JP5593142B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばヒートポンプを用いて沸き上げた湯を貯湯タンクに貯めて給湯する加圧式給湯器、及びガス給湯器などの補助給湯器を連携させて給湯する給湯システムに関する。
従来から、ヒートポンプ等の加圧機により水を湯に沸き上げて貯湯タンクに貯湯し、カラン、浴槽や食洗機等の湯使用端末に給湯する貯湯式の給湯システムが使用されている。
この給湯システムは、加圧機によって高圧力をCO冷媒などの自然冷媒にかけることで自然冷媒を高温にして、その熱で湯を沸かすものであり、大気熱を利用できるため、より効率的に湯を沸かし、またCO排出量も抑えることができるという利点がある。
しかし、このような加圧式の給湯器を用いる給湯システムでは、使用湯量が多くなる場合に、貯湯タンクに貯められた湯のみでは十分でない場合がある。この問題を解消するため、図8に示すような、ガス給湯器72と加圧式給湯器側の貯湯タンクユニット73とを組み合わせて給湯する給湯システム7が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この給湯システム7において、制御部71は、貯湯タンクユニット73に設けられたサーミスタ74から温度情報を取得し、この温度情報に基づいて貯湯タンクユニット73内の残湯量を検出する。そして、制御部71は、貯湯タンクユニット73の残湯量が少ない場合に、三方弁75へ弁方向切替命令信号を送信して、電動方式で三方弁75の弁方向をガス給湯器72に切替えることで給湯元を貯湯タンクユニット73からガス給湯器72に切替えることができる。
特開2009−97804号公報
しかしながら、上記従来の給湯システム7において、制御部71は、サーミスタ74で検出される温度情報に基づいて貯湯タンクユニット73の残湯量を検出し三方弁75を切替え制御するため、サーミスタ74の温度検出では検出できず、実際に貯湯タンクユニット73に湯が残っている場合でも、給湯元がガス給湯器72に切替えられてしまうという問題がある。
そして、この場合には、貯湯タンクユニット73に溜まった湯を充分に使い切れておらず、ガス給湯器72の使用に切替えている間に貯湯タンクユニット73では湯からの放熱ロスが発生し、既にヒートポンプ76を用いて沸かしてある貯湯タンクユニット73内の湯を無駄にしてしまうという問題がある。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、加圧式給湯器と他の方式の補助給湯器とが連携して給湯する場合に、加圧式給湯器で沸かして既に貯湯タンクに貯められている湯をできるだけ無駄にすることがない給湯システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、貯湯式給湯器と、その他の補助給湯器と、を備え、給湯口への給湯元を前記貯湯式給湯器または補助給湯器のいずれかに切替える給湯システムにおいて、前記貯湯式給湯器の使用湯量から沸上湯量を引いた差分湯量が第1閾値以上となれば、前記補助給湯器へ出湯経路を切替え、その後、前記差分湯量が第2閾値未満となれば前記貯湯式給湯器に出湯経路を切替える制御手段を備え、前記制御手段は、前記出湯経路の切替回数に応じて、前記第1閾値、及び前記第2閾値を自動的に最適な値に再設定することを特徴とする。
この給湯システムにおいて、前記制御手段は、さらに、前記貯湯式給湯器の使用湯量と配管及び前記貯湯式給湯器で沸かした湯を貯める貯湯タンクからの放熱に伴い失われる放熱ロス湯量とから前記貯湯式給湯器の沸上湯量を差し引いた差分湯量が第1閾値以上となれば、前記補助給湯器へ出湯経路を切替え、その後、前記差分湯量が第2閾値未満となれば前記貯湯式給湯器に出湯経路を切替えることが好ましい。
この給湯システムにおいて、前記制御手段は、所定期間の経過後に、前記貯湯式給湯器で沸かした湯を貯める貯湯タンク内の残湯量を検出して当該残湯量を前記沸上湯量の初期値とすると共に、前記使用湯量を0に初期化することが好ましい。
この給湯システムにおいて、前記制御手段は、前記第1閾値及び前記第2閾値を、曜日毎または時間帯毎に異なる値に設定することが好ましい。
本発明に係る給湯システムによれば、加圧式給湯器から実際に使用された使用湯量と、ヒートポンプで沸き上げられ貯湯タンクに貯められた沸上湯量との差分湯量を算出し、この差分湯量が所定の閾値以上となれば補助給湯器へ出湯経路を切替え、その後、差分湯量が所定の閾値未満となれば貯湯式給湯器に出湯経路を切替える。このため、加圧式給湯器のヒートポンプを用いて既に沸き上げられ、貯湯タンクに貯められている湯を限界まで使用して、貯湯タンク内の湯が無駄になるのを防止できる。
本発明の実施形態に係る給湯システムの全体構成図。 同給湯システムにおけるECU基板及び三方弁の機能ブロック図。 同給湯システムの動作手順を示すフローチャート。 実施形態の変形例1に係る給湯システムの動作手順を示すフローチャート。 実施形態の変形例2に係る給湯システムの動作手順を示すフローチャート。 実施形態の変形例3に係る給湯システムの動作手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る給湯システムにおいてリモコンを用いる場合の全体構成図。 従来の給湯システムの構成の一例を示す図。
本発明の実施形態に係る給湯システムに関して図面を参照して説明する。
図1に示すように、給湯システム1は、ガス給湯器(補助給湯器)2と、給湯元を切替える三方弁3と、加圧式給湯器(貯湯式給湯器)4と、給湯口5と、給湯配管6a、6b、6cとを備える。
ガス給湯器2は、所定条件で加圧式給湯器4に替わって使用される補助給湯器であり、都市ガスやプロパンガスなどのガスと水道とを用いて湯を沸かす給湯器である。なお、本実施形態の説明では補助給湯器をガス給湯器2としているが、その他の電気給湯器や石油給湯器などとすることも可能である。
三方弁3は、3方向に湯の出入口を有する弁であり、ガス給湯器2と、貯湯タンクユニット7と、給湯口5との3方向を接続する。三方弁3は、ECU基板8から送信される弁方向切替命令信号に基づいて、給湯口5の給湯元を自動的にガス給湯器2若しくは貯湯タンクユニット7に切替える機能を有している。
加圧式給湯器4は、貯湯タンクユニット7及びヒートポンプ9から構成され、この貯湯タンクユニット7は、ヒートポンプ9に給水すると共に、高性能な真空断熱材を用いてヒートポンプ9で加熱された湯を保温しながら貯留する機能を有する。
給湯口5は、蛇口であり、シンクや浴室内に取り付けられ、ハンドル操作によって洗浄や入浴のため湯を吐水する。給湯配管6aは、貯湯タンクユニット7に貯められた高温湯を給湯口5側に給湯するための配管、給湯配管6bは、ガス給湯器2で沸かされた湯を給湯口5側に給湯するための配管、給湯配管6cは、三方弁3から給湯口5に給湯するための配管である。
ECU(Electronic Control Unit)基板8は、所定条件で三方弁3の弁方向を切替えて給湯元を制御する命令信号を三方弁3に送信する。また、ECU基板8は、比較的高温環境となる貯湯タンクユニット7に取り付けても障害を生じない耐熱性を有している。なお、ECU基板8は、加圧式給湯器4の貯湯タンクユニット7に一体的に備え付けても構わないし、加圧式給湯器4とは別体としても構わない。
ヒートポンプ(加熱源)9は、自然冷媒(CO2)を用いた熱交換式の電気給湯器であり、大気の熱を自然冷媒に移し、その熱で貯湯タンクユニット7から循環する水を加熱する。ヒートポンプ9は、加熱した湯を貯湯タンクユニット7に送るポンプを有し、加熱された湯は貯湯タンクユニット7に貯められる。サーミスタ10は、例えば半導体などの電気抵抗が温度で変化することを利用して温度を測る温度センサであり、貯湯タンクユニット7の側壁に上部から下部にかけて、複数備えられる。
次に、三方弁3及びECU基板8の機能構成に関して説明する。ECU基板8は、図2に示すように、沸上湯量検出部8a、使用湯量検出部8b、判定部8c、及び送信部8dを備える。沸上湯量検出部8aは、貯湯タンクユニット7に複数箇所設けられたサーミスタ10からの温度情報に基づいて、ヒートポンプ9で沸き上げられた湯量を検出する。使用湯量検出部8bは、給湯配管6aの途中に設けられた羽根車式の流量計などからの流量測定値、若しくは貯湯タンクユニット7に複数箇所設けられたサーミスタ10からの温度情報に基づいて、加圧式給湯器4側から使用された使用湯量を検出する。
判定部8cは、使用湯量検出部8bにおいて検出される使用給湯から沸上湯量検出部8aにおいて測定される沸上湯量を差し引いた差分湯量を算出し、この差分湯量が所定の閾値以上若しくは所定の閾値未満となるかを判定する。判定部8cは、この判定結果に基づいて、三方弁3の弁方向を変動させる弁方向切替命令信号を生成する。なお、この命令信号は、例えば、三方弁3において、給湯元を貯湯タンクユニット7若しくはガス給湯器2とするかを判定できるのに充分なデジタル信号である。送信部8dは、三方弁3に弁方向切替命令信号を送信する。
三方弁3は、受信部3aと弁方向切替部3bとを備え、受信部3aは、ECU基板8の送信部8dから送信される弁方向切替命令信号を受信する。弁方向切替部3bは、受信部3aで受信した命令信号に基づいて、給湯口5への給湯元をガス給湯器2若しくは貯湯タンクユニット7のいずれかになるように弁方向を電動で切替える。
次に、本実施形態に係る給湯システム1の動作について説明する。図3に示すように、最初に、ECU基板8の判定部8cは、使用湯量検出部8bにおいて測定される実際の使用湯量から、沸上湯量検出部8aにおいて検出された沸上湯量を差し引いた差分湯量を算出して、この差分湯量が所定の閾値A以上となるか否かを判定する(S31)。
次に、判定部8cにおいて差分湯量が閾値A以上と判定される場合には(S31でYes)、送信部8dは、三方弁3に弁方向切替命令信号を送信して、弁方向切替部3bは、給湯元がガス給湯器2となるように三方弁3の弁方向を切替える(S32)。
その後、ECU基板8の判定部8cは、使用湯量検出部8bにおいて測定される実際の使用湯量から、沸上湯量検出部8aにおいて検出された沸上湯量を差し引いた差分湯量を算出する。そして、この差分湯量が所定の閾値B未満となる場合(S33でYes)、送信部8dは、三方弁3に弁方向切替命令信号を送信して、弁方向切替部3bは、給湯元がガス給湯器2から貯湯タンクユニット7となるように弁方向を切替える(S34)。なお、判定部8cで使用される閾値Aは閾値Bより大きな値であり、異なる値でとすることで、三方弁3の弁方向が頻繁に変更されることを防止できる。
以上のように、本実施形態に係る給湯システム1において、ECU基板8は、使用湯量から沸上湯量を差し引いた差分湯量を計算し、当該差分湯量及び閾値に基づいて、給湯元を貯湯タンクユニット7若しくはガス給湯器2に切替える命令信号を三方弁3に送信する。そして、この命令信号を受信した三方弁3は、給湯元がガス給湯器2又は加圧式給湯器4となるように自動的に弁方向を切替える。このため、本実施形態に係る給湯システム1では、貯湯タンクユニット7に溜まっている湯を充分に使い切ってから、ガス給湯器2に給湯元を切替えることができ、ヒートポンプ9で既に沸かした湯を無駄にすることを防止できる。
(第1の変形例)
本実施形態の第1の変形例について、図4を参照して説明する。なお、本変形例1の給湯システム1の機能構成は上記実施形態と同様であるため、その詳細な説明を省略する。本変形例1において、ECU基板8は、沸上湯量や使用湯量のみだけでなく、貯湯タンクユニット7や給湯配管6a〜6cからの放熱に伴い失われる湯量である放熱ロス湯量も算出することを特徴とする。
本変形例1に係る給湯システム1の動作を説明すると、図4に示すように、最初に、ECU基板8の判定部8cは、使用湯量検出部8bにおいて検出される使用湯量及び放熱ロス湯量の和と、沸上湯量検出部8aにおいて検出される沸上湯量との差分湯量を算出して、この差分湯量が所定の閾値A´以上となるか否かを判定する(S41)。ここで、判定部8cは、放熱ロス湯量を、例えばサーミスタ10を用いた外気温や貯湯タンクユニット7内温度から計算する。
次に、判定部8cは、上記差分湯量が閾値A´以上となる場合には(S41でYes)、送信部8dから給湯元をガス給湯器2に切替えるための命令信号を三方弁3に送信する。そして、三方弁3の受信部3aが命令信号を受信し、弁方向切替部3bは、給湯元を貯湯タンクユニット7からガス給湯器2に自動的に切替える(S42)。
その後、ECU基板8の判定部8cは、使用湯量検出部8bにおいて測定される実際の使用湯量及び放熱ロス湯量の和から、沸上湯量検出部8aにおいて検出された沸上湯量を差し引いた差分湯量を算出する。そして、この差分湯量が所定の閾値B´未満となる場合に(S43でYes)、判定部8cは、送信部8dを介して、三方弁3に命令信号を送信し、三方弁3の受信部3aが命令信号を受信し、弁方向切替部3bは、給湯元をガス給湯器2から貯湯タンクユニット7に切替える(S44)。なお、判定部8cで使用される閾値A´は閾値B´より大きな値であり、異なる値であるため、三方弁3の弁方向が頻繁に変更されることを防止できる。
以上のように、本変形例1に係る給湯システム1では、使用湯量及び沸上湯量のみでなく放熱ロス湯量も考慮することで、より正確なデータに基づいて、給湯元を貯湯タンクユニット7若しくはガス給湯器2に切替えることができる。その結果、貯湯タンクユニット7に貯められている湯をできるだけ使用することができる。
(第2の変形例)
本実施形態の第2の変形例について、図5を参照して説明する。本変形例2に係る給湯システム1においてECU基板8は、タイマ部(図示せず)を備え、使用湯量及び沸上湯量を初期化することを特徴とする。
本変形例2に係る給湯システム1の初期化動作を説明すると、最初に、図5に示すように、ECU基板8は、タイマ部を用いて予め設定される規定期間(例えば24時間、1ヶ月等)が経過したか否かを検出する(S51)。そして、規定期間が経過したときに(S51でYes)、ECU基板8は、貯湯タンクユニット7に複数備わるサーミスタ10を用いて、貯湯タンクユニット7の残湯量を検出し、この残湯量を沸上湯量として沸上湯量検出部8aに設定し、また、使用湯量検出部8bにおける使用湯量を0に初期化する(S52)。
これは、ECU基板8の沸上湯量検出部8aで検出される沸上湯量及び使用湯量検出部8bで検出される使用湯量は、例えば加算的に蓄積されるデータであるため、時間が経過するにつれて実際の湯量との誤差が拡がる傾向がある。従って、本変形例2に係る給湯システム1では、規定期間内で使用湯量及び沸上湯量を初期化することで実際の湯量との誤差を低減でき、弁の切替え命令の精度を向上できる。
(第3の変形例)
本実施形態の第3の変形例について、図6を参照して説明する。本変形例3の給湯システム1の機能構成は上記実施形態と同様であるため、その詳細な説明を省略する。本変形例3に係る給湯システム1の動作を説明すると、最初に、図6に示すように、ECU基板8の判定部8cは、三方弁3の切替回数を0の状態にして(S61)、閾値A及びBを最適化する規定期間(例えば1日や1時間)以内である場合に(S62でYes)、ECU基板8から命令信号を受けて三方弁3での弁方向の切替えが生じたか否か判定する(S63)。
そして、三方弁3の弁方向の切替えが生じた場合(S63でYes)、判定部8cは、カウントしている弁の切替回数を1回インクリメントして(S64)、差分湯量の補正値α及びβを判定して、新たな閾値A+α、B+βを算出する(S65)。その後、判定部8cは、この補正処理を規定時間内(S62でYes)において繰り返し、規定期間内での弁の切替回数に基づいて、閾値をA+α、B+βとして最適化する。
具体的には、本変形例3に係る給湯システム1のECU基板8では、規定期間内の弁の切替回数が多いときには、補正値α、βを用いて、差分湯量の閾値A,Bを上げて、三方弁3の切替回数を少なくする。このことで、ガス給湯器2の起動回数を減らし、起動初期のエネルギー損失を減らすことができる。
また、ECU基板8は、規定期間の長さによって、S65における弁の切替回数の大小の判断する値が変化させる。例えば、ECU基板8は、規定期間が1日の場合に弁の切替回数が5回以上であれば多いと判断し、規定期間が1時間の場合に弁の切替回数が2回以上であれば多いと判断するように設定される。
一方、ECU基板8は、規定期間内の弁の切替回数が0回のときには、加圧式給湯器4に使用できる湯があるが、ガス給湯器2からの湯を使っている場合があるため、補正値α,βを用いて差分湯量の閾値A,Bを下げて、加圧式給湯器4からの湯の使用量を増やすことが可能となる。
このように、本変形例3では、頻繁に三方弁3の切替えが発生する場合、閾値A、Bを補正値α、βを用いて増加させることで、三方弁3の弁の切替回数を少なくすることができ、ガス給湯器2の使用頻度を減らすことができる。一方、三方弁3の切替えが発生しにくい場合、閾値A、Bを補正値α、βを用いて減少させることで、弁の切替回数を多くするように最適化できる。
(第4の変形例)
本実施形態の第4の変形例について、図7を参照して説明する。本変形例4の給湯システム1の機能構成は上記実施形態と同様であるため、その詳細な説明を省略する。本変形例4に係る給湯システム1は、ECU基板8において用いる湯量の差分湯量の閾値A及び閾値B(若しくは閾値A´及び閾値B´)を、下記の[表1]、[表2]に示すように、曜日毎や規定時間毎によって、異なる値に設定することを可能とする。なお、上記変形例3に示す閾値の最適化処理の計算結果に基づいて[表1]、[表2]の値を設定することで、より有効な閾値となる。
Figure 0005593142
Figure 0005593142
例えば、[表1]では、日曜日には閾値AをA1に、閾値BをB1にすることを示し、[表2]では、0時に閾値AをA0に、閾値BをB0にすることを示す。
これは、給湯システム1が飲食店など所定の場所で使用される場合には、土曜日、日曜日、若しくは昼時、夕食時などの所定時間帯での使用湯量が多くなるなどの傾向を有する場合がある。従って、本変形例4では、曜日毎や規定時間毎の使用湯量による切替え状況を学習値として更新することで、それぞれの曜日や時間帯に最適な切替え湯量の閾値A、Bを新たに設定することができ、ガス給湯器2の使用回数を最小限に抑え、給湯に要する費用を削減できる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。また、例えば、図7に示すように、三方弁3の弁方向の切替えは命令信号で制御されるのみだけでなく、リモコン11を用いて、ユーザが給湯元を切替えたいタイミングで、手動でガス給湯器2若しくは貯湯タンクユニット7に切替えることもできる。
1 給湯システム
2 ガス給湯器(補助給湯器)
3 三方弁
3a 受信部
3b 弁方向切替部
4 加圧式給湯器(貯湯式給湯器)
5 給湯口
6a,6b,6c 給湯配管
7 貯湯タンクユニット
8 ECU基板
8a 沸上湯量検出部
8b 使用湯量検出部
8c 判定部
8d 送信部
9 ヒートポンプ
10 サーミスタ
11 リモコン

Claims (4)

  1. 貯湯式給湯器と、その他の補助給湯器と、を備え、給湯口への給湯元を前記貯湯式給湯器または補助給湯器のいずれかに切替える給湯システムにおいて、
    前記貯湯式給湯器の使用湯量から沸上湯量を引いた差分湯量が第1閾値以上となれば、前記補助給湯器へ出湯経路を切替え、その後、前記差分湯量が第2閾値未満となれば前記貯湯式給湯器に出湯経路を切替える制御手段を備え
    前記制御手段は、前記出湯経路の切替回数に応じて、前記第1閾値、及び前記第2閾値を自動的に最適な値に再設定することを特徴とする給湯システム。
  2. 前記制御手段は、さらに、前記貯湯式給湯器の使用湯量と配管及び前記貯湯式給湯器で沸かした湯を貯める貯湯タンクからの放熱に伴い失われる放熱ロス湯量とから前記貯湯式給湯器の沸上湯量を差し引いた差分湯量が第1閾値以上となれば、前記補助給湯器へ出湯経路を切替え、その後、前記差分湯量が第2閾値未満となれば前記貯湯式給湯器に出湯経路を切替えることを特徴とする請求項1記載の給湯システム。
  3. 前記制御手段は、所定期間の経過後に、前記貯湯式給湯器で沸かした湯を貯める貯湯タンク内の残湯量を検出して当該残湯量を前記沸上湯量の初期値とすると共に、前記使用湯量を0に初期化することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の給湯システム。
  4. 前記制御手段は、前記第1閾値及び前記第2閾値を、曜日毎または時間帯毎に異なる値に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の給湯システム。
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