JP5591670B2 - 電子機器、人物相関図出力方法、人物相関図出力システム - Google Patents
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Description
電子書籍は書籍出版の一形態と考えられ、そのページ内の情報はインターネット・ウェブと同様にコンテンツと呼ばれる。
電子書籍のコンテンツ(電子書籍コンテンツ)はソフトウェアで構成され、ハードウェアである再生用の電子機器(電子ブックリーダー)で再生される。
電子書籍のコンテンツの多くは、既に出版された紙の書籍の情報をデジタルな文字情報や、場合によっては挿絵をデジタル画像情報へ変換し、電子ファイルにすることで提供される。
また、前記受信した電子書籍コンテンツの本文に係る情報から、登場人物の視覚化に係る情報である人物情報と、前記登場人物間の関連に係る情報である人物関連情報と、前記人物情報または前記人物関連情報あるいはその両方の前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の参照先に係る情報である本文参照情報を解析する情報解析手段を備える。
また、前記出力された人物相関図の所定の項目が指定された場合は、前記解析された本文参照情報に基づいて、前記指定された所定の項目に係る本文を出力する本文出力手段を備える。
通常は、インターネットにある電子書籍書店などのサイトから、必要なデータを全て端末にダウンロードして読む形式である。
データ形式は、例えば、米国の電子書籍標準化団体IDPFが推進するXMLベースのオープン規格である「EPUB」やシャープ社が開発した携帯電子書籍リーダー用のフォーマットである「xmdf」、ボイジャー社が開発した電子書籍フォーマットである「.book」、アマゾン・キンドル用の電子書籍フォーマットである「AZW」等がある。
図1は、実施形態に係わる電子機器の構成の一例を示すブロック図である。
符号100は電子機器(PC)、符号101は制御装置、符号102はMPU、符号103はRAM、符号104はROM、符号105は発振器、符号106は入出力インタフェース、符号107は電源、符号110は通信装置、符号111はネットワーク、符号112は表示装置、符号113は音声出力装置、符号114は入力装置、符号115は記憶装置、符号116はサーバである。
図2は、実施形態に係わる電子機器のMPUで電子書籍コンテンツから抽出され、内部または外部の記憶部に記憶される本文情報を示す図である。
上記受信された電子書籍コンテンツは、例えば、電子機器100のMPU102で電子書籍コンテンツに係るデータから電子書籍コンテンツの本文情報が抽出される。ここでは、本文情報はテキストである。
実施の形態に係る電子書籍コンテンツの本文に係る情報(本文情報)は、例えば図2に示すように分類され、テーブル形式で記憶される。
ここで、符号201を付した列は書籍番号である。電子書籍の書籍を特定する識別番号であり、図に示すように、例えば、「1」、「2」、「3」、「4」が付与される。例えば、この電子書籍コンテンツの本文に係る情報(本文情報)は、書籍番号「1」として分類され、記憶される。
一例を挙げると、書籍番号「1」、書籍名称「AAA」、章「1」、本文番号「1」の場合の本文は、「はじめに…」である。
また、他の例を挙げると、書籍番号「1」、書籍名称「AAA」、章「1」、本文番号「2」の場合の本文は、「今日は雨だった。ピアノ教師のAAAAは駅に向かった。妹のCCCCとの待ち合わせであった。CCCCは編集の仕事の遅れや、友人のBBBBと一緒にしているテニスの延長などのため、待ち合わせに遅刻することが多い。…」である。
ここでは、MPU102は、上記抽出された電子書籍コンテンツの本文情報から人物情報を抽出する。そして、抽出された人物情報は、内部の記憶部、すなわちROM104に格納する。
符号303を付した列は所属情報であり、人物の職業、学校などの属性情報である。例えば、「ピアノ教師」、「バイオリン教師」、「編集者」等である。
符号304を付した列は人物画像であり、人物画像パーツ情報の輪郭属性、目属性、鼻属性、口属性の属性ごとの管理番号を示す。例えば、輪郭「1」、目「1」、鼻「1」、口「1」等である。
符号306を付した列は背景番号であり、人物の背景情報に関する画像パーツ情報の管理番号である。例えば「4」等である。
符号307を付した列は、人物を説明する本文情報の本文番号であり、例えば、「2」、「3」、「4」等である。
一例を挙げると、例えば、人物「AAAA」さんは「ピアノ教師」であり、人物画像パーツ情報の輪郭「1」、目「1」、鼻「1」、口「1」等の情報が記憶され、後述する人物相関図等を表示するためのイメージ画像の作成に用いられる。なお、このイメージ画像は例えば、本文情報から取得されたイメージである。
ここでは、MPU102は、上記抽出された電子書籍コンテンツの本文情報から人物関連情報を抽出する。そして、抽出された人物関連情報は、内部の記憶部、すなわちROM104に格納する。
符号402を付した列は章であり、当該人物関連情報が示す章番号を示す。この章402は、上記本文情報の章203(図2)と関連する。
符号403を付した列は関連人物番号であり、管理番号が特定する人物と関連する人物を特定する識別番号である。
符号404を付した列は関連情報であり、登場人物間の関連性を示す。
符号405を付した列は関連度であり、登場人物間の関連性の強さを数値で示す。この数値が後述する人物相関図において、関連線の太さとなる。
符号406を付した列は本文番号であり、登場人物間の関連性を記載している本文情報の本文番号を示す。
一例を挙げると、例えば、管理番号「1」、章「1」、関連情報「友人」、関連度「3」は本文番号「2」が記憶され、後述する人物相関図等を表示するためのイメージ画像の作成に用いられる。
この画像パーツ情報は、あらかじめ内部または外部の記憶部に記憶される。
ここでは、あらかじめ画像パーツ情報は、内部の記憶部、すなわちROM104に格納されている。
図の符号501を付した列は管理番号であり、画像パーツを特定する識別番号である。例えば、「1」、「2」、「3」、「4」等である。
符号502を付した列は種別であり、画像パーツ種別を示す情報である。例えば、「輪郭」、「目」、「鼻」、「口」、「趣味」、「背景」等である。
符号503を付した列は形容であり、画像を形容する情報である。例えば、「丸い、丸顔…」、「長い、面長…」、「変わった、個性的」、「怖い、強面…」等である。
この実施の形態においては、ユーザが章1までしかコンテンツを読み終わっていない場合、例えば、MPU102は、ROM104から電子書籍コンテンツ本文の章1までの情報を受信する。
また、出力された人物相関図の所定の項目(例えば関連情報)が指定された場合は、取得された本文参照情報に基づいて、指定された所定の項目に係る本文を出力する。
ここでは、章1の人物相関図が出力される例を説明する。
この実施の形態においては、上記のようにROM104に格納された情報を用い、人物相関図を作成し、出力する。
上記のように、人物視覚化情報、人物関連情報、および人物視覚化情報と人物関連情報に関連付けられた本文参照情報が取得され、MPU102はこれ等の情報に基づいて、登場人物間の相関を示す人物相関図を作成し、出力する。
ここでは、例えば、上記図3に示す人物情報の管理番号301に対応する人物画像パーツ番号304を用い、図5に示す画像パーツ情報を参照し、例えば、輪郭、目、鼻、口の情報を組み合わせ、人物画像を表示する。
この関連情報404と関連度405を用い、例えば、関連線の太さを決め、関連線に「友人」等と記載する。
このように、人物相関図を作成し、出力する。
そして、ここでは、符号601を付したピアノ教師の「AAAA」さん、符号602を付したバイオリン教師の「BBBB」さん、符号603を付した編集者の「CCCC」さんが、上記図3、図4、図5に示す人物の特徴に基づいて出力される。
ここでは、図に示すように兄妹613の表示がユーザにより指定される。
上記のように、指定された兄妹613は、例えば図4に示す、管理番号「1」、章「1」、関連人物番号「3」の「兄妹」の情報に関連付けられた本文番号「2」と、管理番号「3」、章「1」、関連人物番号「1」の「兄妹」の情報に関連付けられた本文番号「2」に基づいて対応付けられている。
上記のように、上記図2の章2に示す内容はROM104に格納され、この実施の形態においては、この情報を用い人物相関図を作成する。
上記と同様、符号701はピアノ教師の「AAAA」さん、符号702はバイオリン教師の「BBBB」さん、符号703は編集者の「CCCC」さん、を示す。
そして、ここでは、ピアノ教師の「AAAA」701さんとバイオリン教師の「BBBB」702さんは友人711、バイオリン教師の「BBBB」702さんと編集者の「CCCC」703さんは友人712、ピアノ教師の「AAAA」701さんと編集者の「CCCC」703さんは兄妹713であることが、上記と同様に、所定の項目として表示装置112に表示され、線で結ばれるように表示される。
ここでは、章3の人物相関図が示されている。ここでの本文205の内容から、編集者の「DDDD」804さんと編集者の「CCCC」803さんは恋人813であることがわかる。
図9は、実施形態に係わる電子機器の、本文表示画面を示す図である。
この本文表示画面は、特に図示しないが、例えばユーザが入力装置114を操作することにより、上記表示装置112に表示される。
ここでは、例えば、図2に示す本文情報である書籍番号「1」、書籍名称「AAA」、章「1」、本文番号「2」の本文テキストである「今日は雨だった。ピアノ教師のAAAAは駅に向かった。妹のCCCCとの待ち合わせであった。CCCCは編集の仕事の遅れや、友人のBBBBと一緒にしているテニスの延長などのため、待ち合わせに遅刻することが多い。…」が表示されている。
ここでは、ユーザが入力装置114を操作し、この人物相関図表示ボタン901が指定される。すると、この電子書籍コンテンツの本文(テキスト)に関連する上記説明した人物相関図が表示される。
符号S200はここでの開始ステップである。続いて符合S201を付したステップへ進む。
ステップS201は、電子機器100がテキスト解析要求や人物相関図表示要求、本文表示要求等の要求を受信するステップである。続いて符合S202を付したステップへ進む。
ステップS204は上記電子機器100が受信した要求に人物相関図の表示要求があるか否かを判別するステップである。人物相関図の表示要求があると判別される場合は符合S205を付したステップへ進む(Yes)。人物相関図の表示要求がないと判別される場合は人物相関図の表示要求を待つ(No)。
ステップS208は電子機器100の動作終了要求があるか否かを判別するステップである。終了要求があると判別される場合は符合S209を付したステップへ進む(Yes)。電子機器100の動作終了要求があると判別されない場合は上記ステップS201へ進み、要求を受信する(No)。
上記のように、この実施の形態に係る電子機器100においては、予め、ROM104に、例えば図2に示すような、所定の電子書籍コンテンツの本文(テキスト)の一部または全部の情報が記憶されている。そして、ユーザ操作により、電子機器100に電源が投入される。
また、要求が人物相関図表示要求である場合(S204のYes)は、人物相関図表示処理を行う(S205)。
また、要求が本文表示要求である場合(S206)は、本文表示処理を行う(S207)。
また、要求が終了要求である場合(S208)は、システムの終了処理を行い、電源断を行う。
図11は、実施形態に係わる電子機器において行われるテキスト解析処理を説明するフローチャートである。
符号S300はここでの開始ステップである。続いて符合S301を付したステップへ進む。
ステップS301は、ユーザが、電子機器100にテキスト解析処理を行わせるコンテンツ本文のテキストを指定するステップである。
この実施の形態においては、上記のように、電子機器100の内部または外部の記憶部に記憶される本文情報からテキスト解析処理を行わせるコンテンツ本文(テキスト)を指定する。このとき指定するコンテンツ本文(テキスト)は、コンテンツ本文の全てでも良いし、例えばユーザが読んだところまで等のコンテンツ本文の一部でも良い。続いて符合S302を付したステップへ進む。
ステップS303は、人物情報、すなわち、人物の名称、所属情報、人物のパーツ情報等を、例えば、上記図3、図5に示すようにROM104に記憶処理するステップである。続いて符合S304を付したステップへ進む。
図12は、実施形態に係わる電子機器における人物情報処理動作のようすを説明するフローチャートである。
符号400はここでの開始ステップである。続いて符合401を付したステップへ進む。
ステップ401は、上記受信したテキストに参照する本文があるか否かを判別するステップである。受信したテキストに参照する本文があると判別される場合は符合402を付したステップへ進む(Yes)。受信したテキストに参照する本文があると判別されない場合は符合409を付したステップへ進む(No)。
ステップ405は、上記受信したテキストから、趣味情報(図3の符号305)の名詞を抽出するステップである。続いて符合406を付したステップへ進む。
ステップ406は上記抽出された趣味情報から画像を作成するステップである。続いて符合407を付したステップへ進む。
ステップ407は、上記受信したテキストから、背景情報の名詞を抽出するステップである。続いて符合408を付したステップへ進む。
ステップ408は、上記抽出された背景情報から画像を作成するステップである。続いて符合402を付したステップへ進み、上記処理を繰り返す。
ステップ409は、上記人物情報を更新するステップである。続いて符合410を付したステップへ進む。
ステップ410は終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
図13は、実施形態に係わる電子機器における人物関連情報処理の動作を説明するフローチャートである。
符号S500はここでの開始ステップである。続いて符合S501を付したステップへ進む。
ステップS501は、上記受信したテキストに参照する本文があるか否かを判別するステップである。受信したテキストに参照する本文があると判別される場合は符号S502を付したステップへ進む(Yes)。受信したテキストに参照する本文がないと判別される場合は符号S507を付したステップへ進む(No)。
ステップS503は、上記受信したテキストに例えば登場人物等の、抽出する人物情報の名詞があるかを判別するステップである。テキストに抽出する人物情報の名詞があると判別される場合は符合S504を付したステップへ進む。テキストに抽出する人物情報の名詞が無いと判別される場合は符合S501を付したステップへ進み、上記処理を繰り返す(No)。
ステップS505は、上記受信したテキストから、友人、兄妹、恋人等の上記人物間情報に係る名詞及び形容詞を抽出するステップである。続いて符合S506を付したステップへ進む。
ステップS508は終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
図14は、実施形態に係わる電子機器における人物相関図の表示処理動作を説明するフローチャートである。
符号S600は、ここでの開始ステップである。続いて符合S601を付したステップへ進む。
ステップS601は、例えば図6(a)に示す、「AAAA」、「ピアノ教師」、「CCCC」、「編集者」、「兄妹」等の項目の表示を行う画面内の位置に係る情報である表示位置情報を取得するステップである。続いて符合S602を付したステップへ進む。
ステップS603は、作成された人物相関図を出力表示するステップである。続いて符合S604を付したステップへ進む。
ステップS604は終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
図15は、実施形態に係わる電子機器における本文表示の処理動作を説明するフローチャートである。
符号S700はここでの開始ステップである。続いて符合S701を付したステップへ進む。
ステップS701は、上記人物相関図に表示された例えば図6(a)に示すように、「兄妹」613という項目の表示がユーザに指定された際に、指定された項目(ここでは「兄妹」613)の指定された位置情報を取得するステップである。続いて符合S702を付したステップへ進む。
またここで、上記図10に示すテキスト解析処理(S203)について詳述する。
この実施の形態においては、上記のように、電子書籍の本文テキストを指定し(S301)、形態素解析及び構文解析を行う(S302)。そして人物情報処理を行う(S303)。
次に、当該人物情報の固有名詞および、視覚的特徴、すなわち外観である目、鼻、口、輪郭を形容する形容詞情報を抽出する。
そして、まず、画像パーツ情報(図5)の種別が輪郭である形容503を参照し、輪郭を形容する形容詞情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の人物画像パーツ番号304(図3)の輪郭の属性に格納する。
また、形容詞情報を抽出できなかった場合は、画像パーツ情報の各種別(図5)の一番若い管理番号を人物情報の人物画像パーツ番号304(図3)の各種別に格納する。
そして、画像パーツ情報の種別が趣味である形容503(図5)を参照し、抽出した情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の趣味番号305(図3)に格納する。
続いて、人物関連情報処理(S304)を行う。
ここでは、本文情報の本文番号1の本文205(図2)を参照し、場所情報を示す固有名詞情報を抽出し、当該本文番号の場所情報を特定する。同じ場所に存在する、人物情報を示す、固有名詞情報を抽出し、人物情報(図3)を参照し、管理番号301を決定する。
また、ここでは、関連度405は、関連情報404が友人である場合は3、親子、姉妹などの血縁関係である場合は5、恋人、夫婦などのカップル関係である場合は10を格納する。
そして、この処理を人物情報を示す固有情報を抽出し終わるまで繰り返す。人物間の関係を示す名詞または形容詞情報を抽出できなかった場合と、人物情報を示す固有名詞情報を抽出し終わった場合は、次の本文番号に進む。
次に、上記図10で説明した人物相関図表示処理S205について詳述する。
上記のように、図9に示すコンテンツの本文表示画面を表示しているときに、ユーザが人物相関図表示ボタン901を指定する。すると、電子機器100は、人物相関図表示要求を受信し(S204)、人物相関図表示処理(S205)を行う。
また、画像パーツ情報の管理番号501(図5)を参照し、ファイル名を「ss.jpg」と決定し、人物画像の横に表示する。
そして、人物情報の管理番号301が「3」である背景番号項を参照し、空であることがわかる。また、リンク先となる本文番号307は「3」であることを決定する。
そして、ユーザが表示している本文表示位置情報を取得し、本文情報(図2)を参照し、表示している章が「2」の場合も同様の処理を行い、図6に示すように、章「2」の人物相関図を表示装置112に表示する。
ユーザが図8に示す章「3」の人物相関図を表示し、例えば「CCCC」603が指定されたとき、電子機器100は、本文表示要求を受信し(S206)、本文表示処理(S207)を行う。
そして、図2に示す本文情報を参照し、本文番号204が「2」である本文205を表示装置112に表示する。
図16は、実施形態に係わる電子機器に係る人物情報の他の例を示す図である。
この実施の形態においては、人物情報を各章ごとに管理する。
管理番号1601は、人物を特定する識別番号を示す。名称1602は、人物名称情報を示す。所属情報1603は、人物の職業、学校などの属性情報を示す。章1604は、当該人物情報を示す章番号を示し、本文情報の章と関連する。
趣味番号1606は、人物の趣味情報に関する画像パーツ情報の管理番号を示す。背景番号1607は、人物の背景情報に関する画像パーツ情報の管理番号を示す。本文番号1608は、人物を説明する本文情報の本文番号を示す。
ここでは、上記と同様に、人物情報は内部の記憶部、すなわちROM104に格納する。
そして、電子書籍コンテンツの本文テキストを入力し(S301)、形態素解析及び構文解析を行う(S302)。そして人物情報処理を行う(S303)。
そして、図2に示す本文情報の本文番号「1」204の本文205を参照し、人物情報を示す、主語である固有名詞情報を抽出し、人物情報の管理番号1601が「1」の名称1602に格納する。
なお、形容詞情報を抽出できなかった場合は、前の章1604の人物画像パーツ番号1605を参照し、人物画像パーツ番号が格納されている場合は、当該値を格納する。人物画像パーツ番号が格納されていない場合、または前の章がない場合は、画像パーツ情報(図5)の各種別の一番若い管理番号を人物情報の人物画像パーツ番号1605の各種別に格納する。
ここでは、図5に示す画像パーツ情報の種別が趣味である形容503を参照し、抽出した情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の趣味番号1606に格納する。
また、動詞情報、名詞情報を抽出できなかった場合は、前の章1604の趣味番号1606を参照し、格納されている場合は、当該値を格納する。格納されていない場合、または前の章がない場合は、人物情報の趣味番号1606は空とする。
図5に示す画像パーツ情報の種別が背景である形容503を参照し、抽出した情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の背景番号1607に格納する。
また、固有名詞情報を抽出できなかった場合は、前の章1604の背景番号1607を参照し、格納されている場合は、当該値を格納する。格納されていない場合、または前の章がない場合は、人物情報の背景番号1607は空とする。
なお、この実施の形態においては、人物関連情報処理(S304)、人物相関図表示処理(S205)および本文表示処理(S207)は上記と同様の構成である。
図17は、実施形態に係わる電子機器において、テキスト解析処理をサーバに行わせるシステム構成の他の例を示すブロック図である。
この実施の形態においては、上記電子機器1700内部で行われた上記コンテンツのテキスト解析処理をサーバ1716に行わせる。そして、解析された情報を、例えばサーバ1716に接続される蓄積部である外部記憶部1717に記憶する。
この実施の形態においては、上記のように、電子書籍に係るコンテンツのテキスト解析処理をサーバ1716に行わせる。そして、解析された情報を、例えばサーバ1716に接続される蓄積部である外部記憶部1717に記憶する。
サーバ1716は、コンテンツのテキスト解析処理指示1081を受信し、上記と同様に、電子書籍に係るコンテンツのテキスト解析処理を実施し、例えば、外部記憶部1717に記憶する。また、この解析の終了通知1803をサーバ管理者に向けて出力する。
また、上記実施の形態においては、人物相関図の「兄妹」、「友人」等の項目の指示に応じ、電子書籍コンテンツの本文を表示する例を説明したが、音声指示等に応じて行ってもよいし、上記電子書籍コンテンツ本文の表示と上記人物相関図の表示を同時に行ってもよい。
また、上記実施の形態においては、人物画像パーツ情報304として、輪郭情報、目情報、鼻情報、口情報を処理したが、この実施の形態においては、これらの情報に限られるものではない。
上記のように構成することによって、この発明の実施の形態においては、電子書籍コンテンツを、本文の内容にあった登場人物の相関図を表示し、視覚的に楽しむことが可能になる。
Claims (10)
- 電子書籍コンテンツの本文に係る情報を受信する本文情報受信手段と、
前記受信した電子書籍コンテンツの本文に係る情報から、登場人物の視覚化に係る情報である人物情報と、前記登場人物間の関連に係る情報である人物関連情報と、前記人物情報または前記人物関連情報あるいはその両方の前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の参照先に係る情報である本文参照情報を解析する情報解析手段と、
前記解析された人物情報と人物関連情報と人物画像を生成するための各パーツが記憶されている画像パーツ情報に基づいて、前記登場人物の人物画像を含む前記登場人物間の相関を示す人物相関図を生成して出力する人物相関図出力手段と、
前記出力された人物相関図の所定の項目が指定された場合は、前記解析された本文参照情報に基づいて、前記指定された所定の項目に係る本文を出力する本文出力手段を備える電子機器。 - 前記情報解析手段は、前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報を1つ以上の章項目に分割し、この章項目単位で解析して人物、趣味、背景を説明する単語を前記人物情報として抽出し、前記人物情報と関連付けた前記画像パーツ情報と前記抽出された人物情報を参照して画像パーツを選択し、前記画像パーツを組み合わせて前記登場人物の人物画像を生成する請求項1に記載の電子機器。
- 前記人物相関図出力手段は、あらかじめ前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報を解析して1つ以上の章項目に分割し、この章項目毎に人物相関図を作成し、表示している前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の位置情報と章項目に適応して人物相関図を表示する請求項1に記載の電子機器。
- 前記人物相関図出力手段は、あらかじめ前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報を解析して人物間の関連線と人物間の関連を説明する本文参照先を関連付け、表示した人物相関図の人物間の関連線を選択時に、前記関連付けられた本文参照先を表示する請求項1に記載の電子機器。
- 前記人物相関図出力手段は、あらかじめ前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報を解析して人物と人物を説明する本文参照先を関連付け、表示した人物相関図の人物が選択されている時に、前記関連付けられた本文参照先を表示する請求項1に記載の電子機器。
- 前記人物相関図出力手段は、あらかじめ前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報を解析し、同一の場所に一人以上の人物が存在するときに、人物間の関係を説明する単語を抽出し、前記抽出された単語に応じて人物間の関連度を決定し、人物間の関連度に応じて、人物間の関連線等の表示を変更する請求項1に記載の電子機器。
- 前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報は、予め記憶手段に記憶されている請求項1に記載の電子機器。
- 前記情報解析手段で解析された情報を取得する情報取得手段をさらに備え、
前記情報解析手段及び情報取得手段は、電子機器の外部に設けられる請求項1に記載の電子機器。 - 電子書籍コンテンツの本文に係る情報を受信するステップと、
前記受信した電子書籍コンテンツの本文に係る情報から、登場人物の視覚化に係る情報である人物情報と、前記登場人物間の関連に係る情報である人物関連情報と、前記人物情報または前記人物関連情報あるいはその両方の前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の参照先に係る情報である本文参照情報を解析するステップと、
前記解析された人物情報と人物関連情報と人物画像を生成するための各パーツが記憶されている画像パーツ情報に基づいて、前記登場人物の人物画像を含む前記登場人物間の相関を示す人物相関図を生成して出力するステップと、
前記出力された人物相関図の所定の項目が指定された場合は、前記解析された本文参照情報に基づいて、前記指定された所定の項目に係る本文の一部を出力するステップを備える人物相関図出力方法。 - 電子書籍コンテンツの本文に係る情報を受信する本文情報受信手段と、
前記受信した電子書籍コンテンツの本文に係る情報から、登場人物の視覚化に係る情報である人物情報と、前記登場人物間の関連に係る情報である人物関連情報と、前記人物情報または前記人物関連情報あるいはその両方の前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の参照先に係る情報である本文参照情報を解析する情報解析手段と、
前記解析された人物情報と人物関連情報と人物画像を生成するための各パーツが記憶されている画像パーツ情報に基づいて、前記登場人物の人物画像を含む前記登場人物間の相関を示す人物相関図を生成して出力する人物相関図出力手段と、
前記出力された人物相関図の所定の項目が指定された場合は、前記解析された本文参照情報に基づいて、前記指定された所定の項目に係る本文の一部を出力する本文出力手段を備える人物相関図出力システム。
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