JP5581402B2 - ワイヤレス通信システム内のユーザ機器の支援された状態遷移 - Google Patents

ワイヤレス通信システム内のユーザ機器の支援された状態遷移 Download PDF

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Description

米国特許法第119条に基づく優先権の主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により明白に本明細書に組み込まれる、2010年2月5日に出願された「ASSISTED STATE TRANSITIONS OF A USER EQUIPMENT WITHIN A WIRELESS COMMUNICATIONS SYSTEM」という名称の仮出願第61/301,919号の優先権を主張する。
本発明の実施形態は、ワイヤレス通信システム内のユーザ機器(UE)の支援された状態遷移に関する。
ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)、第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービス(暫定の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)、ならびに第3世代(3G)高速データ/インターネット対応ワイヤレスサービスを含む、様々な世代を通じて発展してきた。現在、セルラーシステムとパーソナルコミュニケーションズサービス(PCS)システムとを含む、多くの様々なタイプのワイヤレス通信システムが使用されている。知られているセルラーシステムの例には、セルラーアナログAdvanced Mobile Phone System(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、TDMAのGlobal System for Mobile接続(GSM(登録商標))変形に基づくデジタルセルラーシステム、およびTDMA技術とCDMA技術の両方を使用するより新しいハイブリッドデジタル通信システムがある。
CDMAモバイル通信を提供するための方法は、本明細書ではIS-95と呼ぶ、「Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System」と題するTIA/EIA/IS-95-Aにおいて、米国電気通信工業会/米国電子工業会によって米国で規格化された。複合AMPS&CDMAシステムはTIA/EIA規格IS-98に記載されている。他の通信システムは、広帯域CDMA(W-CDMA)、CDMA2000(たとえばCDMA2000 1xEV-DO標準など)またはTD-SCDMAと呼ばれるものを対象とする、IMT-2000/UM、または国際移動電気通信システム2000/ユニバーサルモバイル通信システムの規格に記載されている。
W-CDMAワイヤレス通信システムにおいて、ユーザ機器(UE)は、基地局に隣接するまたは基地局の周囲の特定の地理的領域内の通信リンクまたはサービスをサポートする固定位置のノードB(セルサイトまたはセルとも呼ばれる)から信号を受信する。ノードBは、一般にサービス品質(QoS)要求に基づいてトラフィックを区別するための方法をサポートする標準Internet Engineering Task Force (IETF)ベースのプロトコルを使用したパケットデータネットワークであるアクセスネットワーク(AN)/無線アクセスネットワーク(RAN)にエントリーポイントを提供する。したがって、ノードBは、一般に、エアインターフェースを介してUEと、またインターネットプロトコル(IP)ネットワークデータパケットを介してRANと対話する。
ワイヤレス電気通信システムでは、プッシュツートーク(PTT)機能がサービスセクタおよび消費者に普及している。PTTは、W-CDMA、CDMA、FDMA、TDMA、GSM(登録商標)などのような標準商用ワイヤレスインフラストラクチャを介して動作する「ディスパッチ」ボイスサービスをサポートし得る。ディスパッチモデルでは、エンドポイント(たとえばUE)の間の通信は、仮想グループ内で起こり、1人の「話者」の声が、1人または複数の「受話者」に送信される。このタイプの通信の単一のインスタンスは、通常、ディスパッチ呼、または単にPTT呼と呼ばれる。PTT呼は、呼の特性を定義する、グループのインスタンシエーションである。グループは、本質的に、グループ名またはグループ識別情報など、メンバーリストおよび関連情報によって定義される。
一実施形態では、ユーザ機器(UE)は、アプリケーションサーバによって調停される少なくとも1つの他のUEとの通信セッションを開始することを判定する。UEは、アプリケーションサーバによる通信セッションの開始を要求するために、通信セッションのタイプ(たとえば遅延敏感、PTTなど)、および/またはUEによって送られる呼メッセージのサイズを判定する。UEは、判定された通信セッションのタイプおよび/または判定された呼メッセージのサイズに少なくとも部分的に基づいて、呼メッセージを送信する逆方向リンクチャネルを選択する。UEは、選択された逆方向リンクチャネルでの送信をサポートする所与の状態(たとえばCELL_FACH、CELL_DCHなど)に移行する。UEは、所与の状態に移行した後、選択された逆方向リンクチャネルで呼メッセージを送信する。
本発明の実施形態およびその付随する利点の多くのより完全な諒解は、以下の発明を実施するための形態を参照し、本発明を限定するためではなく単に例示するために提示する添付の図面とともに考察することによってより良く理解されれば、容易に得られるであろう。
本発明の少なくとも1つの実施形態による、ユーザ機器および無線アクセスネットワークをサポートするワイヤレスネットワークアーキテクチャを示す図である。 本発明の一実施形態による図1のコアネットワークを示す図である。 図1のワイヤレス通信システムの一例をより詳細に示す図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態によるユーザ機器の例を示す図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態による、ワイヤレス通信システム内の発信側ユーザ機器(UE)で実装される状態決定過程を示す図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態による、ワイヤレス通信システム内の発信側ユーザ機器(UE)で実装される別の状態決定過程を示す図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態による図4Aまたは図4Bの過程の続きを示す図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態による図4Aまたは図4Bの過程の別の続きを示す図である。
本発明の特定の実施形態を対象とする以下の説明および関連する図面で本発明の態様を開示する。本発明の範囲から逸脱することなく代替実施形態を考案することができる。さらに、本発明の関連する詳細を不明瞭にしないように、本発明のよく知られている要素については詳細に説明しないか、または省略する。
「例示的」および/または「例」という用語は、本明細書では「例、事例、または例示として機能すること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明するいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈すべきではない。同様に、「本発明の実施形態」という用語は、本発明のすべての実施形態が論じられた特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
さらに、多くの実施形態については、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行すべき一連のアクションに関して説明する。本明細書で説明する様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、あるいは両方の組合せによって実行できることを認識されよう。さらに、本明細書で説明するこれらの一連のアクションは、実行時に、関連するプロセッサに本明細書で説明する機能を実行させるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形式のコンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施すべきものと見なすことができる。したがって、本発明の様々な態様は、すべてが請求する主題の範囲内に入ることが企図されているいくつかの異なる形式で実施できる。さらに、本明細書で説明する実施形態ごとに、そのような実施形態の対応する形式を、たとえば、記載のアクションを実行する「ように構成された論理」として本明細書で説明することがある。
本明細書ではユーザ機器(UE)と呼ばれる高データレート(HDR)加入者局は、モバイルでも固定でもよく、ノードBと呼ばれ得る1つまたは複数のアクセスポイント(AP)と通信することができる。UEは、ノードBのうちの1つまたは複数を介して、無線ネットワークコントローラ(RNC)との間でデータパケットを送受信する。ノードBおよびRNCは、無線アクセスネットワーク(RAN)と呼ばれるネットワークの部分である。無線アクセスネットワークは、複数のUE間に音声およびデータパケットをトランスポートすることができる。
無線アクセスネットワークは、無線アクセスネットワークの外部の追加のネットワークにさらに接続されていてもよく、そのようなコアネットワークは、特定のキャリア関連のサーバおよびデバイス、ならびに企業内イントラネット、インターネット、公衆交換電話網(PSTN)、サービング汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)など他のネットワークへの接続を含んでおり、各UEとそのようなネットワークとの間で音声およびデータパケットをトランスポートすることができる。1つまたは複数のノードBとのアクティブなトラフィックチャネル接続を確立したUEは、アクティブなUEと呼ぶことができ、トラフィック状態であると呼ぶことができる。1つまたは複数のノードBとのアクティブなトラフィックチャネル(TCH)接続を確立する過程にあるUEは、接続セットアップ状態であると呼ぶことができる。UEは、ワイヤレスチャネルまたは有線のチャネルを介して通信する任意のデータデバイスとすることができる。UEは、さらに、限定はしないが、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)デバイス、外付けまたは内蔵のモデム、またはワイヤレスまたは有線の電話を含むいくつかのタイプのデバイスのうちの任意のものでもよい。UEが信号をノードBに送る通信リンクは、アップリンクチャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。ノードBが信号をUEに送る通信リンクは、ダウンリンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用する場合、トラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向、またはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指し得る。
図1は、本発明の少なくとも1つの実施形態によるワイヤレス通信システム100の例示的な一実施形態のブロック図を示す。システム100は、パケット交換データネットワーク(たとえばイントラネット、インターネット、および/またはコアネットワーク126)とUE102、108、110、112との間にデータ接続を提供するネットワーク機器にアクセス端末102を接続することができるアクセスネットワークまたは無線アクセスネットワーク(RAN)120と、エアインターフェース104を介して通信している携帯電話102などのUEを含むことができる。本明細書に示すように、UEは、携帯電話102、携帯情報端末108、ここでは双方向テキストページャ、さらにはワイヤレス通信ポータルを有する個別のコンピュータプラットフォーム112と示されるページャ110とすることができる。したがって、本発明の実施形態は、それだけには限定されないが、ワイヤレスモデム、PCMCIAカード、パーソナルコンピュータ、電話、またはそれらの任意の組合せまたは部分的組合せを含めて、ワイヤレス通信ポータルを含む、またはワイヤレス通信機能を有する任意の形態のアクセス端末において実現することができる。さらに、本明細書で使用するように、他の通信プロトコル(すなわちW-CDMA以外)における「UE」という用語は、互換的に「アクセス端末」、「AT」、「ワイヤレスデバイス」、「クライアントデバイス」、「モバイル端末」、「移動局」、およびそれらの変形と呼ばれ得る。
再び図1を参照すると、ワイヤレス通信システム100の構成要素、および本発明の例示的な実施形態の要素の相互関係は、図示の構成に限定されない。システム100は、例にすぎず、ワイヤレスクライアントコンピューティングデバイス102、108、110、112などの遠隔UEが、無線で互いの間で、および/またはそれだけには限定されないが、コアネットワーク126、インターネット、PSTN、SGSN、GGSN、および/または他のリモートサーバを含めて、エアインターフェース104およびRAN120を介して接続される構成要素の間で通信することができる任意のシステムを含むことができる。
RAN120は、RNC122に送られる(一般的にデータパケットとして送られる)メッセージを制御する。RNC122は、サービング汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)とUE102/108/110/112との間のベアラチャネル(すなわち、データチャネル)のシグナリング、確立、およびティアダウンを行う役目を果たす。また、リンクレイヤ暗号化が可能な場合、RNC122は、エアインターフェース104を介してコンテンツを転送する前に、コンテンツを暗号化する。RNC122の機能は、当技術分野でよく知られており、簡潔のためにこれ以上は説明しない。コアネットワーク126は、ネットワーク、インターネット、および/または公衆交換電話網(PSTN)によってRNC122と通信することができる。代わりに、RNC122は、インターネットまたは外部ネットワークに直接接続することができる。一般的に、コアネットワーク126とRNC122との間のネットワークまたはインターネット接続は、データを転送し、PSTNは、ボイス情報を転送する。RNC122は、複数のノードB124に接続することができる。コアネットワーク126と同様の方法で、RNC122は、一般的に、データ転送および/またはボイス情報転送のために、ネットワーク、インターネット、および/またはPSTNによってノードB124に接続される。ノードB124は、データメッセージを、たとえば携帯電話102などのUEにワイヤレスでブロードキャストすることができる。当技術分野で知られているように、ノードB124、RNC122、および他の構成要素は、RAN120を形成することができる。しかし、代替構成が使用されてもよく、本発明は、図示の構成に限定されない。たとえば、別の実施形態では、RNC122、およびノードB124のうちの1つまたは複数の機能は、RNC122とノードB124の両方の機能を有する単一の「ハイブリッド」モジュールに縮小することができる。
図2Aは、本発明の一実施形態によるコアネットワーク126を示す。特に、図2Aは、W-CDMAシステム内に実装される汎用パケット無線サービス(GPRS)コアネットワークの構成要素を示す。図2Aの実施形態では、コアネットワーク126は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)160、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)165、およびインターネット175を含む。しかし、代替実施形態では、インターネット175および/または他の構成要素の部分がコアネットワークの外部に配置されていてもよいことを理解されたい。
一般に、GPRSは、インターネットプロトコル(IP)パケットを送信するために、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))電話によって使用されるプロトコルである。GPRSコアネットワーク(たとえば、GGSN165および1つまたは複数のSGSN160)は、GPRSシステムの中央部であり、W-CDMAベースの3Gネットワークのサポートも提供する。GPRSコアネットワークは、GSM(登録商標)コアネットワークの一体部であり、GSM(登録商標)およびW-CDMAネットワークにおけるIPパケットサービスのモビリティ管理、セッション管理、およびトランスポートを提供する。
GPRSトンネリングプロトコル(GTP)は、GPRSコアネットワークの限定的なIPプロトコルである。GTPは、GGSN165において、まるで1つの位置からインターネットに接続し続けながら、GSM(登録商標)またはW-CDMAネットワークのエンドユーザ(たとえば、アクセス端末)があちこちに移動することができるプロトコルである。これは、加入者のデータを加入者の現在のSSGN160から、加入者のセッションを処理しているGGSN165に転送することによって達成される。
GTPの3つの形態、すなわち(i)GTP-U、(ii)GTP-C、および(iii)GTP'(GTP Prime)がGPRSコアネットワークによって使用される。GTP-Uは、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストごとに分離されたトンネルでのユーザデータの転送に使用される。GTP-Cは、制御シグナリング(たとえば、PDPコンテキストのセットアップおよび削除、GSN到達可能性の検証、加入者があるSGSNから別のSGSNに移動したときなどの更新または変更)に使用される。GTP'は、GSNから課金機能への課金データの転送のために使用される。
図2Aを参照すると、GGSN165は、GPRSバックボーンネットワーク(図示せず)と外部パケットデータネットワーク175との間のインターフェースとして働く。GGSN165は、関連するパケットデータプロトコル(PDP)形式(たとえば、IPまたはPPP)のパケットデータを、SGSN160から来るGPRS着信パケットから抽出し、対応するパケットデータネットワーク上でパケットを発送する。他方の方向では、着信データパケットは、GGSN165によってSGSN160に向けられ、SGSN160は、RAN120によってサービスされる宛先のUEの無線アクセスベアラ(RAB)を管理し、制御する。それによって、GGSN165は、ターゲットUEの現在のSGSNアドレス、およびそのユーザのプロファイルをそのロケーションレジスタ(たとえば、PDPコンテキスト内)に記憶する。GGSNは、IPアドレス割当ての役目を果たし、接続されたUEのデフォルトルータである。また、GGSNは、認証および課金機能を実行する。
一例では、SGSN160は、コアネットワーク126内の多くのSGSNのうちの1つの代表である。各SGSNは、関連する地理的サービスエリア内で、UEからおよびUEにデータパケットを配信する役目を果たす。SGSN160のタスクには、パケットルーティングおよび転送、モビリティ管理(たとえば、接続/切断およびロケーション管理)、論理リンク管理、および認証および課金機能などがある。SGSNのロケーションレジスタは、位置情報(たとえば、現在のセル、現在のVLRなど)、および、たとえばユーザまたはUEごとに1つまたは複数のPDPコンテキスト内など、SGSN160に登録されたすべてのGPRSユーザのユーザプロファイル(たとえば、パケットデータネットワークで使用するIMSI、PDPアドレスなど)を記憶する。したがって、SGSNは、(i)GGSN165からのダウンリンクGTPパケットの逆トンネリング、(ii)GGSN165方向のIPパケットのアップリンクトンネル、(iii)UEがSGSNサービスエリアの間を移動するときのモビリティ管理の実行、(iv)モバイル加入者の支払い請求の役目を果たす。当業者なら理解するように、(i)〜(iv)の他に、GSM/EDGEネットワークのために構成されたSGSNは、W-CDMAネットワークのために構成されたSGSNと比較して、わずかに異なる機能を有する。
RAN120(またはユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)システムアーキテクチャにおけるUTRANなど)は、フレームリレーまたはIPなどの送信プロトコルによって、Iuインターフェースを介してSGSN160と通信する。SGSN160は、SGSN160および他のSGSN(図示せず)と内部のGGSNとの間のIPベースのインターフェースであり、上記で定義されたGTPプロトコル(たとえば、GTP-U、GTP-C、GTP'など)を使用するGnインターフェースを介してGGSN165と通信する。図2Aには示されていないが、Gnインターフェースは、ドメインネームシステム(DNS)によっても使用される。GGSN165は、公衆データネットワーク(PDN)(図示せず)に、次にインターネット175に、IPプロトコルによるGiインターフェースを介して直接、またはワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)ゲートウェイを介して接続される。
PDPコンテキストは、UEがアクティブなGPRSセッションを有するとき、特定のUEの通信セッション情報を含む、SGSN160とGGSN165の両方に存在するデータ構造である。UEは、GPRS通信セッションを開始することを望むとき、まず、SGSN160に接続し、次いでGGSN165によりPDPコンテキストを起動させなければならない。これによって、加入者が現在訪問しているSGSN160、およびUEのアクセスポイントにサービスしているGGSN165において、PDPコンテキストデータ構造が割り振られる。
図2Bは、図1のワイヤレス通信システム100の一例をより詳細に示す。特に、図2Bを参照すると、UE1...Nは、異なるパケットデータネットワークのエンドポイントによってサービスされる位置でRAN120に接続するものとして示されている。図2Bの例は、W-CDMAシステムおよび用語に固有のものであるが、1xEV-DOシステムに適合するために図2Bをどのように変更することができるかは理解されよう。したがって、UE1およびUE3は、第1のパケットデータネットワークエンドポイント162(たとえば、SGSN、GGSN、PDSN、ホームエージェント(HA)、外部エージェント(FA)などに対応し得る)によってサービスされる部分でRAN120に接続する。第1のパケットデータネットワークエンドポイント162は、次に、ルーティングユニット188を介して、インターネット175、および/または認証、認可、およびアカウンティング(AAA)サーバ182、プロビジョニングサーバ184、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)/セッション開始プロトコル(SIP)登録サーバ186、および/またはアプリケーションサーバ170のうちの1つまたは複数に接続する。UE2およびUE5...Nは、第2のパケットデータネットワークエンドポイント164(たとえば、SGSN、GGSN、PDSN、FA、HAなどに対応し得る)によってサービスされる部分でRAN120に接続する。第1のパケットデータネットワークエンドポイント162と同様に、第2のパケットデータネットワークエンドポイント164は、次に、ルーティングユニット188を介して、インターネット175、および/またはAAAサーバ182、プロビジョニングサーバ184、IMS/SIP登録サーバ186、および/またはアプリケーションサーバ170のうちの1つまたは複数に接続する。UE4は、直接インターネット175に接続し、次いでインターネット175を介して、上記のシステム構成要素のうちのいずれかに接続することができる。
図2Bを参照すると、UE1、UE3、およびUE5...Nは、ワイヤレス携帯電話として示され、UE2は、ワイヤレスタブレット型PCとして示され、UE4は、有線のデスクトップステーションとして示されている。しかし、他の実施形態では、ワイヤレス通信システム100が任意のタイプのUEに接続することができ、図2Bに示される例は、システム内に実装され得るUEのタイプを制限するものではない。また、AAA182、プロビジョニングサーバ184、IMS/SIP登録サーバ186、およびアプリケーションサーバ170はそれぞれ、構造的に別のサーバとして示されているが、本発明の少なくとも1つの実施形態において、これらのサーバのうちの1つまたは複数は、統合されていてもよい。
さらに、図2Bを参照すると、アプリケーションサーバ170は、複数のメディア制御コンプレックス(MCC)1...N170Bと複数の地域ディスパッチャ1...N170Aとを含むものとして示されている。集合的に、地域ディスパッチャ170AおよびMCC170Bは、少なくとも1つの実施形態では、ワイヤレス通信システム100内の通信セッション(たとえば、IPユニキャストプロトコルおよび/またはIPマルチキャストプロトコルを介した半二重グループ通信セッション)を調停するように集合的に機能するサーバの分散型ネットワークに対応することができるアプリケーションサーバ170内に含まれる。たとえば、アプリケーションサーバ170によって調停される通信セッションは、理論上、システム100内のどこかに位置するUE間で行われ得るので、調停された通信セッションの待ち時間を減らすために(たとえば、北米のMCCが中国にあるセッション参加者間で媒体をあちこち中継しないように)、複数の地域ディスパッチャ170AおよびMCCが分散される。したがって、アプリケーションサーバ170を参照すると、関連する機能は、地域ディスパッチャ170Aのうちの1つまたは複数、および/またはMCC170Bのうちの1つまたは複数によって実施することができることを理解されよう。地域ディスパッチャ170Aは、全般的に、通信セッションを確立することに関連する任意の機能(たとえば、UE間のシグナリングメッセージの処理、告知メッセージのスケジューリングおよび/または送信など)を受け持ち、MCC170Bは、通話中シグナリング、調停された通信セッション中の媒体の実際の交換を行うことを含めて、呼インスタンスの間の通信セッションをホストする役目を果たす。
図3を参照すると、たとえば携帯電話などのUE200(ここではワイヤレスデバイス)は、プラットフォーム202を有し、プラットフォーム202は、RAN120から送信され、最終的にはコアネットワーク126、インターネット、および/または他のリモートサーバおよびネットワークから来る可能性がある、ソフトウェアアプリケーション、データ、および/またはコマンドを受信し、実行することができる。プラットフォーム202は、特定用途向け集積回路(「ASIC」208)または他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、または他のデータ処理デバイスに動作可能に結合されたトランシーバ206を含むことができる。ASIC208または他のプロセッサは、ワイヤレスデバイスのメモリ212内の任意の常駐プログラムとインターフェースするアプリケーションプログラミングインターフェース(「API」)210層を実行する。メモリ212は、読取り専用またはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EEPROM、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォームに共通の任意のメモリから構成することができる。プラットフォーム202は、メモリ212においてあまり使用されないアプリケーションを保持することができるローカルデータベース214も含み得る。ローカルデータベース214は、一般的に、フラッシュメモリセルであるが、たとえば磁気媒体、EEPROM、光学媒体、テープ、ソフトまたはハードディスクなど、当技術分野で知られている任意の二次記憶デバイスとすることができる。内部プラットフォーム202の構成要素は、当技術分野で知られているように、構成要素の中でも、アンテナ222、ディスプレイ224、プッシュツートークボタン228、およびキーパッド226などの外部デバイスに動作可能に結合されてもよい。
したがって、本発明の一実施形態は、本明細書で説明した機能を実行する能力を含むUEを含むことができる。当業者ならば理解するように、様々な論理素子は、本明細書で開示する機能を行うために、個別の要素、プロセッサ上で実行されるソフトウェアモジュール、またはソフトウェアとハードウェアの任意の組合せに組み込むことができる。たとえば、ASIC208、メモリ212、API210、およびローカルデータベース214はすべて、本明細書で開示する様々な機能をロードし、記憶し、実行するために協働的に使用することができ、したがって、これらの機能を実行するロジックは、様々な要素上に分散され得る。代わりに、機能を1つの個別部品に組み込むことができる。したがって、図3のUE200の特徴は、単に例示にすぎないものと見なされ、本発明は、示された特徴または構成に限定されない。
UE102またはUE200とRAN120との間のワイヤレス通信は、たとえば符号分割多元接続(CDMA)、W-CDMA、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元(OFDM)、Global System for Mobile Communications (GSM(登録商標))、またはワイヤレス通信ネットワークまたはデータ通信ネットワークで使用され得る他のプロトコルなど、異なる技術に基づき得る。たとえば、W-CDMAでは、データ通信は、一般的に、クライアントデバイス102、ノードB124、およびRNC122の間である。RNC122は、コアネットワーク126、PSTN、インターネット、仮想専用ネットワーク、SGSN、GGSNなど複数のデータネットワークに接続することができ、したがって、UE102またはUE200は、より広い通信ネットワークにアクセスすることができる。上記で説明し、当技術分野で知られているように、ボイス送信、および/またはデータは、様々なネットワークおよび構成を使用してRANからUEに送信することができる。したがって、本明細書で提供する例は、本発明の実施形態を限定するためのものではなく、単に本発明の実施形態の態様の説明を助けるためのものにすぎない。
以下、本発明の実施形態は、全般的に、W-CDMAプロトコルおよび関連する用語に従って説明される(たとえば、移動局(MS)、モバイルユニット(MU)、アクセス端末(AT)などの代わりにUE、EV-DOでのBSCとは異なりRNC、EV-DOでのBSまたはMPT/BSとは異なりノードBなど)。しかし、W-CDMA以外のワイヤレス通信プロトコルに関連して本発明の実施形態をどのように適用することができるかは、当業者によって容易に理解されよう。
従来のサーバ調停型通信セッション(たとえば、半二重プロトコル、全二重プロトコル、VoIP、グループ・セッション・オーバーIPユニキャスト、グループ・セッション・オーバーIPマルチキャスト、プッシュツートーク(PTT)セッション、プッシュツートランスファ(PTX)セッションなどを介する)では、セッションまたは呼発信者は、アプリケーションサーバ170に通信セッションを開始する旨の要求を送り、アプリケーションサーバ170は次いで、呼の1つまたは複数のターゲットに送信するために、呼告知メッセージをRAN120に転送する。
ユーザ機器(UE)は、ユニバーサル移動通信サービス(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)(たとえば、RAN120)において、アイドルモードまたは無線リソース制御(RRC)接続モードのいずれかとすることができる。
UEモビリティおよびアクティビティに基づいて、RRC接続モードである間、RAN120は、いくつかのRRC下位状態、すなわちCELL_PCH、URA_PCH、CELL_FACH、およびCELL_DCH状態の間で移行するようUEに指示することができ、これらは次のように特徴づけることができる。
・CELL_DCH状態では、アップリンクおよびダウンリンクにおいて、UEには専用物理チャネルが割り振られ、UEは、その現在のアクティブセットによってセルレベルで認識され、UEには専用トランスポートチャネル、ダウンリンクおよびアップリンク(TDD)共有トランスポートチャネルが割り当てられており、これらのトランスポートチャネルの組合せをUEによって使用することができる。
・CELL_FACH状態では、UEには専用物理チャネルは割り振られず、UEは、順方向アクセスチャネル(FACH)を連続的に監視し、UEは、アップリンクにおけるデフォルトの共通または共有トランスポートチャネル(たとえば、チャネルを取得し、送信電力を調整するための電力ランプアップ手順による競合ベースのチャネルであるランダムアクセスチャネル(RACH))が割り当てられ、UEはそのトランスポートチャネルのアクセス手順に従って送信することができ、UEの位置は、UEが前のセル更新を最後に行ったセルによってセルレベルでRAN120によって認識され、TDDモードでは、1つまたは複数のUSCHまたはDSCHトランスポートチャネルが確立されている可能性がある。
・CELL_PCH状態では、UEには専用物理チャネルは割り振られず、UEは、アルゴリズムでPCHを選択し、関連するPICHを介して選択されたPCHを、DRXを使用して監視し、アップリンクアクティビティは不可であり、UEの位置は、UEがCELL_FACH状態でセル更新を最後に行ったセルによってセルレベルでRAN120によって認識される。
・URA_PCH状態では、UEには専用物理チャネルは割り振られず、UEは、アルゴリズムでPCHを選択し、関連するPICHを介して選択されたPCHを、DRXを使用して監視し、アップリンクアクティビティは不可であり、UEの位置は、CELL_FACH状態で最後のURA更新中にUEに割り当てられたUTRAN登録エリア(URA)によって登録エリアレベルでRAN120に認識される。
したがって、URA_PCH状態(またはCELL_PCH状態)は、UEが定期的に起動して、ページングインジケータチャネル(PICH)、および必要な場合、関連するダウンリンクページングチャネル(PCH)をチェックする休止状態に対応し、セル再選択、定期的なセル更新、アップリンクデータ送信、ページング応答、再度入ったサービスエリアのイベントについては、UEは、CELL_FACH状態に入ってセル更新メッセージを送ることができる。CELL_FACH状態では、UEは、ランダムアクセスチャネル(RACH)上でメッセージを送り、順方向アクセスチャネル(FACH)を監視することができる。FACHは、RAN120からのダウンリンク通信を運び、セカンダリ共通制御物理チャネル(S-CCPCH)にマップされる。CELL_FACH状態から、UEは、CELL_FACH状態でのメッセージングに基づいてトラフィックチャネル(TCH)が得られた後、CELL_DCH状態になり得る。無線リソース制御(RRC)接続モードでの従来の専用トラフィックチャネル(DTCH)からトランスポートチャネルへのマッピングを示す表が、次の通り、表1に示される。
Figure 0005581402
表記(rel. 8)および(rel. 7)は、関連する3GPPリリースを示し、監視またはアクセスのために、示されたチャネルが導入されている。
アプリケーションサーバ170によって調停される通信セッションは、少なくとも1つの実施形態では、遅延敏感または高優先度のアプリケーションおよび/またはサービスに関連付けられ得る。たとえば、アプリケーションサーバ170は、少なくとも1つの実施形態ではPTTサーバに対応することができ、PTTセッションにおける重要な基準は、高速セッションセットアップ、およびセッションの全体にわたって所与のレベルのサービス品質(QoS)を維持することであることは理解されよう。
上記で説明したように、RRC接続モードで、所与のUEは、RAN120とデータを交換するためにCELL_DCHまたはCELL_FACHのいずれかで動作することができ、それによって、所与のUEはアプリケーションサーバ170に達することができる。上記のように、CELL_DCH状態では、アップリンク/ダウンリンク無線ベアラは、専用物理チャネルリソース(たとえば、UL DCH、DL DCH、E-DCH、F-DPCH、HS-DPCCHなど)を消費する。これらのリソースの一部は、高速共有チャネル(すなわち、HSDPA)の操作のためにも消費される。CELL_FACH状態では、アップリンク/ダウンリンク無線ベアラは、共通トランスポートチャネル(RACH/FACH)にマップされる。それによって、CELL_FACH状態では、専用物理チャネルリソースの消費はない。
従来、RAN120は、実質的にRAN120(たとえば、RAN120のサービングRNC122)で測定される、または1つまたは複数の測定報告で所与のUE自体から報告されるトラフィック量に基づいて、CELL_FACHとCELL_DCHとの間で所与のUEを移行させる。具体的には、RAN120は特定のUEを、アップリンクで測定および/または報告される、またはダウンリンクで測定および/または報告されるUEの関連トラフィック量が、CELL_DCH状態遷移決定を行うためにRAN120によって使用されるEvent4a閾値のうちの1つまたは複数よりも多い場合にCELL_FACH状態からCELL_DCH状態に移行するように従来の方法で構成され得る。
従来、発信側UEが呼要求メッセージをアプリケーションサーバ170に送って通信セッションを開始しようとする場合、発信側UEはセルの更新プロシージャを実行し、その後CELL_FACH状態またはCELL_DCH状態のいずれかに移行する。発信側UEはCELL_FACH状態に移行する場合、RACHで呼要求メッセージをRAN120に送信することができる。そうではなく、発信側UEはCELL_DCH状態に移行する場合、逆方向リンクDCHまたはE-DCHで呼要求メッセージをRAN120に送信することができる。呼要求メッセージは一般的にサイズが比較的小さく、典型的には発信側UEをCELL_DCH状態に移行させるかどうかを判定する際にRAN120によって使用されるEvent4a閾値を上回ると予想されることはない。
CELL_FACH状態では、発信側UEは、より迅速に呼要求メッセージの送信を開始することができ(たとえば、RAN120で、サービングノードBとサービングRNCとの間で無線リンク(RL)が確立されなくてもよいため、発信側UEとサービングノードBとの間でL1同期プロシージャが実行されなくてもよいため)、発信側UEによってDCHリソースが消費されることはない。しかし、RACHは一般に、DCHまたはE-DCHと比較してより低いデータレートと関連している。したがって、潜在的に呼要求メッセージの送信をより早い時点でより早く開始することを可能にする一方で、RACHでの呼要求メッセージの送信には、いくつかの例でのDCHまたはE_DCHでの同様の送信と比較して、完了するためにより長い時間がかかる可能性がある。したがって、一般的には、発信側UEには、RACHと比較してDCHまたはE_DCHでより高いトラフィック量を送ることがより効率的であり、一方でより小さなメッセージが、DCHセットアップからオーバーヘッドを招くことなく、RACHで相対的な効率で送られ得る。
上記のように、発信側UEの状態(たとえばCELL_DCHまたはCELL_FACHなど)は、発信側UEによって送られるアップリンクデータ量に基づいて判定される。たとえば、規格では、トラフィック量測定(TVM)レポートをトリガするためのEvent4a閾値を定義している。Event4a閾値は、規格の中で指定されており、各アップリンク無線ベアラのバッファ占有率を要約するトラフィック量測定レポートをトリガするためにUEによって使用される。
規格の中で定義されていないその他のパラメータは、所与のUEのCELL_DCH状態への状態遷移をトリガするためのアップリンクEvent4a閾値、および所与のUEのCELL_DCH状態への状態遷移をトリガするためのダウンリンクEvent4a閾値である。諒解されるように、アップリンクEvent4a閾値およびダウンリンクEvent4a閾値が規格の中で「未定義」であることは、各々の閾値はベンダーによって、または異なるRANでの実装によって異なり得るということを意味する。
CELL_FACH状態でのアップリンクEvent4a閾値を参照すると、報告される各無線ベアラのアップリンクバッファ占有率がアップリンクEvent4a閾値を上回る場合、RNC122はUEをCELL_DCHに移動させる。一例では、この決定は合計のバッファ占有率または個々の無線ベアラのバッファ占有率に基づいてなされてもよい。CELL_DCH遷移を決定するために合計のバッファ占有率が使用された場合、TVMをトリガするために同じ閾値が使用され得る。同様に、CELL_FACH状態でのダウンリンクEvent4a閾値を参照すると、UEの無線ベアラのダウンリンクバッファ占有率がダウンリンクEvent4a閾値を上回る場合、RNC122はUEをCELL_DCHに移動させる。一例では、この決定は合計のバッファ占有率または個々の無線ベアラのバッファ占有率に基づいてなされてもよい。
したがって、呼要求メッセージのサイズは、発信側UEがCELL_FACH状態に移行するのか、またはCELL_DCH状態に移行するのかどうかを判定することができる。具体的には、RAN120でCELL_DCH状態判定を行うために、Event4a閾値のうちの1つが従来の方法で使用される。したがって、Event4a閾値を上回る場合、RAN120はUEのCELL_DCH状態移行をトリガする。
しかしながら、RAN120自体の処理速度または応答性もまた、呼要求メッセージを送信するためのより効率的な選択肢がCELL_DCH状態であるのか、またはCELL_FACH状態であるのかどうかに影響を及ぼす可能性がある。たとえば、RAN120が、セル更新メッセージの受信後10ミリ秒(ms)以内にDCHリソースを発信側UEに割り振ることができる場合、発信側UEのCELL_DCH状態移行は比較的早いと思われるので、DCHへの移行は、遅延敏感な呼要求メッセージの送信に適していると思われる。一方で、RAN120が、セル更新メッセージの受信後100ミリ秒(ms)後にようやくDCHリソースを発信側UEに割り振ることができる場合、発信側UEのCELL_DCH状態移行は比較的遅いと思われるので、呼要求メッセージの送信は、実際にはRACH上よりも早く完了すると思われる。
諒解されるように、より低いEvent4a閾値は、DCHが適時にデータ交換を完了することを必ずしも要求しない、より頻繁なUEへのDCHリソースの割振りを引き起こすために、Event4a閾値は典型的に、効率的なリソース利用を達成するために十分高く設定される。しかしながら、Event4a閾値を上回らないデータ送信が、RAN120の処理速度および送信されるデータ量に基づいて、CELL_FACH状態またはCELL_DCH状態のいずれかよりも迅速に送信され得るということが考えられる。しかしながら上記のように、従来のRANは、CELL_DCH状態遷移の判定を行う際に、測定または報告されたトラフィック量がEvent4a閾値を上回るかどうかの他に、基準を評価することはない。
W-CDMA Rel.6では、トラフィック量指標(TVI)と呼ぶ新たな特徴が導入され、これによって発信側UEは、セル更新プロシージャの間にセル更新メッセージ内にTVIを含む選択肢を持つ。RAN120は、TVIを含む(すなわちTVI=真)セル更新メッセージを、TVMレポートをトリガするためのEvent4a閾値を上回ったように(すなわち換言すると、アップリンクトラフィック量のバッファ占有率がTVMレポートをトリガするためのEvent4a閾値を上回るように)解釈するので、RAN120は、発信側UEを直接CELL_DCH状態に移行させる。代わりに、セル更新メッセージの中にTVIが含まれていない場合、RAN120は単に、Event4aのためのトラフィック量測定レポートを受信すると、発信側UEをCELL_DCH状態に移行させる。
したがって、本発明の実施形態はUE支援の状態遷移を対象とし、それによって発信側UEは、アプリケーションサーバ170に送られる呼要求メッセージのサイズに基づいて(たとえば図4Aにおけるように)、および/または開始される通信セッションのタイプに基づいて(たとえば図4Bにおけるように)、セル更新メッセージの中に選択的にTVIを含む。図4Aの実施形態では、たとえば、発信側UEは、特定の呼要求メッセージがRACHで送られるべきか、またはDCHで送られるべきかどうかを判定する際にサイズ閾値を使用する。一例では、サイズ閾値は、UEのためにCELL_DCH状態遷移をトリガするためにRAN120ですでに確立されているEvent4a閾値よりも小さい。図4Bの実施形態では、たとえば、発信側UEは、特定の呼要求メッセージがRACHで送られるべきか、またはDCHで送られるべきかどうかを判定する際に、判定された通信セッションのタイプ(たとえばPTT、VoIPなど)を使用する。したがって、発信側UE自体は、自身の呼要求メッセージのサイズのサイズ閾値との比較、および/または呼またはセッションタイプの判定に基づいて、RAN120が発信側UEをCELL_DCHに移行するのか、またはCELL_FACHに移行するのかどうかを制御することができる。
以下、図4Aから図5Bは、本発明の実施形態によるシステム100が広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)を使用するユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)に対応するUE状態移行過程を示す。しかし、図4Aから図5BがどのようにW-CDMA以外のプロトコルによる通信セッションを対象とし得るかは、当業者であれば理解されよう。さらに、アプリケーションサーバ170がPTTサーバに対応する、本明細書で言及するいくつかのシグナリングメッセージについて説明する。しかし、他の実施形態がシステム100のUEにPTT以外のサービス(たとえば、プッシュツートランスファ(PTX)サービス、VoIPサービス、グループ-テキストセッションなど)を提供するサーバを対象とし得ることは理解されよう。
図4Aは、ワイヤレス通信システム内の発信側UEで実施される状態決定過程を示す。図4Aを参照すると、400Aで、所与のUE(「発信側UE」)がURA_PCHまたはCELL_PCH状態のいずれかで動作していると仮定する。405Aで、URA_PCHまたはCELL_PCH状態のいずれかにある間、発信側UEはアプリケーションサーバ170によって調停される通信セッションを開始するための要求を受信する。たとえば、受信される405Aの要求は、発信側UEのユーザがPTT通信セッションを開始するためにPTTボタンを押したという表示を受信する発信側UEで実行されるマルチメディアクライアントアプリケーションまたはAPIに対応し得る。
次に、410Aで、発信側UEは通信セッションの開始のために送られる呼要求メッセージのサイズを判定する。たとえば、異なる通信セッションのための呼要求メッセージは、異なるサイズ(すなわち異なるビット数)を持ち得る。たとえば、アプリケーションサーバ170によって調停される呼のタイプは、呼要求メッセージ(たとえばVoIPセッション、PTTセッション、PTXセッションなど)のサイズに影響を及ぼし得る。呼が閾値サイズ(たとえば3人以上の参加者など)に少なくとも等しいグループとのグループ通信セッションに対応する場合、通信セッションの中で発信側UEが参加しようとするグループのサイズもまた、呼要求メッセージのサイズに影響を及ぼし得る(たとえば、大きなアドホックグループは、より大きな呼要求メッセージサイズを持つ場合がある)。別の実施例では、呼要求メッセージは、アプリケーションサーバ170での位置に基づく決定を容易にするために、発信側UEの位置情報と任意でひとまとめにされてもよく、このタイプの位置情報は、呼要求メッセージのサイズを大きくする。
410Aで呼要求メッセージのサイズを判定した後、発信側UEは、415Aで、呼要求メッセージをCELL_FACH状態のRACHで送るのか、またはCELL_DCH状態のDCHもしくはE-DCHで送るのかどうかを判定するために、410Aで判定されたサイズを所与のサイズ閾値と比較する。具体的には、呼要求メッセージのサイズが所与のサイズ閾値を上回らないと判定される場合、415Aの決定は、呼要求メッセージをRACHで送ることを判定し、過程は図5Aの500Aに進む。それ以外に、呼要求メッセージのサイズが所与のサイズ閾値を上回ると判定される場合、415Aの決定は、呼要求メッセージをDCHまたはE-DCHで送ることを判定し、過程は図5Bの500Bに進む。
一例では、呼要求メッセージの送信のためにCELL_DCH状態とCELL_FACH状態との間で選択を行うために発信側UEによって使用される所与のサイズの閾値は、発信側UEがセル更新メッセージを送信した後、RAN120がどれくらい迅速にDCHリソースを発信側UEに割り振ると予想されるかに、部分的に基づき得る。当業者なら諒解するように、RAN120がDCHの割振りを比較的迅速に達成すると予想される場合、所与のサイズ閾値は比較的低い値に設定され得る。同様に、RAN120がDCHの割振りを比較的ゆっくり達成すると予想される場合、所与のサイズ閾値は比較的高い値に設定され得る。しかしながら、少なくとも1つの実施形態では、何らかの場合にEvent4a閾値がCELL_DCH状態遷移をRAN120に対してトリガするので、所与のサイズ閾値はEvent4a閾値(たとえばアップリンクEvent4a閾値、TVMレポートをトリガするためのEvent4a閾値など)よりも高く設定されることはない。
図4Aには明示的に図示していないが、発信側UEは、アプリケーションサーバ170によって、発信側UEのサービングRANのための所与のサイズ閾値を通知され得る。一例では、図4Aの過程が実行される前に、発信側UEはUEの現在のサービングネットワークの識別子(たとえばPLMN ID)をアプリケーションサーバ170に報告する。アプリケーションサーバ170のオペレータは次いで、(たとえば様々なネットワークの履歴パフォーマンスデータに基づいて確立されたルックアップ表に基づいて)UEのサービングRANのパフォーマンス予想値を判定し、そのパフォーマンス予想値に基づいて発信側UEのための所与のサイズ閾値を設定する。所与のサイズ閾値は次いで、発信側UEに中継される。発信側UEが新たなサービングネットワークまたはRANに移動する場合、この過程は所与のサイズ閾値を新たな値に更新するために繰り返されてもよい。
図4Aは主に、UEが呼メッセージをDCHで送信するのか、またはRACHで送信するのかを判定する際に呼メッセージのサイズの推定に依存するが、図4Bは、開始される通信セッションのタイプ(たとえばPTT、VoIPなど)が、呼メッセージを送信するための逆方向リンクチャネルを選択するためにUEによって使用される実施形態を対象とする。
図4Bは、本発明の別の実施形態による、ワイヤレス通信システム内の発信側UEで実装される状態決定過程を示す。図4Bを参照すると、400Bで、所与のUE(「発信側UE」)がURA_PCHまたはCELL_PCH状態のいずれかで動作していると仮定する。405Bで、URA_PCHまたはCELL_PCH状態のいずれかにある間、発信側UEはアプリケーションサーバ170によって調停される通信セッションを開始するための要求を受信する。たとえば、受信される405Bの要求は、発信側UEのユーザがPTT通信セッションを開始するためにPTTボタンを押したという表示を受信する発信側UEで実行されるマルチメディアクライアントアプリケーションまたはAPIに対応し得る。
次に、発信側UEは405B、410Bで要求された通信セッションのタイプを判定する。たとえば、発信側UEは、従来の音声通話、PTTまたはPTXセッション、VoIPセッションなど、いくつかの異なるタイプの通信セッションに参加することができてもよい。これらの異なる通信セッションのタイプは、遅延敏感性など、セッションのセットアップに関して異なる要件に関連していてもよい。たとえば、PTTセッションは特に遅延に敏感であることが知られている。
410Bで通信セッションのタイプを判定した後、発信側UEは、415Bで、呼要求メッセージをCELL_FACH状態のRACHで送るのか、またはCELL_DCH状態のDCHもしくはE-DCHで送るのかどうかを判定するために、410Bで判定されたタイプを所与のセッションタイプのリストと比較する。一例では、所与のセッションタイプのリストが確立され得るので、判定されたタイプが所与のリストにあることを比較が示す場合、発信側UEは呼要求メッセージを送信するためにDCHまたはE-DCHを選択する。この場合、所与のセッションタイプのリストは、PTTまたはPTXセッションなど、比較的遅延に敏感な通信セッションに対応してもよい。代替的に、所与のセッションタイプのリストが確立され得るので、判定されたタイプが所与のリストにあることを比較が示す場合、発信側UEは呼要求メッセージを送信するためにRACHを選択する。この場合、所与のセッションタイプのリストは、従来の呼またはVoIPセッションなど、特に遅延に敏感ではない通信セッションに対応してもよい。
図4Bを参照すると、415Bの決定が呼要求メッセージをRACHで送信することを判定する場合、過程は図5Aの500Aに進む。そうではなく、415Bの決定が呼要求メッセージをDCHまたはE-DCHで送信することを判定する場合、過程は図5Bの500Bに進む。
図5Aを参照すると、図4Aの415Aまたは図4Bの415Bで、発信側UEから呼要求メッセージをCELL_FACH状態のRACHで送信すると判定した後、500Aで、発信側UEはTVIなしのセル更新メッセージを構成するので、RAN120は発信側UEをCELL_DCH状態に移行しない。たとえば、上記で説明したように、W-CDMA Rel.6ではTVIと呼ぶ新たな特徴が導入され、これによって発信側UEは、RAN120がどのようにEvent4aの条件を評価するのかを制御するために、セル更新プロシージャの間にセル更新メッセージ内にTVIを含む選択肢を持つ。したがって、図4Aの410Aまたは図4Bの410Bで、通信セッションの呼のタイプを判定すること、および/または呼のタイプから呼要求メッセージのサイズを推測すること(たとえば直通の呼については小さなメッセージサイズを推測すること、アドホックグループ呼については大きなメッセージサイズを推測することなど)以外に、発信側UEは、呼要求メッセージによって開始される関連した呼のタイプに基づいて、セル更新メッセージのためにTVI設定を判定することもできる。たとえば、500Aの構成(TVI=偽またはTVI=0)は、直通呼に対応する呼要求メッセージの呼タイプの検出に反応し得る。
したがって、505Aで、発信側UEはTVIなしのセル更新メッセージをRACHでRAN120に送信し、510Aで、RAN120は、発信側UEにCELL_FACH状態に移行するように指示するセル更新確認メッセージをFACHで送信することによって、セル更新メッセージに応答する。当業者なら諒解するように、URA_PCHまたはCELL_PCH状態からCELL_FACH状態への遷移は、RAN120でサービングノードBとサービングRNCとの間で無線リンク(RL)がセットアップされることを必要としないので、510Aのセル更新確認メッセージは、UEにCELL_DCH状態に移行するように指示するセル更新メッセージに比べて比較的迅速に送られ得る。
515Aで、発信側UEは510Aのセル更新確認メッセージを受信し、CELL_FACH状態に移行する。従来では、RAN120からセル更新確認メッセージを受信すると、発信側UEはセル更新確認応答メッセージで応答し、その後RACHでRAN120にデータを送ることを許可される。しかしながら、図5Aの実施形態では、発信側UEおよびRAN120は、セル更新確認応答メッセージが送られる前に発信側UEがデータを送信することができるように構成されている。諒解されるように、セル更新確認応答メッセージの前に呼要求メッセージを送ることは、データのより早い送信につながり得るが、本発明の各実施形態において必ずしも必須の特徴ではない。
したがって、520Aで、セル更新確認応答メッセージがRACHでRAN120に送られる前に、発信側UEは第1の呼要求メッセージをRACHでRAN120に送信し、525Aで、RAN120は呼要求メッセージをアプリケーションサーバ170に転送する。530Aで、呼要求メッセージを受信し、関連した呼ターゲットの位置を特定すると、アプリケーションサーバ170は各呼ターゲットに通信セッションを告知する。535Aで、発信側UEは、少なくとも呼要求メッセージがアプリケーションサーバ170によって確認応答されるまで、所与の間隔で呼要求メッセージを繰り返し、そのようにして第2の呼要求メッセージが発信側UEによって送られる。
520Aおよび535Aで呼要求メッセージを送った後、540Aで、発信側UEはセル更新確認応答メッセージをRACHでRAN120に送る。上記のように、セル更新確認応答メッセージの送信は、従来通りにRACHでのデータの送信の前に生じる一方で、発信側UEおよびRAN120は、図5Aの実施形態において、RACHでのデータの「早期」送信を可能にするように特に構成されている。
アプリケーションサーバ170に戻ると、525Aからの呼要求メッセージを復号した後、545Aで、アプリケーションサーバ170は、発信側UEへの送信のために、呼要求ACKをRAN120に送る。550Aで、RAN120はアプリケーションサーバ170から呼要求ACKを受信し、呼要求ACKをFACHで発信側UEに送信する。呼要求ACKは、530Aで告知メッセージが送られた後で生じるように示されているが、本発明の他の実施形態では、呼要求ACKは告知メッセージと同時に、またはその前に送信され得ることが諒解されよう。
当業者なら諒解するように、アプリケーションサーバ170は一般に、発信側UEがRAN120にCELL_FACH状態で接続されているのか、またはCELL_DCH状態で接続されているのかどうかを認識しない。しかしながら、通信セッションの間のパフォーマンスおよび信頼度を向上させるために、アプリケーションサーバ170は一般に、発信側UEをCELL_DCH状態で維持することを望む。したがって、本発明の一実施形態で、アプリケーションサーバ170は、555Aで発信側UEがすでにCELL_DCH状態で動作していると予想されるかどうかを推測するために、(i)525Aで受信される呼要求メッセージのサイズ、および/または(ii)開始のために要求される通信セッションのタイプを評価するように構成されている。たとえば、555Aで、アプリケーションサーバ170の評価は、発信側UEで、図4Aの415Aと同様に、呼要求メッセージのサイズを所与のサイズ閾値と比較することに対応し得る。たとえば、上記のように、図4A(または図5A)の過程が実行される前に発信側UEはその現在のサービングネットワークを、(たとえばサービングネットワークのPLMN IDをアプリケーションサーバ170に伝達することによって)アプリケーションサーバ170に報告することができる。次いで、アプリケーションサーバ170は、UEのサービングネットワークに基づいて、発信側UEのための所与のサイズ閾値を設定することができる。その後、アプリケーションサーバ170は、UEのサービングネットワークの所与のサイズ閾値および/またはEvent4a閾値のうちの1つまたは複数よりも大きなサイズのメッセージがアプリケーションサーバ170で発信側UEから受信された場合、発信側UEが自身をCELL_DCH状態に移行させたと仮定する。代替例では、555Aで、アプリケーションサーバ170の評価は、発信側UEで、図4Bの415Bと同様に、通信セッションのタイプを所与の通信セッションタイプリストと比較することに対応し得る。
図5Aの実施形態で、アプリケーションサーバ170は、560Aで、UEのためのDL Event4a閾値よりも大きいか、またはそれと等しいサイズのダミーパケットを発信側UEに送信することによって、発信側UEのCELL_DCH状態への送信を促進することを判定する。たとえば、発信側UEをCELL_DCH状態に移行するというアプリケーションサーバ170の判定は、所与のサイズ閾値よりも小さいか、またはそれと等しい呼要求メッセージに反応し得る、および/または発信側UEによって開始される通信セッションのタイプに基づき得る。したがって、ダミーパケットは、発信側UEのためにRAN120自身のCELL_DCH状態遷移メカニズムをトリガするために十分大きく設定される。
本発明の別の実施形態で、アプリケーションサーバ170は単に、555Aの評価を実行しないで、呼要求メッセージが受信されるたびに、ダミーパケットを発信側UEに送ることができる。実装の面ではより簡単であるが、これによって、発信側UEがすでにCELL_DCH状態になっていたという意味で(たとえば、図5Aでは、UEはダミーパケットが送信されるまではCELL_DCH状態ではなかったが)、少なくともいくつかのダミーパケットが不必要に送られることになるということが諒解されよう。
図5Aを参照すると、565Aで、RAN120(特に、RAN120のサービングRNC)はダミーパケットを受信し、ダウンリンクトラフィック量がEvent4a TVM閾値を上回るようにするダミーパケットに基づいて、発信側UEをCELL_DCH状態に移行することを判定する。したがって、570Aで、DCHのためにRAN120でサービングノードBとサービングRNCとの間で無線リンク(RL)を確立した後、RAN120は無線ベアラ(RB)再構成メッセージをFACHを介して発信側UEに送信する。諒解されるように、570AではRB再構成メッセージとして示されているが、この再構成メッセージは代替的に、無線ベアラ、トランスポートチャネルまたは物理チャネルが再構成される発信側UEの上位層であるかどうかに基づいて、トランスポートチャネル(TCH)再構成メッセージまたは物理チャネル(PCH)再構成メッセージとして構成され得る。
575Aで、発信側UEはRB再構成メッセージを受信し、CELL_DCH状態に移行する。図5Aには明示的に図示していないが、発信側UEのCELL_DCHへの移行は、そのサービングノードBとともにL1同期プロシージャを完了することを含んでもよく、その後発信側UEは580Aで、RB再構成完了メッセージをDCHまたはE-DCHでRAN120に送信する。次いで、585AでRAN120はダミーパケットをDCHまたはHS-DSCHで発信側UEに送信し、次いで発信側UEは590Aで、ダミーパケットを復号して、その後ドロップする。
図5Bを参照すると、図4Aの415Aまたは図4Bの415Bで、発信側UEから呼要求メッセージをCELL_DCH状態のDCH(すなわちDCHまたはE-DCH)で送信すると判定した後、500Bで、発信側UEはTVIを伴う(すなわちTVI=真)セル更新メッセージを構成するので、RAN120は発信側UEをCELL_DCH状態に移行するように促される。たとえば、上記で説明したように、W-CDMA Rel.6ではTVIと呼ぶ新たな特徴が導入され、これによって発信側UEは、RAN120がどのようにEvent4aの条件を評価するのかを制御するために、セル更新プロシージャの間にセル更新メッセージ内にTVIを含む選択肢を持つ。したがって、図4Aの410Aまたは図4Bの410Bで、通信セッションの呼のタイプを判定すること、および/または呼のタイプから呼要求メッセージのサイズを推測すること(たとえば直通の呼については小さなメッセージサイズを推測すること、アドホックグループ呼については大きなメッセージサイズを推測することなど)以外に、発信側UEは、呼要求メッセージによって開始される関連した呼のタイプに基づいて、セル更新メッセージのためにTVI設定を判定することもできる。たとえば、500Aの構成(TVI=偽またはTVI=0)は、(たとえば図4Bにおけるように)アドホックグループ呼に対応する呼要求メッセージの呼のタイプを検出することに反応し得る、および/または(たとえば図4Aにおけるように)呼要求メッセージ自体のサイズを直接推定することに基づき得る。
したがって、505Bで、発信側UEはTVIを伴う(すなわちTVI=真)セル更新メッセージをRACHでRAN120に送信する。RAN120は、515Bで、サービングノードBとサービングRNCとの間で無線リンク(RL)を設定することによってセル更新メッセージに応答し、その後RAN120は、発信側UEにCELL_DCH状態に移行することを指示するセル更新確認メッセージをFACHで送信する。当業者なら諒解するように、URA_PCHまたはCELL_PCH状態からCELL_FACH状態への遷移とは異なり、URA_PCHまたはCELL_PCH状態からCELL_DCH状態への遷移は、RAN120でサービングノードBとサービングRNCとの間で無線リンク(RL)がセットアップされることを必要とするので、515Bのセル更新確認メッセージは、RLのセットアップに関連した所与のRAN処理遅延の後で送られる。
発信側UEは520Bで、515Bのセル更新確認メッセージを受信し、そのサービングノードBとともにL1同期プロシージャを実行することによって、CELL_DCHへの移行を開始する。520BのL1同期プロシージャを完了した後、525Bで、発信側UEはCELL_DCH状態で動作中であると見なされる。従来では、L1同期プロシージャを完了した後、発信側UEはセル更新確認応答メッセージを送信し、その後、逆方向リンクDCHまたはE-DCHでRAN120にデータを送ることを許可される。しかしながら、図5Bの実施形態では、発信側UEおよびRAN120は、L1同期プロシージャ後セル更新確認応答メッセージが送られる前に発信側UEがデータを送信することができるように構成されている。諒解されるように、セル更新確認応答メッセージの前に呼要求メッセージを送ることは、データのより早い送信につながり得るが、本発明の各実施形態において必ずしも必須の特徴ではない。
したがって、530Bで、セル更新確認応答メッセージが逆方向リンクDCHまたはE-DCHでRAN120に送られる前に、発信側UEは第1の呼要求メッセージを逆方向リンクDCHまたはE-DCHでRAN120に送信し、535Bで、RAN120は呼要求メッセージをアプリケーションサーバ170に転送する。540Bで、呼要求メッセージを受信し、関連した呼ターゲットの位置を特定すると、アプリケーションサーバ170は各呼ターゲットに通信セッションを告知する。545Bで、発信側UEは、少なくとも呼要求メッセージがアプリケーションサーバ170によって確認応答されるまで、所与の間隔で呼要求メッセージを繰り返し、そのようにして第2の呼要求メッセージが発信側UEによって送られる。
530Bおよび545Bで呼要求メッセージを送った後、550Bで、発信側UEはセル更新確認応答メッセージを逆方向リンクDCHまたはE-DCHでRAN120に送る。上記のように、セル更新確認応答メッセージの送信は、従来通りに逆方向リンクDCHまたはE-DCHでのデータの送信の前に生じる一方で、発信側UEおよびRAN120は、図5Bの実施形態において、DCHまたはE-DCHでのデータの「早期」送信を可能にするように特に構成されている。
アプリケーションサーバ170に戻ると、535Bからの呼要求メッセージを復号した後、555Bで、アプリケーションサーバ170は、発信側UEへの送信のために、呼要求ACKをRAN120に送る。560Bで、RAN120はアプリケーションサーバ170から呼要求ACKを受信し、呼要求ACKをDTCH/DCHまたはDTCH/HS-DSCHで発信側UEに送信する。呼要求ACKは、540Bで告知メッセージが送られた後で生じるように示されているが、本発明の他の実施形態では、呼要求ACKは告知メッセージと同時に、またはその前に送信され得ることが諒解されよう。
上記のように、アプリケーションサーバ170は一般に、発信側UEがRAN120にCELL_FACH状態で接続されているのか、またはCELL_DCH状態で接続されているのかどうかを認識しない。しかしながら、通信セッションの間のパフォーマンスおよび信頼度を向上させるために、アプリケーションサーバ170は一般に、発信側UEをCELL_DCH状態で維持することを望む。したがって、本発明の実施形態では、565Bで、アプリケーションサーバ170は、発信側UEがすでにCELL_DCH状態で動作していると予想されるかどうかを推測するために、(たとえば発信側UEで、図4Aと同様に)535Bで受信された呼要求メッセージのサイズ、および/または(たとえば発信側UEで、図4Bと同様に)開始される通信セッションの呼のタイプを評価するように構成されている。たとえば、565Bで、アプリケーションサーバ170の評価は、発信側UEで、図4Aの415Aと同様に、呼要求メッセージのサイズを所与のサイズ閾値と比較することに対応し得る。代替例では、565Bで、アプリケーションサーバ170の評価は、発信側UEで、図4Bの415Bと同様に、開始される通信セッションの呼のタイプを所与の通信セッションタイプリストと比較することに対応し得る。
図5Bの実施形態で、570Bで、アプリケーションサーバ170は、発信側UEが(たとえば呼要求メッセージが所与のサイズ閾値を上回っている、および/または通信セッションの呼タイプが所与のリストの中に挙げられているか、または挙げられていないために)おそらくはすでにCELL_DCH状態で動作していると判定し、それによってダミーパケットの送信を控える。特に、図5Bは、呼要求メッセージに応答してアプリケーションサーバ170から発信側UEに「無分別に」ダミーパケットを送信することは、少なくとも本実施形態の中では、発信側UEがこの時点ですでにCELL_DCH状態にあるため、全く必要ではないということを例によって示している。
本発明の上記で説明した実施形態における参照は、全体的に、「呼」および「セッション」の用語を互換的に使用しているが、任意の呼および/またはセッションは、異なる当事者間の実際の呼を含むものとして、または技術的に「呼」と見なされない可能性があるデータトランスポートセッションの代わりとして解釈されるものとすることを理解されよう。また、上記実施形態は、全体的に、PTTセッションに関して説明されているが、他の実施形態は、たとえばプッシュツートランスファ(PTX)セッション、緊急VoIP呼など、任意のタイプの通信セッションを対象としてもよい。
情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表すことができることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書で開示した実施形態に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装できることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
本明細書で開示する実施形態に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
本明細書で開示した実施形態と関連して説明した方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで直接実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐することができる。ASICはユーザ端末(たとえば、アクセス端末)中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を含むことができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、またはワイヤレス技術、たとえば赤外線、無線、およびマイクロ波を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、赤外線、無線、およびマイクロ波などの同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、またはワイヤレス技術は媒体の定義内に含まれる。本明細書で使用する場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フレキシブルディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザで光学的にデータを再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるものとする。
上記の開示は本発明の例示的な実施形態を示すが、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱することなく本明細書において様々な変更および修正を行うことができることに留意されたい。本明細書で説明した本発明の実施形態による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションを特定の順序で実行しなくてもよい。さらに、本発明の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
100 ワイヤレス通信システム
102 アクセス端末
104 エアインターフェース
108 携帯情報端末
110 ページャ
112 コンピュータプラットフォーム
120 無線アクセスネットワーク
122 無線ネットワークコントローラ
124 ノードB
126 コアネットワーク
160 サービングGPRSサポートノード(SGSN)
162 パケットデータネットワークエンドポイント
164 パケットデータネットワークエンドポイント
165 ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)
170 アプリケーションサーバ
170A 地域ディスパッチャ1...N
170B メディア制御コンプレックス(MCC)1...N
175 インターネット
182 アカウンティング(AAA)サーバ
184 プロビジョニングサーバ
186 インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)/セッション開始プロトコル(SIP)登録サーバ
188 ルーティングユニット
202 プラットフォーム
206 トランシーバ
208 特定用途向け集積回路(ASIC)
210 アプリケーションプログラミングインターフェース(API)
212 メモリ
214 ローカルデータベース
222 アンテナ
224 ディスプレイ
226 キーパッド
228 プッシュツートークボタン

Claims (42)

  1. ワイヤレス通信システム内のユーザ機器(UE)の状態を選択的に移行する方法であって、
    前記UEが、アプリケーションサーバによって前記UEの現在のサービングネットワークの情報と、履歴情報とに基づいて設定されたサイズ閾値を受信するステップと、
    前記UEで、前記アプリケーションサーバによって調停される少なくとも1つの他のUEとの通信セッションを開始することを判定するステップと、
    前記アプリケーションサーバによる前記通信セッションの開始を要求するために、前記UEによって送られる呼メッセージのサイズを判定するステップと、
    前記判定された前記呼メッセージのサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記呼メッセージを送信する逆方向リンクチャネルを選択するステップであって、
    前記判定された前記呼メッセージのサイズを前記サイズ閾値と比較するステップと、
    前記判定されたサイズが前記サイズ閾値を下回ることを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第1の逆方向リンクチャネルを選択するステップと、
    前記判定されたサイズが前記サイズ閾値を下回らないことを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第2の逆方向リンクチャネルを選択するステップとを含む、選択するステップと、
    前記UEを、前記選択された逆方向リンクチャネルでの送信をサポートする所与の状態に移行するステップと、
    前記UEが前記所与の状態に移行された後、前記選択された逆方向リンクチャネルで前記呼メッセージを送信するステップとを備え、
    前記サイズ閾値が、前記UEのために状態遷移をトリガするための既定の閾値よりも小さい方法。
  2. 前記通信セッションを開始することを判定する前記ステップは、前記通信セッションを開始するための前記UEのユーザからの要求に応答する請求項1に記載の方法。
  3. 前記判定された前記呼メッセージのサイズは、前記通信セッションに関連したワイヤレス通信プロトコル、および/または補足情報が前記呼メッセージとひとまとめにされているかどうかに少なくとも部分的に基づく請求項1に記載の方法。
  4. 前記ワイヤレス通信プロトコルは、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)、プッシュツートーク(PTT)またはプッシュツートランスファ(PTX)に対応する請求項3に記載の方法。
  5. 前記補足情報は、前記UEに関連した位置情報を含む請求項3に記載の方法。
  6. 前記第1の逆方向リンクチャネルは、逆方向リンク共有チャネルに対応する請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1の逆方向リンクチャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)に対応する請求項6に記載の方法。
  8. 前記第2の逆方向リンクチャネルは、逆方向リンク専用チャネルに対応する請求項5に記載の方法。
  9. 前記サイズ閾値は、オーバーヘッドを考慮する場合、前記サイズ閾値を下回るデータパケットが、前記第1の逆方向リンクチャネルでより迅速に送信を完了することができると予想され、前記サイズ閾値を下回らないデータパケットが、前記第2の逆方向リンクチャネルでより迅速に送信を完了することができると予想されるように構成される請求項5に記載の方法。
  10. 前記既定の閾値は、前記UEのサービングアクセスネットワークのEvent4aトラフィック量測定(TVM)閾値である請求項5に記載の方法。
  11. 前記サイズ閾値は、サービングアクセスネットワークから前記UEに伝達される請求項5に記載の方法。
  12. 前記UEは、前記UEが前記通信セッションを開始することを判定する場合、アイドル状態である請求項1に記載の方法。
  13. 前記移行するステップは、
    前記UEを前記所与の状態に移行するように、サービングアクセスネットワークに要求するためのメッセージを構成するステップと、
    前記構成されたメッセージを、所与の逆方向リンクチャネルで前記サービングアクセスネットワークに送信するステップとを含む請求項1に記載の方法。
  14. 前記所与の逆方向リンクチャネルは、前記選択された逆方向リンクチャネルに対応する請求項13に記載の方法。
  15. 前記所与の逆方向リンクチャネルは、前記選択された逆方向リンクチャネルに対応しない請求項13に記載の方法。
  16. 前記構成されたメッセージはセル更新メッセージに対応し、
    前記構成するステップは、前記UEを前記所与の状態に移行するように前記サービングアクセスネットワークに指示する前記セル更新メッセージ内に、トラフィック量指標(TVI)フィールドの値を設定する請求項13に記載の方法。
  17. 前記TVIフィールドは、前記所与の状態がCELL_FACH状態に対応する場合、「TVIなし」に設定され、前記TVIフィールドは、前記所与の状態がCELL_DCH状態に対応する場合、「TVI=真」に設定される請求項16に記載の方法。
  18. 前記逆方向リンクチャネルは、逆方向リンク共有チャネルに対応する請求項1に記載の方法。
  19. 前記逆方向リンク共有チャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)に対応する請求項18に記載の方法。
  20. 前記逆方向リンクチャネルは、逆方向リンク専用チャネルに対応する請求項1に記載の方法。
  21. ワイヤレス通信システム内のユーザ機器(UE)の状態を選択的に移行する方法であって、 前記UEで、アプリケーションサーバによって調停される少なくとも1つの他のUEとの通信セッションを開始することを判定するステップと、
    前記通信セッションのタイプを判定するステップと、
    前記アプリケーションサーバによる前記通信セッションの開始を要求するための呼メッセージを送信する逆方向リンクチャネルを、前記判定された前記呼メッセージのタイプに少なくとも部分的に基づいて選択するステップと、
    前記UEを、前記選択された逆方向リンクチャネルでの送信をサポートする所与の状態に移行するステップと、
    前記UEが前記所与の状態に移行された後、前記選択された逆方向リンクチャネルで前記呼メッセージを送信するステップと、
    前記アプリケーションサーバが、前記UEの前記通信セッションのタイプを推測するステップと、を備え、
    前記選択するステップが、
    前記判定された前記通信セッションのタイプをセッションタイプのリストと比較するステップと、
    前記判定されたタイプが前記リストに挙げられたセッションタイプのうちの1つまたは複数に対応することを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第1の逆方向リンクチャネルを選択するステップと、
    前記判定されたタイプが前記リストに挙げられたセッションタイプのうちの1つまたは複数に対応しないことを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第2の逆方向リンクチャネルを選択するステップとを含む方法。
  22. 前記通信セッションを開始することを判定する前記ステップは、前記通信セッションを開始するための前記UEのユーザからの要求に応答する請求項21に記載の方法。
  23. 前記判定された前記通信セッションのタイプは、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)、プッシュツートーク(PTT)またはプッシュツートランスファ(PTX)に対応する請求項21に記載の方法。
  24. 前記第1および第2の逆方向リンクチャネルのうちの1つは、逆方向リンク共有チャネルに対応する請求項21に記載の方法。
  25. 前記逆方向リンク共有チャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)に対応する請求項24に記載の方法。
  26. 前記第1および第2の逆方向リンクチャネルのうちの1つは、逆方向リンク専用チャネルに対応する請求項24に記載の方法。
  27. 前記セッションタイプのリストは、遅延に敏感な通信セッションタイプのリストか、または遅延に敏感ではない通信セッションタイプのリストのいずれかを含む請求項24に記載の方法。
  28. 前記UEは、前記UEが前記通信セッションを開始することを判定する場合、アイドル状態である請求項21に記載の方法。
  29. 前記移行するステップは、
    前記UEを前記所与の状態に移行するように、サービングアクセスネットワークに要求するためのメッセージを構成するステップと、
    前記構成されたメッセージを、所与の逆方向リンクチャネルで前記サービングアクセスネットワークに送信するステップとを含む請求項21に記載の方法。
  30. 前記所与の逆方向リンクチャネルは、前記選択された逆方向リンクチャネルに対応する請求項29に記載の方法。
  31. 前記所与の逆方向リンクチャネルは、前記選択された逆方向リンクチャネルに対応しない請求項29に記載の方法。
  32. 前記構成されたメッセージはセル更新メッセージに対応し、前記構成するステップは、前記UEを前記所与の状態に移行するように前記サービングアクセスネットワークに指示する前記セル更新メッセージ内に、トラフィック量指標(TVI)フィールドの値を設定する請求項29に記載の方法。
  33. 前記TVIフィールドは、前記所与の状態がCELL_FACH状態に対応する場合、「TVIなし」に設定され、前記TVIフィールドは、前記所与の状態がCELL_DCH状態に対応する場合、「TVI=真」に設定される請求項32に記載の方法。
  34. 前記逆方向リンクチャネルは、逆方向リンク共有チャネルに対応する請求項21に記載の方法。
  35. 前記逆方向リンク共有チャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)に対応する請求項34に記載の方法。
  36. 前記逆方向リンクチャネルは、逆方向リンク専用チャネルに対応する請求項21に記載の方法。
  37. ワイヤレス通信システム内のユーザ機器(UE)であって、
    アプリケーションサーバによって前記UEの現在のサービングネットワークの情報と、履歴情報とに基づいて設定されたサイズ閾値を受信する手段と、
    前記アプリケーションサーバによって調停される少なくとも1つの他のUEとの通信セッションを開始することを判定するための手段と、
    前記アプリケーションサーバによる前記通信セッションの開始を要求するために、前記UEによって送られる呼メッセージのサイズを判定するための手段と、
    前記判定された前記呼メッセージのサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記呼メッセージを送信する逆方向リンクチャネルを選択するための手段であって、前記判定された前記呼メッセージのサイズを前記サイズ閾値と比較するための手段と、前記判定されたサイズが前記サイズ閾値を下回ることを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第1の逆方向リンクチャネルを選択するための手段と、前記判定されたサイズが前記サイズ閾値を下回らないことを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第2の逆方向リンクチャネルを選択するための手段とを含む、選択するための手段と、
    前記UEを、前記選択された逆方向リンクチャネルでの送信をサポートする所与の状態に移行するための手段と、
    前記UEが前記所与の状態に移行された後、前記選択された逆方向リンクチャネルで前記呼メッセージを送信するための手段とを備え、
    前記サイズ閾値が、前記UEのために状態遷移をトリガするための既定の閾値よりも小さいユーザ機器(UE)。
  38. ワイヤレス通信システム内のユーザ機器(UE)であって、
    アプリケーションサーバによって調停される少なくとも1つの他のUEとの通信セッションを開始することを判定するための手段と、
    前記アプリケーションサーバによって推測される、前記通信セッションのタイプを判定するための手段と、
    前記アプリケーションサーバによる前記通信セッションの開始を要求するための呼メッセージを送信する逆方向リンクチャネルを、前記判定された前記呼メッセージのタイプに少なくとも部分的に基づいて選択するための手段と、
    前記UEを、前記選択された逆方向リンクチャネルでの送信をサポートする所与の状態に移行するための手段と、
    前記UEが前記所与の状態に移行された後、前記選択された逆方向リンクチャネルで前記呼メッセージを送信するための手段とを備え、
    前記選択するための手段が、
    前記判定された前記通信セッションのタイプをセッションタイプのリストと比較するための手段と、
    前記判定されたタイプが前記リストに挙げられたセッションタイプのうちの1つまたは複数に対応することを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第1の逆方向リンクチャネルを選択するための手段と、
    前記判定されたタイプが前記リストに挙げられたセッションタイプのうちの1つまたは複数に対応しないことを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第2の逆方向リンクチャネルを選択するための手段とを含むユーザ機器(UE)。
  39. ワイヤレス通信システム内のユーザ機器(UE)であって、
    アプリケーションサーバによって前記UEの現在のサービングネットワークの情報と、履歴情報とに基づいて設定されたサイズ閾値を受信するように構成されたロジックと、
    前記アプリケーションサーバによって調停される少なくとも1つの他のUEとの通信セッションを開始することを判定するように構成されたロジックと、
    前記アプリケーションサーバによる前記通信セッションの開始を要求するために、前記UEによって送られる呼メッセージのサイズを判定するように構成されたロジックと、
    前記判定された前記呼メッセージのサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記呼メッセージを送信する逆方向リンクチャネルを選択するように構成されたロジックであって、前記判定された前記呼メッセージのサイズを前記サイズ閾値と比較するためのロジックと、前記判定されたサイズが前記サイズ閾値を下回ることを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第1の逆方向リンクチャネルを選択するためのロジックと、前記判定されたサイズが前記サイズ閾値を下回らないことを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第2の逆方向リンクチャネルを選択するためのロジックとを含む、選択するように構成されたロジックと、
    前記UEを、前記選択された逆方向リンクチャネルでの送信をサポートする所与の状態に移行するように構成されたロジックと、
    前記UEが前記所与の状態に移行された後、前記選択された逆方向リンクチャネルで前記呼メッセージを送信するように構成されたロジックとを備え、前記サイズ閾値が、前記UEのために状態遷移をトリガするための既定の閾値よりも小さいユーザ機器(UE)。
  40. ワイヤレス通信システム内のユーザ機器(UE)であって、
    アプリケーションサーバによって調停される少なくとも1つの他のUEとの通信セッションを開始することを判定するように構成されたロジックと、
    前記アプリケーションサーバによって推測される、前記通信セッションのタイプを判定するように構成されたロジックと、
    前記アプリケーションサーバによる前記通信セッションの開始を要求するための呼メッセージを送信する逆方向リンクチャネルを、前記判定された前記呼メッセージのタイプに少なくとも部分的に基づいて選択するように構成されたロジックと、
    前記UEを、前記選択された逆方向リンクチャネルでの送信をサポートする所与の状態に移行するように構成されたロジックと、
    前記UEが前記所与の状態に移行された後、前記選択された逆方向リンクチャネルで前記呼メッセージを送信するように構成されたロジックとを備え、
    前記選択するように構成されたロジックが、
    前記判定された前記通信セッションのタイプをセッションタイプのリストと比較するためのロジックと、
    前記判定されたタイプが前記リストに挙げられたセッションタイプのうちの1つまたは複数に対応することを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第1の逆方向リンクチャネルを選択するためのロジックと、
    前記判定されたタイプが前記リストに挙げられたセッションタイプのうちの1つまたは複数に対応しないことを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第2の逆方向リンクチャネルを選択するためのロジックとを含むユーザ機器(UE)。
  41. ワイヤレス通信システム内のユーザ機器(UE)によって実行されると、前記UEに操作を実行させる命令を記録するコンピュータ可読記録媒体であって、前記命令が、
    アプリケーションサーバによって前記UEの現在のサービングネットワークの情報と、履歴情報とに基づいて設定されたサイズ閾値を受信するためのプログラムコードと、
    前記アプリケーションサーバによって調停される少なくとも1つの他のUEとの通信セッションを開始することを判定するためのプログラムコードと、
    前記アプリケーションサーバによる前記通信セッションの開始を要求するために、前記UEによって送られる呼メッセージのサイズを判定するためのプログラムコードと、
    前記判定された前記呼メッセージのサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記呼メッセージを送信する逆方向リンクチャネルを選択するためのプログラムコードであって、前記判定された前記呼メッセージのサイズを前記サイズ閾値と比較するためのプログラムコードと、前記判定されたサイズが前記サイズ閾値を下回ることを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第1の逆方向リンクチャネルを選択するためのプログラムコードと、前記判定されたサイズが前記サイズ閾値を下回らないことを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第2の逆方向リンクチャネルを選択するためのプログラムコードとを含む、選択するためのプログラムコードと、
    前記UEを、前記選択された逆方向リンクチャネルでの送信をサポートする所与の状態に移行するためのプログラムコードと、
    前記UEが前記所与の状態に移行された後、前記選択された逆方向リンクチャネルで前記呼メッセージを送信するためのプログラムコードとを備え、前記サイズ閾値が、前記UEのために状態遷移をトリガするための既定の閾値よりも小さい、コンピュータ可読記録媒体。
  42. ワイヤレス通信システム内のユーザ機器(UE)によって実行されると、前記UEに操作を実行させる命令を記録するコンピュータ可読記録媒体であって、前記命令が、
    アプリケーションサーバによって調停される少なくとも1つの他のUEとの通信セッションを開始することを判定するためのプログラムコードと、
    前記アプリケーションサーバによって推測される、前記通信セッションのタイプを判定するためのプログラムコードと、
    前記アプリケーションサーバによる前記通信セッションの開始を要求するための呼メッセージを送信する逆方向リンクチャネルを、前記判定された前記呼メッセージのタイプに少なくとも部分的に基づいて選択するためのプログラムコードと、
    前記UEを、前記選択された逆方向リンクチャネルでの送信をサポートする所与の状態に移行するためのプログラムコードと、
    前記UEが前記所与の状態に移行された後、前記選択された逆方向リンクチャネルで前記呼メッセージを送信するためのプログラムコードとを備え、前記選択するためのプログラムコードが、
    前記判定された前記通信セッションのタイプをセッションタイプのリストと比較するためのプログラムコードと、
    前記判定されたタイプが前記リストに挙げられたセッションタイプのうちの1つまたは複数に対応することを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第1の逆方向リンクチャネルを選択するためのプログラムコードと、
    前記判定されたタイプが前記リストに挙げられたセッションタイプのうちの1つまたは複数に対応しないことを前記比較が示す場合に、前記呼メッセージを送信する第2の逆方向リンクチャネルを選択するためのプログラムコードとを含む、コンピュータ可読記録媒体。
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