JP5579466B2 - ペレット製造装置及びペレット製造方法 - Google Patents
ペレット製造装置及びペレット製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5579466B2 JP5579466B2 JP2010052130A JP2010052130A JP5579466B2 JP 5579466 B2 JP5579466 B2 JP 5579466B2 JP 2010052130 A JP2010052130 A JP 2010052130A JP 2010052130 A JP2010052130 A JP 2010052130A JP 5579466 B2 JP5579466 B2 JP 5579466B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- die
- tip
- center
- outer diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Glanulating (AREA)
Description
水産養殖用のペレット飼料を作製するために用いられるペレット製造装置としては、多品種で高生産能力を備えたものが求められている。この種の製造装置として、2軸押出機が知られている。2軸押出機は、多品種生産に対応できるが、生産量に劣る点があるため、更なる生産能力の向上が課題となっている。
押出機の生産性を向上させるために、いくつかの開発が行われている(例えば、特許文献1,2を参照)。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、既存の設備に大きな変更を加えることなく、最小限の変更で生産量を上昇させられるペレット製造装置及びペレット製造方法を提供することである。
前記先端部スクリューは、1ピッチ〜3ピッチの範囲であることが好ましい。
前記先端部スクリューの外径/基端部スクリューの外径は、1.05〜1.20の範囲であることが好ましい。
また、第2の発明に係るペレット製造方法は、バレル部の内側に設けられた装着空間内に配置された複数のスクリューを回転させながら、それらスクリュー基端側から先端側に原料を搬送し、前記スクリューの先端側に設けられたダイの開孔から前記原料を排出させる方法において、前記装着空間における前記スクリューの先端側を基端側よりも大きくし、かつ前記スクリューの先端部分の外径を基端部分の外径よりも大きくしたことを特徴とする。
スクリュー4は、所定の長さ(例えば、20cm〜40cm)の基端部スクリュー7に分割されており、この基端部スクリュー7が適当な個数(図1においては、10個)だけ、軸心を一致させつつ長手方向に連結されることで形成されている。但し、スクリュー4の先端は、先端部スクリュー8として、ドリル部8Aを備えて形成されている。基端部スクリュー7と先端部スクリュー8のピッチとは、ほぼ同等とされている。また、先端部スクリュー8は羽根部分が伸ばされることで、その外径が、基端部スクリュー7の外径よりも大きく構成されている。更に、先端部スクリュー8の溝部分は、基端部スクリュー7の溝部分よりも深く設定されている。
装着空間3において、先端部スクリュー8が位置する排出端部空間9の内径は、先端部スクリュー8の外径に合わせて形成されており、ブロック2Aに設けられた装着空間3の内径よりも一回り大きくなっている。また、先端部スクリュー8に設けられるスクリュー部分のピッチは約2ピッチ分とされており、その先端にドリル部8Aが設けられている。
図6には、2本のスクリュー4の重なり合い状態を示す平断面図を示した。先端部(A)および基端部(B)のいずれにおいても、両スクリュー4はスクリューの外径部分と溝部分とが噛み合うようにして配置されている。スクリュー4において、先端部スクリュー8は、基端部スクリュー7よりも外径方向に大きく構成され、かつ溝部分が深くなっている。先端部スクリュー8の外縁部分は、基端部スクリュー7の外縁部分よりも薄く(細く)なっている。このため、先端部スクリュー8の重なり代Lは、基端部スクリュー7の重なり代Mよりも大きくなっている(L>M)。
ダイ5の中央には、円形状の開孔形成領域S(複数の開孔6が設けられる領域)が設けられており、その領域Sを左右から挟むようにして、先端部スクリュー8が配置されている。本実施形態の先端部スクリュー8の外径は、基端部スクリュー7の外径よりも大きくなっているので、両先端部スクリュー8の重なり合い領域T(右上がり斜線で示す領域)は、基端部スクリュー7の重なり合い領域U(右上がり斜線と右下がり斜線が重なる領域)よりも大きくなっている。
両スクリュー4を所定の方向に回転させながら、図示しない原料をバレル部2の基端側から装着空間3に投入する。スクリュー4の回転によって、原料は両スクリュー4の隙間、及びスクリュー4とバレル部2の内壁面との間で、撹拌・混合・粉砕されつつ均一に練られながら基端側4Aから先端側に向かって搬送される。先端部スクリュー8に至った原料は、ダイ5に向かって押圧されて、開孔6から押し出されつつ、所定の形状とされる。このとき、先端部スクリュー8の外径は、基端部スクリュー7の外径よりも大きく形成されているので、同じスピードで回転しても、大量の原料を押圧できると共に、原料を押圧する力(圧力)が大きくなる。このため、開孔6の個数を多く設定できると共に、開孔6への原料の詰まりが少なくなるため、従来よりも多くの原料を処理することができることとなり生産性が向上する。
従来のペレット製造装置において、ブロック2A,2C,2Dと基端部スクリュー7は、そのままの構成を流用可能であり、先端ブロック2Bと先端部スクリュー8の交換のみによって、本実施形態のペレット製造蔵置1を構成できるので、既存の設備に大きな変更を加えることなく、最小限の変更で済む。
<変形例>
なお、本実施形態においては、下記のように変形して実施することもできる。
1.本実施形態では、スクリュー4は2本であるが、本発明においては、スクリューは3本以上であっても良い。
2.本実施形態では、水産養殖用のペレット飼料を製造しているが、本発明によれば、その他のペレットを製造するためにも用いられる。
2…バレル部
2B…先端ブロック
3…装着空間
4…スクリュー
4A…基端側
5…ダイ
6…開孔
7…基端部スクリュー
8…先端部スクリュー
9…排出端部空間
10…原料供給部
Claims (2)
- バレル部と、このバレル部の内側に設けられた装着空間内に配置された2本のスクリューと、これら2本のスクリューの回転によって前記スクリューの原料供給部から先端側に搬送される原料を先端側から排出するダイとを備えたものであって、
前記装着空間において前記スクリューの先端側が位置する排出端部空間は、前記スクリューの基端側が位置する装着空間よりも大きな内径を備えていると共に、この排出端部空間に位置する先端部スクリューの外径は、基端側における基端部スクリューの外径よりも大きく形成され、かつ各スクリューの外径は等しい大きさに形成されており、
前記ダイの先端部分は円形状とされていると共に、このダイの中心部は前記2本のスクリューの中心の中央に設けられており、前記ダイの前面には、前記スクリューによって移動された原料を排出する開孔が、前記各先端部スクリューの外径よりも小さい領域において、前記ダイの中心から等半径を備えた円周上に均等ピッチに開放されていると共に、前記ダイの裏面側には、前記ダイの中心部分が前記先端部スクリューの軸方向において基端部に向かう奥側に位置し、前記ダイの周辺に向かうに連れて前記先端部スクリューの軸方向において前側に向かい、かつその断面がダイの中心軸について対称となる傾斜面が設けられていることを特徴とする水産養殖用ペレット製造装置。 - バレル部の内側に設けられた装着空間内に配置された2本のスクリューを回転させながら、それらスクリュー基端側から先端側に原料を搬送し、前記スクリューの先端側に設けられたダイの開孔から前記原料を排出させる方法において、前記装着空間における前記スクリューの先端側を基端側よりも大きく形成すると共に、各スクリューの外径は等しい大きさとし、かつ前記スクリューの先端部分の外径を基端部分の外径よりも大きくし、前記ダイの先端部分は円形状とされていると共に、このダイの中心部は前記2本のスクリューの中心の中央に設けられており、前記ダイの前面には、前記スクリューによって移動された原料を排出する開孔が、前記各先端部スクリューの外径よりも小さい領域において、前記ダイの中心から等半径を備えた円周上に均等ピッチに開放されていると共に、前記ダイの裏面側には、前記ダイの中心部分が前記先端部スクリューの軸方向において基端部に向かう奥側に位置し、前記ダイの周辺に向かうに連れて前記先端部スクリューの軸方向において前側に向かい、かつその断面がダイの中心軸について対称となる傾斜面が設けられていることを特徴とする水産養殖用ペレット製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010052130A JP5579466B2 (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | ペレット製造装置及びペレット製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010052130A JP5579466B2 (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | ペレット製造装置及びペレット製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011183315A JP2011183315A (ja) | 2011-09-22 |
JP5579466B2 true JP5579466B2 (ja) | 2014-08-27 |
Family
ID=44790240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010052130A Expired - Fee Related JP5579466B2 (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | ペレット製造装置及びペレット製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5579466B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106987295B (zh) * | 2017-04-22 | 2019-06-25 | 杨松 | 一种利用吸附VOCs废气固体废弃物造粒制备再生燃料装置的使用方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0622669B2 (ja) * | 1990-12-17 | 1994-03-30 | 不二パウダル株式会社 | 前押出式スクリュー型押出し造粒機 |
JP3466659B2 (ja) * | 1993-05-25 | 2003-11-17 | 日清紡績株式会社 | 2軸押出機 |
JPH07236825A (ja) * | 1994-02-25 | 1995-09-12 | Hayashi Tekkosho:Kk | ペレット成形機 |
JP4254187B2 (ja) * | 2002-09-27 | 2009-04-15 | 株式会社デンソー | セラミック成形体の押出成形装置 |
JP4569302B2 (ja) * | 2004-03-17 | 2010-10-27 | 住友ベークライト株式会社 | 樹脂成形材料の製造方法及び製造装置 |
-
2010
- 2010-03-09 JP JP2010052130A patent/JP5579466B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011183315A (ja) | 2011-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10857513B2 (en) | Biomass granulator | |
EP3006111A1 (en) | Hammer crusher | |
CN101875245A (zh) | 环模平放式生物质挤压成型机 | |
CN105170026A (zh) | 燃料颗粒挤出成型机 | |
CN104626636A (zh) | 生物质燃料成型机 | |
JP5579466B2 (ja) | ペレット製造装置及びペレット製造方法 | |
CN105109012B (zh) | 多级同轴交错式挤塑装置 | |
CN106660291B (zh) | 用于处理木质纤维素生物质物料的料塞螺旋给料器、给料器布置及系统 | |
CN204409551U (zh) | 一种米粉挤压成型机 | |
CN203458998U (zh) | 用于农药生产的双螺旋锥形混合机 | |
CN205614738U (zh) | 能自动对中的中心旋转切削的切丝切片装置 | |
JP5532450B2 (ja) | ペレット製造用ダイス、ペレット製造装置、および中子 | |
KR20100096579A (ko) | 펠렛 제조장치 | |
CN209971483U (zh) | 一种塑料管道生产用挤出机螺杆 | |
CN110976048A (zh) | 一种立式中药材揉搓破碎加工机 | |
CN203776128U (zh) | 一种颗粒压制机的匀料装置 | |
CN104985776B (zh) | 平面多级同轴盘式挤塑机 | |
CN204602577U (zh) | 螺旋淀粉筛料机 | |
CN200966248Y (zh) | 螺旋式秸秆破碎机 | |
JP3145290U (ja) | 押出成形機 | |
CN105581347A (zh) | 芒果打浆机用送料机构 | |
CN204801011U (zh) | 一种粘性块状物料挤条机 | |
CN107321417B (zh) | 一种轴体结构及玉米脱皮脱胚破渣机 | |
CN214447591U (zh) | 一种密炼机的送料螺杆 | |
CN211631763U (zh) | 一种糍粑或年糕挤出机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131011 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131112 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140527 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140529 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140708 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140709 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5579466 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |