JP5577423B1 - 温水供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザにとって有用な複数の情報を適切に表示手段に表示させるための技術を提供する。
【解決手段】給湯暖房装置10は、ヒートポンプ40と、給湯暖房ユニット50と、貯湯タンク30と、暖房端末70と、コントローラ14と、リモコン12を備えている。リモコン12は、情報を表示するための表示パネルを有する。コントローラ14は、ヒートポンプ40及び給湯暖房ユニット50を含む給湯暖房装置10の全体の動作を制御する制御手段である。コントローラ14は、表示パネル表示させるべき複数の助言情報が存在する場合に、現在の設定値を所定の値に変更することによって生じる節約金額が最大である助言情報を優先的に表示パネルに表示させる。
【選択図】図1

Description

本明細書で開示する技術は、温水供給装置に関する。
特許文献1には、貯湯式の給湯機が開示されている。この給湯機は、水を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱した湯を蓄える貯湯タンクと、機器の運転動作を制御する制御手段と、表示手段とを有する。表示手段には、使用時の給湯機全体の効率が向上する修正使用方法が表示される。
特開2010−175161号公報
表示手段に表示されるべき情報が毎回一つとは限らない。表示手段に表示されるべき複数の情報が存在する場合もある。特許文献1の技術では、表示手段に表示されるべき複数の情報が存在する場合において、どの情報を優先して表示させるのかについて何も考慮されていない。
本明細書では、ユーザにとって有用な複数の情報を適切に表示手段に表示させるための技術を提供する。
本明細書が開示する一つの温水供給装置は、電気とガスの少なくとも一方を消費することによって水を加熱する熱源と、情報を表示する表示手段と、熱源と表示手段の少なくとも一方の動作内容に関係する複数のパラメータのそれぞれの値を設定する設定手段と、設定されている各パラメータの値に従って、熱源と表示手段の少なくとも一方の動作を制御する制御手段と、複数のパラメータのそれぞれに対応する助言情報を記憶する記憶手段とを有している。各助言情報は、温水供給装置の使用方法に関する情報を含んでいる。制御手段は、設定されている各パラメータのそれぞれの値を所定の値に変更することによって生じる節約金額が大きいものから順に、対応する各助言情報に優先順位を付し、付された優先順位に従って、各助言情報を表示手段に表示させる。
上記の温水供給装置では、表示手段に表示させるべき複数の助言情報が存在する場合に、現在設定されている値を所定の値に変更することによって生じる節約金額が大きいパラメータに対応する助言情報を優先的に表示手段に表示させることができる。そのため、ユーザは、費用面のメリットの大きい助言情報を優先的に見ることができる。従って、上記の温水供給装置によると、ユーザにとって有用な複数の助言情報を適切に表示手段に表示させることができる。
本明細書が開示するもう一つの温水供給装置は、電気とガスの少なくとも一方を消費することによって水を加熱する熱源と、情報を表示する表示手段と、熱源の動作を制御する制御手段と、温水供給装置の使用方法に関する情報を含む複数の助言情報を記憶する記憶手段とを有している。制御手段は、現在時刻の設定がされていない第1の表示条件が満たされる場合に、第1の助言情報を表示手段に表示させ、温水利用箇所に供給される温水の設定温度が所定の温度より高い第2の表示条件が満たされる場合に、第1の助言情報とは異なる第2の助言情報を表示手段に表示させ、第1の表示条件と第2の表示条件の双方が満たされる場合には、第1の助言情報を第2の助言情報よりも優先的に表示手段に表示させる。
上記の温水供給装置では、第1の表示条件と第2の表示条件の双方が満たされる場合に、第1の助言情報を第2の助言情報よりも優先的に表示させることができる。そのため、ユーザは、現在時刻の設定がされていない場合に表示手段に表示させるべき第1の助言情報を優先的に見ることができる。従って、上記の温水供給装置による場合も、ユーザにとって有用な複数の助言情報を適切に表示手段に表示させることができる。
実施例の給湯暖房装置10の構成を示すブロック図。 リモコン12を示す図。 電源のオフ時に助言情報が表示される様子を示す図。 各助言情報の表示文と表示条件と表示間隔とを示す表。 コントローラ14が実行する第1表示処理を示すフローチャート。 コントローラ14が実行する第2表示処理を示すフローチャート。 コントローラ14が実行する第3表示処理を示すフローチャート。 コントローラ14が実行する第4表示処理を示すフローチャート。 コントローラ14が実行する第5表示処理を示すフローチャート。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) 制御手段は、温水供給装置の使用状況に基づいて計算を行って節約金額を算出することが好ましい。この構成によると、温水供給装置は、ユーザによる温水供給装置の使用状況に基づいて算出された節約金額に基づいて、複数の助言情報を表示手段に表示させる際の優先順位を決定することができる。従って、ユーザによる温水供給装置の使用状況に従って、複数の助言情報を表示手段に表示させる際の優先順位を適切に決定することができる。
(特徴2) 複数のパラメータは、現在時刻の設定の有無に関するパラメータを含むことが好ましい。現在時刻を設定し、設定した現在時刻を利用して温水供給装置の運転を制御すれば、現在時刻を設定せずに温水供給装置を運転する場合に比べて温水供給装置を効率的に運転することができる。従って、この構成によると、ユーザの費用面のメリットを大きくし得る。
(特徴3) 複数のパラメータは、温水利用箇所に供給される温水の設定温度に関するパラメータを含むことが好ましい。温水の設定温度を所定の最適温度に設定して温水供給装置を運転させる場合、温水の設定温度を所定の最適温度よりも高い温度に設定して温水供給装置を運転させる場合に比べて、温水供給装置を効率的に運転することができる。従って、この構成によると、ユーザの費用面のメリットを大きくし得る。
(特徴4) 複数のパラメータは、熱源で加熱された温水をタンクに蓄える貯湯運転を停止することに関するパラメータを含むことが好ましい。例えば、ユーザが長期間外出する場合のように、長期間温水が使用されない場合においては、貯湯運転を停止する方が、貯湯運転を継続して実行する場合に比べて、温水供給装置を効率的に運転することができる。従って、この構成によると、ユーザの費用面のメリットを大きくし得る。
(特徴5) 複数のパラメータは、浴槽に供給された温水を保温する保温運転を継続する保温時間に関するパラメータを含むことが好ましい。保温時間を所定の最適時間に設定して温水供給装置を運転させる場合、保温時間を所定の最適時間より長い時間に設定して温水供給装置を運転させる場合に比べて、温水供給装置を効率的に運転することができる。従って、この構成によると、ユーザの費用面のメリットも大きくし得る。
(特徴6) 複数のパラメータは、表示手段に情報が表示される場合における、表示手段に内蔵された照明手段の継続点灯時間に関するパラメータを含むことが好ましい。照明手段の継続点灯時間を所定の最適時間に設定して温水供給装置を運転させる場合、継続点灯時間を所定の最適時間より長い時間に設定して温水供給装置を運転させる場合に比べて、温水供給装置を効率的に運転することができる。従って、この構成によると、ユーザの費用面のメリットも大きくし得る。
(第1実施例)
図1に示す本実施例の給湯暖房装置10は、給湯と暖房の両者を行う熱供給装置である。給湯暖房装置10は、主に、ヒートポンプ40と、給湯暖房ユニット50と、貯湯タンク30と、暖房端末70と、コントローラ14と、リモコン12を備えている。コントローラ14は、ヒートポンプ40及び給湯暖房ユニット50を含む給湯暖房装置10の全体の動作を制御する制御手段である。なお、本実施例のコントローラ14は、一つの独立したユニットではなく、ヒートポンプ40や給湯暖房ユニット50に分散配置された複数の電子制御ユニットと、各配管に配置された各種のセンサ等によって構成されている。ここでいう各種のセンサには、温度センサ及び流量センサが含まれる。
貯湯タンク30は、温水を貯める密閉容器である。貯湯タンク30の容量は、一例ではあるが50リットルである。貯湯タンク30には、貯湯タンク30へ上水を供給する給水管28と、貯湯タンク30から温水を出湯する出湯管22が接続されている。出湯管22は、給湯暖房ユニット50に接続されており、貯湯タンク30からの温水を給湯暖房ユニット50に送る。貯湯タンク30には、複数の温度センサ(図示省略)が高さ方向に沿って配置されている。複数の温度センサはコントローラ14に接続されており、それらの検出結果に基づいて、コントローラ14は貯湯タンク30内の温水温度及び温水量(即ち熱量)を把握することができる。
出湯管22には、給水バイパス管26を通じて、給水管28が接続されている。給水バイパス管26は、出湯管22の温水に、給水管28の上水を混合する。給水バイパス管26と出湯管22の接続位置には、給湯側混合弁24が設けられている。給湯側混合弁24は、コントローラ14に接続されており、その動作はコントローラ14によって制御される。コントローラ14は、給湯側混合弁24を制御することにより、貯湯タンク30からの出湯温度を、ユーザの指定した設定温度まで低下させることができる。
ヒートポンプ40は、電気を消費して熱を発生する電気式熱源の一種である。ヒートポンプ40には、商用電源が供給される。ヒートポンプ40は、大気中から採熱して、貯湯タンク30の温水を加熱する。ヒートポンプ40は、蓄熱送り管32と蓄熱戻り管34を介して、貯湯タンク30に接続されている。貯湯タンク30の温水は、蓄熱送り管32を通って、ヒートポンプ40へ送られる。送られた温水は、ヒートポンプ40において加熱された後に、蓄熱戻り管34を通って貯湯タンク30へ戻される。それにより、貯湯タンク30に温水が貯えられる。なお、貯湯タンク30の温水は、ヒートポンプ40だけに限られず、後述する給湯暖房ユニット50や、燃料電池、発電機、太陽光、電気ヒータといった他の熱源によって加熱される構成であってもよい。
給湯暖房ユニット50は、都市ガス等の可燃性ガス(単にガスとも称する)を消費して熱を発生するガス式熱源の一種である。前述したように、給湯暖房ユニット50には、出湯管22を通じて、貯湯タンク30からの温水が送られる。ユーザの指定した設定温度に対して、貯湯タンク30からの温水温度が低い場合、給湯暖房ユニット50は、バーナ(図示省略)を点火して当該温水を加熱する。加熱された温水は、給湯管16を通じてカラン等の温水利用箇所に供給される。あるいは、風呂往き管84を通じて、浴槽90に供給される。即ち、浴槽90も温水利用箇所の一つである。
給湯管16には、給湯バイパス管18を通じて、出湯管22が接続されている。給湯バイパス管18は、出湯管22の温水を、給湯管16へ直接的に送ることができる。また、給湯バイパス管18には、バイパス制御弁20が設けられている。バイパス制御弁20は、コントローラ14に接続されており、その動作はコントローラ14によって制御される。給湯暖房ユニット50での加熱が不要であれば、コントローラ14はバイパス制御弁20を開弁し、給湯暖房ユニット50をバイパスさせることができる。それにより、給湯暖房ユニット50での無用な放熱を避けることができる。また、コントローラ14は、バイパス制御弁20の開度を調節し、温水の一部を給湯暖房ユニット50に送るとともに、他の部分は給湯暖房ユニット50をバイパスさせることで、給湯温度を細かに調整することもできる。
給湯暖房ユニット50は、浴槽90の温水を循環加熱(追い焚き、保温)することもできる。給湯暖房ユニット50は、風呂戻り管82と風呂往き管84を介して、浴槽90に接続されている。浴槽90の温水は、風呂戻り管82を通じて給湯暖房ユニット50へ送られ、給湯暖房ユニット50において加熱された後に、風呂往き管84を通じて浴槽90に戻される。温水の循環は、給湯暖房ユニット50の風呂ポンプ(図示省略)によって行われる。なお、給湯暖房装置10の内部において、浴槽90の温水を循環させる経路は、衛生面を考慮して、前述した給湯管16に繋がる経路とは独立して設けられている。
給湯暖房ユニット50は、暖房端末70に接続されており、加熱した暖房用熱媒を暖房端末70に送る。暖房端末70とは、一例ではあるが、温水床暖房パネルや浴室暖房機である。また、暖房用熱媒は、一例であるが、不凍液である。なお、不凍液等の暖房用熱媒は、厳密には水(上水)とは異なるが、本明細書では便宜上、不凍液等の暖房用熱媒も、熱源(給湯暖房ユニット50)によって加熱される水の一種として取り扱う。暖房用熱媒は、給湯暖房ユニット50のバーナにより加熱された後、暖房送り管60を通じて、暖房端末70に送られる。暖房端末70で放熱した暖房用熱媒は、第1暖房戻り管62を通ってヒートポンプ40に送られた後、第2暖房戻り管64を通って給湯暖房ユニット50に戻される。即ち、ヒートポンプ40において暖房用熱媒の一次加熱が行われる。なお、第2暖房戻り管64には、暖房バイパス管66を通じて、第1暖房戻り管62が接続されている。暖房バイパス管66と第2暖房戻り管64の接続位置には、暖房側混合弁68が設けられている。暖房側混合弁68は、コントローラ14に接続されており、その動作はコントローラ14によって制御される。例えばヒートポンプ40の運転が停止している場合、コントローラ14は、暖房側混合弁68を制御することにより、暖房端末70からの暖房用熱媒を給湯暖房ユニット50へ直接的に送り戻すことができる。
図2は、リモコン12を示す。リモコン12は、ユーザが各種の操作を行う操作端末である。図2に示すように、リモコン12は、電源ボタン102及びチェックボタン104を含む、複数の操作ボタンを有している。例えば、ユーザが電源ボタン102を押すと、給湯暖房装置10の電源がオンされる。再度、ユーザが電源ボタン102を押すと、給湯暖房装置10の電源がオフされる。その他、ユーザは、リモコン12を操作することで、現在時刻の設定、給湯設定温度の指定、浴槽90への自動給湯(いわゆる湯張り)並びにその設定温度及び設定湯量の指定、浴槽90の温水の加熱(いわゆる追い焚き)、他のリモコン(図示省略)との間での通話といった、各種操作を行うことができる。チェックボタン104は、後述する助言情報を表示するための操作ボタンである。
リモコン12は、表示パネル100を有している。表示パネル100は、一例であるが、液晶パネルである。表示パネル100は、現在時刻、温水の設定温度(給湯設定温度、風呂設定温度、半身浴設定温度)、二つの熱源(ヒートポンプ40及び給湯暖房ユニット50)の稼働状況などを表示することができる。
図3に示すように、本実施例のリモコン12は、さらに、ユーザに対して助言情報を表示することができる。ここでいう助言情報とは、給湯暖房装置10の使用方法に関して、より良い使い方をユーザに提案する文字情報や図形情報である。この助言情報には、給湯暖房装置10の使用条件(例えば温水の設定温度、貯湯運転停止機能のオンオフ)の変更等を促す情報が含まれる。詳しくは後述するが、表示される助言情報は、予めコントローラ14内のメモリ(図示省略)に記憶された複数種類の助言情報のなかから、ユーザが設定している現在の使用条件に応じて選択されたものである。
詳しくは後述するが、本実施例では、ユーザが給湯暖房装置10の電源をオフする操作を行った場合(図3参照)、又は、ユーザがリモコン12のチェックボタン104を押した場合に、コントローラ14は、表示パネル100に助言情報を表示させる。なお、本明細書では、ユーザによる給湯暖房装置10の電源をオフする操作、及び、ユーザによるリモコン12のチェックボタン104を押す操作を、ひとまとめに「表示許可」と呼ぶ場合がある。
次いで、図3を参照して、ユーザが給湯暖房装置10の電源をオフする操作を行った場合における、表示パネル100の表示内容の遷移について説明する。まず、図3の(A)に示すように、ユーザが、リモコン12を操作して、給湯暖房装置10の電源をオフする操作を行うと、コントローラ14は、表示パネル100にこれから助言情報を表示する旨のメッセージを表示させる。次いで、図3の(B)に示すように、コントローラ14は、表示パネル100に、所定の時間に亘って、助言情報を表示させる。この際に表示される助言情報の内容は、予めメモリ内に記憶された複数種類の助言情報のなかから選択されたものである。助言情報の選択手法については後述する。次いで、図3の(C)に示すように、コントローラ14は、表示パネル100に、電源オフが完了した旨の表示を行う。その後、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源を完全にオフにする。
上記の通り、コントローラ14内のメモリ(図示省略)は、複数種類の助言情報を記憶している。コントローラ14は、ユーザが設定した現在の使用条件に基づいて、後述の各表示処理(図5〜図9参照)を行って、表示すべき助言情報を選択する。図4は、コントローラ14内のメモリに記憶された複数種類の助言情報の表示文と表示条件と表示間隔を示す表である。図4に示すように、コントローラ14内のメモリには、複数種類の助言情報(M1、M2a、M2b、M2c、M3、M4、M5、M6)が記憶されている。
複数種類の助言情報(M1、M2a、M2b、M2c、M3、M4、M5、M6)には、それぞれ、表示文と表示条件と表示間隔が対応付けられている。表示文は、実際に表示パネル100に表示されるメッセージ内容を示す。例えば、助言情報M1には、表示文「現在時刻を設定してください」が対応付けられている。表示条件は、対応する助言情報が表示されるための条件を示す。例えば、助言情報M1には、表示条件「現在時刻が設定されていない」が対応付けられている。表示間隔は、対応する助言情報を最後に表示してから、次回同じ助言情報を再表示するまでに経過すべき期間を示す。仮に助言情報の表示条件が満たされる場合であっても、最後に当該助言情報を表示してから表示間隔が経過するまでの間は、当該助言情報の表示が認められない。例えば、助言情報M2aには、表示間隔「10日間」が対応付けられている。即ち、最後に当該助言情報M2aが表示されてから10日間が経過するまでの間は、助言情報M2aの再表示は認められない。一方、助言情報M1には、表示間隔「なし」が対応付けられている。即ち、助言情報M1については、助言情報M1の表示条件が満たされれば、表示間隔に関わらず、助言情報M1の再表示が認められる。
続いて、助言情報M1、M2a、M2b、M2c、M3、M4、M5、M6のそれぞれについて詳しく説明する。
(助言情報M1)
図4に示すように、助言情報M1には、表示文「現在時刻を設定してください」、表示条件「現在時刻が設定されていない」、表示間隔「なし」が対応付けられている。本実施例の給湯暖房装置10では、現在時刻を設定し、設定した現在時刻を利用して給湯暖房装置10の運転を制御すれば、現在時刻を設定せずに給湯暖房装置10を運転する場合に比べて給湯暖房装置10を効率的に運転することができる。コントローラ14は、ユーザによって現在時刻が設定されていない場合に、助言情報M1を表示パネル100に表示することにより、ユーザに対して、現在時刻を設定することを助言することができる。助言情報M1を見たユーザが現在時刻を設定すれば、ユーザの費用面のメリットが大きくなる。なお、助言情報M1は、表示間隔「なし」が対応付けられている。そのため、ユーザによって現在時刻が設定されていない場合に、表示間隔に関わらず助言情報M1を優先的に表示し得る。
(助言情報M2a)
図4に示すように、助言情報M2aには、表示文「給湯設定温度を43℃以下にすると、光熱費の節約につながります」、表示条件「給湯設定温度が43℃より高い」、表示間隔「10日間」が対応付けられている。ここで、給湯設定温度とは、給湯管16から供給される温水の設定温度である。給湯設定温度を43℃以下に設定して給湯暖房装置10を運転させる場合、給湯設定温度を43℃よりも高い温度に設定して給湯暖房装置10を運転させる場合に比べて、給湯暖房装置10を効率的に運転することができる。コントローラ14は、給湯設定温度が43℃よりも高い場合に、助言情報M2aを表示パネル100に表示することにより、ユーザに対して、給湯設定温度を43℃以下に変更することを助言することができる。助言情報M2aを見たユーザが給湯設定温度を43℃以下に変更すれば、ユーザの費用面のメリットが大きくなる。
(助言情報M2b)
図4に示すように、助言情報M2bには、表示文「風呂設定温度を43℃以下にすると、光熱費の節約につながります」、表示条件「風呂設定温度が43℃より高い」、表示間隔「10日間」が対応付けられている。ここで、風呂設定温度とは、浴槽90に供給される温水の設定温度である。上記給湯設定温度の場合と同様に、風呂設定温度を43℃以下に設定して給湯暖房装置10を運転させれば、風呂設定温度を43℃よりも高い温度に設定して給湯暖房装置10を運転させる場合に比べて、給湯暖房装置10を効率的に運転することができる。助言情報M2bを見たユーザが風呂設定温度を43℃以下に変更すれば、ユーザの費用面のメリットが大きくなる。
(助言情報M2c)
図4に示すように、助言情報M2cには、表示文「半身浴設定温度を43℃以下にすると、光熱費の節約につながります」、表示条件「半身浴設定温度が43℃より高い」、表示間隔「10日間」が対応付けられている。ここで、半身浴設定温度とは、半身浴を行うために浴槽90に供給される温水の設定温度である。上記給湯設定温度の場合と同様に、半身浴設定温度を43℃以下に設定して給湯暖房装置10を運転させれば、半身浴設定温度を43℃よりも高い温度に設定して給湯暖房装置10を運転させる場合に比べて、給湯暖房装置10を効率的に運転することができる。助言情報M2cを見たユーザが半身浴設定温度を43℃以下に変更すれば、ユーザの費用面のメリットが大きくなる。
なお、以下では、上記の給湯設定温度、風呂設定温度、半身浴設定温度をまとめて「温水の設定温度」と呼ぶ場合がある。同様に、助言情報M2a、M2b、M2cをまとめて「助言情報M2」と呼ぶ場合がある。
(助言情報M3)
図4に示すように、助言情報M3には、表示文「長期不在の場合は、留守番モードをご利用頂くと光熱費の節約につながります」、表示条件「貯湯停止機能オフ、かつ、2日連続出湯履歴あり、かつ、48時間以上未出湯」、表示間隔「10日間」が対応付けられている。ここで、貯湯停止機能とは、給湯暖房ユニット50又はヒートポンプ40を作動させて加熱した温水を貯湯タンク30に蓄える貯湯運転をユーザの指示に従って停止する機能である。即ち、給湯暖房装置10の状態が「貯湯停止機能オフ」である場合、貯湯運転の停止が指示されておらず、給湯暖房装置10は貯湯運転を継続して実行する。例えば、ユーザが長期間外出する場合のように、長期間貯湯タンク30内の温水が使用されない場合においては、貯湯運転を停止しておく方が、貯湯運転を継続して実行する場合に比べて、給湯暖房装置10を効率的に運転することができる。コントローラ14は、給湯暖房装置10の貯湯停止機能がオフであり、かつ、過去に2日連続出湯を行った実績があり、かつ、48時間以上未出湯状態が続いた場合に、助言情報M3を表示パネル100に表示することにより、ユーザに対して、長期間外出する際に、貯湯停止機能をオンしておくことを助言することができる。助言情報M3を見たユーザが、次回の長期間外出の際に、貯湯停止機能をオンすれば、ユーザの費用面のメリットが大きくなる。
(助言情報M4)
図4に示すように、助言情報M4には、表示文「自動湯張り後の保温時間は、生活パターンに合わせて設定することができます」、表示条件「保温時間が4時間より長い」、表示間隔「10日間」が対応付けられている。ここで、保温時間とは、浴槽90に所定量の温水を供給(湯張り)した後、浴槽90内の温水の温度を設定温度に保つための保温運転を継続して行う時間である。保温時間を4時間以下に設定して給湯暖房装置10を運転させる場合、保温時間を4時間よりも長い時間に設定して給湯暖房装置10を運転させる場合に比べて、給湯暖房装置10を効率的に運転することができる。コントローラ14は、ユーザによって設定された保温時間が4時間より長い場合に、助言情報M4を表示パネル100に表示することにより、ユーザに対して、保温時間を変更することを助言することができる。助言情報M4を見たユーザが保温時間を4時間以下に変更すれば、ユーザの費用面のメリットが大きくなる。
(助言情報M5)
図4に示すように、助言情報M5には、表示文「省電力モードをご利用頂くと消費電力を減らす事ができます」、表示条件「継続点灯時間が20分より長い」、表示間隔「10日間」が対応付けられている。ここで、継続点灯時間とは、表示パネル100に情報が表示される場合における、表示パネル100に内蔵された照明手段(バックライト等)の継続点灯時間である。照明手段の継続点灯時間を20分以下に設定して給湯暖房装置10を運転させる場合、継続点灯時間を20分より長い時間に設定して給湯暖房装置10を運転させる場合に比べて、給湯暖房装置10を効率的に運転することができる。コントローラ14は、ユーザによって設定された継続点灯時間が20分より長い場合に、助言情報M5を表示パネル100に表示することにより、ユーザに対して、継続点灯時間を変更することを助言することができる。助言情報M5を見たユーザが継続点灯時間を20分以下に変更すれば、ユーザの費用面のメリットが大きくなる。
(助言情報M6)
図4に示すように、助言情報M6には、表示文「今日と昨日の光熱費です 昨日***円、今日***円」、表示条件「助言情報M1〜M5のいずれも表示されない場合」、表示間隔「なし」が対応付けられている。ここで、「***円」で表示される部分には、実際に算出された昨日の光熱費と今日の光熱費とが記述される。例えば、ユーザが適切な運転条件を設定して給湯暖房装置10を運転させている場合には、助言情報M1〜M5のいずれの表示条件も満たされない可能性が高い。また、助言情報M2〜M5のいずれについても、表示間隔(10日間)が未経過の場合もある。そのような場合に、コントローラ14は、給湯暖房装置10の使用方法に関する助言情報M1〜M5に代えて、助言情報M6を表示パネル100に表示することにより、ユーザに対して実際の光熱費を知らせることができる。助言情報M6を見たユーザが効率の良い運転を心がければ、ユーザの費用面のメリットが引き続き大きくなる。
(助言情報を表示させるための各処理)
次いで、本実施例の給湯暖房装置10のコントローラ14が、表示パネル100に助言情報を表示させるために実行する各処理(図5〜図9参照)について説明する。本実施例では、給湯暖房装置10の電源がオンされると、コントローラ14は、第1表示処理(図5)、第2表示処理(図6)、第3表示処理(図7)、第4表示処理(図8)、第5表示処理(図9)の各処理を同時に実行する。以下、各処理の内容を説明する。
(第1表示処理)
図5に示す第1表示処理は、助言情報M1(図4参照)を表示パネル100に表示させるための処理である。コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源がオンされると、図5の第1表示処理を開始する。S10では、コントローラ14は、給湯暖房装置10に現在時刻が設定されていない状態か否かを確認する。ユーザによって現在時刻が設定されていない場合、コントローラ14は、S10でYES(即ち、助言情報M1の表示条件を満たしている)と判断し、S12に進む。一方、現在時刻が既に設定されている場合、コントローラ14は、S10でNO(即ち、助言情報M1の表示条件を満たしていない)と判断する。この場合、コントローラ14は、S10の判断を繰り返し行う。
S12では、コントローラ14は、助言情報M1を表示待機させる。具体的に言うと、S12では、コントローラ14は、助言情報M1を表示するためのフラグをメモリの所定領域内に記憶させる。
次いで、S14では、コントローラ14は、節約金額E1が他の節約金額(後述の節約金額E2、E3、E4、E5)と比べて最大であるか否かを判断する。節約金額E1は、現在時刻を設定して給湯暖房装置10を運転することによって生じる節約分の金額である。言い換えると、節約金額E1は、現在時刻を設定して給湯暖房装置10を運転することによってユーザが得られる費用面のメリットである。
本実施例では、コントローラ14は、以下の数式に従って節約金額E1を算出する。
節約金額E1={(ユーザが1日に必要とするエネルギー使用量)/(現在時刻が設定されていない場合の運転効率)−(ユーザが1日に必要とするエネルギー使用量)/(現在時刻が設定されている場合の運転効率)}×エネルギー単価
上記の数式において、現在時刻が設定されていない場合の運転効率の値は予め決められており、例えば「0.6」である。また、現在時刻が設定されている場合の運転効率の値も予め決められており、例えば「1.0」である。現在時刻が設定されていない場合の運転効率の値は現在時刻が設定されている場合の運転効率の値よりも小さい。ユーザが1日に必要とするエネルギー使用量(電気使用量、及び、ガス使用量)は、過去7日分のユーザのエネルギー使用量の平均値である。エネルギー単価(電気単価、ガス単価)は、単位量当たりのエネルギーの価格を示す。
コントローラ14は、節約金額E1を算出する場合、まず、電気の節約金額とガスの節約金額をそれぞれ算出する。コントローラ14は、電気の節約金額とガスの節約金額とを合計することにより、節約金額E1を算出する。
節約金額E1が他の節約金額(後述の節約金額E2、E3、E4、E5)と比べて最大である場合、コントローラ14は、S14でYESと判断し、S16に進む。一方、節約金額E1よりも大きい他の節約金額が存在する場合、コントローラ14は、S14でNOと判断し、S10に戻る。この際、コントローラ14は、S12でメモリに記憶させた助言情報M1を表示するためのフラグをメモリから削除する。
S16では、コントローラ14は、表示許可が行われることを監視する。S16の時点で、表示許可が行われている場合(即ち、電源オフ操作とリモコン12のチェックボタン104を押す操作のいずれかが行われている場合)、コントローラ14は、S16でYESと判断し、S18に進む。一方、S16の時点で、表示許可が行われていない場合、コントローラ14は、S16でNOと判断し、S10に戻る。この際、コントローラ14は、S12でメモリに記憶させた助言情報M1を表示するためのフラグをメモリから削除する。
S18では、コントローラ14は、助言情報M1を表示パネル100に表示する。即ち、表示パネル100には、助言情報M1に対応する表示文(「現在時刻を設定してください」)が表示される。コントローラ14は、所定時間に亘って助言情報M1を表示させると、助言情報M1の表示を終了する。S16で電源オフ操作が行われている場合、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源をオフする。この場合、第1〜第5表示処理(図5〜図9)がすべて終了する。一方、S16でチェックボタン104を押す操作が行われている場合、コントローラ14は、S10に戻る。この際、コントローラ14は、S12でメモリに記憶させた助言情報M1を表示するためのフラグをメモリから削除する。
(第2表示処理)
図6に示す第2表示処理は、助言情報M2(図4参照)を表示パネル100に表示させるための処理である。コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源がオンされると、図6の第2表示処理を開始する。S30では、コントローラ14は、温水の設定温度(給湯設定温度、風呂設定温度、半身浴設定温度のいずれか)が43℃より高いか否かを確認する。温水の設定温度(給湯設定温度、風呂設定温度、半身浴設定温度のいずれか)が43℃より高い場合、コントローラ14は、S30でYES(即ち、助言情報M2の表示条件を満たしている)と判断し、S32に進む。なお、S30において、助言情報M2a、M2b、M2cの各表示条件が2つ以上同時に満たされている場合、コントローラ14は、助言情報M2a、M2b、M2cの順に従ってS30の判断を行う。従って、例えば、S30において、助言情報M2a、M2bの各表示条件が同時に満たされる場合、コントローラ14は、助言情報M2aの表示条件が満たされていると判断し、S32に進む。一方、温水の設定温度(給湯設定温度、風呂設定温度、半身浴設定温度のいずれも)が43℃以下に設定されている場合、コントローラ14は、S30でNOと判断する。この場合、コントローラ14は、S30の判断を繰り返し行う。
S32では、前回助言情報M2を表示してから10日間(図4の表示間隔)が経過しているか否か判断する。前回助言情報M2(例えば助言情報M2a)を表示してから10日間以上経過している場合、コントローラ14は、S32でYESと判断し、S34に進む。一方、前回助言情報M2(例えば助言情報M2a)を表示してから10日間経過していない場合、コントローラ14は、S32でNOと判断し、S30に戻る。
S34では、コントローラ14は、助言情報M2(例えば助言情報M2a)を表示待機させる。具体的に言うと、S34では、コントローラ14は、助言情報M2を表示するためのフラグをメモリの所定領域内に記憶させる。
次いで、S36では、コントローラ14は、節約金額E2が他の節約金額(節約金額E1、E3、E4、E5)と比べて最大であるか否かを判断する。節約金額E2は、現在の温水の設定温度(例えば給湯設定温度)を43℃以下に変更することによって生じる節約分の金額である。言い換えると、節約金額E2は、現在の温水の設定温度(例えば給湯設定温度)を43℃以下に変更することによってユーザが得られる費用面のメリットである。
本実施例では、コントローラ14は、以下の数式に従って節約金額E2を算出する。
節約金額E2={(ユーザが1日に必要とするエネルギー使用量)/(温水の設定温度が43℃より高い温度に設定されている場合の運転効率)−(ユーザが1日に必要とするエネルギー使用量)/(温水の設定温度が43℃以下に設定されている場合の運転効率)}×エネルギー単価
上記の数式において、温水の設定温度が43℃より高い温度に設定されている場合の運転効率の値は、設定温度に応じて予め決められている。例えば、設定温度が45℃の場合の運転効率の値は「0.9」、設定温度が50℃の場合の運転効率の値は「0.7」、設定温度が60℃の場合の運転効率の値は「0.5」にそれぞれ決められている。また、温水の設定温度が43℃以下に設定されている場合の運転効率の値も予め決められており、例えば「1.0」である。温水の設定温度が43℃より高い温度に設定されている場合の運転効率の値は、温水の設定温度が43℃以下に設定されている場合の運転効率の値よりも小さい。
コントローラ14は、節約金額E2を算出する場合にも、まず、電気の節約金額とガスの節約金額をそれぞれ算出する。コントローラ14は、電気の節約金額とガスの節約金額とを合計することにより、節約金額E2を算出する。
節約金額E2が他の節約金額(節約金額E1、E3、E4、E5)と比べて最大である場合、コントローラ14は、S36でYESと判断し、S38に進む。一方、節約金額E2よりも大きい他の節約金額が存在する場合、コントローラ14は、S36でNOと判断し、S30に戻る。この際、コントローラ14は、S34でメモリに記憶させた助言情報M2を表示するためのフラグをメモリから削除する。
S38では、コントローラ14は、表示許可が行われることを監視する。S38の時点で、表示許可が行われている場合(即ち、電源オフ操作とリモコン12のチェックボタン104を押す操作のいずれかが行われている場合)、コントローラ14は、S38でYESと判断し、S40に進む。一方、S38の時点で、表示許可が行われていない場合、コントローラ14は、S38でNOと判断し、S30に戻る。この際、コントローラ14は、S34でメモリに記憶させた助言情報M2を表示するためのフラグをメモリから削除する。
S40では、コントローラ14は、助言情報M2(例えば助言情報M2a)を表示パネル100に表示する。即ち、表示パネル100には、助言情報M2(例えば助言情報M2a)に対応する表示文(例えば「給湯設定温度を43℃以下にすると、光熱費の節約につながります」)が表示される。コントローラ14は、所定時間に亘って助言情報M2を表示させると、助言情報M2の表示を終了する。S38で電源オフ操作が行われている場合、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源をオフする。この場合、第1〜第5表示処理(図5〜図9)がすべて終了する。一方、S38でチェックボタン104を押す操作が行われている場合、コントローラ14は、S30に戻る。この際、コントローラ14は、S34でメモリに記憶させた助言情報M2を表示するためのフラグをメモリから削除する。
(第3表示処理)
図7に示す第3表示処理は、助言情報M3(図4参照)を表示パネル100に表示させるための処理である。コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源がオンされると、図7の第3表示処理を開始する。S50では、コントローラ14は、給湯暖房装置10の貯湯停止機能がオフであり、かつ、過去に2日連続出湯を行った実績があり、かつ、48時間以上未出湯状態が続いているか否かを確認する。貯湯停止機能がオフであり、かつ、過去に2日連続出湯を行った実績があり、かつ、48時間以上未出湯状態が続いている場合、コントローラ14は、S50でYES(即ち、助言情報M3の表示条件を満たしている)と判断し、S52に進む。一方、S50でNOの場合(助言情報M3の表示条件を満たさない場合)、コントローラ14は、S50の判断を繰り返し行う。
S52では、前回助言情報M3を表示してから10日間(図4の表示間隔)が経過しているか否か判断する。前回助言情報M3を表示してから10日間以上経過している場合、コントローラ14は、S52でYESと判断し、S54に進む。一方、前回助言情報M3を表示してから10日間経過していない場合、コントローラ14は、S52でNOと判断し、S50に戻る。
S54では、コントローラ14は、助言情報M3を表示待機させる。具体的に言うと、S54では、コントローラ14は、助言情報M3を表示するためのフラグをメモリの所定領域内に記憶させる。
次いで、S56では、コントローラ14は、節約金額E3が他の節約金額(節約金額E1、E2、E4、E5)と比べて最大であるか否かを判断する。節約金額E3は、貯湯停止機能をオンすることによって生じる節約分の金額(貯湯停止機能をオンすることによってユーザが得られる費用面のメリット)である。
本実施例では、コントローラ14は、以下の数式に従って節約金額E3を算出する。
節約金額E3=(長期間外出期間中に貯湯し、使わずに放熱されたエネルギー量)×エネルギー単価
上記の数式において、長期間外出期間中に貯湯し、使わずに放熱されたエネルギー量は、実際に温水が不使用であった期間中に放熱されたエネルギー量である。
コントローラ14は、節約金額E3を算出する場合にも、まず、電気の節約金額とガスの節約金額をそれぞれ算出する。コントローラ14は、電気の節約金額とガスの節約金額とを合計することにより、節約金額E3を算出する。
節約金額E3が他の節約金額(節約金額E1、E2、E4、E5)と比べて最大である場合、コントローラ14は、S56でYESと判断し、S58に進む。一方、節約金額E3よりも大きい他の節約金額が存在する場合、コントローラ14は、S56でNOと判断し、S50に戻る。この際、コントローラ14は、S54でメモリに記憶させた助言情報M3を表示するためのフラグをメモリから削除する。
S58では、コントローラ14は、表示許可が行われることを監視する。S58の時点で、表示許可が行われている場合(即ち、電源オフ操作とリモコン12のチェックボタン104を押す操作のいずれかが行われている場合)、コントローラ14は、S58でYESと判断し、S60に進む。一方、S58の時点で、表示許可が行われていない場合、コントローラ14は、S58でNOと判断し、S50に戻る。この際、コントローラ14は、S54でメモリに記憶させた助言情報M3を表示するためのフラグをメモリから削除する。
S60では、コントローラ14は、助言情報M3を表示パネル100に表示する。即ち、表示パネル100には、助言情報M3に対応する表示文(「長期不在の場合は、留守番モードをご利用頂くと光熱費の節約につながります」)が表示される。コントローラ14は、所定時間に亘って助言情報M3を表示させると、助言情報M3の表示を終了する。S58で電源オフ操作が行われている場合、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源をオフする。この場合、第1〜第5表示処理(図5〜図9)がすべて終了する。一方、S58でチェックボタン104を押す操作が行われている場合、コントローラ14は、S50に戻る。この際、コントローラ14は、S54でメモリに記憶させた助言情報M3を表示するためのフラグをメモリから削除する。
(第4表示処理)
図8に示す第4表示処理は、助言情報M4(図4参照)を表示パネル100に表示させるための処理である。コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源がオンされると、図8の第4表示処理を開始する。S70では、コントローラ14は、ユーザによって設定されている保温時間が4時間より長いか否かを確認する。保温時間が4時間より長い場合、コントローラ14は、S70でYES(即ち、助言情報M4の表示条件を満たしている)と判断し、S72に進む。一方、S70でNOの場合(助言情報M4の表示条件を満たさない場合)、コントローラ14は、S70の判断を繰り返し行う。
S72では、前回助言情報M4を表示してから10日間(図4の表示間隔)が経過しているか否か判断する。前回助言情報M4を表示してから10日間以上経過している場合、コントローラ14は、S72でYESと判断し、S74に進む。一方、前回助言情報M4を表示してから10日間経過していない場合、コントローラ14は、S72でNOと判断し、S70に戻る。
S74では、コントローラ14は、助言情報M4を表示待機させる。具体的に言うと、S74では、コントローラ14は、助言情報M4を表示するためのフラグをメモリの所定領域内に記憶させる。
次いで、S76では、コントローラ14は、節約金額E4が他の節約金額(節約金額E1、E2、E3、E5)と比べて最大であるか否かを判断する。節約金額E4は、現在の保温時間を4時間以下に変更することによって生じる節約分の金額(現在の保温時間を4時間以下に変更することによって生じる費用面のメリット)である。
本実施例では、コントローラ14は、以下の数式に従って節約金額E4を算出する。
節約金額E4={(現在の保温時間(4時間より長い)におけるエネルギー使用量)−(保温時間が4時間の場合のエネルギー使用量)}×エネルギー単価
上記の数式における、現在の保温時間(4時間より長い)におけるエネルギー使用量は、保温運転を行う場合の単位時間当たりにおけるエネルギー使用量に現在の保温時間を乗じて算出される。
コントローラ14は、節約金額E4を算出する場合にも、まず、電気の節約金額とガスの節約金額をそれぞれ算出する。コントローラ14は、電気の節約金額とガスの節約金額とを合計することにより、節約金額E4を算出する。
節約金額E4が他の節約金額(節約金額E1、E2、E3、E5)と比べて最大である場合、コントローラ14は、S76でYESと判断し、S78に進む。一方、節約金額E4よりも大きい他の節約金額が存在する場合、コントローラ14は、S76でNOと判断し、S70に戻る。この際、コントローラ14は、S74でメモリに記憶させた助言情報M4を表示するためのフラグをメモリから削除する。
S78では、コントローラ14は、表示許可が行われることを監視する。S78の時点で、表示許可が行われている場合(即ち、電源オフ操作とリモコン12のチェックボタン104を押す操作のいずれかが行われている場合)、コントローラ14は、S78でYESと判断し、S80に進む。一方、S78の時点で、表示許可が行われていない場合、コントローラ14は、S78でNOと判断し、S70に戻る。この際、コントローラ14は、S74でメモリに記憶させた助言情報M4を表示するためのフラグをメモリから削除する。
S80では、コントローラ14は、助言情報M4を表示パネル100に表示する。即ち、表示パネル100には、助言情報M4に対応する表示文(「自動湯張り後の保温時間は、生活パターンに合わせて設定することができます」)が表示される。コントローラ14は、所定時間に亘って助言情報M4を表示させると、助言情報M4の表示を終了する。S78で電源オフ操作が行われている場合、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源をオフする。この場合、第1〜第5表示処理(図5〜図9)がすべて終了する。一方、S78でチェックボタン104を押す操作が行われている場合、コントローラ14は、S70に戻る。この際、コントローラ14は、S74でメモリに記憶させた助言情報M4を表示するためのフラグをメモリから削除する。
(第5表示処理)
図9に示す第5表示処理は、助言情報M5(図4参照)を表示パネル100に表示させるための処理である。コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源がオンされると、図9の第5表示処理を開始する。S90では、コントローラ14は、ユーザによって設定されている継続点灯時間が20分より長いか否かを確認する。継続点灯時間が20分より長い場合、コントローラ14は、S90でYES(即ち、助言情報M5の表示条件を満たしている)と判断し、S92に進む。一方、S90でNOの場合(助言情報M5の表示条件を満たさない場合)、コントローラ14は、S90の判断を繰り返し行う。
S92では、前回助言情報M5を表示してから10日間(図4の表示間隔)が経過しているか否か判断する。前回助言情報M5を表示してから10日間以上経過している場合、コントローラ14は、S92でYESと判断し、S94に進む。一方、前回助言情報M5を表示してから10日間経過していない場合、コントローラ14は、S92でNOと判断し、S90に戻る。
S94では、コントローラ14は、助言情報M5を表示待機させる。具体的に言うと、S94では、コントローラ14は、助言情報M5を表示するためのフラグをメモリの所定領域内に記憶させる。
次いで、S96では、コントローラ14は、節約金額E5が他の節約金額(節約金額E1、E2、E3、E4)と比べて最大であるか否かを判断する。節約金額E5は、現在の継続点灯時間を20分以下に変更することによって生じる節約分の金額(現在の継続点灯時間を20分以下に変更することによって生じる費用面のメリット)である。
本実施例では、コントローラ14は、以下の数式に従って節約金額E5を算出する。
節約金額E5={(現在の継続点灯時間における電気使用量)−(継続点灯時間が20分の場合の電気使用量)}×電気単価
コントローラ14は、節約金額E5を算出する場合には、電気の節約金額のみを節約金額E5として算出する。
節約金額E5が他の節約金額(節約金額E1、E2、E3、E4)と比べて最大である場合、コントローラ14は、S96でYESと判断し、S98に進む。一方、節約金額E5よりも大きい他の節約金額が存在する場合、コントローラ14は、S96でNOと判断し、S90に戻る。この際、コントローラ14は、S94でメモリに記憶させた助言情報M5を表示するためのフラグをメモリから削除する。
S98では、コントローラ14は、表示許可が行われることを監視する。S98の時点で、表示許可が行われている場合(即ち、電源オフ操作とリモコン12のチェックボタン104を押す操作のいずれかが行われている場合)、コントローラ14は、S98でYESと判断し、S100に進む。一方、S98の時点で、表示許可が行われていない場合、コントローラ14は、S98でNOと判断し、S90に戻る。この際、コントローラ14は、S94でメモリに記憶させた助言情報M5を表示するためのフラグをメモリから削除する。
S100では、コントローラ14は、助言情報M5を表示パネル100に表示する。即ち、表示パネル100には、助言情報M5に対応する表示文(「省電力モードをご利用頂くと消費電力を減らす事ができます」)が表示される。コントローラ14は、所定時間に亘って助言情報M5を表示させると、助言情報M5の表示を終了する。S98で電源オフ操作が行われている場合、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源をオフする。この場合、第1〜第5表示処理(図5〜図9)がすべて終了する。一方、S98でチェックボタン104を押す操作が行われている場合、コントローラ14は、S90に戻る。この際、コントローラ14は、S94でメモリに記憶させた助言情報M5を表示するためのフラグをメモリから削除する。
以上、第1〜第5表示処理の内容について説明した。図5〜図9には示していないが、本実施例では、ユーザによって表示許可が行われた場合(即ち、電源オフ操作とリモコン12のチェックボタン104を押す操作のいずれかが行われた場合)において、助言情報M1〜M5のいずれも表示されない場合には、コントローラ14は、助言情報M6(図4参照)を表示パネル100に表示する。即ち、表示パネル100には、助言情報M6に対応する表示文(「今日と昨日の光熱費です 昨日***円、今日***円」)が表示される。「***円」で表示される部分には、実際に算出された昨日の光熱費と今日の光熱費とが記述される。
以上、本実施例の給湯暖房装置10の構成、及び、コントローラ14が実行する各処理の内容について説明した。本実施例の給湯暖房装置10によると、表示パネル100に表示させるべき複数の助言情報が存在する場合に(図5のS10でYES、図6のS32でYES、図7のS52でYES、図8のS72でYES、図9のS92でYESの各場合のうち2つ以上の場合)、現在の設定値を所定の値に変更することによって生じる節約金額が最大である助言情報を優先的に表示パネル100に表示させることができる。そのため、ユーザは、費用面のメリットの大きい助言情報を優先的に見ることができる。従って、上記の給湯暖房装置10によると、ユーザにとって有用な複数の助言情報を適切に表示パネル100に表示させることができる。
本実施例では、コントローラ14は、実際の給湯暖房装置10の使用状況に基づいて計算を行って節約金額E1〜E5を算出している(図5のS14、図6のS36、図7のS56、図8のS76、図9のS96)。そのため、本実施例の給湯暖房装置10は、ユーザによる給湯暖房装置10の実際の使用状況に基づいて算出された節約金額に基づいて、表示パネル100に表示させる助言情報を選択することができる。即ち、本実施例の給湯暖房装置10は、ユーザによる給湯暖房装置10の実際の使用状況に基づいて、複数の助言情報を表示パネル100に表示させる際の優先順位を決定することができる。
本実施例と請求項の記載の対応関係を説明しておく。給湯暖房装置10が「温水供給装置」の一例である。給湯暖房ユニット50、ヒートポンプ40が、「熱源」の一例である。リモコン12の表示パネル100が「表示手段」の一例である。リモコン12及びコントローラ14が「設定手段」の一例である。コントローラ14が「制御手段」の一例である。コントローラ14内のメモリが「記憶手段」の一例である。
(第2実施例)
次いで、第2実施例の給湯暖房装置10について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例の給湯暖房装置10も、その基本構成は第1実施例の給湯暖房装置10(図1、図2)と共通する。本実施例の給湯暖房装置10では、助言情報M1〜M5を表示するためにコントローラ14が実行する処理の内容が第1実施例とは異なる。
(助言情報M1〜M5を表示するためにコントローラ14が実行する処理)
図5〜図9を参照して、本実施例において、助言情報M1〜M5を表示するためにコントローラ14が実行する処理の内容を説明する。本実施例では、助言情報M1〜M5の表示条件を満たすか否かを、予め決められた順に従って判断する点が第1実施例とは異なる。さらに、本実施例では、節約金額を算出し、算出された節約金額を比較する処理(図5のS14、図6のS36、図7のS56、図8のS76、図9のS96)を行わない点でも第1実施例とは異なる。なお、図5〜図9では、本実施例の処理のうち、第1実施例とは異なる処理部分を破線矢印で図示している。
給湯暖房装置10の電源がオンされると、コントローラ14は、図5のS10から処理を開始する。S10では、コントローラ14は、給湯暖房装置10に現在時刻が設定されていない状態か否かを確認する。S10の処理の内容は第1実施例と同様である。S10でYESの場合、S12に進む。S12の処理の内容も、第1実施例と同様である。本実施例では、S12を終えると、S14の処理をスキップしてS16に進む。S16以降の処理は、第1実施例と同様である。即ち、S16でYESの場合、S18では、コントローラ14は、助言情報M1を表示パネル100に表示する。また、S16でNOの場合も、S10に戻る。S18を終えると、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源をオフするか、又は、S10に戻る。
一方、S10でNOの場合、本実施例では、コントローラ14は、図6のS30に進む。図6のS30では、コントローラ14は、温水の設定温度(給湯設定温度、風呂設定温度、半身浴設定温度のいずれか)が43℃より高いか否かを確認する。S30の処理の内容は第1実施例と同様である。S30でYESの場合、S32に進む。S32では、コントローラ14は、第1実施例と同様に、前回助言情報M2を表示してから10日間(図4の表示間隔)が経過しているか否か判断する。S32でYESの場合、S34に進む。S34の処理の内容も、第1実施例と同様である。本実施例では、S34を終えると、S36の処理をスキップしてS38に進む。S38以降の処理は、第1実施例とほぼ同様である。即ち、S38でYESの場合、S40では、コントローラ14は、助言情報M2を表示パネル100に表示する。一方、S38でNOの場合、本実施例では、図5のS10に戻る。S40を終えると、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源をオフするか、又は、図5のS10に戻る。
一方、S30でNOの場合、又は、S32でNOの場合、本実施例では、コントローラ14は、図7のS50に進む。図7のS50では、コントローラ14は、給湯暖房装置10の貯湯停止機能がオフであり、かつ、過去に2日連続出湯を行った実績があり、かつ、48時間以上未出湯状態が続いているか否かを確認する。S50の処理の内容は第1実施例と同様である。S50でYESの場合、S52に進む。S52では、コントローラ14は、第1実施例と同様に、前回助言情報M3を表示してから10日間(図4の表示間隔)が経過しているか否か判断する。S52でYESの場合、S54に進む。S54の処理の内容も、第1実施例と同様である。本実施例では、S54を終えると、S56の処理をスキップしてS58に進む。S58以降の処理は、第1実施例とほぼ同様である。即ち、S58でYESの場合、S60では、コントローラ14は、助言情報M3を表示パネル100に表示する。一方、S58でNOの場合、本実施例では、図5のS10に戻る。S60を終えると、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源をオフするか、又は、図5のS10に戻る。
一方、S50でNOの場合、又は、S52でNOの場合、本実施例では、コントローラ14は、図8のS70に進む。図8のS70では、コントローラ14は、ユーザによって設定されている保温時間が4時間より長いか否かを確認する。S70の処理の内容は第1実施例と同様である。S70でYESの場合、S72に進む。S72では、コントローラ14は、第1実施例と同様に、前回助言情報M4を表示してから10日間(図4の表示間隔)が経過しているか否か判断する。S72でYESの場合、S74に進む。S74の処理の内容も、第1実施例と同様である。本実施例では、S74を終えると、S76の処理をスキップしてS78に進む。S78以降の処理は、第1実施例とほぼ同様である。即ち、S78でYESの場合、S80では、コントローラ14は、助言情報M4を表示パネル100に表示する。一方、S78でNOの場合、本実施例では、図5のS10に戻る。S80を終えると、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源をオフするか、又は、図5のS10に戻る。
一方、S70でNOの場合、又は、S72でNOの場合、本実施例では、コントローラ14は、図9のS90に進む。図9のS90では、コントローラ14は、ユーザによって設定されている継続点灯時間が20分より長いか否かを確認する。S90の処理の内容は第1実施例と同様である。S90でYESの場合、S92に進む。S92では、コントローラ14は、第1実施例と同様に、前回助言情報M5を表示してから10日間(図4の表示間隔)が経過しているか否か判断する。S92でYESの場合、S94に進む。S94の処理の内容も、第1実施例と同様である。本実施例では、S94を終えると、S96の処理をスキップしてS98に進む。S98以降の処理は、第1実施例とほぼ同様である。即ち、S98でYESの場合、S100では、コントローラ14は、助言情報M5を表示パネル100に表示する。一方、S98でNOの場合、本実施例では、図5のS10に戻る。S100を終えると、コントローラ14は、給湯暖房装置10の電源をオフするか、又は、図5のS10に戻る。
また、S90でNOの場合、又は、S92でNOの場合も、本実施例では、コントローラ14は、図5のS10に戻る。即ち、本実施例では、コントローラ14は、図5のS10、図6のS30及びS32、図7のS50及びS52、図8のS70及びS72、図9のS90及びS92の順で、助言情報M1〜M5の各表示条件を満たすか否かを判断する。
なお、本実施例でも、ユーザによって表示許可が行われた場合(即ち、電源オフ操作とリモコン12のチェックボタン104を押す操作のいずれかが行われた場合)において、助言情報M1〜M5のいずれも表示されない場合には、コントローラ14は、助言情報M6(図4参照)を表示パネル100に表示する。
以上、本実施例の給湯暖房装置10の構成、及び、コントローラ14が実行する各処理の内容について説明した。上記の通り、本実施例の給湯暖房装置10では、助言情報M1〜M5の各表示条件を満たすか否かを、予め決められた順(即ち、M1、M2、M3、M4、M5の順)に従って判断する。ここで、助言情報M1〜M5の各表示条件を満たすか否かの判断順(M1、M2、M3、M4、M5の順)は、経験上、現在の設定値を所定の値に変更することによって生じる費用面のメリット(即ち節約金額)が大きいと考えられる順番に従っている。そのため、本実施例では、例えば、助言情報M1の表示条件と助言情報M2の表示条件の双方が同時に満たされる場合に、助言情報M1を助言情報M2よりも先に表示させることができる。そのため、ユーザは、現在時刻の設定がされていない場合に表示手段に表示させるべき助言情報M1を優先的に見ることができる。その結果、ユーザは費用面のメリットを大きくし得る。従って、本実施例の給湯暖房装置10による場合も、ユーザにとって有用な複数の助言情報を適切に表示パネル100に表示させることができる。
本実施例と請求項の記載の対応関係を説明しておく。助言情報M1、助言情報M2が、それぞれ、「第1の助言情報」、「第2の助言情報」の一例である。助言情報M1に対応する表示条件、助言情報M2に対応する表示条件が、それぞれ、「第1の表示条件」、「第2の表示条件」の一例である。
(第3実施例)
次いで、第3実施例の給湯暖房装置10について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例の給湯暖房装置10も、その基本構成は第1実施例の給湯暖房装置10(図1、図2)と共通する。また、本実施例でも、第1実施例と同様に、コントローラ14は、助言情報M1〜M5を表示するために第1〜第5表示処理(図5〜図9)を同時に実行する。本実施例の給湯暖房装置10では、コントローラ14が節約金額E1、E2、E3を算出する際の数式が、第1実施例とは異なる(図5のS14、図6のS36、図7のS56参照)。
図5に示すように、本実施例では、コントローラ14は、以下の数式に従って節約金額E1を算出する。
節約金額E1={(一般的な家庭が1日に必要とするエネルギー使用量)/(現在時刻が設定されていない場合の運転効率)−(一般的な家庭が1日に必要とするエネルギー使用量)/(現在時刻が設定されている場合の運転効率)}×エネルギー単価
上記の数式において、一般的な家庭が1日に必要とするエネルギー使用量の値は、予め決められた一般的な値である。現在時刻が設定されていない場合の運転効率の値、及び、現在時刻が設定されている場合の運転効率の値は、第1実施例と同様である。
図6に示すように、本実施例では、コントローラ14は、以下の数式に従って節約金額E2を算出する。
節約金額E2={(一般的な家庭が1日に必要とするエネルギー使用量)/(温水の設定温度が43℃より高い温度に設定されている場合の運転効率)−(一般的な家庭が1日に必要とするエネルギー使用量)/(温水の設定温度が43℃以下に設定されている場合の運転効率)}×エネルギー単価
上記の数式においても、一般的な家庭が1日に必要とするエネルギー使用量の値は、予め決められた一般的な値である。温水の設定温度が43℃より高い温度に設定されている場合の運転効率の値、及び、温水の設定温度が43℃以下に設定されている場合の運転効率の値は、第1実施例と同様である。
図7に示すように、本実施例では、コントローラ14は、以下の数式に従って節約金額E3を算出する。
節約金額E3=(自動的に貯湯が停止される期間(7日間)で貯湯に必要とされる一般的なエネルギー量)×エネルギー単価
上記の数式における自動的に貯湯が停止される期間(7日間)で貯湯に必要とされる一般的なエネルギー量は、未使用状態が継続した場合において、自動的に貯湯運転が停止されるまでの期間で必要とされるエネルギー量の予め決められた一般的な値である。
本実施例の給湯暖房装置10でも、第1実施例と同様に、ユーザにとって有用な複数の助言情報を適切に表示パネル100に表示させることができる。
以上、各実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例1) 上記の第1、第3実施例では、コントローラ14は、第1〜第5表示処理(図5〜図9)をすべて同時に実行している。これに限られず、その場合、コントローラ14は、第1〜第5表示処理のうちの2つ以上を同時に実行すれば、第1〜第5表示処理のうちの1つ以上の実行を省略してもよい。
(変形例2) 上記の第2実施例では、コントローラ14は、図5のS10、図6のS30及びS32、図7のS50及びS52、図8のS70及びS72、図9のS90及びS92の順で、助言情報M1〜M5の各表示条件を満たすか否かを判断している。これに限られず、コントローラ14は、図5のS10、図6のS30及びS32の順で、助言情報M1、M2の各表示条件を満たすか否かを判断すれば、その後の判断順序は任意としてもよい。また、図7のS50及びS52、図8のS70及びS72、図9のS90及びS92のうち1組以上の判断を省略してもよい。
(変形例3) 上記の各実施例では、コントローラ14は、表示パネル100に助言情報を一つだけ表示させている。これに限られず、コントローラ14は、表示パネル100に表示させるべき複数の助言情報が存在する場合において(図5のS10でYES、図6のS32でYES、図7のS52でYES、図8のS72でYES、図9のS92でYESの各場合のうち2つ以上の場合)、表示許可が行われた場合に、2つ以上の助言情報を表示パネル100に表示させるようにしてもよい。その場合、コントローラ14は、表示させるべき複数の助言情報のそれぞれに、現在の設定値を所定の値に変更することによって生じる節約金額が大きいものから順に優先順位を付し、付された優先順位に従って、各助言情報を表示パネル100に表示させるようにしてもよい。コントローラ14は、表示許可が行われた場合に、2つ以上の助言情報を同時に表示パネル100に表示させるようにしてもよい。その際、コントローラ14は、付された優先順位が最も高いものを最も目立つ位置(例えば表示パネル100の画面内の一番上)に表示させることが好ましい。また、コントローラ14は、表示許可が行われた場合に、2つ以上の助言情報を順番に表示パネル100に切り替え表示させるようにしてもよい。その際、コントローラ14は、付された優先順位に従って、順番に助言情報を表示させることが好ましい。
(変形例4) 上記の各実施例では、給湯暖房装置10が、電気式熱源としてヒートポンプ40を有している例を説明した。電気式熱源はヒートポンプに限られず、例えば電気ヒータであってもよい。
(変形例5) 上記の各実施例では、給湯暖房装置10は、蓄熱手段として温水を貯める貯湯タンク30を有している例を説明した。蓄熱手段は貯湯タンクに限られず、例えば他の熱媒を貯めるタンクや容器であってもよい。また、蓄熱手段は、電気式熱源やガス式熱源が発生した熱に加え、地熱、太陽熱、発電熱といった他の熱を蓄熱するものであってもよい。
(変形例6) 上記の各実施例では、本明細書で開示する技術を実現するための給湯暖房装置10を例として説明した。これに限らず、本明細書で開示する技術を実現するための装置は、暖房機能を備えない給湯装置、又は、給湯機能を備えない暖房装置であってもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:給湯暖房装置
12:リモコン
14:コントローラ
16:給湯管
18:給湯バイパス管
20:バイパス制御弁
22:出湯管
24:給湯側混合弁
26:給水バイパス管
28:給水管
30:貯湯タンク
32:蓄熱送り管
34:蓄熱戻り管
40:ヒートポンプ
50:給湯暖房ユニット
60:暖房送り管
62:第1暖房戻り管
64:第2暖房戻り管
66:暖房バイパス管
68:暖房側混合弁
70:暖房端末
82:風呂戻り管
84:風呂往き管
90:浴槽
100:表示パネル
102:電源ボタン
104:チェックボタン

Claims (8)

  1. 温水供給装置であって、
    電気とガスの少なくとも一方を消費することによって水を加熱する熱源と、
    情報を表示する表示手段と、
    熱源と表示手段の少なくとも一方の動作内容に関係する複数のパラメータのそれぞれの値を設定する設定手段と、
    設定されている各パラメータの値に従って、熱源と表示手段の少なくとも一方の動作を制御する制御手段と、
    複数のパラメータのそれぞれに対応する助言情報を記憶する記憶手段と、
    を有しており、
    各助言情報は、温水供給装置の使用方法に関する情報を含んでおり、
    制御手段は、
    設定されている各パラメータのそれぞれの値を所定の値に変更することによって生じる節約金額が大きいものから順に、対応する各助言情報に優先順位を付し、
    付された優先順位に従って、各助言情報を表示手段に表示させる、
    温水供給装置。
  2. 制御手段は、温水供給装置の使用状況に基づいて計算を行って節約金額を算出する、
    請求項1に記載の温水供給装置。
  3. 複数のパラメータは、現在時刻の設定の有無に関するパラメータを含む、
    請求項1又は2に記載の温水供給装置。
  4. 複数のパラメータは、温水利用箇所に供給される温水の設定温度に関するパラメータを含む、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の温水供給装置。
  5. 複数のパラメータは、熱源で加熱された温水をタンクに蓄える貯湯運転を停止することに関するパラメータを含む、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の温水供給装置。
  6. 複数のパラメータは、浴槽に供給された温水を保温する保温運転を継続する保温時間に関するパラメータを含む、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の温水供給装置。
  7. 複数のパラメータは、表示手段に情報が表示される場合における、表示手段に内蔵された照明手段の継続点灯時間に関するパラメータを含む、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の温水供給装置。
  8. 温水供給装置であって、
    電気とガスの少なくとも一方を消費することによって水を加熱する熱源と、
    情報を表示する表示手段と、
    熱源の動作を制御する制御手段と、
    温水供給装置の使用方法に関する情報を含む複数の助言情報を記憶する記憶手段と、
    を有しており、
    制御手段は、
    現在時刻の設定がされていない第1の表示条件が満たされる場合に、第1の助言情報を表示手段に表示させ、
    温水利用箇所に供給される温水の設定温度が所定の温度より高い第2の表示条件が満たされる場合に、第1の助言情報とは異なる第2の助言情報を表示手段に表示させ、
    第1の表示条件と第2の表示条件の双方が満たされる場合には、第1の助言情報を第2の助言情報よりも優先的に表示手段に表示させる、
    温水供給装置。
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