JP5590139B2 - 無線通信方法、中継局、移動局および移動通信システム - Google Patents

無線通信方法、中継局、移動局および移動通信システム Download PDF

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    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems
    • H04W84/047Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems using dedicated repeater stations

Description

本発明は、無線通信方法、中継局、移動局および移動通信システムに関する。
現在、携帯電話システムなどの移動通信システムが広く利用されている。また、無線通信の更なる高速化・大容量化を図るべく、次世代の移動通信技術について継続的に活発な議論が行われている。例えば、国際標準化団体の3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる規格が提案されている(例えば、非特許文献1〜3参照)。また、LTEを拡張したLTE−A(Long Term Evolution - Advanced)と呼ばれる規格も提案されている(例えば、非特許文献4参照)。
移動通信システムでは、基地局と移動局との間で通信を中継する中継局を設けることがある。中継局を設けることで、セル範囲の拡張やスループットの向上などを図ることができる。ただし、中継局では、受信信号と自局の送信信号との間で干渉(自己干渉)が生じる可能性がある。例えば、基地局・中継局間に用いる周波数帯域と中継局・移動局間に用いる周波数帯域とが重複している場合、移動局に対して送信した無線信号が自局の受信回路に回り込み、基地局から無線信号を正常に受信できなくなるおそれがある。そこで、中継局が、基地局と通信を行うタイミングと移動局と通信を行うタイミングとを調整して、自己干渉を抑制することが提案されている(例えば、非特許文献4の第9節参照)。
3rd Generation Partnership Project, "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation", 3GPP TS 36.211 V9.1.0, 2010-03. 3rd Generation Partnership Project, "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures", 3GPP TS 36.213 V9.1.0, 2010-03. 3rd Generation Partnership Project, "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control (RRC); Protocol specification", 3GPP TS 36.331 V9.2.0, 2010-03. 3rd Generation Partnership Project, "Feasibility study for Further Advancements for E-UTRA", 3GPP TR 36.912 V9.0.0, 2009-09.
ところで、基地局と移動局とが中継局を介して通信を行う移動通信システムにおいて、中継局が接続先の基地局を切り替えるハンドオーバを行う場合が考えられる。例えば、中継局が列車や自動車などの車両に搭載され、移動局が当該車両の乗客により携帯されており中継局を介して通信を行う場合、移動局の接続先を切り替えるハンドオーバは発生しないが中継局の接続先を切り替えるハンドオーバが発生するという状況が考えられる。
しかし、その場合、中継局のハンドオーバが移動局の通信に与える影響が問題となる。例えば、フレームやシンボルの送信タイミングは、基地局によって異なることがある。中継局がハンドオーバを行うと、接続先の基地局に合わせて、中継局から移動局へのフレームやシンボルの送信タイミングも変化し得る。ここで、ハンドオーバを行う中継局は、ハンドオーバ後の基地局の送信タイミングを予め検出することができ、ハンドオーバ前に同期を確立する準備をすることが可能である。一方、中継局に接続する移動局は、中継局でハンドオーバが発生すると、同期が突然外れた状態となり得る。中継局との同期が外れたと判断した移動局は、例えば、セルサーチなどの同期確立のための処理をやり直すことが考えられる。よって、移動局が通信を再開できるまでのタイムラグが問題となる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、中継局がハンドオーバを行うことによる移動局の通信への影響を抑制することができる無線通信方法、中継局、移動局および移動通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、中継局が第1または第2の基地局に接続し、接続先の基地局に応じたタイミングで移動局と通信を行う移動通信システムの無線通信方法が提供される。この無線通信方法では、中継局が、自局の接続先を第1の基地局から第2の基地局に切り替えるハンドオーバの実行前に、第2の基地局に関する信号を送信する。移動局が、ハンドオーバの前に中継局から受信した第2の基地局に関する信号に基づいて、ハンドオーバの実行後の中継局と同期を取る。
また、第1および第2の基地局と移動局との間で通信を中継する中継局が提供される。中継局は、同期部と送信部とを有する。同期部は、第1の基地局と同期を確立し、接続先を第1の基地局から第2の基地局に切り替えるハンドオーバが実行されると、第2の基地局と同期を確立する。送信部は、ハンドオーバの前に、移動局がハンドオーバの実行後の自局と同期を取るために用いられる、第2の基地局に関する信号を、移動局に送信する。
また、受信部と同期部とを有する移動局が提供される。受信部は、第1または第2の基地局に接続する中継局から無線信号を受信する。同期部は、中継局の接続先を第1の基地局から第2の基地局に切り替えるハンドオーバが実行される前に、中継局が送信した第2の基地局に関する信号を取得し、第2の基地局に関する信号に基づいて、ハンドオーバの実行後の中継局と同期を確立する。
また、第1および第2の基地局と、第1または第2の基地局に接続して接続先の基地局に応じたタイミングで通信を行う中継局と、中継局と通信を行う移動局とを有する移動通信システムが提供される。中継局は、自局の接続先を第1の基地局から第2の基地局に切り替えるハンドオーバの実行前に、第2の基地局に関する信号を送信する。移動局は、ハンドオーバの前に中継局から受信した第2の基地局に関する信号に基づいて、ハンドオーバの実行後の中継局と同期を取る。
上記無線通信方法、中継局、移動局および移動通信システムによれば、中継局がハンドオーバを行うことによる移動局の通信への影響を抑制できる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
第1の実施の形態の移動通信システムを示す図である。 第2の実施の形態の移動通信システムを示す図である。 無線フレームの構造例を示す図である。 中継局の通信タイミングの例を示す図である。 第2の実施の形態の基地局を示すブロック図である。 第2の実施の形態の中継局を示すブロック図である。 第2の実施の形態の中継局を示すブロック図(続き)である。 第2の実施の形態の移動局を示すブロック図である。 第2の実施の形態の基地局処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の中継局処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の移動局処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のハンドオーバ制御の流れを示すシーケンス図である。 第2の実施の形態のパイロット信号の受信例を示す図である。 第3の実施の形態の中継局(一部)を示すブロック図である。 第3の実施の形態の中継局処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の移動局処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態のハンドオーバ制御の流れを示すシーケンス図である。 第3の実施の形態のパイロット信号の受信例を示す図である。 第4の実施の形態の移動局を示すブロック図である。 第4の実施の形態の中継局処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の移動局処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態のハンドオーバ制御の流れを示すシーケンス図である。 第4の実施の形態のパイロット信号の受信例を示す図である。
以下、本実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の移動通信システムを示す図である。第1の実施の形態の無線通信システムは、基地局10,10a、中継局20および移動局30を有する。移動局30は、中継局20に接続する。中継局20は、基地局10または基地局10aに接続して、移動局30の通信を中継する。中継局20は、例えば、移動型の無線装置である。
中継局20は、同期部21および送信部22を有する。同期部21は、基地局10と同期を確立する。また、接続先を基地局10から基地局10aに切り替えるハンドオーバが実行されると、基地局10aと同期を確立する。同期部21は、ハンドオーバの前に、基地局10aの通信タイミング(例えば、フレームやシンボルのタイミング)を検出すること(基地局10aと仮に同期を取ること)が可能である。送信部22は、ハンドオーバの前に、基地局10aに関する信号を送信する。
移動局30は、受信部31および同期部32を有する。受信部31は、基地局10または基地局10aに接続する中継局20から、無線信号を受信する。同期部32は、上記ハンドオーバが実行される前に、中継局20が送信した基地局10aに関する信号を(例えば、受信部31を介して)取得する。そして、取得した基地局10aに関する信号に基づいて、ハンドオーバの実行後の中継局20と同期を確立する。
例えば、基地局10aに関する信号は、基地局10aの通信タイミングに応じたタイミングで送信されるパイロット信号であってもよい。その場合、中継局20は、ハンドオーバの前に、基地局10に対応するパイロット信号と基地局10aに対応するパイロット信号とを送信する。両者のパイロット信号には、同一の信号を用いてもよいし、異なる信号を用いてもよい。移動局30は、基地局10aに対応するパイロット信号を検出することで、ハンドオーバの後の中継局20の通信タイミングを算出することができる。
また、基地局10aに関する信号は、基地局10の通信タイミングと基地局10aの通信タイミングとのずれを示す時間差情報であってもよい。その場合、中継局20は、ハンドオーバの前に、タイミングのずれを算出して、時間差情報を移動局30に送信する。移動局30は、中継局20から時間差情報を受信することで、ハンドオーバの後の中継局20の通信タイミングを算出することができる。
また、基地局10aに関する信号は、基地局10aが送信する無線信号の受信を移動局30に指示するための情報であってもよい。その場合、移動局30は、中継局20からの指示に応じて、基地局10aが送信する無線信号(例えば、パイロット信号)を検出し、検出結果に基づいて、ハンドオーバの後の中継局20の通信タイミングを算出する。
このような第1の実施の形態の移動通信システムでは、中継局20が、自局の接続先を基地局10から基地局10aに切り替えるハンドオーバの実行前に、基地局10aに関する信号を送信する。移動局30が、ハンドオーバの前に中継局20から受信した基地局10aに関する信号に基づいて、ハンドオーバの実行後の中継局20と同期を取る。
これにより、中継局20がハンドオーバを行っても、中継局20に接続して無線通信を行う移動局30への影響を抑制できる。すなわち、移動局30は、中継局20のハンドオーバの前に、基地局10aに関する信号を中継局20から取得して、ハンドオーバの後の中継局20の通信タイミングを算出することができる。このため、移動局30は、ハンドオーバの前に同期を確立する準備をすることが可能となり、ハンドオーバの後にセルサーチなどの同期確立のための処理が発生することを抑制できる。従って、中継局20がハンドオーバを行ってから移動局30が通信を再開できるまでのタイムラグを抑制できる。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態の移動通信システムを示す図である。第2の実施の形態の移動通信システムは、基地局100,100a、中継局200および移動局300を含む。移動局300は、中継局200を介して基地局100,100aと通信を行う。
基地局100,100aは、中継局200と無線通信を行う無線通信装置である。基地局100,100aは、有線ネットワーク(図示せず)に接続されている。基地局100,100aは、有線ネットワークと中継局200との間で、移動局300が送信または受信するデータを転送する。なお、第2の実施の形態では、基地局100と基地局100aとが、異なるタイミングでフレームやシンボルを送信する場合を考える。
中継局200は、基地局100または基地局100aに接続し、接続先の基地局と移動局300との間で通信を中継する無線通信装置である。中継局200は、接続先の基地局に同期し、基地局側の同期状態に応じたタイミングで移動局300にフレームやシンボルを送信する。中継局200は、接続先の基地局と移動局300との間でデータや制御情報を転送する。なお、第2の実施の形態では、中継局200は移動型の中継局(例えば、列車や自動車などの車両に搭載された中継局)であり、接続先を基地局100から基地局100aに切り替えるハンドオーバを行う場合を考える。
移動局300は、中継局200に接続し、中継局200経由で基地局100,100aと通信を行う無線端末装置である。移動局300として、例えば、携帯電話機や携帯情報端末装置を用いることができる。移動局300は、中継局200に同期し、中継局200へのデータ送信や中継局200からのデータの受信を行う。
図3は、無線フレームの構造例を示す図である。図3に示すような無線フレームが、基地局100,100aから移動局300への方向の通信リンク(下りリンク(DL:Downlink))、および、移動局300から基地局100,100aへの方向の通信リンク(上りリンク(UL:Uplink))それぞれで伝送される。第2の実施の形態では、複信方式として周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)を用いる場合を考える。ただし、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)を用いることも可能である。
10ms幅の無線フレームは、1ms幅の10個のサブフレーム(サブフレーム#0〜#9)を含む。サブフレームの無線リソースは、周波数方向および時間方向に細分化されて管理される。周波数方向の最小単位はサブキャリアであり、時間方向の最小単位はシンボルである。細分化された無線リソースが、各種のチャネルに割り当てられる。データや制御情報の送信のスケジューリングは、サブフレーム単位で行われる。
DL無線フレームでは、物理チャネルとして、下りリンク物理共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、下りリンク物理制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、物理報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)などが送信される。PDSCHは、データを送信するためのチャネルである。PDCCHは、物理レイヤの制御信号を送信するためのチャネルである。PDCCHには、サブフレームの先頭の数シンボル(1〜3シンボル)が割り当てられる。PBCHは、システム情報などの報知情報を送信するためのチャネルである。また、無線フレームでは、参照信号(RS:Reference Signal)などのパイロット信号が送信される。パイロット信号は、受信電力レベルや無線回線品質の測定、同期確立などのために参照される。
図4は、中継局の通信タイミングの例を示す図である。中継局200は、自己干渉を抑制するため、基地局100,100aからの無線信号の受信と移動局300への無線信号の送信とを同時に行わないよう制御する。
すなわち、中継局200は、基地局100,100aから無線信号を受信するサブフレームを設定する。そして、設定した当該サブフレームでは移動局300への無線信号の送信を停止し、設定した当該サブフレーム以外のサブフレームで移動局300に無線信号を送信する。ただし、中継局200は、基地局100,100aから無線信号を受信するサブフレームであっても、PDCCHに割り当てられる制御用のリソース領域では、移動局300に無線信号を送信してもよい。
なお、中継局200は、基地局100,100aから無線信号を受信するサブフレームを、予め基地局100,100aと合意しておく。また、中継局200は、UL通信においてもDL通信と同様に、移動局300からの無線信号の受信と基地局100,100aへの無線信号の送信とを同時に行わないよう制御する。
図5は、第2の実施の形態の基地局を示すブロック図である。基地局100は、無線受信部111、復調部112、同期確立部113、フレーム分解部114、復号部115、多重分離部121、制御情報処理部122、符号化部131、パイロット生成部132、フレーム生成部133、変調部134および無線送信部135を有する。基地局100aも、基地局100と同様のブロック構成によって実現することができる。
無線受信部111は、基地局100が備えるアンテナから取得した受信信号を無線信号処理し、高周波数の無線信号から低周波数のベースバンド信号への変換(ダウンコンバート)を行う。無線受信部111は、例えば、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)、直交復調器、ADC(Analog to Digital Converter)などの回路を備える。無線受信部111は、得られたベースバンド信号を復調部112に出力する。
復調部112は、無線受信部111から取得したベースバンド信号を、ディジタル復調する。復調は、所定の変調符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)または適応的に選択されるMCSに対応する方法で行う。そして、復調部112は、復調されたベースバンド信号をフレーム分解部114に出力する。また、復調部112は、復調されたベースバンド信号からパイロット信号を抽出し、同期確立部113に出力する。
同期確立部113は、復調部112から取得した既知のパイロット信号に基づいて、中継局200からUL無線フレームやシンボルを受信するタイミングを検出し、中継局200と同期を確立する。そして、基地局100の受信処理のタイミングを制御する。
フレーム分解部114は、復調部112から取得したベースバンド信号から、UL無線フレームに含まれる各種チャネルのベースバンド信号を分離して抽出する。そして、抽出したチャネル毎のベースバンド信号を復号部115に出力する。
復号部115は、フレーム分解部114から取得した各種チャネルのベースバンド信号を誤り訂正復号する。復号は、所定のMCSまたは適応的に選択されるMCSに対応する方法で行う。そして、復号されたベースバンド信号を多重分離部121に出力する。
多重分離部121は、復号部115から取得したベースバンド信号に含まれるデータと制御情報とを分離する。分離されたデータは、パケット化されて有線ネットワークに出力される。分離された制御情報は、制御情報処理部122に出力される。また、多重分離部121は、移動局300に送信するデータと制御情報処理部122から取得した制御情報とを多重化し、符号化部131に出力する。
制御情報処理部122は、多重分離部121からULの制御情報を取得し中継局200との通信を制御する。ULの制御情報には、ハンドオーバ要求が含まれる。制御情報処理部122は、中継局200からハンドオーバ要求を取得すると、中継局200の接続先を基地局100から基地局100aに切り替えるハンドオーバの制御を行う。また、制御情報処理部122は、DLの制御情報を生成して多重分離部121に出力する。DLの制御情報には、中継局200にハンドオーバの実行を指示するハンドオーバ命令が含まれる。
符号化部131は、多重分離部121から取得した各種チャネルのベースバンド信号を誤り訂正符号化する。符号化は、所定のMCSまたは適応的に選択されるMCSを用いて行う。そして、符号化されたベースバンド信号をフレーム生成部133に出力する。
パイロット生成部132は、RSなどの既知のパイロット信号を生成し、生成したパイロット信号をフレーム生成部133に出力する。なお、基地局100が送信するパイロット信号と基地局100aが送信するパイロット信号とは、異なる信号である。
フレーム生成部133は、符号化部131から取得したベースバンド信号とパイロット生成部132から取得したパイロット信号とを、DL無線フレームにマッピングする。そして、DL無線フレームのベースバンド信号を、変調部134に出力する。
変調部134は、フレーム生成部133から取得したベースバンド信号をディジタル変調する。変調は、所定のMCSまたは適応的に選択されるMCSを用いて行う。そして、変調部134は、変調されたベースバンド信号を無線送信部135に出力する。
無線送信部135は、変調部134から取得したベースバンド信号を無線信号処理し、低周波数のベースバンド信号から高周波数の無線信号へ変換(アップコンバート)する。無線送信部135は、例えば、DAC(Digital to Analog Converter)、直交変調器、電力増幅器などの回路を備える。無線送信部135は、得られた送信信号を、基地局100が備えるアンテナに出力する。
図6は、第2の実施の形態の中継局を示すブロック図である。図6は、基地局100,100a側のブロック構造を示している。中継局200は、無線受信部211、復調部212、同期確立部213、フレーム分解部214、復号部215、多重分離部221、制御情報処理部222、バッファ223、符号化部231、パイロット生成部232、フレーム生成部233、変調部234および無線送信部235を有する。なお、同期確立部213は、第1の実施の形態の同期部21の一例と見ることができる。
無線受信部211は、中継局200が備えるアンテナから取得した高周波数の無線信号を低周波数のベースバンド信号へダウンコンバートし、復調部212に出力する。
復調部212は、無線受信部211から取得したベースバンド信号を、ディジタル復調してフレーム分解部214に出力する。また、復調部212は、復調されたベースバンド信号からパイロット信号を抽出し、同期確立部213に出力する。
同期確立部213は、復調部212から取得したパイロット信号に基づいて、基地局100,100aからDL無線フレームやシンボルを受信するタイミングを検出し、基地局100または基地局100aと同期を確立する。そして、中継局200の受信処理のタイミングを制御する。また、同期確立部213は、セルサーチを行う。すなわち、パイロット信号に基づいて各セルの受信電力レベルを測定し、接続先の基地局の候補を検出する。
また、同期確立部213は、中継局200がハンドオーバを行うとき、ハンドオーバ元である基地局100とハンドオーバ先である基地局100aとの間の受信タイミングの差を予め算出しておく。なお、ハンドオーバ先の基地局の受信タイミングは、セルサーチによりハンドオーバの実行前に既に検出されている。よって、同期確立部213は、ハンドオーバの前に、ハンドオーバ先の基地局と同期を取る準備を行う(仮に同期を確立する)ことが可能である。
フレーム分解部214は、復調部212から取得したベースバンド信号から、DL無線フレームに含まれる各種チャネルのベースバンド信号を分離して抽出し、チャネル毎のベースバンド信号を復号部215に出力する。
復号部215は、フレーム分解部214から取得した各種チャネルのベースバンド信号を誤り訂正復号し、復号されたベースバンド信号を多重分離部221に出力する。
多重分離部221は、復号部215から取得したベースバンド信号に含まれるデータと制御情報とを分離する。分離されたDLのデータは、バッファ223に格納される。分離されたDLの制御情報は、制御情報処理部222に出力される。また、多重分離部221は、バッファ223に格納されたULのデータと制御情報処理部222から取得したULの制御情報とを多重化し、符号化部231に出力する。
制御情報処理部222は、多重分離部221からDLの制御情報を取得し基地局100,100aとの通信を制御する。DLの制御情報には、ハンドオーバ命令が含まれる。制御情報処理部222は、ハンドオーバ命令を取得すると、中継局200の接続先を基地局100から基地局100aに切り替える。また、制御情報処理部222は、移動局300との通信の制御に用いられる制御情報をバッファ223に格納する。また、制御情報処理部222は、ULの制御情報を生成して多重分離部221に出力する。ULの制御情報には、ハンドオーバ要求が含まれる。
符号化部231は、多重分離部221から取得した各種チャネルのベースバンド信号を誤り訂正符号化し、符号化されたベースバンド信号をフレーム生成部233に出力する。
パイロット生成部232は、既知のパイロット信号を生成し、生成したパイロット信号をフレーム生成部233に出力する。
フレーム生成部233は、符号化部231から取得したベースバンド信号とパイロット生成部232から取得したパイロット信号とをUL無線フレームにマッピングし、UL無線フレームのベースバンド信号を変調部234に出力する。
変調部234は、フレーム生成部233から取得したベースバンド信号をディジタル変調し、変調されたベースバンド信号を無線送信部235に出力する。
無線送信部235は、変調部234から取得した低周波数のベースバンド信号を高周波数の無線信号へアップコンバートし、中継局200が備えるアンテナに出力する。
図7は、第2の実施の形態の中継局を示すブロック図(続き)である。図7は、移動局300側のブロック構造を示している。中継局200は、更に、多重分離部224、制御情報処理部225、無線受信部241、復調部242、同期確立部243、フレーム分解部244、復号部245、符号化部251、パイロット生成部252、フレーム生成部253、変調部254および無線送信部255を有する。なお、パイロット生成部252、フレーム生成部253、変調部254および無線送信部255の集合は、第1の実施の形態の送信部22の一例と見ることができる。
多重分離部224は、復号部245から取得したベースバンド信号に含まれるデータと制御情報とを分離する。分離されたULのデータは、バッファ223に格納される。分離されたULの制御情報は、制御情報処理部225に出力される。また、多重分離部224は、バッファ223に格納されたDLのデータと制御情報処理部225から取得したDLの制御情報とを多重化し、符号化部251に出力する。
制御情報処理部225は、ULの制御情報を多重分離部224から取得すると共に、制御情報処理部222からバッファ223を介してDLの制御情報を取得し、移動局300との通信を制御する。また、制御情報処理部225は、移動局300に送信するDLの制御情報を生成して多重分離部224に出力する。
無線受信部241は、中継局200が備えるアンテナから取得した高周波数の無線信号を低周波数のベースバンド信号へダウンコンバートし、復調部242に出力する。
復調部242は、無線受信部241から取得したベースバンド信号を、ディジタル復調してフレーム分解部244に出力する。また、復調部242は、復調されたベースバンド信号からパイロット信号を抽出し、同期確立部243に出力する。
同期確立部243は、復調部242から取得したパイロット信号に基づいて、移動局300からUL無線フレームやシンボルを受信するタイミングを検出し、移動局300と同期を確立する。そして、中継局200の受信処理のタイミングを制御する。
フレーム分解部244は、復調部242から取得したベースバンド信号から、UL無線フレームに含まれる各種チャネルのベースバンド信号を分離して抽出し、チャネル毎のベースバンド信号を復号部245に出力する。
復号部245は、フレーム分解部244から取得した各種チャネルのベースバンド信号を誤り訂正復号し、復号されたベースバンド信号を多重分離部224に出力する。
符号化部251は、多重分離部224から取得した各種チャネルのベースバンド信号を誤り訂正符号化し、符号化されたベースバンド信号をフレーム生成部253に出力する。
パイロット生成部252は、RSなどの既知のパイロット信号を生成し、現在の基地局100,100a側の同期状態に対応したタイミングで、生成したパイロット信号をフレーム生成部253に出力する。また、パイロット生成部252は、中継局200がハンドオーバを行う前に、基地局100と基地局100aとの間の受信タイミングの差を示すタイミング差情報を、同期確立部213から取得する。そして、通常の出力タイミングからタイミング差情報が示す時間だけずれたタイミングでも、パイロット信号を出力する。
なお、中継局200が送信するパイロット信号は、基地局100,100aが送信するパイロット信号とは異なる。中継局200がハンドオーバ前に送信するパイロット信号とハンドオーバ後に送信するパイロット信号とは、同一の信号である。ただし、中継局200は、ハンドオーバ前とハンドオーバ後とで、異なるパイロット信号を送信してもよい。その場合、ハンドオーバの直前には、2種類のパイロット信号が送信されることになる。
フレーム生成部253は、符号化部251から取得したベースバンド信号とパイロット生成部252から取得したパイロット信号とをDL無線フレームにマッピングし、DL無線フレームのベースバンド信号を変調部254に出力する。
変調部254は、フレーム生成部253から取得したベースバンド信号をディジタル変調し、変調されたベースバンド信号を無線送信部255に出力する。
無線送信部255は、変調部254から取得した低周波数のベースバンド信号を高周波数の無線信号へアップコンバートし、中継局200が備えるアンテナに出力する。
図8は、第2の実施の形態の移動局を示すブロック図である。移動局300は、無線受信部311、復調部312、同期確立部313、フレーム分解部314、復号部315、多重分離部321、制御情報処理部322、符号化部331、パイロット生成部332、フレーム生成部333、変調部334および無線送信部335を有する。なお、無線受信部311と復調部312の集合は、第1の実施の形態の受信部31の一例と見ることができる。また、同期確立部313は、同期部32の一例と見ることができる。
無線受信部311は、移動局300が備えるアンテナから取得した高周波数の無線信号を低周波数のベースバンド信号へダウンコンバートし、復調部312に出力する。
復調部312は、無線受信部311から取得したベースバンド信号を、ディジタル復調してフレーム分解部314に出力する。また、復調部312は、復調されたベースバンド信号からパイロット信号を抽出し、同期確立部313に出力する。
同期確立部313は、復調部312から取得したパイロット信号に基づいて、中継局200からDL無線フレームやシンボルを受信するタイミングを検出し、中継局200と同期を確立する。そして、移動局300の受信処理のタイミングを制御する。また、同期確立部313は、セルサーチを行う。すなわち、パイロット信号に基づいて各セルの受信電力レベルを測定し、接続先の中継局(または、基地局)の候補を検出する。
また、同期確立部313は、中継局200がハンドオーバを行う前に、通常のパイロット信号とは異なるタイミングで中継局200から受信される他のパイロット信号を検出する。そして、検出した他のパイロット信号に基づいて、ハンドオーバ実行後の中継局200と同期を取る準備を行い、ハンドオーバの後に迅速に同期を確立する。
フレーム分解部314は、復調部312から取得したベースバンド信号から、DL無線フレームに含まれる各種チャネルのベースバンド信号を分離して抽出し、チャネル毎のベースバンド信号を復号部315に出力する。
復号部315は、フレーム分解部314から取得した各種チャネルのベースバンド信号を誤り訂正復号し、復号されたベースバンド信号を多重分離部321に出力する。
多重分離部321は、復号部315から取得したベースバンド信号に含まれるデータと制御情報とを分離する。分離されたDLのデータは、上位レイヤのデータ処理部(図示せず)に渡される。分離されたDLの制御情報は、制御情報処理部322に出力される。また、多重分離部321は、ULのデータと制御情報処理部322から取得したULの制御情報とを多重化し、符号化部331に出力する。
制御情報処理部322は、多重分離部321からDLの制御情報を取得し、中継局200との通信を制御する。また、制御情報処理部322は、ULの制御情報を生成して多重分離部321に出力する。
符号化部331は、多重分離部321から取得した各種チャネルのベースバンド信号を誤り訂正符号化し、符号化されたベースバンド信号をフレーム生成部333に出力する。
パイロット生成部332は、既知のパイロット信号を生成し、生成したパイロット信号をフレーム生成部333に出力する。
フレーム生成部333は、符号化部331から取得したベースバンド信号とパイロット生成部332から取得したパイロット信号とをUL無線フレームにマッピングし、UL無線フレームのベースバンド信号を変調部334に出力する。
変調部334は、フレーム生成部333から取得したベースバンド信号をディジタル変調し、変調されたベースバンド信号を無線送信部335に出力する。
無線送信部335は、変調部334から取得した低周波数のベースバンド信号を高周波数の無線信号へアップコンバートし、移動局300が備えるアンテナに出力する。
図9は、第2の実施の形態の基地局処理を示すフローチャートである。ここでは、ハンドオーバ元の基地局100で実行される処理を考える。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS111)制御情報処理部122は、中継局200からハンドオーバ要求を取得したか判断する。ハンドオーバ要求を取得した場合、処理をステップS112に進める。取得していない場合、ステップS111の処理を繰り返す。
(ステップS112)制御情報処理部122は、ハンドオーバ先の基地局100aに、基地局100aが中継局200のハンドオーバ先に決定されたことを示すハンドオーバ通知を、有線ネットワークを介して通知する。
(ステップS113)制御情報処理部122は、基地局100aから、中継局200の受け入れが可能であることを示すハンドオーバ応答を取得する。
(ステップS114)制御情報処理部122は、レイヤ3の制御情報として、ハンドオーバの実行を指示するためのハンドオーバ命令を生成する。無線送信部135は、中継局200にハンドオーバ命令を送信する。
図10は、第2の実施の形態の中継局処理を示すフローチャートである。ここでは、中継局200が基地局100から基地局100aにハンドオーバする場合を考える。以下、図10に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS121)同期確立部213は、基地局100,100aから受信されたパイロット信号に基づいて、周辺セルの受信電力レベルを測定する。
(ステップS122)制御情報処理部222は、ステップS121の測定結果から、基地局100より受信電力レベルが高い他のセルが存在するか判断する。存在する場合、処理をステップS123に進める。存在しない場合、処理をステップS121に進める。
(ステップS123)制御情報処理部222は、ハンドオーバ要求を生成する。無線送信部235は、ハンドオーバ要求を基地局100に送信する。無線受信部211は、基地局100からハンドオーバ命令を受信する。
(ステップS124)制御情報処理部225は、ハンドオーバが実行されることを検知すると、レイヤ3の制御情報としてハンドオーバ予告を生成する。無線送信部255は、ハンドオーバ予告を移動局300に送信する。
(ステップS125)パイロット生成部252は、基地局100に対応するタイミングに加えて、基地局100aに対応するタイミングでも、パイロット信号を出力する。基地局100aからフレームやシンボルを受信するタイミングは、ステップS121で既に検出されている。フレーム生成部253は、タイミングの異なる2組のパイロット信号を、DL無線フレームにマッピングする。
ここで、フレーム生成部253は、基地局100aに対応するパイロット信号の送信に用いる無線リソースに、データ信号が割り当てられている場合、信号の置換または合成を行う。前者の場合、データ信号をパイロット信号に置き換える。後者の場合、データ信号にパイロット信号を加算する。信号の置換または合成を行うことで、データ信号の一部が失われる。ただし、データ信号は誤り訂正符号化されているため、パイロット信号を重畳しても、移動局300が誤り訂正復号を行うことで伝送品質の低下が抑制される。
(ステップS126)制御情報処理部222は、接続先を基地局100から基地局100aに切り替えるハンドオーバを実行する。
(ステップS127)同期確立部213は、ステップS121で検出されている受信タイミングに基づいて、基地局100aと同期を確立する。
図11は、第2の実施の形態の移動局処理を示すフローチャートである。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS131)無線受信部311は、中継局200からパイロット信号を受信する。同期確立部313は、通常のパイロット信号(基地局100に対応するパイロット信号)の受信タイミングに基づいて、中継局200との同期を維持する。
(ステップS132)制御情報処理部322は、中継局200からハンドオーバ予告を受信したか判断する。ハンドオーバ予告を受信した場合、処理をステップS133に進める。受信していない場合、ステップS131に進める。
(ステップS133)無線受信部311は、中継局200から無線信号を受信する。同期確立部313は、通常のパイロット信号(基地局100に対応するパイロット信号)とは異なるタイミングで受信される他のパイロット信号(基地局100aに対応するパイロット信号)をサーチする。
(ステップS134)同期確立部313は、ステップS133でサーチされた他のパイロット信号に基づいて、中継局200がハンドオーバを実行した後のフレームやシンボルの受信タイミングを検出する。
(ステップS135)同期確立部313は、中継局200のハンドオーバ実行後、ステップS134で検出した受信タイミングに基づいて、中継局200と同期を確立する。
図12は、第2の実施の形態のハンドオーバ制御の流れを示すシーケンス図である。以下、図12の処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS141)中継局200は、基地局100に接続して同期する。移動局300は、中継局200経由で基地局100とデータ通信を行う。
(ステップS142)基地局100,100aは、各局のパイロット信号を送信する。中継局200は、基地局100のパイロット信号を受信し、基地局100に対応するタイミングでパイロット信号を送信する。また、中継局200は、基地局100,100aのパイロット信号を受信し、受信電力レベルを測定する。
(ステップS143)中継局200は、基地局100aのセルの受信電力レベルが基地局100のセルより大きいことを検出し、ハンドオーバ要求を基地局100に送信する。
(ステップS144)基地局100は、基地局100aとの間でハンドオーバが可能であることを確認し、ハンドオーバ命令を中継局200に送信する。
(ステップS145)中継局200は、ハンドオーバ予告を移動局300に送信する。
(ステップS146)中継局200は、ハンドオーバ命令を受信してからハンドオーバを実行するまでの間、基地局100に対応するタイミングのパイロット信号と基地局100aに対応するタイミングのパイロット信号の両方を送信する。
(ステップS147)移動局300は、中継局200から、基地局100aに対応するタイミングのパイロット信号を受信し、ハンドオーバ後の受信タイミングを検出する。
(ステップS148)中継局200は、接続先を基地局100から基地局100aに切り替えるハンドオーバを実行する。すなわち、基地局100と中継局200の間で、通信が切断される。また、中継局200と移動局300の間で、一時的に同期が外れる。
(ステップS149)中継局200は、基地局100aに対応するタイミングでパイロット信号を送信する。移動局300は、中継局200との同期が外れると、ステップS147で検出した受信タイミングでパイロット信号の受信を試み、同期を再度確立する。
(ステップS150)移動局300は、ハンドオーバ実行後の中継局200経由で基地局100aとデータ通信を開始する。
なお、以上の説明では、中継局200は、ハンドオーバを実行する前に移動局300にハンドオーバ予告を送信することとした。しかし、中継局200は、移動局300にハンドオーバ予告を送信しなくてもよい。その場合、移動局300は、自律的に、他のパイロット信号が送信されているかサーチするようにすればよい。
図13は、第2の実施の形態のパイロット信号の受信例を示す図である。中継局200は、基地局100に接続しているとき、基地局100に同期し、所定のサブフレームで基地局100からパイロット信号を受信し、他のサブフレームで移動局300にパイロット信号を送信する。また、中継局200は、基地局100aに接続しているとき、基地局100aに同期し、所定のサブフレームで基地局100aからパイロット信号を受信し、他のサブフレームで移動局300にパイロット信号を送信する。
ここで、中継局200は、接続先を基地局100から基地局100aに切り替えるハンドオーバを実行する前に、移動局300への送信が可能なサブフレームでは、2組のパイロット信号(基地局100,100aに対応するパイロット信号)を送信する。移動局300は、基地局100aに対応するパイロット信号を検出して、同期を取る準備を行う。そして、中継局200のハンドオーバが実行されると、移動局300は、ハンドオーバ前に検出したパイロット信号に基づいて、受信タイミングを切り替える。これにより、移動局300は、ハンドオーバの後、中継局200と迅速に同期を確立することができる。
このような第2の実施の形態の移動通信システムによれば、中継局200がハンドオーバを行っても、中継局200に接続してデータ通信を行う移動局300への影響を抑制できる。すなわち、移動局300は、中継局200のハンドオーバの前に、基地局100aに対応するパイロット信号を受信して、ハンドオーバ後の受信タイミングを特定できる。このため、移動局300は、ハンドオーバによりパイロット信号を見失っても、新たなタイミングで送信されるパイロット信号を迅速に補足でき、同期を確立することができる。よって、セルサーチなどの処理が発生することを抑制し、移動局300がデータ通信を再開するまでのタイムラグを抑制できる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態を説明する。第2の実施の形態との差異を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。第3の実施の形態の移動通信システムでは、移動局がハンドオーバ後の受信タイミングを算出する方法が、第2の実施の形態と異なる。
第3の実施の形態の基地局は、図5に示した第2の実施の形態の基地局100と同様のブロック構成によって実現できる。また、第3の実施の形態の移動局は、図8に示した第2の実施の形態の移動局300と同様のブロック構成によって実現できる。以下、基地局および移動局については、第2の実施の形態と同じ符号を用いて説明する。
図14は、第3の実施の形態の中継局(一部)を示すブロック図である。第3の実施の形態の中継局200aは、中継局200の制御情報処理部225およびパイロット生成部252に代えて、制御情報処理部225aおよびパイロット生成部252aを有する。基地局100,100a側のブロック構成は、中継局200と同様である。なお、制御情報処理部225a、符号化部251、フレーム生成部253、変調部254および無線送信部255の集合は、第1の実施の形態の送信部22の一例と見ることができる。
制御情報処理部225aは、中継局200aが基地局100から基地局100aへのハンドオーバを行う前に、レイヤ3の制御情報としてのタイミング差情報を生成する。タイミング差情報は、同期確立部213で検出された、基地局100と基地局100aとの間の受信タイミングの差を示す情報である。制御情報処理部225aは、生成したタイミング差情報を、多重分離部224に出力する。
パイロット生成部252aは、パイロット信号を生成し、基地局100,100a側の同期状態に対応したタイミングで、生成したパイロット信号をフレーム生成部253に出力する。すなわち、中継局200aが基地局100に接続しているとき、基地局100に対応するタイミングでパイロット信号を出力し、中継局200aが基地局100aに接続しているとき、基地局100aに対応するタイミングでパイロット信号を出力する。
図15は、第3の実施の形態の中継局処理を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS211)同期確立部213は、基地局100,100aから受信されたパイロット信号に基づいて、周辺セルの受信電力レベルを測定する。
(ステップS212)制御情報処理部222は、ステップS211の測定結果から、基地局100より受信電力レベルが高い他のセルが存在するか判断する。存在する場合、処理をステップS213に進める。存在しない場合、処理をステップS211に進める。
(ステップS213)制御情報処理部222は、ハンドオーバ要求を生成する。無線送信部235は、ハンドオーバ要求を基地局100に送信する。無線受信部211は、基地局100からハンドオーバ命令を受信する。
(ステップS214)同期確立部213は、基地局100と基地局100aとの間の、フレームやシンボルを受信するタイミングの差を算出する。なお、基地局100aについての受信タイミングは、ステップS211で既に検出されている。
(ステップS215)制御情報処理部225aは、レイヤ3の制御情報として、ステップS214で算出されたタイミング差を示すタイミング差情報を生成する。無線送信部255は、タイミング差情報を移動局300に送信する。
(ステップS216)制御情報処理部222は、接続先を基地局100から基地局100aに切り替えるハンドオーバを実行する。
(ステップS217)同期確立部213は、ステップS211で検出されている受信タイミングに基づいて、基地局100aと同期を確立する。
図16は、第3の実施の形態の移動局処理を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS221)無線受信部311は、中継局200aからパイロット信号を受信する。同期確立部313は、パイロット信号の受信タイミングに基づいて、中継局200aとの同期を維持する。
(ステップS222)制御情報処理部322は、中継局200aからタイミング差情報を受信したか判断する。タイミング差情報を受信した場合、処理をステップS223に進める。受信していない場合、ステップS221に進める。
(ステップS223)制御情報処理部322は、中継局200aから受信したタイミング差情報を、同期確立部313に通知する。同期確立部313は、現在のフレームやシンボルの受信タイミングとタイミング差情報とから、中継局200aのハンドオーバが実行された後の受信タイミングを算出し、同期を取る準備を行う。
(ステップS224)同期確立部313は、中継局200aのハンドオーバ実行後、ステップS223で算出した受信タイミングに基づいて中継局200aと同期を確立する。
図17は、第3の実施の形態のハンドオーバ制御の流れを示すシーケンス図である。以下、図17の処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS231)中継局200aは、基地局100に接続して同期する。移動局300は、中継局200a経由で基地局100とデータ通信を行う。
(ステップS232)基地局100,100aは、パイロット信号を送信する。中継局200aは、基地局100に対応するタイミングでパイロット信号を送信する。また、中継局200aは、基地局100,100aのセルの受信電力レベルを測定する。
(ステップS233)中継局200aは、基地局100aのセルの受信電力レベルが基地局100より大きいことを検出し、ハンドオーバ要求を基地局100に送信する。
(ステップS234)基地局100は、基地局100aとの間でハンドオーバが可能であることを確認し、ハンドオーバ命令を中継局200aに送信する。
(ステップS235)中継局200aは、基地局100と基地局100aとの間の受信タイミングの差を算出し、タイミング差情報を移動局300に送信する。
(ステップS236)移動局300は、現在の受信タイミングとタイミング差情報とから、ハンドオーバ後の受信タイミングを算出する。
(ステップS237)中継局200aは、接続先を基地局100から基地局100aに切り替えるハンドオーバを実行する。
(ステップS238)中継局200aは、基地局100aに対応するタイミングでパイロット信号を送信する。移動局300は、中継局200aとの同期が外れると、ステップS236で算出した受信タイミングでパイロット信号の受信を試み、同期を確立する。
(ステップS239)移動局300は、ハンドオーバ実行後の中継局200a経由で基地局100aとデータ通信を開始する。
図18は、第3の実施の形態のパイロット信号の受信例を示す図である。中継局200aは、基地局100から無線信号を受信しないサブフレームで、移動局300にパイロット信号を送信する。また、中継局200aは、ハンドオーバを実行する前に、タイミング差情報を移動局300に送信する。移動局300は、タイミング差情報に基づいて、同期を取る準備を行う。そして、中継局200aは、ハンドオーバを実行し、基地局100aから無線信号を受信しないサブフレームで、移動局300にパイロット信号を送信する。移動局300は、同期が外れたことを検知すると、受信タイミングを切り替え、中継局200aと再び同期を確立する。
このような第3の実施の形態の移動通信システムによれば、第2の実施の形態と同様、中継局200aがハンドオーバを行っても、データ通信を行う移動局300への影響を抑制できる。すなわち、移動局300は、中継局200aのハンドオーバの前に、タイミング差情報を受信して、ハンドオーバ後の受信タイミングを算出できる。このため、移動局300は、新たなタイミングで送信されるパイロット信号を迅速に補足でき、同期を確立することができる。よって、データ通信を再開するまでのタイムラグを抑制できる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態を説明する。第2の実施の形態との差異を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。第4の実施の形態の移動通信システムでは、移動局がハンドオーバ後の受信タイミングを検出する方法が、第2,第3の実施の形態と異なる。
第4の実施の形態の基地局は、図5に示した第2の実施の形態の基地局100と同様のブロック構成によって実現できる。また、第3の実施の形態の中継局は、図6,7に示した第2の実施の形態の中継局200と同様のブロック構成によって実現できる。以下、基地局および中継局については、第2の実施の形態と同じ符号を用いて説明する。
図19は、第4の実施の形態の移動局を示すブロック図である。第4の実施の形態の移動局300aは、移動局300の同期確立部313と制御情報処理部322に代えて、同期確立部313aと制御情報処理部322aを有する。同期確立部313aと制御情報処理部322aの集合は、第1の実施の形態の同期部32の一例と見ることができる。
同期確立部313aは、中継局200がハンドオーバを実行する前に、制御情報処理部322aからの指示に応じて、基地局100aが送信したパイロット信号を検出する。そして、検出したパイロット信号に基づいて、ハンドオーバ実行後の中継局200と同期を取る準備を行い、ハンドオーバの後に迅速に同期を確立する。
制御情報処理部322aは、中継局200がハンドオーバを実行する前に、レイヤ3の制御情報として、中継局200から受信指示情報を取得する。受信指示情報は、ハンドオーバ先の基地局100aからパイロット信号を受信するよう指示するものである。受信指示情報には、例えば、基地局100aの識別情報や基地局100aが使用するコードなど受信処理に用いられる情報が含まれる。制御情報処理部322aは、受信指示情報を取得すると、同期確立部313aに、基地局100aのパイロット信号の受信を指示する。
図20は、第4の実施の形態の中継局処理を示すフローチャートである。以下、図20に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS311)同期確立部213は、基地局100,100aから受信されたパイロット信号に基づいて、周辺セルの受信電力レベルを測定する。
(ステップS312)制御情報処理部222は、ステップS311の測定結果から、基地局100より受信電力レベルが高い他のセルが存在するか判断する。存在する場合、処理をステップS313に進める。存在しない場合、処理をステップS311に進める。
(ステップS313)制御情報処理部222は、ハンドオーバ要求を生成する。無線送信部235は、ハンドオーバ要求を基地局100に送信する。無線受信部211は、基地局100からハンドオーバ命令を受信する。
(ステップS314)制御情報処理部225は、移動局300aが、ハンドオーバ先の基地局100aから送信されるパイロット信号を検出可能か判断する。例えば、移動局300aから取得する受信品質情報に基づいて、移動局300aが一定レベル以上の無線信号を基地局100aから受信しているか判断する。検出可能と判断した場合、処理をステップS315に進める。検出不可と判断した場合、処理をステップS316に進める。
(ステップS315)制御情報処理部225は、レイヤ3の制御情報として、基地局100aについての情報を含む受信指示情報を生成する。無線送信部255は、受信品質情報を移動局300aに送信する。そして、処理をステップS317に進める。
(ステップS316)制御情報処理部225は、他の方法(例えば、第2または第3の実施の形態の方法)で、移動局300aにハンドオーバ後の受信タイミングを通知する。
(ステップS317)制御情報処理部222は、接続先を基地局100から基地局100aに切り替えるハンドオーバを実行する。
(ステップS318)同期確立部213は、ステップS311で検出されている受信タイミングに基づいて、基地局100aと同期を確立する。
図21は、第4の実施の形態の移動局処理を示すフローチャートである。以下、図21に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS321)無線受信部311は、中継局200からパイロット信号を受信する。同期確立部313aは、パイロット信号の受信タイミングに基づいて、中継局200との同期を維持する。
(ステップS322)制御情報処理部322aは、中継局200から受信指示情報を受信したか判断する。受信指示情報を受信した場合、処理をステップS323に進める。受信していない場合、ステップS321に進める。
(ステップS323)無線受信部311は、基地局100aから無線信号を受信する。同期確立部313aは、基地局100aのパイロット信号をサーチする。
(ステップS324)同期確立部313aは、ステップS323でサーチされた基地局100aのパイロット信号に基づいて、中継局200がハンドオーバを実行した後のフレームやシンボルの受信タイミングを検出する。
(ステップS325)同期確立部313aは、中継局200のハンドオーバ実行後、ステップS324で検出した受信タイミングに基づいて、中継局200と同期を確立する。
図22は、第4の実施の形態のハンドオーバ制御の流れを示すシーケンス図である。以下、図22の処理をステップ番号に沿って説明する。
(ステップS331)中継局200は、基地局100に接続して同期する。移動局300aは、中継局200経由で基地局100とデータ通信を行う。
(ステップS332)基地局100,100aは、パイロット信号を送信する。中継局200は、基地局100に対応するタイミングでパイロット信号を送信する。また、基地局100,100aのパイロット信号に基づいて、受信電力レベルを測定する。
(ステップS333)中継局200は、基地局100aのセルの受信電力レベルが基地局100のセルより大きいことを検出し、ハンドオーバ要求を基地局100に送信する。
(ステップS334)基地局100は、基地局100aとの間でハンドオーバが可能であることを確認し、ハンドオーバ命令を中継局200に送信する。
(ステップS335)中継局200は、受信指示情報を移動局300aに送信する。
(ステップS336)基地局100aは、パイロット信号を送信する。移動局300aは、基地局100aからパイロット信号を受信する。
(ステップS337)移動局300aは、基地局100aからのパイロット信号の受信タイミングを検出し、ハンドオーバ後の中継局200からの受信タイミングを検出する。
(ステップS338)中継局200は、接続先を基地局100から基地局100aに切り替えるハンドオーバを実行する。
(ステップS339)中継局200は、基地局100aに対応するタイミングでパイロット信号を送信する。移動局300aは、中継局200との同期が外れると、ステップS337で検出した受信タイミングでパイロット信号の受信を試み、同期を再度確立する。
(ステップS340)移動局300aは、ハンドオーバ実行後の中継局200経由で基地局100aとデータ通信を開始する。
図23は、第4の実施の形態のパイロット信号の受信例を示す図である。中継局200は、基地局100から無線信号を受信しないサブフレームで、移動局300aにパイロット信号を送信する。また、中継局200は、ハンドオーバを実行する前に、受信指示情報を移動局300aに送信する。移動局300aは、受信指示情報を受けて、中継局200のパイロット信号に加え、基地局100aのパイロット信号を受信し、同期を取る準備を行う。そして、中継局200は、ハンドオーバを実行し、基地局100aから無線信号を受信しないサブフレームで、移動局300aにパイロット信号を送信する。移動局300aは、同期が外れたことを検知すると、受信タイミングを切り替え、中継局200と再び同期を確立する。
このような第4の実施の形態の移動通信システムによれば、第2,第3の実施の形態と同様、中継局200がハンドオーバを行っても、データ通信を行う移動局300aへの影響を抑制できる。すなわち、移動局300aは、中継局200のハンドオーバの前に、基地局100aからパイロット信号を受信して、ハンドオーバ後の受信タイミングを検出できる。このため、移動局300aは、新たなタイミングで送信されるパイロット信号を迅速に補足でき、同期を確立することができる。よって、データ通信を再開するまでのタイムラグを抑制できる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。更に、多数の変形や変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応する全ての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
10,10a 基地局
20 中継局
21,32 同期部
22 送信部
30 移動局
31 受信部

Claims (9)

  1. 中継局が第1または第2の基地局に接続し、接続先の基地局に応じたタイミングで移動局と通信を行う移動通信システムの無線通信方法であって、
    前記中継局が、自局の接続先を前記第1の基地局から前記第2の基地局に切り替えるハンドオーバの前に、前記第1の基地局と前記第2の基地局との間の通信タイミングのずれを算出し、前記第2の基地局に関する信号として前記通信タイミングのずれを示す時間差情報前記移動局に送信し、
    前記移動局が、前記ハンドオーバの前に前記中継局から受信した前記時間差情報に基づいて前記ハンドオーバの後の前記中継局の通信タイミングを算出し、算出した前記中継局の通信タイミングに基づいて、前記ハンドオーバの後の前記中継局と同期を取る、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  2. 中継局が第1または第2の基地局に接続し、接続先の基地局に応じたタイミングで移動局と通信を行う移動通信システムの無線通信方法であって、
    前記中継局は、自局の接続先を前記第1の基地局から前記第2の基地局に切り替えるハンドオーバの前に、前記第1の基地局に対応する第1のパイロット信号に加え、前記第2の基地局に関する信号として前記第2の基地局に対応する第2のパイロット信号を送信し、
    前記移動局は、前記ハンドオーバの前に前記第2のパイロット信号を検出することで、前記ハンドオーバの後の前記中継局の通信タイミングを算出し、算出した前記中継局の通信タイミングに基づいて、前記ハンドオーバの後の前記中継局と同期を取る
    ことを特徴とする無線通信方法。
  3. 前記中継局は、前記第2のパイロット信号の送信に用いる無線リソースにデータ信号が既に割り当てられている場合、前記データ信号に代えてまたは前記データ信号に重ねて、前記第2のパイロット信号を送信する
    ことを特徴とする請求項2記載の無線通信方法。
  4. 前記中継局は、前記第2のパイロット信号として、前記第1のパイロット信号とは異なる信号を用いる
    ことを特徴とする請求項2記載の無線通信方法。
  5. 中継局が第1または第2の基地局に接続し、接続先の基地局に応じたタイミングで移動局と通信を行う移動通信システムの無線通信方法であって、
    前記中継局は、自局の接続先を前記第1の基地局から前記第2の基地局に切り替えるハンドオーバの前に、前記第2の基地局に関する信号として、前記第2の基地局が送信する無線信号の受信を指示する情報を前記移動局に送信し、
    前記移動局は、前記第2の基地局が送信する無線信号を検出し、検出結果に基づいて前記ハンドオーバの後の前記中継局の通信タイミングを算出し、算出した前記中継局の通信タイミングに基づいて、前記ハンドオーバの後の前記中継局と同期を取る
    ことを特徴とする無線通信方法。
  6. 前記中継局は、前記移動局から取得する受信品質情報に基づいて、前記第2の基地局が送信する無線信号を前記移動局が検出可能か判断し、検出可能と判断した場合のみ前記受信を指示する情報を送信する
    ことを特徴とする請求項5記載の無線通信方法。
  7. 第1および第2の基地局と移動局との間で通信を中継する中継局であって、
    前記第1の基地局と同期を確立し、接続先を前記第1の基地局から前記第2の基地局に切り替えるハンドオーバが実行されると、前記第2の基地局と同期を確立する同期部と、
    前記ハンドオーバの前に、前記第1の基地局と前記第2の基地局との間の通信タイミングのずれを算出し、前記移動局が前記ハンドオーバの後の自局と同期を取るために用いられる、前記第2の基地局に関する信号として前記通信タイミングのずれを示す時間差情報を、前記移動局に送信する送信部と、
    を有することを特徴とする中継局。
  8. 第1または第2の基地局に接続する中継局から無線信号を受信する受信部と、
    前記中継局の接続先を前記第1の基地局から前記第2の基地局に切り替えるハンドオーバが実行される前に、前記中継局が前記第1の基地局と前記第2の基地局との間の通信タイミングのずれを算出して前記第2の基地局に関する信号として送信した、前記通信タイミングのずれを示す時間差情報を取得し、前記時間差情報に基づいて前記ハンドオーバの後の前記中継局の通信タイミングを算出し、算出した前記中継局の通信タイミングに基づいて、前記ハンドオーバの後の前記中継局と同期を確立する同期部と、
    を有することを特徴とする移動局。
  9. 第1および第2の基地局と、
    前記第1または第2の基地局に接続して接続先の基地局に応じたタイミングで通信を行う中継局と、
    前記中継局と通信を行う移動局と、
    を有し、
    前記中継局は、自局の接続先を前記第1の基地局から前記第2の基地局に切り替えるハンドオーバの前に、前記第1の基地局と前記第2の基地局との間の通信タイミングのずれを算出し、前記第2の基地局に関する信号として前記通信タイミングのずれを示す時間差情報前記移動局に送信し、
    前記移動局は、前記ハンドオーバの前に前記中継局から受信した前記時間差情報に基づいて前記ハンドオーバの後の前記中継局の通信タイミングを算出し、算出した前記中継局の通信タイミングに基づいて、前記ハンドオーバの後の前記中継局と同期を取る、
    ことを特徴とする移動通信システム。
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