JP5587628B2 - 薄膜の傾き測定装置及び傾き測定方法 - Google Patents

薄膜の傾き測定装置及び傾き測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、薄膜の傾き測定装置及び傾き測定方法に関し、特に、円形基材の平面上に薄膜を載置した状態でその傾きを測定する装置及び方法に関する。
従来、ガラスや樹脂等を素材とした円形基材に薄膜を成形し、成形後の薄膜の傾きが許容範囲にあることなどを確認するにあたって、光学測定装置を用い、光軸のずれを測定するなどの方法が用いられている。尚、円形基材とは、例えば、CD、MD(登録商標)等の電子メディアやレンズ等である。
また、上記測定を行う前提として、円形基材上の薄膜を芯出しするにあたり、特許文献1に記載の装置は、Vブロックと、エアシリンダーと、エアシリンダーのシリンダーヘッドの停止位置を検出するレーザー式変位センサとをプレート上に載置し、該プレートをスライドテーブルを介してもう一方のプレート上にXY方向へ移動可能に載置し、さらにステッピングモータと演算制御装置とを載置し、円形基材の外径のばらつきに影響されず、安定した円形基材の保持力を得ることができるように構成される。
特開平6−320376号公報
しかし、上記従来の技術においては、薄膜の傾きを測定するにあたって、光学測定装置を用いているため、広い測定用スペースを要するとともに、測定装置の装置コストが高くなるという問題があった。
また、円形基材の円形平面上に載置した薄膜の傾きを精度よく測定するためには、円形基材の円形平面を所定の平面に倣わせるなどして、円形基材のXYZの3軸方向の位置決めを正確に行った上で薄膜の傾きを測定する必要があるが、特許文献1に記載の円形基材の芯出し方法及び装置では、XY方向の位置決めを行うことができるものの、Z方向の位置決めについては考慮されておらず、上記薄膜の傾きの測定に用いることはできないという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、狭い場所にも対応することができるとともに、低い設備コストで精度よく薄膜の傾きを測定することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、円形平面を有する円形基材の該円形平面上に位置する薄膜の該円形平面に対する傾きを測定する装置であって、前記円形平面が所定の面に倣うように該円形基材を挟持する挟持手段と、該挟持手段によって挟持された円形基材を、前記所定の面に対して平行な一方向に予め定められている所定の位置から所定の距離移動させて予め定められた基準位置からの変位を測定する変位測定手段と、該変位測定手段によって測定された変位に基づいて、前記円形基材を位置決めする位置決め手段と、該位置決め手段によって位置決めされた前記円形基材の前記円形平面上に位置する前記薄膜表面上の複数の点の、前記円形平面からの高さを測定する高さ測定手段と、該高さ測定手段による測定値に基づいて、前記薄膜の前記円形平面に対する傾きを算出する傾き算出手段とを備えることを特徴とする。
そして、本発明によれば、従来のように光学測定装置を用いるのではなく、機械的な手段を用いて薄膜の傾きを測定することができるため、狭い場所にも対応することができるとともに、設備コストを低減することができる。また、挟持手段によって円形基材の円形平面が所定の面に倣うようにした状態で円形基材上の薄膜の傾きを測定するため、精度よく薄膜の傾きを測定することができる。
上記薄膜の傾き測定装置において、前記挟持手段を、前記所定の面を形成する面部材と、カムの移動に伴い前記円形基材を挟持する方向及び挟持を開放する方向に移動する基準突起及び一対の爪部材と、該カムの移動に伴い、載置した前記円形基材を昇降させ、該円形基材を前記面部材によって形成された所定の面に当接可能とする昇降機構とを備え、該カムが所定の位置に移動したときに、前記円形基材が前記面部材によって形成された所定の面に当接した状態で前記基準突起及び一対の爪部材によって挟持されるように構成することができる。この構成によれば、一つのカムの移動により円形基材の挟持と、円形基材の昇降を同時に行うことができ、よりコンパクトな測定装置を提供することが可能となる。
また、上記薄膜の傾き測定装置において、前記変位測定手段を、前記挟持手段によって挟持した円形基材を、前記所定の面に対して平行な一方向に前記予め定められている所定の位置から前記所定の距離移動させるスライダと、該スライダによって移動した前記円形基材に当接し、該円形基材の前記基準位置からの変位を測定するリニアセンサとを備えるように構成することができる。この構成によれば、挟持手段によって円形基材を挟持するため、XY方向の一方向については位置決めを行う必要がなく、いずれか一方向のみ位置決めをすればよく、また、スライダとリニアセンサで変位を測定するため、簡単な構成で精度よく円形基材の変位を測定することができる。
さらに、上記薄膜の傾き測定装置において、前記位置決め手段を、前記変位測定手段によって測定された前記基準位置からの変位の半分の距離を、前記予め定められた所定の位置から変位させるスライダを備えるように構成することができる。この構成によれば、スライダで変位測定手段によって測定された変位の半分の距離を変位させるだけで位置決めを行うことができるため、簡単な構成で精度よく円形基材の位置決めを行うことができる。
また、上記薄膜の傾き測定装置において、前記高さ測定手段を、前記薄膜の縁部近傍の点と、該縁部近傍の点に近接する前記円形平面上の点との差を計測する一対のリニアセンサと、該円形基材を、該円形基材の前記円形平面の中心を通り該円形平面に対して垂直な軸線回りに回動させる回動手段とを備えるように構成することができる。この構成によれば、一対のリニアセンサと回動手段の簡単な構成で、薄膜の縁部近傍の点と、該縁部近傍の点に近接する前記円形平面上の点との差、すなわち薄膜の厚さを精度よく測定することができる。
また、本発明は、円形平面を有する円形基材の該円形平面上に位置する薄膜の該円形平面に対する傾きを測定する方法であって、前記円形平面が所定の面に倣うように該円形基材を挟持した状態で、該円形基材を該所定の面に対して平行な一方向に予め定められている所定の位置から所定の距離移動させて予め定められた基準位置からの変位を測定し、該測定された変位に基づいて、前記円形基材を位置決めし、該位置決めした円形基材の前記円形平面上の前記薄膜表面上の複数の点の、前記円形平面からの高さを測定し、該測定値に基づいて前記薄膜の前記円形平面に対する傾きを算出することを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、機械的な手段を用いて薄膜の傾きを測定することができ、狭い場所にも対応することができ、低い設備コストで、精度よく薄膜の傾きを測定することができる。
以上のように、本発明によれば、設置スペースが小さくて済み、低い設備コストで精度よく薄膜の傾きを測定することが可能となる。
本発明にかかる薄膜の傾き測定装置及び傾き測定方法の測定対象となる薄膜及び円形基材を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明にかかる薄膜の傾き測定装置の一実施の形態を示す斜視図である。 図2の薄膜の傾き測定装置の位置決め部を示す斜視図である。 図3の位置決め部の円形基材挟持部を示す分解鳥瞰図である。 図3の位置決め部の円形基材挟持部を示す分解俯瞰図である。 図2の薄膜の傾き測定装置の傾き測定部を示す斜視図である。 図2の薄膜の傾き測定装置の第1及び第2のカム機構の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図3の位置決め部を簡略化して示す概略図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 図3の位置決め部の動作を説明するための概略断面図である。 図3の変位計の動作を説明するための概略図である。 図3及び図6の傾き測定部の動作を説明するための概略図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。ある。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる薄膜の傾き測定装置及び傾き測定方法の測定対象となる薄膜F及び円形基材Cを示し、薄膜Fは、平面視円形に形成され、円形基材Cの上に載置され、円形基材Cの上面C’と薄膜Fの上面F’のなす角φを薄膜Fの傾きとして測定する。尚、薄膜Fの形状は円形に限定されない。
図2は、本発明にかかる薄膜の傾き測定装置の一実施の形態を示し、この薄膜の傾き測定装置(以下、適宜「測定装置」と略称する)1は、大別して、位置決め部10と、傾き測定部40とで構成され、位置決め部10及び傾き測定部40は、互いに離間した状態で、基台等(不図示)の水平面上に固定される。また、測定装置1は、測定装置1の全体の動作を制御する制御部(不図示)を備える。
図3に示すように、位置決め部10は、大別して、円形基材挟持部(以下、適宜「挟持部」と略称する)11と、挟持部11をX方向(変位計50に接離する方向)に移動させるスライダ13と、挟持部11及びスライダ13をθ方向(鉛直軸回り)に回転させるスライダ12等で構成される。
図3乃至図5に示すように、挟持部11は、大別して、エアシリンダ14と、フレーム23と、エアシリンダ14を駆動源とする第1カム機構15及び第2カム機構24とで構成される。尚、図4及び図5には、円形基材C及び薄膜Fが2組ずつ描かれているが、実際には、2組の円形基材C及び薄膜Fが重なるように挟持部11の各構成要素が配置されている。
第1カム機構15は、図4及び図5に示すように、エアシリンダ14の出力軸14aに連結されるとともに、フレーム23に固定されるカムブロック16と、カムブロック16のD1方向への移動により、X方向に互いに接離する方向に移動するスライドプレート19(19A、19B)とを備える。
基準側スライドプレート19Aは、上面視コの字状に形成され、凹部に基準面用爪18と、側面用基準突起31とを備える。一方、従動側スライドプレート19Bは、基準側スライドプレート19Aに相対向するように上面視コの字状に形成され、凹部に基準面用爪18と、一対の側面用爪17とを備える。
また、挟持部11には、一端がフレーム23に、他端がスライドプレート19(19A、19B)に固定され、スライドプレート19を互いに近接する方向に付勢するコイルばね20と、スライドプレート19に回転自在に固定され、カムブロック16の側面を回転しながら移動するカムフォロワ21と、基準側スライドプレート19Aに固定され、基準側スライドプレート19Aの従動側スライドプレート19Bへ近接する方向への移動をブラケット(不図示)に当接することにより規制するストッパ22とで構成される。尚、従動側スライドプレート19Bにはストッパが設けられていないため、側面用爪17の移動が規制されず、円形基材Cを挟持するまで移動を継続することができる。
第2カム機構24は、図4及び図5に示すように、フレーム23の下端部23aに固定されるとともに、凹部25を各々備えるカムブラケット26(26A、26B)と、円形基材受け27を各々備え、Z方向に昇降可能なスライドプレート28(円形基材受け27とスライドプレート28は4組存在する)と、一端がスライドプレート28に、他端がブラケット(不図示)に固定され、スライドプレート28を矢印D2方向(鉛直上方向)に付勢するコイルばね29と、スライドプレート28に回転自在に固定され、カムブロック16の移動に伴い、カムブラケット26の底面を回転しながら移動するカムフォロワ30とで構成される。
図6に示すように、傾き測定部40は、ブラケット41と、薄膜F(図1参照)の傾きを測定する一対の変位計(リニアセンサ)42(42A、42B)と、変位計42をX方向に移動させるスライダ43と、変位計42をZ方向に昇降させるスライダ44とで構成される。
図2及び図3に示すように、変位計(リニアセンサ)50は、ベースプレート32に一体的に固定され、スライダ13のX方向への移動に伴ってX方向に移動する円形基材Cに当接し、円形基材Cの径のばらつきによって生じるX方向の変位量を測定するために備えられる。
次に、上記構成を有する測定装置1の動作について説明するが、測定装置1の動作としては、(1)円形基材Cの挟持、(2)円形基材Cの位置決め(X方向)、及び(3)円形基材C上の薄膜Fの傾き測定の3つに大別することができる。まず、円形基材Cの挟持動作について、図面を参照しながら説明する。
円形基材Cの挟持を行うにあたって、図4及び図5に示すように、薄膜Fが載置された円形基材Cを4つの円形基材受け27の上に載置し、エアシリンダ14を駆動する。すると、エアシリンダ14の出力軸14aが矢印D1方向に移動し、これに伴い、カムブロック16及びカムブラケット26も矢印D1方向に移動する。
ここで、カムブロック16は、上面視略々台形状に形成されるため、出力軸14aとともに矢印D1方向に移動すると、カムフォロワ21が回転しながらカムブロック16の側面に追従して移動する。これに伴って、2つのスライドプレート19が互いに近接する方向に移動する。但し、スライドプレート19Aは、移動中に、ストッパ22がブラケット(不図示)に当接することにより基準位置で停止する。尚、基準位置については後述する。
さらに、上記スライドプレート19の移動と同時に、カムブラケット26は、凹部25を有するため、カムブラケット26がエアシリンダ14の出力軸14aとともに矢印D1方向に移動すると、カムフォロワ30が回転しながらカムブラケット26の下面に追従して移動し、凹部25に進入する。すると、スライドプレート28は、コイルばね29により矢印D2方向に付勢されているため、スライドプレート28が凹部25の高さ分だけ矢印D2方向に上昇する。これにより、円形基材受け27及び円形基材受け27の上に載置された円形基材Cも上昇する。
上記側面用爪17の閉方向への移動及び円形基材受け27の上昇について、図7及び図8を参照しながらより詳細に説明する。尚、図7は、図4及び図5に示したエアシリンダ14の駆動に伴うカムブロック16及びカムブラケット26の移動ストロークと、側面用爪17及び円形基材受け27の位置関係を示すカム曲線である。また、図8は、円形基材Cの挟持動作における各部の動きを矢印で示すとともに、挟持動作完了時における挟持部11の状態を示す概略図である。
カムブロック16の移動に伴い、まず、側面用爪17及び側面用基準突起31が水平移動を開始し、両者が互いに近接する方向へ移動する。尚、側面用基準突起31の移動は、ストッパ22により暫くして停止する。側面用爪17がある程度側面用基準突起31に近接した状態で、円形基材受け27が上昇し始め、図7の白丸で示されるように、側面用基準突起31と側面用爪17による円形基材Cの挟持(水平方向)と、基準面用爪18と円形基材受け27による円形基材Cの押さえ(垂直方向)が略々同時に完了し、円形基材Cの上面が基準面用爪18の下面に当接した状態で円形基材Cが側面用爪17と側面用基準突起31とで挟持される。以上により、円形基材Cの挟持が完了し、円形基材Cを基準位置(X方向)に位置させるとともに、Y方向については、側面用爪17での挟持により自動的に位置決めされている。
次に、測定装置1の円形基材CのX方向の位置決め動作について、図9及び図10を参照しながら説明する。尚、円形基材CのX方向の位置決めは、次工程で、円形基材C上の薄膜Fの傾き測定を行うにあたり、予め円形基材Cの中心を所定の位置に位置決め、円形基材Cを回転させた場合に、変位計42A、42Bを各々薄膜F(図1参照)の上面F’及び円形基材Cの上面C’に各々当接させるために行うものである。
まず、図9(a)に示すように、基準円形基材2を側面用爪17及び側面用基準突起31によって挟持し、基準円形基材2の中心とスライダ12の回転軸のXの位置が同じとなる位置をスライダ13の基準位置とする。また、この状態で、変位計42のXを基準円形基材2の薄膜測定位置(変位計42A、42Bを各々薄膜F(図1参照)の上面F’及び円形基材Cの上面C’に各々当接させることができる位置)に合わせ、その位置を変位計42のXとする。この状態でスライダ13を図9(a)の矢印方向に所定の位置まで移動させて変位計50による測定を行う。
次に、図9(b)に示すように、円形基材Cを側面用爪17及び側面用基準突起31によって挟持し、スライダ13を上記と同様の所定の位置まで移動させて変位計50による測定を行う。これによって、円形基材Cと基準円形基材2の直径の差を得ることができる。
上記測定により、例えば、円形基材Cの直径が基準円形基材2の直径よりXだけ大きい場合には、図10に示すように、円形基材Cの中心線と基準円形基材2の中心線とは、X/2だけずれるので、図9(b)に示すように、スライダ13を基準位置よりX/2だけ左にずれた位置に移動させることにより、円形基材Cの中心と、スライダ12の回転軸を合わせる。また、変位計42もX/2だけ左に移動させる。これにより、変位計42(42A、42B)による円形基材C上の薄膜Fの傾き測定が可能となる。
次に、測定装置1による円形基材C上の薄膜Fの傾き測定動作について図2、図6及び図11を参照しながら説明する。
図2において、スライダ12は、θ方向に90°ずつ回転可能に構成され、変位計42(42A、42B)は、図6に明示するように、スライダ43によってX方向に、スライダ44によってZ方向に移動可能である。
図11は、上記X方向の位置決めが完了した状態の円形基材C上の薄膜Fを示し、この状態で、A部〜D部の4箇所において円形基材C上の薄膜Fの厚さを測定する。具体的には、まず、A部の薄膜Fの厚さを測定するため、変位計42(42A、42B)をスライダ43によってX方向に位置決めした後、スライダ44によってZ方向に下降させ、変位計42Aを薄膜Fの上面F’に、変位計42Bを円形基材Cの上面C’に当接させ、この時の変位計42Aと変位計42Bの変位の差分を厚さAとして制御部に記憶する。
次に、図2においてスライダ12によって円形基材Cの中心を中心として挟持部11をθ方向に90°回転させ、図11に示したC部の厚さCの測定を行う。この動作を繰り返し、B部及びD部についても厚さB、D(不図示)を測定し、各々制御部に記憶する。
上記測定によって得られた厚さA〜Dを用い、制御部によって、次式より0°の差厚と、90°の差厚を算出し、さらに、式1によって、薄膜Fの傾きφを算出することができる。尚、式1においてLは、図11に示した薄膜Fの相対向する測定位置間の距離Lである。
0°の差厚=厚さA−厚さB=Tab
90°の差厚=厚さC−厚さD=Tcd
Figure 0005587628
尚、本実施の形態においては、スライダ12の回転角を90°とし、薄膜Fの厚さを4箇所測定したが、スライダ12の回転角をさらに小さくして測定回数を多くすることにより、より正確な傾き量を算出することができる。
1 薄膜の傾き測定装置
2 基準円形基材
10 位置決め部
11 挟持部
12 スライダ
13 スライダ
14 エアシリンダ
14a 出力軸
15 第1カム機構
16 カムブロック
17 側面用爪
18 基準面用爪
19(19A、19B) スライドプレート
20 コイルばね
21 カムフォロワ
22 ストッパ
23 フレーム
23a 下端部
24 第2カム機構
25 凹部
26(26A、26B) カムブラケット
27 円形基材受け
28 スライドプレート
29 コイルばね
30 カムフォロワ
31 側面用基準突起
32 ベースプレート
40 傾き測定部
41 ブラケット
42 変位計
43 スライダ
44 スライダ
50 変位計
C 円形基材
C’ 上面
F 薄膜
F’ 上面

Claims (6)

  1. 円形平面を有する円形基材の該円形平面上に位置する薄膜の該円形平面に対する傾きを測定する装置であって、
    前記円形平面が所定の面に倣うように該円形基材を挟持する挟持手段と、
    該挟持手段によって挟持された円形基材を、前記所定の面に対して平行な一方向に予め定められている所定の位置から所定の距離移動させて予め定められた基準位置からの変位を測定する変位測定手段と、
    該変位測定手段によって測定された変位に基づいて、前記円形基材を位置決めする位置決め手段と、
    該位置決め手段によって位置決めされた前記円形基材の前記円形平面上に位置する前記薄膜表面上の複数の点の、前記円形平面からの高さを測定する高さ測定手段と、
    該高さ測定手段による測定値に基づいて、前記薄膜の前記円形平面に対する傾きを算出する傾き算出手段とを備えることを特徴とする薄膜の傾き測定装置。
  2. 前記挟持手段は、
    前記所定の面を形成する面部材と、
    カムの移動に伴い前記円形基材を挟持する方向及び挟持を開放する方向に移動する基準突起及び一対の爪部材と、
    該カムの移動に伴い、載置した前記円形基材を昇降させ、該円形基材を前記面部材によって形成された所定の面に当接可能とする昇降機構とを備え、
    該カムが所定の位置に移動したときに、前記円形基材が前記面部材によって形成された所定の面に当接した状態で前記基準突起及び一対の爪部材によって挟持されることを特徴とする請求項1に記載の薄膜の傾き測定装置。
  3. 前記変位測定手段は、前記挟持手段によって挟持した円形基材を、前記所定の面に対して平行な一方向に前記予め定められている所定の位置から前記所定の距離移動させるスライダと、
    該スライダによって移動した前記円形基材に当接し、該円形基材の前記基準位置からの変位を測定するリニアセンサとを備えることを特徴とする請求項1に記載の薄膜の傾き測定装置。
  4. 前記位置決め手段は、前記変位測定手段によって測定された前記基準位置からの変位の半分の距離を、前記予め定められた所定の位置から変位させるスライダを備えることを特徴とする請求項1に記載の薄膜の傾き測定装置。
  5. 前記高さ測定手段は、前記薄膜の縁部近傍の点と、該縁部近傍の点に近接する前記円形平面上の点との差を計測する一対のリニアセンサと、
    該円形基材を、該円形基材の前記円形平面の中心を通り該円形平面に対して垂直な軸線回りに回動させる回動手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の薄膜の傾き測定装置。
  6. 円形平面を有する円形基材の該円形平面上に位置する薄膜の該円形平面に対する傾きを測定する方法であって、
    前記円形平面が所定の面に倣うように該円形基材を挟持した状態で、該円形基材を該所定の面に対して平行な一方向に予め定められている所定の位置から所定の距離移動させて予め定められた基準位置からの変位を測定し、
    該測定された変位に基づいて、前記円形基材を位置決めし、
    該位置決めした円形基材の前記円形平面上の前記薄膜表面上の複数の点の、前記円形平面からの高さを測定し、
    該測定値に基づいて前記薄膜の前記円形平面に対する傾きを算出することを特徴とする薄膜の傾き測定方法。
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