制御フローを示す。第1実施形態では、自着火性の指標の一例としてオクタン価を用い、混合気分布の平均オクタン価とオクタン価不均一度合いを制御し、燃焼を改善する。
S101では、アクセル開度APO、機関回転数N、水温TWがECU読み込まれ、運転条件が判断される。続くS102では、負荷・回転数ごとの自着火性不均一度合いの変化代に対する、平均自着火性の変化代の割合(以下、係数とする)をマップより参照する。ここで係数は2種類存在し、係数k1は燃焼騒音に対する制御(S105〜114)に用いる係数であり、係数k2は熱効率に対する制御(S115〜S124)に用いる。尚、係数k1、係数k2は、エンジン負荷が大きいほど大きく、エンジン回転数が高いほど小さくなる。
S103では、燃焼状態を検知するパラメータとして、圧力計から得られた1サイクル中の最大圧力上昇率D=dP/dθmax、および最大圧力を取るクランクアングルC=θ(Pmax)を取得する。圧力計が計測する圧力履歴に基づいて熱発生を計算し、そのθ10−90(総熱発生の10%が得られるタイミングと90%が得られるタイミングとの間の期間)をdP/dθmaxの代わりに、θ50(総熱発生の50%が得られるクランクアングル)をθ(Pmax)の代わりに用いても良い。
S104では、燃焼騒音に対する判断と制御を実施するために、燃焼騒音判断マップを参照し、燃焼騒音の大小を判定するための閾値を読み込む。S105では、1サイクル中の最大圧力上昇率Dが、閾値Ds(許容範囲の上限)より大きいかどうかを判断する。
S105において、1サイクル中の最大圧力上昇率Dが、閾値DS(許容範囲の上限)より大きければ、燃焼騒音が大きすぎると判断され、S106に進む。S106では、現在設定されている混合気分布における平均オクタン価aveRONが、所定の調整量ΔaveRON分だけ調整され、調整後の平均オクタン価はaveRONfb1=aveRON+ΔaveRONとなる。続くS107では、現在設定されている混合気分布におけるオクタン価不均一度合いΔRONが、前記係数k1に基づいて調整され、調整後のオクタン価不均一度合いはΔRONfb1=ΔRON+ΔaveRON×k1となる。この場合は、燃焼騒音が大きいため、平均自着火性を低下させる(平均オクタン価を上げる)のと同時に自着火性不均一度合いを大きく(オクタン価不均一度合いを大きく)している。
S105において、1サイクル1サイクル中の最大圧力上昇率Dが、閾値DS(許容範囲の上限)より小さければ、S109に進む。S109では、1サイクル中の最大圧力上昇率Dが閾値DL(許容範囲の下限)より小さいかどうかを判断する。
S109において、1サイクル中の最大圧力上昇率Dが、閾値DL(許容範囲の下限)より小さければ、燃焼騒音が極端に小さく、未燃分を生成するような緩慢な燃焼になっていると考えられるため、制御のためのステップS110に進む。S110では、現在設定されている混合気分布における平均オクタン価aveRONが、所定の調整量ΔaveRON分だけ調整され、調整後の平均オクタン価はaveRONfb1=aveRON−ΔaveRONとなる。続くS111では、現在設定されている混合気分布におけるオクタン価不均一度合いΔRONが、前記係数k1に基づいて調整され、調整後のオクタン価不均一度合いはΔRONfb1=ΔRON−ΔaveRON×k1となる。この場合は、燃焼騒音が小さいため、平均自着火性を向上させる(平均オクタン価を下げる)のと同時に自着火性不均一度合いを小さく(オクタン価不均一度合いを小さく)している。
S109において、1サイクル1サイクル中の最大圧力上昇率Dが、閾値DL(許容範囲の下限)より小さければ、燃焼騒音は適正な範囲と考えられるため、続くS112において、現在設定されている混合気分布における平均オクタン価は、調整されずにaveRONfb1=aveRONとなる。続くS113において、同様に現在設定されている混合気分布におけるオクタン価不均一度合いは、調整されずにΔRONfb1=ΔRONとなる。
以上、燃焼騒音を最大圧力上昇率により検知して、混合気分布を調整する制御は終了し、S114にて、調整後の平均オクタン価aveRONfb1、オクタン価不均一度合いΔRONfb1がECUに一時的に記録される。
続くS115では、熱効率に対する判断と制御を実施するために、熱効率判断マップを参照し、熱効率が最適かどうかを判定するための閾値を読み込む。S116では、1サイクルにおける最大圧力を取るクランクアングルCが、閾値CA(燃焼進角側の許容限界)より早いかどうかを判断する。
尚、燃焼騒音に関係するパラメータとしては、排気ガス中の未燃燃料量、エンジン本体の振動、エンジン筒内圧力の最大値、1サイクル中の熱発生量を用いることも可能である。
S116において、最大圧力を取るクランクアングルC、閾値CA(燃焼進角側の許容限界)より早ければ、燃焼が進角しすぎていると判断され、S117に進む。S117では、現在設定されている混合気分布における平均オクタン価aveRONが、所定の調整量ΔaveRON分だけ調整され、調整後の平均オクタン価はaveRONfb2=aveRONfb1+ΔaveRONとなる。続くS118では、現在設定されている混合気分布におけるオクタン価不均一度合いΔRONが、前記係数k2に基づいて調整され、調整後のオクタン価不均一度合いはΔRONfb2=ΔRONfb1−ΔaveRON×k2となる。この場合は、燃焼が進角しており、熱効率が最適でないので、平均自着火性を低下させる(平均オクタン価を上げる)のと同時に自着火性不均一度合いを小さく(オクタン価不均一度合いを小さく)している。
S116において、最大圧力を取るクランクアングルC、閾値CA(燃焼進角側の許容限界)より遅ければ、S119に進む。S119では、最大圧力を取るクランクアングルCが、閾値CR(燃焼遅角側の許容限界)より遅いかどうかを判断する。
S119において、最大圧力を取るクランクアングルCが、閾値CR(燃焼遅角側の許容限界)より遅ければ、燃焼が遅角しすぎていると判断され、S120に進む。S120では、現在設定されている混合気分布における平均オクタン価aveRONが、所定の調整量ΔaveRON分だけ調整され、調整後の平均オクタン価はaveRONfb2=aveRONfb1−ΔaveRONとなる。続くS121では、現在設定されている混合気分布におけるオクタン価不均一度合いΔRONが、前記係数k2に基づいて調整され、調整後のオクタン価不均一度合いはΔRONfb2=ΔRONfb1+ΔaveRON×k2となる。この場合は、燃焼が遅角しており、熱効率が最適でないので、平均自着火性を上昇させる(平均オクタン価を下げる)のと同時に自着火性不均一度合いを大きく(オクタン価不均一度合いを大きく)している。
S19において、最大圧力を取るクランクアングルCが、閾値CR(燃焼遅角側の許容限界)より早ければ、燃焼と熱効率は適正な範囲と考えられるため、続くS122において、現在設定されている混合気分布における平均オクタン価は、調整されずにaveRONfb2=aveRONfb1となる。続くS123において、同様に現在設定されている混合気分布におけるオクタン価不均一度合いは、調整されずにΔRONfb2=ΔRONfb1となる。
以上、熱効率を最大圧力を取るクランクアングルにより検知して、混合気分布を調整する制御は終了し、S124にて、調整後の平均オクタン価aveRONfb2、オクタン価不均一度合いΔRONfb2がECUに一時的に記録される。別ルーチンにて、これに基づいて実際に筒内の混合気分布を調整するため、燃料噴射弁の噴射信号に変換する処理を行う。
尚、熱効率に関係するパラメータとして、1サイクル中の熱発生重心、エンジン筒内圧力の上昇率が最大となるタイミング、軸トルクが最大値をとるタイミングを用いることも可能である以上のフローをサイクル毎に繰り返すことにより、燃焼騒音および熱効率の観点で、燃焼をより改善するよう混合気分布の調整がなされ、燃焼騒音と熱効率・排気特性の良好な燃焼を、安定に運転することが可能となる。
以上説明してきた様に第1実施形態によれば、混合気分布における平均自着火性と、自着火性不均一度合いとによって燃焼を制御し、燃焼騒音やエンジン振動を最適な範囲に抑制し、かつ良好なエンジン熱効率や排気特性を維持する燃焼を実現することが可能となる。
次に本発明の第2実施形態について説明する。図3に第2実施形態におけるシステム構成図を示す。第2実施形態のシステム構成は、第1実施形態とほぼ類似であるので、その差異のみ説明する。尚、上述した第1実施形態と同一の構成要素については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
第2実施形態では、燃焼状態を検知する手段として、回転角速度センサ27を有する。また、燃料供給においては、1種類の燃料(第1実施形態における、比較的自着火性の高い燃料)を燃料タンク17に蓄える。燃料は燃料タンク17から低圧燃料ポンプ19により、まず燃料分離装置25へと送られる。ここでは燃料タンク17に蓄えられた燃料のうち、比較的自着火性の高い成分が分離し、吸気管に設置された第一ポート燃料噴射弁23、および、第一高圧ポンプ21を介する第一直噴燃料噴射弁15からエンジンに供給される。一部の比較的自着火性の高い成分が分離した後の燃料は燃料改質装置26にて改質されて自着火性を低められ、吸気管に設置された第二ポート燃料噴射弁24、および、第二高圧ポンプ22を介する第一直噴燃料噴射弁16からエンジンに供給される。
次に、第2実施形態における制御フローを図4に示す。本制御フローの内容は第1実施形態とほぼ共通であるが、燃焼騒音に対応する制御のみを実施している。
燃焼騒音の大小の判断に、回転角速度センサ27から得られる回転角速度変動Rを用いている。回転角速度変動Rが所定の範囲より小さい場合(R<RS)には、S205にて燃焼期間が短いと判断され、続くS206およびS207にて、平均自着火性を下げ(平均オクタン価を上げ)、自着火性不均一度合いを小さく(オクタン価不均一度合いを小さく)する制御を行う。回転角速度変動Rが所定の範囲より大きい場合(R>RL)には、S208にて燃焼期間が短いと判断され、続くS209およびS210にて、平均自着火性を上げ(平均オクタン価を下げ)、自着火性不均一度合いを大きく(オクタン価不均一度合いを大きく)する制御を行う。回転角速度変動Rが所定の範囲内であれば、混合気分布の調整は行われない(S211およびS212)。ここで、閾値RSは許容範囲の上限、閾値RLは許容範囲の下限である。
尚、上述した各実施形態において、吸気ポートに設けられる燃料噴射弁の数は2つに限定されるものではなく、所定の自着火性の燃料を噴射する1つの燃料噴射弁を設けるようにしてもよい。そして、筒内に設けられる燃料噴射弁の数は2つに限定されるものではなく、自着火性の異なる2種類の燃料を噴き分けられる1つの2種燃料対応燃料噴射弁を設けるようにしてもよい。また、内燃機関の各気筒がそれぞれ複数の吸気ポートを持つような場合には、同一の気筒の2つの吸気ポートにそれぞれ1つずつ燃料噴射弁を設け、これら各燃料噴射弁から、互いに自着火性の異なる燃料を噴射させるようにすることも可能である。
上述した実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) 圧縮自己着火式内燃機関は、混合気の自着火性空間分布を燃焼室内に配置し、混合気分布における平均自着火性と、自着火性不均一度合いとによって燃焼を制御する。これによって、燃焼騒音と熱効率および排気性能を両立する圧縮自己着火燃焼を実現することが可能となる。ここで自着火性とは、オクタン価やセタン価といった着火性指標に相当するもの、あるいは燃料濃度の影響を含めた混合気の自着火特性を指し、以下同様である。
(2) 前記(1)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気分布の平均自着火性と、自着火性不均一度合いとを同時に制御する。これによって、燃焼騒音と熱効率および排気性能等を両立する圧縮自己着火燃焼を、運転条件等の変化に対応して安定して実現するよう制御することが可能となる。
(3) 前記(1)または(2)に記載の圧縮自己着火式内燃機関は、燃焼状態を検知する手段を有して構成され、検知された燃焼状態に基づいて制御を行う。これによって、常に燃焼状態を監視し、燃焼に問題点があった場合に即座に対応する制御を行うことが可能となる。
(4) 前記(1)から(3)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、平均自着火性を低下させるのと同時に自着火性不均一度合いを大きくし、平均自着火性を上昇させるのと同時に自着火性不均一度合いを小さくする制御を行う。これによって、熱効率および排気性能を大きく損なうことなしに、燃焼騒音の大きさを是正する制御をすることが可能となる。
(5) 前記(1)から(4)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、平均自着火性の変化代に対する自着火性不均一度合いの変化代をエンジン運転条件に応じて可変設定する。これによって、運転条件によらず最適な燃焼制御を実現することが可能となる。
(6) 前記(5)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、エンジン負荷が大きいほど平均自着火性に対する自着火性不均一度の変化代を大きくする。これによって、エンジン負荷の大小に関わらず最適な燃焼制御を実現することが可能となる。
(7) 前記(5)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、エンジン回転数が高いほど平均自着火性に対する自着火性不均一度の変化代を小さくする。これによって、エンジン回転数の大小に関わらず最適な燃焼制御を実現することが可能となる。
(8) 前記(1)から(7)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、燃焼騒音に関係するパラメータを取得し、該パラメータから燃焼騒音が適正な大きさより大きいことが判断される場合に平均自着火性を低下させるのと同時に自着火性不均一度合いを大きくする制御を行う。これによって、燃焼騒音が目標とする値よりも大きい場合に、熱効率低下と排気特性の悪化を最小限にしながら、燃焼騒音を是正する燃焼制御を直ちに行うことが可能となる。
(9) 前記(1)から(7)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、燃焼騒音に関係するパラメータを取得し、該パラメータから燃焼騒音が適正な大きさより小さいことが判断される場合に平均自着火性を上昇させるのと同時に自着火性不均一度合いを小さくする制御を行う。これによって、燃焼騒音が目標とする値よりも小さい場合に、燃焼騒音を目標とする値まで増やしていくことで、同時に熱効率の向上と排気特性の改善を実現する燃焼制御を直ちに行うことが可能となる。
(10) 前記(8)または(9)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、燃焼騒音に関係するパラメータとしてエンジン回転角速度のサイクル変動を取得し、該変動と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断する。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御に用いることが可能となる。
(11) 前記(8)または(9)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、燃焼騒音に関係するパラメータとして排気ガス中の未燃燃料量を取得し、該未燃燃料量と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断する。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御に用いることが可能となる。
(12) 前記(8)または(9)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、燃焼騒音に関係するパラメータとしてエンジン本体の振動を取得し、該振動と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断する。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御に用いることが可能となる。
(13) 前記(8)または(9)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、燃焼騒音に関係するパラメータとしてエンジン筒内圧力のサイクル変動を取得し、該変動と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断する。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御に用いることが可能となる。
(14) 前記(8)または(9)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、燃焼騒音に関係するパラメータとしてエンジン筒内圧力の最大値を取得し、該筒内圧力最大値と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断する。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御に用いることが可能となる。
(15) 前記(8)または(9)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、燃焼騒音に関係するパラメータとして1サイクル中の熱発生量を取得し、該熱発生量と供給した燃料量から求められる熱発生量との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断する。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御に用いることが可能となる。
(16) 前記(8)または(9)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、燃焼騒音に関係するパラメータとしてエンジン筒内圧力の上昇率を取得し、該筒内圧力上昇率と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断する。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御に用いることが可能となる。
(17) 前記(1)から(16)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、平均自着火性を上昇させるのと同時に自着火性不均一度合いを大きくし、平均自着火性を低下させるのと同時に自着火性不均一度合いを小さくする制御を行う。これによって、燃焼騒音を大きく悪化させることなしに、熱効率および排気性能を是正する制御を行うことが可能となる。
(18) 前記(17)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、熱効率に関係するパラメータを取得し、該パラメータに基づいて、平均自着火性と着火性不均一度合いの制御を行う。これによって、熱効率が目標とする値よりも低い場合に、燃焼騒音の悪化を最小限にしながら、熱効率および排気特性を是正する燃焼制御を直ちに行うことが可能となる。
(19) 前記(18)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、熱効率に関係するパラメータとして、1サイクル中の熱発生重心を取得し、該熱発生重心が所定のタイミングよりも早いとき平均自着火性を低下させるのと同時に自着火性不均一度合いを小さくする制御を行い、該熱発生重心が所定のタイミングよりも遅いとき平均自着火性を上昇させるのと同時に自着火性不均一度合いを大きくする制御を行う。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(20) 前記(18)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、熱効率に関係するパラメータとしてエンジン筒内圧力が最大値を取るタイミングを取得し、該筒内圧力最大値を取るタイミングが所定のタイミングよりも早いとき平均自着火性を低下させるのと同時に自着火性不均一度合いを小さくする制御を行い、該筒内圧力最大値を取るタイミングが所定のタイミングよりも遅いとき平均自着火性を上昇させるのと同時に自着火性不均一度合いを大きくする制御を行う。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(21) 前記(18)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、熱効率に関係するパラメータとしてエンジン筒内圧力の上昇率が最大となるタイミングを取得し、該筒内圧力上昇率が最大となるタイミングが所定のタイミングよりも早いとき平均自着火性を低下させるのと同時に自着火性不均一度合いを小さくする制御を行い、該筒内圧力上昇率が最大となるタイミングが所定のタイミングよりも遅いとき平均自着火性を上昇させるのと同時に自着火性不均一度合いを大きくする制御を行う。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(22) 前記(18)に記載の圧縮自己着火式内燃機関において、熱効率に関係するパラメータとして軸トルクが最大値を取るタイミングを取得し、該軸トルクの最大値を取るタイミングが所定のタイミングよりも早いとき平均自着火性を低下させるのと同時に自着火性不均一度合いを小さくする制御を行い、該筒内圧力最大値を取るタイミングが所定のタイミングよりも遅いとき平均自着火性を上昇させると同時に自着火性不均一度合いを大きくする制御を行う。これによって、燃焼状態の変化を直ちに、確実に検知し、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(23) 前記(1)から(22)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における自着火性不均一度合いを、筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁が、自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射する、燃料供給手段において、2つの燃料噴射弁それぞれの分割噴射を実施し、それぞれの燃料噴射弁の分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(24) 前記(1)から(22)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における自着火性不均一度合いを、吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁が所定の自着火性の燃料を噴射し、かつ筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれから噴射する、燃料供給手段において、前記吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁の噴射量の、筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量の合計に対する割合を変更することにより制御する、あるいは筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(25) 前記(1)から(22)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における自着火性不均一度合いを、吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射し、かつ筒内に直接燃料を噴射する2種類の燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射する、燃料供給手段において、前記吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量合計と、前記筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量合計との割合を変更する、あるいは筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(26) 前記(1)から(22)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における自着火性不均一度合いを、吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁が所定の自着火性の燃料を噴射し、筒内に直接燃料を噴射する、1つの2種燃料対応燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射する、燃料供給手段において、前記吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁の噴射量合計と、前記筒内に直接燃料を噴射する2種燃料対応燃料噴射弁の噴射量合計との割合を変更する、あるいは前記筒内に直接燃料を噴射する2種燃料対応燃料噴射弁の分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(27) 前記(1)から(22)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における自着火性不均一度合いを、吸気管に燃料を供給する2つの燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射し、かつ筒内に直接燃料を噴射する、1つの2種燃料対応燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射する、燃料供給手段において、前記吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量合計と、前記筒内に直接燃料を噴射する2種燃料対応燃料噴射弁の噴射量合計との割合を変更する、あるいは前記筒内に直接燃料を噴射する2種燃料対応燃料噴射弁の分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(28) 前記(1)から(22)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、 混合気における前記自着火性不均一度合いを、燃料供給手段として、2つの燃料噴射弁を2本の吸気管それぞれに1本ずつ有し、自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれから供給する、燃料供給手段において、前記吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁に供給する2燃料の自着火性を変更する、あるいは筒内流動の強度を変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(29) 前記(1)から(28)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における平均自着火性を、筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁が、自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射する、燃料供給手段において、2つの燃料噴射弁の燃料噴射量割合を変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(30) 前記(1)から(28)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における平均自着火性を、吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁が所定の自着火性の燃料を噴射し、かつ筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれから噴射する、燃料供給手段において、前記吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁が噴射する燃料の自着火性を変更する、あるいは前記筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射割合を変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(31) 前記(1)から(28)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における平均自着火性を、吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射し、かつ筒内に直接燃料を噴射する2種類の燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射する、燃料供給手段において、前記吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量分担割合を変更する、あるいは前記筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射割合を変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(32) 前記(1)から(28)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における平均自着火性を、吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁が所定の自着火性の燃料を噴射し、筒内に直接燃料を噴射する、1つの2種燃料対応燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射する、燃料供給手段において、前記吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁の噴射する燃料の自着火性を変更する、あるいは前記2燃料対応燃料噴射弁が噴射する自着火性の異なる2種類の燃料の噴射量分担割合を変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(33) 前記(1)から(28)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における平均自着火性を、吸気管に燃料を供給する2つの燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射し、かつ筒内に直接燃料を噴射する、1つの2種燃料対応燃料噴射弁が自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれ噴射する、燃料供給手段において、前記吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量分担割合を変更する、あるいは前記2燃料対応燃料噴射弁が噴射する自着火性の異なる2種類の燃料の噴射量分担割合を変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
(34) 前記(1)から(28)のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関において、混合気における平均自着火性を、燃料供給手段として、2つの吸気管それぞれに1つずつ燃料を噴射する燃料噴射弁を有し、自着火性の異なる2種類の燃料をそれぞれから供給する燃料供給手段において、前記吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の燃料噴射量分担割合を変更することにより制御する。これによって、混合気分布による燃焼制御に用い、燃焼騒音と熱効率および排気特性を両立する燃焼を実現するための制御を実施することが可能となる。
2…ピストン
3…主燃焼室
4…吸気弁
5…排気弁
6…吸気ポート
7…排気ポート
8…吸気コレクタ
9…吸気スロットル
10…ECU
11…アクセル開度センサ
12…水温センサ
13…クランク角センサ
14…筒内圧力計
15…第一直噴燃料噴射弁
16…第二直噴燃料噴射弁
17…第一燃料タンク
18…第二燃料タンク
19…第一低圧ポンプ
20…第二低圧ポンプ
21…第一高圧ポンプ
22…第二高圧ポンプ

Claims (29)

  1. オクタン価の異なる複数の混合気を燃焼室内に分布させ、筒内の混合気分布における平均オクタン価及びオクタン価不均一度合いを変更可能な燃料供給手段と、
    燃焼騒音に関係する第1パラメータと熱効率に関係する第2パラメータとを検知可能な燃焼状態検知手段と、を有し、
    上記混合気分布における平均オクタン価及びオクタン価不均一度合いを、上記第1パラメータ及び上記第2パラメータに応じて同時に制御する圧縮自己着火式内燃機関において、
    燃焼騒音が大きいほど、上記混合気分布における平均オクタン価及びオクタン価不均一度合いを大きくし、
    燃焼騒音が小さいほど、上記混合気分布における平均オクタン価及びオクタン価不均一度合いを小さくし、
    燃焼タイミングが遅いほど、上記混合気分布における平均オクタン価を低下させ、上記混合気分布におけるオクタン価不均一度合いを大きくし、
    燃焼タイミングが早いほど、上記混合気分布における平均オクタン価を上昇させ、上記混合気分布におけるオクタン価不均一度合いを小さくすることを特徴とする圧縮自己着火式内燃機関。
  2. 平均オクタン価の変化代に対するオクタン価不均一度合いの変化代をエンジン運転条件に応じて可変設定することを特徴とする請求項に記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  3. エンジン負荷が大きいほど平均オクタン価に対するオクタン価不均一度合いの変化代を大きくすることを特徴とする請求項に記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  4. ンジン回転数が高いほど平均オクタン価に対するオクタン価不均一度合いの変化代を小さくすることを特徴とする請求項2または3に記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  5. 上記第1パラメータから燃焼騒音が適正な大きさより大きいことが判断される場合に平均オクタン価を上昇させるのと同時にオクタン価不均一度合いを大きくする制御を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  6. 上記第1パラメータから燃焼騒音が適正な大きさより小さいことが判断される場合に平均オクタン価を低下させるのと同時にオクタン価不均一度合いを小さくする制御を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  7. 上記第1パラメータとしてエンジン回転角速度のサイクル変動を取得し、該変動と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断することを特徴とする請求項またはに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  8. 上記第1パラメータとして排気ガス中の未燃燃料量を取得し、該未燃燃料量と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断することを特徴とする請求項またはに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  9. 上記第1パラメータとしてエンジン本体の振動を取得し、該振動と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断することを特徴とする請求項またはに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  10. 上記第1パラメータとしてエンジン筒内圧力のサイクル変動を取得し、該変動と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断することを特徴とする請求項またはに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  11. 上記第1パラメータとしてエンジン筒内圧力の最大値を取得し、該筒内圧力最大値と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断することを特徴とする請求項またはに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  12. 上記第1パラメータとして1サイクル中の熱発生量を取得し、該熱発生量と供給した燃料量から求められる熱発生量との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断することを特徴とする請求項またはに記載の圧縮自己
    着火式内燃機関。
  13. 上記第1パラメータとしてエンジン筒内圧力の上昇率を取得し、該筒内圧力上昇率と所定値との比較により、燃焼騒音が適正な大きさであるかどうかを判断することを特徴とする請求項またはに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  14. 上記第2パラメータとして、1サイクル中の熱発生重心を取得し、該熱発生重心が所定のタイミングよりも早いとき平均オクタン価上昇させるのと同時にオクタン価不均一度合いを小さくする制御を行い、該熱発生重心が所定のタイミングよりも遅いとき平均オクタン価低下させるのと同時にオクタン価不均一度合いを大きくする制御を行うことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  15. 上記第2パラメータとしてエンジン筒内圧力が最大値を取るタイミングを取得し、該筒内圧力最大値を取るタイミングが所定のタイミングよりも早いとき平均オクタン価上昇させるのと同時にオクタン価不均一度合いを小さくする制御を行い、該筒内圧力最大値を取るタイミングが所定のタイミングよりも遅いとき平均オクタン価低下させるのと同時にオクタン価不均一度合いを大きくする制御を行うことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  16. 上記第2パラメータとしてエンジン筒内圧力の上昇率が最大となるタイミングを取得し、該筒内圧力上昇率が最大となるタイミングが所定のタイミングよりも早いとき平均オクタン価上昇させるのと同時にオクタン価不均一度合いを小さくする制御を行い、該筒内圧力上昇率が最大となるタイミングが所定のタイミングよりも遅いとき平均オクタン価低下させるのと同時にオクタン価不均一度合いを大きくする制御を行うことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  17. 上記第2パラメータとして軸トルクが最大値を取るタイミングを取得し、該軸トルクの最大値を取るタイミングが所定のタイミングよりも早いとき平均オクタン価上昇させるのと同時にオクタン価不均一度合いを小さくする制御を行い、該筒内圧力最大値を取るタイミングが所定のタイミングよりも遅いとき平均オクタン価低下させると同時にオクタン価不均一度合いを大きくする制御を行うことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  18. 上記燃料供給手段は、互いにオクタン価の異なる2種類の燃料を筒内に直接噴射する2つの燃料噴射弁を有し、これら2つの燃料噴射弁により分割噴射を実施可能なものであって、
    オクタン価不均一度合いは、それぞれの燃料噴射弁の分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御することを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  19. 上記燃料供給手段は、所定のオクタン価の燃料を吸気管に噴射する1つの燃料噴射弁と、互いにオクタン価の異なる2種類の燃料を筒内に直接噴射する2つの燃料噴射弁と、を有し、
    オクタン価不均一度合いは、筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量の合計に対する前記吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁の噴射量の割合を変更すること、あるいは筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御することを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  20. 上記燃料供給手段は、互いにオクタン価の異なる2種類の燃料を吸気管に噴射する2つの燃料噴射弁と、互いにオクタン価の異なる2種類の燃料を筒内に直接噴射する2つの燃料噴射弁と、を有し、
    オクタン価不均一度合は、吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量合計と、筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量合計との割合を変更すること、あるいは筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御することを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  21. 上記燃料供給手段は、所定のオクタン価の燃料を吸気管に噴射する1つの燃料噴射弁と、オクタン価の異なる2種類の燃料を筒内に直接噴射可能な1つの2種燃料対応燃料噴射弁と、を有し、
    オクタン価不均一度合は、吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁の噴射量合計と、上記2種燃料対応燃料噴射弁の噴射量合計との割合を変更すること、あるいは上記2種燃料対応燃料噴射弁の分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御することを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  22. 上記燃料供給手段は、互いにオクタン価の異なる2種類の燃料を吸気管に噴射する2つの燃料噴射弁と、オクタン価の異なる2種類の燃料を筒内に直接噴射可能な1つの2種燃料対応燃料噴射弁と、を有し、
    オクタン価不均一度合は、吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量合計と、上記2種燃料対応燃料噴射弁の噴射量合計との割合を変更すること、あるいは上記2種燃料対応燃料噴射弁の分割噴射量割合および分割噴射タイミングを変更することにより制御することを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  23. 上記燃料供給手段は、同一気筒の2本の吸気管それぞれに配置され、互いにオクタン価の異なる燃料を噴射する2つの燃料噴射弁を有し、
    オクタン価不均一度合は、これら2つの燃料噴射弁に供給する燃料のオクタン価を変更すること、あるいは筒内流動の強度を変更することにより制御することを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  24. 上記燃料供給手段は、互いにオクタン価の異なる2種類の燃料を筒内に直接噴射する2つの燃料噴射弁を有し、
    平均オクタン価は、これら2つの燃料噴射弁の燃料噴射量分担割合を変更することにより制御することを特徴とする請求項1から23のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  25. 上記燃料供給手段は、所定のオクタン価の燃料を吸気管に噴射する1つの燃料噴射弁と、互いにオクタン価の異なる2種類の燃料を筒内に直接噴射する2つの燃料噴射弁と、を有し、
    平均オクタン価は、吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁が噴射する燃料のオクタン価を変更すること、あるいは筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射割合を変更することにより制御することを特徴とすることを特徴とする請求項1から23のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  26. 上記燃料供給手段は、互いにオクタン価の異なる2種類の燃料を吸気管に噴射する2つの燃料噴射弁と、互いにオクタン価の異なる2種類の燃料を筒内に直接噴射する2つの燃料噴射弁と、を有し、
    平均オクタン価は、吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量分担割合を変更すること、あるいは筒内に直接燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射割合を変更することにより制御することを特徴とする請求項1から23のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
  27. 上記燃料供給手段は、所定のオクタン価の燃料を吸気管に噴射する1つの燃料噴射弁と、オクタン価の異なる2種類の燃料を筒内に直接噴射可能な1つの2種燃料対応燃料噴射弁と、を有し、
    平均オクタン価は、前記吸気管に燃料を噴射する1つの燃料噴射弁の噴射する燃料のオクタン価を変更すること、あるいは上記2種燃料対応燃料噴射弁が噴射するオクタン価の異なる2種類の燃料の噴射量分担割合を変更することにより制御することを特徴とする請求項1から23のいずれかに記載の圧縮自己着火内燃機関。
  28. 上記燃料供給手段は、互いにオクタン価の異なる2種類の燃料を吸気管に噴射する2つの燃料噴射弁と、オクタン価の異なる2種類の燃料を筒内に直接噴射可能な1つの2種燃料対応燃料噴射弁と、を有し、
    平均オクタン価は、吸気管に燃料を噴射する2つの燃料噴射弁の噴射量分担割合を変更すること、あるいは上記2種燃料対応燃料噴射弁が噴射するオクタン価の異なる2種類の燃料の噴射量分担割合を変更することにより制御することを特徴とする請求項1から23のいずれかに記載の圧縮自己着火内燃機関。
  29. 上記燃料供給手段は、同一気筒の2本の吸気管それぞれに配置され、互いにオクタン価の異なる燃料を噴射する2つの燃料噴射弁を有し、
    平均オクタン価は、これら2つの燃料噴射弁の燃料噴射量分担割合を変更することにより制御することを特徴とする請求項1〜23のいずれかに記載の圧縮自己着火式内燃機関。
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