JP5577258B2 - 信号電力測定方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は無線通信システムに関し、より詳しくはこのようなシステムにおいて用いられる受信信号強度の測定に関する。
GSM及び広帯域符号分割多元接続(WCDMA)のようなモバイルセルラ無線規格の継続的な進化において、直交周波数分割多重化(OFDM)のような新しい送信技術が、新しいセルラ通信システムにおいて用いられるだろう。さらに、既存の無線スペクトラムにおいて、既存のセルラシステムから新しい高容量、高データレートシステムへとスムースに移るためには、新しいシステムは柔軟な通信チャネル帯域幅で動作することが可能でなければならない。
このような新しい柔軟なセルラ通信システムは、第3世代ロング・ターム・エボリューション(3G LTE)と呼ばれ、現在第3世代パートナーシップ・プロジェクトによって規格化されている。3G LTE仕様は、同様に3GPPによって公表された現在のWCDMA仕様の発展として考えられうる。3G LTEシステムは、多元アクセス技術として、システムノードからユーザ装置(UE)へのダウンリンク(DL)においてはOFDMを用い(OFDMAと呼ばれる)、1.25メガヘルツ(MHz)から20MHzにわたる帯域幅のチャネルで動作し、最も大きい帯域幅のチャネルでは100メガビット毎秒(Mb/s)に上るデータレートをサポートする。高データレートサービスの他に、3G LTEシステムは、会話のような低データレートサービスを提供することが期待される。よく知られているトランスミッション・コントロール・プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)に従って、3G LTEシステムはパケットデータ向けに設計されているために、会話を運ぶサービスはボイス・オーバ・IP(VoIP)を用いるだろうことが予想される。
OFDMA通信システムにおいては、送信されるデータストリームは、並列に送信される複数のナローバンドサブキャリアに分割される。一般的には、特定のUEに当てられるリソースブロックは、特定の時間期間に用いられる、特定の数の特定のサブキャリアである。サブキャリアの異なるグループが、異なるユーザに対して、異なる時刻に用いられうる。それぞれのサブキャリアはナローバンドであるために、それぞれのキャリアは主にフラットフェージングを経験し、このことはUEがそれぞれのサブキャリアを復調することを容易とする。OFDMA通信システムは、例えばB.Lindoffらによる米国特許出願公開2008/0031368A1のような文献で説明されている。
図1は、典型的なセルラ通信システム10を描写する。無線ネットワーク制御装置(RNC)12,14は、例えば無線アクセスベアラセットアップ、ダイバーシティハンドオーバなどを含む様々な無線ネットワーク機能を制御する。一般的に、それぞれのRNCは適切な基地局(BS)を介して、移動機(MS)、モバイル電話、又は他のリモート端末のようなUEから、及びUEへと、呼を向ける。これらUEは、DL(又はフォワード)及びアップリンク(UL又はリバース)チャネルを介して互いに通信する。図1において、RNC12はBS16,18,20とつながって示され、RNC14はBS22,24,26とつながって示される。
それぞれのBS、すなわち3Gの用語におけるNodeBは、1以上のセルへと分割された地理的な区域のために働く。図1において、BS26は5つのアンテナセクタS1−S5を有するものとして示され、この5つのアンテナセクタはBS26のセルを構成するものと言われることができる。もっとも、BSからの信号が働くセクタ又は他の区域もまたセルと呼ばれうる。さらに、BSはUEへと信号を送信するために1以上のアンテナを用いてもよい。BSは典型的には、自身に対応するRNCへと、専用の電話線、光ファイバ接続、マイクロ波接続、などによってつながれる。RNC12,14は、モバイル交換局(不図示)とパケット無線サービスノード(不図示)との少なくとも一方であるような1以上のコア・ネットワーク・ノードを介して、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット等の外部のネットワークと接続される。
図1に描かれる機能の構成は、3G LTE及び他の通信システムにおいて変更されうることが、理解されるべきである。例えば、RNC12,14の機能はNodeB22,24,26へ移動されることができ、他の機能はネットワーク内の他のノードへと移動されることができる。基地局は、セル/セクタ/区域へと情報を送信するために複数の送信アンテナを用いることができ、これらの異なる送信アンテナはそれぞれ異なるパイロット信号を送ることもまた理解されうるだろう。
図2は、3G LTEシステムのようなOFDM通信システムにおけるDLサブキャリアの構成を示す、周波数対時間プロットである。図2に示されるように、1つのリソースブロックは、15キロヘルツ(kHz)の間隔を置かれた12個のサブキャリアを含み、合わせて約180kHzの周波数と0.5ミリ秒(ms)の時間、すなわち1つの時間スロットを占有する。図2は、7つのOFDMシンボルすなわちリソース要素(REM)を含むそれぞれの時間スロットを示し、OFDMシンボルのそれぞれは短い(通常の)サイクリックプレフィックスを有する。もっとも、長い(拡張)サイクリックプレフィックスを有する6つのOFDMシンボルを1つの時間スロットで用いることもできる。リソースブロックが異なる時間期間に対して異なる数のサブキャリアを含んでもよいことが、理解されるだろう。
3G LTEシステムにおける重要な側面はUEの移動性であり、したがって速く効率的なセル探索及び受信信号電力測定が、UEにとって、「サービングセル」と呼ばれうる適切なセルに接続され接続を維持するため、そしてあるサービングセルから別のサービングセルへとハンドオーバされるために、重要である。現在の3G LTE仕様においては、ハンドオーバの決定は、Node Bによって送信される基準シンボル又は基準信号(RS)の平均受信信号電力として定義されうる、基準信号シンボル受信電力(RSRP)に基づく。UEはRSRPをそのサービングセルについて、また同様に、UEが規格化されたセル探索手順の結果として検出した近隣セルについて測定する。
RS又はパイロットは、それぞれのNode Bから既知の周波数で及び既知の時刻に送信され、UEによってハンドオーバの他に同期及び他の目的で用いられる。このような基準信号及び基準シンボルは、例えば3GPP技術報告書(TR) 25.814 V7.0.0 Physical Layer Aspects for Evolved Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)(エボルブド・ユニバーサル・地上無線アクセスについての物理層面)(Release 7)、2006年6月、のセクション7.1.1.2.2、及び3GPP技術仕様(TS) 36.211 V8.1.0、Physical Channels and Modulation(物理チャネル及び変調)(Release 8)、2007年11月、のセクション6.10及び6.11で説明されている。
RSは、特定のRE上で、Node Bの1つ、2つ、又は4つあるかもしれない送信アンテナのそれぞれから送信され、このREは図3に描かれる周波数−時間平面上で便利に表現されることができる。図3の構成は1つの例に過ぎず、他の構成が用いられうることが理解されるだろう。
図3は、垂直の実線で示される2つの連続する時間スロットを示し、これはサブフレームと呼ばれる。図3に描かれる周波数帯は、約25個のサブキャリアを含み、そのうち9個のみが明示的に示されている。NodeBの第1の送信(TX)アンテナから送信されたRSはRと表示され、このノードにありうる第2のTXアンテナから送信されたRSはSと表示される。図3において、RSはそれぞれのスロットにおいて、OFDMシンボル0と、OFDMシンボル3又は4(シンボルが長いサイクリックプレフィックスを有するのか、短いサイクルプレフィックスを有するのか、に依存する)とにおいて、6つ目のサブキャリアごとに送信されるものとして描かれている。また図3において、シンボル3又は4のRSは、OFDMシンボル0、すなわちスロット内の最初のOFDMシンボルに対して、3サブキャリアだけオフセットしている。
当業者ならば、UEにとって、そのRSRP測定を、セルについてノードに用いられる全てのTXアンテナから送信されたRSに基づかせることが望ましいことを、理解するだろう。それにも関わらず、セル探索手順において検出されるが現在UEへと接続されていないセル(これは、「検出された隣接セル」と呼ばれうる)によって用いられるTXアンテナの数は、典型的にはUEには前もって知られていない。結果として、UEは「ブラインドで」、すなわちTXアンテナの数をUEに知らせる特別のメッセージを受信することなく、TXアンテナの数を判定する必要がある。セルによって送信される信号がUEによって低い信号対干渉比(SIR)で受信される場合、間違ったTXアンテナの数をブラインド検出するリスクはかなり大きい。UEにおける検出された隣接セルの信号電力レベルは、サービングセルの受信電力レベルよりも低いことが普通であるから、低いSIRというのは、検出された隣接セルについてはよくある状況である。ブラインド検出エラーの可能性が高くなるために、低いSIR条件下で仮定された第2のTXアンテナに基づくRSRP測定は信頼できず、潜在的に大きなバイアスを有しうる。
この問題に対する1つの解決策は、UEがNode B TXアンテナの数を間違って判定する確率を減らそうとするために、計算的により徹底したブラインド検知アルゴリズムを、UEに実行させることかもしれない。このようなアルゴリズムは、典型的には隣接セルデータを高速フーリエ変換(FFT)処理することを必要とする。FFT処理は、多くのUEにおいて限られている、時間、電力、ハードウェアリソースの少なくとも1つを消費し、UEにおける信号強度推定処理の複雑性を向上させる。これらの双方が、この解決策を望ましくないものとする。
さらに、UEは典型的には、複数のサブキャリアについてDLチャネルの特性は一定であり(すなわちチャネルは周波数に関して一定であり)、複数のOFDMシンボルについて一定である(すなわちチャネルは時間に関して一定である)ことを仮定する。この仮定に基づいて、UEは、サブキャリアiについてのチャネル推定値Hを得るために、このような「一定の」グループを介して受信されたシンボルをコヒーレントに平均し、シンボルの「一定の」グループを介する受信された信号電力推定値を得るためにチャネル推定値Hの絶対値の平方|Hを計算し、RSRP測定値(推定値)を決定するためにいくつかのグループ、例えば全てのチャネル帯域幅、についてのこのような信号強度推定値のコヒーレントでない平均を計算することによって、RSRPを推定する。2つのこのような仮定された「一定の」グループは、図3において破線で示されている。
図3に描かれる構成において、RSRPを推定するためのこのようなコヒーレントな平均は、以下のように行われうる。TXアンテナ1からのRSに対応するUEのベースバンド信号Yは次のように記述され、
= H + E Eq.1
ありうるTXアンテナ2からのRSに対応するUEのベースバンド信号は同様に次のように記述されうる。
= H + E Eq.2
受信されたM個の基準シンボルのコヒーレントな平均を取り、続けてN個のコヒーレントな平均のコヒーレントでない平均を取ることは、次のように記述されることができる。
Figure 0005577258
ここで、SestはRSRP測定値(推定値)であり、RSestは推定されたRSシンボルである。
低いSIR条件において仮定された第2のTXアンテナに基づくRSRP測定値に信頼性がないこととRSRP測定値の潜在的な大きいバイアスとは、ホワイトガウスノイズが追加される例示的な場合、すなわち静的チャネルが一様なスペクトル濃度を有する広帯域ノイズの追加のみによって損なわれる場合について、ここで理解されうる。式3(Eq.3)によって表される受信された信号推定電力Sは、次式によって近似されうる。
est = S + 1/M Eq.4
ここで、Sは受信信号電力である。もしSが大きいならば、式4(Eq.4)においてSest=Sであり、もしSが小さいならばSest=1/Mであって、すなわちSestはバイアスを有する。例えば、L.Wilhelmssonらによる、「Robust and Low-Complexity Combined Signal Power Estimation(頑強で複雑性の低い結合信号電力推定)」についての米国特許出願公開2008/0101488A1号明細書において説明されているように、数Nは変動のみに影響を与え、推定のバイアスには影響を与えない。
さらに、DLチャネルは通常、遅延拡散及びドップラーシフトの影響を被り、したがってこのチャネルは典型的に仮定されるように一定ではなく、このことは偏ったRSRP測定値である確率が上がることにさらにつながる。変化するDLチャネルというこの問題に対する既知の解決策が、より高等なチャネル及び信号電力の推定方法(例えばウィーナーフィルタリングに基づく方法)を用いることである。上述のFFT処理と同様、このようなより高等な方法は計算的に徹底しており、かつそれぞれの検出された隣接セルにおいて行われることが必要であって、このことはこの解決策を望ましくないものとする。
したがって、測定の複雑さを著しく増やすことなく、セルの信号電力を測定するための、向上した方法及び装置に対する要求が存在する。
本発明の1つの態様によれば、受信器において、当該受信器に既知であるパターンを有する少なくとも1つの信号の受信電力を測定する方法であって、前記信号は、少なくとも1つのアンテナによって送信されている方法が提供される。前記方法は、前記パターンに基づいて前記受信電力を測定し第1の電力推定値の第1のシーケンスを生成する第1の方法を用いる工程と、予め決定された第1のイベントが発生しているか否かを判定する工程と、前記第1のイベントが発生している場合に、前記受信電力を測定し第2の電力推定値の第2のシーケンスを生成する、前記第1の方法とは異なる第2の方法へと変更する工程と、を含む。
本発明の他の態様によれば、受信器における、当該受信器に既知であるパターンを有する少なくとも1つの信号の受信電力を測定する装置であって、前記信号は、少なくとも1つのアンテナによって送信されている装置が提供される。前記装置は、前記少なくとも1つの信号中の前記パターンに基づいて、チャネル推定を生成するように構成されたチャネル推定器と、前記チャネル推定に基づいて、受信信号電力推定値を生成するように構成された電力推定器と、前記チャネル推定器と前記電力推定器との少なくとも一方によって、第1の方法と第2の推定方法との何れが用いられるのかを決定するように構成された制御器とを備える。前記第1の方法と前記第2の方法とは異なり、それぞれ第1の電力推定値のシーケンスと第2の電力推定値のシーケンスとを生成する。
本発明の他の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータによって実行された時に、受信器において当該受信器に既知であるパターンを有する少なくとも1つの信号の受信電力を測定する方法を当該コンピュータに実行させる命令を含み、前記信号は、少なくとも1つのアンテナによって送信されている、コンピュータ読み取り可能な媒体が提供される。前記方法は、前記パターンに基づいて前記受信電力を測定し第1の電力推定値の第1のシーケンスを生成する第1の方法を用いる工程と、予め決定された第1のイベントが発生しているか否かを判定する工程と、前記第1のイベントが発生している場合に、前記受信電力を測定し第2の電力推定値の第2のシーケンスを生成する、前記第1の方法とは異なる第2の方法へと変更する工程と、を含む。
本発明のいくつかの特徴、目的、及び利点が、図面と組み合わせて本明細書を読むことによって理解されるだろう。
セルラ通信システムを描写する。 直交周波数分割多元接続を用いる通信システムにおける、サブキャリア及び時間間隔を描写する。 直交周波数分割多元接続を用いる通信システムにおける、基準信号を描写する。 改善された測定方法のフローチャートである。 受信される部分のブロック図である。
以下に詳細に説明されるように、3G LTE及び類似の通信システムにおけるハンドオーバ測定のための受信信号電力の測定(例えばRSRP測定及び類似の測定)のための方法及び装置は、計算的に徹底したチャネル及び信号電力の推定方法が必要な時にのみ用いられるように、推定された(測定された)信号電力レベルに基づいて適応される。こうして、信号電力測定の複雑さと信号電力測定の性能との間の、良好なトレードオフが達成される。
例えば、測定(例えばRSRP測定及びチャネル推定)は、受信信号電力(又はSIR)が低い場合には、Node Bの1つのみのTXアンテナから送信された基準(パイロット)シンボルに基づく。受信信号電力(又はSIR)が高い場合には、この測定は少なくとも2つのNode B TXアンテナから送信された基準信号の平均(又は合計)に基づく。
代わりとしてこの測定方法は、測定された(推定された)信号電力(又はSIR)レベルに従って、変更されうる。推定電力レベルが低い場合には、例えば上記のEq.3(式3)に従う単純な平均化に基づくチャネル推定方法のような、単純な測定方法が用いられる。推定電力レベルが高い場合には、より複雑な測定方法が用いられる。このようなより複雑な測定方法は、1以上の推定されたチャネル特性、例えばドップラーシフト及び遅延拡散、に基づくチャネル推定を含むことができ、以下のように表されうる。
Figure 0005577258
上式において、am,nはドップラーシフト、遅延拡散、又は他のサブキャリアチャネル特性に依存する適切な係数であり、l及びkはそれぞれ時間及び周波数のインデックスであり、mは受信基準シンボル(RS)の時間位置のインデックスであり、及びnは受信基準シンボル(RS)の周波数位置のインデックスであり、図3に示されるように、合計でM個の時間位置があり、及びN個の周波数位置がある。
Eq.5(式5)に従うと、受信信号推定値Sn,m estは受信基準シンボルRSn,mのそれぞれについて生成され、このような受信信号推定値のそれぞれは、ドップラーシフト、遅延拡散などの関数であるフィルタ係数al−m,k−nを用いた隣接RSの線形フィルタリングによって生成される。例として、ドップラーシフトが大きくなると、|l−m|が増加するに従って|a|はより速く減衰し、遅延拡散が大きくなると、|k−n|が増加するに従って|a|はより速く減衰する。
より高等な測定方法への変更は、絶対信号レベル/閾値に基づくことができる。また代わりに、相対信号レベル/閾値に基づくこともでき、ここで、特定の隣接セルについての特定の測定方法を開始させるためのリレーションは、隣接セルの電力(又はSIR)と、サービングセルの電力(又はSIR)との相対的な差に基づく。他の代替案としては、特定の数よりも少ない数のセルの受信電力(又はSIR)がより高等な方法を用いて測定された場合にのみ変更が引き起こされてもよく、この場合、この判断は第2の方法を用いた測定に基づきうる。
図4は、本発明に従う向上した測定方法のフローチャートである。図4について、UEは、図1に描かれるような3G LTE通信システムにおいてサービングセルに接続されている(又は等価的に、アイドルモードにあるセルにキャンプしている)ことが仮定されるが、しかしながら、本発明は他の通信システムにおいても実装されうることが理解されるだろう。ときおりEは、例えば潜在的なハンドオーバ候補として用いられうる隣接セルを決定するために、および他の目的のために、規格化されたセル探索手順を実行する。このような新しいセルが検出された場合(ステップ402)、UEは第1の測定方法を用いて受信信号電力(例えばRSRP)測定を行う(ステップ404)。
図4においてイベントAと呼ばれる、測定された信号電力が1以上の特定の条件に適合しない場合(ステップ406におけるNo)、処理フローは戻り、検出されたセルの第1の測定方法を用いた電力測定が続けられる。通信システムの仕様に従って、ステップ404は繰り返し実行されうることが理解されるだろう。UEがイベントAが発生したと判断した場合(ステップ406におけるYes)、UEは第2の測定方法に従って、検出された隣接セルの信号電力測定の実行を開始する(ステップ408)。
図4において点線で示されるオプションとして、図4においてイベントBと呼ばれる、第2の方法に従う測定が1以上のさらなる条件に適合する場合(ステップ410におけるYes)、UEは再び第1の測定方法に従う測定を行う。そうでなければ(ステップ410におけるNo)、UEは第2の信号測定方法の使用を継続する。
図4のフローチャートは検出された1つの新しいセルのみを想定しているが、一般的にUEは、同時に検出された、RSRP測定が同時に又は続けてなされる複数の隣接セルを有することができることを、当業者ならば理解するだろう。第1又は第2の測定方法の使用は、それぞれのセルについて独立に選択されることができ、あるいは、第1又は第2の測定方法の使用は、第1又は第2の方法が選択可能な数の他の検出された隣接セルについて既に選択されているか否かに従って選択されることができる。この選択可能な数は、UEが負う処理負荷に対応しうる。さらに、図4に示される方法は、サービングセルにおける測定にも適用されうる。
図5は、上述の方法を実装できるUEの一部500のブロック図である。図5に描写される機能ブロックは、様々な等価な方法によって、組み合わせられること及び再構成されることができ、この機能の多くは適切にプログラムされた1以上のデジタル信号プロセッサによって実行されうることが、理解されるだろう。
図5に描写されるように、UEはアンテナ502を介してDL無線信号を受信し、典型的には、フロントエンド受信器(Fe Rx)504においてこの受信無線信号をアナログベースバンド信号へとダウンコンバートする。ベースバンド信号は、バンド幅BWを有するアナログフィルタ506によってスペクトル的に成形され、フィルタ506によって生成された成形されたベースバンド信号は、アナログ−デジタル変換器(ADC)508によってアナログ形式からデジタル形式へと変換される。
デジタル化されたベースバンド信号はさらに、DL信号に含まれる同期信号又は同期シンボルのバンド幅に相当するバンド幅BWsyncを有するデジタルフィルタ510によってスペクトル的に成形される。フィルタ510によって生成された成形された信号は、例えば3G LTEのような特定の通信システムについて規格化された1以上のセル探索方法を実行するセル探索部512へと与えられる。典型的にはこのような方法には、受信信号における、プライマリ同期チャネル及び/又はセカンダリ同期チャネル(P/S−SCH)信号の検出を含む。
デジタル化されたベースバンド信号はまた、ADC508によって、バンド幅BWを有するデジタルフィルタ514へも与えられ、フィルタされたデジタルベースバンド信号は、ベースバンド信号の周波数領域(スペクトル)表現を生成するFFT又は他の適切なアルゴリズムを実行するプロセッサ516へと与えられる。セル探索部512は、それぞれの候補セル、すなわち信号電力(例えばRSRP)が測定されるそれぞれのセルについて、プロセッサ516と、適切なタイミング信号を交換する。
セル探索部512はまた、それぞれの候補セルについての、セル識別子とRSに対応するREとをチャネル推定部518へと与える。チャネル推定部518もまた、プロセッサ516からタイミング信号を受信し、いくつかのサブキャリアi及びセルjのそれぞれについてのチャネル推定値Hi,jを生成する。例えばチャネル推定部518は、制御部520によって与えられる制御信号に基づいて、上述のように第1又は第2の推定方法の何れかに従ってチャネル推定値を生成することができる。
推定部518は、チャネル推定値Hをシンボル検出器522に与え、さらにUE内の処理(不図示)へと与え、また受信信号電力測定値(例えばRSRPの推定値、受信サブキャリア電力S、SIRなど)を生成する信号電力推定部524へと与える。推定部524は、様々な方法で、例えば上述のEq.3(式3)又はEq.5(式5)に基づいて、このような推定値を生成することができる。
推定部524による受信信号強度測定値に基づいて、制御部520は、推定部518と推定部524との少なくとも一方によって、検出されたセルについての測定値のために用いられる推定方法を決定する。制御部520による決定は、上述のように絶対信号強度値に基づくこともできるし、同様に(他の検出されたセル/サービングセルに対する)相対信号強度値に基づくこともできる。推定部524によって生成された電力推定値は、典型的にはUEにおけるさらなる信号処理においても用いられる。
第1及び第2の信号電力測定方法のさらなる例が、以下に説明される。
1つ若しくは2つ(又はそれ以上の)TXアンテナに基づくRSRP測定
3G LTE通信システムにおいて、第1のTXアンテナからのRSは常に送信され(図3を参照)、したがってUEがセルを検出した後では、この1つのTXアンテナに基づくRSRP測定が行われうる。1つのTXアンテナに基づくRSRP測定は、図4のフローチャートにおける第1の測定方法と考えることができる。
上述のように、セル内のTXアンテナの数はUEにとって未知であり、ブラインド検知される必要がある。セルの受信信号電力が他のセルの受信信号電力及びノイズの合計(例えば、サービングセルであるかもしれない、最も強い検出されたセルについてのRSRP値に対して−3dbであるRSRP値)と比べて低い場合には、ブラインド検知の精度は悪い。最も強い検出されたセルに対して−3dBよりも大きいRSRP値については、TXアンテナの検出精度は良い。悪い精度とは一般的に、正しい検出の確率、すなわち2つのアンテナが用いられている場合には2つのTXアンテナが検出され、1つのアンテナが用いられている場合には1つのTXアンテナが検出される確率が、0.8を下回るかそのくらいであることを意味し、良い精度とは、正しい検出の確率が少なくともおおよそ0.9はあることを意味する。それゆえ、UEが第2のTXアンテナを検出した後(図4のイベントAを参照)、UEは双方のTXアンテナに基づくRSRP測定の実行を開始する。2つ(又はそれ以上)のTXアンテナに基づくRSRP測定は、図4における第2の測定方法と考えることができる。
UEがセルについて少なくとも1つの第2のTXアンテナを検出し、最も強い検出されたセルについて測定されたRSRPに対して特定量よりも大きい、例えば−3dBよりも大きいそのセルのRSRPを測定したことをイベントAが示すように、イベントAは構成されうることが理解されるだろう。UEが1以上のTXアンテナからのRSRP推定のためにRSを検出し用いた後で、セルについてのRSRPが、最も強い検出されたセルについて測定されたRSRPに対して所定の値、例えば−3dB、よりも低くなった後であっても、UEは第2のTXアンテナ(又はさらに多くのTXアンテナ)からのRSを用いることを継続することができる。この場合、図4における任意的なステップ410は省略される。
チャネル推定(と、信号電力推定との少なくとも一方)の方法の適応
最も強い検出されたセルのRSRP値に対して低いRSRP値を有する検出された隣接セルについて、(バイアス又は変動の点での)性能と測定の複雑さとの良好なトレードオフは、図3に関連して上述されたのと同様のチャネル推定方法を用いることである。このことは、第1の信号測定方法と考えられうる。
最も強い検出されたセルのRSRP値に近いRSRP値、例えば最も強いセルの値に対して−4dBよりも悪くない値、を有する(図4におけるイベントA)検出されたセルについて、より高等なRSRP測定又はチャネル推定方法が用いられることもできる。任意のこのようなより高等な方法は、第2の測定方法であると考えることができる。
RSRP測定について、より高等な方法とは、よりよい(例えば小さなバイアス/変動の)RSRP測定値を与えるために、例えばドップラーシフトと遅延拡散との少なくとも一方を考慮に入れる方法である。他のより高等なRSRP測定方法は、上で引用した米国特許出願公開2008/0101488A1号明細書に記載されており、これは参照のために本明細書に組み込まれる。チャネル推定について、より高等な方法は、ウィーナーフィルタリングに基づく推定器を含む。
セルについて測定されたRSRPが低くなった場合、例えば最も強いセルのRSRPに対して−4dBの場合(図4のイベントB)、UEは測定方法を第1の方法へと変更することができる。この場合、図4における任意的なステップ410は実行される。
当業者なら、最も強いセルの測定値とセルの測定値との比較に基づいて電力推定方法とチャネル推定方法との少なくとも一方を変更することに加えて、又はこの代わりに、変更は、測定における計算された傾向に基づきうることを理解するだろう。例えば、UEが検出された隣接セルについて単純な測定方法を用いているならば、RSRPが増加することを「予測」しようとする(及びイベントAを引き起こそうとする)ために、UEは格納された(過去の)測定値を検討することができる。このようなUEは、その予測に基づいてイベントAを「早く」引き起こすことができ、又は、例えば関連するプロセッサを初期化することにより、方法の変更を単に準備することもできる。これは、UEが検出された隣接セルに向かって移動している状況に当たりうる。例えばUEが検出された隣接セルから遠ざかっている場合に、逆方向の傾向を計算するために、類似の計算が実行されうる。
相対レベル及び絶対レベルを用いることに加えて、この信号測定方法についてのありうるバイアスを推定するために、第1の信号測定方法レベルを用いることが可能であり、イベントAについての閾値をこのありうるバイアスに基づかせることができる。上述のように、ありうるバイアスはEq.4(式4)に基づいて推定されうる。
上述の手順は、例えば送信器と受信器との間の通信チャネルの時間変動性に応答するために、必要な場合には繰り返し実行されることが、理解されるだろう。さらに、ダウンリンク及びUEに関して、本明細書の方法及び装置がBS又は他のアップリンク受信ノードで実装されうることが、理解されるだろう。
理解を容易とするために、本発明の多くの態様が、例えばプログラム可能なコンピュータシステムの要素によって実行されうる動作の連鎖によって説明された。様々な動作が、特別の目的のための回路(例えば、特別の目的の機能を実行するために相互に接続された別々の論理ゲート、又はアプリケーション固有集積回路)によって、1以上のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、又は双方の組み合わせによって実行されうることが、認識されるだろう。本発明の実施形態を実装する無線受信器は、例えば、モバイル電話、ページャ、ヘッドセット、ラップトップコンピュータ及び他のモバイル端末、基地局、などに含まれうる。
さらに、本発明は、媒体から命令を取得しその命令を実行しうる、コンピュータベースのシステム、プロセッサを含むシステム、又は他のシステムのような、命令実行システム、装置、又はデバイスによって若しくはこれらと組み合わせて用いられる適切な命令セットを格納している、任意の形式のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、完全に実現されるものとして、追加的に考えられることができる。本明細書で用いられる場合、「コンピュータ読み取り可能な媒体」とは、命令実行システム、装置、又はデバイスによって若しくはこれらと組み合わせて用いられるプログラムを、含み、格納し、伝達し、伝搬し、又は運搬することができる任意の手段でありうる。コンピュータ読み取り可能な媒体は例えば、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線、若しくは半導体のシステム、装置、デバイス、又は伝搬媒体でありうるが、これらには限られない。コンピュータ読み取り可能な媒体のより詳細な例(非網羅的なリスト)は、1以上のワイヤを有する電気的結合、可搬コンピュータディスケット、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル・リード・オンリ・メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、及び光ファイバを含む。
このように本発明は、全てが上述されているわけではない多くの様々な形態で実現されることができ、全てのこのような形態は本発明の範囲内にあるものと考えられる。本発明の様々な態様のそれぞれについて、あらゆるこのような形態は説明された動作を実行するように「構成されたロジック」として呼ばれることができ、又は代わりに、説明された動作を実行する「ロジック」として呼ばれることもできる。
「備える」("comprises" and "comprising")との用語は、本願で用いられるとき、述べられた特徴、整数、工程、又は要素の存在を特定するが、1以上の他の特徴、整数、工程、要素、又はこれらからなる群の存在又は追加を排除しないことが、強調される。
上述の特定の実施形態は単に説明的なものであって、どのような方法であれ限定的なものとして考えられるべきではない。本発明の範囲は添付の請求の範囲によって決定され、請求の範囲の射程に含まれる全ての変形及び均等物は、本発明の範囲に含まれることが意図されている。

Claims (13)

  1. 受信器において、当該受信器に既知であるパターンを有する少なくとも1つの信号の受信電力を測定する方法であって、
    前記信号は、1つのアンテナによって送信されており、
    前記方法は、
    前記パターンに基づいて前記受信電力を測定し第1の電力測定値を生成する第1の方法を用いる工程と、
    予め決定された第1のイベントが発生しているか否かを、前記第1の電力測定値に基づいて判定する工程と、
    前記第1のイベントが発生している場合に、前記受信電力を測定し第2の電力測定値を生成する、前記第1の方法とは異なる第2の方法へと変更する工程と、
    を含み、
    前記判定する工程は、前記信号が少なくとも2つのアンテナによって送信されたことを検出する工程を含み、
    前記第2の方法は少なくとも、当該第2の方法が前記少なくとも2つのアンテナによって送信された前記パターンに基づいて前記第2の電力測定値を生成する点で、前記第1の方法とは異なることを特徴とする方法。
  2. 前記第2の方法は、前記第1の電力測定値よりもバイアスが少ない第2の電力測定値を生成することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の方法は、次式
    Figure 0005577258
    で表される、少なくとも1つのチャネル特性に基づくチャネル推定を含み、上式において、Sestは受信信号電力測定値を表し、RSestは受信基準シンボルを表し、aは前記少なくとも1つのチャネル特性に依存する係数であり、lは時間のインデックスであり、kは周波数のインデックスであり、mは受信基準シンボルRSの時間位置のインデックスであり、nは受信基準シンボルRSの周波数位置のインデックスであり、合計でM個の時間位置があり、合計でN個の周波数位置があることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  4. 前記第1の方法は、M個の受信基準シンボルのコヒーレントな平均化と、続くN個のコヒーレント平均値のコヒーレントでない平均化と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2の方法への変更が発生している場合、予め決定された第2のイベントが発生しているか否かを、前記第2の電力測定値に基づいて判定する工程と、
    前記第2のイベントが発生している場合、前記受信電力を測定する前記第1の方法へと戻る変更を行う工程と、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 受信器において、当該受信器に既知であるパターンを有する少なくとも1つの信号の受信電力を測定する装置であって、
    前記信号は、1つのアンテナによって送信されており、
    前記装置は、
    前記少なくとも1つの信号中の前記パターンに基づいて、チャネル推定値を生成するように構成されたチャネル推定器と、
    前記チャネル推定値に基づいて、受信信号電力測定値を生成するように構成された電力推定器と、
    前記チャネル推定器と前記電力推定器との少なくとも一方によって、第1の方法と第2の方法との何れが用いられるのかを決定するように構成された制御器とを備え、
    前記第1の方法と前記第2の方法とは異なり、それぞれ第1の電力測定値と第2の電力測定値とを生成し、
    前記制御器は、前記第1の方法が使用されている間に前記第1の電力測定値に基づいて、前記信号が少なくとも2つのアンテナによって送信されたことを検出した場合、前記第2の方法用いることを決定し、
    前記第2の方法は少なくとも、当該第2の方法が前記少なくとも2つのアンテナによって送信された前記パターンに基づいて前記第2の電力測定値を生成する点で、前記第1の方法とは異なることを特徴とする装置。
  7. 前記制御器は、絶対信号電力値又は相対信号電力値に基づいて、前記第1の方法と前記第2の方法との何れが用いられるのかを決定することを特徴とする、請求項に記載の装置。
  8. 前記第2の方法は、前記第1の電力測定値よりもバイアスが少ない第2の電力測定値を生成することを特徴とする、請求項に記載の装置。
  9. 前記第2の方法は、次式
    Figure 0005577258
    で表される、少なくとも1つのチャネル特性に基づくチャネル推定を含み、上式において、Sestは受信信号電力測定値を表し、RSestは受信基準シンボルを表し、aは前記少なくとも1つのチャネル特性に依存する係数であり、lは時間のインデックスであり、kは周波数のインデックスであり、mは受信基準シンボルRSの時間位置のインデックスであり、nは受信基準シンボルRSの周波数位置のインデックスであり、合計でM個の時間位置があり、合計でN個の周波数位置があることを特徴とする、請求項に記載の装置。
  10. 前記第1の方法は、M個の受信基準シンボルのコヒーレントな平均化と、続くN個のコヒーレント平均値のコヒーレントでない平均化と、を含むことを特徴とする、請求項に記載の装置。
  11. 前記制御器は、当該制御器が前記第2の方法が用いられていることを判定したか否かと、前記第2の電力測定値とに基づいて、前記チャネル推定器と前記電力推定器との少なくとも一方に前記第1の方法を用いさせるように構成されていることを特徴とする、請求項に記載の装置。
  12. 請求項1からのいずれか1項に記載の方法における各工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータ・プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  13. 請求項1からのいずれか1項に記載の方法における各工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータ・プログラム。
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