JP5584235B2 - 無線ネットワークにおける送信方法および対応する受信方法 - Google Patents

無線ネットワークにおける送信方法および対応する受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気通信の分野に関し、さらに詳細には、データを同じ周波数で同期して同報通信する複数の基地局と、複数の基地局用の同じ信号をそれぞれ送信する少なくとも1つの移動端末とを含むシステムにおける無線信号の送信および受信に関する。
従来技術によれば、例えばGSM(グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーション)型やPDC(パーソナル・ディジタル・セルラ)型など一部のセルラ・ネットワークでは、TDMA(時分割多重アクセス)型のチャネル・アクセス方法を使用して、信号を異なるタイム・スロットに分割することによって、1つのセル内で複数のユーザが同じ周波数チャネルを共用することを可能にしている。しかし、各セルの周囲には隣接するセルが6個存在するので、複数のセルが重なりあった領域では干渉問題が生じる。この干渉問題を克服するための1つの解決策は、周波数の重複を回避するために、隣り合ったセルのそれぞれを別の周波数と関連付けることである。あるセルから別のセルに移動端末が進むとき、移動端末が一方のセルから他方のセルに移動する間に移動端末のレベルでサービスの中断が起きることを回避するために、ネットワークは、「ハンドオーバ」と呼ばれるプロセスを実施しなければならない。この「ハンドオーバ」中に、移動端末に対して新しい物理チャネルがネットワークによって割り当てられ、各移動端末は、特定の物理チャネル(例えば周波数チャネルを特徴とする)を介して1度に1つの基地局と通信することになる。
さらに、セルラ・ネットワークのセルは、例えばGSMシステムの場合の35kmなど、数十キロメートルの半径を有することができる。従って、このセルをカバーする基地局と関連付けられた2つの移動局は、無視できない異なる伝搬遅延をそれぞれに受ける可能性がある。TDMAの状況では、2つの連続する時間間隔を使用する2つの移動端末が、基地局のレベルで重複するバーストを送出する危険性がある。解決策は、各移動端末のバーストの送信を関連する基地局と同期させて、基地局のレベルで送信されるバーストの衝突を回避することである。この同期は、移動端末と関連付けられた基地局が、TA(タイミング・アドバンス)コマンドを送信することによって実行される。TAコマンドは、各移動端末に対して、ネットワークによって値が決定される期間より前に送信を行うように命令するコマンドである。各移動端末は、一意的な基地局と関連付けられるので、この同期動作は、セルが変わったときに、従って関連付けられた基地局が変わったときに繰り返されることになる。
本発明の目的は、上記の従来技術の欠点の少なくとも1つを克服することである。
より詳細には、本発明の目的は、特に、無線ネットワークにおける1つ(または複数)の移動端末と複数の基地局との時間同期を最適化することである。
本発明は、複数の基地局と少なくとも1つの移動端末とを含む無線ネットワークにおける送信方法であって、少なくとも1つの同じ第1の信号が、移動端末から複数の基地局に向けて送信される方法に関する。この方法は、第1の時間的オフセットを表す情報項目を移動端末に向けて送信するステップを含み、第1のオフセットは、少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの同じ第1の信号の少なくとも1つの受信時間に応じて決まる。
具体的な特徴によれば、第1のオフセットは、少なくとも2つの基地局による少なくとも1つの第1の信号の少なくとも2つの受信時間に応じて決まる。
第1のオフセットは、少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第1の信号の少なくとも1つの受信時間と参照時間との間の差によって決まり、移動端末から複数の基地局に向けた少なくとも1つの同じ第2の信号の送信に適用されると有利である。
別の特徴によれば、第1のオフセットは、
複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局が受信する信号のパワー、
複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局と移動端末との間の接続の品質、および
複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局の有効ビットレート
からなる群に属する第1のパラメータに応じて決まる。
この方法は、
時間的オフセット、
複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局が受信する信号のパワー、
複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局と移動端末との間の接続の品質、および
複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局の有効ビットレート
からなる群に属する少なくとも1つの所定の基準に従って、複数の基地局から移動端末に対する少なくとも1つの参照基地局を選定するステップを含むと有利である。
別の特徴によれば、この方法は、少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第2の信号の受信の少なくとも1つの第2の時間的オフセットを推定するステップを含む。
具体的な特徴によれば、少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第2の信号の受信の第2の時間的オフセットを表す少なくとも1つの情報項目を、少なくとも1つの基地局が受信するステップを含む。
この方法は、少なくとも1つの第2の時間的オフセットによって決まる沈黙期間を表す少なくとも1つの情報項目を、少なくとも1つの基地局が受信するステップを含むと有利である。
具体的な特徴によれば、沈黙期間は、それぞれ基地局に関連する少なくとも2つの第2の時間的オフセットの最大値に応じて決まる。
別の特徴によれば、この方法の上記のステップは、少なくとも1つの第2のパラメータに従って反復される。
本発明は、複数の基地局と少なくとも1つの移動端末とを含む無線ネットワークにおける信号の受信方法であって、少なくとも1つの同じ第1の信号が、移動端末から複数の基地局に向けて送信される方法にも関する。この受信方法は、第1の時間的オフセットを表す情報項目を移動端末が受信するステップを含み、第1のオフセットは、少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第1の信号の少なくとも1つの受信時間に応じて決まる。
具体的な特徴によれば、第1のオフセットは、少なくとも2つの基地局による少なくとも1つの第1の信号の少なくとも2つの受信時間に応じて決まる。
第1のオフセットは、少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第1の信号の少なくとも1つの受信時間と参照時間との間の差によって決まり、移動端末から複数の基地局に向けた少なくとも1つの同じ第2の信号の送信に適用される。
添付の図面を参照して以下の説明を読めば、本発明はより良く理解され、その他の具体的な特性および利点も明らかになるであろう。
本発明の具体的な実施例による、複数の基地局および移動端末を実装する無線システムを示す図である。 本発明の具体的な実施例による、図1のシステムの基地局を示す概略図である。 本発明の具体的な実施例による、図1のシステムの移動端末を示す概略図である。 図1のシステムの少なくとも1つの基地局によって実施される、本発明の具体的な実施例による送信方法を示す図である。 図1のシステムの少なくとも1つの基地局によって実施される、本発明の具体的な実施例による送信方法を示す図である。 図1のシステムの移動端末によって実施される、本発明の具体的な実施例による受信方法を示す図である。 図1のシステムの複数の基地局および1つの移動端末によって実施される、本発明の具体的な実施例によるバーストの送信/受信モードを示す図である。 図1のシステムの複数の基地局および複数の移動端末によって実施される、本発明の具体的な実施例によるバーストの送信/受信モードを示す図である。
複数の基地局および少なくとも1つの移動端末を含む無線ネットワークにおける送信方法の具体的な実施例を例にとり、本発明を説明する。基地局は、移動端末に向けて同じ周波数の同じ信号を同期して送信し、移動端末は、複数の基地局に向けて同じ信号を送信する。移動端末から送信された信号を受信した基地局は、当該信号の実際の受信時間を測定し、この時間を、当該信号の予想時間に対応する参照時間と比較する。これにより、ネットワークは、予想受信時間を基準とした信号の受信オフセットを推定し、基地局による第2の信号の受信を最適化するために移動端末が第2の信号の送信のために適用しなければならない時間的オフセットを計算する。時間的オフセットを表す情報項目は、移動端末に向けて送信される。この時間的オフセットは、移動端末が複数の基地局に向けて送信した信号の、1つまたは複数の基地局による受信から推定される。
図1は、本発明の特定の実施例による、複数の基地局11、12および13と、移動端末10とを実装した無線通信システム1を示す図である。基地局11から13は、単一の周波数で送信を行う。すなわち、これらの基地局は、単一の周波数で動作する(すなわち、考慮しているOFDMシステムでは、周波数差は無視できる程度、通常はDVB−T(ディジタル・ビデオ・ブロードキャスティング−地上ディジタル放送用)型システムで1Hz未満である)。ネットワークの1組の基地局が単一の周波数で送信することにより、移動端末のレベルでの「ハンドオーバ」機構を省略することができる。移動端末10は、基地局11から13に向けて同じ信号を送信する。すなわち、移動端末は、同じ物理チャネルを使用して、同じデータを基地局11から13に送信する。一般に、物理チャネルは、1つの周波数帯と1つのタイム・スロットとによって特徴づけられる。具体的には、CDMA(符号分割多重アクセス)の場合には、物理チャネルは、拡散符号によっても特徴づけられる。基地局11から13および移動端末10は、それぞれ、単一の送信アンテナを有する。移動端末10は、基地局11から13によって送信された信号を受信し、復号することができ、基地局11から13は、移動端末10から送信された信号を受信し、復号することができる。
システム1の移動端末10は、例えばブロードキャスト・サービス(例えば音声もしくは音響データの回復および/またはビデオ・データの表示、あるいはさらに一般的なマルチメディア・データの回復、記憶または処理)を受信して処理するようになされた携帯電話や携帯端末など、携帯型デバイスであると有利である。
システム1の基地局11から13は、固定デバイスであると有利である。基地局は、広い有効領域にわたってデータを同報通信するようになされた高出力送信機、またはより制限された有効領域にわたってデータを同報通信するようになされた平均的出力または低出力の送信機である。ある変形形態によれば、基地局11から13の少なくとも1つが、建物やスーパーマーケットや駅の内部などの「ピコセル」すなわち小領域をカバーする、すなわち数十メートルの範囲を有するシステムを構成する(実施例によっては、1つのピコセルにおいて、その範囲は300m未満であると有利である)。別の変形形態によれば、基地局の少なくとも1つが、家屋または建物の中の数部屋、建物の1フロア、飛行機などの「フェムトセル」、すなわちピコセルよりさらに小さく制限された領域をカバーするようになされた、すなわち数メートルの範囲を有するシステムを構成する(実施例によっては、フェムトセルにおいて、その範囲は100メートル未満であると有利である)。
ある変形形態によれば、基地局11から13は、SISO(単一入力単一出力)型であり、単一のアンテナしか有していない。これらの基地局は、所与の移動端末に同じコンテンツを同じ周波数で送信する同期ネットワークを構成する。すなわち、これらの基地局は、単一の周波数(すなわち、考慮しているOFDMシステムでは、周波数のずれは無視できる程度(通常はDVB−T型システムで1Hz未満))で、同期して(すなわち無視できる程度の時間的なずれ(例えば1マイクロ秒未満)で、ある基地局から送信される信号の別の基地局から送信される別の信号に対する時間的スライディング(sliding)を生じずに)動作する。送信周波数は、これらの異なる基地局上で、例えば外部要素(例えば参照時間または参照周波数に調整されているGPS(全地球測位システム)の衛星または地上放送局)によって提供される参照周波数の受信によって同期している。
別の変形形態によれば、基地局11から13は、MIMO型であり、MIMOコーダ、およびMIMO信号を送信する複数のアンテナをそれぞれ有する。この変形形態によれば、基地局は、所与の移動端末に向けて同じコンテンツを同じ周波数で送信する同期ネットワークも構成する。
システム1の基地局の一部がSISO型であり、一部がMIMO型であると有利である。この変形形態によれば、基地局は、所与の移動端末に向けて同じコンテンツを同じ周波数で送信する同期ネットワークも構成する。
別の実施例によれば、基地局11から13は、基地局が1つまたは複数のアンテナを独立して所有する協働MIMOシステムを構成する。このような協働MIMOシステムは、複数の基地局に分散した複数のアンテナを使用する。すなわち、送信された信号が、同一サブセット内の複数の基地局に属する可能性がある複数のアンテナの間で空間的に分配される。全ての空間的ストリームを有する完全な信号が空中で合成され、当該サブセットの基地局が割り当てられている移動端末によって受信される。このような協働MIMOシステムの基地局は、同じコンテンツを当該移動端末に向けて同じ周波数で送信する同期ネットワークも構成している。
別の変形形態によれば、システム1の基地局の一部が、協働型または協働型でないMIMO型であり、残りの基地局がSISO型である。
移動端末10は、MIMO型であり、複数のアンテナを所有していると有利である。
ある変形形態によれば、一部の基地局が、移動端末と関連付けられた基地局のサブセットを構成する。このサブセットに属する基地局が、例えば同じ地理学的領域内に位置している、同じサブ・ネットワークを規定する、または同様のサービスを提供するなど、共通の特徴を有していると有利である。ある変形形態によれば、サブセットに含まれる基地局によるサブセットの定義は、時間的に一定である場合もあれば、時間的に変化する場合もある。
別の変形形態によれば、システム1は、複数の移動端末を実装し、各移動端末は、複数の基地局に向けて同じ信号を送信する。
図2は、例えば図1の基地局11から13に対応する基地局2のハードウェア実施例を示す概略図である。
基地局2は、クロック信号のトランスポートも行う複数のアドレスおよびデータを有するバス24によって互いに接続された、以下の要素を含む。
マイクロプロセッサ21(またはCPU)、
ROM(読み取り専用メモリ)型の不揮発性メモリ22、
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)23、
無線インタフェース26、
データの送信(例えばサービスの同報通信、またはマルチポイント・ツー・ポイントもしくはポイント・ツー・ポイント送信)を行うようになされ、特にコーダおよび/またはOFDM変調器の機能を実行するようになされたインタフェース27、
同期信号を受信し、インタフェース27と同期するようになされたインタフェース28、ならびに/あるいは
ユーザに対して情報を表示する、および/またはデータもしくはパラメータ(例えば送信する副搬送波およびデータのパラメータの設定)を入力するのに適したMMI(マン・マシン・インタフェース)29または特定のアプリケーション。
なお、メモリ22および23の説明で使用する「レジスタ」という用語は、言及するそれぞれのメモリにおける、小容量のメモリ領域(いくつかの2値データ)および大容量のメモリ領域(1つのプログラムの全体を記憶することができる、あるいは受信データまたは同報通信データを表すデータの全てまたは一部を記憶することができる)の両方を指すことに留意されたい。
メモリROM22は、特に、以下を含む。
プログラム「prog」220、および
物理レイヤのパラメータ221。
本発明に特有の方法の各ステップを実施する、以下に述べるアルゴリズムは、これらのステップを実施する基地局2と関連付けられたメモリROM22に記憶される。電源が投入されると、マイクロプロセッサ21が、これらのアルゴリズムの命令をロードし、実行する。
ランダム・アクセス・メモリ23は、特に、以下を含む。
レジスタ230内の、基地局2の起動を司るマイクロプロセッサ21の動作プログラム、
送信パラメータ231(例えば変調、符号化、MIMO、フレーム再現のためのパラメータ)、
受信パラメータ232(例えば変調、符号化、MIMO、フレーム再現のためのパラメータ)、
入来データ233、
データ送信のための符号化データ234、
インタフェースからアプリケーション29に送信されるように構成された復号データ235、
基地局によって測定された信号の受信時間を表すデータ236、ならびに
移動端末3による信号の送信時に適用される第1の時間的オフセットおよび/または基地局2による信号の受信の、参照時間に対する遅延もしくは進みを表す第2の時間的オフセットを表すデータ237。
無線インタフェース26は、必要に応じてシステム1の移動端末10から同報通信される信号を受信するようになされている。
図3は、例えば移動端末10に対応する、基地局2から送信された信号を受信し、復号するようになされた、システム1に属する移動端末3のハードウェア実施例を示す概略図である。
移動端末3は、クロック信号のトランスポートも行う複数のアドレスおよびデータを有するバス34によって互いに接続された、以下の要素を含む。
マイクロプロセッサ31(またはCPU)、
ROM(読み取り専用メモリ)型の不揮発性メモリ32、
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)33、
無線インタフェース36、
データの送信を行うようになされたインタフェース37、ならびに
ユーザに対して情報を表示する、および/またはデータもしくはパラメータ(例えば送信する副搬送波およびデータのパラメータの設定)を入力するようになされたMMI39。
なお、メモリ32および33の説明で使用する「レジスタ」という用語は、言及するそれぞれのメモリにおける、小容量のメモリ領域および大容量のメモリ領域(1つのプログラムの全体を記憶することができる、あるいは受信または復号したデータ・セットを表すデータの全てまたは一部を記憶することができる)の両方を指すことに留意されたい。
メモリROM32は、特に、以下を含む。
プログラム「prog」320、および
物理レイヤのパラメータ321。
本発明に特有の方法の各ステップを実施する、以下に述べるアルゴリズムは、これらのステップを実施する移動端末3と関連付けられたメモリROM32に記憶される。電源が投入されると、マイクロプロセッサ31が、これらのアルゴリズムの命令をロードし、実行する。
ランダム・アクセス・メモリ33は、特に、以下を含む。
レジスタ330内の、移動端末3における切替えを行うマイクロプロセッサ31の動作プログラム、
受信パラメータ331(例えば変調、符号化、MIMO、フレーム再現のためのパラメータ)、
送信パラメータ332(例えば変調、符号化、MIMO、フレーム再現のためのパラメータ)、
受信機36が受信し、復号したデータに対応する入来データ333、
データ送信のための符号化データ334、
インタフェースからアプリケーション39に送信されるように構成された復号データ335、ならびに
移動端末3による信号の送信時に適用される時間的オフセットを表すデータ336。
図2および図3を参照して上述した構造以外の基地局2および/または移動端末3の構造も、本発明に適合している。特に、変形形態によれば、本発明に適合する基地局および/または移動端末は、純粋にハードウェアの実施例として、例えば1つの専用構成要素(例えばASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)、VLSI(超大規模集積回路)など)の形態または1つのデバイスに一体化された複数の電子構成要素の形態で実施される場合もあるし、ハードウェア要素とソフトウェア要素を組み合わせた形態で実施される場合もある。
無線インタフェース36は、システム1の基地局11から13によって同報通信された信号を受信するようになされている。
図4は、本発明の特に有利な非制限的実施例による、システム1の少なくとも1つの基地局において実施される送信方法を示す図である。
初期化ステップ40で、上記の少なくとも1つの基地局の様々なパラメータが更新される。具体的には、送信または受信される信号およびそれらに対応する副搬送波に対応するパラメータが、任意の方法で初期化される(例えば、マスタ局と呼ばれる基地局の1つまたはシステム1には示していないサーバによって送信される初期化メッセージの受信後に、あるいはオペレータのコマンドによって初期化される)。
次いで、ステップ41で、第1の時間的オフセットが、上記複数の基地局のうちの1つ、または図1には示していない、上記複数の基地局に接続されたシステム1のサーバによって推定され、上記複数の基地局に関連付けられる。第1の時間的オフセットは、移動端末10から送信され、1つまたは複数の基地局11から13によって受信された同一の第1の信号の受信時間に基づいて推定される。第1の信号を受信した各基地局は、この第1の信号の受信時間を測定する。従って、図7に示すように、一方の側の基地局BS1、BS2およびBS3と、他方の側の移動端末MTとの間でバーストが交換される。基地局BS1、BS2およびBS3(図1ではそれぞれ11、12および13で示す)は、ダウンリンクにおいて、同期して、同じ周波数で(すなわち考慮しているOFDMシステムでは無視できる程度、通常はDVB−T型システムで1Hz未満の周波数のずれで)、同じデータ項目を表す3つのバースト71、72および73をそれぞれ送信する。各基地局11から13と移動端末10とを隔てる距離はそれぞれ異なっているので、各基地局11から13から同時に送信されたバースト71から73の伝搬時間も異なっている。従って、基地局12が移動端末10に最も近いので、BS2から送信されたバースト72が、最初に移動端末10によって受信される(バースト702)。その後、BS1から送信されたバースト71が2番目に受信され(バースト701)、移動端末10から最も遠い局BS3から送信されたバースト73が、最後に受信される(バースト703)。図7に示すように、各バースト701、702、703の受信レベルは様々であり、例えば、以下に挙げるパラメータのうちの1つまたは複数によって決まる。
当該バーストを送信した基地局と、当該バーストを受信する移動端末とを隔てる距離、
当該基地局によるバーストの送信パワー、および
バーストを送信した基地局と、このように送信されたバーストを受信する移動端末との間のリンクの品質。リンクの品質は、例えば伝搬経路上の障害物(例えば木、壁、建物など)の有無によって決まり、例えば信号対雑音比(SNR)に従う。SNRは、リンクの品質を表す測度の一例である。
移動端末10は、バースト701から703を受信し、復号すると、所定の沈黙期間後に、基地局BS1、BS2およびBS3にバースト704を送信する。
第1の実施例によれば、バースト704は、基地局ネットワークによって指定されるタイム・スロットの間に送信される。このタイム・スロットは、その間に新たな移動端末がネットワークに加わることができる時間間隔に対応する。このプロセスは、当技術分野では「初期レンジング」と呼ばれるもので、例えばIEEE標準802.16e−2005に詳細に説明されている。初期レンジング・プロセス中に、移動端末と関連付けられた各基地局BS1からBS3は、所定の時間間隔で移動端末から送信されたバースト704の到着を予期し、バースト704は、マスタ局または基地局ネットワークを管理するサーバによって割り当てられる。このように、各基地局BS1からBS3は、参照時間700に移動端末10から送信されたバースト704が到着することを予期する。この参照時間700は、ネットワークへの加入を望む新たな移動端末が送信するバーストを受信するためにネットワークによって割り当てられた時間間隔の開始時点に対応する。従って、送信されたバースト704を受信する各基地局BS1からBS3は、バースト74、75および76の実際の受信時点740、750および760を測定する。次いで、これらの受信時間が、マスタ局または基地局ネットワークを管理するサーバに送信され、このマスタ局またはサーバは、受信時間から参照時間を引いた値に対応する、各基地局BS1からBS3の「受信オフセット」δt1、δt2およびδt3を推測することができる。変形形態によれば、各基地局は、自局に関する受信オフセットを推定し、これをマスタ局またはサーバに送信する。その後、このようにして推定された各基地局に関連する受信オフセットを利用して、移動端末が後続のバースト(または複数の基地局に向けて送信される次の信号)を送信するために適用しなければならない時間的オフセットを推定する。この時間的オフセットを、以下の説明では第1の時間的オフセットと呼ぶ。第1の時間的オフセットは、この第1の時間的オフセットを考慮して移動端末から送信された第2のバーストの受信が、ある基地局において、上記複数の基地局による第2のバーストの受信の参照時間と同時になるように決定されると有利である。参照時間は、移動端末10が送信したバーストを受信するためにネットワークが割り当てたタイム・スロットの開始時点に対応する。第2のバーストの自身時間が参照時間と同時になる基地局は、図7で第1のバーストの受信中に推定された受信オフセットが最低である基地局BS2(受信オフセットδt2(751))であると有利である。従って、BS2による第2のバーストの受信が参照時間と同時になるように、移動端末10による第2のバーストの送信を、δt2だけ進めなければならない。この解決策には、第1の時間的オフセットが簡単且つ迅速に行われること、およびその他の基地局BS1およびBS3による第2のバーストの受信オフセットが常に正になるという利点がある。本発明によれば、受信時間および参照時間が同時になるのは、これら2つの時間の間の時間的オフセットが例えば100ナノ秒または1マイクロ秒未満であるときである。変形形態によれば、第1の時間的オフセットは、2つの基地局に対応する2つの時間的受信オフセットに基づいて決定される。例えば、第1の時間的オフセットは、BS1およびBS2の受信オフセットδt1およびδt2から決定され、δt1およびδt2は、δt3と比較して近い値を有する。この場合には、第1の時間的オフセットは、例えば(δt1+δt2)/2に等しい値を取る。従って、移動端末10による第2のバーストの送信を、(δt1+δt2)/2に等しい時間だけ進める。この解決策の利点は、第2のバーストの受信が、2つの局で最適化されることである。別の変形形態によれば、第1の時間的オフセットは、基地局の組、すなわち図7のBS1からBS3に対応する全ての時間的受信オフセットに基づいて決定される。第1の時間的オフセットが取る値は、例えば、(δt1+δt2+δt3)/3に等しく、移動端末による第2のバーストの送信は、(δt1+δt2+δt3)/3に等しい時間だけ進められる。
第2の実施例によれば、移動端末10から1組の基地局11から13に向けて送信される信号の送信のレンジングは、定期的に行われる。移動端末から送信される信号またはバーストに適用される第1の時間的オフセットは、直前に受信された信号またはバーストに基づいて1つまたは複数の基地局によって決定される1つまたは複数の時間的受信オフセットから推定される。この実施例には、例えば移動端末の変位に応じて第1の時間的オフセットを調節できるという利点がある。第1の時間的オフセットからの推定の基礎となる受信オフセットδt1からδt3は、第1の時間的オフセットの各推定で必ずしも同じではない。マスタ基地局またはサーバが、移動端末10について推定された受信オフセットを表の形態で記録していると有利である。変形形態によれば、複数の移動端末のそれぞれが基地局11から13に向けて同じ信号を送信する場合には、サーバまたはマスタ局は、各移動端末ごとに、各基地局の受信オフセットが記録された表を保持する。このような複数の表(または移動端末が1つの場合には1つの表)を保持することにより、マスタ局(またはサーバ)は、第1の時間的オフセットの計算の基礎となる基地局(ひいてはそれに対応する受信オフセット)を常に調整することができる。
移動端末から複数の基地局に送信された第1の信号の1つまたは複数の受信時間に従うだけでなく、第1の時間的オフセットは、以下に挙げるパラメータのうちの第1のパラメータにも従うと有利である。
基地局11から13の少なくとも1つが受信した信号のパワー。パワー・レベルは当技術分野で既知の任意の技術で送信された信号を受信した各基地局によって推定されるものとして、最良のパワー・レベルで送信された信号(またはバースト704)を受信する基地局を選択して、当該基地局に関連する受信オフセットが第1の時間的オフセットの推定に使用されるようにすると有利である。変形形態によれば、複数の基地局から、最良の信号受信状態を有する2つの基地局を選択して、それらの各基地局に関連する受信オフセットが第1の時間的オフセットの推定に使用されるようにする。別の変形形態によれば、受信パワー・レベルがしきい値(例えば80dB)を超える1つまたは複数の基地局を、第1の時間的オフセットの推定のために選択する。このパラメータを考慮することにより、特に、移動端末から送信された信号の処理に実質的に十分なレベルのパワーを有する信号を受信する1つまたは複数の基地局を第1の時間的オフセットの計算に使用するだけでよいという利点が得られる。
基地局11から13の少なくとも1つと移動端末10との間のリンクの品質。基地局と移動端末の間のリンクの品質は、例えば信号対雑音比(SNR)を求めることによって推定される。最高のSNRを有する基地局を選択して、当該基地局に関連する受信オフセットを第1の時間的オフセットの推定に使用するようにすると有利である。変形形態によれば、最高のSNRを有する2つの基地局を選択して、それらの各基地局に関連する受信オフセットを、第1の時間的オフセットの推定に使用する。別の変形形態によれば、SNRがしきい値(例えば送信信号の受信オフセットの推定値が十分な精度で得られる10dB、または高ビットレートでのデータ送信が可能な20dB)を超える1つまたは複数の基地局を、第1の時間的オフセットの推定のために選択する。このパラメータを考慮することにより、特に、処理が可能なだけの可聴性を有する信号を受信する1つまたは複数の基地局を第1の時間的オフセットの計算に使用するだけでよいという利点が得られる。
基地局11から13の少なくとも1つの有効ビットレート。移動端末とのリンクで最良の有効ビットレートを与える1つまたは2つの基地局を選択して、当該基地局に関連する1つまたは複数の受信オフセットを、第1の時間的オフセットの推定に使用するようにする。別の変形形態では、有効ビットレートがしきい値(例えば音声の場合は90Kb/s、映像の場合は2Mb/s)を超える1つまたは複数の基地局を、第1の時間的オフセットの推定のために選択する。このパラメータを考慮することにより、移動端末にデータを送信するのに十分な有効ビットレートを有する1つまたは複数の基地局を第1の時間的オフセットの計算に使用するだけでよいという利点が得られる。
変形形態によれば、パラメータ群は、上記に列挙したパラメータのうちの1つ、2つ、または3つしか含まない。別の変形形態によれば、第1のパラメータは、上記で定義したパラメータ群の少なくとも2つのパラメータの組合せ、例えばリンク品質を有効ビットレートと関連付ける組合せである。上記に列挙したパラメータは、各移動端末ごとに、マスタ局または基地局ネットワークを制御するサーバが保持する表内に記憶しておくと有利である。これらの表はそれぞれ、各基地局ごとに推定したパラメータを含む。このような複数の表(または移動端末が1つの場合には1つの表)を保持することにより、マスタ局(またはサーバ)は、第1の時間的オフセットの計算の参照となる基地局を常に調整することができる。
次いで、ステップ42で、少なくとも1つの基地局が、第1の時間的オフセットを表す情報項目を移動端末10に送信する。第1の時間的オフセットは、移動端末を介した、基地局による受信オフセットの推定に使用される信号に続く第2のバーストまたは第2の信号の送信に適用される。変形形態によれば、ネットワーク管理サーバは、上述の1つまたは複数のパラメータに従う第1の時間的オフセットの推定の基礎となった基地局に対し、第1の時間的オフセットを表す情報を送信するように要求する。サーバは、例えば2つの基地局など、複数の基地局に対して、第1の時間的オフセットを表す情報を移動端末に向けて送信するように要求すると有利である。この場合には、この情報を送信する基地局は、移動端末から送信された第1の信号(または第1のバースト)の受信オフセットが第1の時間的オフセットの推定の基礎となった基地局であると有利である。変形形態によれば、全ての基地局が、第1の時間的オフセットを表す情報を、同期して同じ周波数で送信する。
図5は、本発明の特に有利な非制限的な実施例による、システム1の少なくとも1つの基地局で実施される送信方法を示す図である。一部のステップは上述のステップと同様であるので、同じ参照番号で示してある。
初期化ステップ50で、少なくとも1つの基地局の様々なパラメータが更新される。具体的には、送信または受信される信号およびそれらに対応する副搬送波に対応するパラメータが、任意の方法で初期化される(例えば、マスタ局と呼ばれる基地局の1つまたはシステム1には示していないサーバによって送信される初期化メッセージの受信後に、あるいはオペレータのコマンドによって初期化される)。
次いで、ステップ41で、第1の時間的オフセットが(参照時間を基準として測定される、移動端末から1つまたは複数の基地局に送信された第1の信号の受信時間に従って)推定され、ステップ42で、ステップ41で推定された第1の時間的オフセットを表す情報項目が、移動端末10に送信される。これらのステップ41および42は、上述のステップと同じであるので、同じ参照番号で示してある。
次いで、ステップ53で、1つの基地局を、移動端末10の参照基地局として選定する。参照基地局は、移動端末から送信された信号を復号する局であると有利である。ネットワーク内にある移動端末から送信された信号を受信するその他の基地局は、それらの信号を復号しない。この参照基地局の選定により、移動端末10から送信される信号を復号するのに基地局を1つしか割り当てないことにより、ネットワーク資源が最適化されるという利点が得られる。参照基地局は、ステップ41で推定された時間的オフセットの後で、第2のバーストの受信が参照時間と同時に起こる基地局であると有利である。変形形態によれば、例えば2つまたは3つの基地局など、複数の基地局が、参照基地局として選定される。これらの参照基地局は、移動端末から送信された信号をそれぞれ復号し、このようにして復号された信号が、ネットワークのサーバ(またはゲートウェイ)またはマスタ局に送信されて、処理される。従って、参照基地局の1つが移動端末から送信された信号を正しく受信していない場合、または不完全な形で受信した場合には、サーバまたはマスタ局が、別の参照基地局が復号した信号から、受信信号を再構成することができる。複数の基地局を選定することにより、移動端末から送信されるデータの喪失が最小限に抑えられ、信号受信エラーが最小限に抑えられるという利点が得られる。1つまたは複数の基地局の選定は、ネットワーク管理サーバまたはマスタ基地局によって実施される。1つまた複数の参照基地局の選定は、以下に挙げる所定の基準の何れかに従って実行される。
時間的受信オフセット。推定時間的受信オフセットが最低の基地局、すなわち、移動端末から送信された信号の受信時間が、移動端末から送信された信号の全基地局の参照受信時間に最も近い基地局が、参照基地局として選定される。変形形態によれば、例えば2つの基地局など、最低の時間的受信オフセットを有する複数の基地局が、参照基地局として選定される。別の変形形態によれば、時間的受信オフセットがしきい値(例えば3マイクロ秒未満または800ナノ秒未満)未満である1つまたは複数の基地局が、参照基地局として選定される。
基地局11から13の少なくとも1つが受信する信号のパワー。送信信号(またはバースト704)を最良のパワー・レベルで受信する基地局を、参照基地局として選定すると有利である。パワー・レベルは、送信信号を受信した各基地局が、当業者には既知の任意の技術によって推定する。変形形態によれば、複数の基地局から、最良の信号受信状態を有する2つの基地局を参照基地局として選定する。別の変形形態によれば、受信パワー・レベルがしきい値(例えば80dB)を超える1つまたは複数の基地局を、参照基地局として選定する。この基準を考慮することにより、特に、実際に移動端末から送信された信号の処理に十分なパワー・レベルで信号を受信する1つまたは複数の基地局が選定されるという利点が得られる。
基地局11から13の少なくとも1つと移動端末10との間のリンクの品質。基地局と移動端末の間のリンクの品質は、例えば信号対雑音比(SNR)を求めることによって推定される。最高のSNRを有する基地局を、参照基地局として選定すると有利である。変形形態によれば、最高のSNRを有する2つの基地局を、参照基地局として選定する。別の変形形態によれば、SNRがしきい値(例えば10dBまたは20dB)を超える1つまたは複数の基地局を、参照基地局として選定する。この基準を考慮することにより、特に、処理が可能なだけの可聴性を有する信号を受信する基地局を選定できるという利点が得られる。
基地局11から13の少なくとも1つの有効ビットレート。移動端末とのリンクで最良の有効ビットレートを与える1つまたは2つの基地局を、参照基地局として選定する。別の変形形態では、有効ビットレートがしきい値(例えば音声の場合は90Kb/s、映像の場合は2Mb/s)を超える1つまたは複数の基地局を、参照基地局として選定する。この基準を考慮することにより、特に、移動端末にデータを送信するのに十分な有効ビットレートを有する1つまたは複数の基地局を選定できるという利点が得られる。
変形形態によれば、基準群は、上記に列挙したパラメータのうちの1つ、2つ、3つ、または4つしか含まない。別の変形形態によれば、第1のパラメータは、上記で定義したパラメータ群の少なくとも2つのパラメータの組合せ、例えば時間的受信オフセットを有効ビットレートと関連付ける組合せである。
次いで、ステップ54で、少なくとも1つの基地局について、移動端末10から送信された第1の信号(または第1のバースト)に基づいて、第2の時間的オフセットを推定する。第2の受信オフセットは、移動端末から送信された第2の信号の予想受信時間と、複数の基地局による第2の信号の受信参照時間との間の差に対応する。移動端末によるこの第2の信号の送信は、第1の時間的オフセットに等しい時間だけ、進められるか、または反転されている。例えばネットワーク管理サーバまたはマスタ基地局によって第1の時間的オフセットが推定されると、当該サーバまたはマスタ基地局は、1つまたは複数の基地局について、それらの基地局が送信された第2の信号を受信する際の、参照時間に対するオフセットを推定する。変形形態によれば、この第2の受信オフセットの推定は、移動端末の1つまたは複数の参照基地局について実行される。別の変形形態によれば、受信オフセットの推定は、複数の基地局11から13の各基地局について実行される。
次いで、ステップ55で、第2の時間的オフセットを表す情報が、サーバまたはマスタ局から考慮している1つまたは複数の基地局に送信される。それに関する第2の時間的オフセットが計算された1つまたは複数の基地局が、移動端末から当該1つまたは複数の基地局に送信された第2の信号が受信される際の時間的オフセットの値を含むこの情報を受信する。この情報は、この第2の信号が受信される際の参照受信時間に対する進みまたは遅れの推定値に対応する。変形形態によれば、1つまたは複数の参照局は、それらに関連する第2の時間的オフセットを表す情報をそれぞれ受信する。別の変形形態によれば、複数の基地局11から13は、それぞれ、自局に関連する第2の受信オフセットを表す情報を受信する。このような情報項目を基地局が受信することにより、当該基地局は、より良好に予想に対応するより精密なタイム・スロットにわたって、送信される第2の信号の可聴性および受信を最適化することができる。変形形態によれば、第2のオフセットを表す情報が、これらの基地局に送信されない。
ステップ56で、少なくとも1つの基地局が、1つのバーストの受信終了時とその次のバーストの受信開始時の間のタイム・スロット、または1つのバーストの送信終了時とその次のバーストの受信開始時の間のタイム・スロットに対応する沈黙期間を表す情報項目を受信する。基地局レベルでバーストの重複が生じないように、沈黙期間は、1つのバーストの送信と別のバーストの受信の間、または2つのバーストの受信の間に設けられる。従来技術によれば、この沈黙により、特にRX/TXハンドオーバにおける増幅器の始動など、基地局の制約を考慮することが可能になる。本発明によれば、この沈黙を延長して、基地局による様々なバーストの実際の受信時間による重複を回避する。
図8は、少なくとも1つの基地局11、12または13と、少なくとも1つのバースト81、82、83を複数の基地局に対してそれぞれ送信する3つの移動端末とで構成されるネットワークにおけるバーストの送信および受信を表すフレームを示す図である。1つのフレーム上で、基地局は、参照番号80で示す同じバーストDLをダウンリンクで同期して送信し、移動端末は、参照番号81、82および83で示す3つのバーストUL1、UL2およびUL3をアップリンクで基地局に対して送信する。第1の沈黙期間ΔT0 800は、バーストDL 80をバーストUL 81から分離する。第1の沈黙期間ΔT0は、バーストDL 80の末尾からバーストUL1 81の先頭まで延在している。この第1の沈黙期間により、特に、基地局は送信モードから受信モードに移行することができ、移動端末は受信モードから送信モードに移行することができる。第2の沈黙期間ΔT1 801は、バーストUL 81をバーストUL 82から分離する。第2の沈黙期間ΔT1は、バーストUL1 81の末尾からバーストUL2 82の先頭まで延在している。第3の沈黙期間ΔT2 802は、バーストUL2 82をバーストUL3 83から分離する。第3の沈黙期間ΔT2は、バーストUL2 82の末尾からバーストUL3 83の先頭まで延在している。第2の期間ΔT1および第3の期間ΔT2は、基地局が、バーストUL1の受信から連続する別のバーストUL2に移行するのに必要な期間に対応する。当業者には既知の方法で、これらの期間の値ΔT1およびΔT2は、基地局のハードウェアにリンクされる。最後に、第4の沈黙期間ΔT3 803が、バーストUL3 83を、次のフレームの先頭であるバーストDL 84から分離する。第4の沈黙期間ΔT3は、バーストUL3 83の末尾からバーストDL 84の先頭まで延在している。この第4の沈黙期間により、特に、基地局は受信モードから送信モードに移行することができ、移動端末は送信モードから受信モードに移行することができる。この1つまたは複数の基地局によって受信される3つのバーストUL1、UL2およびUL3は、これら基地局と通信している3つの移動端末から送信されると有利である。
第1の変形形態によれば、第1の沈黙期間ΔT0は、例えば移動端末の参照局として選定された基地局など、ある基地局について推定された時間的受信オフセットによって決まる。この移動端末と通信している基地局の時間的受信オフセットは、第1の時間的オフセットを考慮して補正した、移動端末から送信された第2の信号の実際の受信時間と、第2の信号の参照受信オフセットとから推定され、参照時間は、移動端末が第2の信号の送信の第1の時間的オフセットを考慮した後の、ネットワーク内の複数の基地局による第2の信号の受信が予想される理論的時間である。第2の信号の実際の受信時間は、例えば移動端末の移動性や伝搬条件の変動(例えば障害物の出現)などの理由から、参照時間と正確には対応していない。例えば、移動端末が距離dのところにある基地局に接近する場合には、この基地局による第2の信号の受信に、距離dをカバーするのに必要な伝搬時間の2倍に比例する進みが生じる。送信モードから受信モードに移行するのに十分な沈黙期間を基地局に与えるために、すなわちΔT0が基地局のTTG(特に標準IEEE802.16eに規定される送信/受信移行ギャップ)を考慮したものとなるように、沈黙期間ΔT0を、距離dをカバーするのに必要な伝搬時間の2倍に増大させる(このΔT0の値の増大は、基地局による第2の信号の第2の時間的受信オフセットに対応する)。例えば、移動端末が距離dのところにある基地局からさらに移動すると、この基地局による第2の信号の受信に、距離dをカバーするのに必要な伝搬時間の2倍に比例する遅延が生じる。第1のバーストUL1の受信モードから第2のバーストUL2に移行するのに十分な沈黙期間を基地局に与えるために、すなわちΔT1が基地局のSSTG(特に標準IEEE802.16eに規定される加入局移行ギャップ)を考慮したものとなるように、沈黙期間ΔT1を、距離dをカバーするのに必要な伝搬時間の2倍に増大させる(このΔT1の値の増大は、基地局による第2の信号の第2の時間的受信オフセットに対応する)。ネットワークが、第2の信号を受信する2つの基地局を、移動端末から送信された第2の信号を処理するように選択した場合には、ΔT0がTTGを考慮したものとなるように、またはΔT1が2つの基地局のSSTGを考慮したものとなるように、沈黙期間ΔT0および/または沈黙期間ΔT1を、2つの基地局の第2の信号の2つの時間的受信オフセットの最大値まで増大させる。同様のことが、ΔT2およびΔT3の決定にも当てはまる。この第1の変形形態によって得られる利点は、沈黙期間が最小となり、その結果として、これらの沈黙に関連する帯域幅の損失も最小となることである。
第2の変形形態によれば、移動端末による第2の信号の送信で適用される第1の時間的オフセットは、移動端末に最も近い基地局による第1の信号の受信オフセットの推定値に基づく。同じことが、ネットワークの各移動端末、この場合には図8のバーストUL1、UL2およびUL3を送信する3つの移動端末についても当てはまる。この場合には、移動端末の1つから送信される第2の信号が、参照時間に(移動端末に最も近い基地局の場合)、または遅延して(それよりも移動端末から遠い基地局の場合)、各基地局で受信される。送信された第2の信号が基地局の参照時間より前に受信されることはないので、沈黙期間ΔT1、ΔT2およびΔT3は、各バーストの最大受信遅延に等しい持続時間を有するバーストUL1、UL2およびUL3に応じて増大させれば十分である。沈黙期間ΔT0は、TTGに等しい持続時間を保持する。この変形形態によって得られる利点は、沈黙を最適に管理することにより、帯域幅の使用が最適になることである。
第3の変形形態によれば、沈黙期間ΔT0、ΔT1、ΔT2およびΔT3のそれぞれに追加される時間は、最大で、基地局が構成するセルの有効範囲の限界に位置する移動端末から送信される信号の伝搬時間の2倍に等しい。この変形形態の利点は、沈黙の計算が簡単であることに関連する、実施の簡潔さである。この変形形態では、沈黙期間は、基地局ネットワークが確立された後でそれと一致するように構成すると有利である。
本発明の有利な実施態様によれば、第1の時間的オフセットの推定ステップ、第1の時間的オフセットを表す情報項目の送信ステップ、基地局の選定ステップ、第2の時間的オフセットの推定ステップ、第2の時間的オフセットを表す情報項目の受信ステップ、および沈黙期間に関する情報項目の受信ステップを、全てのステップをまとめて反復する。変形形態によれば、上記に列挙したステップの一部だけを反復する。これらのステップまたはこれらのステップの一部の反復は、以下に挙げるパラメータ群のうちの1つまたは複数を条件とすると有利である。
タイム・スロット。ステップの反復を、一定のタイム・スロットごとに周期的に行う。
移動端末要求。ステップの反復を、ステップの全てまたは一部の反復を求める要求を送信する移動端末の要求に応じて行う。変形形態では、この要求は、1つまたは複数の基地局から送信された、受信の品質またはパワーが最適でない信号の受信に続いて行われる。変形形態では、この要求は、1つまたは複数の基地局から送信された、受信の品質またはパワーがしきい値未満である信号の受信に続いて行われる。
基地局の要求。ステップの反復を、ステップの全てまたは一部の反復を求める要求を送信する基地局の要求に応じて行う。変形形態では、この要求は、少なくとも1つの移動端末から送信された、受信の品質またはパワーが最適でない信号の受信の後に行われる。変形形態では、この要求は、少なくとも1つの移動端末から送信された、受信の品質またはパワーがしきい値未満である信号の受信の後に行われる。別の変形形態では、この要求は、例えば参照基地局とは異なる基地局では、移動端末から送信された、受信の品質またはパワーがしきい値を超える信号の受信の後に行われる。
ネットワーク管理要素の要求。ステップの反復を、ステップの全てまたは一部が反復されるようにマスタ局またはネットワーク管理サーバの要求に応じて行う。
しきい値。ステップの反復を、移動端末から送信された信号の少なくとも1つの基地局による実際の受信時間と、第2の時間的オフセットの補正参照時間(すなわち基地局から送信された信号の理論的受信時間)の間の差が所定のしきい値(例えば100ナノ秒または1マイクロ秒)を超えるときに行う。
基地局の移動端末への割当て。移動端末と通信する基地局の割当てが変更されたとき、すなわち新たな基地局が移動端末との通信状態に入ったとき、または、移動端末と通信中の基地局が、例えば移動端末の変位後に当該移動端末との通信を停止したときに、これらのステップまたはこれらのステップの一部の反復を実行する。
変形形態によれば、パラメータ群は、上記に列挙したパラメータのうちの1つ、2つ、3つ、または4つしか含まない。別の変形形態によれば、第1のパラメータは、上記で定義したパラメータ群の少なくとも2つのパラメータの組合せである。
図6は、本発明の特に有利な非制限的実施例による、システム1の移動端末で実施される受信方法を示す図である。
初期化ステップ60で、移動端末の様々なパラメータが更新される。具体的には、送信または受信される信号およびそれらに対応する副搬送波に対応するパラメータが、任意の方法で初期化される(例えば、マスタ局と呼ばれる基地局の1つまたはシステム1には示していないサーバによって送信される初期化メッセージの受信後に、あるいはオペレータのコマンドによって初期化される)。
次いで、ステップ61で、移動端末10は、移動端末から送信された第1の信号(または第1のバースト)の少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの受信時間によって決まる第1の時間的オフセットを表す情報項目を、基地局11から13の少なくとも1つから受信する。第1の時間的オフセットは、基地局による受信オフセットの推定に使用された第1の信号に続く第2の信号(または第2のバースト)の移動端末10による送信に適用される。移動端末から送信される第1の信号は、1組の基地局11から13に送信される。この第1の信号を受信した1つまたは複数の基地局は、この第1の信号の実際の受信時間を測定する。次いで、これらの測定値が、マスタ局またはネットワーク管理サーバに送信され、このマスタ局またはネットワーク管理サーバは、これらの実際の受信時間を、参照時間と比較する。この参照時間は、基地局による第1の信号の受信が予想された理論的時間である。この比較により、各基地局の受信オフセットが得られる。変形形態によれば、第1の時間的オフセットは、例えば移動端末に最も近い基地局や最大の送信パワーで信号を送信する基地局など、1つの基地局の受信オフセットに従って推定される。別の変形形態では、第1の時間的オフセットは、例えば移動端末に最も近い2つの基地局や有効ビットレートが最高である2つの基地局など、2つの基地局に対応する受信オフセットに従って推定される。第1の時間的オフセットを表す情報は、例えば移動端末に最も近く、移動端末から送信される第1の信号の受信オフセットが最小である基地局など、1つの基地局から移動端末に送信されると有利である。変形形態によれば、第1の時間的オフセットを表す情報は、例えば移動端末に最も近い2つの基地局など2つの基地局から、同期して送信される。別の変形形態によれば、第1の時間的オフセットを表す情報は、移動端末から送信された第1の信号を受信した1組の基地局から同期して送信される。
言うまでもなく、本発明は、上述の実施例に限定されるわけではない。
具体的には、本発明は、3つの基地局と1つの移動端末とを含むシステムに限定されるわけではなく、少なくとも2つの基地局と複数の移動端末とを含むシステムにも及んでいる。
複数の基地局および複数の移動端末によって構成されるネットワークは、SFN(単一周波数ネットワーク)を構成し、基地局が同じOFDM信号を同期して送信すると有利である。このようにして、移動端末は、複数の送信機からの信号の組合せを受信し、このようにして得られた組合せをOFDMに特有の性質を用いて復号して、シンボル間干渉を相殺する。従って、基地局は、同じコンテンツを同じ周波数で送信する同期ネットワークを構成する。すなわち、送信機は、単一の周波数で(すなわち当該のOFDMシステムでは無視できる程度の周波数のずれ(通常はDVB−T型システムでは1Hz未満)しか生じずに)、同期して(すなわち無視できる程度の時間的なずれ(例えば1マイクロ秒未満)しか生じず、1つの送信機から送信された信号が別の送信機から送信された別の信号に対して時間的スライディングを生じることなく)動作し、送信周波数は、例えば外部要素(例えば参照時間または参照周波数に調整されているGPS(全地球測位システム)の衛星や地上放送局)から提供される参照周波数を受信することにより、これらの異なる送信機において同期している。各移動端末は、複数の基地局に対して同じ信号を送信する。
変形形態によれば、複数の基地局の一部が各移動端末に割り当てられて、複数の基地局を含むセルを構成する。このようにして移動端末に割り当てられた基地局は、当該移動端末に向けられたデータの送信を担当し、当該移動端末から送信されたデータの受信および復号も担当する。移動端末に対する基地局の割当ては、例えば移動端末の変位に応じて、時間と共に変化する。変形形態によれば、移動端末に対する基地局の割当ては、例えば移動端末が再度ネットワークに入ることを望むときに、移動端末から送信される第1の信号から推定される各基地局に対応する受信オフセットに応じて行われる。第1の信号の受信オフセットが所定のしきい値未満である基地局を、移動端末に割り当てると有利である。
別の変形形態によれば、送信方法は、1つまたは複数の移動端末の位置を突き止めるステップを含む。基地局によって実行される1つまたは複数の端末から送信される信号の受信オフセットの測定から、移動端末と、当該移動端末から送信された信号を受信した各基地局との間の相対距離を測定することができる。3つ以上の基地局が、移動端末から送信された信号を受信し、この信号の参照時間に対する受信オフセットを測定すれば、例えば三角測量により、当業者に既知の任意の方法で、移動端末の位置を精密に突き止めることができる。
(付記1)
複数の基地局(11、12、13)と、少なくとも1つの移動端末(10)とを含む無線ネットワークにおける送信方法であって、少なくとも1つの同じ信号が、移動端末(10)から前記複数の基地局(11、12、13)に向けて送信され、前記方法が、第1の時間的オフセットを表す情報項目を前記移動端末に向けて送信するステップ(42)を含み、前記第1のオフセットが、少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの同じ第1の信号の少なくとも1つの受信時間によって決まる、前記方法。
(付記2)
前記第1のオフセットが、少なくとも2つの基地局による前記少なくとも1つの第1の信号の少なくとも2つの受信時間によって決まる、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記第1のオフセットが、前記少なくとも1つの基地局による前記少なくとも1つの第1の信号の前記少なくとも1つの受信時間と参照時間との間の差によって決まり、前記第1のオフセットが、前記移動端末から前記複数の基地局に向けた少なくとも1つの同じ第2の信号の送信に適用される、付記1に記載の方法。
(付記4)
前記第1のオフセットが、
前記複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局が受信する信号のパワー、
前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つの基地局と前記移動端末との間の接続の品質、および
前記複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局の有効ビットレートからなる群に属する少なくとも1つの第1のパラメータによって決まる、付記1から3の一項に記載の方法。
(付記5)
時間的オフセット、
前記複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局が受信する信号のパワー、
前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つの基地局と前記移動端末との間の接続の品質、および
前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つの基地局の有効ビットレートからなる群に属する少なくとも1つの所定の基準に従って、前記複数の基地局から前記移動端末に対する少なくとも1つの参照基地局を選定するステップ(53)を含む、付記1から4の一項に記載の方法。
(付記6)
少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第2の信号の受信の少なくとも1つの第2の時間的オフセットを推定するステップ(54)を含むことを特徴とする、付記1から5の一項に記載の方法。
(付記7)
少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第2の信号の受信の前記第2の時間的オフセットを表す少なくとも1つの情報項目を、前記少なくとも1つの基地局が受信するステップ(55)を含む、付記に記載の方法。
(付記8)
少なくとも1つの第2の時間的オフセットによって決まる沈黙期間を表す少なくとも1つの情報項目を、少なくとも1つの基地局が受信するステップ(56)を含む、付記6または7に記載の方法。
(付記9)
前記沈黙期間が、それぞれ基地局に関連する少なくとも2つの第2の時間的オフセットの最大値によって決まる、付記8に記載の方法。
(付記10)
前記ステップが、少なくとも1つの第2のパラメータに従って反復される、付記1から9の一項に記載の方法。
(付記11)
複数の基地局(11、12、13)と、少なくとも1つの移動端末(10)とを含む無線ネットワークにおける信号の受信方法であって、少なくとも1つの同じ信号が、移動端末から前記複数の基地局に向けて送信され、前記方法が、第1の時間的オフセットを表す情報項目を前記移動端末(10)が受信するステップ(61)を含み、前記第1のオフセットが、少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第1の信号の少なくとも1つの受信時間によって決まる、前記方法。
(付記12)
前記第1のオフセットが、少なくとも2つの基地局による少なくとも1つの第1の信号の少なくとも2つの受信時間によって決まる、付記11に記載の方法。
(付記13)
前記第1のオフセットが、前記少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第1の信号の前記少なくとも1つの受信時間と参照時間との間の差によって決まり、前記第1のオフセットが、前記移動端末から前記複数の基地局に向けた少なくとも1つの同じ第2の信号の送信に適用される、付記11または12に記載の方法。

Claims (9)

  1. 複数の基地局と、少なくとも1つの移動端末とを含む無線ネットワークにおける送信方法であって、少なくとも1つの同じ信号が、同じ物理チャネルを使用して移動端末から前記複数の基地局に向けて送信され、前記方法が、
    第1の時間的オフセットを表す情報項目を前記移動端末に向けて送信するステップであって、前記第1の時間的オフセットが、少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの同じ第1の信号の少なくとも1つの受信時間と参照時間との間の差によって決まる、前記送信するステップと、
    少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第2の信号の受信の前記参照時間に関し少なくとも第2の時間的オフセットを推定するステップと、
    少なくとも1つの第2の時間的オフセットによって決まる沈黙期間を表す少なくとも1つの情報項目を少なくとも1つの基地局が受信するステップであって、前記沈黙期間は受信データ及び送信データを有しない、前記受信するステップと、
    を含む、前記方法。
  2. 前記第1の時間的オフセットが、少なくとも2つの基地局による前記少なくとも1つの第1の信号の少なくとも2つの受信時間によって決まる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記移動端末による前記複数の基地局への少なくとも1つの同じ第2の信号の送信の送信時間は、前記第1の時間的オフセットを考慮する、請求項1に記載の方法。
  4. 時間的オフセットを表す情報項目が、前記複数の基地局の各基地局と関連付けられ、時間的オフセットを表す各情報項目が、対応する基地局による前記少なくとも1つの第1の信号の受信時間および参照時間に応じて決定され、前記第1の時間的オフセットが、時間的オフセットを表す情報に関する値のうちで最小の値を取るものとして選択される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の時間的オフセットが、
    前記複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局が受信する信号のパワー、
    前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つの基地局と前記移動端末との間の接続の品質、および
    前記複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局の有効ビットレートからなる群に属する少なくとも1つの第1のパラメータによって決まる、請求項1から3の一項に記載の方法。
  6. 時間的オフセット、
    前記複数の基地局のうちの少なくとも1つの基地局が受信する信号のパワー、
    前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つの基地局と前記移動端末との間の接続の品質、および
    前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つの基地局の有効ビットレートからなる群に属する少なくとも1つの所定の基準に従って、前記複数の基地局から前記移動端末に対する少なくとも1つの参照基地局を選定するステップをむ、請求項1から5の一項に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つの基地局による少なくとも1つの第2の信号の前記受信の前記参照時間に関して前記第2の時間的オフセットを表す少なくとも1つの情報項目を、前記少なくとも1つの基地局が受信するステップをむ、請求項1から6の一項に記載の方法。
  8. 前記沈黙期間が、それぞれ基地局に関連する少なくとも2つの第2の時間的オフセットの最大値に応じて決まる、請求項に記載の方法。
  9. 前記方法の前記ステップの全てが、少なくとも1つの第2のパラメータに従って反復される、請求項1からの一項に記載の方法。
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