JP5578897B2 - バックアッププログラム、方法及びコンピュータ - Google Patents

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本発明は、ファイルのバックアップ技術に関する。
例えばパーソナル・コンピュータのファイルを自動的にバックアップするソフトウェアは以前から存在していた。しかし、従来の方式では、バックアップ対象ファイルが保存されている場所(すなわちディレクトリ)を指定しなければならないため、所定の場所に常にファイルを保存するようにユーザが意識しなければならなかった。このような場合、ユーザがバックアップ対象ファイルが保存されている場所を事前に指定する必要があるが、もし、この場所以外の場所にファイルを保存した場合、バックアップが実施されず、結果的にファイルが消失する可能性がある。
なお、特開2000−82004号公報には、ユーザが指定したファイルについてのみソフトウェアにより複数の手順でバックアップおよび回復を行うシステムが開示されている。具体的には、操作の対象ファイルの名称とバックアップ手順および回復手順を対応付けて管理テーブルに常駐させ、対応付けられた手順に応じて、複写制御処理により、指定ファイルのバックアップと回復の契機となる事象の発生や、要求通知部を経由したアプリケーション・プログラムからの管理テーブルに対するバックアップや回復実行の要求発生を監視し、事象や要求が発生した場合、複写処理を起動してバックアップもしくは回復のための複写を行う。このようなシステムでは、ファイル名を指定しなければならないため、様々なファイルを取り扱うユーザには負担が多い。
また、現在市販されているワードプロセッサやスプレッドシート・アプリケーションなどでは、ユーザが指示しない場合においても、スナップショットなどの一時ファイルをディスクに書き込んでいる。このようなスナップショットを含む一時ファイルは単にアプリケーション・プログラムがクラッシュしたような場合に備えるものであり、データを二重化してデータの消失を防止する意味はない。
特開2000−82004号公報
従って、本発明の目的は、ユーザが初期設定以外は特に意識せずにファイルを自動的にバックアップできるようにするための技術を提供することである。
本発明の一の態様に係るバックアップ方法は、(A)実行中のアプリケーション・プログラムによるファイルの書き込みを検出するステップと、(B)実行中のアプリケーション・プログラムの識別情報(例えばファイル名)が、バックアップ対象アプリケーション・プログラムの識別情報が登録されているアプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されているか判断するステップと、(C)実行中のアプリケーション・プログラムの識別情報が、アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されている場合、書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が、バックアップ対象ファイルのファイル名における拡張子が登録されている拡張子格納部にバックアップ対象として登録されているか判断するステップと、(D)書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が拡張子格納部にバックアップ対象として登録されている場合には、書き込みの対象であるファイルのコピーを、予め定められているバックアップ領域(例えば、予備のディスク装置やネットワーク・ドライブなど)に保存するステップとを含む。
このようにアプリケーション・プログラムの識別情報及びファイルのタイプを表すファイル名の拡張子が予め登録されているものであれば、自動的にバックアップされるので、通常作業時にはユーザは意識せずに意図するファイルが保存されるようになる。このような方式を採用すれば、拡張子だけを設定する場合やアプリケーション・プログラムのみを設定する場合に比して、無駄なバックアップを行わずに、ユーザが意図するファイルがバックアップされるようになる。
また、上で述べたバックアップ方法において、(E)書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が拡張子格納部にバックアップ対象として登録されていない場合には、オペレーティング・システムにおいて保持されており且つアプリケーション・プログラムの識別情報と当該アプリケーション・プログラムによって処理されるファイルのファイル名における拡張子とが関連付けられている拡張子関連付けデータ格納部から、書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子に対応付けられている、アプリケーション・プログラムの識別情報を読み出すステップと、(F)読み出されたアプリケーション・プログラムの識別情報が、アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されているか判断するステップと、(G)読み出されたアプリケーション・プログラムの識別情報が、アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されている場合には、書き込みの対象であるファイルのコピーを、予め定められているバックアップ領域に保存するステップとをさらに含むようにしても良い。
多くのユーザは、アプリケーション・プログラムが処理するファイルのタイプについて気に掛けていない。例えば、バージョンアップなどによって、アプリケーション・プログラムが処理するファイルのタイプが拡張され種類が増えるような場合もあるが、ユーザは気付いていない可能性があるし、拡張子格納部に対する登録を失念している場合もある。このような場合においても、アプリケーション・プログラムさえ登録されており、OS(Operating System)においてインストール時に自動的にファイルタイプとアプリケーション・プログラムとが関連付けられていれば、上で述べたように自動バックアップが行われる。すなわち、ユーザの登録の手間を削減して、重要なファイルのバックアップ忘れをフォローすることができる。
本発明に係る方法は、コンピュータ・ハードウエアとプログラムとの組み合わせにより実施される場合があり、本発明に係るプログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、ユーザが初期設定以外は特に意識せずにファイルを自動的にバックアップできるようになる。
図1は、本発明の実施の形態におけるシステム概要図である。 図2は、拡張子関連付DBに格納されるデータの一例を模式的に示す図である。 図3は、バックアップ処理プログラムの機能ブロック図である。 図4は、初期設定の処理フローを示す図である。 図5は、バックアップ指示画面の一例を示す図である。 図6は、アプリケーションDBに格納されるデータの一例を示す図である。 図7は、拡張子DBに格納されるデータの一例を示す図である。 図8は、バックアップ処理時の処理フローを示す図である。 図9は、コンピュータの機能ブロック図である。
本発明の一実施の形態に係るシステムの概要図を図1に示す。例えばパーソナルコンピュータであるコンピュータ3は、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク1に接続されている。このネットワーク1には、本実施の形態に関係するファイルサーバ5も接続されており、当該ファイルサーバ5はバックアップデータ格納部51を管理している。
コンピュータ3は、様々なアプリケーション・プログラムを実行しており、図1では、アプリケーションA、アプリケーションB及びアプリケーションXを実行している例を示している。また、通常のコンピュータと同様に、コンピュータ3は、オペレーティング・システムOS101を実行している。アプリケーションA、B及びXといった通常のアプリケーションは、OS101により、例えばハードディスク・ドライブである記憶装置31やバックアップデータ格納部33にファイルなどのデータを書き込んだり、記憶装置31やバックアップデータ格納部33からファイルなどを読み出したりする。さらに、アプリケーションA、B及びXは、OS101により通信処理部35を制御して、ネットワーク1に接続している他のコンピュータとデータ通信を行ったりする。
アプリケーション・プログラムをコンピュータ3にインストールする場合、OS101は、当該アプリケーション・プログラムの識別情報(例えばファイル名)と当該アプリケーション・プログラムが処理又は取り扱うファイルのタイプを表す拡張子とを関連付けるためのデータが格納された拡張子関連付DB103を保持・管理している。この拡張子関連付DB103に保持されるデータの一例を図2に模式的に示す。図2の例では、拡張子に対応付けて、当該拡張子を含むファイル名のファイルを優先的に処理するアプリケーション・プログラムのファイル名が登録されている。なお、アプリケーション・プログラムのファイル名は、OS101において当該ファイル名によってプロセスが特定される場合には、プロセス名としても取り扱われるので、図2でもプロセス名と記されている。
図1の説明に戻って、コンピュータ3は、本実施の形態における主要な処理を実施するバックアップ処理プログラム301をも実行する。バックアップ処理プログラム301は、設定データ格納部311と、アプリケーションDB313と、拡張子DB315とを用いて、アプリケーション・プログラムからのファイル書き込みのイベントを検出し、適切なイベントに係るファイルを指定のバックアップデータ格納部33等に格納する処理を実施する。なお、この際、OS101において保持されている拡張子関連付DB103をも利用する。
次に、バックアップ処理プログラム301の機能について図3を用いて説明する。バックアップ処理プログラム301は、書き込み監視部3011と、設定部3012と、保存処理部3013とを、コンピュータに実現させるものである。書き込み監視部3011は、アプリケーション・プログラムからのファイル書き込みのイベントを検出して、以下で述べる処理を実施する。この際、アプリケーションDB313及び拡張子DB315に格納されているデータを用い、さらに拡張子関連付DB103をも用いる。また、設定部3012は、ユーザからの指示に応じて、ファイルのバックアップ保存先についてのデータなどを、設定データ格納部311に格納する。さらに、設定部3012は、ユーザからの指示に応じて、アプリケーションDB313及び拡張子DB315に対してデータを格納する。
次に、図4乃至図8を用いて、バックアップ処理プログラム301の処理内容について説明する。まず、ユーザからの指示に応じて、バックアップ処理プログラム301の設定部3012は、バックアップ指定画面を、コンピュータ3の表示装置に表示させる(ステップS1)。例えば、図5に示すような画面を表示する。
図5の例では、バックアップすべきと判断されたファイル(バックアップファイルと呼ぶ)の保存先の入力欄と、当該保存先をディレクトリ構造を参照しつつ指定するための参照ボタンと、バックアップ対象アプリケーション・プログラムを指定するためのチェックボックス群及びアプリケーション名リストと、バックアップ対象のファイルタイプを指定するためのチェックボックス群及び拡張子名リストと、設定を保存するための保存ボタンと、キャンセルボタンとが設けられている。バックアップ対象アプリケーションのアプリケーション名リストについては、例えばコンピュータ3にインストールされており且つOS101に管理されているアプリケーション・プログラムのデータ(アプリケーション名及びアプリケーション・プログラムのファイル名)から抽出して、表示する。同様に、バックアップ対象のファイルタイプの拡張子リストについても、OS101で管理されているファイルのファイル名における拡張子を抽出して、表示する。拡張子については、拡張子関連付DB103から抽出する場合もある。ユーザは、このような表示画面を検討の上、アプリケーションA及びBのチェックボックスにチェックを付し、さらに、拡張子doc及びcsvのチェックボックスにチェックを付した上で、保存ボタンをクリックしたものとする。
そうすると、設定部3012は、バックアップファイルの保存先の指定を受け付け、設定データ格納部311に格納する(ステップS3)。例えば、図5の入力欄に示したようなディレクトリ名などが登録される。なお、上でも述べたようにファイルサーバ5が管理しているバックアップデータ格納部51の特定の領域に格納するようにしても良い。
また、設定部3012は、バックアップ対象のアプリケーション・プログラムの指定を受け付け、当該アプリケーション・プログラムの識別情報(例えばファイル名)をアプリケーションDB313に格納する(ステップS5)。例えば図6に示すようなデータを、アプリケーションDB313に格納する。
図6の例では、アプリケーション・プログラムのファイル名(=プロセス名)と、アプリケーション名と、バックアップフラグとが登録されるようになっている。バックアップフラグが「1」にセットされているアプリケーション・プログラムが、バックアップ対象アプリケーションとなる。なお、バックアップフラグを用いることなく、バックアップ対象アプリケーションと指定されたアプリケーション・プログラムのデータのみを登録するようにしても良い。すなわち、バックアップ対象アプリケーションのファイル名のみを登録するようにしても良い。同様に、アプリケーション名は登録せずとも良い。
さらに、設定部3012は、バックアップ対象ファイルタイプの指定を受け付け、当該バックアップ対象ファイルタイプに相当する拡張子を拡張子DB315に格納する(ステップS7)。例えば図7に示すようなデータを、拡張子DB315に格納する。
図7の例では、拡張子と、バックアップフラグとが登録されているようになっている。バックアップフラグが「1」にセットされている拡張子に対応するファイルタイプが、バックアップ対象ファイルタイプとなる。なお、バックアップフラグを用いることなく、バックアップ対象ファイルタイプに相当する拡張子のみを登録するようにしても良い。
以上のように前処理としての設定が終了する。
そして、実際にユーザがコンピュータ3を操作している際の処理について図8を用いて説明する。バックアップ処理プログラム301の書き込み監視部3011は、アプリケーション・プログラムによるファイル書き込みイベントを検出する(図9:ステップS11)。例えば、アプリケーション・プログラムによるシステムコールをフックするなどして実現する。ファイル書き込みイベントでは、書き込みアプリケーション・プログラムの識別情報(プロセス名、ファイル名)と、書き込まれるファイルのデータと、当該ファイルのファイル名とが特定される。
そして、書き込み監視部3011は、書き込みアプリケーション・プログラムが、アプリケーションDB313にバックアップ対象として登録済みのアプリケーション・プログラムであるか否かを確認する(ステップS13)。すなわち、書き込みアプリケーション・プログラムの識別子で、アプリケーションDB313を検索して、検索結果を得る。
書き込みアプリケーション・プログラムがアプリケーションDB313にバックアップ対象として登録されていない場合には(ステップS15:Noルート)、自動バックアップ処理を行うことなく、処理を終了する。通常どおりファイルを例えば記憶装置31に格納する。
一方、書き込みアプリケーション・プログラムが、アプリケーションDB313にバックアップ対象として登録済みのアプリケーション・プログラムである場合(ステップS15:Yesルート)、書き込み監視部3011は、書き込まれるファイルのファイル名における拡張子が、拡張子DB315にバックアップ対象として登録済みの拡張子であるか否かを確認する(ステップS17)。すなわち、書き込まれるファイルのファイル名における拡張子で、拡張子DB315を検索して、検索結果を得る。
書き込まれるファイルのファイル名における拡張子が、拡張子DB315にバックアップ対象として登録されている場合には(ステップS19:Yesルート)、書き込み監視部3011は、書き込まれるファイルのデータを保存処理部3013に出力し、保存処理部3013は、書き込まれるファイルのデータを受け取ると、設定データ格納部311に登録されている保存先に格納する(ステップS25)。例えば、コンピュータ3におけるバックアップデータ格納部33に格納したり、通信処理部35及びネットワーク1を介してファイルサーバ5が管理しているバックアップデータ格納部51の所定の領域に格納する。ファイルサーバ5が管理しているバックアップデータ格納部51に格納する場合には、認証を受けてから格納する場合もある。
このように、ステップS19におけるYesルートでステップS25に移行する場合は、アプリケーションDB313及び拡張子DB315に登録されたユーザ指示のとおりにアプリケーション・プログラム及び拡張子が特定できた場合であり、ユーザが意図したとおりにファイルがバックアップされる。
なお、アプリケーション・プログラムのみでバックアップの是非を判断する場合には、アプリケーション・プログラムによっては様々な一時ファイルを生成しているために、多数の無意味なファイルが自動バックアップ処理の対象になってしまうという問題がある。また、拡張子だけでバックアップの是非を判断する場合にも問題がある。例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイルを生成するような業務を行うため、専用のアプリケーション・プログラムを使用している場合や、エディタなどを使用している場合に、拡張子htmやhtmlを登録して、拡張子だけでバックアップの是非を判断すると、ウェブブラウザがキャッシュに書き込む際にも、HTMLファイルが書き込まれるので、このような場合にも無駄なファイルが自動バックアップ処理の対象になってしまう。
上で述べたように、アプリケーション・プログラム及び拡張子の組み合わせで判断することによって、ユーザの意図に沿った形で自動的にバックアップが行われるようになる。なお、このような場合においても、初期設定さえ行っておけば、特に保存先のディレクトリなどを意識せずともバックアップが行われるため、ディスククラッシュなどの際にもバックアップ先からファイルを読み出すことができるようになる。
一方、書き込まれるファイルのファイル名における拡張子が、拡張子DB315にバックアップ対象として登録されていない場合(ステップS19:Noルート)、書き込み監視部3011は、OS101の拡張子関連付DB103において、書き込まれるファイルのファイル名における拡張子に関連付けられているアプリケーション・プログラムが、アプリケーションDB313にバックアップ対象として登録済みのアプリケーション・プログラムであるか否かを確認する(ステップS21)。すなわち、書き込まれるファイルのファイル名における拡張子で、拡張子関連付DB103を検索して、何らかのアプリケーション・プログラムの識別子を検索結果として得た場合には、当該アプリケーション・プログラムの識別子でさらにアプリケーションDB313を検索して、第2の検索結果を得る。
拡張子関連付DB103において、書き込まれるファイルのファイル名における拡張子に関連付けられているアプリケーション・プログラムが、アプリケーションDB313にバックアップ対象として登録済みのアプリケーション・プログラムである場合には(ステップS23:Yesルート)、ステップS25に移行して、バックアップを実施する。
例えば、ユーザが、アプリケーションAと、当該アプリケーションAが取り扱うファイルのファイル名における拡張子「.doc」とを登録した後、当該アプリケーションAをバージョンアップしたとする。その際、アプリケーションAの識別情報(例えばファイル名)は変化しないのに、新たに「.docx」という拡張子のファイルをも処理するようになったとする。ユーザが、「.docx」に気がついて拡張子DB315にバックアップ対象として登録を行えば、特に問題はないが、登録を失念していると、ステップS21を実施しないと、「.docx」という拡張子の付いたファイルはバックアップの対象外となってしまう。しかし、ユーザは、基本的にはアプリケーションAで作成したファイルは重要であると考えている可能性が高いので、上で述べたような条件を満たす場合には、自動バックアップ処理を行うようにしている。
なお、ステップS21を実施しない場合には、アプリケーションBで通常は処理するA.txtというファイルを、アプリケーションAで処理してファイル名「A.txt」のままで保存する場合には、拡張子「.txt」が拡張子DB315に登録されていなければ、自動バックアップ処理の対象とはならない。しかし、拡張子関連付DB103において、バックアップ対象のアプリケーションが、拡張子「.txt」に関連付けられていれば、ステップS21で自動バックアップの対象であると確認される。このように、主にアプリケーションの側面からバックアップしておく方が安全と考えられるファイルの書き込みイベントをも検出して、バックアップを行うことができるようになる。
一方、拡張子関連付DB103において、書き込まれるファイルのファイル名における拡張子に関連付けられているアプリケーション・プログラムが、アプリケーションDB313にバックアップ対象として登録済みのアプリケーション・プログラムでない場合には(ステップS23:Noルート)、本ファイル書き込みイベントについての処理を終了する。
以上のように、ファイル書き込みイベントを監視して、適切なファイル書き込みイベントについては、自動的にバックアップを実施することができるようになる。よって、ユーザは、初期設定以外は特に意識せずとも、意図に沿った形でファイルが別途保存されるようになる。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図3に示したような機能ブロック図は一例であって、必ずしも実際のプログラムモジュール構成と一致するわけではない。
また、図5の画面構成は一例であって、例えばファイル保存先、アプリケーション・プログラム、拡張子についてそれぞれ入力画面を表示するようにしても良い。さらに、任意の要素の組み合わせで入力画面を構成するようにしても良い。
さらに、ファイル保存先についても、より詳細に設定する場合もある。すなわち、アプリケーションDB313や拡張子DB315に関連付けて保存先を設定する場合もある。すなわち、アプリケーションAの場合にはディレクトリAに保存し、拡張子「.doc」であればディレクトリBに保存するといったような設定を行うようにしても良い。
その他、処理フローについても同一の結果を得ることができれば、処理順番を入れ替えたり、並行して実施するようにしても良い。
なお、コンピュータ3及びファイルサーバ5は、コンピュータ装置であって、図9に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
1 ネットワーク 3 コンピュータ
5 ファイルサーバ 51 バックアップデータ格納部
311 設定データ格納部 313 アプリケーションDB
315 拡張子DB 301 バックアップ処理プログラム
101 OS 103 拡張子関連付DB
31 記憶装置 33 バックアップデータ格納部 35 通信処理部
3011 書き込み監視部 3012 設定部
3013 保存処理部

Claims (3)

  1. 実行中のアプリケーション・プログラムによるファイルの書き込みを検出するステップと、
    前記実行中のアプリケーション・プログラムの識別情報が、バックアップ対象アプリケーション・プログラムの識別情報が登録されているアプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されているか判断するステップと、
    前記実行中のアプリケーション・プログラムの識別情報が、前記アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されている場合、前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が、バックアップ対象ファイルのファイル名における拡張子が登録されている拡張子格納部にバックアップ対象として登録されているか判断するステップと、
    前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が前記拡張子格納部にバックアップ対象として登録されている場合には、前記書き込みの対象であるファイルのコピーを、予め定められているバックアップ領域に保存するステップと、
    前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が前記拡張子格納部にバックアップ対象として登録されていない場合には、オペレーティング・システムにおいて保持されており且つアプリケーション・プログラムの識別情報と当該アプリケーション・プログラムによって処理されるファイルのファイル名における拡張子とが関連付けられている拡張子関連付けデータ格納部から、前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子に対応付けられている、前記アプリケーション・プログラムの識別情報を読み出すステップと、
    読み出された前記アプリケーション・プログラムの識別情報が、前記アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されているか判断するステップと、
    読み出された前記アプリケーション・プログラムの識別情報が、前記アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されている場合には、前記書き込みの対象であるファイルのコピーを、予め定められているバックアップ領域に保存するステップと、
    を、コンピュータに実行させるためのバックアッププログラム。
  2. 実行中のアプリケーション・プログラムによるファイルの書き込みを検出するステップと、
    前記実行中のアプリケーション・プログラムの識別情報が、バックアップ対象アプリケーション・プログラムの識別情報が登録されているアプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されているか判断するステップと、
    前記実行中のアプリケーション・プログラムの識別情報が、前記アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されている場合、前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が、バックアップ対象ファイルのファイル名における拡張子が登録されている拡張子格納部にバックアップ対象として登録されているか判断するステップと、
    前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が前記拡張子格納部にバックアップ対象として登録されている場合には、前記書き込みの対象であるファイルのコピーを、予め定められているバックアップ領域に保存するステップと、
    前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が前記拡張子格納部にバックアップ対象として登録されていない場合には、オペレーティング・システムにおいて保持されており且つアプリケーション・プログラムの識別情報と当該アプリケーション・プログラムによって処理されるファイルのファイル名における拡張子とが関連付けられている拡張子関連付けデータ格納部から、前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子に対応付けられている、前記アプリケーション・プログラムの識別情報を読み出すステップと、
    読み出された前記アプリケーション・プログラムの識別情報が、前記アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されているか判断するステップと、
    読み出された前記アプリケーション・プログラムの識別情報が、前記アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されている場合には、前記書き込みの対象であるファイルのコピーを、予め定められているバックアップ領域に保存するステップと、
    を含み、コンピュータにより実行されるバックアップ方法。
  3. 実行中のアプリケーション・プログラムによるファイルの書き込みを検出する手段と、
    前記実行中のアプリケーション・プログラムの識別情報が、バックアップ対象アプリケーション・プログラムの識別情報が登録されているアプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されているか判断する手段と、
    前記実行中のアプリケーション・プログラムの識別情報が、前記アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されている場合、前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が、バックアップ対象ファイルのファイル名における拡張子が登録されている拡張子格納部にバックアップ対象として登録されているか判断する手段と、
    前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が前記拡張子格納部にバックアップ対象として登録されている場合には、前記書き込みの対象であるファイルのコピーを、予め定められているバックアップ領域に保存する手段と、
    前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子が前記拡張子格納部にバックアップ対象として登録されていない場合には、オペレーティング・システムにおいて保持されており且つアプリケーション・プログラムの識別情報と当該アプリケーション・プログラムによって処理されるファイルのファイル名における拡張子とが関連付けられている拡張子関連付けデータ格納部から、前記書き込みの対象であるファイルのファイル名における拡張子に対応付けられている、前記アプリケーション・プログラムの識別情報を読み出す手段と、
    読み出された前記アプリケーション・プログラムの識別情報が、前記アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されているか判断する手段と、
    読み出された前記アプリケーション・プログラムの識別情報が、前記アプリケーション識別情報格納部にバックアップ対象として登録されている場合には、前記書き込みの対象であるファイルのコピーを、予め定められているバックアップ領域に保存する手段と、
    を有するコンピュータ。
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