JP5578725B2 - リボンマイクロホン回路 - Google Patents

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Description

本発明は、リボンマイクロホンから高レベルの出力を得るときには出力インピーダンスを抑える回路を動作させ、通常レベルの出力得るときには通常の回路構成とするように、自動的に回路構成を切り替えることができるリボンマイクロホン回路に関するものである。
リボンマイクロホンは、動電型マイクロホンの一種であり、電源を用いることなく動作して出力を得ることができる。リボンマイクロホンユニットからの出力レベルは低いので、通常はリボンマイクロホンユニットの出力端に昇圧トランスを接続して用いる。昇圧トランスは、一次巻線側にリボンマイクロホンユニットが接続され、二次巻線側には出力端子が設けられる。こうすることによって、リボンマイクロホンユニットの出力を実用的なレベルで得ることができる。
昇圧トランスを用いることでリボンマイクロホンユニットの出力レベルは、N倍に昇圧されて出力される。ここでNとは、昇圧トランスの巻線比(1:N=一次巻線数:二次巻線数)である。よって、このNが大きいほど、すなわち巻線比が大きいほど出力レベルを高くすることができる。しかし、昇圧トランスによりリボンマイクロホンユニットの出力インピーダンスも大きくなる。出力インピーダンスは巻線比Nの二乗(N)になる。そうすると、出力インピーダンスは大きくなってしまうので、外部雑音が混入しやすくなる。
例えば、出力インピーダンスが600Ω、出力レベルが−52dB/Paのリボンマイクロホンユニットにおいて、昇圧トランスにおける巻線比を大きくして出力レベルを−42dB/Paに高めようとすると、その出力インピーダンスは5.4kΩになる。このような非常に大きい出力インピーダンスでは、出力信号の伝送ケーブルにおいて雑音を取り込みやすいことが知られているよって、マイクロホンの業界標準規格における出力インピーダンスの値は、1kΩ以下となっている。このように、出力レベルを高くすると、同時に大きくなりすぎてしまう出力インピーダンスを抑えて、通常出力レベル時と同等の出力インピーダンスを維持したまま、出力レベルだけ高められる回路構成が望ましい。
出力インピーダンスを低くするには、昇圧トランスの後段にエミッタフォロワ回路からなる緩衝増幅回路を接続すればよい。しかし、緩衝増幅回路は動作電源が必要となるので、外部電源を供給する回路を接続する必要がある。マイクロホンに接続可能な動作電源として、ファントム電源が知られている。そこで、リボンマイクロホン回路において、出力レベルを高くしたいときには、緩衝増幅回路と、これを動作させるための外部電源供給回路を接続し、出力レベルを通常のままでよいときには、緩衝増幅回路を接続しないで動作させるように、複数の回路構成に自動的に切り替えることができるリボンマイクロホン回路が求められている。
すなわち、リボンマイクロホン回路において、ファントム電源が接続されたときは、出力インピーダンスが低く高い出力レベルを得ることができるマイクロホンとして動作させ、ファントム電源が接続されていないときには、高い出力インピーダンス(約600Ω)と低い出力レベル(約−52dB/Pa)で動作させるように、回路構成を自動的に切り替えることができるリボンマイクロホン回路が求められている。
以上述べたような技術課題、すなわちリボンマイクロホン回路において、出力レベルを高くするために昇圧トランスの昇圧比を高くしたとしても、出力インピーダンスは低く抑える回路を動作させることができ、また、出力レベルを業界標準規格内の出力インピーダンスに合うレベルとしたときには、出力インピーダンスを低く抑える回路の動作をさせずに出力をえるように、自動的に回路構成を切り替えることができる、という課題を解決することを目的とした先行技術文献は見つからなかったが、本発明に関連ある先行技術文献として特許文献1を挙げることができる。
特許文献1記載の発明は、増幅回路と外部電源を供給可能な回路を備えていて、外部電源が供給されていない場合でもマイクロホン出力が得られるように自動的に切り換えられるマイクロホン回路に関するものであって、電気音響変換モジュールから出力される電気信号を増幅するための増幅回路と、この増幅回路を駆動するための電源を外部から供給することができる外部電源供給回路と、外部電源供給回路を通じて外部電源が供給されているとき点灯する光源および光源の点滅によってオン・オフする接点を有し、光源が点灯しているとき増幅回路の出力信号をマイクロホン出力として出力させ、光源が消灯しているとき電気音響変換モジュールの出力信号をマイクロホン出力として出力させるように接続されているマイクロホン回路に関するものである。
特開2007−312260号公報
本発明は、フレームに固定されたマグネットによって形成される磁気ギャップ内にリボン形振動板が配置されてなるリボンマイクロホンユニットと、上記リボンマイクロホンユニットの出力信号を昇圧する昇圧トランスと、上記昇圧トランスの二次巻線側に接続される緩衝増幅回路と、上記緩衝増幅回路を動作させるための電源を外部から供給する外部電源供給回路と、上記外部電源供給回路を通じて外部電源が供給されているときに点灯する光源と、この光源の点滅に応じてオン・オフする接点を備えるフォトリレーを備えるスイッチ回路と、を有し、上記昇圧トランスは、上記二次巻線の両端部に設けられた第1の出力端子と、上記第1の出力端子よりも上記二次巻線の巻き数が少ない位置に設けられた第2の出力端子と、を有し、上記緩衝増幅回路は、上記第1の出力端子に結線されていて、上記リボンマイクロホンユニットの出力は、上記フォトリレーに上記外部電源供給回路から外部電源が供給されているときは、上記光源が点灯して上記緩衝増幅回路に動作電源が供給される状態になって、上記昇圧トランスの二次巻線側から上記緩衝増幅回路を介して取り出され、上記フォトリレーに上記外部電源供給回路から外部電源が供給されていないときは、上記光源が消灯して上記緩衝増幅回路に動作電源が供給されない状態になって、上記昇圧トランスの二次巻線側から上記緩衝増幅回路を介することなく取り出される
ことを主な特徴とする。
また、本発明は、上記のリボンマイクロホン回路に関するものであって、昇圧トランスは、二次巻線の両端端部に第1の出力端子を有し、また、二次巻線の両端部からそれぞれ短い位置に第2の出力端子を有しており、緩衝増幅回路は第1の出力端子に結線されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記のリボンマイクロホン回路に関するものであって、スイッチ回路は、複数のフォトリレーを有し、外部電源供給回路からの動作電源の供給によって接点が開放される第1のフォトリレーと、外部電源供給回路からの動作電源の供給によって接点が閉じる第2のフォトリレーが結線されて1対となり、第1のフォトリレーは、緩衝増幅回路に結線され、第2のフォトリレーは第2の出力端子に結線されていることを特徴とする
また、本発明は、上記のリボンマイクロホン回路に関するものであって、電源はファントム電源であって、外部電源供給回路は、接地ラインとホット信号側ラインとコールド信号ラインからなる3ラインタイプのマイクロホンケーブル及びこのマイクロホンケーブルに結合するための3ピンタイプのコネクタを含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記のリボンマイクロホン回路に関するものであって、昇圧トランスの二次巻線はセンタータップを有していて、このセンタータップを境にして両側に第1の出力端子と上記第2の出力端子を有し、両側の第1の出力端子と第2の出力端子に対応してそれぞれ緩衝増幅回路、スイッチ回路を有することにより、リボンマイクロホンユニットで音響電気変換された音声信号が平衡出力されることを特徴とする
また、本発明は、上記のリボンマイクロホン回路に関するものであって、昇圧トランスのセンタータップと接地の間には定電流ダイオードが接続されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記のリボンマイクロホン回路に関するものであって、フォトリレーは、光源としてのLEDと、このLEDの点滅によってオン・オフする接点としてのMOS−FETを備えたフォトモスリレーからなることを特徴とする。
本発明によれば、出力レベルを高くしても出力インピーダンスを低く抑えることができ、外部からの雑音の影響を受けにくいリボンマイクロホン回路を得ることができる。
本発明に係るリボンマイクロホン回路の例を示す回路図である。 上記リボンマイクロホン回路の例において、所定の動作状態を示す回路図である。
以下、本発明に係るリボンマイクロホン回路の実施例について、図を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るリボンマイクロホン回路の例を示す回路図である。図1において、リボンマイクロホン回路10は、リボンマイクロホンユニット1と、昇圧トランス2と、緩衝増幅回路3と、スイッチ回路4と、を有してなる。
リボンマイクロホンユニット1は、振動板と導体を兼ねるリボン形振動板を平行磁界中に配置してなるものである。リボン形振動板が音波を受けて磁界内で振動すると、このリボン形振動板が磁束を横切ることによって発電し、その振動速度に比例した電気信号が、リボン形振動板の長さ方向に設けられた出力端子からそれぞれ出力される。この出力される電気信号は、リボン形振動板の振動数及び振幅に対応して音響電気変換された信号であり、リボン形振動板に当たる音波に対応した音声信号が出力される。
昇圧トランス2は、一次巻線側がリボンマイクロホンユニット1の出力端子に接続されており、巻線比(1:N)に応じて二次巻線側に昇圧された電気信号が出力される出力端子を有している。昇圧トランス2の二次巻線はセンタータップCTを有していて、センタータップCTを境にしてその両側にそれぞれ巻線比が異なる出力端子21と出力端子22を有している。
各出力端子21は、二次巻線の最大長端部にあたる位置、すなわち両端部に設けられている第1の出力端子である。この出力端子21から出力されるリボンマイクロホンユニット1の出力レベルは、例えば、約−42dB/Paであって、このときの出力インピーダンスは約5.6kΩとなる。
各出力端子22は、二次巻線の最大長端部よりも短い位置、すなわち二次巻線の両端部からそれぞれ短い位置に設けられている第2の出力端子である。この出力端子22は、リボンマイクロホンユニット1の出力インピーダンスが業界標準規格範囲に収まる程度の巻線比にあたる位置に設けられている。例えば出力端子22から出力されるリボンマイクロホンユニット1の出力レベルは、約−52dB/Paであって、このときの出力インピーダンスは600Ωである。
昇圧トランス2の上記各第1の出力端子21に対応して緩衝増幅回路3が設けられている。各緩衝増幅回路3はエミッタフォロワ回路であって、出力端子21にトランジスタのベースが結線されており、エミッタが出力端子となる。この緩衝増幅回路の働きによって、出力端子21を介してリボンマイクロホンユニット1の出力を得たときの出力インピーダンスを低くすることができる。
スイッチ回路4は、光源であるLEDと、このLEDの点滅によって接点を開閉する(オン・オフする)スイッチからなるフォトリレーを有している。図1において、LED1とスイッチSW1、LED2とスイッチSW2、LED3とスイッチSW3、LED4とスイッチSW4、はそれぞれがフォトリレーである。
スイッチ回路4において、スイッチSWとスイッチSWは通常時は接点が閉じており、スイッチSW1とスイッチSW3は通常時は接点が開放されている。LED1・LED2・LED3・LED4は、図示しない外部電源供給回路が接続されたときに点灯する。また、定電流ダイオードCRD2とCRD3は、接続された外部電源供給回路から供給される電流をLED1からLED4に供給する。
定電流ダイオードCRD2と定電流ダイオードCRD3は外部電源供給回路の接続の有無に関わらず交流的に高いインピーダンスであるから、音声信号の負荷にはならない。
リボンマイクロホン回路10に接続する外部電源供給回路はファントム電源回路である。ファントム電源回路は、HOTおよびCOLDの2つの端子と1つの接地端子の3つの端子を有している。図1において、端子PIN1はファントム電源回路の接地端子に接続する端子である。端子PIN2と端子PIN3はファントム電源回路のHOT端子とCOLD端子に接続する端子である。定電流ダイオードCRD2と定電流ダイオードCRD3のアノードはそれぞれ端子PIN2と端子PIN3に結線されており、定電流ダイオードCRD3のカソードにはLED4のアノードが結線されている。LED1からLED4は、定電流ダイオードCRD2と定電流ダイオードCRD3のカソード側からLED4、LED3、LED2、LED1の順に直列接続されており、LED1のカソードが接地端子である端子PIN1に結線されている。
リボンマイクロホン回路10にファントム電源回路が接続されると、定電流ダイオードCRD2と定電流ダイオードCRD3を介してLED4からLED1に電流が流れる。これによって、各LEDはそれぞれが点灯する。
スイッチSW1・スイッチSW2・スイッチSW3・スイッチSW4は能動素子であるMOS−FETを有するフォトモスリレーであって、LED1からLED4が点灯することによって接点を開閉する。スイッチSW1とスイッチSW3はノーマルオープン型の接点を有し、スイッチSW2とスイッチSW4はノーマルクローズ型の接点を有する。
スイッチSW1は、一方の緩衝増幅回路3の出力端と端子PIN2との間に、スイッチSW2は昇圧トランス2の前記第2の出力端子22の一方と端子PIN2との間に、スイッチSW3は他方の緩衝増幅回路3の出力端と端子PIN3との間に、スイッチSW4は昇圧トランス2の前記第2の出力端子22の他方と端子PIN3との間にそれぞれ接続されている。
よって、ファントム電源回路が接続されていないときは、LED1からLED4に電流が流れないので点灯せず、スイッチSW1とスイッチSW3の接点は開放された状態を維持し、スイッチSW2とスイッチSW4の接点は閉じた状態を維持する。すなわち、ファントム電源回路が接続されていないときは、出力端子22がスイッチSW2とスイッチSW4を介して、端子PIN2と端子PIN3に結線され、出力端子22から得られる出力信号は端子PIN2と端子PIN3を介して外部に平衡出力される。
すなわち、リボンマイクロホンユニット1の出力インピーダンスが高くないときは、緩衝増幅器3を介することなく、音声信号を出力する回路構成となる。
次に、リボンマイクロホン回路10にファントム電源回路が接続された状態について、図2を用いて説明する。図2は、図示しない外部電源供給回路であるファントム電源回路を端子PIN1・端子PIN2・端子PIN3を介して接続した状態を示している。ファントム電源回路から端子PIN2・端子PIN3を介して電流が供給されるので、定電流ダイオードCRD2と定電流ダイオードCRD3は、それぞれ端子PIN2と端子PIN3から、LED1からLED4の直列回路に向けて電流を流す。よって、LED1からLED4は点灯する。LED1の点灯によって発せられた光L1はスイッチSW1を動作させる。同じくLED2から発せられた光L2はスイッチSW2を、LED3から発せられた光L3はスイッチSW3を、LED4から発せられた光L4はスイッチSW4を動作させる。
LED1からLED4の点灯によってスイッチSW1からスイッチSW4が動作すると、スイッチSW1とスイッチSW3の接点は閉じて、スイッチSW2とスイッチSW4の接点は開放される。そうすると、端子PIN2と端子PIN3を介してファントム電源回路から供給されている電流が、緩衝増幅器3に流れる。この電流によって緩衝増幅器3が動作する。
また、スイッチSW2とスイッチSW4の接点が開放されることで、リボンマイクロホンユニット1の各出力端子22とPIN2・PIN3間の結線は切断されて、各出力端子22からリボンマイクロホンユニット1の出力信号は取り出されない状態になる。代わって、昇圧トランス2の二次巻線の両端部に設けられている各出力端子21を介して大きな巻線比でリボンマイクロホンユニット1の出力信号を取り出される状態になる。
各出力端子21は、それぞれ緩衝増幅器3を介して端子PIN2と端子PIN3に結線されるので、巻線比が大きくなったことに伴って大きくなるリボンマイクロホン1の出力インピーダンスは、緩衝増幅器3によって低く抑えられて、高い出力レベルを得つつ、出力インピーダンスを低く抑えた回路構成に自動的に切り替えることができる。
なお、昇圧トランス2のセンタータップCTと接地端子PIN1の間に配置されている定電流ダイオードCRD1は、ファントム電源回路が接続されたときに昇圧トランス2に突入電流が流れることを防止するためのものでる。
以上のように、本発明に係るリボンマイクロホン回路によれば、ファントム電源回路が接続されていないときは、出力レベルは通常であって、出力インピーダンスも通常の大きさで動作するリボンマイクロホン回路を構成し、ファントム電源回路が接続されたときは、自動的に、出力レベルを高くしつつ出力インピーダンスは低く抑えることができるリボンマイクロホン回路に切り替わり、外部からの雑音の影響を受けにくいリボンマイクロホン回路をえることができる。
1 リボンマイクロホンユニット
2 昇圧トランス
3 緩衝増幅器
4 スイッチ回路

Claims (6)

  1. フレームに固定されたマグネットによって形成される磁気ギャップ内にリボン形振動板が配置されてなるリボンマイクロホンユニットと、
    上記リボンマイクロホンユニットの出力信号を昇圧する昇圧トランスと、
    上記昇圧トランスの二次巻線側に接続される緩衝増幅回路と、
    上記緩衝増幅回路を動作させるための電源を外部から供給する外部電源供給回路と、
    上記外部電源供給回路を通じて外部電源が供給されているときに点灯する光源と、この光源の点滅に応じてオン・オフする接点を備えるフォトリレーを備えるスイッチ回路と、を有し、
    上記昇圧トランスは、
    上記二次巻線の両端部に設けられた第1の出力端子と、
    上記第1の出力端子よりも上記二次巻線の巻き数が少ない位置に設けられた第2の出力端子と、
    を有し、
    上記緩衝増幅回路は、上記第1の出力端子に結線されていて、
    上記リボンマイクロホンユニットの出力は、
    上記フォトリレーに上記外部電源供給回路から外部電源が供給されているときは、上記光源が点灯して上記緩衝増幅回路に動作電源が供給される状態になって、上記昇圧トランスの二次巻線側から上記緩衝増幅回路を介して取り出され、
    上記フォトリレーに上記外部電源供給回路から外部電源が供給されていないときは、上記光源が消灯して上記緩衝増幅回路に動作電源が供給されない状態になって、上記昇圧トランスの二次巻線側から上記緩衝増幅回路を介することなく取り出されるリボンマイクロホンユニット回路。
  2. 上記スイッチ回路は、複数のフォトリレーを有し、
    上記外部電源供給回路からの動作電源の供給によって接点が開放される第1のフォトリレーと、上記外部電源供給回路からの動作電源の供給によって接点が閉じる第2のフォトリレーが結線されて1対となり、
    上記第1のフォトリレーは、上記緩衝増幅回路に結線され、上記第2のフォトリレーは上記第2の出力端子に結線されている、
    請求項1記載のリボンマイクロホン回路。
  3. 上記電源はファントム電源であって、上記外部電源供給回路は、接地ラインとホット信号側ラインとコールド信号ラインからなる3ラインタイプのマイクロホンケーブル及びこのマイクロホンケーブルに結合するための3ピンタイプのコネクタを含む、
    請求項記載のリボンマイクロホン回路。
  4. 上記昇圧トランスの二次巻線はセンタータップを有していて、このセンタータップを境にして両側に上記第1の出力端子と上記第2の出力端子を有し、
    上記両側の第1の出力端子と第2の出力端子に対応してそれぞれ上記緩衝増幅回路、上記スイッチ回路を有することにより、リボンマイクロホンユニットで音響電気変換された音声信号が平衡出力される、請求項1乃至3のいずれかに記載のリボンマイクロホン回路。
  5. 上記昇圧トランスのセンタータップと接地の間には定電流ダイオードが接続されている
    求項記載のリボンマイクロホン回路。
  6. 上記フォトリレーは、上記光源としてのLEDと、このLEDの点滅によってオン・オフする接点としてのMOS−FETを備えたフォトモスリレーからなる
    求項記載のリボンマイクロホン回路。
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